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更新日2021年12月23日
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令和3年11月25日(木曜日)
沼南庁舎501会議室(沼南庁舎5階)
教育長 河嶌 貞
教育長職務代理者 牧田 謙太郎
委員 森 秀夫
委員 深田 恒子
委員 氏田 青津子
生涯学習部長 宮島 浩二
教育総務課長 新井 賢蔵
生涯学習課長 沖本 雅樹
図書館長 五津 和則
学校教育部長 須藤 昌英
学校教育部理事 後藤 義明
指導課長 並木 孝樹
児童生徒課長兼少年補導センター所長 藤崎 英明
教育総務課統括リーダー 浦上 義史
教育総務課副主幹 佐藤 香
教育総務課副主幹 澤畑 光伸
教育総務課主査 関谷 正行
河嶌教育長
傍聴の確認を行います。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項の規定により、会議は原則公開となっております。
本日は、傍聴希望者が1名いらっしゃいますので、柏市教育委員会会議傍聴規則第1条の2第2項の規定に基づき報告いたします。なお、傍聴の方は、受付時に御確認いただいた傍聴要領に従い、傍聴してくださるようお願いいたします。
河嶌教育長
ただいまから、教育委員会令和3年第11回定例会を開会いたします。
令和3年第10回定例会会議録について全委員異議なく承認した。
生涯学習部長
教育長報告は、全部で5件ございます。
まず初めに、アの「令和3年柏市新成人のつどい集合形式での開催中止に伴うフォトスポットの設置について」を、生涯学習課長から御報告申し上げます。
生涯学習課長
昨年度の新成人のつどいは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、集合形式での開催を中止といたしました。本来であれば、昨年度の方たちについても、今年度、集合形式で開催することができれば良かったのですが、今後の新型コロナウイルスの感染状況が見通せないことや、実際に昨年度の方々に対して他市で行った成人式への参加者が少数であったことなどを鑑み、本市では、昨年度、集う機会を与えられなかった方々に対し、改めて令和3年の新成人が集う企画として、フォトスポットを設置するものです。
フォトスポットを設置する日にちにつきましては、令和4年1月15日及び16日、10時から17時でありまして、場所は全部で5か所を想定しています。
また、対象者につきましては、令和3年柏市新成人のつどい参加予定者、これは4、000人おりますが、となっております。
このように、市内各所でフォトスポットを設置することによりまして、家族や友人同士で思い出となる記念写真を撮影していただけるきっかけづくりになればと考えております。
なお、せっかくの機会ですので、フォトスポットには、特に昨年度限定ということが分かるような文字を入れずに、この1月に成人になられる方も記念撮影ができるような形で、デザインの方を考えていきたいと考えております。
生涯学習部長
次に、イの「市内中学生ビブリオバトル(知的書評合戦)について」を、図書館長から御報告申し上げます。
図書館長
10月に開催いたしました市内中学生ビブリオバトルにつきまして、御説明をいたします。
市内中学生ビブリオバトルは、平成24年度からスタートした事業でございまして、中学生が本を読み、感じ、考えたことを伝える力を培うことにより、深い読書力やコミュニケーション力、さらには、生きる力を身に付けるきっかけとすることなどを目的として、実施しているものでございます。
本年度も、昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症対策という観点から、参加いただく中学生には、オンラインにより、各中学校から参加していただきました。
予選は13校、15名の中学生に参加していただき、10月15日金曜日及び20日水曜日から22日金曜日の4日間に分けて予選を開催いたしました。その後、予選を勝ち抜いた4名により、27日水曜日に決勝を行いました。
予選、決勝とも、16時から17時の間に実施しましたが、準備をしている間、モニターに映る学校内の様子は、放課後の慌ただしさを感じさせるものでした。そのような中でも、参加する生徒は落ち着いて、こちらからの指示に従って準備をしておりました。落ち着いている中でも反面、これからのプレゼンに向けての緊張感と集中力は全ての生徒から感じられるものでした。
