更新日令和4(2022)年8月16日

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vol.12 ばぁばのキョーフと喜び

事件は、夜に起こる 場合もある。

自身の子育て期は、子どもにケガはつきもの。と思っていたばあば。
でも、孫となるとハナシは別だ。

預かったべべちゃん(孫)は無傷でママ・パパに引き渡したい。

それが全ばあば・じいじの願いではないだろうか。

 

1歳児の身の安全は、大人が守るべきとばあばは思う。

それなのに、それなのに…やってしまった!

預かり中の夜、ばあば宅で元気に走り出したべべちゃんが転びそうになった際、助けようと手を出したが間に合わなかった。

 

べべちゃんは、そのまま転んでテーブルの付け根に激突してしまったのだ。

そのとたんに火がついたように大泣き。

ばあばは、動悸・息切れを超え、心臓が止まりそうになった。

 

「イタイ~」とべべちゃんは泣いている。

どこがどう痛いのか、泣くばかりでケガの度合いも何もさっぱりわからない。

 

顔、腕などを調べると目視では大きなケガはないようだ。

…ん?おでこにコブができている(!)

 

ばあばが守れなかったせいで、よりによって頭を打ってしまったなんて!

時刻は午後7時45分。
今、家には、ばあばとべべちゃんだけ。

 

<ああ、どうしたらいい?>

ばあば、大パニック

ばあばは、自問自答した。

病院でみてもらった方がいいよね?
頭を打ったなんて心配過ぎる(泣)
自分の体の衰えが憎い・・・

 

<あぁ、こんなときこそ冷静にならないと>

まずは深呼吸。

<落ち着け、ばあば>

 

べべちゃんは、しばらく大泣きの後泣き止んだ。

顔色は悪くない。

…緊急性は高くない。たぶん。

 

まずは、間もなく合流するママに報告だ。
次に、「はぐはぐ柏」で「受診をするか迷っている」際の相談先をチェック。

夜でも相談できるところがある

「はぐはぐ柏」で、夜間向けの「こどもの救急」(外部サイトへリンク)相談の電話番号が把握できた。

電話すると音声案内で、
「限られた情報に対しお答えするものである」
旨の断りが流れた後に看護師さんが電話で相談に応じてくれた。

 

ばあばが一連の出来事とべべちゃんの様子を伝えると、看護師さんはわかりやすく返事をくれた。

「…その状況なら受診せず、ご家庭で様子を見ることでよいと思いますよ。
頭を打ってから、まず、数時間は気を付けて様子を見てあげてください。
顔色が青ざめている場合や嘔吐があった場合、意識がない場合などは、すぐに119番してくださいね…」

 

べべちゃんは、痛みから立ち直り遊び出している。

<変化がなければ、そんなに心配しなくていいんだ。ほっ>

ばあばは胸をなで下ろした。

 

なんてありがたい夜間の電話相談!

こんなときは、ママにお詫びの言葉を伝えることも忘れないようにしたい。

 

ばあばは、すっかり意気消沈。

大事なべべちゃんにコブを作ってしまった。

しょんぼり…。

ヒヤリハットを知っておこう

日々、ばあばがハラハラする場面は少なくない。

食事の際も然り。

べべちゃんは、一度に口にほおばる量が多い。

喉に詰まらないようなサイズに切り分けても、いくつもまとめて一度に口に入れてしまう。

 

インターネットで、幼児の食事に関する注意喚起がいくつも取り扱われているワケだ。

  • ぶどうやプチトマトのようにツルっと喉に向かいやすい球状のものは、カットして食べさせよう
  • 食べ物を口に入れたまま、笑ったり、泣いたり、声を出したりすると、窒息・誤嚥のリスクがある 等々

具体的な情報は、ばあばを不安にさせる一方で、日々の食事の際にとても参考になっている。

日々は、キョーフと喜びでできている(?)

幼児の活発な動きは、成長に必要なことだが、様々な事故が起こりやすいことでもある。

子育てサポートは、心配なことがいっぱい。…でも、楽しいこともいっぱい。

物事には、プラスとマイナスの両面が同時に存在するんだね

 

後日、ばあばが保育園にお迎えにいった際、ロビーに展示されている「今日の給食」の現物を目ざとく見つけたべべちゃんは、

「お~!」と声をあげた。

 

「もう、おなかすいてるの?じゃ、ぶーぶに乗ってめめさん(ばあば)と一緒に帰ろうね」

「ぶーぶ、ぶーぶ!」

べべちゃんは、今日も元気いっぱい。

 

先日は恐怖でいっぱいいっぱいになったばあば。

今日は、何気ない日常に、じんわりとココロが潤うのを感じるのだった。

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