トップ > 子育て・教育 > こどもをはぐくむ柏市子育てサイト はぐはぐ柏 > お楽しみコーナー > 保育士ママあかねさんの絵本のおはなし > vol.12【最終回】 絵本のある育児がもたらすもの と だいすきを伝える絵本
更新日令和8(2026)年3月4日
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こんにちは!
絵本×わらべうた×ベビーキッズマッサージで我が子に愛を伝えることを
最優先にした子育てを提案する「hoobaru」を主宰しながら、
現役の保育士でもあるつじなか あかねさんのブログへようこそ!
の3本立てで≪絵本のある子育て≫の魅力を発信しています♪
今回がなんと最終回となりました…!!
今まで絵本と子育てについて触れてきました。読んでくださった皆さんありがとうございます。
最終回は、絵本を傍らに子育てしているわたしが一番大切にしていることをつづりましたので、最後までお付き合いくださると幸いです。
Answer:みなさんが「子ども」と「絵本」を結びつけたときまず思い浮かべるのが「学力の向上につながる」というものではないでしょうか。
子ども4人を全員東大に合格させた佐藤ママが「子どもが3歳になるまでに絵本を1万冊読み聞かせた」というエピソードが話題になり、語彙力・読解力・思考力など言葉の基礎を育むために絵本の読み聞かせをするママが増えました。
たしかに絵本は学びの根っこを育ててくれる力はあるかもしれません。
でも、生後2ヶ月から現在進行形で毎日絵本を読んでいるわが家ですが、小5の長男も小2の次男もどちらもその力が育っている印象はありません(笑)。
算数の文章問題を解いていても「何を聞いてる問題?」と聞いてきます。ちゃんと読めば分かるよね?という問題を理解していないことが多々あり、「こんなに絵本を読んできたのに全然読解力ないな」と残念に思います。
また、絵本で美しい言葉や魅力的な言い回しをたくさん聞いてきたはずなのに自分の想いを言葉にするのが苦手ですぐ手が出て喧嘩してるし…。語彙力ないなーと残念に思います。
数えたことはないけれど、わが家も多分3歳まで1万冊は読んでいるはず。だけどこんなもんです(笑)。
読解力も語彙力も低い息子たちですが、学力よりももっともっと大切なことを絵本がもたらしてくれています。
それは≪自己肯定感の高さ≫です。
子育てしていると一度は耳にするワードだと思います。
自己肯定感とは「ありのままの自分を価値ある存在として認める感覚」です。この力が我が子たちは長けているなと最近つくづく思うのでそのエピソードをご紹介します。
小学5年生の長男。
彼は何に対しても主体的で積極的で「あれもやってみたい!」「これもやりたい!」とおもしろがって取り組む子です。
生徒会や学級委員、林間学校など学校行事の実行委員、音楽祭の指揮者など、学校の代表、クラスの代表になるようなものには必ず手をあげてやりたがり、その座を勝ち取るととても意欲的に一生懸命取り組みます。その全てが立候補!自薦ばかりで他薦されたことはありません。(人望はないのかも(笑))周りがどう思うかとか友達がどうかとか、周りからの評価が上がるとか…他者の目を気にしたことがありません。「やってみたい!」という自分から生まれた気持ちだけで動いています。
集団の代表に自分を推薦するなんて自分を全力で肯定していなければできないことです。自己肯定感の低いわたしには絶対できないことなので、何に対しても主体的に手を上げる長男を心から尊敬しています。
小学2年生の次男。
兄とは真逆!あれもこれもやりたくない!自分が本当に好きなこと以外は絶対やらないを徹底している子です。
自己肯定感の高い長男と真逆なら次男は自己肯定感が低いのでは?と思いますよね。いいえ、彼の方が自己肯定感が高いです。
幼稚園の頃、ダンスや体操は全く踊りませんでした。運動会では一生懸命踊る子どもたちの中で息子だけが仁王立ち。卒園式では感動を呼ぶ卒園ソングを歌わず、わたしの涙も引っ込みました。
小学校では、先生に怒られて廊下に立たされるほどの問題児。宿題にも「わかりません」とだけ書いて提出することも…。家でも園でも学校でも「ちゃんとしなさい!」「しっかりしなさい!」「がんばって!」と怒られてばかりです。
しかしいくら怒られようが促されようが全く気にしません。自分が興味のないことには決して動きません。
「みんながやってるから自分もやらなければ」周りと合わせるという概念がありません。周りと同じようにできなくてもお構いなし。自分の感情を常に尊重しています。
そんな次男は幼い頃からよく「ぼくが好きな人ランキング」を発表してくれるのですが、常に1位は「自分」です。どんなに怒られようが否定されようが、周りと比べてできないことだらけだろうが、全く気にする様子がありません。自分は自分!ありのままの自分がいちばん好きなんです。
二人とも他人からの評価や条件に左右されることなく、自分の存在そのものをポジティブに捉えています。もうちょっと周りの気持ちや様子も気にしてほしいと思うこともありますが、自分の気持ちを大切にしてありのままの自分を愛してあげている姿は、素晴らしいなと思います。
これから息子たちが生きていく世界は順風満帆とはいきません。挫折や失敗をたくさん味わうと思います。でも自己肯定感を高く持っていれば、どんなに辛いことがあっても「自分なら大丈夫」「自分はこれでいいんだ」と心が折れることなく強くしなやかに生きていけると思います。
「うちの子たちは大丈夫!」とわたしも自信を持って言えます!


息子たちがこんなに自己肯定感が高いのは≪絵本を読んで育ててきたおかげ≫です。
わたしの子育てはひどいものです。毎日怒ってばかりだし、「はやくはやく」と急かすくせに子どもの「見て」には「待って」と言ってばかりだし、料理も苦手だからおいしいもの食べさせてあげられないし、保育士のくせに子どもと遊ぶのは得意じゃないから基本傍観だし…。そんなダメダメな子育ての中で唯一誇れるのが≪毎日絵本を読んでやっている≫ということだけです。
絵本を読み聞かせする行為は、ママからの愛情を感じやすい環境が揃っています。絵本は「ながら」では決して読めません。絵本を読みながら別のことを考えたり別のことをしたりすることはできません。自分の為だけに時間と心を費やしてくれる姿、ママのぬくもりを感じながらママの声で語りかけられる…その丁寧で密なかかわりを子どもは「愛情」として捉えます。「どんなボクも愛してくれている」という感覚が「どんなぼくも愛される存在なのだ」と自己肯定感をぐんぐん高めてくれます。
自己肯定感の高い子どもに育ってくれているのが、絵本のある子育てをしてきた一番の効果です。
ぜひみなさんも何かの効果を求めるために絵本を読むのではなく、愛をいっぱいいっぱい伝えるために絵本を読んでください!それがわたしがhoobaruの活動で最も伝えたい思いです。