更新日令和8(2026)年4月2日

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令和7年度第3回柏市文化振興審議会会議録

開催日時

令和8年2月19日(木曜日)午後2時30分から午後4時30分

開催場所

柏市沼南庁舎5階 501会議室

出席者

委員

鈴木將勝委員(会長)、林久美子委員(副会長)、安久津素子委員、田嶋勉委員、野尻幸子委員、

波木香里委員

事務局

宮本さなえ生涯学習部長、吉田敬文化課長、大滝典子主幹、江藤隆博専門監、大神美帆副主幹、

柴田瑠夏主事、小野一眞主事、花島礼奈主事

内容

  1. 開会
  2. 生涯学習部長挨拶
  3. 会長挨拶
  4. 報告事項「令和7・8年度芸術文化事業について」
  5. 協議事項「パブリックコメント結果及び第六次柏市芸術文化振興計画について(答申)」
  6. その他
  7. 閉会

会議概要

(1) 報告事項 「令和7年度事業報告」及び「令和8年度事業予定」について

(事務局より資料1-1、1-2、資料2に沿って報告)

〇事務局

資料に基づき報告を行った。

〇鈴木將勝会長

事務局からの報告について、ご意見やご質問をいただきたい。

〇田嶋勉委員

音楽コンサートにおいて、出演者はどのような形で決定しているのか。公募は行っているのか。

〇事務局

アウトリーチコンサートなど柏市教育委員会主催のコンサートで現在出演をお願いしている方は、審議会委員のご紹介や出演者同士の繋がりを通じて、柏市ゆかりの方々を中心に依頼しているため、今のところ公募という形はとっていない。

〇田嶋勉委員

今後もますます人材育成に力を入れてほしい。文化課の支援があれば、アーティストもさらに世に出やすくなるのではないかと思う。以前も申し上げたとおり、人材は豊富である。
また、「かしわ塾」のように、小学生や中学生が高校生から教わる機会はとても貴重な経験であると考える。私自身20年程前にも携わっていたが、あの頃は小学生の参加も100人近くいた。現在は、小学校のクラブ活動がなくなり、中学校も地域移行が進んでいるとはいえ、参加者が目に見えて少なくなっている。事業もここまで盛んになってきたため、さらに人材を育てるような事業を増やしていただきたい。また、小学校への働きかけや広報をより広く行うなど、参加者が増えるような工夫をしていただきたい。

〇事務局

おっしゃるとおり、参加人数は減少している。教育委員会の中でも、文化振興部門である文化課と部活動を管理している学校教育部と情報共有は行っている。子どもたち自身も活動をしたいと思っている子が多い一方で、活動する場がないという状況があるというところをもう少し深く話をし、「かしわ塾」についてもより参加しやすい形を考えて行きたい。

〇田嶋勉委員

市立柏高校の生徒たちにも積極的に相談をかけてみてほしい。

〇安久津素子委員

合唱としては、市で発表する場が少なく、現在は「柏市合唱の集い」だけになってしまっている。千葉県では、千葉県子供連盟が主催のイベントが1回ある程度で、その2つしか発表の場がない状況である。そのため、自分たちで主催するものを作っていかないと、外にアピールする場が年々減ってきているように感じる。
私たちの団は、小学校・中学校の子供たちがメインであるため、商業施設のイベントや文化祭など発表する場がさらに増えるとよいと感じている。

〇事務局

「柏市合唱の集い」は毎年6月に開催されていると思うが、市で発表する場が少ないというところは、安久津委員のご意見のとおりだと思う。商業施設のイベントなど、市やその地域との事業協力に関心を持っている商業施設も多いのではないかと思う。そういった商業施設とも協力できると、発表の場が増えると考える。その点も今後検討していきたい。

