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こどもの予防接種

予防接種を受けましょう

赤ちゃんは、お母さんから免疫(感染症への抵抗力)をもらって生まれてきますが、この免疫は生後数か月で自然に失われてしまいます。そのため、免疫がなくなる前に、赤ちゃん自身が免疫をつけて病気を防ぐことが大切です。その手助けとなるのが予防接種です。

柏市では、生後2か月までに「柏市予防接種ノート(就学前までの予診票一式)」を郵送しています。内容をよく読み、予防接種について正しく理解し、計画的に接種を進めていきましょう。

定期予防接種

予防接種法に基づく定期予防接種は接種できる年齢や接種間隔が定められています。各ワクチンの詳細については、厚生労働省のホームページ(外部サイトへリンク)も併せてご覧ください。

令和6年10月からの変更点
小児の肺炎球菌感染症に20価ワクチン(プレベナー20)が追加されました。それに伴い13価ワクチン(プレベナー13)の取り扱いが終了となるため、残りの回数を20価ワクチンに切り替えて接種します。15価ワクチンで接種を開始しているお子さんは、やむをえない事情を除き、15価ワクチンでの接種を継続します。

【令和6年4月からの変更点】
4種混合ワクチンにHibワクチンの成分を加えた5種混合ワクチンが開始されました。

定期予防接種
種類 対象年齢(標準的な接種年齢) 接種回数
ロタウイルス感染症

ロタリックス(1価):出生6週0日から24週0日まで
ロタテック(5価):出生6週0日から32週0日まで

(標準/生後2か月から出生14週6日後までに初回接種)

ロタリックス:2回

ロタテック:3回

BCG(結核) 1歳未満(標準/生後5か月から8か月未満) 1回
B型肝炎 1歳未満(標準/生後2か月から9か月未満)

3回

小児の肺炎球菌感染症 生後2か月から5歳未満まで(標準/生後2か月から7か月未満で初回接種、1歳から1歳3か月未満で追加接種) 接種開始年齢により異なる
5種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・Hib) 生後2か月から7歳6か月未満まで(標準/生後2か月から7か月未満で初回接種、3回目接種後6か月から18か月までの間隔をおいて追加接種) 4回
麻しん風しん混合(MR)

第1期:1歳から2歳未満まで
第2期:5歳から7歳未満で小学校就学前の1年間

※令和7年4月1日から令和9年3月31日まで救済措置があります。

第1期:1回

第2期:1回

水痘(みずぼうそう) 1歳から3歳未満まで 2回
日本脳炎 第1期:生後6か月から7歳6か月まで(標準/3歳で初回接種、4歳で追加接種)
第2期:9歳から13歳未満まで(標準/9歳)

第1期:3回

第2期:1回

2種混合(ジフテリア・破傷風)

11歳から13歳未満まで(標準/11歳) 1回
ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん) 小学6年生から高校1年生の年齢に相当する女子(標準/中学校1年生相当)

3回

(9価ワクチンの場合、接種開始年齢により異なる)

【標準的な接種年齢】それぞれの予防接種の目的から、予防接種を受けることが最も望ましい年齢です。

【対象年齢】法律で定められた「定期接種」として無料で予防接種を受けることのできる年齢です。標準的な接種年齢を過ぎても対象年齢の範囲内であれば接種可能と定められています。

【同時接種】2種類以上のワクチンを1回の通院で接種することをいいます。これは「医師が特に必要と認めた場合に行うことができる」とされています。小児科専門医やかかりつけ医とよくご相談ください。(補足)日本小児科学会は、必要なワクチンを適切な時期に、適切な回数接種することが重要であり、「ワクチンの同時接種はワクチンで予防できる病気から守るために必要」としています。副反応の頻度や予防接種の効果については、単独接種の場合と差はないとされています。

予防接種の受け方

母子健康手帳・柏市の予診票・マイナ保険証などの柏市の住所が確認できるものを持参のうえ、以下の指定医療機関にて接種を受けてください。

接種場所

  1. 柏市予防接種指定医療機関
  2. 千葉県内協力医療機関(外部サイトへリンク)(松戸市・流山市・我孫子市など)
    必ず柏市の予診票を持参してください。
  3. 指定の医療機関以外(県外)
    里帰り出産や病気療養などの理由によりやむを得ず千葉県外で予防接種を希望するかたは、「千葉県外で予防接種を希望されるかたへ」をご確認ください。

