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更新日令和3(2021)年11月25日

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柏市教育委員会令和3年第10回定例会会議録

1.日時

令和3年10月28日(木曜日)

  • 開会 午後2時00分
  • 閉会 午後2時29分

2.場所

沼南庁舎501会議室(沼南庁舎5階)

3.出席した教育長及び委員

教育長 河嶌 貞

教育長職務代理者 牧田 謙太郎

委員 森 秀夫

委員 氏田 青津子

4.教育長及び委員並びに傍聴人以外の出席者

生涯学習部

生涯学習部長 宮島 浩二

教育総務課長 新井 賢蔵

中央公民館長 山岡 康宏

文化課長 田口 大

学校教育部

学校教育部長 須藤 昌英

学校教育部理事 後藤 義明

学校教育課長 松澤 元

学校施設課長 浅野 晃

学校保健課長 中村 泰幸

指導課長 並木 孝樹

児童生徒課長兼少年補導センター所長 藤崎 英明

事務局

教育総務課統括リーダー 浦上 義史

教育総務課副主幹 佐藤 香

教育総務課副主幹 澤畑 光伸

教育総務課主査 関谷 正行

5.傍聴に関する説明

河嶌教育長

傍聴の確認を行います。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項の規定により、会議は原則公開となっております。
本日は、傍聴希望者が3名いらっしゃいますので、柏市教育委員会会議傍聴規則第1条の2第2項の規定に基づき報告いたします。なお、傍聴の方は、受付時に御確認いただいた傍聴要領に従い、傍聴してくださるようお願いいたします。

6.開会宣言

河嶌教育長

ただいまから、教育委員会令和3年第10回定例会を開会いたします。

7.前回会議録の承認

令和3年第9回定例会会議録について全委員異議なく承認した。

8.教育長報告

報告

生涯学習部長

今月の教育長報告は、1件でございます。
それでは、アの「市議会令和3年第3回定例会について」を私と学校教育部長から御報告させていただきます。
市議会令和3年第3回定例会は、令和3年9月3日に開会し同月24日に閉会をいたしました。私からは、市議会定例会における質疑並びに一般質問のうち、生涯学習部に関係する内容について、御報告をさせていただきます。
市議会では、文化芸術について、今後の芸術文化に触れる機会の創出を市はどのように考えているかとの御質問がありました。
これに対しまして、芸術文化に触れる機会を創出することは、第五次柏市芸術文化振興計画の中でも、市民の誰もが芸術文化に触れ、親しみ、楽しむことのできる環境の充実を図ること、芸術文化活動を通じて地域を活性化していくことを掲げて取り組むこととしており、最も重要な施策の一つであると認識していることを答弁するとともに、市民ニーズを的確に捉え、実施事業のデジタル化を図りながら、可能な限り芸術文化の歩みを止めることなく、効果的な提案を行うことができるよう関係機関と連携を図っていくことを、御答弁させていただいております。

学校教育部長
続きまして、私からは、学校教育部に関する内容につきまして、2点御報告申し上げます。
1点目は、通学路の安全対策でございます。
6月に八街市で発生しました小学生の通学路での事故を受け、多くの議員から質問がありました。まず、スクールバスの導入について、制度が整備された際には柏市でも検討すべきではないかとの質問に対し、現段階では財源や人材確保、導入のための諸要件が示されていないため、国等の動向を引き続き注視すると答弁しております。
また、八街市の事故後通学路の安全対策にどのように取り組んできたかとの質問に対しましては、全小学校において通学路を点検の上、98か所の危険箇所を抽出し、警察、道路管理者、教育委員会等の関係者間で共有し、必要と判断された23か所について現地の合同点検を実施、具体的な安全対策を協議検討した。現在は、各関係機関において、それぞれの立場で実施可能な対策を進めていると答弁しております。さらに、ハード面の対策とともに、ソフト面の対策についても工夫することが必要ではという質問に対しましては、小学校では、学齢に応じた交通安全教室、中学校ではカースタントマンによるスケアード・ストレイト技法を用いた交通安全教室などを実施しており、保護者や地域ボランティアの参加を促すことで、子どもの模範となる大人たちの交通モラルの向上も図っていると答弁しております。
2点目は、市立小中学校における新型コロナウイルス対策についてでございます。
まず、9月より短縮日課とした理由はとの質問に対しましては、学校が、学習保障だけでなく、人と安全・安心につながることができる居場所・セーフティネットとして身体的、精神的な健康を保障するという福祉的な役割を担っていること、また、教職員のワクチン接種状況や児童生徒の感染状況などを総合的に判断し、市内小中学校校長会とも協議を重ねた上で、短縮日課としたと答弁しております。
さらに、分散登校としなかったのはなぜかとの質問に対しましては、分散登校では登校日が1日置きになることから、特に小学生においては保護者の負担が増してしまうこと、家庭の状況により様々な困難を抱える児童生徒には支援が届きにくくなるおそれがあることなどの課題もある。一方で、分散登校は、児童生徒が半分となることから、感染拡大を防ぐ手段の一つであると考えている。国・県の動向や市内の感染状況等を注視しながら、学校における感染防止を最も重視しつつ、児童生徒の学びを止めないように取り組んでいくと答弁しております。
さらに、登校を自粛している児童生徒に対する学習保障はとの質問に対しましては、リアルタイム配信や放課後にビデオ会議システムを利用した個別対応、オンラインでの課題配信など様々な工夫をし、登校を控えている児童生徒の学びを止めない取組を行っている。保護者の判断で自主的に欠席させる場合には「欠席」扱いとはせず、進学等に不利益にならないよう対応していくと答弁しております。

