更新日令和3(2021)年2月26日

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年の差兄弟!上の子が抱く複雑な心境とママの想い

長男からの突然の一言

誰よりも弟と遊ぶのが上手で本当に面倒見のいい長男。ある日突然「僕も双子が良かったな。」と言い出しました。理由を聞くと、「一緒にサッカーがしたかった…」と。
現在1歳の弟とはサッカーはできません。一緒に遊ぶというよりは、”遊んであげている”、という感覚なのでしょう。歳が近ければ一緒に遊ぶことができたのかもしれないと思うとちょっぴり申し訳ない気持ちになりました。
…とはいえ、そんなことを言いながらも、いつも弟の遊び相手になってくれるので本当に助かっています。事あるごとに弟のことを「可愛いなぁ。」と溺愛。何と言っても、次男が最初に覚えた言葉は「にいに(兄に)」!最近になってやっと「ママ」と言えるようになりましたが、にいにはだいぶ前から言えていたので、兄弟の強い絆を感じます。

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<本当によく面倒を見てくれます>

「今の僕もかわいい?」見え隠れする長男の本音

私たちが、何気ないことで次男のことを褒めたり、次男の仕草を可愛いと言っていたりすると、「僕はどうだった?」と聞いてくることがあります。もちろんその度に、同じようにかわいかったことを話し、当時の動画を見せます。でも、自分が小さい時の動画はあまり見ようとしません。「今の僕もかわいい?」そう返してくるのです。
小さな弟はかわいい、でも今の僕も見て欲しい。あまり文句を言うことのない長男の本音がそんなところに隠れている気がします。

私の周りにも7歳差、8歳差など歳の離れた兄弟や姉妹を持つママがいます。その時によく話題になるのが、歳の差があると上の子に手がかからなくなっているから助かるよね、ということ。それから、上の子がある程度いろんなことを理解しているから、知らず知らずのうちに我慢をさせてしまっているよね、ということ。
我が家で言えば、自分は二の次になり、小さな弟に手がかかり優しくしているママの姿を、しっかりといろんなことを感じながら、7歳の長男は見ています。「僕もそうして欲しいな」そんなことを心の中で思っているかもしれません。「弟はいいな」そんなことを感じているかもしれません。歳の差があまりない兄弟であれば、一緒に育っていく感覚のため、そんなふうに感じないのでしょう。実際に私も妹とは2歳差のため特に何も感じませんでした。
上の子は、自分も全く同じことをしてもらっていた、むしろそれ以上だったのに、その記憶はほとんどないので、何か特別な感情を抱いてしまうのも当然です。

覚えていない「愛情独り占め」期間

初めての子ども、正直、次男とは比べものにならないくらいいつも一緒だったし、小さなこと一つ一つに感動していました。しかも7年間もの長い間、周りからの愛情を独り占めしてきています。でもそれを覚えてはいません。
先日も、ある歳の差姉妹のママから、妹にばかり世話を焼いていると感じ、心のバランスを崩しているお姉ちゃんの話を聞きました。歳が離れていれば離れているほど、上の子はいろんなことを冷静に見て感じているのでしょう。「妹ばかりに優しくして…」そう感じたのかもしれません。
でも、覚えていないだろうけれど、あなただってママの愛情を一身に受けて、長いこと独り占めしてきたのです。それを口で説明してもなかなか理解してもらえない。難しいところです。

一人っ子、双子、年子、歳の近い兄弟、そして我が家のような歳が離れている兄弟。どんなかたちであれ、良いところや大変なことがあると思います。でもやっぱりどんな兄弟姉妹であっても、1人目ってとても特別。
2人目となると、1人目の時よりママとしての経験値は上がっています。それでも子どもが増えた分、時間的な余裕が減り、愛情は同じだけど、それでも差が出てしまうもの。ハッキリ言えば手薄になってしまう…(笑)。
それでも歳の差があると、上の子は冷静に、目の離せない赤ちゃんや幼児を育てるママの姿を見て、寂しさを感じてしまう。なんだか複雑な構造だなと、最近妙に感じることが増えました。そしてこれが歳の離れた兄弟姉妹を持つママの共通の出来事であることも最近知りました。

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<長男が、今の次男と同じくらいの頃>

嫉妬心ではなく自尊心を

あなたは本当に特別な存在なんだよ、ということを上の子にいくら口で説明しても、写真や動画を見せても、理解してもらえないものです。だとしたらどうしたら良いのか、私もまだ模索中ですが、「あなたも本当に特別な存在であること」をしっかり伝え続けるしかないなと思います。
そして、下はまだまだ手がかかること、それを一緒に手伝って欲しいという現実も一緒に伝えること。お世話を手伝ってくれた時は、いつもよりオーバーに褒めて、ママを助けてくれてありがとうと伝えること。
そんなささいなことを重ねていくことで、弟ばかりに手をかけているママへの嫉妬心ではなく、自分がママを助けてあげているんだという自尊心を育ててあげたいと思っています。

そんな凸凹兄弟、長男は身長136センチ、次男は身長82センチ、身長差54センチの2人が手を繋いで歩く姿には本当に癒されています。そしてだんだんと自我が芽生えてきた次男が、これから長男にどう影響を与えていくのか、歳の離れたお兄ちゃんはどう対応するのか、そしてお互いにどんな気持ちを抱くのか、それを私たちはどう感じるのか。まだまだ未知の世界、これからが楽しみでしかたありません。

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<身長差54cm!見ているだけで癒されます。>

今月は次男の1歳半検健診がありました。そんな話はまた次回!

みんなで笑えばそれでよし!

コロナだけではなく冬はその他の感染症も怖い時期、なかなか外出もできませんが、それは私含めみんな同じこと。息が詰まりそうになるときもたくさんあると思います。私もやんちゃな2人に一日中暴れまわられると家事どころでなく、片付けたそばから散らかっていく毎日です。
もう、そんな時は割り切って、「何もしない!」。後のことは考えないで潔く諦める!!これで良いのだと言い聞かせ、開きなおって子どもたちと一緒に紙をビリビリ破いて部屋に放り投げて楽しむ自分がいます。
みんなで笑えれば良しとして一緒に頑張りましょう。

2月28日(日曜日)には、はぐはぐ子育て応援フォーラム柏2121も開催予定です。今年はオンライン開催!楽しいイベントなど盛りだくさんなのでぜひチェックしてくださいね!

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