持ち物

  1. 母子健康手帳
  2. 予診票(予防接種番号シールを貼付または記載したもの)
  3. マイナ保険証など、柏市の住所が確認できるもの

予診票について(就学前までの予診票が柏市予防接種ノートに綴られています)

  • 柏市予防接種ノートは出生届出後、生後2か月までに郵送されます。
  • 里帰り先で出生届を提出した等の理由で「柏市予防接種ノート」を受け取られていないかたは、健康増進課までご連絡ください。
  • 就学後に受ける日本脳炎第2期・2種混合・ヒトパピローマウイルス感染症の予診票は、接種時期に個別に送付されます。
  • 柏市予防接種指定医療機関にて接種を受ける場合は、医療機関にて予診票を受け取ることができます。
  • 柏市へ転入されたかたや「柏市予防接種ノート」を紛失されたかたは、以下の方法で予診票を受け取ることができます。

予診票は窓口・電子申請・郵送申請で受け取ることができます。

【窓口】健康増進課(ウェルネス柏3階)必ず母子健康手帳、申請者の身分証明書をお持ちください。

【電子申請】予診票交付申請(外部サイトへリンク)

【郵送申請】予診票交付申請書(ワード:23KB)、母子健康手帳(表紙・予防接種の全ページ)の写し、
申請者の身分証明書の写しを健康増進課へ郵送してください。

予防接種番号について

柏市では、予防接種履歴情報の正確な管理を目的に、予防接種番号を導入しています。予防接種番号(シール)は出生届出後、生後2か月までに予防接種ノートと一緒に郵送されます。予防接種番号シールや番号が記載された勧奨通知が届いたら、予診票の所定の欄に貼付または記入してください。また、母子健康手帳にもメモするなど、番号を忘れないようにしましょう。
転入されたかたや紛失されたかたなど、予防接種番号がわからないかた予防接種番号申請(外部サイトへリンク)から申請をお願いします。(転入前の自治体で使用していた予防接種番号は使用できません)申請から1週間程度でご自宅に郵送します。

保護者の同伴と年齢に応じた意思確認(署名)

予防接種は、原則、保護者の同伴が必要となります。やむを得ず保護者以外のかたが同伴する場合は、保護者からの委任状(PDF:48KB)が必要となります。事前にご準備のうえ、医療機関に提出してください。(補足)保護者とは、親権を行う者または後見人をさします(予防接種法第2条第7項)

また、医師による診察・説明を受けたうえで、予診票への自筆署名をいただくことで、接種の意思を確認します。

【接種を受けるかたの年齢に応じた意思確認(署名)の考え方】
年齢 12歳以下 13歳~15歳 16歳以上
保護者の同伴 必要 不要 不要
自筆署名 保護者 保護者 本人

関連リンク

災害の発生により柏市に避難されているかたへ

原発避難者特例法に基づく指定市町村から避難しているかたの予防接種

原発避難者特例法に基づく指定市町村(いわき市・田村市・南相馬市・川俣町・広野町・楢葉町・富岡町・大熊町・双葉町・浪江町・川内村・葛尾村・飯舘村)に住民票があり、柏市に避難されているかたは、柏市で定期予防接種を受けることができます。接種を希望される場合は、事前に健康増進課にお問い合わせください。

石川県能登地方の震源とする地震に伴う予防接種の対応

石川県能登地方を震源として発生した地震のために、居住地である市町村から柏市へ一時的に居住されている場合は、市内の医療機関において定期予防接種を受けることができます。また、標記災害によりやむを得ず定期の予防接種の対象年齢が超えた場合でも、当該事情が消滅した後、速やかに接種した時は、原則公費となります。詳しくは事前に健康増進課までお問い合わせください。

外国籍のかたへ

生後2か月までに郵送される「柏市予防接種ノート」の概要について、外国語版を作成しました。
「予防接種と子どもの健康(外国語版)」とあわせて、ご活用ください。

柏市予防接種ノート概要(外国語版)

「予防接種と子どもの健康」及び「予診票」(外国語版)

予防接種を安心して安全に受けることができるように、財団法人予防接種リサーチセンターが、保護者向けの冊子「予防接種と子どもの健康」及び「予診票」の外国語版を作成しています。
下記のホームページよりダウンロードできますのでご活用ください。(注意)予診票は参考としてご覧いただき、接種を受ける際は、柏市の予診票をご使用ください。
公益財団法人予防接種リサーチセンター(外部サイトへリンク)

お問い合わせ先

所属課室:健康医療部健康増進課 予防接種担当

柏市柏下65番地1(ウェルネス柏3階)

電話番号:

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