更新日令和5(2023)年11月17日

ページID36626

ここから本文です。

vol.17 子どもの育ちに必要なモノとは?

「『かっとばせ~』って言って!」

べべちゃん(3歳)は、そうコールを求め、フエルトでできたバットを構えた。

「かっとばせ~、べべちゃん!」

ばあばは、フワフワしたおもちゃのボールを投げた。

運よくボールがバットに当たると、べべちゃんはホームラン打者のごとく部屋を走り回る。

幼児期の成長は、めざましい。

こんな遊びができるようになっただけで、ばあばは、とってもハッピーなのだ。

 

ばあばたちは知っている。

子どもは遊びを通じて、いろんなタイプの他者との関わり方や、どのようなことをすると痛いのか、誰かと笑うと楽しいことなどを初めて知るのだ。

ときに大人がハラハラしたり、イライラしたりする遊びも、子どもの育ちにとって無駄なものはないのかもしれない。

子ども×成功体験

野球ごっこでホームランを打ったり、幼児用のパズルを完成させたり、べべちゃんは日々、ささやかな成功体験を重ねている。

きっと、保育園生活や家庭生活、屋外でも、いくつもの体験を重ねているに違いない。

「あのね~、昨日ね、車を洗ったの~」

べべちゃんは、おしゃべりも得意になってきた。

時間の概念は、まだこれからのようで、大抵は”昨日“の話ではないけど…。

 

あいまいでも、過去の出来事を言葉にするのも、育ちにとってもイイに違いない。

「楽しかった?」とか「大変だったの?」とか、質問や復唱を織り交ぜながら、

世のじいじ・ばあばは、良き聞き手になりますように。

子ども×眠り

ばあばのウチに遊びに来ると、自宅とは異なる環境に、べべちゃんとベビーちゃん(1歳5か月)の目はキラキラと冴えわたり、お昼寝の時間もお構いなしに、遊びに夢中になる。
(これはばあば宅あるあるなのかも?)

それは、ばあば的には、ちょっと悩ましい・・・

なぜなら、子どもの育ちには、「睡眠」は重要な要素だと、経験則から確信しているから。

それに、脳の発達とも関わりが深いときく。

子育て中のママ・パパたちも睡眠は重要と感じているようだ。

 

「寝つきが悪い」とか、「寝る時間が近づくと焦る気持ちになる」とか、

ばあばの周りのママたちも、子どもの睡眠を気にかけている。

眠りの悩みはつきないが、生涯を通じて健康と関わるもの。

上手くいかないときもあるけど、

照明を落としテレビを消して、できるだけ暗くて静かな環境を心がけたい。

 

ママ(娘)は、暗い部屋で寝かしつけていると、時々、子どもたちより早く眠ってしまうという。

安全な環境下では、それもアリだよね。

眠りについては、厚生労働省の「e-ヘルスネット」やNHKの「すくすく子育てチャンネル」をはじめ、ホームページで、様々な情報を得ることができる。

じいじ・ばあばも、子育て中の人も、自分なりに信頼できるところから情報を得てほしいなぁ、と、ばあばは願う。

子ども×???

べべちゃんとベビーちゃんは、兄妹であり、よき遊び仲間でもある。

ときにおもちゃを取り合い、バチバチのライバルになる場面がある。

イヤイヤ期のべべちゃんにとっては、後から現れたこのかわいい存在に、ちょっぴりストレスを感じるときもあるのだろう…。

 

逆もしかり。

ベビーちゃんだって、やりたいことを遮られたり、いろいろと譲っている場面は多い。

それに、家だけでなく、保育園でも、

思いどおりにいかない出来事にぶつかることや、

友達とケンカすることもあるだろう。

そういう出来事で何かがいっぱいいっぱいになったとき、

くずったり、わがままを言ったりして、家族や周囲の大人の愛情や存在を確認したいときがあるようだ。

遊び仲間であり、ときにライバルな2人

???=心の栄養

ぐずったり、わがままのような振る舞いには、

しつけや教育という視点もあるけど、

ときに泣きにつきあったり、話を聞いたり、ハグしたり、

状況に応じて、心に栄養を届ける視点も忘れないようにしたい。

健やかな心の安定の根っこが育つように。

 

「ママ、キライ!」

べべちゃんは、深い意味を持たないままにネガティブな言葉も使うようになった。

 

でも、
「ママ、大好きなんでしょ?」と、ばあばがたずねると。

「ママ、大好き!」
「ばあばも大好き!」

と、べべちゃんは答える。

大人は、子どもの行動や言葉にちょっぴり翻弄されながら、

心の栄養をあげたり、もらったりしている。

お問い合わせ先

所属課室:こども部子育て支援課

柏市柏5丁目10番1号(本庁舎別館3階)

電話番号:

お問い合わせフォーム