参加した中学生は、コロナ禍からのこれまでの経験から、オンラインの操作も慣れておりまして、本の魅力をしっかりと表現し、素晴らしいプレゼンを披露してくれました。
そして、令和3年度のチャンプ本賞は、柏の葉中学校2年生の髙槌詩さんが発表した「熱帯」、そして、準チャンプ本賞は、富勢中学校3年生の笠井釉羽さんが発表した「100の思考実験 あなたはどこまで考えられるか」がそれぞれ受賞しております。
来年度につきましても、参加している学校が少しでも増えるよう、早めのPRなど、準備を進めてまいりたいと考えております。
学校教育部長
次に、ウの「第5回柏市図書館を使った調べる学習コンクールについて」、エの「令和3年度千葉県中学校駅伝大会の結果について」及びオの「第69回全日本吹奏楽コンクール等について」を、指導課長より御報告申し上げます。
指導課長
ウの第5回柏市図書館を使った調べる学習コンクールについてです。
令和3年10月12日に、第5回柏市図書館を使った調べる学習コンクールを開催しました。これは、学校図書館や柏市立図書館資料を始め、様々な情報を活用し、表現する力を育むことを目的に、平成29年度より開催しているもので、今年度で第5回目を迎えます。
応募総数は729点で、校内審査を経た小学校24校から198点、中学校4校から43点の作品が集まりました。
10月8日に第1次審査、10月12日に第2次審査を沼南庁舎にて行いました。第2次審査には、昨年同様、審査委員長として、敬愛大学准教授、阿部学先生に来ていただきました。
奨励賞の点数結果は、資料に記載のとおりです。また、作品詳細については、添付資料に載せていますので、御覧ください。
また、教育長賞を含む小学校高学年の3作品、中学年の4作品、カシワニ賞を含む低学年の3作品、中学校の1作品の計11点は、応募総数の1.5パーセントに当たります。これらの作品を柏市代表作品として、公益財団法人図書館振興財団主催の第25回図書館を使った調べる学習コンクール3次審査に柏市代表作品として推薦しています。全国コンクールの審査結果は、1月12日頃発表される予定です。
本年度は、カシワニ賞を贈呈する際、柏市インフォメーション協会、カシワニの著作権申請を担う団体です。そこから、カシワニグッズも一緒に贈呈してくださいと御厚意を頂いていることも併せて報告いたします。
次に、エの令和3年度千葉県中学校駅伝大会の結果についてです。
令和3年11月6日に、柏の葉公園にて、令和3年度千葉県中学校駅伝大会が開催されました。本大会については、全国大会や関東大会の予選会も兼ねており、上位4位まで入賞した学校に出場権が与えられます。
柏市からは、男女各5校が参加し、女子の部では、大津ケ丘中学校が6位、田中中学校が8位、男子の部では、酒井根中学校が7位に入賞するなど、健闘しました。
次に、オの第69回全日本吹奏楽コンクール等についてです。
令和3年10月23日、24日に、第69回全日本吹奏楽コンクールが開催されました。また、11月21日に第34回全日本マーチングコンテストが、10月10日に第21回東日本学校吹奏楽大会が開催されました。
結果は資料のとおりです。酒井根中学校、市立柏高校、酒井根東小学校が、それぞれ金賞を受賞しております。
学校教育部長
教育長報告は、以上になります。
河嶌教育長
まず初めに、アの「令和3年柏市新成人のつどい集合形式での開催中止に伴うフォトスポットの設置について」に、御質問がありましたらお願いをします。
氏田委員
2つほどお聞きしたいと思います。このフォトスポット、大変いい試みだなと思います。最初の発案は、どこから出たものなのでしょうか。それと、もう1つは、昨年度の実行委員の成人の方たちは、これにどのように関わっているのでしょうか。
生涯学習課長
それでは、誰の発案か等について、お答えをいたします。
私どもは、昨年度の柏市新成人のつどい実行委員の一部の方々と今年も話す機会がありました。その話の中におきまして、実行委員からは、今年度も何かやりたいという気持ちを話されておりました。また、市民の方からも何かやってほしいという御要望も頂いているところです。いろいろと考えてはいた私どもとしましても、やっぱり、昨年度、成人を迎える方に対しまして、何かやってあげたいという気持ちがありました。
