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更新日令和3(2021)年9月30日

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柏市教育委員会令和3年第8回定例会会議録

1. 日時

令和3年8月26日(木曜日)

  • 開会 午後2時00分
  • 閉会 午後2時40分

2. 場所

沼南庁舎501会議室(沼南庁舎5階)

3. 出席した教育長及び委員

教育長 河嶌 貞

教育長職務代理者 牧田 謙太郎

委員 森 秀夫

委員 深田 恒子

委員 氏田 青津子

4. 教育長及び委員並びに傍聴人以外の出席者

生涯学習部

生涯学習部長 宮島 浩二

教育総務課長 新井 賢蔵

生涯学習課長 沖本 雅樹

中央公民館長 山岡 康宏

文化課長 田口 大

図書館長 五津 和則

学校教育部

学校教育部長 須藤 昌英

学校教育部理事 後藤 義明

学校教育課長 松澤 元

学校財務室長 関根 江里子

学校施設課副参事 松田 光浩

学校保健課長 中村 泰幸

学校給食センター所長 佐藤 靖

指導課長 並木 孝樹

指導課統括リーダー 大内 俊郎

児童生徒課長兼少年補導センター所長 藤崎 英明

市立柏高等学校長 中村 淳一

市立柏高等学校事務長 西村 光彦

教育研究所長 萩原 亜希子

事務局

教育総務課統括リーダー 浦上 義史

教育総務課副主幹 佐藤 香

教育総務課副主幹 澤畑 光伸

教育総務課主査 関谷 正行

5. 傍聴に関する説明

河嶌教育長

 傍聴の確認を行います。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項の規定により、会議は原則公開となっております。
 本日は、傍聴希望者が2人いらっしゃいますので、柏市教育委員会会議傍聴規則第1条の2第2項の規定に基づき報告いたします。なお、傍聴の方は、受付時に御確認いただいた傍聴要領に従い、傍聴してくださるようお願いいたします。

