更新日令和4(2022)年8月26日

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柏市母子保健計画

「柏市母子保健計画」は、妊娠・出産・子育て関する現状及び課題に即した母子保健施策の位置づけや方向性を示し、子どもを健やかに産み育てる柏市を目指すために推進していくものです。

計画の概要

計画の位置づけ

計画の期間

平成28年度から平成37年度の10年間

策定経過及び体制

  • 平成27年5月から実施した柏市母子保健計画策定に係るニーズ調査(柏市母子保健計画策定に係るニーズ調査報告書(PDF:2,355KB))等で市民の意見を聴取しました。また、柏市の人口動態調査や母子保健分野における各種データより柏市で暮らす親子が置かれている現状を把握しました。
  • 庁内及び庁外関係機関・部局間で調整を図り、柏市保健衛生審議会母子保健専門分科会における協議及び助言を踏まえ策定しました。

柏の母子保健に関する現状と課題

母子保健に関する現状(妊娠・出産・子育ての状況)

母子保健に関する現状
母子保健の水準

周産期死亡率、乳児死亡率、新生児死亡率は国の水準とほぼ同じで平均的

少子化の進行

年齢別出生率で一生の間に生む子どもの数に相当する「合計特殊出生率」 が全国や千葉県よりも低く、減少傾向にある

晩婚化、晩産化の傾向

多くの女性が30代で、妊娠・出産・子育てをしている

子育ての不安や負担の増加
  • 働きながら子育てをする女性が増加
  • 核家族化(子育て家庭の大半は核家族世帯)
  • 子育て家庭は、柏市の居住年数が、比較的短い
  • 妊娠届出のうち11パーセントが継続的な支援が必要
  • 母の約25パーセントが子どもに対して育てにくさを感じている

母子保健に関する課題

課題 課題のポイント
安定した周産期・⼩児救急・⼩児在宅医療体制の整備及び連携の強化 維持向上されていくことが望ましい
⺟⼦保健関連事業間の連携体制の強化

安心して妊娠・出産できるための支援が必要

⼦どもの健やかな成⻑と育児を⽀える地域の⽀援体制の充実 切れ目のない妊娠・出産への支援が重要
地域における子育てへの支援が重要
積極的な思春期保健対策の更なる充実

次世代を産み育てる世代がを対象とした思春期教育が重要(健康の大切さや自分及び他者を大切にすることを学ぶ)

⺟⼦保健施策による育てにくさを感じる親に寄り添う⽀援の強化 妊娠期からの支援が重要
虐待の可能性のスクリーニング等、児童虐待防⽌対策の更なる充実 配慮が必要な子ども及び子育て家庭への支援が重要
  • 保健師等による調整・案内等を望む声は多い一方で、妊娠届出時の保健師面接は約4割の実施状況です。
  • 妊娠状況やリスク把握に不十分な状況であり、対策が必要であると考えられます。
  • 妊娠期からの切れ目のない支援、子育て家庭に寄り添う支援は、今後はより一層必要だと考えています。

基本理念 「親子がともに健やかに育つまち柏」

基本理念「親子がともに健やかに育つまち柏」とは、切れ目のない支援や有機的な連携により、安心した妊娠・出産・子育てが可能となり、本来の家族機能が発揮され、親子が共に育まれるまちです。

地域全体で妊娠・出産・子育てを支え合い、産官民が一体となって親子を支え、親子の健やかな成長を見守ることが大切です。

子育て家庭のみではなく、地域や職域等全体で取り組み、親子の健やかな育ちが、地域全体の生活の質をも向上させることを目指していければと考えます。

3つの基本目標

親子がともに健やかに育つまち柏を基本理念として、3つの目標に沿った取り組みを進めていきます。

基本目標1 安心した妊娠・出産と、心ゆたかに子育てができるまち

  • 施策分野(1)切れ目のない妊産婦・乳幼児の支援
  • 施策分野(2)妊娠期からの児童虐待防止対策

基本目標2 子どもの育ちと子育てを支え合うまち

  • 施策分野(1)子育ち・子育て・親育ちの支援
  • 施策分野(2)健やかな体と心をつくる学びの推進

基本目標3 配慮が必要な子どもの健やかな成長を見守り支え合うまち

  • 施策分野(1)配慮が必要な子ども及び配慮が必要な子育て家庭への切れ目のない支援

取り組みの目標と推進体制

計画を効果的に推進するために全38の指標を掲げ効果的に推進していきます。(以下、指標抜粋)

取り組みの目標と推進体制
項目 ベースライン値 最終評価目標(10年後)
妊娠・出産について満足している者の割合

「とても満足している」

「満足している」

91.1パーセント

95.0パーセント
むし歯のない3歳児の割合 82.7% 90.0パーセント
妊娠中の妊婦の喫煙率 2.6パーセント 0パーセント
地域の人からの声かけ状況 3~6か月児 77.7パーセント
1歳6か月児 88.8パーセント
3歳児 83.3パーセント
3~6か月児 90.0パーセント
1歳6か月児 93.0パーセント
3歳児 90.0パーセント
妊娠届出時の保健師等による面談率 41.4パーセント 100パーセント
新生児訪問の実施率 51.9パーセント 95.0パーセント
朝食を欠食する小中学生の割合 小学5年生 8.5パーセント
中学2年生 10.9パーセント
小学5年生 3.0パーセント
中学2年生 5.0パーセント
母が育てにくさを感じている割合 「いつも感じる」
「時々感じる」
3~6か月児 21.4パーセント
1歳6か月児 24.6パーセント
3歳児 33.0パーセント

3~6か月児 10.0パーセント
1歳6か月児 16.0パーセント
3歳児 22.0パーセント

 

母子保健計画本編(全ページ)

柏市母子保健計画 本編(PDF:4,781KB)

母子保健計画(各ページ)

柏市母子保健計画 中間評価とその結果に基づく計画の見直し

 本市では、平成28年3月に策定された「柏市母子保健計画」に基づいて、母子保健対策の総合的な推進に取り組んでまいりました。本計画の中間評価では、「健やか親子21(第2次)」の中間評価を参考に見直しを行いました。

詳しくは、「柏市母子保健計画 中間評価とその結果に基づく計画の見直し(PDF:3,022KB)」及び、

柏市母子保健計画 中間評価とその結果に基づく計画の見直し(概要版)」(PDF:1,147KB)をご覧ください。

関連ファイル

お問い合わせ先

所属課室:健康医療部地域保健課

柏市柏下65番1号(ウェルネス柏3階)

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