更新日令和4(2022)年2月3日

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vol.10 不自由である幸せ~突然の保育園休園~

ついにきた「休園メール」。

 ここにきて新型コロナウィルスが再び猛威を振るい始めました。しかも今度は幼児にも感染しやすいということ。不安な日々を過ごしているかたも多いのではないでしょうか。お仕事を持つママにとっては、さらに不安が尽きない毎日。

 我が家も心配していたある夜、保育園からきた「明日から休園になります」という急なメール。仕方がないことですが、あまりにも突然で一方的すぎて、ちょっと困惑してしまったのも事実…。でもすぐに冷静になり色々なことを整理し始めました。

 まず第一は、「家族全員元気いっぱい」であることを再確認。あとは夫婦2人で仕事や予定の調整に入りました。

2歳児と自宅で過ごす日々のこと。

 どうにか仕事の調整をつけ、約1週間、ほぼ自宅で過ごす毎日が始まりました。もはや宇宙人なのではないかと思うほど予測不能な動きをし、トトロの「さんぽ」の「あるこう~あるこう~わたしはげんき~」…を、歌いながら家中走り回る次男。朝起きてから夜寝る直前まで、ノンストップで振り回される日々。家にあるおもちゃは全てばらまいているのではないかというくらい、次から次へとおもちゃを出し、遊び、並べ、ぶちまきます。家は散らかり放題、私たちの気が休まることは無し、もちろん何一つ仕事はできないし家事も進みません。

おもちゃ<リビングに散乱したおもちゃたち>


 でも、最近ますますおしゃべりが上手になった次男。2歳児特有の高い声で、色んなことを話してくれるのがとにかくとても可愛い。相変わらず大好きな電車遊びはもちろん、最近だと「おみせやさん」としていろんな姿で登場します。こんなことしゃべれるようになったんだ、こんなことを考えられるようになったんだ、と、平日は仕事でゆっくり付き合ってあげられないので、気づいていなかった成長にハッとすることがたくさんありました。

電車<相変わらずの電車好き♪>

今が格別かわいい時期。

 全ての瞬間がとてもかわいく愛おしい、2歳から3歳の間の加速するかわいさは長男の時に実感しているので、また味わえるのをとてもうれしく思います。特に、このお喋りが上手になりたての頃の可愛さは格別。

 でも男の子だからか、とにかく落ち着きがないし朝からずっとしゃべりっぱなしの動きっぱなし。私はずっと電車を一緒に走らせるかお店やさんのお客さんにならなくてはいけません。「かわいい」という感情と比例するかのように、私の「自由」は無くなります。トイレにまでニコニコ着いてこられるのです。身体にまとわりつかれ、常に13キロの重みを感じています。食事の用意すらろくにできないので、休園中は何度も「ウチめし柏」を利用しました。(柏の飲食店が集まったコロナ禍に始まったデリバリーサービス)。

不自由さは、加速する可愛さと比例している

 そうしてようやく1週間の休園が明け、私も心配なく仕事に行けるようになったある日の朝。おもちゃにあふれた散らかったリビングの、シーンとした静けさに、ふと寂しさを感じました。身体に一日中まとわりつく重みもない。毎日ずっと一緒にいるととてつもなく大変だけど、可愛い姿をずっと見ていられるし成長も感じられる。

リビング<いなきゃいないで寂しい…>

子育て中の不自由さは、加速する可愛さと比例しているなと気付いたのです。自分が身動きが取れない時間が長い分、可愛さを実感できる。不自由である幸せを再確認した1週間になりました。

 次男の休園あけ、次男より先に家に帰宅した長男が一番最初に放った一言は「ただいま」ではなく「あぁ、寂しいな~」でした。ずっと家にいた時は自分のやりたいことをことごとく邪魔され、あんなにプンプンしていたのに。7歳上の兄の心はもう私と同じママでした(笑)。

仲良し<兄弟でパフェの取り合い!>

 

 まだまだ不安な日々が続いています。特に仕事をするママはいつもドキドキですよね、私もそうです。でももし、働くママに突然休園のお知らせがきたら…。仕事調整の大変さはありますが、幸せな不自由時間ができたんだ!と感じて、とことん子どもに振り回されるのも、良い時間になりそうですよ。

 そしてみなさんどうぞ、元気にこの冬を乗り切りましょう!

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