生涯学習部長

続きまして、市議会令和3年第4回定例会の会期日程について、御報告をいたします。日程についてですが、第4回定例会は、招集日が11月29日の月曜日、議案等採決が12月17日金曜日の会期となっております。質疑並びに一般質問、委員会等の日程の詳細は、資料のとおりでございます。
教育長報告については、以上です。

質疑等

氏田委員

新型コロナウイルスの対応について、質問をさせていただきます。
保護者の判断により登校を見合わせている児童生徒は、どのぐらいいるのでしょうか。その手続等はあるのでしょうか。それとも、保護者の申出により、そのままというか、その手続等がありましたら教えてください。
また、欠席にはせずということですが、これは出席停止扱いということで理解してよろしいのでしょうか。
それから、その学習等ですけれども、そのときオンラインでリアルタイムの配信をしているという説明がありましたが、これはどのように行っているのでしょうか。例えば、学校生活全てを配信するのか、それとも授業時間のみなのか、また、このやり方というのは、担任の先生に委ねられていることなのか、そのやり方についてどのように行っているかちょっと教えていただければと思います。よろしくお願いいたします。

指導課長

2学期が開始となり、9月中は短縮日課でした。一番多いときで小学校は、登校自粛児童は約16パーセント、給食を食べない児童が約8パーセント、中学校では、登校自粛生徒が約7パーセント、給食を食べない生徒が約9パーセントでした。現在は小学校、中学校ともにほぼ0パーセントという状態になっています。
手続等につきましては、先ほど氏田委員がおっしゃったように、保護者から電話やメール等で連絡をする形になっております。この場合は、欠席・遅刻・早退の扱いにはしておりませんので、出席停止ということになっています。
また、2点目の学習の状況ですけれども、9月中は授業をリアルタイムで配信したり、午後には帰りの会、課題説明や話合い活動をしたりしていました。10月で通常日課になっても、リアルタイムで授業を配信している学校はあります。基本的には授業時間のみですが、個別対応を行っている学校もあります。どのようにするかは、学校や学年で検討して実施しております。全て担任だけで実施しているというわけではございません。

氏田委員

ありがとうございます。やはりクラスで集団教育というのが、この非常事態の中で学校がどういう存在なのかというのを改めて考えられたのだと思います。その中で、やはり学習保障はもとより、発達途上にいる子どもたちの発達段階に応じた人間的な成長と言いますか、それがどれだけ学校で保障できるのかというのが非常に問題になる。こういうふうに長引けば長引くほど問題になるのかなと思いまして、質問をさせていただきました。
あともう一つは、いわゆるリアルタイムで授業の配信を行っている担任の先生たちの苦労がすごくしのばれます。それは、授業で集団教育をしながら、個別にオンラインで指導していくことで精神的にも大変だと思いますし、それから、技術的にもそういうことができる柏市の職員が多いと捉えると、子どもたちは幸せかなとも思いますが、やはりこれからも一人一人に目の行き届いた教育を行っていただければと思っております。よろしくお願いいたします。

牧田委員

通学路の安全対策についてお伺いしますが、この98か所の危険箇所を抽出した上で23か所について具体的な対策を協議検討とありますけども、いつまでに何をするという具体的な期限であるとか、具体的にやることというのは決めていらっしゃいますか。

児童生徒課長

今年度12月の議会で補正予算等を組んで、できるだけ今年度中に対応していくというような形で対応していきたいと考えております。
また、98か所のうち23か所とありますのは、実際に現地を訪れた部分でございまして、残りの75か所については、例えば横断歩道の塗り直し等、もう対策が明確になっているものでございまして、地図やストリートビュー等を使っての情報共有をして実施機関が随時取り組んでいくという形になっております。

