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更新日令和3(2021)年4月30日

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柏市教育委員会令和3年第3回定例会会議録

1.日時

令和3年3月25日(木曜日)

開会 午後2時00分

閉会 午後3時23分

2.場所

沼南庁舎501会議室(沼南庁舎5階)

3.出席した教育長及び委員

教育長 河嶌 貞

教育長職務代理者 牧田 謙太郎

委員 森 秀夫

委員 深田 恒子

委員 氏田 青津子

4.教育長及び委員並びに傍聴人以外の出席者

生涯学習部

生涯学習部長 宮島 浩二

教育総務課長 石田 清

生涯学習課長 沖本 雅樹

文化課長 吉田 敬

学校教育部

学校教育部長 増子 健司

学校教育部理事 後藤 義明

学校教育課長 松澤 元

学校財務室長 関根 江里子

教職員課長 杉浦 毅

学校施設課長 浅野 晃

指導課長 逆井 俊彦

児童生徒課長兼少年補導センター所長 須藤 昌英

市立柏高等学校長 中村 淳一

事務局

教育総務課統括リーダー 渡会 美保

教育総務課統括リーダー 浦上 義史

教育総務課主査 関谷 正行

教育総務課主事 松岡 裕希

5.傍聴に関する説明

河嶌教育長

傍聴の確認を行います。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項の規定により、会議は原則公開となっております。
本日は、傍聴希望者が1名いらっしゃいますので、柏市教育委員会会議傍聴規則第1条の2第2項の規定に基づき報告いたします。なお、傍聴の方は、受付時に御確認いただいた傍聴要領に従い、傍聴してくださるようお願いいたします。

6.開会宣言

河嶌教育長

ただいまから、教育委員会令和3年第3回定例会を開会いたします。

7.前回会議録の承認

令和3年第2回定例会会議録について全委員異議なく承認した。

8.教育長報告

報告

生涯学習部長

教育長報告は、全部で8件ございます。
まず初めに、アの「社会教育委員会議提言書「生きる力を育む体験への関わり~子どもたちの健やかな成長のためにできること~」について」を、生涯学習課長から御報告申し上げます。

生涯学習課長

社会教育委員会議提言書について御説明申し上げます。
今期の社会教育委員会議では、6回にわたる会議を行い、子どもたちを取り巻く環境が大きく変化する中で、「子どもたちの生きる力を育む体験に大人がどう関わるとよいのか」をテーマに協議し、学校・地域・家庭の大人が連携することで、子どもたちのために今何ができるかについての提言がなされております。
それでは、提言内容について、少し御説明をさせていただきます。
提言の一つ目、「大人自身が楽しもう、大人同士がつながろう」について説明させていただきます。
子どもたちの体験には、家庭と学校が深く関わっていますが、学校以外での、いわゆる生涯学習分野での地域を巻き込んだ体験は散発的でありまして、もっと行うべきとの意見が出ました。地域を巻き込んだ体験は、地域活動の活発化につながります。このため、提言書では、地域に住む大人自身が楽しめるテーマや交流、やりがいなど幾つかの条件が提案されております。大人自身が楽しんで積極的に活動することで、大人自身も格好いい大人になって子どもを体験の主役にする関わりができることが大変重要だと提言されております。
次に、提言の2についてです。提言2は、「子どもを主役にする関わり方を工夫しよう」です。子どもを主役にする関わり方の工夫について書かれていますが、子どもたちにとっては、思いどおりにならないことや失敗すること、自分たちで工夫することが貴重な体験になります。また、子どもがしたい体験と大人がさせたいということが違う場合や、体験から子どもが受ける感動とか達成感が大人が期待するものとは違う場合もありますけど、大人は子どもの選択と感受性を大事にする支援者でありたいというふうに考えております。大人は子どもを主役にする関わり方を意識して、さまざまな良い体験を支援する工夫をしていこうと提言されております。
さて、このような提言を基に、今後の活動について、次のような提案を受けました。ここまで見てきたとおり、子どもたちに豊かな社会体験を保障する上で地域の大人同士のつながりは大変重要です。そこで、地域のさまざまな活動事例から得られたヒントを生かし、同時に今後、コミュニティ・スクールの中に取り入れていくことで有効になると思われる取組の具体として、地域連携ルームの設置と活用が提案されております。地域連携ルームは、以前もこの社会教育委員会議の提言書で取り上げられており、社会教育委員会議としては、再提案となっております。地域連携ルームの考え方は、地域の人が学校に立ち寄り、教員や子どもたちと交流する場であり、個々の活動のつながりの拠点とするものです。学校内に日常的に地域の方が出入りするスペースを設けることで、地域活動をしやすくするとともに、さまざまな情報交換を活発化させる機能があります。また、地域連携によって、住民参加型の授業などが考えられ、まち探検や防災教育などにより、体験活動の充実が図れます。
最後になりますが、この提言書の趣旨は地域の大人が少しずつ子どもに心を寄せ、学校と一緒に子どもを育てていくことを意味する、地域学校協働活動の本来の姿が書かれているものと考えています。市としましても、この提言書を基に地域と学校の連携により、子どもたちの体験が充実するための役割を担っていきたいと考えています。

