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事業活動に伴って排出される一般廃棄物を減量するための方法などをご案内しています。
住み良い柏を未来に残すために、市内事業者の皆様のご協力が必要です。
「令和2年度事業系一般廃棄物減量計画書」より市独自調べ((補足)数値は令和元年度のもの)
対象事業所:市内205事業所
ごみの減量、適正処理及びリサイクルを推進するためには、ごみの発生状況と処理・リサイクルの実態を把握することが大切です。また、ごみの分別区分、排出・保管場所などに関するルールやマニュアルを定め、テナント、従業員などに周知徹底を行うことが必要です。
これらの取り組みを全て廃棄物管理責任者一人で進めることはできません。各部署・テナントごとに担当責任者を選任し、建物全体での一体的な取り組みが実施できる体制を作りましょう。
まずは、各フロア、ビル全体では、どんな種類のごみ、資源がどのくらい発生しているか排出状況の実態を把握します。また、建物内で行っている分別方法を整理し、ごみ処理の流れを確認します。
ごみ量を把握することは、減量効果の確認や減量計画策定のために不可欠なものです。また、処理料金の支払いの根拠にもなるため、事業者自ら量を把握し、業者からの報告は、補完としての使用にとどめるのが望ましい方法です。
また、排出する度に計量し実量を把握することが原則ですが、実測が難しい場合は、容器や袋単位による換算基準を定め、その個数により排出量を把握する方法も考えられます。排出時に使用している容器や袋を一定期間計量し、基準値を決めてみましょう。
ごみの排出状況から、改善ポイントを洗い出し、減量・再利用化の計画、目標値を決めます。目標作成の段階から所有者・テナント・社員・清掃員の意見を求め、ごみの発生抑制・再利用化を目指す具体的な行動を提起するものにしましょう。
ごみの分別方法や再利用の対象品目の選定にあたっては、廃棄物処理業者・資源回収業者ともよく相談し、効果的な分別区分、排出・保管場所、表示方法などのルールを設定します。また、搬入先と処理内容は「事業者処理責任」として必ず把握してください。
↑市役所ごみ出しハンドブック(内容)
まずは、全員が無理なく実践できる簡単な取り組みから始めましょう。事業所の一人ひとりがごみの減量・リサイクルについて意識を持ち、行動に移すことが重要です。社員、テナント、清掃員など関係者にマニュアルを配付したり、社員研修、社内報、掲示板等を活用し、継続的な指導と意識啓発を行います。
ごみの減量化を実行するには、環境整備も欠かせません。排出方法の徹底とともに、排出・保管場所の明示など、3Rに取り組みやすい環境を作ることが重要です。
ごみの種類ごとに排出、保管場所を区分し、明確化することが有効です。ごみの名称、注意事項及びリサイクルの仕方などを明記したプレートやポスターを各保管場所に掲示します。
分別ルールに従って、分別区分ごとのごみの排出量、再利用量を確認してみましょう。把握した量を日報、月報、年報として管理します。分別種類ごとの実績を集計することで、減量効果、改善点を見出すことができ、新たな方策をとることができます。
定期的にごみの排出、保管場所を点検、巡回して、分別が適切に行われていることを確認します。
効果が見られなかった取り組みについては、見直しが必要です。新たな目標・問題点の検討を行い、無理なく、ごみ減量・リサイクルを進めましょう。
廃棄物の適正処理、リサイクルを実現していくためには日頃から廃棄物やリサイクル等の処理業者と協力関係を構築し、情報共有や意見交換など連携を図っていくことも必要です。
普段のごみ処理の流れが定着したら、事業所から発生する廃棄物をさらに減量できないか検討してみましょう。ごみ減量のキーワードは「3R」です。
ごみになるものを減らしましょう
(例)書類のペーパーレス化、両面印刷、2up印刷、簡易包装
捨てずにまた使いましょう
(例)使用済みOA用紙の裏面利用
もう一度資源として活かしましょう
(例)段ボール、新聞紙等は分別して資源化
紙ごみの中には、分別すれば紙の原料として再利用できるものが多く含まれています。まずは、できるだけ使用量を減らし、リサイクル可能な紙はごみにしないことを事業所の皆様一人ひとりに理解してもらいましょう。
↑市役所内にてシュレッダーごみとそのほか可燃ごみを分別。シュレッダーごみはリサイクル処理を行っている。
どのような品目で分別収集するか(回収方法)
従業員各自が分別しやすい種類の分別ボックスを設置
古紙の種類により製紙原料としての用途が異なります。詳しくは回収業者へ確認してください。
↑市役所内の全ての複合機近くに掲示しているポスター
紙使用量削減啓発ポスター(数値ブランク版)(ワード:76KB)(別ウィンドウで開きます)
↑市役所内の古紙回収ボックスは種類ごとに分別可能
古紙を再生するにあたり、紙の原料にならないものが入っていると、再生するときの妨げになるので、古紙原料として利用できない異物は必ず取り除きましょう。詳しくは回収業者へ確認してください。
粘着物の付いた封筒や圧着はがき、ビニールコート紙、裏カーボン紙、感熱紙、ワックスの付いた紙(紙コップなど)、写真、合成紙、ストーンペーパーなど
粘着テープ類、ファイルの金具、金属クリップ類、フィルム類、セロハン、プラスチック製品、ガラス製品、布製品など
事業者のみなさまへ~リサイクル手法一覧~(別ウィンドウで開きます)
柏市では、循環型社会の実現を目指して、3Rの推進を行っています。詳しくは「循環型社会の実現を目指して」をご覧ください。
事業系一般廃棄物減量啓発チラシ(PDF:351KB)(別ウィンドウで開きます)
事業系一般廃棄物減量計画書の提出について
柏市では、一定の条件を満たす事業者(事業所単位)様には「事業系一般廃棄物減量計画書」の提出をお願いしています。(該当する事業者様には7月~8月頃に市から通知と様式をお送りします)
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