更新日令和3(2021)年8月9日

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放っておくと怖い歯周病

  1. 歯周病とは
  2. 歯周病の全身への影響
  3. 歯周病セルフチェック
  4. 歯周病を予防しよう
  5. 歯周病検診を受けましょう

歯周病

歯周病とは、歯の周りの組織(歯肉や歯を支えている骨など)の病気のことで、細菌によって引きおこされる感染症です。

歯周病進行

歯周病が進行すると、歯の周りの組織(歯肉や歯を支えている骨など)が破壊され、歯が揺れて噛めなくなり、最後には歯が抜け落ちてしまいます

歯が抜ける原因第1位は歯周病

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(8020推進財団「永久歯の抜歯原因調査報告2018」より)

歯周病は年齢とともに悪化して40歳以降、急速に歯が失われる原因となります。

歯周病にかかっている人の割合(平成28年歯科疾患実態調査)

  • 歯がグラグラ(PNG:88KB)30歳から34歳の人の58パーセント
  • 40歳から44歳の人の72パーセント
  • 50歳から54歳の人の77パーセント
  • 60歳から64歳の人の78パーセント

歯周病の全身への影響

歯周病を放っておくと、全身に様々な影響があることがわかっています。

歯周病と全身へのかかわり

(千葉県健康福祉部・千葉県歯科医師会「歯周病が命を奪う!?(平成14年作製)」より)

糖尿病

歯周病の悪玉細菌が増殖すると、菌から発生する炎症物質や毒素により糖尿病が悪化します。

気管支や肺へ

「気管支炎」「肺炎」「誤嚥性肺炎(高齢者の死亡原因)」「口臭」の原因になります。

子宮・羊水へ

歯肉の毛細血管から細菌が入り込み、体内を巡ることにより、「早産」「低体重児出産」になる確率が、歯周病にかかっていない健康な人の7倍になります。

脳へ

「脳卒中」「脳梗塞」になる危険性が、健康な人の2倍になります。

心臓へ

心臓の血管・弁や内膜に歯周病菌がとりつき、「動脈硬化」「感染性心膜炎」「狭心症」「心筋梗塞」などにより「心臓発作」を引き起こす確率が、健康な人の約3倍になります。

歯周病セルフチェック

早めに歯周病のサインに気付き、適切なケアを行えば、歯周病を予防することができますので、確認してみましょう。

  • 歯肉の色が赤い
  • 歯と歯の間の歯肉が丸く、腫れぼったい
  • 歯みがき時など歯肉から出血することがある
  • 歯が長くなった気がする
  • つばがネバネバしている
  • 歯がグラグラしている
  • 口臭が気になる

歯肉が疲労時やストレスがかかっているとにき腫れやすい

鏡(PNG:74KB)

歯周病を予防しよう

毎日のケアで歯周病は予防できます。できることから実践してみましょう。

歯みがき

歯と歯肉の境目を丁寧にブラッシングしていきましょう。力を入れる必要はありませんので、歯ブラシはえんぴつを持つように持ってみがきましょう。また、みがき残しのないようにみがく順番を決めることも大切です。

バス法(PNG:38KB)
歯と歯肉の境目に歯ブラシを当て、軽い力で小刻みにみがきましょう

すき間ケア

歯と歯の間は歯ブラシが届きにくく、歯ブラシだけでは6割の歯垢しか落とせていません。「デンタルフロス」や「歯間ブラシ」を使って、歯と歯の間の歯垢を効果的に落とすことも大切です。

歯と歯のすき間の狭い部分には、デンタルフロスを。

歯と歯のすき間の広い部分には、歯間ブラシを。

(補足)

かかりつけ歯科医を持ちましょう

かかりつけ歯科医を持ち、3カ月から半年に1回、むし歯や歯周病のチェック、歯石等の除去をしてもらいましょう。

歯科健診(PNG:32KB)柏歯科医師会「柏の歯医者さん」(外部サイトへリンク)

歯周病検診を受けましょう

歯周ポケット検査(PNG:50KB)市では30歳・40歳・50歳・60歳になる方を対象に、歯周病検診を行っています。指定医療機関において、「問診」「歯周ポケット測定」「むし歯のチェック」などが、1,100円の自己負担で受けることが出来ます。

歯周病を予防するためには、毎日のていねいな歯みがき習慣と規則正しい生活に加え、かかりつけ歯科医院での定期健診が大切です。
対象者には受診券(ハガキ)を個人通知していますので、通知が届いたら検診を受けましょう。

お問い合わせ先

所属課室:健康医療部健康増進課 健康増進担当

柏市柏下65番地1(ウェルネス柏3階)

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