生涯学習部長

次に、イの「千葉県指定文化財旧手賀教会堂のリニューアルオープンについて」を、文化課長から御報告させていただきます。

文化課長

こちらは、平成30年度から進めてまいりました旧手賀教会堂の保存修理工事で、先日工事が終了いたしまして、現在室内の解説パネル等の設置等、見学者向けの準備を進めているところです。令和3年の4月10日にリニューアルを予定しております。
経緯にありますように、こちらは、令和元年度にクラウドファンディングによりまして、市民や市民以外の方々からも工事費用の御協力をいただいて実施したものです。今回の工事では、破損や劣化した部分の修理工事に加えまして、水洗トイレ・洗面所の設置、専用駐車場や案内看板の設置、室内の解説パネル、外構整備など見学者の利便性も考慮した工事を行いました。
4月10日のオープンの日に、特にコロナもありまして、何かイベントを企画しているわけではないのですが、4月1日の広報かしわやホームページ、それから記者クラブ等への資料提供を行いまして、皆さんに見学していただけるように広報活動を行っていきたいと考えているところです。

学校教育部長

次に、ウの「令和2年度学校配当予算の執行状況調査について」を、学校財務室長から御報告申し上げます。

学校財務室長

柏市立小中学校63校を対象に、学校配当予算の執行状況調査を実施いたしました。これは、学校の予算執行、財務が適切に行われているかを調査し、指導及び改善を図るものです。
1の調査期間及び方法について、1月下旬に本来でしたら全校を訪問して対面で行っておりますが、今年度は書面を提出していただく形で調査を実施いたしました。
項目の2、調査項目といたしまして、物品の登録状況、学校運営費補助金の執行状況、学校校納金、特にこれは教材費に限って取扱い状況を確認いたしました。
項目の3、調査結果について、指摘事項有りが4校でございます。主な指摘の内容は、学校運営費補助金関係でした。4校とも、この内容でした。
項目の4、調査後の対応について、各学校長宛てに調査結果を通知し、指摘事項有りの学校には改善状況を文書で報告するよう求めました。