6. 開会宣言

河嶌教育長

 ただいまから、教育委員会令和3年第8回定例会を開会いたします。

7. 前回会議録の承認

 令和3年第7回定例会会議録について全委員異議なく承認した。

8. 教育長報告

報告

生涯学習部長

 教育長報告は、全部で3件ございます。
 まず初めに、アの「令和2年度決算審査について」を、私と学校教育部長から御報告申し上げます。
 決算審査は、令和3年7月13日に生涯学習部及び学校教育部を対象として行われました。私からは、生涯学習部所管分について5点御報告を申し上げます。
 1点目は、教育総務課が支出した災害補償費について、どのようなものかという御質問がございました。これに対して、災害補償費は公務災害及び労災の対象とならない職員の業務上のけがに対するもので、けがの内容は児童生徒課の会計年度任用職員が、教室のカラーボックスにつまずき転倒し、負傷をしたものであると答弁をしております。
 2点目は、生涯学習課の2つの事業について御質問がありました。
 まず、放課後子ども教室について、放課後子ども教室の推進は、昨年度も課題として地域の担い手の確保とあったが、解決策はどうなったのか。また、モデル校の選定とあるが、モデル校は選定されたのかとの質問がございました。
 これに対して、従来のステップアップ学習だけでなく、社会体験も含め新たな放課後子ども教室の検討を進めていること、新しい放課後子ども教室については、2校程度をモデル校としたいという所まで進んでおり、学校と地域が連携して新しい放課後の居場所を作っていきたいと考えていることを答弁しております。
 また、新成人のつどいについて、中止したにもかかわらず、通信運搬費が前年度から増加している理由、委託料が発生している理由について質問がございました。これに対し、通信運搬費は、5部制への変更に伴い、影響する理美容業界等へ通知を行ったことによるものであり、委託料は当日の会場周辺の警備委託、思い出を記録するためのフォトアプリ作成の委託、抽選会に要した経費などであることを答弁しております。
 委員からは、今回の経験を生かした来年の開催方法の検討について質問があり、これに対して今年度は何としてもやりたいと考えており、密にならないような開催方法をいろいろと検討している旨を答弁しております。
 3点目は、中央公民館に対し、リニューアルに当たり中央公民館の利用者の声は調査しているのかとの質問がありました。
 これに対し、窓口等で「きれいになった」、「使いやすくなった」という声をよく聞くこと、利用される方のいろいろな意見、感想等を聞けるように館内入口にアンケート用紙を設置し、さまざまな意見、感想を集め、適宜回答していることを答弁しております。
 4点目は、文化課の2つの事業について質問がありました。
 まず、刊行物について、柏学の本の刊行がされ愛読しているが、かしわの歴史 柏市史研究-創刊号-、かしわの歴史 柏市史研究-第2号-に引き続き、第3号の出版予定はあるのかとの御質問がありました。
 これに対し、現状では柏市史が完結し、沼南通史の編さんを行っており、令和4年度の刊行を目指していることを答弁するとともに、柏の歴史の発信においては、ポータルサイト等を使用したデジタル化と刊行物の二本立てで進めていきたいと考えていることを答弁しております。
 次に、旧手賀教会堂について、改修後の来場者数及び今後来場者数を増加させるための仕掛けは、どのように考えているかとの質問がございました。
 これに対し、土日のみの開館からリニューアルオープン後は月曜日を除く日を開館日としたこともあり、年間500~600人だった来場者が4月の1か月で600人を超える反響があったこと、近隣に駐車場を整備したことなどが来客数につながったと考えていること、手賀地域の方々や庁内の住環境再生課、農政課とともに来場者を増やしていく施策の検討を進めているところであること、一時的ではなく継続して手賀地域の魅力の発信につなげていくような形で考えていきたいことを答弁しております。
 最後5点目でございますが、図書館に対し、ネットからさまざまな情報を得ることができるようになり、従来型の本を置いておく図書館で良いのか。「あり方」の策定により、どのような方向を目指しているのか。人気本の提供やネットを通じて入手できる情報を、図書館で扱う必要はない。ネットで入手できない地域の情報などをアーカイブしてほしいとの質問がございました。
 これに対し、図書館のあり方には、今後の図書館のあるべき姿について方向性を記載しており、例えば、地域に所蔵されている資料について、地域の人と共に収集し保存したり、公立図書館として学校の図書館教育の支援をしたり、リクエスト本の貸出しがメインとなるような、これまでの図書館とは違う方向性を目指していることを答弁しております。
 生涯学習部所管分については、以上でございます。

