更新日令和8(2026)年2月26日

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令和7年度柏市自殺予防対策連絡会議 会議録

日時

令和8年1月22日(木曜日) 午後2時から午後4時まで

場所

柏市役所分室3第4会議室

出席者

委員(順不同)

  • 認定NPO法人千葉県東葛地区・生と死を考える会三井正行委員
  • 一般社団法人柏市医師会 和田忠志委員
  • 千葉大学大学院医学研究院 廣瀬素久委員
  • 医療法人社団健仁会手賀沼病院 浅井清剛委員
  • 柏商工会議所 橋本理知委員
  • 柏市民生委員児童委員協議会 一蝶俊尋委員【副議長】
  • 柏市民健康づくり推進員連絡協議会 村上広子委員
  • 社会福祉法人千葉いのちの電話 四家かおり委員
  • 一般社団法人日本産業カウンセラー協会東関東支部秋山礼子委員
  • 千葉県柏警察署生活安全課 松田和典委員
  • 柏労働基準監督署安全衛生課 中山昴委員
  • 柏市社会福祉協議会 山下嘉人委員【議長】
  • 認定NPO法人キャリアデザイン研究所(かしわ地域若者サポートステーション)山内信隆委員
  • JR東日本柏駅 増本真之委員
  • 柏市福祉部部長 矢部裕美子委員
  • 柏市健康医療部部長 高橋裕之委員
  • 柏市経済産業部部長 込山浩良委員
  • 柏市教育委員会学校教育部部長 平野秀樹委員

事務局

  • 福祉部福祉政策課
  • 健康医療部保健予防課

議事要旨

  1. 第2次柏市自殺対策計画の実績報告
    令和6年度から始まった5か年計画の初年度実績を報告。
    「誰も自殺に追い込まれることのない柏市」を目指した事業推進を確認した。
  2. 柏市における自殺者数等の現況
    全国の児童生徒の自殺数が令和6年は529名で過去最多。
    柏市においても、こども向けの対策が重要
  3. 自殺対策基本法改正の概要等
    令和7年6月公布の改正法に基づき「こどもの自殺対策」が明記された。
    こどもの自殺対策推進パッケージに基づき庁内連携を強化していく。
  4. 自殺予防対策庁内連携会議についての報告
    こどもをキーワードに情報共有を実施。
    教育部門だけでなく全庁的な課題として取り組むことを確認した。

議事に関する質疑等

[三井委員/認定NPO法人千葉県東葛地区・生と死を考える会]

資料2-1について、令和7年の自殺者数の年齢分布を教えていただきたい。

[事務局]

 令和7年については暫定値であり、かつ、その値が5人未満になるものについては、個別具体のケースの特定につながる恐れがあるため非開示としている項目もある。

[一蝶委員/柏市民生委員児童委員協議会]

 庁内連携会議を上手く利用して職員間の情報共有をし、質の高い計画作りを進めてほしい。

[事務局]

 庁内連携会議での情報共有を引き続き進めていきたい。

[浅井委員/医療法人社団健仁会手賀沼病院]

 実績報告のスタンドバイによる相談件数について令和6年度実績値が増えているが、相談への対応実態について教えてほしい。

[平野委員/柏市教育委員会学校教育部部長]

 スタンドバイはいじめの早期発見を目的としたアプリで、チャット形式で相談をすることができる。令和5年度までは児童生徒課が相談を受けていたが、親子関係等の様々な相談が寄せられるようになり、令和6年度からは外部委託をしたことで、飛躍的に件数が伸びたのではないかと分析している。

各機関からの御報告

[四家委員/社会福祉法人千葉いのちの電話]

 千葉いのちの電話の相談者の年齢は比較的高い傾向で、子供の親御さんからの電話も多い。子供とっては、いのちの電話というだけで怖い感じがすると言われている点は課題。自傷行為が増えている印象で、実行中の方からの相談も稀にある。若年層からは、知ってる人には相談できないという内容が多い。相談員の募集に対する応募者は若くなっている印象。今までは定年を迎えて社会貢献したいという方が多かったが、大学生や仕事をしながら夜の時間にという方が多い。自殺未遂が行われた時間の統計によると、18時から23時台という時間帯が多く0時過ぎは少ない。自殺の実行率は朝4時台、5時台が統計上多い。自死遺族支援の面談は、日が浅いうちに来られる方が多く、相談も3~4年と長引く人が多い。現場の声が市・県・国へと届けば良い。

