更新日令和4(2022)年12月1日

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令和4年度第2回柏市健康福祉審議会高齢者健康福祉専門分科会会議録

1.開催日時

令和4年10月6日(木曜日)午後2時~4時

2.開催場所

柏地域医療連携センター1階研修室

3.出席者

委員(敬称略)

須田仁、中山宙久、井部泰子、狩野宏樹、﨏久美子、平野清、堀田きみ、山名恵子、吉野一實、渡部昭(以上10名)

事務局等

保健福祉部長(高橋 裕之)

保健福祉部理事(吉田 みどり)

福祉政策課長(橋本 圭司)

福祉総務課長(虻川 純子)

地域医療推進課長(梅澤 貴義)

高齢者支援課長(宮本 さなえ)

地域包括支援課長(恒岡 真由美)

法人指導課長(渡邊 浩司)

障害福祉課長(渡辺 清一)

生活支援課長(矢部 裕美子)

柏市社会福祉協議会事務局長(山下 嘉人)

4.配布資料

事前配布資料

資料1 第9期柏市高齢者いきいきプラン21 体系図(案)(PDF:631KB)(別ウィンドウで開きます)

資料2-1 第9期柏市高齢者いきいきプラン21の策定に向けた調査(案)の一覧(PDF:150KB)(別ウィンドウで開きます)

資料2-2 第9期柏市高齢者いきいきプラン21の策定に向けた調査 質問案一覧(PDF:1,199KB)(別ウィンドウで開きます)

資料3 介護保険要介護認定調査の指定市町村事務受託法人への委託について(PDF:829KB)(別ウィンドウで開きます)

資料4 ほのぼのプラザますおリニューアルオープンについて(PDF:559KB)(別ウィンドウで開きます)

資料5 会議次第(PDF:127KB)(別ウィンドウで開きます)

当日配布資料

当日資料1 委員名簿(PDF:82KB)(別ウィンドウで開きます)

5.議事(概要)

(1)第9期柏市高齢者いきいきプラン21の方向性について(2回目)(2)第9期柏市高齢者いきいきプラン21の策定に向けた調査について

(高齢者支援課から、資料1「第9期柏市高齢者いきいきプラン21体系図(案)」、資料2-1「第9期柏市高齢者いきいきプラン21の策定に向けた調査(案)の一覧」、資料2-2「第9期柏市高齢者いきいきプラン21の策定に向けた調査 質問案一覧」に沿って説明。)

(吉野委員)

高齢者就労の扱いについてだが、高齢者就労は支える側の生産労働人口にカウントされているのか。また、自営業の人だと60歳を超えても現役で働いているため、生産労働人口の定義があやふやになっている。柏市の生産労働人口の分け方について説明していただきたい。

(事務局)

第8期を策定する中でも生産年齢人口については、今後の見込みを含めて出しているが、実際に高齢者がどの程度支え手になっているかの人数の把握は出来ていない。これから具体的に支え手の人数をどうカウントするかについて検討していきたい。

(狩野委員)

資料1の基本理念について、すべての高齢者を対象にしているためノーマライゼーションに沿った形になっており良いと思ったが、右側の政策目標では、すべての高齢者が、安心して暮らすや元気な高齢者、困りごとのある高齢者、介護が必要な高齢者など限定された表現になっている。限定的な表現になっている意図があれば教えていただきたい。

(事務局)

意図としては、高齢者の状態像に応じて必要な取り組みが変わってくるということになる。例えば、元気な高齢者につきましてはフレイル予防などを進めていき、引き続き元気にいきいきと生活をしていただきたい。また、要支援になり困りごとが出てきたとしても地域の助け合いで自立して暮らしていける。介護度が重度になっても家で暮らしたい方は自宅で、施設に入りたい方は施設に入れるようになど、あくまでも状態像によって必要な内容は異なってくるため、状態像に応じた目標を立てることできめ細かい取り組みを進めていきたい。

(狩野委員)

政策目標の2番目で言うと、すべての高齢者が、これからもいきいきと暮らす、という言い方でもいいのかなと思った。分けられている方たちが何かノーマライゼーションの理念と沿わないような印象を受けてしまうため、何か配慮することがあればご検討いただきたい。

(渡部委員)

基本理念の幸福感がある人の割合と記載があるが、幸福感のない人はどうするのか。この部分はどのように捉えたらよいのか。

(事務局)