学校教育部長

 続きまして、学校教育部所管の内容につきまして、御説明申し上げます。
 まず、柏北部東地区新設小の通学区域についてでございます。通学区域決定に当たり審議会から附帯意見として出された課題に対する進捗状況はとの質問があり、通学路の安全対策と遠距離通学対策については、新設小学校までの通学距離は最長でも国が定める通学距離の範囲内に収まることや、他エリアとの公平性の確保等を踏まえ、スクールバスは運行しない予定である。一方で、通学路の安全対策は非常に重要なため、実際に通学路となる道路を職員が歩き、危険箇所を確認し、必要な安全対策を講じていく。今後、地域住民や保護者の方々からも意見や要望を聴取し、これらも参考としながら、必要な安全対策を講じていくと答弁しております。
 次に、学校運営費補助金についてです。補助金の学校の使い方について、どのように感じているかとの質問に対し、消毒等の必要なものは、校長判断で問題なく購入できていた。見積り合わせ、物品の選定は教育委員会で行うものも多く負担はあったが、バスの増便などに充てられたので、有効に使用できたのではないかと思うと答弁しております。
 また、補助金のチェック体制はどのようになっているかとの質問に対し、年に一度全校訪問し、学校監査を行っている。令和2年度は、教頭と事務職員に出納簿を持参してもらい内容を確認したと答弁し、今後も適切な管理をしてほしいとの御意見をいただきました。
 次に、学校施設関係でございます。まず、土小校舎長寿命化改良工事に関して、事業の課題として認識し、今後反映していく事項はあるかとの質問に対し、3面ホワイトボードの使いづらさの指摘があったため、現在設計中の田中小学校の長寿命化では改善を実施し、併せて収納棚についても子どもたちの使いやすい高さに合わせる等調節できるよう可動棚に改善した。また、引っ越しを年度末に行ったが、学校側にも大きな負担をかけることになってしまったため、今後は夏休み等の長期休暇に合わせた時期に改善していくと答弁しております。
 また、施設の老朽化に関しては、毎年1校ぐらいのペースで対応していくのかとの質問に対し、ここ数年は、新増築事業が続いており、今年度は新設小と合わせて4校の工事を実施しており、今後、田中中の増築も予定している。この新増築が落ち着いた頃から年に2校ぐらいのペースで実施していきたいと答弁しております。
 また、ブロック塀等の対策工事について、進捗も含め内容を聞かせてほしいとの質問に対し、平成30年に大阪北部地震で起きたブロック塀倒壊による児童の事故を受け、目視による市内緊急点検を行っている。その結果、ブロック塀のある学校は43校、そのうち36校に危険な箇所が見つかり、現時点で30校の対策工事を完了している。残り6校についても今年度実施するが、田中小は建替え工事中のため、別途対応工事を実施する予定である。目視点検だけでは全てが安全とは言えないため、今年度から構造についての詳細検査を実施して対策をしていく予定であると答弁しております。
 続きまして、教育現場のIT化についてです。まず、GIGAスクールを進めるに当たって要した費用はとの質問があり、昨年度、今年度の予算を含め、約40億円である。内訳としては、端末を約3万2千台購入したほか、学校内のLAN整備、端末の保管庫、WAN整備を行い、東京大学の協力を得て新たにSINET(サイネット)への接続も行った。その他、市独自に教員用PC、プロジェクターや拡大投影機等を整備しており、年間7~8億円ほどかかっていると答弁しております。
 また、リースか購入かの判断基準はあるか、購入の場合5年後にも購入しなければならない。将来のことも見据えているのかとの質問に対し、補助金や交付金が利用できることから買取りを選択した。財源の確保や資産管理、廃棄の問題等が生じてくるのがリースと異なるところである。これからも、しっかりと管理をしながら検討していきたいと答弁しております。
 続きまして、通学路についてです。八街市の事故もあり、通学路対応に対し、ソフト面も大切であるが、ハード面でも、学校からの要望に対し、困難な事案について実施するためにお金がかかり予算執行にも限りがあるが、担当課として足りているかとの質問に対し、警察や土木部と連携を図り実施していくと答弁し、今後も見回り・総点検を実施するとともに、予算確保にも努めていただきたいと御意見をいただきました。
 次に、不登校児童生徒の支援について、スクールソーシャルワーカーが重要だと考えている。人材確保はどのように考えているかとの質問に対し、スクールソーシャルワーカーは需要が高まっている。福祉の視点を持ったスクールソーシャルワーカーを確保していきたい。経験や資格を有している方に対し、効果的な研修を実施する等の取組を進めていると答弁し、確保困難な理由を精査し、スクールソーシャルワーカーを育成する大学と連携するなどして、子どもたちのために人材確保をお願いしたいとの御意見をいただきました。
 続きまして、学びづくりフロンティアプロジェクトについてです。これまでの成果と今後についてとの質問に対し、成果と課題を検証する材料として毎年実施している「生活学習意識調査」の中から、学ぶ意欲と習慣に関わる質問項目を選び、成果指標としており、指標の数値に効果が見られた。また、学校現場からも、学校が一体となって問題解決に取り組む意識の高まりや、教員の指導力の向上など、良い評価が得られている。昨年度で事業は終了したが、各課において効果が得られた人的支援配置は継続していくと答弁し、過去のものとならないよう今後も成果を広めていくようにしてほしいとの御意見をいただきました。
 最後に、市立柏高等学校についてです。保護者会、後援会の会計は適正に行われているのか。学校は関与しているのか。部活動への補助金についても確認をしているのかとの質問に対し、保護者会会計担当のうち1人は学校職員であり、保護者会の通帳は学校の金庫で保管し、現金の出し入れも学校職員が行っている。保護者会、後援会からの部活動への部費は部員1人当たり2千円の補助と大会出場時の補助であるが、いずれも領収証を添付し、適正な使途を確認していると答弁しております。
 学校教育部に関する内容については、以上でございます。