牧田委員

毎年、定期的に危険箇所は共有して協議をしていたかと思いますけども、特に積み残しのところは早めにやらなければいけないのかなと思います。あと、さっきおっしゃった横断歩道の見直しも、せっかくようやく社会が横断歩道の前で止まるというコンセンサスが出来つつあるような状況で、横断歩道が薄くて見落として事故になったという本当にどうにも言いようがないことになりますので、できるところからやっていただきたいなと思います。特に、これから日が短くなって西日が強くなると本当に夕方登下校の時間で、下校の時間でもかなりドライバーも幻惑されていろいろな事故が発生しますし、特に年末に向けて飲酒運転ということも考えられますので、本当にできるところから対策をお願いしたいと思います。

森委員

今の牧田委員の御指摘の点と同じ箇所なんですが、全小学校にて通学路点検の上とありますが、この点検はどのように行われたのかということをお聞かせいただきたいのですが。

児童生徒課長

これは、各学校に調査を依頼しまして、学校によっては、PTAや管理職等、それから当課の学校安全担当が学区、通学路を回って要望を集めているというやり方でございます。

森委員

ありがとうございます。学校によってはというような言葉がありましたが、全ての学校において保護者の皆さんの御意見を伺うということは大切なことだと思いますので、今後点検の際には、アンケート等で全ての保護者の皆さんの御意見が出されるような方法を検討をいただければなと思います。
もう一点なんですが、最初の文化芸術のデジタル化を図るということについての説明がありましたけれども、とかくデジタル化と言いますのは、良いものがかなり出来つつあると思うんですけども、なかなか市民の皆さんが見る機会がないとかということになると思いますので、実施事業のデジタル化がなされた場合には、それをどのようにして宣伝をしていくのか周知を図っていくのかということを御検討いただければなと思います。これは、要望です。よろしくお願いいたします。

河嶌教育長

それでは、これで教育長報告を終わります。

9.議事

  • 議案第1号 教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行に状況に係る点検及び評価について

生涯学習部長

議案第1号は、教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況に係る点検及び評価について報告書を作成し、市議会令和3年第4回定例会に提出するとともに公表しようとするものです。
議案の詳細につきましては、教育総務課長から説明をさせていただきます。

教育総務課長

この議案は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項の規定により、地域住民の方に対する説明責任を果たすとともに、教育行政の充実を図るため、教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況について、点検及び評価の結果に関する報告書を作成し、市議会に提出し公表するため提案するものでございます。
この点検評価は、令和2年度の事務を対象としたものでして、報告書の作成につきましては、事務局の各課、室及び教育機関において点検・評価を実施し、報告書の事務局案として7月に中間報告書を作成しました。
この中間報告書に対し、学識経験者の意見を聴取するとともに、前回9月30日に協議会を開催し、教育委員の皆様に御協議をさせていただきました。これら学識経験者からの意見や協議会の結果を基に調整を行ったものが、この報告書でございます。
学識経験者の意見聴取につきましては、聖徳大学大学院の南部教授と中央学院大学の山田特任教授から、貴重な御意見を賜りました。お二人の御尽力につきましては、深く感謝の意を表したいと思います。
また、教育委員の皆様からも、御意見を頂き、厚く御礼を申し上げます。
最後になりますが、この議案につきまして、議決していただきましたら、市議会令和3年第4回定例会において報告書を提出するとともに、市のホームページで公表をする予定でございます。
御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。

質疑等

牧田委員

この報告書自体の内容ではなくて、使われ方について、最終的に市のホームページで公表するかと思いますが、それでよろしいでしょうか。

教育総務課長

はい、そのとおりです。

牧田委員

そうしますと、例えば、どれぐらいのアクセス件数があるのかとか、どの程度市民の皆さん、あるいはいろいろな機関で共有されるのかということは、何かホームページを作成した側としては、カウントとかの把握はできるものなのでしょうか。

教育総務課主査

アクセス件数につきましては、市のホームページを作成する際に把握は可能です。

牧田委員

例えば、そのPDFで出したときのダウンロード件数なども分かるものですか。分かる範囲で結構ですけれども。

教育総務課主査

新しくシステムが変わってどうなったかというところがあるのですが、ダウンロード件数まで把握できなかったかと思います。

牧田委員

分かりました。毎年いろいろな方の御助言を頂いて作っているものですので、できればそれがどれぐらい活用するのかなというところをカウントを取っていただくと、また次年度に生かせるのかなと思いますので、参考にしていただければと思います。

