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若年性認知症
認知症は、高齢者のかただけがなるものではありません。
65歳未満で発症する認知症のことを『若年性認知症』と呼んでいます。
うつ病などの他の精神疾患や、更年期障害、ストレスからくる疲労などと思われがちで、診断されるのが遅れてしまうことがあります。
社会や家庭の立場からも、高齢者の認知症とは違った問題が多く発生しますが、社会での理解もまだまだ少ないのが現状です。
若年性認知症の原因になる病気は?
主な原因疾患は、脳血管障害による血管性認知症や頭部外傷後遺症、脳が萎縮するアルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症、アルコールによる認知症などがあります。
早めの気づきが大切です
早い気づきは、治療の上でも、その後の生活体制を整えるためにも非常に重要になります。
このようなこと、思い当たりませんか?(千葉県HPより引用)
下記の項目のいくつかに当てはまるようでしたら、まずはかかりつけ医に相談するか、専門の医療機関を受診しましょう。
- 物の名前が出てこない
- 置き忘れやしまい忘れが目立つ
- 簡単な計算の間違いが多くなった
- 仕事にミスが増える、約束を忘れてしまう、期限までに処理ができなくなる
- 通勤経路や通い慣れた道でも迷ってしまうことがある
- 些細なことで怒りっぽくなった
- 仕事や家事など趣味に対する意欲が減退し、話しかけても生返事しか返ってこない
- 季節に合った服装ができない
- 普段使い慣れた電話機、コピー機、パソコン等の操作が、困難なことがある
- ゴミ出し、レジの順番待ちなどの社会的ルールを守れなくなった
- 会話がどこかかみ合わなくなり、的外れな答えが返ってくる
- キャッシュコーナーや駅のきっぷ売り場などの操作の仕方がわからなくなった
若年性認知症について相談したい
以下の窓口では、診断の流れや病気の進行、日常生活のサポート方法など、幅広い相談に対応しています。どうぞお気軽にご利用ください。
- 千葉県若年性認知症専用相談窓口 ☎043-226-2601
月・水・金曜日 9時~15時(祝日・年末年始を除く) - ちば認知症コールセンター ☎043-238-7731
月・水・木・土曜日 10時~14時(祝日・年末年始を除く)
※面接相談予約制 - 若年性認知症コールセンター ☎0800-100-2707
月曜日から土曜日 10時~15時(祝日・年末年始を除く)※水曜日のみ10時~19時
メールでのご相談はこちら(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開きます)から(匿名での相談が可能です) - 障害者就労・生活支援センター(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開きます)
医療機関に受診したい
認知症疾患医療センター
認知症に関する鑑別診断や専門医療相談を行い、地域の保健医療・介護関係者などと連携して支援する認知症の専門医療機関です。
認知症疾患医療センター(千葉県指定)一覧(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開きます)
認知症サポート医
認知症サポート医とは、認知症の診療に習熟し、認知症に関する研修を修了した医師です。
千葉県認知症サポート医(外部サイトへリンク)
柏市の認知症疾患医療センター及び認知症サポート医がいる医療機関は、「かしわ認知症対応ガイドブック」内の医療機関情報(P31-33)(PDF:822KB)に掲載しています。
若年性認知症と診断されたかたへ
診断が確定したら、今後に向けてなるべく早く備えていくこと大切です。
下記の制度が利用できますので、ご自身やご家族を守るために活用しましょう。
※制度の詳細については、相談機関にお問い合わせください。
柏市の若年性認知症支援
柏市では、認知症のご本人やそのご家族のために相談や交流、気分転換の場としてカフェ(ホッとカフェ)や介護者交流会、家族会などを実施しています。
お問い合わせ先