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更新日令和7(2025)年3月3日

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vol.25 絵本1冊が持つパワー・絵本のプロ「ほおばるえほん」のあかねさんに聞いたお話

先日、6年生の長男のクラスで最後の読み聞かせボランティアをやってきました。最後は息子のリクエストのこちらの絵本。

ながーい5ふんみじかい5ふんの表紙

〈6年生の長男が小学校最後の読み聞かせに選んだ本〉

ながーい5ふん みじかい5ふん/リズ・ガートン・スキャロン 文 オードリー・ヴァ―ニック 文 オリヴィエ・タレック 絵 木坂 涼 訳/光村教育図書

私が小学校の読み聞かせボランティアをするほど、私自身が絵本を好きになったきっかけをくれたのが、こちらで絵本のブログを執筆している「ほおばるえほん」のあかねさんでした。

以前、あかねさんのプチ図書館のようなご自宅に行った話を書きましたが、久しぶりに会いに行ってきました。沢山の絵本に囲まれ、当時のなんとも温かい気分が蘇り、とても幸せな気分になったのです。

 

本棚の写真

〈久しぶりに訪問 ほおばるえほん〉

あかねさんの息子さんは春から小学5年生と2年生になります。それはそれは毎日賑やかで喧嘩も絶えないそう。「穏やかな保育士さん、というイメージとは真逆をいく、毎日怒っているお母さんなんです」とあかねさん。「SNSではいいところだけを切り取ってますから。8割怒ってますよ(笑)」だそうです。ちょっと安心しちゃいますね。

あかねさんと次男くんの写真

〈あかねさんと次男くん〉

「私が絵本を読ませてもらっている!」

そんなあかねさんが小学4年生のお兄ちゃんにもまだ絵本を読んであげている話をしている時に、「まだ読ませてくれるんですよ」と言っていたのが印象的でした。絵本を「読んであげている」のではなく「読ませてもらっている」なのです。ママが子供に読んであげているのではなく、ママが子供に絵本を読ませてもらっている、です。いつまでも読み聞かせしてあげられるのではないのだな、と心に響きました。また、「絵本は読んであげるもの」で「子供が自分で読むものではない」と教えてくれました。文字が読めるようになると文字に支配されてしまうから、絵を楽しんでほしい絵本は、何歳になっても誰かに読んでもらって絵を楽しんでもらった方が良いと。

子ども二人が食事をしている様子

「絵本の選び方と読むタイミング」

本屋さんでも図書館でも莫大な量がある絵本。選び方がわからない人も多いのではないでしょうか。単にピンときた本、子供が好きな本、で良いそうですが、「本屋さんにあるミリオンブックという冊子にベストセラーの本が載っているのでそこから選ぶのもオススメです」とのことでした。

また「小学生になってなかなかゆっくり絵本を読んであげるタイミングがない時は、夕飯の時などみんなが一緒に腰を下ろす時に子供に読んであげるのも良いですよ」と。早速我が家も夕飯時間のみんながいる日に試してみました!

「たった1冊の絵本を読むだけで」

そして、絵本を読むときは他のことを考えたり、何か他の作業もできないので、読んであげているお子さんに全集中し向き合う時間になる、それは子供にも伝わるし読んでいる自分もちゃんと時間を割いて子供と向き合うことになるので、1冊の絵本を読むだけで子供の満足度とママの達成感が味わえると聞いて、とても納得しました。忙しい中、たった1冊でも絵本を読んであげられた日は、確かに自分の子育ての満足度が違います。

あかねさんの次男くんがいまお気に入りの本を持っている写真

〈あかねさんの次男くんがいまお気に入りの本〉

リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険/トーベン・クールマン 作 金原瑞人 訳/ブロンズ新社

「これを読んだら子育て100点」

幼少期に絵本をたくさん読んであげると頭が良くなる、とか教育に良いとかよく耳にしますが、あかねさんは「たかが絵本、そんなにたいそうなものじゃない」と笑っていました。「子供のために絵本をたくさん読んであげなきゃとか考えずに、『これを読んだら子育て100点!』くらいに思ってぜひ子育てを楽にするツールにしてほしい、自分の気持ちを楽にするために読んでほしい」と、絵本のプロ、あかねさんは教えてくれました!

こうでなきゃいけない、これをしてはいけない、そう頭でガチガチに考えるのではなく、例えば絵本というツールを使って、「これ1冊読んだから今日の私はOK!」と考えられるくらいが良いと思います。忙しくて時間もないし、子供の話をゆっくりじっくり聞いてあげられない日もあります。短い絵本なら3分あれば1冊読み終えてしまうので、この3分でママも子供も心が満たされるならやらない手はない!あかねさんと話していて、私が絵本を好きになった本当の理由はこれだったのかもしれない、と思いました。1冊の絵本は何よりママの心を満たしてくれる、ゆっくり時間を割いて子供と向き合えない時の罪悪感を無くしてくれる、ハッピーなものなのです。

 

本棚とあかねさんが写った写真

改めて絵本の素晴らしさに感動しています。

柏市で実施しているブックスタートという事業の絵本の思い出を思い出し、成長した息子たちと重ねて、久しぶりにこの絵本を手に取ったら涙が出てきました。こんな小さな1冊に子供の成長や思い出がギュッと詰まっています。

じゃあじゃあびりびりの表紙の写真

じゃあじゃあびりびりを開いたの写真

〈我が家に最初にやってきた思い出の本〉

じゃあじゃあびりびり/まついのりこ作・絵/偕成社

柏市にはこども図書館があります。柏駅前にできた柏市子ども・子育て支援複合施設「TeToTe」には小さなお子さんが本を読める本の広場もできました。絵本選びに迷ったら、あかねさんのブログで絵本を見つけてもいい。絵本ライフ楽しんでいるよという人もそうでない人も、まず1冊、お気に入りの絵本をぜひ見つけてくださいね!!

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