採決結果

全員賛成可決

10.協議

次回教育委員会定例会の開催日程について

次回定例会予定

教育委員会令和3年第11回定例会

日時:令和3年11月25日木曜日

開会:午後1時30分

場所:沼南庁舎501会議室

11.その他

月間行事予定

河嶌教育長

続いて、来月の行事予定についてお願いをします。

生涯学習部長

生涯学習部につきましては、11月2日の歴史企画展「柏と明治の開拓と渋沢栄一と。」、それと、11月13日、14日の2日間で行われますラコルタ柏フェスティバルに関しまして、それぞれ所属長から御説明させていただきます。

文化課長

私から、令和3年度歴史企画展の説明をさせていただきます。
来月11月2日から来年2月27日まで沼南庁舎2階郷土資料展示室におきまして、「柏と明治の開拓と渋沢栄一と。」と題しまして、企画展を開催いたします。
今回の展示では、明治2年から行われた当時の小金牧の開拓の歴史について紹介する内容となっております。現在の豊四季・十余二地域につながる先人たちの歴史を、古文書や古地図、石碑の拓本、古民具等の展示を通しまして紹介するものです。特に今回は、開墾に従事した士族、農民が起こした土地の所有権を巡っての裁判の記録を展示しております。その中で、原告と被告の仲裁を当時の千葉県令が渋沢栄一に依頼したというエピソードなどにも触れさせていただいております。
渋沢関連文書としまして、柏の花野井の吉田家や松ケ崎の芳野家に残っておりました渋沢直筆の文書も併せて展示するということを今回初めて致しております。
委員の皆様におかれましても期間中、是非足をお運びいただければと考えております。

中央公民館長

では続きまして、ラコルタ柏フェスティバルにつきまして、御説明させていただきます。
ラコルタ柏フェスティバルは、今年の教育福祉会館のリニューアル後、初めて実施する大型のイベントとなっております。リニューアル前は、公民館フェスティバルとして、公民館に登録のある団体のみで実施するイベントとなっておりましたが、このリニューアルをきっかけに、今後全館一体的な運営を目指すため公民館登録団体及び福祉団体で実施する教福連携イベントといたしまして、第1回ラコルタ柏フェスティバルとして11月13日土曜日及び14日日曜日の2日間にわたって、全館を使って実施させていただきます。
現在27の参加団体で実行委員会を組織しまして、ラコルタ柏全体の事業について検討する事業推進委員会やラコルタ柏の運営体制支援コーディネーター、1、2階の総合福祉センターを所管する福祉政策課、同センターの運営に係る障害福祉課、地域包括支援課、生活支援課、社会福祉協議会を始め、さらに日体大柏高校の学生さんとも連携させていただきまして、準備を進めているところでございます。実施に当たりましては、新型コロナウイルス感染症防止対策を徹底いたしまして、実行委員会で決めた「新しい日常にエールを!」をテーマに、ラコルタ柏で活動する団体、サークル等の成果発表及び市民の体験学習の場として、ダンス、合奏、展示、ヨガ体験、スポーツ体験等を実施いたします。
この実施に当たっては、各参加団体に対しまして、単なる発表、報告だけではなく、活動体験などを積極的に実施していただいて、活動のPR及び参加者との交流を意識した内容としていただくようお願いしております。

学校教育部長

続きまして、学校教育部の行事におきまして、11月27日土曜日に行われます柏市中学生によるいじめ防止サミットについて、児童生徒課長より御説明申し上げます。

児童生徒課長

11月27日土曜日実施予定の柏市中学生によるいじめ防止サミットについて御説明いたします。
この行事は、柏市児童虐待及びいじめ防止条例第22条第2項に基づくいじめ防止月間の取組として実施するもので、平成26年に開始されまして、今年度で8回目の開催となります。
いじめを無くすためには、子どもたちが当事者意識を持っていじめについて考え、自らの手で解決に向けて取り組んでいくことが効果的であると考えまして、市内の各中学校の代表生徒と教職員、PTAの代表が一堂に会し、いじめ防止の中核となるリーダーを育成することを目的として行うものでございます。
今年度は、昨年同様感染状況に鑑みまして、オンラインでの実施とする予定です。講師に弁護士の真下麻理子先生をお迎えしまして、事例から学ぶいじめの構造というテーマで中学生を中心としたディスカッションを実施する予定でございます

河嶌教育長

月間行事予定について、何か御質問等はございますでしょうか。
そのほかに何かございますでしょうか。

12.閉会宣言

河嶌教育長

それでは以上をもちまして、全ての日程を終了いたします。
閉会とします。
ありがとうございました。

お問い合わせ先

所属課室:教育総務部教育総務課

柏市大島田48番地1(沼南庁舎3階)

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