〇林久美子副会長

コロナ以前の姿に戻りつつあり、さらにそれを上回るような取り組みを計画していくことが必要であると考える。やはり市の発展というのは、文化が基になって、様々な発展が築き上げられていくのではないかと思う。コロナ以前はどのような活動をしていたのか改めて認識するとともに、コロナ以前に行ってきた活動についても、これから文化活動を担っていく若い世代にも伝え、継承していくことが大切だと感じる。
アミュゼ柏やパレット柏などにおいて、コンサート活動も活発になってきた。今後もこうした活動をさらに広げ、さまざまな演奏家に知っていただくことで出演者を増やし、それに伴って来場者や応援してくださる方々も増えていくことで、文化活動全体に勢いが生まれていくのではないか。また、以前は、街中でも小学校や中学校の吹奏楽パレードなど賑やかな行事も多く行われていた。学校関係にも協力をお願いすることで、多くの人々が関わるきっかけになるのではないか。

〇波木香里委員

美術的な観点から申し上げると、次年度に予定されている千葉県立美術館の所蔵作品の展示については、とても楽しみにしている。本事業がうまく進み、今後も継続的に同館と連携した企画展が開催されるようになれば、市民として嬉しい。千葉県立美術館に足を運ぶ中で、以前から好きだった作家が柏出身であることを知るなど、新たな発見もあった。最近では、オペラシティアートギャラリーで柚木沙弥郎氏の展覧会を鑑賞し、展示の工夫が強く印象に残った。柏市にも芹沢銈介の作品が多く所蔵されていることから、これらをうまく見せられる環境はやはり必要だと感じている。一方で、柏髙島屋で開催された棟方志功と芹沢銈介の作品展については、SNSで紹介したところ、知人から反響があり来場につながった。一方で、会場が商業施設の催事場であったこともあり、作品保護や展示方法に対する懸念の声もあり、自分としても同様の印象を持った。こうした点を踏まえると、単に展示機会を増やすだけでなく、展示環境の質も重要だと思う。新たな施設整備の議論もあるが、柏髙島屋などの既存商業施設と連携し、展示スペースを工夫して活用することで、より良い形での展示ができるのではないか。

〇鈴木將勝会長

柏市文化祭のオンラインでの申し込みについて、もう少し文化課と密にして協議をしていきたい。柏市文化連盟は高齢の役員も多く、オンラインに対しても難しいところがあるため、その点も文化課に協力していただきながら進めていきたいと考える。

(2) 協議事項 パブリックコメント結果及び第六次柏市芸術文化振興計画について
(事務局より資料3 次期の柏市芸術文化振興計画策定について説明、続けて資料4第 六次柏市芸術文化振興計画(案)に対するパブリックコメント及び市教育委員会の考え方について説明)

〇事務局

資料に基づき説明を行った。

〇鈴木將勝会長

事務局からの説明を踏まえ、ご意見やご質問をいただきたい。

〇野尻幸子委員

そごうの跡地については、文化ホールなどの文化施設が欲しいという意見を私の周りでも多く耳にしている。そのため、早急にそごうの跡地に文化施設が整備されるとよいと考える。

〇田嶋勉委員

パブリックコメントについては、1つ1つの内容に対して、文化課が的確な回答をされていてよいと感じた。私自身、柏市教育振興計画の改定の会議にも出席しているが、その会議でのパブリックコメントは158件であった。第六次柏市芸術文化振興計画は6件で、やや少なく感じる部分もあったが、寄せられたコメントは数だけではなく、内容の面でも質も高いものばかりであった。
子供たちの芸術文化に対する様々なニーズに対して、どのような形で吸い上げるのか。例えば文化系、音楽であればブラスバンドだけではなく合唱や軽音楽、さらには美術系もある。中でも美術系などにおいては、アフタースクール課と連携して取り組むなどの方法も考えられるのではないか。

〇安久津素子委員

私たちは、練習会場などの環境面で苦労することが多い状況にある。 また、そごう跡地の活用方針がなかなか定まらないことや、市民文化会館が流山おおたかの森ホールと比較される機会も増えている。 先ほど波木委員からも意見があったが、展示方法や場所などの環境がもう少し整えば、さらに人材の育成にもつながるのではないかと感じた。

