更新日令和4(2022)年3月23日

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平和事業

ロシアのウクライナへの軍事侵攻に対する市長コメントについて(Mayor's comment on Russia's military invasion of the Ukraine)

ロシア連邦がウクライナへの軍事侵攻を令和4年2月24日から開始し、核兵器の使用を示唆した一連の行為に対し、平和都市を宣言している本市を代表して、太田市長が下記のとおりコメントを発出しました。

On behalf of Kashiwa City, which has been designated as a peaceful city, Mayor Ohta made the following comments in response to the Russian Federation’s invasion of the Ukraine on February 24, 2022 and reports suggesting their use of nuclear weapons.

市長コメント(Mayor’s comment)

ロシア軍によるウクライナへの軍事侵攻については、連日の報道でも大変痛ましいものが続いておりますが、ロシア軍による攻撃でウクライナ国民の数多くの命が失われ、多くの国民が危険にさらされています。いかなる理由であっても、他国への軍事侵攻は決して許されるべきものではありません。

The Russian military invasion of the Ukraine continues to be very traumatic in daily reports. Many Ukrainian lives have been lost due to the attacks by Russian troops and many citizens are at risk. Whatever the reason, a military invasion of another country should never be tolerated.

あらゆる戦争の防止と核兵器のない世界平和を実現することを願い、柏市では平和都市宣言において、「国際理解」と「平和な柏」を市民憲章にうたい、人類共通の願いである世界の恒久平和を希求しております。

We hope to prevent all wars and achieve world peace without nuclear weapons. With “international understanding” and “peaceful Kashiwa” contained in the citizen’s charter of the Peaceful City Declaration, Kashiwa seeks permanent peace in the world, which is a common wish of all humankind.

柏市の代表として、ロシア軍の即時かつ無条件な撤退と国際法に基づく誠意を持った対応を強く求めます。

As a representative of Kashiwa City, I strongly urge the immediate and unconditional withdrawal of Russian troops and a sincere response based on international law.

また、ウクライナ避難民の一部受け入れを岸田首相が表明されましたが、柏市では、避難民の受け入れを積極的に行ってまいります。国の要請に備え、受け入れ態勢の検討・準備や、情報収集等を関係部署に指示したところでございます。

In addition, Prime Minister Kishida has announced that he will accept some Ukrainian refugees, and Kashiwa City will readily accept any refugees. In preparation for the request of the government, we have instructed the relevant departments to consider and prepare the acceptance system and collect information.

市内在住のウクライナの方は、2月末現在で7名いらっしゃいますが、大変心を痛めていらっしゃると思います。柏市国際交流協会など関連機関と連携し、家族を思う気持ちに十分に寄り添い、支援をしてまいります。

As of the end of February, there are 7 Ukrainians living in the city, but I think they are very heartbroken. In cooperation with related organizations such as the Kashiwa City International Association, we will fully support the feelings of the family and assist them.

 

令和4年 3月 8日

柏市長 太田 和美

March 8, 2022

Kazumi Ohta, Mayor of Kashiwa City

「核兵器禁止条約」に関する日本政府対応の要請文発出ついて

核兵器禁止条約の発効について

核兵器禁止条約は、核兵器の開発・保有・使用などのすべてを禁止する国際条約として、平成29年7月7日に国連にて採択され、多くの国が核兵器廃絶に向けて明確な決意を表明しました。

平成29年9月20日から各国による署名が開始され、令和2年10月24日に批准した国が条約の発効要件である50か国に達したことから、批准から90日後となる令和3年1月22日に発効を迎えました。

政府に対する要請書の提出について

令和3年1月に発効した核兵器禁止条約に関し、日本政府が締約国会議にオブザーバーとして参加することを要請する文書を、柏市長から外務大臣に要請書(PDF:386KB)を送付しました。

要請書

平和都市宣言

柏市は昭和60年(1985年)3月20日、世界の恒久平和を願い「非核三原則の堅持」「核兵器廃絶と軍備縮小」を訴える平和都市宣言を行いました。

全文

わたくしたちは、「国際理解」と「平和な柏」を市民憲章にうたい、人類共通の願いである世界の恒久平和を希求している。しかし、最近における国家間の紛争や軍備拡張などによる緊張の高まりは、市民生活のうえに不安をもたらしている。

わたくしたちは、再び戦争の惨禍を繰り返すことのないよう、将来にわたってわが国が非核三原則を堅持するとともに、すべての国の核兵器廃絶と軍備縮小の達成を訴えるものである。