この指標は、基本理念がどれぐらい実現されているかをはかっていくための1つの目標になる。例えば、今回の調査で「あなたは幸せですか」のような質問をし、「幸せです」と回答したかたがどれぐらいいるかという現状を把握を行い、各取り組みを進めることで、幸せに感じる人が増えることが望ましいとの考えのもとで、幸福感のある人の割合というのを最上位の目標としている。

(吉野委員)

何%が幸せを感じていて、幸せを感じていない人もいるという捉え方でよいか。

(事務局)

幸福感のある人を増やしていくと同時に、幸福に感じていない人を少なくなるようにしていきたいという指標である。

(須田会長)

主観的に、ご自身がどう思っているのかを1つの指標として表していこうとしているものかと思う。今後調査をし、それを数値化したもので評価するという手法を取ることとなるかと思う。

(堀田委員)

1章と2章の違いが分かりにくい。1章であれば重層的支援、2章であればフレイル予防、3章なら地域支えあい、4章なら介護保険や医療などがキーワードになるかと思うが、このようなキーワードを書くと政策目標が分かりやすいのではないかと思う。

また、調査について、4.サービス従事者調査は前回回答率が10.1パーセントと極端に低かったが、今回は何か工夫をするのか。

(事務局)

まず調査について、前回の回答率が低かった要因は、従事者が日々の業務で忙しいということや、インターネット回答を初めて導入したということ等が考えられる。

今回は、質問数が多くなりすぎないよう精査したほか、回答方法について記述式ではなく、選択式にしている。入力フォームについても前回より見やすく回答しやすいものとしている。また、チラシを作成し、アンケート自体を周知することで回答数を増やしたいと考えている。

(会長)

回答するとポイント付与などがあれば回答が多くなるかもしれない。

続いて、政策目標にキーワードを付けるということに関してはどうか。

(事務局)

今後プランを策定、文章化していく中で検討していく。

(会長)

基本的な立付けが施策メインとなっており、それぞれの施策対象となっている高齢者像が決まっていて、施策ごとに分かれて記載されている。書き方として左から右に流れているように見えるが、基本理念の後に施策を置き、最終的に施策の延長線上にあるのは政策目標の到達点という見せ方にするほうが分かりやすいかもしれない。検討していただきたい。

(平野委員)

現在、自宅での看取りが現在15~16%になっている。柏モデルが始まった15年前には約1%だった。施設での看取りも増えている。新型コロナウイルス感染症によって、病院に入れないことがニュースにもなり、皆さんが不安になる。そのような状況で、在宅医療がより必要になってくる。多職種連携というのは柏モデルの売り言葉でもあり、日本で一番、多職種連携が進んでいる市と言われているので、アンケートを取り、柏市はこのようなことをやっていると県や国、市民に示していただきたい。今回でなくてもいいが、そのためのアンケートを取ることを検討していただきたい。

(事務局)

在宅医療に関する調査は同じタイミングでさせていただくが、特に計画策定のためだけではなく、在宅医療推進のため個別事業の評価の1つとしてアンケートを行う。在宅医療を受けている患者さんやサービスを提供している医療従事者、介護従事者の方を対象とした満足度調査を3年に1度行っている。アンケート実施の際には、在宅介護実態調査や介護従事者調査と調査対象者が被らないよう、高齢者支援課と調整しながら、対象者をうまく振り分けられるようにしたい。そちらの調査結果も年度末に速報値で出る予定なので、連携しながら公表する予定である。

(吉野委員)

資料2-2、29ページのその他15の部分より施設設備についてのほうが重要だと思う。事業者の立場で、私は特養を運営している側だが、特養の整備計画について聞いてほしい。なぜなら、資料2-1の裏面に国推奨調査、社会資源等の把握とあるが、社会資源の把握のため、当然施設設備に触れてほしいと思う。昔のビジネスモデルが通用しなくなったため、現在施設設備が重要である。また、ウクライナや円安の影響で借金しても払いきれない現状があり、やりたくてもできない。色々な需要に対してどのように社会福祉法人が計画を立て苦労しているかについて、事業者に聞いてもらいたい。

14ページの従事者への質問で様々な職種、様々な事業所があるが、集計した時にどの事業所のどういう職種の人がどれだけ持っているかは集計上出てくるのか。

最後に外国人労働者の労働条件や労働環境、悩みについて市は知っておいてほしい。

(事務局)

