更新日令和5(2023)年2月22日

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vol.11「新しい家族にお兄ちゃんは…」

天使は突然に...

11月のとある夜、それは突然やってきました。

妻、自宅にて破水。

つい数日前の妊婦検診で、出産まではまだまだかかりそうですねなんて言われてたので、夫ほーりー、大パニック。

大急ぎで産院に向かったところ、
あと1時間くらいで産まれそう!!なんて事態になっていました。

 

一緒に連れてきた上の子を実家の母に託し、ついに分娩室へ。

上の子の時は叶わなかった初めての立ち合い。

心の準備もままならず、必死に耐える妻をただただ励まし続けることしか出来ませんでしたが、ついにその時が。

「あ、赤ちゃん出てきた!!」「見えた!見えたよ!」

 

(…え、あれ?)

(おかしい…うぶ声を出していないけど…。)

 

呼吸器のようなものを装着され、モニターを操作し続けている助産師さん。

 

(この子は大丈夫なんでしょうか?)
 

…怖い。怖くて、その一言が口から出せません。

考えたくないことばかりが頭の中を駆け巡り、「どうかこの子の命だけは…」と祈り始めた頃。

 

助産師さんから、
「では、お写真撮りましょうか!」

えっ?あっ、おっ?

 

思わずこんなリアクションになってしまいましたが、どうやら無事なようで一安心。

大仕事を終えた妻もようやく安堵の表情を浮かべていました。

 

後から聞いたところ、実はお産が長引いていたら危なかったけれど、幸い安産だったおかげで何事もなかったとのこと。

 

とはいえ、数分間は生きた心地がしませんでしたし、改めて出産という出来事の重みを感じました。妻にはどれだけ感謝しても足りないくらいです。

 

そして。

そんなエピソードがあった数日後、待ちに待った天使がわが家にやってきました。


【出生体重2,884g、寅年さそり座の男の子です】

このブログでは「だーちゃん」と呼ばせていただきます。

 

ちなみに、名付け親はこのかた。

【出番が遅かったことに文句を言いたいご様子】

実際に弟のことをだーちゃんと呼んでいるゆいぴーです。

そんなゆいぴーは、ちょうど1歳半を迎えたその日にお兄ちゃんになりました。

まだまだ小さい彼ですが、その心境にも大きな大きな変化があったようです。

お兄ちゃんの本音

ゆいぴーが産院で初めてだーちゃんに会ったときのこと。

少しとまどいながらも、頭をナデナデ。かわいいなぁとは思ってくれたかな?

 

でも、家で一緒にいるうちに、ストレスが溜まって、叩いたり引っ張ったりしないかなぁ…。
ゆいぴーがイヤイヤ期になりかけていることもあり、だーちゃんをお迎えするにあたり、実はかな~り心配していました。

 

ところが不思議なもので、その後もことあるごとにナデナデしてくれたり、ほっぺをすりすりしたりと、意外にも面倒見の良いお兄ちゃんぶりを発揮!

なんだ!よかったよかった!

 

…なんて、そう上手くいくことはありません。

ほどなくして、しばらくご無沙汰だったゆいぴーの夜泣きが始まります。

これがまた激しいうえに、なかなか止まない…。

家族みんなが寝不足になる危機でした。

 

すると、ゆいぴーの日中の遊び相手&寝かしつけ担当だったほーりーに、妻からこんな提案が。

 

「恐らく、ゆいぴーはママからの愛情がもっと欲しい状態。ゆいぴーが寝るまで二人っきりになってみる。」

 

ということで、早速試してみたところ、なんと、その夜から見事に夜泣きが治まったのです。

へっちゃらなように見えても、心の中では、家族に変化があったこともわかっていて、寂しい気持ちを我慢していたんだなぁ。

 

そんなお兄ちゃんに対し、今までのほーりーだったら、パパじゃダメなのか…なんて思っていたかもしれませんが、今回は違います。

二度目の育休で感じたこと

何をするにもワタワタし、とにかく自信喪失で落ち込むことが多かった前回の育休期間。

今回はあの追い詰められるような感覚はありませんでした。

前回よりやるべきことは格段に多かったけれど、何度もやってきたことや散々悩んできたことだったから...

 

これまでの経験で、こんな自分もいつの間にかレベルアップしてたんだなぁ。

 

おかげで、困ったことがあっても、二人で一緒に考え、協力するということも以前よりずっと上手くできるようになった気がします。

 

例えば、さっきの寝かしつけの一件も、「今だからできないこともある」と割り切って、妻を頼ることもできたし、その逆に妻が頼ってくれることもありました。

力不足を補うために、妻が好きだという足のマッサージを日課にしたところ、これが大好評!

「やっぱり、里帰りするよりも残った方が楽しかった!」なんて言ってくれたのは嬉しかったなぁ。

家庭の中で役に立てている!と自信に思えたことも、日々を充実して過ごせた理由の一つだったかもしれません。

 

とはいえ、ゆいぴーをまたパパだけで寝かしつける時は少し不安でした(笑)。

それでも、にこにこしながらパパの真横を離れず、いつのまにかスースー寝息を立て始めた息子を見て、幸せで胸がいっぱいに。

パパのことも好きなままでいてくれてありがとうよ…。

パパも大好きだよ!!!

 

それからは夜泣きの再発もなく、ほっと安心したのを覚えています。

この育休期間は二人の成長を間近で見ることができて、本当にかけがえのない時間でした。

 
【クリスマスには「あわてんぼうのサンタクロース」にハマり、年が明けても歌をせがまれることに。おかげで、パパは1番から5番まで歌えるようになったよ。】

 

ゆいぴーは、童謡や手遊びがとにかく大好きだということに気付けたり。

だーちゃんは、日に日にかわいさが増していくように思えたり。

2人の成長がますます楽しみです♪

 

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