更新日令和4(2022)年4月11日

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令和3年度第2回柏市交通政策審議会地域公共交通部会会議録

1開催日時

令和4年3月24日(木曜日)午前10時00分から午前11時30分

2場所

沼南庁舎 5階 大会議室

3出席者

委員(出席14名)

本会場出席者:藤井部会長、星副部会長、武藤委員、阿部委員、松丸委員、井出委員

WEB出席者:伊東委員、熊谷委員、大原委員、吉﨑委員、檜山委員、中村委員、伏野委員、中野委員

事務局

坂齊交通政策課長他5名

4傍聴者

4名

5議題

(1)公共交通空白不便地域における対応策の進捗報告

(2)とねっこタクシーの実証運行の状況報告

(3)かしわ乗合ジャンボタクシーのルート変更について

(4)かしわ乗合ジャンボタクシーの愛称について

6議事要旨

(1)公共交通空白不便地域における対応策の進捗報告

事務局から、公共交通空白不便地域の進捗について、資料4に基づき、報告した。

(2)とねっこタクシーの実証運行の状況報告

事務局から、とねっこタクシーの実証運行の状況について、資料5に基づき、報告した。

(3)かしわ乗合ジャンボタクシーのルート変更について

事務局から、かしわ乗合ジャンボタクシーの概要及びルート変更について、資料6・資料7・資料8に基づき、報告した。

(4)かしわ乗合ジャンボタクシーの愛称について

事務局から、かしわ乗合ジャンボタクシーの愛称について、資料9 に基づき、報告した。

7主な質疑応答

(1)公共交通空白不便地域における対応策の進捗報告 (2)とねっこタクシーの実証運行の状況報告

(松丸委員)

実証実験を実施する中で、商業施設側にもう少しご理解いただき、協力を仰ぎたい(駐車場所など)。

利用する方は同じ方が多いので、今まで使っていない方への周知が必要ではないか。

(事務局)

1点目の商業施設との連携について、実証運行を始める前に商業施設に相談に行っているが、その時はどのくらいの人が利用するか実態が見えなかったので、判断しにくい点があったと思う。改めて実績を商業施設に示して共有することで、理解が得られるよう努める。

2点目の特定の利用者が多いことについて、当初のアンケートで「特に困っている」と回答していた方が6~7名程度であったため、その結果が利用状況にも現れているのではないかと考えている。今回の実績を町会全体に周知し、今後の利用や課題について共有していきたい。

(中野委員)

町会主体の取組は良いことだと思う。安定して継続していくためには、町会自体が、どのくらいの人が困っていてどのくらいの需要があるのか、把握する必要があると思う。継続したいという町会の意思が必要になるので、話し合いの継続は大事だと感じた。

予約なしで乗車できるのは便利だと感じた。通常1台だと思っていたところ、1日に11人の利用者がおり4台が配車されている日があるが、どのように臨機応変な対応をしたのか。

(事務局)

配車の仕組みについて、10時の集合時に1台配車し、運転手が利用人数を確認して、必要な場合には追加の配車をしてもらう形となっている。2台目以降は5~10分程度お待ちいただくことになる。

(阿部委員)

1点目に、町会が主体となって実施するには、人モノ金が必要だと思うが、特に、人的資源としてどのような人材が必要なのか、実証実験での担い手について伺いたい。

2点目に、実証実験の実施の途中で出てきた課題があれば伺いたい。

3点目に、500~1000世帯の地域でも、今回の100世帯単位での方法で対応できる見通しはあるのか伺いたい。

(事務局)

1点目の人的資源の確保ついて、市としても、町会内での高齢化が進んでいるため、非常に大きな課題として認識している。今回のケースでは、町会役員の中に、問題意識を高く持ち、積極的に携わるキーマンとなる方がいらしたことで、実証運行へとつながった。金銭面については、不特定の人が利用するため町会費から捻出するのは難しく、運行費用に係る不足分については市で全額負担する形にしている。

2点目の課題について、長期的に見て、現在のスタイルを継続して行うのか、より広い範囲で取り入れるのかなど、今後検討していきたい。今のやり方が100点満点ではないので、柔軟に対応していきたい。

3点目の大規模町会での運用について、500~1000世帯の規模となると、現在の方法を取り入れることは難しいと考えている。利根町会は約100世帯なので、地域に合うよう現在の運用としたが、1000世帯規模となるとデマンド等、より大きな規模となると定時定路線のコミュニティバスの導入や、既存の民間路線バスのルートを変更していただく等の対応も考えられるので、世帯数や目的地の立地状況によって、ケースバイケースで対応していきたい。

(藤井部会長)

予約なしで、ある一定の時間・場所に行けば利用できるという仕組みは、地域の人にとってはありがたい。自分たちの移動を地域全体で考えるという想いを、地域の方々が持っていて、自治体や交通事業者がそのニーズに対して一緒に動き出すという構造になっている。

