トップ > 子育て・教育 > こどもをはぐくむ柏市子育てサイト はぐはぐ柏 > お楽しみコーナー > 先輩ママ アッキーの7歳差兄弟育児奮闘記 > vol.28 ママ人生の中の幸せな一瞬。
更新日令和7(2025)年7月10日
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「マ〜マ〜」満面の笑みと甲高い声で私を呼ぶ長男の姿は、もうそこにはないんだ。そんなことにハッと気づき、急に寂しさが込み上げてきたのはつい最近のことです。
ランドセルも小さくなってしまいました
今年の3月に、長い小学校生活を終え、無事に中学生になった長男。6年間毎日見ていたランドセル姿や野球帽を被った姿はもう見られないんだ、と寂しさでいっぱいでした。
小学1年生の6月に次男が生まれたため、約7年間一人っ子としてみんなからの愛情を全部独り占めしていたので、寂しい思いをするのではないか?と心配だった6年前の春の入学式を思い出します。でもそんな心配は全くいらず、年の離れた弟を可愛がってくれ、6年間とても楽しい小学校生活を送っていたので、親である私も「卒業」の一つの区切りがつくことに寂しさで溢れていました。
しかし、あの時の感情が吹き飛ぶように、今は新たな中学校生活を楽しんでいる長男の姿を見ると、本当に嬉しい気持ちになります。寂しさが大きかった分、子供の新しい門出とはこんなにも嬉しく清々しい気分になるのだな、と、親としての新しい感情を味わい、今は新鮮な毎日を送っています。
6年間でこんなに大きくなりました!
つい先日、中学生になり、初めての体育祭がありました。春に入学したときより背も伸びて、たくましくなっている一方、もっと男らしくかっこいい先輩たちに囲まれていると、小学生の時はずっと大きいと言われていた長男も少し小さく幼く見えるのが可愛かったです。
小学校の運動会の時、どんな競技も一生懸命練習して頑張っていたな、なんてことを思い出していたら、ふと、運動会や授業参観の時に私を見つけて大きな声で「マ〜マ〜」と呼んでは大きく手を振って駆け寄ってきた姿を思い出しました。そんなことを考えていたとき、長男が私の前を通り過ぎたのです。気づいた私は「てっちゃ〜ん」と大きく手を振り呼んだのですが、恥ずかしそうに小さく手を振り返してくれただけ。さっさとクラスの方に行ってしまいました。
〜それが冒頭に書いた寂しさが込み上げてきた瞬間です。〜
その時、「あぁ、もう昔のように大きく手を振って駆け寄ってくれないんだ、長男の甲高い、マ〜マ〜の声も聞くことができないんだ(声変わりも始まっています)」と急に悲しくなりました。
いつの間にか私の背を超えて、私を下から見上げてくれる眼差しを見ることができなくなっていました、手をぎゅっと繋いで一緒に歩くことも、ママ〜って駆け寄ってくれることも。全てが「最後の日」「最後の瞬間」が必ずあったはずです。もちろんそれがいつだったかも覚えてないし、前もって決めていることでもない。
でも確実に「マ〜マ〜」って遠くから大きく手を振りながら駆け寄ってきた最後の瞬間があったことは確かなのです。
あっという間に子どもは成長するとはよく聞きます。長男が中学生になり、新しい世界で眩しいくらいキラキラな毎日を過ごしている姿を見られる喜びを感じながら、知らないうちに終わってしまった小さな一瞬一瞬のことを思い出すと、本当に可愛かったな、と胸が詰まる思いです。
もちろん、私より大きくて低い声を出す長男も可愛くて仕方ないことに変わりはありません。
もう長男が私を見上げることはありません
6月に6歳になった次男は、いつでも私の手をぎゅっと握り、こぼれそうなくらい大きな瞳で私の顔を見上げて、一生懸命いろんなことを話しかけてきてくれます。内容も、現実と空想が入り混じったような不思議な話をずっとしています。
次男に長男の姿を重ねることはありません。あの子はあの子、この子はこの子。似ているようで似ていない。
いつかこの毎日の当たり前の日常と一瞬が終わってしまうことを今まさに痛感している分、次男とのかけがえのない時間が本当に愛おしいのもであることがわかります。
次男も日に日に成長しています
どんなにわがままを言われようと、自分に余裕がない時に呼ばれようと、全く家事が進まなくても、子どもがあの高い声で「マ〜マ〜」と呼んでくれるのは一瞬。自分の「ママ」という人生の中で本当にかけがえのない短くて最高に愛おしい時間です。
7歳の差はあれど、同じように子どもとしての成長を感じていた兄弟ですが、長男が中学生になり急に大人に近づいてきて、私たち親の方に近い感覚になってきたので、今までの兄弟の感じと違い、楽しいけれどまだ親として慣れない部分もあります。
一気に大人に近づいた長男と、幼児から少年になりつつある次男と。またこの凸凹の時間も一瞬なのかもしれないので、全力で「今」の子育てを楽しんでみようと思います!!
そしてまた数年後に同じような感情が込み上げてくるでしょう。
そしてきっと、あの体育祭の真っ青な空を思い出すのだと思います。
母の日に2人から
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