生涯学習部長

 次に、イの「夏休み子ども教室について」を、生涯学習課長から御報告させていただきます。

生涯学習課長

 この夏休み子ども教室は、小学生の夏休みの期間中、子どもたちの知的好奇心を引き出すことを目的に体験講座を開催したものです。開催に当たっては、募集定員を抑え、換気等の対策を徹底し、児童が密になる場面を避けて実施をいたしました。
 また、期間につきましては、7月27日から8月2日までの平日5日間で、全37講座を開催し、511名の小学生の参加がございました。
 講座内容としては、高校の部活動に所属する生徒が講師となって、ペットボトルを使った空気砲や空き箱を使ったロケット製作などの理科実験講座、書道、ダンスレッスン、ギター教室などの生涯学習講座、市民団体や企業、行政の講座では、実験教材キットを使って水の力の特徴を学べる科学講座や絵本作家による絵本づくり、また、クジラを専門にして研究している研究員によるクジラの生態に関する講座などが開催され、5日間ではありましたが、多種多様な講座が展開されたところです。このほか、今年度は、コロナ禍ということもあり、一部のプログラミング講座については、GIGAスクールの児童一人一人に配付された端末を利用しまして、オンライン講座として実施をいたしました。
 この夏休み子ども教室は、毎年多くの参加があります。今年の夏も小学生は自宅にいることが多く体験学習の必要性もあることから、講座の人気が高かったものと推察されます。来年度も夏休み子ども教室につきましては、さらに魅力ある講座の実現に向け、さまざまな検討を行ってまいります。

学校教育部長

 次に、ウの「交通事故防止に関する取組について」を、児童生徒課長から御報告申し上げます。

児童生徒課長

 6月28日に八街市で発生しました、下校途中の小学生がトラックに跳ねられ5人が死傷した事案を受けまして、交通事故防止に関する取組を行いました。
 まず、事故の翌日6月29日に各学校への交通安全指導と見守り活動の徹底を依頼いたしました。そして、6月30日から7月2日まで、土木部及び柏警察署と連携して登下校のパトロールを実施いたしました。
 また、7月13日には、各学校に対して、通学路の点検及び危険箇所の抽出についての依頼文書を発出いたしました。これは、文部科学省及び千葉県教育委員会から通学路の点検に係る依頼文書を収受したことを受け、「幹線道路の抜け道となっている道路」、「大型車の侵入があった道路」、「ヒヤリハット事例や保護者等から指摘のあった道路」について、各学校に報告を求めたものです。
 その結果、35件の報告がございました。既に実施済の危険箇所調査、これは63件ございましたが、それと合わせまして98件について対応を検討することとし、7月29日に柏市通学路交通安全対策推進臨時会議を開催いたしました。
 教育委員会、道路管理者、警察による対応を協議し、98件のうち23件について合同点検が必要であると判断しました。この会議を受け、8月5日、11日及び12日に、教育委員会、道路管理者、警察等の関係機関により、通学路の合同点検を行いました。
 今後の対応といたしましては、通学路安全対策合同点検の結果を踏まえた安全対策を関係機関等の協力を得て順次実施してまいります。

学校教育部長

 教育長報告は、以上でございます。

質疑等

河嶌教育長

 まず初めに、アの「令和2年度決算審査について」に、御質問がありましたらお願いします。

氏田委員

 学校教育部学校財務室の学校運営費補助金について、お伺いしたいと思います。この学校運営費の補助金については、学校長の経営手腕が非常に問われるのではないかなと思います。そのとき、この学校長の経営手腕というのはどのように評価しているのでしょうか。一般的なことで構いません。