わたくしたちは、日本国憲法に掲げる崇高な「恒久平和」の実現のために、ここに平和都市を宣言する。

平和展

毎年パネル展示等を通じ、戦争の恐ろしさ・平和の尊さを市民に伝えています。私たちと平和について考えましょう。

近年の平和展

  • 1995年 平和書道展
  • 1996年 戦時中の柏、現在柏市が取り組む平和施策
  • 1997年 核兵器をめぐる世界状況と被爆写真など
  • 1998年 シベリア抑留の実態
  • 1999年 国際交流・国際協力活動の紹介
  • 2000年 長崎原爆被災展
  • 2001年 原爆と市民の被爆体験
  • 2002年 戦争体験ビデオの上映等
  • 2003年 戦争体験ビデオの上映等
  • 2004年 移動平和パネル展、平和&国際交流展
  • 2005年 柏市平和都市宣言20周年記念式典、柏市制施行50周年・柏市平和都市宣言20周年記念平和展
  • 2006年 「―若い世代に伝える―悲惨な戦争から平和へ」をテーマに戦時中から戦後の写真パネル展、戦争体験ビデオの上映等
  • 2008年 戦時中から戦後の写真パネル展、朗読「原爆-親子のきずな-」、戦争・被爆体験談、JICA(国際協力機構)による講演等
  • 2009年 パネル展示、朗読会、JICA(国際協力機構)活動紹介等
  • 2010年 パネル展示、戦時品展示、JICA(国際協力機構)活動紹介、平和講演会等
  • 2011年 (東日本大震災のため中止)
  • 2012年 パネル展示、戦時品展示、平和啓発用DVD、JICA(国際協力機構)活動紹介、市民の笑顔展等
  • 2013年 パネル展示、戦時品展示、平和啓発用DVD、朗読劇等
  • 2014年 柏一小歌唱部・吹奏楽部公演、アコーディオン演奏、パネル展示、平和講演会、朗読劇等
  • 2015年 平和都市宣言30周年記念事業(外部サイトへリンク)平和展・派遣報告会(外部サイトへリンク)
  • 2016年 パネル展示、戦時品展示、平和啓発用DVD、平和のランタン工作教室、講話と紙芝居等
  • 2017年 パネル展示、戦時品展示、平和啓発用DVD、工作教室、ミニクラシックコンサート、歴史探検バスツアー、朗読劇等
  • 2018年 パネル展示、平和啓発用DVD、工作教室、ミニクラシックコンサート、歴史探検バスツアー、朗読劇等
  • 2019年 パネル展示、平和啓発用DVD、工作教室、ミニクラシックコンサート、歴史探検バスツアー、朗読劇等
  • (補足)平和都市宣言35周年記念事業「平和kyo演」は、新型コロナウィルス感染症の影響により中止(外部サイトへリンク)
  • 2020年 パネル展示(外部サイトへリンク)
  • 2021年 平和都市宣言35周年記念事業「平和kyo演+」、ピースウィーク2021の実施(歴史探検ミステリーツアー、パネル展示)
  • 2022年 平和展の実施(いわさきちひろパネル展、アンネの日記ピーススタディーツアー)

平和祈念碑

市役所に来られた方は南側玄関にオブジェがあることに気づかれるでしょう。少し離れてみると、「鳩」の形をしていることがわかります。実はこのオブジェ、1986年12月18日に世界の恒久平和と繁栄を祈るシンボルとして建立したものです。デザインには、柏の大地から大空目指して力強くはばたく平和という願いが込められています。また、広島市から寄贈された被爆の石は、平和を祈り「合掌」する形をあらわしています。

平和祈念碑と被爆の石

戦争体験記の発刊 「市民がつづる戦争体験記」

市民の貴重な戦争体験を1冊の本にまとめました。つらかった戦争時の体験がかかれており、市内の図書館で閲覧することが出来ます。

平和ビデオの作成 「聴いてください。わたし達の戦争体験」

市民の貴重な戦争体験を、「戦地編」「内地編」「原爆編」として作成しました。三編を一枚のDVDにまとめ、市内の学校などに配布し、平和教育に役立てています。

戦時体験写真集「市民が伝える柏市戦時体験写真集 みんなの心に平和の願いを」

市民の貴重な戦時中の写真を一冊の本にまとめました。市内の小学校などに配布し、平和教育に役立てています。

お問い合わせ先

所属課室:企画部共生・交流推進センター

柏市柏5丁目10番1号(本庁舎3階)

電話番号:

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