[村上委員/柏市民健康づくり推進員連絡協議会]

 子育て支援等の地域の健康増進に努める活動をしている。子育て中の方の悩みや高齢者の方の様々な悩みを共有していただき、自分だけではないという風に話し合える場を作っている、最近は、健康アプリ「ワニFit」などを通して会話が生まれることもある。健康で過ごせること、笑顔で過ごせることを大切にし、活動を続けていきたい。

[橋本委員/柏商工会議所]

 事業経営者の支援をしている。経営者の方が経営に詰まり、自ら命を絶たれるというケースが全国的にある。各都道府県の事業承継センターとも連携し事業主の後押しをしている。事業経営者様の悩みの1つに、従業員との関係があり、労務に関する相談が増えている。配置転換で過労になり鬱状態から自殺に至るケースもあるため、日本産業カウンセラー協会さんのストレスチェックサービスも利用しながら、事前に予兆をキャッチすることを推進している。自殺者の減少につながるような活動に務めていきたい。

[浅井委員/医療法人社団健仁会手賀沼病院]

 手賀沼病院は精神科病院で、希死念慮を強めてしまった患者様や、自殺未遂の患者様の外来治療、入院治療をしている。個人的な印象としては、40代から50代の男性と、10代から20代の女性が多い。40代50代の男性の場合は、概ね仕事の問題が多く、鬱病を発症し希死念慮が強まり心理的視野狭窄に陥って自殺に至るっていうケースがほとんどで、飛び降り等の致死的な方法を選ぶっていうことが多い印象。10代20代の女性は、学校、職場や、恋愛の問題を契機に、鬱状態まではいかなくても、死にたいという気持ちが強くなり逃避的な感情で自殺企図に及ぶということが多く、虐待や、学校の集団生活で辛くなり、希死念慮を強めてしまうケースも多い印象。虐待への早期介入や、発達特性を早期に掴み、適切に支援をすることで、将来的な自殺というものを減らしていくこともできる。

[廣瀬委員/千葉大学大学院医学研究院]

 千葉大学では2010年から、認知行動療法にもとづいたカウンセリングやセラピーができる人を育てる取り組みを続けている。千葉大学病院にある認知行動療法センターで実際にカウンセリングを行っている。認知行動療法を広く様々な人にお伝えできるように整えている。研究の面では、高校生、中学生を対象としたストレスチェックについて、千葉県と一緒に研究室として取り組んでいる。

[和田委員/一般社団法人柏市医師会]

 パンフレットの配布等を含めた啓発活動も検討していきたい。患者さんの中にはAIに相談している方もいる。相談機能の性能が良くなればポジティブなフィードバックも期待できるのではないかと考える。

[三井委員/認定NPO法人千葉県東葛地区・生と死を考える会]

 グリーフケアというわかちあいの会を実施している。まんりょうの会という自死遺族に特化したわかちあいの会では令和7年は延べ25人の方が参加した。個別や電話でも相談対応をしている。グリーフケアのスタッフ養成研修も実施している。自死の予防になればと考えてる。

[山下委員/柏市社会福祉協議会]

 地域の中でひとりにならない誰かとつながる環境づくりを大切にしている。居場所づくりのお手伝い等を通じて孤立を防ぐことで、自殺予防の土台づくりになると考えている。地域の皆様や関係機関と協力して取り組んでいきたい。

[一蝶委員/柏市民生委員児童委員協議会]

 昨年12月に民生委員の一斉改選があったが、定数587名に対して、欠員が109名で、充足率が81%であった。民生委員の成り手不足が問題になっている。新任の民生委員に対して、自殺対策の取組みについての共有ができればと考える。

[秋山委員/一般社団法人日本産業カウンセラー協会東関東支部]