学校財務室長

 氏田委員の御指摘のとおり現金での取扱いになるため、校長の適正な判断が求められます。令和2年度は、通常の補助金に加えてコロナ補助金を交付しましたので、一校当たり300万円から400万円までの現金を扱うこととなりました。現金扱いですと、自由に使用できるようなイメージがございますが、通常分もコロナ補助金も要綱や要領で細かく使用項目や予算科目を規定した中で執行しております。
 評価方法ですが、通常分については、毎年の点検の結果で適正に処理されていた場合は指摘事項なしという評価をし、不適正と認められる処理があった場合は、指摘事項ありとして校長宛に改善報告を求めているところです。
 コロナ補助金については、国の補助金を活用していたため帳簿点検を別に行い、校長判断といいましても趣旨から外れているケースなどもございましたので、市教委と県、国の判断を仰ぎ、理解をいただくまでいろいろ苦慮いたしました。必要な分を適正にと呼び掛け、使用していただき、評価という形はしておりませんが、全体の執行率は73パーセントという結果になりました。

氏田委員

 ありがとうございます。本当にこの評価をすることは大変だなと思うのですけれども、この不適正と評価された場合というのはあるのでしょうか。また、この執行率の73パーセントというのは、ちょっと低いようにも感じるのですけれども、いかがなものですか。

学校財務室長

 国の補助金を使用しておりますので、この科目に合った使用してよいという品目などがございましたので、学習保障であるとか感染症対策に合致していないものがございましたので、そういったものはこの補助金を使わず校費で購入することに切り替えをして処理をしたものがございます。本当に買ってはいけないものを買っているケースはなかなかないのですけれども、そういった予算科目を切り替えたというケースでございます。
 それから、73パーセントの執行率でございますが、執行率の高かった学校はバスの増便などにお金を使いまして、そういったものには1校当たり200万円ほどを一遍に使っている学校もありますので、そういった学校は執行率が高かったのですが、70パーセントを超えない学校についても十分な消毒や石けん類なども購入できたということを聞いております。

氏田委員

 ありがとうございます。これは、直接多分子どもたちに関係するお金なんだろうなと思いますし、本当にどのように使っていくかというのが校長先生を始め学校現場に委ねられているということは、校長先生たちのどのように学校を経営していくかというところに直接関わってくると思いますので、これからも見守っていきたいなと思いました。

河嶌教育長

 続いて、イの「夏休み子ども教室について」に、御質問がありましたらお願いいたします。
 続いて、ウの「交通事故防止に関する取組について」に、御質問がありましたらお願いします。

森委員

 (3)の危険箇所の抽出について、保護者から指摘のあった道路とあるのですが、これは全ての児童生徒や保護者に対してアンケート調査を行ったということではないのでしょうか。それとも、一部の保護者から自発的に指摘を受けたということなのでしょうか。それについて、詳しくお聞かせください。

児童生徒課長

 こちらは、教育委員会としてアンケートを取るというようなものではございませんで、各学校に毎年危険箇所についての報告を依頼しております。学校ごとに保護者の声を聞いていただいて、学校に寄せられた内容について学校が必要と判断したものを報告していただいたという形になっております。

森委員

 保護者から出てきたということですが、一部の保護者が声を大きくする場合はあっても全ての意見が反映されるとは限りませんので、今後この危険箇所については、できるだけ幅広く意見を聴取するようにしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

河嶌教育長

 それでは、以上で教育長報告を終わります。

9.議事

河嶌教育長

 続いて、議事に入ります。
 本日は1件の議案審議を予定しておりますが、当該議案は市議会令和3年第3回定例会に係る議案でございます。現在、市議会に提出する議案の作成段階にあるため、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項ただし書の規定に基づき非公開で審議したいと思いますが、いかがでしょうか。

 (全委員 了承)

