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平成20年3月、柏市では地球温暖化対策の国際的枠組みである京都議定書の発効を受け、温室効果ガス排出の抑制を目指す「柏市地球温暖化対策計画」を策定しました。
同計画では、平成24年度を短期前期目標年度に定め、各種対策を進めて参りましたが、短期前期目標年度の終了及び平成23年3月に発生した東日本大震災により、エネルギー事情が大きく変化したことを受け、この度「第二期柏市地球温暖化対策計画」を策定いたしました。
わたしたちのふるさと柏の未来を担う次世代の為に、今、柏市が取り組むべき温暖化対策を具体化したものです。
基礎自治体が取り組むべき政策を集約した横断的な記述に努め、温暖化対策を進める上で、我慢の発想ではなく、あわせて地域の活性化を追求する計画を目指しました。
当初公表した計画の本文中に一部誤りがございました。訂正してお詫び申し上げます。
持続可能な低炭素ライフへの転換
~我慢しないで発想の転換とライフスタイルの変化に取り組みます。~
温暖化対策を行わずに現状のまま推移した場合(BAUケース)、柏市における平成32(2020)年度の排出量は、2,380千トンと推計されます。
平成17(2005)年度を基準に3.8パーセント削減するには、ここから27.5万トンを削減する必要があります。
柏市地球温暖化対策計画実績等報告書_2013(PDF:308KB)
市民・事業者・柏市が高い環境意識を持って行動していて、見える化、省エネ、創エネが、効率的に進行している街。
街中に緑や自然が調和し、景観・憩いの場として機能しており、気候変動にも備えた住みやすい街。
充実した社会活動環境があり、徒歩や自転車等での外出により、温室効果ガスを抑制し、街の魅力を再発見している街。
子供からお年寄りまで、各主体が知見を共有すると共に、大学の研究活動を活かした次世代教育が進んでいる街。
地元でエコ製品を購入し、地域経済に還元されているなど、温暖化対策が地域の活性化や新たな環境ビジネスの創造につながる街。
平成32(2020)年度の低炭素社会のイメージ
市では、「第二期柏市地球温暖化対策計画(案)」について、平成26年2月17日から3月10日に、パブリックコメント(意見公募手続)を活用して意見を募集しました。
その結果、3名の方から8件の意見が寄せられました。貴重なご意見をお寄せいただき、ありがとうございました。
いただいたご意見の概要及び、これに対する市の考え方は次のとおりです。
番号 |
意見の概要 |
市の方針 |
---|---|---|
1 |
CO2削減目標の表記 部門別の総量削減目標は、例えば、柏市の標準家庭モデル1世帯当たりの目標数値として表す、柏市の標準事業モデルの目標値を表すなど、各施策での削減目標値を、市民個人、事業者個人として、判りやすい表記することが望ましい。 |
各部門の総量削減目標について、個々の市民、事業者の皆さんが対策に取り組んで頂くことで期待される削減量を「資料編」として巻末に内訳を記載しました。 |
2 |
総覧機能の充実 改訂方針にある「市の温暖化政策を組織横断的に総覧します」について、一つの入り口で環境対策や活動相談に関する情報が得られる具体例(環境未来都市、環境ステーション、柏LOVEエコキャンペーン、柏市内のNPOや企業、大学の同種の情報を総覧できるポータルサイトの作成)が必要と思います。 |
市政策の組織横断的な総覧については、各将来像における行政の具体的な取り組みとして記載すると共に、各種情報を総覧出来るポータルサイトとして「かしわエコサイト」掲載内容の一層の充実を図って参ります。 |
3 |
各主体(国、市、市民・事業者)間の空白を埋める目標設定 例えば、国の施策で市民や事業者にとって有用な事項(補助事業や規制強化)を解説付きでタイムリー且つ双方向に情報伝達する仕組み等、主体間を見える化する施策が重要と考えます。 |
施策のタイムリーな伝達については、広報紙や市ホームページ、ツィッター等の速報手段を活用すると共に「かしわエコサイト」を通じた双方向的な交流の場を拡充して参ります。 |
4 |
カーボンオフセット(スマートメーター普及)事業 対象となるスマートメーター機種の拡大やスマートメーターを導入していない家庭でも環境家計簿の利用によって参加出来る仕組みにする等、より柔軟な計画にして下さい。 |
スマートメーター機種の選定については、事業母体である「かしわ街エコ推進協議会」と多様化の方向で現在検討を進めております。また、メーター未設置世帯については、ご指摘の通り環境家計簿等の活用により、事業参加出来るようルールの見直しを進めて参ります。 |
5 |
省エネ情報の提供 市民に対して、光熱費削減の基準や「統一省エネラベル」、「省エネ製品ナビケーションしんきゅうさん」、「水環境や節水」「国・県の省エネに関する助成資金・補助金制度」等の情報を周知してはどうでしょうか? |
省エネ行動による効果については、CO2削減量と節電効果を併記すると共に、「省エネラベル」や「しんきゅうさん」等の情報はコラムとして新規に掲載しました。なお、国の助成制度については、毎年見直される為、記載しておりません。 |
6 |
バイオディーゼル 使用済てんぷら油の回収と再利用について紹介すると共に、市民へ協力を要請してはどうですか? |
新たにコラムとして紹介すると共に、その利活用については、引き続き廃油回収システムや事業採算性等の検討を進めて参ります。 |
7 |
健康長寿都市 環境未来都市の将来像である「環境共生都市」、「健康長寿都市」、「新産業創造都市」について、市民の明るい未来の為、「健康長寿都市」(疾病・介護予防、生きがい創出)の記載をご検討下さい。 |
ご指摘を踏まえ、「健康長寿都市」の視点について、温暖化対策に関連する範囲で、本計画の将来像3「健康で生きがいのある街」へ加筆しました。 |
8 |
ヒートポンプ技術 エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)規定の判断基準に示されている通り、一部の熱源エネルギーに偏った記載では無く、広くヒートポンプの採用を訴求する内容とすべきと考える。 |
ご指摘を踏まえ、ヒートポンプ技術の紹介については、特定の熱源に偏らない表記に配慮しました。 |
環境政策課の窓口で、第二期柏市地球温暖化対策計画を販売しております。
販売価格 1200円(税込み)
販売部数がなくなり次第、終了となります。
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