更新日令和3(2021)年10月15日

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特別な夏に年の差兄弟が教えてくれたこと

 「あれはね、ツクツクボウシって言うんだよ」ツクツクボウシが鳴いているのを指さして長男が次男に教えている姿に感動しました。どんな夏でも子どもたちはいつもと同じように成長しているのだなと。

兄弟の背中

 小学3年生の長男はこの夏またグッと背が伸び、もう子どもというより少年と呼んだほうがしっくりくるような貫禄が出てきました。身長も体重も足のサイズも全てがひとまわりもふたまわりも大きくなりました。去年の夏はまだよちよち歩きだった2歳の次男はもうすっかり子ども!走り回るしお喋りも上手になりました。

大変だった今年の夏。

 昨年の夏は「来年は近所の市民プールに行ったりお友達と海に行ったりできる!」と思っていたのに、今年も特殊な夏になってしまいましたね。特に我が家の7月は本当に大変で。

 梅雨時期あたりから猛威を振るったRSウィルスが次男の保育園でも大流行し我が家にもやってきました。高熱が続き、食事もとれないのでどんどん小さくなっていく次男。今の時期はいろんな心配があるので、他のウィルスに感染していないか血液検査をし、肺のレントゲン写真を撮ったりもしました。特に心配はなかったので小さな身体に点滴をうって回復させていきました。辛そうな子を見るのも辛いし、つきっきりで看病するのもしんどい、何より仕事の調整が大変でした。

大流行したRS

私の仕事、主人の仕事、長男の習い事、「チーム家族」となりなんとか乗り越えた10日間!次男も元気になり、やっと登園できると思った矢先、今度は保育園が臨時休園に…。しかも2週間!

お弁当も毎日3つ作りました!
(休園明けの1週間も、登園は制限され、登園する場合はお弁当持参でした。)

市内はどの施設も「感染症対策中」。

 どうしても融通がきかない仕事の時に預けられるところを探すため、まず系列の保育園の一時預かりにすぐに電話しました。しかし、コロナ渦で一時保育をお休みしているとのこと。それでは、一時預かり施設のはぐはぐポケット中央はどうだろう、何回も預けているし安心!…と思ったのですが、保育園に在園している子は施設利用の対象にはならないとのこと。唯一、民間の託児所なら預かってもらえることがわかったので少し安心できました。いざという時の対策は調べておいた方が良いですね。

 こうなったら、休園中に私の仕事の調整がついた日は、思いっきり一緒に遊ぼうと決めました。そこで、普段あまり行けてない児童センターにでも…!と思って調べてみると、「感染症等を理由に休園している園の子は来館を控えてほしい」ということがわかりました。

 結局、近所に散歩へ行ったりしましたが、梅雨明けの酷暑の中、今度は動きまくる次男をひたすら追いかけ私が熱中症になる始末…。気づけばずっと家で過ごすようになりました。

 そこでお家プールや外遊びグッズを揃えて、毎日の水遊びが始まったのです。朝起きるとすぐにサンダルを履いて外に出て暗くなるまで水遊び。私はお家遊びを充実してあげたいと、水風船や金魚すくいのポイなどを用意して家での特別感を演出しました。(ちなみに金魚すくいのポイやスーパーボールなどはパッケージプラザで業者用のものが購入できます)

水遊び 

 RSウィルスの猛威にやられ、緊急事態宣言で遠出やお出かけもできない夏休み。長男はお友達との家遊びもできず、できるのはマスクをつけて広い公園で遊ぶことくらい。約束していたバーベキューもプールも全部我慢しました。

 それでも2人とも日々のお庭遊びで真っ黒に日焼けし、身長もぐんぐん伸びました。いつの間にか文章で会話が成立している次男、たまに感情を抑えきれずぶつけてくるようになった長男。身体だけでなく2人とも大きく心の成長もしていることにハッとさせられます。

収穫体験にもいきました

どんな時でも変わらないもの

 特別な夏だ、緊急事態だ、こんな夏休みはかわいそう、なんて感じているのは実は私たち大人だけなのかなと、冒頭に記したツクツクボウシを指差して話す兄弟の姿を見て感じました。子ども達はいつもと同じように成長した夏で、いつものように2人で楽しそうに遊んでいます。この状況を理由にして、制限されて何もできない、そう私たちの方が気持ちを窮屈にさせているのかもしれないと思いました。身動きが取れなかった7月も、何かしてあげなくちゃと焦っていた8月も、子どもたちは変わらず身も心も成長していました。

時間は同じように

 こちらのブログで生まれた時からみなさんに成長を見守っていただいている8歳の長男は、新学期明けの身体測定でついに身長が140センチを超えました。つい最近まで抱っこしていた長男を持ち上げることができなくなってしまいました。

 うまく言葉にできませんが、どんな状況下でも時間は同じように過ぎていきます。そして子どもたちは柔軟に今の景色に対応し楽しんでいます。まだまだ気持ちを緩められない日は続きますが、子育てだけは良い意味で淡々といつもと変わらない目線と気持ちでできたらいいなと思いました。

 私が座って目線を揃えてた小さな小さな我が子はあっという間に同じ目線になってしまいました。何かに気を取られていたらあっという間に大きくなってしまいます、そしてこの時の夏には二度と戻れないのです。改めてそんなことを思い知った夏でした。

家庭菜園

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