事業所に対して経営実態がどうかなどの調査は今回は想定していない。経営実態に関する調査は国が全国の事業所に行っているため、ビジネスモデルが変化してしまっているというのは存じているが、その部分については介護保険の例えば報酬体系の在り方などで議論する部分かと考えている。その為、プランを策定するにあたっては経営実態がどうかなどの具体的な調査は行わない。ただ、国の調査結果報告などは注視し、また事業所の皆様にご意見を伺って市で支援できることがあれば検討していきたいという考えである。

どのような職種の方がという質問については、最終的に結果がでたら、職種ごとにクロス集計を行う。顕著な結果があればご報告させていただく。

今回の調査に関しては、外国語で対応するなどは想定していない。外国人労働者に関しては、介護人材確保や事業のあり方検討のために実態を現場に直接伺う必要があると考えているので別の角度から検討していく。

(渡部委員)

第8期に行った内容から追加した部分、削除した部分などがあればどこが変わったのか。

(事務局)

資料2-2の一番左に新規、継続と記載している。継続となっているのが前回の調査で

質問している内容、新規となっているのが、今回から追加で質問を設けている。また継続となっている質問でも選択肢については細かく直しているところもある。

(渡部委員)

前回から削ったものはあるか。また、新規については皆様で考えて作成されたのか、それとも皆さんが事業所を回り、回った感触の中からつかみ、現場の声を入れたのか。

(事務局)

庁内各担当の意見も踏まえ継続としたものや、社会的に問題となっていて加えたもの等がある。資料2-1には前回の質問数を記載しているが、基本的に減らす方向にしている。質問数が多くなると回答者の負担が大きくなり、回答率にも影響してくるため、基本的にはより必要なものだけを残した調査にという意図で、庁内で検討した上で作成した。

(事務局)

平野委員の質問の補足になるが、健康とくらしの調査については、柏市は長い間「ご自分が病気などで最期を迎えるとしたら、どこで迎えたいと思いますか」という設問をとっており、今回も最期を迎える場所の希望やそのことについて家族と話しているかなどの設問を入れる予定。前回の調査期間がコロナ前だったため、今回の調査でコロナ前とコロナ後の比較ができると思う。

(須田会長)

健康とくらしの調査については、全体的に共通するものがあるので前回と同じ160問くらいになるかと思います。在宅介護実態調査も毎回行っているので、質問を変えてしまうと経年変化を見ることが難しくなるので、今回も同じような形になるのかと思います。

また、市独自の調査は、全体的に質問項目を減らしている方向であると思いますが、こういう調査をすると、行政側が自分達の行っていることに問題はないのかという不安に駆られ、「知っていますか?」というような質問をし、質問項目が増えてしまうことが多い。行政側の不安を解消したいだけでの設問はやめたほうがいいと思っており、なるべく回答側の負担が少ない形がいいと思います。

(中山副会長)

資料2-2の選択肢ですが、3ページの身だしなみ(洗顔・歯磨き等)に違和感がある。歯磨き等は身だしなみではなく健康に関することではないのか。口腔内の状況が悪ければ誤嚥性肺炎にもつながるため、歯磨き等に関しては、別の項目があってもいいと思う。

(事務局)

在宅実態調査に関しては、国が概ね作成しており、該当の質問はも国の指定するものであるため、変更が難しい。

(井部委員)

資料1の権利擁護の充実について、後見制度を知っている人の割合、普及啓発などの内容を具体的に教えていただきたい。

(事務局)

成年後見制度については、昨年度から中核機関を設けている。自立して生活出来ない方をどうやって誰がサポートしていくかという悩みを相談できる所の周知を進めている。

(山名委員)

いきいきプランは非常に細かく作成されており良いと思った。

6.報告事項

(1)介護保険要介護認定調査の指定市町村事務受託法人への委託について

(高齢者支援課から、資料3「介護保険要介護認定調査の指定市町村事務受託法人への委託について」に沿って説明。)

(2)ほのぼのプラザますおリニューアルオープンについて

(地域包括支援課から、資料4「ほのぼのプラザますおリニューアルオープンについてに沿って説明。)

7.傍聴

傍聴人数

0名

8.次回開催日程

令和5年2月2日(木曜日)開催予定

お問い合わせ先

所属課室:健康医療部高齢者支援課 計画調整担当

柏市柏5丁目10番1号(本庁舎別館2階)

電話番号:

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