トップ > 子育て・教育 > こどもをはぐくむ柏市子育てサイト はぐはぐ柏 > お楽しみコーナー > Memeさんは、ばぁば一年生 > vol.9 おやつは心の栄養
更新日令和4(2022)年2月17日
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ベビーがウットリした顔でおやつを食べる姿を見るたびにばあばは思う。
おやつは心の栄養だ、と。
ベビーの離乳食を用意したり、食べさせたりする機会に恵まれている今日この頃。
月齢とベビーの状態に応じた離乳食のステップアップが、ばあばの関心事の1つだ。
離乳食の準備は、ベビーフードメーカーの力を借りつつ、手作り部分は、野菜を出汁で炊いてみようとか、つかみ食べの食材は何にするかとか、あれこれ楽しんでいる。
離乳食作りを「楽しい」にとどめておけるのは、子育ての脇役ならではの特権かもしれない。
そんなばあば、「ばあば1年生」の集大成(?)として、ベビーの1歳の誕生日に「スマッシュケーキ」を作るという野望を抱えている。
<もちろん、ママが作るならば潔く手を引きますとも。>
…と、タテマエを思ってみたりもする。
「スマッシュケーキ」は、離乳食が進んできたベビーが手づかみで楽しむファーストケーキで、生クリームを使わずに作るのが主流だ。
家庭によっては、1歳の誕生日にチャレンジしているらしい。
ケーキを手づかみで豪快に楽しまれると、どんな散らかり具合になるかちょっとコワイ。でも、なんだか楽しそう!
「ベビーの誕生日にスマッシュケーキを用意してみない?」
ママ(娘)に提案すると、実家で挑戦する方がいろんな意味で安全かもと考えるママと、ケーキを作りたいばあばは、WIN-WIN(ウィンウィン)であることが判明した。
そして、ばあばは、ケーキ作りのイメージトレーニング(?)を重ねたのち、その当日を迎えた。
ケーキは、ベビーフードと身近な食材だけで作ることができる。
アレルギーに配慮して、その子が食べ慣れているものだけで作るのがポイントだ。
パンケーキのため、オーブンを使わず簡単にミニミニデコレーションケーキを作ることができた。
お祝いの際は、大人が手出しせず、ベビーが自由に食べられるように床に新聞を敷き詰め、ウェットティッシュとゴミ袋をスタンバイ。
手をきれいにしたベビーは、エプロンをつけて席に座らせ、手が届かないところで、ケーキに1本のロウソクを立て火をつけた。
「ハッピーバースデイ♪…」
皆で歌を歌い、ママが代理で火を吹き消した。
ロウソクを抜いて、ケーキを前にしたベビーは、すぐに両手で生まれて初めてのケーキを食べだした。
「やっぱり両手でいくんだねぇ」
ヨーグルトに甘みがあるためか、ケーキを食べるその顔は終始ウットリとしている。
手も顔もヨーグルトだらけになりながら、休むことなく夢中で食べるベビー。
「そんなにヨーグルトにまみれるのは、今日だけだからね」
ママが声をかけるが、聞いちゃいない。
「この集中力、将来はアスリートかしら?」
…ばあばの自由気ままな発言は皆にスルーされる。
そうして、大人が一切手出しすることなく、
なかなかのタイムでケーキを完食したベビー。
夜ご飯は少なめがいいかな?
ケーキの後は、何をおいてもまず片付け!
これ以上、ヨーグルト地帯を広げる訳にはいかない。
新聞紙を敷いたのも、片付けに人手があるのも正解だった。
今日の体験は、ベビーにとって楽しい刺激になったかな?
ケーキの手触りはおもしろかったかな?
最近のベビーは食べることが大好きで、だいたい何でもよく食べる。
娘の幼少期は、食が進まない日もあり、それによりお通じが悪い日もあって悩ましかった。
「食欲があるのは喜ばしいね」とばあば。
「でも、毎食すごく食べるから、食べ過ぎじゃないかな?」とママ。
なるほど、言われてみると確かにパンパンに膨らんでいるおなか。
最大値まで膨らんでいるようにも見える。
健康なのか、食べ過ぎなのか?
ママはつぶやく。
「トイレの回数も多いんだよね。1歳児って1日に何回お通じがあるのがフツウなのかな」
いろいろ調べてみると1歳児のお通じの回数は、個人差が大きいらしい。
<じゃあ、OKということで。>
一人で考えてしまうとモヤモヤしてしまうが、日常のささやかな疑問は、誰かと共有するとおおらかに受け止めることができる。
でも、我が家も含め、核家族が多い令和の家族事情。
子育て中のママ・パパには、日々のちょっとした疑問を誰かに気軽に話してほしいなぁ。
ばあばは思う。
<夫婦や家庭内で全て完結しなくてもいいのですよ。>
そして、時には保健師さんが対応してくれる「にこにこダイヤルかしわ」とか、たくさんの子どもと関わった経験を持つ「子育て支援アドバイザー」さんと話してみるものいいかも…。
(どちらも子どもや子育て家庭について、ママ・パパだけでなく、祖父母の疑問にも耳を傾けてくれる)
またある日、ついに復職することになったママ宅に、ばあばは差し入れをすることに。
「そっちの方にいくけど、何かほしいものある?」と尋ねると、
「ストレス解消に、あのコーヒー屋さんの生クリームたっぷりの甘いドリンクが飲みた~い。」と返事が返ってきた。
「了解。後で届けるね!」
…おやつはママの心にも栄養になるんだね。
そうだ、あのドリンクには、塩系のお菓子が合うなぁ。それも一緒に届けよう♪
こういう時、おやつのチョイスに情熱を燃やしてしまうばあば。
なぜなら、ばあばもおやつをこよなく愛する1人なのだ。
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