更新日令和3(2021)年2月26日

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「小さいながらに壁を乗り越えること。」(4歳6か月、2017年8月)

赤ちゃんのころからスイミングに通っている息子。3歳になるまではママと一緒に入りますが、当初からよく泣いてばかりでした。いざ、ママと離れて1人でプールに入ることになった日はとても心配でしたが、意外にも泣かずにすんなり行ってくれて、上から見学しながら感動で涙。私がいなくても楽しそうに笑顔ではしゃいでいる姿に成長を感じたのとともにさみしくもなりました。

たまには気分が乗らずに泣いてしまうこともありましたが、なんとか赤ちゃんのころから頑張ってきたスイミング。ここにきてスランプを迎えました。

今年に入ってから、泣いて「プール行きたくない!」と強く拒否する日々が数か月続きました。それまでは水遊びの延長のようなものだったのが、泳ぎの練習になったこと、それがなかなかうまくできなくて挫折しかかっていたのです。


スイミングのロッカーの間に逃げてます 笑

「どうしてそんなに行きたくないの?」と聞くと

「てっちゃんは泳ぐのが下手だから。みんなみたいにじょうずにできないから。」

と、涙ながらに訴えてきたのです。

小さいながらに苦手意識を感じていたこと、できないことで傷ついていたことを知り、こころが傷みました。

パパは「そんなに嫌なら1回やめさせた方がいいのではないか。」としきりに言っていたのですが、赤ちゃんのころから頑張って続けてきたこともあったし、今までも何度か泣きながら頑張って乗り越えてきたので、この山を越えたらまた何かが変わるのではないかという期待も捨てられず、私は無理せず続ける選択をしました。

続けさせたかった大きな理由は、なかなか行きたがらない息子に「やめる?」と聞くと、「やめたくない!」と言っていたことでした。苦手意識があってプールに行きたくないけど、でも辞めたくないという気持ちもある。それなら、どうしても気分がのらないときは思い切って休みながら続けていこうと。

そう決断してからパパはパパなりに考えたのか、お風呂で水中眼鏡をかけてもぐる練習などを息子も楽しめるように始めました。すると、今度は練習した成果を見せたくなったようで、急にスイミングを拒否しなくなったのです。


今年の夏は市民プールでパパと特訓!

そしてテストの日。そう簡単に合格できるはずもなく、合格しないともらえないワッペンを手にできず「ワッペンもらえなかった」と涙をいっぱいに浮かべて戻ってきました。でも「次は頑張る!」とまたすぐに意気込む姿に一山超えたと確信しました。

息子は息子のペースでのんびりと、1年弱かけてやっと進級テストに合格しました。


やっと進級できました♪

今では、行きたくないと泣くこともなくなり、新しいことができるようになる喜びを感じられるようになりました。

あのとき、親子で諦めないでよかった!息子の意思を尊重してよかった!!そう強く感じた4歳の夏でした。

フリーアナウンサー・岡田 亜紀 記(2017年8月)


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