 それでは、当該議案については、本日の日程の最後に非公開で審議します。

10. 協議

次回教育委員会定例会の開催日程について

次回定例会予定

教育委員会令和3年第9回定例会

日時:令和3年9月30日木曜日

開会:午後2時00分

場所:沼南庁舎501会議室

11. その他

月間行事予定

河嶌教育長

 続いて、来月の行事予定についてお願いします。

生涯学習部長

 来月9月の行事予定でございますが、生涯学習部からは、特に紹介する行事はございません。

学校教育部長

 続きまして、学校教育部につきましては、指導課長から詳細を申し上げます。

指導課長

 まず、柏市小中学校科学作品展についてです。9月11日土曜日、12日日曜日にさわやかちば県民プラザの県民ギャラリー、回廊ギャラリーにて開催する予定でございましたが、昨今のコロナの感染状況により中止といたしました。
 2点目、柏市中学校駅伝ロードレース大会についてです。令和3年9月24日に令和3年度柏市中学校駅伝ロードレース大会の実施を予定しております。柏市内の市立中学校及び私立中学校を合わせて22校が参加し、柏の葉総合競技場と公園内のコースを会場として男女駅伝と男女ロードレースが行われます。今年度は、3年生以外の参集人数の制限や無観客開催等コロナ対策を徹底し、実施いたします。優勝校と上位入賞チームは、11月に実施される県大会に出場します。
 MMGについてです。みんなでつくる魅力ある学校についてですが、主体的・対話的で深い学びに向けた授業改善を重点項目とし、会場校の授業者に対して県の指導主事や市の指導主事等が指導案検討から当日の助言まで一貫した指導を行う取組を行っております。
 会場校以外の教職員については、授業参観及び授業後の協議会に参加することとしており、自身の授業力向上へつなげております。一昨年度より市内小中学校を4つの地区に分けて実施しており、今年度も4日間、実施予定としております。1回目となる9月29日水曜日実施予定の中部地区についてですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により会場校での授業実施及び助言者からの指導のみを行うものとし、他校からの参観及び協議会は行わないことといたしました。

河嶌教育長

 月間行事予定について、何か御質問等はございますでしょうか。

その他

河嶌教育長

 そのほかに何かございますでしょうか。

学校教育課長

 今月の8月31日をもちまして、市内の学校の夏季休業期間が終了となります。つきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大を踏まえました新学期からの学校の対応について、現在の検討状況について御報告申し上げます。
 市内におきましてもこの7月以降感染拡大傾向が続いておりまして、児童生徒及び教職員における感染も6月には児童生徒3名、教職員1名の感染者であったものが、7月には児童生徒46名、教職員6名、今月は24日までの数値でございますが、児童生徒122名、教職員11名とこれまでにない感染の広がりを見せているところでございます。現在、夏季休業期間中でございますので、これらの感染の拡大は学校を感染場面としたものばかりではありませんが、9月1日からの新学期開始に向けては、学校現場における感染防止対策の徹底が求められるところでございます。
 また、新学期を迎えるに当たり、不安をお持ちの保護者の方から学校教育活動についての多数の不安の声も頂いております。このため、新学期からの教育活動の方向性や感染防止対策の詳細につきまして、学校に通知する準備を進めておりますが、市内の小中学校につきましては、それらに加え1点目としましては夏季休業終了後からおおむね半月程度は短縮日課とすること、また、原則として部活動は実施しないこと、また、今後のさらなる感染拡大に備えて、1人1台端末を活用したオンライン学習等の取組を進めることを軸に学校現場との調整を図っているところでございます。
 なお、市立柏高校につきましては、高校生はより広い区域から公共交通機関を活用して通学する生徒が多数いることを踏まえ、県立高校に準拠し当面の間は、学年ごとの分散登校や時差通学などを併用する方向で調整を図っています。
 以上のように、緊急事態宣言下の学習活動や学校活動ではありますが、児童生徒の心身の影響や学習機会と学力保障を鑑みると現時点での一斉休業につきましては、文部科学省や千葉県教育委員会の方針の下、慎重に検討したいと考えるものではあります。
 今後、市内の感染状況や国や県、周辺自治体の動向によりさらなる変更が生じることもございますので、これらも想定しました準備は進める考えでございます。