とねっこタクシーは、地域の方々のライフスタイルに即した身の丈にあった手段となっていると言える。なお、このような小規模なケースでは、通常は1者が運行を担うことが多いが、複数の交通授業者が関わっている点が評価できる。

アンケートを踏まえて他の地域に展開するにあたっては、地域のサイズに合わせて、どうすれば良いかを、地域の方が主体的に考える仕組みが大事である。

一方、ヘビーユーザーがいることは悪いことではないが、その方々が半永久的利用する訳ではないので、ヘビーユーザー頼りになると続かない。

高齢者の買い物だけでなく、地域のある一定の人数が同じ時間帯に利用するケースとして、子供の塾通いなどといった他のニーズも考えられる。

今後、別の地域への対応を検討していくにあたっては、どのような使い方をしたいのか積極的な拾い出しを行い、それを反映できる仕組みを展開できる期待値を持っていると考える。

(3)かしわ乗合ジャンボタクシーのルート変更について

(檜山委員)

ちばレインボーバスでは、高柳駅発着の路線バスを平日42便運行している。コロナで利用者が減少し、燃料費が増大する厳しい状況ではあるが、運賃は簡単に上げることができない。バス事業は固定費がかかるため、コロナ前から元々利益率が低く1~2%程度にも関わらず、コロナ禍で収入が20~30%も落ち込んでいる。

したがって、公共交通機関同士で路線が重複するのは神経質にならざるを得ない。少なくとも利用者がそちらに流れるのは経営上ダメージが大きく、サービス水準の低下につながりかねない。

また、交通事業者全体的に運転手が不足しているので、限られた運転者という社会的資源をいかに効率的に配分して、交通ネットワークを維持していくかの視点が必要だと考える。

(藤井部会長)

本来、計画の段階から路線重複の調整などを丁寧に行わなければならないが、千葉県の中では道路ネットワークが脆弱な面があり、重複せざる負えない現状があった。

事務局としても重複の解消が念頭にあっての今回のルート変更となるので、事業者としてもご理解いただければと思う。

(中村委員)

廃止新設については、警察ともよく協議していただき、早めに運輸局輸送担当にも相談して欲しい。重複部分については、協議がなかなか進まない所はあるが、しっかり協議し、地域住民にもアナウンスして欲しい。

(藤井部会長)

交通関係者との協議は重要度を増しているので、早め早めの段取りをお願いしたい。

(4)かしわ乗合ジャンボタクシーの愛称について

(阿部委員)

ラッピングのデザインについても、地域から公募すると認知度が上がるのではないか。

(藤井部会長)

スケジュールの許す中で、ご検討いただければと思う。

(5)その他質疑

(中野委員)

6つの障害者団体で構成される「柏市心身障害者福祉連絡協議会」があり、その中の知的障害者を家族に持つ「柏市手をつなぐ育成会」の会長を務めている。6団体から、「高齢化が進み免許返納者が増え、足の確保が必要となっている。路線バスを、柏市の中心である市役所やラコルタ柏・ウェルネス柏などの公共施設の近くまで運行できないか。」という希望を出していたが、バスがそこまでは入れないなどの理由で話がストップしていた。

今年の市議会の広報に、ラコルタ柏と中央図書館の間の道路が拡張される工事が終わり、バスが通る環境が整ったので、バス事業者への意向も検討していくという回答があった。

これまでにこのような検討の話は出ていないか。

(事務局)

柏駅の周辺には市役所本庁舎のほか、中央図書館やラコルタ柏、国道16号を挟んでウェルネス柏や文化会館などの公共施設が集約している。一方で、柏駅からウェルネス柏までは、徒歩では距離があるため、交通としては弱い状況となっている。

ラコルタ柏と中央図書館の間の道路は、元々車線が狭く大きな車両が入れない状態だったが、ラコルタ柏のリニューアルに合わせて道路が拡幅されたので、ある程度の大きさの車両であればすれ違いができるようになった。

このような状況が揃いつつあるので、阪東自動車が通行している柏駅からウェルネス柏までの路線について、市役所の本庁舎を経由する形で運行ルートを変更できないか相談をし始めたところである。

関連ファイル

資料1_次第(PDF:85KB)

資料2_座席表(PDF:53KB)

資料3_委員名簿(PDF:137KB)

資料4_公共交通空白不便地域における対応策の進捗報告(PDF:749KB)

資料5_とねっこタクシー実証運行の状況報告(PDF:961KB)

資料6_かしわ乗合ジャンボタクシーの概要について(PDF:2,041KB)

資料7_かしわ乗合ジャンボタクシー(沼南コース)ルート変更案(PDF:582KB)

資料8_かしわ乗合ジャンボタクシーのルート変更について(PDF:1,255KB)

資料9_かしわ乗合ジャンボタクシーの愛称について(PDF:1,036KB)

参考資料_柏地区住民アンケート調査票(PDF:323KB)

 

 

お問い合わせ先

所属課室:土木部交通政策課

柏市柏255番地(柏市役所分庁舎1-1階)

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