〇波木香里委員

文化複合施設については、市民の間でも整備を望む声は多く、私も必要性は感じている。一方で、そごう跡地に従来のような大規模施設を建設するための財源確保には課題があると考える。 新たな整備にあたっては、財源負担が現役世代にも大きく影響する。現役世代の一人としても、親の介護など社会情勢の中で、福祉が十分に受けられなくなるのではないかという懸念は現実的なものとして感じられる。文化的・精神的な豊かさも重要ではあるが、優先順位としては福祉を重視すべきという意識も強いのではないか。 こうした点を踏まえると、そごう跡地に大規模で立派な施設を新設するのは難しい可能性がある。例えば、既存の商業施設を活用するなど、コストを抑えつつ市民の文化活動の場を確保する方法も検討できるのではないか。

〇鈴木將勝会長

複数の委員からそごうの跡地についての意見が盛んに出ている。
自身が中心となり、10月の1か月間で7,060名の署名を集め、市長へ提出した。現在の市民文化会館の大ホールは交通の便があまり良くなく、高齢者にとって利用しづらい面やバリアフリーの課題、駐車場の少なさなどからも、市民が文化活動を行う場所は駅に近い場所が望ましいと考えている。
そごう跡地に文化施設を整備するには相当の費用がかかると考えられるが、市だけでなく県や国の支援を受けられる場合もあると思う。そのためにも、我々の意見を届け、こうした考えを市民の声として示していくことが、この計画案にとって前向きな動きになるのではないかと考えている。文化施設の必要性についてはさまざまな場面で耳にしており、駅に近く、市外や周辺地域からも人が集まりやすい場所に文化活動の拠点があることは、今後45万~50万人規模の都市として発展していく柏市にとって必要ではないかと考える。

〇波木香里委員

文化施設の整備については、すべてを柏市に任せるのではなく、市民としても実現に向けて考えていく必要がある。最近の事例として、キネマ旬報シアターでは、改修費として約7,000万円が必要とされる中、クラウドファンディングによって約6,000万円を調達した例がある。このように、費用面においても現実的な落としどころを見つけながら、実現に向けて取り組んでいくことが重要ではないか。

〇文化課長

そごう跡地の活用については、文化ホールや美術館はもとより具体的な計画は示されておらず、芸術文化振興計画に明記できるものでもない。そのため、施策の柱の中に、まずは芸術文化が市民の間に広がり、楽しみや潤いを感じられるまちづくりを進めていく趣旨を取り入れた。将来的にそのような文化の潤いを感じられる環境が整うことで、「柏は良い街である」「住み続けたい、住んでみたい」と思われる街として、芸術文化は将来的なまちの発展にもつながるものとの理解が広まり、美術館やホールの整備を検討する上で、財政負担の理解も得られるものと考えている。本計画は、そのような街づくりを芸術文化の面から支えていくための部門計画として、本日最終的なご意見を賜りたい。
また、パブリックコメントでは、意見提出者は6名と教育振興計画に比べると少ないが、1件ごとの意見量は多く、多様な意見が寄せられた。過去の芸術文化振興計画の改定ではこれほどのボリュームの意見をいただいたことは無かったと思う。この市民意識の変化は、鈴木会長がなされている署名運動や市民の中に美術館を求める活動が徐々に広まってきていることも影響しているのだろうと感じており、今回の計画がそれをまた一歩二歩進めるものになればよいと考えている。

