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vol.12 今が贅沢なじかん

1人になる時間がほしい!

「さっきまで泣いていた 君がコロコロ笑って 眉間に寄せた眉がハの字になる不思議なマジック・・・」

と言う出だしから始まる、つじあやのさんの「にじ」という曲があります。
子育てのほんの一瞬の何気ない日常が綴られた曲です。先日お仕事でご一緒させていただいた時にこの曲を聴くことがあり、なぜか私の目から涙がポロポロと溢れてきたのです。

ほんの少しでいいから自分1人になる時間がほしい、そんなことを長男を出産した時は常々思っていました。昼も夜も長い時間寝てくれず泣き続けていて、ゆっくりトイレにすら行けず、いつの間にか外が暗くなってしまっている毎日。たまに1人で外出できると、ものすごい開放感で、なんて贅沢な時間を過ごしているのだろう!と大興奮していたものです。

今だけの贅沢な時間

そんな私が7歳差で次男の子育てをしていると、自分の心境の変化にびっくりします。特にここ最近の保育園休園によってまたさらに変化した気がします。何日間も朝から晩まで次男と一緒にいたことで見えた景色が美しくて、もしかすると、こんな可愛い瞬間や貴重な時間をたくさん見逃していたのかもしれないと考えてしまいました。ただ、こんな時間こそが私にとって贅沢な時間なのではないかと感じたのです。お仕事をする皆さんの中で同じように感じたかたもいるかもしれませんね。

本当に贅沢な時間とは、もしかしたら今のがむしゃらな毎日なのかもしれない。甲高い声で「ママ!ママ!」と追いかけられる毎日、あっという間に日が暮れてしまう毎日、そんな毎日の中に宝物のような瞬間が散りばめられていることに、後になってきっと気がつくのです。

この春から、私も自分なりの「時間の使い方改革」をしようかな、なんて考えています。週に1日、いや2週間に1日でもいい、ただひたすら息子たちと向き合うだけの日という贅沢な時間を作れるように時間を調整してみようかなと。

どんな毎日だって・・・

長い人生、今までもこれからも、自分1人の時間はいくらでも取れるのだと思います。

でも、こんな小さい手で洋服が伸びきるのではないかと言うくらい引っ張られ、何度も同じ遊びに付き合わされ、暗くなるまで公園にいて、一息つく暇もなくて。そんな、誰かに自分を占領されること、この何気ない日常こそが人生において一瞬の貴重な時間なのかもしれません。

皆さんの身動き取れない今日も寝不足の今日も、実はとっても贅沢な時間。そう思ったら、今の全ての瞬間がキラキラしているように感じませんか?

お気に入りの洋服に牛乳をぶち撒かれたって、思わぬところでおもらしをされたって、なかなかご飯を食べてくれなくたって、全部が愛おしく感じるのです。(そんな余裕がない時もありますが笑)

最後に

今年度も7歳差兄弟を見守ってくださりありがとうございました。

春から新しい環境になるかたも多いかと思います。子どもは親が思うよりずっとたくましい!そう思います。これからも一緒に子育て、楽しみましょうね!また皆さんにお会いできますように♪

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