本来であれば、今年、昨年度の方々に対しまして、集合形式で成人式をするのが良かったのですが、先ほどもちょっと申し上げましたとおり、他市の例を見ますと、それほど人員が集まらなかったということがあります。このため、昨年度は、集まる機会さえも奪ってしまった成人式に対しまして、せめて今年度は、昨年度、成人を迎える方々に対しまして、何らかの形で集う機会を与えられないかと思いまして、この企画を市として考えたというところです。
また、次の質問の実行委員会の成人の方たちですね、何か関わりという形なんですけど、その当日は、やっぱり密を避ける必要性があることから、最小限の人数ですることが必要です。昨年度の実行委員の方々にやってもらうことについては、昨年度、実行委員会でインスタグラムを立ち上げていましたので、こちらの方に、広報をしてもらおうかと考えています。
そのほか、市としましても、この件については、公式ホームページや広報かしわ等で周知を図っていく次第です。
氏田委員
ありがとうございます。
やはりこういう未曽有の事態といいますか、コロナ禍にあって、成人になる方が積極的に自分から、何というんですかね、主体的な方法を考えられれば本当にいいのかなというふうに思っていましたので、少しでもこういう機会があれば、本当にいいかなと思います。
森委員
1点、今の発言の中に、密について、ちょっと話がありましたけれども、5か所で開催していただくということですので、もし、想定以上の人数が集まった場合は、そういった場合に対しても、対応を考えられているのか。ちょっとその辺りお伺いできればと思います。
生涯学習課長
今の密になる場合の対応についてですけど、一応、職員は2名ほど各場所に付けようと考えています。そこで、ちゃんと整列なりをしてもらって、密にならないようにしていく予定です。
森委員
分かりました。ただ、今の状態であれば、コロナの状態は全然問題ないと思うのですが、本当に想定以上に増えたりした場合も考えられますので、ちょっと職員等の配置についても、十分に検討いただければと思います。
河嶌教育長
続いて、イの「市内中学生ビブリオバトル(知的書評合戦)について」に、御質問がありましたらお願いをします。
牧田委員
例年と比べて、今年の参加者の人数が多くなっているのか、少なくなっているのか、ちょっとその辺、教えていただければと思います。
図書館長
参加者につきましては、残念ながら減少して、昨年に比べると減っております。そこは、私どもも危惧しておりまして、来年度に向けて、早めのPRですとか、あと、学校におります図書館指導員の先生方、また、指導課の先生方と相談して、いかに生徒たちにPRしていくかということを、ちょっと今、考えているところでございます。
牧田委員
ありがとうございます。せっかく中はとてもいい企画だと思いますし、おそらく参加された方はすごくいい経験になっているかと思います。なので、1人でも多くの方に興味を持っていただきたいなと思いますし、あと、せっかくオンラインで開催するということであれば、子どもたち、1人1つ、タブレットなり持っていますので、何かもうちょっと自由な形で参加できるように、例えば、録画して撮って、それを予選にしてしまうとか、もうちょっと短い形で何かやってみるとか、クラスで投票してやってみるとか、何かもっと草の根を広げていくと、また上の方も興味を持ってくれるかなと思います。
何か一部の人だけの戦いにしておくのはもったいないので、是非、広く波及するように工夫にしていただきたいなと思います。よろしくお願いします。
深田委員
質問ではないのですけれども、ちょっと意見になります。オンラインでの実施ということでしたが、どんな方法であれ、今後も続けていっていただきたいなと思っています。
この目的の中に、生きる力を身に付けるきっかけというのがあったので、ちょっと、本を読むことで、想像する力を身に付ける。そういうことで、これから大きな何か分からないものにぶつかったときに、想像力で前に進んでいけるのではないかなと思っているので、是非、想像力を身に付けるような、生きる力を身に付けるというのを目的に進めていっていただきたいなと思っております。
河嶌教育長
続いて、ウの「第5回柏市図書館を使った調べる学習コンクールについて」に、御質問がありましたらお願いいたします。
氏田委員
