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柏市動物愛護ふれあいセンターの「人と動物が共生できるまちづくり」への取り組み
「殺処分をしない」センターの取り組み
収容された犬猫たちの一部は、収容時点で何らかの理由でケガや病気を抱えており、健康な個体に比べ譲渡が滞ってしまうものがいます。当センターではセンター内で処置が可能なものについては職員が治療にあたり、特別な処置が必要なものについては、千葉県獣医師会加盟病院に当該処置の協力を依頼するなど、収容された負傷動物の治療及び譲渡促進に努めています。
また、収容時点で人慣れしておらず、譲渡が困難を極めると考えられる個体についても、毎日職員が根気強く創意工夫をしながら接することで徐々に信頼関係を構築し、可能な限り人慣れをさせた状態での譲渡に努めています。
適正譲渡への取り組み
収容された犬たちの一部は、飼い主からのネグレクトを含む虐待を受けていたり、性格上飼育が難しいとして手放されたものがいます。当センターでは、それらの犬が一般家庭で生活ができるよう、しつけや訓練を施し、「いのちをつなぐ取組み」として譲渡を行っています。

トイレトレーニングの一場面
決まった場所でトイレをさせることができるように号令をかけながら行います

口輪装着の訓練風景
噛み癖はハンドリングを行う上で大きな支障となります。装着を嫌がらないようトレーニングを重ねることで自然な脱着ができるようになり、安全な訓練を行うことができます。

無駄吠えをなくすトレーニング風景
日中、ケージ内に入れて管理することで無駄吠えする機会を最小限に抑えます。これを日常的に行うことでお留守番中も無駄吠えしないようトレーニングを行います。
専門学校との協働事業について
我孫子市にあるスカイ総合ペット専門学校にセンターの犬を派遣して、トレーニング実習を行うなど、収容動物の活躍の場を広げています。
学生さんに囲まれて楽しそうなはんぺん
ボランティアとの連携について
センターには毎年、野外で産まれた子猫が数多く収容されます。中には収容直後から哺乳が必要な生後間もないものもいます。センターだけで譲渡が可能な月齢まで育成するには相当な労力が必要とされるため、当該個体の育成及び譲渡についてはボランティア団体へ積極的に協力を依頼しています。
また、多頭飼育者から一度に多くの個体が収容される事案についても同様に協力を依頼し、問題の早期解決に取り組んでいます。
柏市内に生息する飼い主のいない猫への取組みについて
地域猫活動について
柏市では、飼い主のいない猫を適正に管理する活動(以下「地域猫活動」という)を支援し、市にから地域猫活動登録の承認を受けた個人または団体が管理する猫について不妊去勢手術の費用を一部助成しています。
地域猫活動の詳細については以下のホームページを御参照ください。
(飼い主のいない猫の不妊去勢手術の助成についてwww.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/061710/p006598.html)
公益財団法人どうぶつ基金を活用した協働事業について
柏市では、上述の地域猫活動に加え、公益財団法人どうぶつ基金の発行するチケットを活用した、飼い主のいない猫の繁殖防止措置にボランティア団体のにゃん2と協働で取り組んでいます。
チケットを活用した不妊去勢手術について
公益財団法人どうぶつ基金が不妊手術・ワクチン・ノミ駆除薬の費用を全額負担する「さくらねこ無料不妊手術事業」に参加し、地域猫活動を行うボランティア 団体等と連携して TNR 事業を行います。 「さくらねこ無料不妊手術事業」とは、飼い主のいない猫に対し「さくらねこTNR (Trap/捕獲し、Neuter/不妊去勢手術を行い、Return/元の場所に戻す、その印 として耳先をさくらの花びらのように V 字カットする)」を実施することで,繁 殖を防止し,「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの命を全うさせ,飼い主 のいない猫に関わる苦情や,殺処分の減少に寄与する活動です。
詳細については以下のホームページを御参照ください。
(公益財団法人 どうぶつ基金 www.doubutukikin.or.jp/activity/campaign/story/(外部サイトへリンク))
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