更新日令和4(2022)年3月28日

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vol.11 2人目出産、上の子に寂しい思いをさせてしまうの⁈

次男に重ねる長男の幼少期

 先日ふと、「そういえば長男の小さい頃の写真や動画を見なくなったな」と思いました。少し前までは、長男が赤ちゃんだった頃やまだよちよち歩きだった頃の写真などを、しょっちゅう眺めては思い出していたのに。

…でもその答えは、すぐ目の前にありました。
次男が当時の長男そのままだからです。(同じ男の子だからかもしれませんが)

 あの時の長男が目の前にいるから、思い出を振り返る必要がない…と言ったら聞こえは悪いですが、赤ちゃんから幼児の時間って本当に一瞬すぎて、数年経つと思い出せなくなってしまうので、次男に長男の幼少期を重ねて思いだす自分がいるのです。

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<今の次男と同じ月齢の長男。笑顔も寝顔も似ています。>

かわいい子1号・2号

 次男を出産したのは、長男が小学校に入学した年の6月。春が近づくと、まだまだ甘えん坊な長男が小学生になれるのだろうか、それ以上に、自分がお兄ちゃんになるのを受け入れられるのだろうか、と心配でいっぱいだったことを思い出します。

6年もの間、両親の愛情を独り占めしていたこの子に、寂しい思いをさせてしまうのではないだろうか…、そんなことばかりを考え、周りのママたちにたくさん相談しました。

そして、相談したママたちに口をそろえて「大丈夫だから!」と言ってもらったこと。「可愛さは本当に同じで、かわいい子1号2号みたいな感じだから」と仲良しのママに言われた一言が腑に落ちたこと。今でもよく覚えています。

2人目出産、上の子に寂しい思いをさせてしまう?

 冒頭の写真の話に戻りますが、長男の小さい頃にもう一度会いたいな、あの小さな手をまた握りたいな、そんなことを考えながらいつも写真をみては懐かしんでいたのに、いつしかそれを全くしなくなったのは、次男が思い出させてくれているからなのだと気が付きました。

 次男は次男で、今まさに可愛い盛り!!でも、どこかで無意識に、長男のその時と姿を重ねて見ていて、そしてそうすることで、私は満たされているのかもしれません。

 2人目が生まれたら、上の子に可哀想な思いをさせてしまうかもしれないと、とっても悩んでいましたが、実際には、そんなことはありませんでした。むしろ、弟がいる生活を誰よりも一番楽しんでいるのが長男である事実。そして私たち両親は、かわいい頃の長男にまた会えたような感覚を気づかぬうちに味わっていたのです。

…そう!やっぱりどこかで1人目は特別!!

 何が言いたいかと言うと、あんなに心配だった長男に寂しい思いはさせてなかったのだと、改めて今感じているということです。次男の姿に長男を思い出しているのですから。むしろ、次男の方が愛情半分とは言いませんが、ちょこっと放置気味になっているかもしれません…(笑)。

やっぱり、「大丈夫!」。

 現実は、日々生意気になってきた長男には毎日怒っているような日々。次男は私たちの思いなんておかまいなしに自由でマイペース。親は親で心配しながら、何とかバランスを取りながら子どもたちに愛情を注ぎ、子どもたちは子どもたちでそれを上手に受け止めてくれています。

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<自由奔放な次男は相変わらず電車好き。車掌さんの帽子は宝物。>

 たまに、「2人目が生まれたら、上の子に寂しい思いをさせてしまうのではないか」という、かつて私が悩んでいたようなことを相談されることがあります。

 私の経験から言えば、やっぱり「大丈夫!」。むしろ上の子にはお世話したり遊ぶ相手ができるし、下の子にはもう何かを悟ったような心強いパパとママ、そして生まれた日から自分の先をいくお兄ちゃんやお姉ちゃんがいるって幸せなことです。(もちろん、一人っ子は一人っ子で素晴らしい環境があると思います。)

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<お兄ちゃん大好きな次男は長男のお布団に潜り込んで一緒に寝ます♪>

 でも私が悩んでいたような理由で悩んでいる人がいるとすれば、それは大丈夫だから安心してください。きっとドタバタだけど、楽しい日々が待っていますよ!

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