これは、質問ではなく感想です。図書館を使った調べる学習って、すごく私は大切だと考えております。今、タブレット端末が1人に1台あって、いつでも、どこでも調べる学習ができるようになっていますけれども、やはり図書館という今までの文化、それから、活字の大切さということを考えると、本当にこのコンクールというのは、まして、全国大会につながっていくということを考えれば、続けていってほしいなというお願いです。
中学校が4校だけというのは、本当にちょっと寂しいかなというのが、これを見た感想でした。
河嶌教育長
続いて、エの「令和3年度千葉県中学校駅伝大会の結果について」に、御質問がありましたらお願いします。
続いて、オの「第69回全日本吹奏楽コンクール等について」に、御質問がありましたらお願いします。
牧田委員
本当に集まって練習することがなかなか難しいときに、素晴らしい成績を収められて、すごいなと率直に思いました。
先ほどの駅伝もそうなんですけれども、本当に外を走っているだけで、何で自粛しないのかとか、そういう目で見られたりして、子どもたち、部活をやるにも随分大変だったと思いますけど、本当にめげずに、よくやってくれたなと思います。
森委員
コンクール、本当に金賞をこれだけ取っていただいて、素晴らしいなと思います。
ちょっと質問なのですが、高校、中学校、小学校、違う学校種ですごい賞を取っていただいて、連携して何か教え合いとかやっていたりはするのでしょうか。
指導課長
細かいところまで分かりませんけれども、中学校、小学校で、この酒井根東小学校と酒井根中学校については近いものですから、教え合いというか、交流というのは、今までコロナ禍の前までは、おそらくしていたとは思いますが、今、コロナ禍ですので、現時点ではなかなか難しい状況であると思っています。
今後、そういうような連携というか、交流をするということは、コロナを見据えて行っていく可能性はあるかと思っております。
河嶌教育長
それでは、これで教育長報告を終わります。
河嶌教育長
続いて、議事に入ります。
本日は3議案の審議を予定しておりますが、いずれも市議会令和3年第4回定例会に係る議案でございます。現在、市議会に提出する議案の作成段階にあるため、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項ただし書の規定に基づき非公開で審議したいと思いますが、いかがでしょうか。
(全委員 了承)
それでは、本日審議予定の全ての議案について、本日の日程の最後に非公開で審議いたします。
次回定例会予定
教育委員会令和3年第12回定例会
日時:令和3年12月23日木曜日
開会:午後2時00分
場所:沼南庁舎501会議室
河嶌教育長
続いて、来月の行事予定については、両部とも紹介行事なしでよろしいでしょうか。
生涯学習部長
はい。
学校教育部長
はい。
河嶌教育長
そのほかに何かございますでしょうか。
児童生徒課長
昨日、11月24日、愛知県弥富市の中学校で、生徒が同級生に刺殺されるという大変痛ましい事件が発生いたしました。この事件を受けまして、教育委員会から各学校へ文書を発出し、以下4点について、確認しましたことを御報告させていただきます。
1点目は、児童生徒のきめ細かな見守りについてです。事件の発生を受け、様々な心配や不安を感じている児童生徒がいることが推測されます。加えて、コロナ禍が続いていることで、児童生徒が高ストレス状態にあることも考えられます。児童生徒に寄り添った声掛けや丁寧な観察をお願いするのと同時に、必要に応じて、スクールカウンセラー及びスクールカウンセラースーパーバイザーの派遣が可能であること。
2点目は、日々の観察等により、児童生徒の変化に気付いた際には、必ず管理職並びに教職員で情報共有を図ること。
3点目は、児童生徒の観察、情報共有の結果、何らかの対応を要すると判断した場合は、管理職のリーダーシップの下、組織的な対応を行い、決して担任が1人で抱え込むようなことがないようにすること。
4点目は、不安を抱える保護者に対しても、丁寧に対応すること。
以上4点を、本日、各学校にお伝えしました。
児童生徒課としましても、各学校と連携しながら、子どもたちの見守りと心のケアに努めてまいります。
河嶌教育長
それでは以上をもちまして、議案第1号から議案第3号までの審議を除く日程を終了いたします。
ここで一旦閉会します。
ありがとうございました。
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