 柏市の無料対面相談の委託事業を続けている。ここ1年、40代と50代の方の面談が非常に多く、働いている方の相談は平日の日中にも関わらず増えている。メンタル不調を抱えながら、働いている方が増えているということだと思われる。なかなか休めない、休むと排除されてしまうという恐怖感があり、具合が悪いのに、休まないで働き続けている、という方が非常に増えている実感がある。働く方の相談以外にも親子関係、他の人間関係を相談する方は多い。AIの相談について大学の先生などと勉強会をしている。AIのカウンセリングは、導入部分は非常に上手い。AIは受け止めて、前向きに考えようということはできるが、どこに問題があるのかということを掘り下げることはまだできないと感じる。

[松田委員/千葉県柏警察署生活安全課]

 警察では保護した後のケアが重要になってくる。保護した人がカウンセリングに行ったことがあるのであれば、カウンセリング先から警察の方にも情報をお示しいただけるとよいのではと考える。

[中山委員/柏労働基準監督署安全衛生課]

 労働管理に定められたメンタルヘルス対策をしている。メンタル関係のガイドラインの周知やガイドラインにもとづく実施がしやすいような環境づくりをできるように、ストレスチェックの各種外国語コンテンツ等の支援事業もしている。

[山内委員/認定NPO法人キャリアデザイン研究所(かしわ地域若者サポートステーション)]

 就労支援においては、単に就労先を紹介するだけでなく、メンタルや生活リズム等の色々な問題を抱えながら一歩を踏み出している人に対して、一人ひとり時間と回数をかけながら就労に結び付けている。利用者の中に希死念慮を抱えている人は少なくないのでスタッフも配慮している。メンタルヘルスに関する研修の受講等によりスタッフの育成をしている。

[増本委員/JR東日本柏駅]

 駅構内へのポスター等の掲示。朝の8時頃出勤時間にあわせて駅構内で利用者にパンフレット配布のキャンペーンを実施している。駅構内巡回時に利用者への声掛けをする取り組みもしている。今後も巡回の強化をしていければと考えている。

[矢部委員/柏市福祉部部長]

 自殺予防の周知啓発及びゲートキーパー養成研修を開催。障害福祉や生活保護の担当課では、支援者の方々にも協力いただきながら現場で対応している。今後も協力をお願いしたい。

[高橋委員/柏市健康医療部部長]

 保健予防課の精神保健福祉士がこころの健康相談を実施している。健康相談は増加傾向にあり、10代の割合が多い状況。法改正にあるように若年層にむけた支援をしていくことが必要と考えている。令和6年度からは、国が進めているこころのサポーター養成講座を実施している。メンタルヘルスや精神疾患の正しい知識を持ち、身近な人に対して傾聴を中心とした支援を行うもので、厚生労働省では2033年度末までに全国で100万人を目指している。柏市でも引き続き講座を開催し理解を促進したい。健康寿命の延伸として健康アプリ「ワニFit」を配信している。

[込山委員/柏市経済産業部部長]

 就労支援により生活困窮や自殺の予防に取り組んでいる。就労に関する悩みを抱えている方が適切な相談先につながれるように努めている。働けないことで家族または社会から追い詰められている方が少なくない。相談先につなげるための情報発信を引き続き行っていきたい。

[平野委員/柏市教育委員会学校教育部部長]

 こどもの自殺が増えていることに対して教育委員会が果たすべき役割は大きいと考える。スタンドバイの導入やこころの健康観察の導入をしている。情報を蓄積することで変化や傾向が見えてくると考える。SOSの出し方授業では、傍観者を作らないことを目的に実施している。気づく・つなぐということが教職員にとって特に重要な役割だと考える。学校の中で教室に入れないこども達の居場所について、校内フリースクールという仕組みを段階的に進めていきたい。

事務連絡

本会議委員の任期は令和8年5月31日まで。

次期委員の選出については別途依頼を行う。

傍聴者

1名

会議資料

お問い合わせ先

所属課室:福祉部福祉政策課

柏市柏5丁目10番1号(本庁舎別館2階)

電話番号:

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