河嶌教育長

 新型コロナ関係でほかによろしいですか。大丈夫ですか。それでは、ただいまの説明について御質問等がありましたらお願いします。

牧田委員

 本当にもう1日1日1時間ごとに状況が変わってとても大変だと思っております。もしお分かりになればと思っているのですけれども、この夏休みで学校が休業しているにも関わらず生徒さんであるとかあるいは学校の先生たちの間で感染が広がっているということを今お話を伺いました。46人から122人というのは本当に3倍近い数字なので非常に恐ろしいと思いますが、この原因はどこまで追えているのかなというのが気になっています。例えば、部活動の中で感染したのが多いのか、あるいはもう全く関係のない御家庭内、あるいはプライベートな外出等で感染したのか。その辺もし分かることがあれば教えていただければと思います。

学校保健課長

 確認できている内容の中でのお話になりますけれども、今回7月の夏休みに入ったぐらいから大分感染者の方は増えているのですが、今手元にあるデータから見る限り、7月、8月、いずれも家族感染、家庭内感染というのが6割以上を占めています。この割合は7月も8月もそんなに変わっておりません。あとは、ここのところ大体その率がもうちょっと6月ぐらいまでは高かったのですが、ここへきて本人の体調不良が先に分かって感染が判明したと。こちらについては、やっぱりどこでもらってきたかというのはなかなか分からないということで不明という形になっております。
 全体的には、やはり国も言うように、若い方、多分御家族の中でも大学生のお兄ちゃんであったり、お姉ちゃんであったりとかそういった方の感染が増えていますので、そういった意味でも家族からかかる確率が大分高くなって、結果として児童生徒の方にもそれが及んでいると考えております。
 また、夏休み期間ですと通常の活動以外に塾であったりとか、クラブチームの活動がありますので、そういったものが少し8月は若干入っておりますけれども、基本的には今でも家族由来のものが多いように感じております。

氏田委員

 2つほど教えてください。
 1つは、この短縮日課というのは給食まで終わって短縮するということでしょうか。それとも給食の前で終わるということでしょうか。授業時数としては、時間割でいけば4時間までの授業ということでしょうか。
 それから、今パラリンピックが行われていますけれども、パラリンピックの観戦予定をしている学校というのはあるのでしょうか。

学校教育課長

 それでは、私からは、1点目の短縮日課のお話でございます。現時点で想定しておりますのは、午前中の授業、その後給食を取りまして、給食後に下校という日課で考えております。
 あと授業時数、4時間なのかどうかというところなのですが、各学校によって時数のカウントが違うところもあるので、これは一般的には4時間目までというところが多いかとは思いますが、各学校によって少し状況の変化があるかと思います。

指導課長

 2点目のパラリンピックについてですが、当初1校予定しておりましたが、今の感染状況を見て中止ということにしております。ゼロ校です。

森委員

 ワクチンの接種についてお伺いします。中高生を対象にということと強制はできないのですが、あとワクチンの供給もままならない状況ですけれども、これだけ広がっていると、中高生を対象にしたワクチンの接種の検討も必要かなと思ったりもするのですが、その点については何か御意見はあるのでしょうか。

学校保健課長

 新型コロナウイルスのワクチンは、満12歳以上の方が接種可能となっております。柏市では、8月2日をもって本市に住民票がある12歳以上全ての方にクーポン券が配付されているような状況です。一方で、文科省からも通知があるのですけれども、この主に生徒に対するワクチン接種につきましては、保護者への説明の機会が乏しくなるであったり、接種への個々の意思が必ずしも尊重されない、あと同調圧力が生まれがちであると。または、接種後に見られた体調不良に対するきめ細やかな対応が今のところそういったものが十分に対応できないだろうというところから現時点では推奨するものではないというような通知が来ております。柏市においても接種券はしっかり配られておりまして、他市もそうなのですけれども、保護者の各個人の考えに沿って接種は受けていただくということで考えておりまして、今の時点において児童生徒を対象として教育委員会の方で集団接種のようなことをやるということは考えておりません。

河嶌教育長

 そのほかに何かございますか。

12. 閉会宣言

河嶌教育長

 それでは以上をもちまして、議案第1号の審議を除く日程を終了いたします。
 ここで一旦閉会します。
 ありがとうございました。

お問い合わせ先

所属課室:教育総務部教育総務課

柏市大島田48番地1(沼南庁舎3階)

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