〇林久美子副会長

市民から多くの意見が集まっている。それらをどのように良い動きにつなげていくかが楽しみであると同時にそれが課題でもあると感じている。具体的な提案までは難しいが、市と市民が同じ思いで進んでいくことで、今後の方向性もより見えてくるのではないかと考えている。
また、自身が音楽協会の理事長を務めていた際には、パレット柏が整備された時期であり、規模としては大きな施設ではないものの、今後どのように市民に活用してもらうかについて意見交換を行っていた。その中で、グランドピアノが「旅するピアノ」として柏に来る可能性があるという話題があり、「ぜひ柏にも来てほしい」という話をしているうちに、実際に柏に来ることになった経緯があった。これも市の職員の皆様の努力や行動力によるものだと感じている。ちょうどその時期に理事長を務めていたこともあり、施設をどのように活用していくかについて様々な意見を述べさせていただく機会があった。そごう跡地の議論とは規模が異なるものの、その経験を通して、市の職員の努力の大きさを改めて実感するとともに、市民の意見を聞いてもらえたことに大変ありがたさを感じた。そのような経験からも、市民の間には「そごう跡地にホールがあればよい」といった思いを持つ方が多いことを実感している。さまざまな立場や思いを持つ市民がいる中で、そうした声を大切にしながら、この取り組みが一歩でも二歩でも前に進んでいけばよいと考えている。

〇鈴木將勝会長

次に、計画案(最終案)についての審議に入る。
(事務局より資料5 第六次柏市芸術文化振興計画(案)比較表、資料6 第六次柏市芸術文化振興計画(案)に沿って説明)

〇事務局

資料に基づき説明を行った。

〇鈴木將勝会長
事務局からの説明を踏まえ、ご意見やご質問をいただきたい。

〇鈴木將勝会長

全体として非常に分かりやすく丁寧に整理されており、よく修正されていると感じている。細かな訂正ではあるものの、内容としても納得できる文面になっている。

〇波木香里委員

計画案の中で様々な活動が紹介されている。文化課が携わっている事業については一定の継続性が担保されていると考えられるが、市民活動団体が運営している活動も含まれている。長期的に運営されるものであれば問題ないとは思うが、主催団体の事情により、活動の休止や活動内容の変更が生じる可能性もあるのではないか。

〇事務局

ここに掲載している名称のイベントや団体については、市も共催で行っている事業である。アートラインかしわとは共催事業として関わることは今のところ予定はしていないが、市長や副市長なども含めて毎年キックオフパーティーにもご招待いただいており、しっかりと関わらせていただいているという認識を持っているため、掲載をしている。また、毎年長い期間柏の街を盛り上げてきていただいている唯一無二の団体であるというところも踏まえ、掲載をしている。

〇安久津素子委員

令和6年度、7年度とこれまでの経緯を見てきた中で、難しくなりがちな言葉も丁寧に噛み砕き、きちんと整理されており、非常に分かりやすい内容となっている。

〇文化課長

波木委員からいただいた市民団体の活動に関する心配について、この場で計画に反映することは難しいが、ご意見は今後の計画を推進していく中で反映できるよう考えていきたい。

〇事務局

誤字があった点については、事務局の方で修正をさせていただく。

〇鈴木將勝会長

今、事務局がまとめた内容にて、計画書案としてよいか伺う。

〇委員一同

了承

〇鈴木將勝会長

この内容で、無事、委員が納得したということであるため、この案を事務局に答申する。
令和7年7月4日付、柏教文第433号にて諮問のあった第六次柏市芸術文化振興計画の作成について、慎重に審議を重ねた結果、別紙の通り答申する。

〇事務局

答申を踏まえ、事務局にて第六次柏市芸術文化振興計画案として最終的に整え、教育委員会議に提出をする予定である。その後、製本作業を進めるとともに、市のホームページ等で公開を進めていく。

これにて令和7年度第3回柏市文化振興審議会を閉会する。

傍聴人

2人

関連ファイル

令和7年度第3回文化振興審議会次第(PDF:48KB)

(資料1-1)R7年度事業報告(PDF:233KB)

(資料1-2)R7年度事業報告(ビジュアル編)(PDF:1,865KB)

(資料2)R8年度事業予定(PDF:963KB)

(資料3)協議事項(PDF:94KB)

(資料4)パブリックコメントの実施結果(意見・回答)(PDF:533KB)

(資料5)比較表(PDF:164KB)

(資料6)第六次柏市芸術文化振興計画(案)(PDF:1,506KB)

お問い合わせ先

所属課室:生涯学習部文化課

柏市大島田48番地1(沼南庁舎3階)

電話番号:

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