学校教育部長

続いて、エの「令和3年度柏市立高等学校入学者選抜について」を、柏市立柏高等学校長から御報告申し上げます。

市立柏高等学校長

柏市立高等学校の入学者選抜につきましては、例年県立高校に準じた形で行われております。つまり、県教委の方で作成した学力検査問題及び解答用紙等を使用して、同じような形で入学者選抜を行っております。本校では、今回は、一般入学者選抜、海外帰国生徒の特別入学者選抜及び外国人の特別入学者選抜を実施しました。
今回の入学者選抜は、従来のものと大きく変わっております。昨年度までは、前期入学者選抜と後期入学者選抜の2回で選抜が行われておりましたけれども、今回、一般入学者選抜という名称で1回の実施、2日間で行いますけれど、そのような実施になりました。インフルエンザやコロナウイルスにり患し、受験ができなかった受験生のために追検査というものも新たに設定されました。さらに、この2つの選抜にも、同様の理由で受験できなかった受験生のために特例検査というものも、今回新たに設定をされております。本校では、一般選抜で志願者全員が受験をすることができましたので、追検査や特例検査の実施はありませんでした。
昨年度までの前期選抜では、5教科の学力検査を1日目に実施し、2日目に各学校が設定している検査を実施しておりました。今回は、2日間で行いましたけれども、1日目に3教科、英数国の学力検査、2日目に2教科、理科、社会の学力検査及び学校設定検査を実施しております。あと、これまで、全教科において、試験時間が50分でしたけれども、今回から英語のみ60分というふうに変更されております。
新型コロナウイルスの感染防止に係る対応で、受付や点呼の時間、これも急きょ10分の延長、それから各教科の検査と検査の合間の休憩時間も急きょ10分に延長するというような県からの通知もあり、学校設定検査における感染予防の徹底等、非常に緊張感と慌ただしさの中での実施というふうになりましたけれども、大きなトラブルもなく、無事終了することができました。
一般入学者選抜、2月24日、25日に実施されましたけれども、普通科では、募集人員の280名に対して、受験者数は210名で倍率は0.75倍でした。スポーツ科学科は、募集人員40名に対して、受験者は40名で倍率は1.00倍でした。共に、受験者は全員合格といたしました。
普通科につきましては、合格内定者数が募集人員を下回ったため、3月15日に第二次募集を行い、作文及び面接による検査を実施いたしました。受験者数は、14名でした。全員を合格といたしております。
入学許可候補者数ですけれども、普通科は男子が151名、女子73名、合計224名、スポーツ科学科は、男子が27名、女子が13名、合計40名です。学年としましては、全体で264名ということになりまして、全体では、募集予定人員マイナス56名という形になっております。
普通科における合格者のうち、柏市内の生徒の割合ですけれども、今回は48.5パーセントとなっております。
一般入学者選抜における学力検査の結果ですけれども、5教科のうち社会を除いて、他の4教科においては、昨年度の前期選抜の平均点を上回っております。普通科、スポーツ科学科とも、合計得点平均が昨年度よりも20ポイント以上高くなっております。
志願者数は減少してしまったものの、志願者の学力には、昨年度と大きな変化はないものと判断しております。

学校教育部長

次に、オの「令和3年度の主要な工事の予定について」を、学校施設課長から御報告申し上げます。

学校施設課長

令和3年度は、校舎新増築等事業、屋内運動場長寿命化改良事業、トイレ改修事業、空調更新事業及びブロック塀対策事業を主要事業として実施します。
まず、校舎新増築等事業につきましては、新設小学校の建設に着手するとともに、本年度既に着手している三つの小学校の建替え又は増築を継続して実施してまいります。各校、単に児童増に合わせて教室を増築、増設するだけではなく、それぞれの学校に求められる機能の充実を図ってまいります。
新設小学校では、柏たなか駅周辺の人口増が今後も見込まれることから、普通教室40教室、特別支援教室6教室を整備することとし、主体的・対話的で深い学びを実施するための環境として広い教室の整備などを行います。また、屋内運動場には、こどもルームと防災倉庫を併設し、施設の複合化も図っております。本年の7月に着工し、開校は令和5年4月の予定で工事を進めてまいります。
田中小学校では、老朽化の著しい一部校舎の建替えを実施し、バリアフリー化工事及び児童数に応じた給食室の整備等を併せて行います。使用開始は、令和4年4月の予定です。
柏第三小学校では、ことばの教室の老朽化対策として増築校舎にことばの教室を移転します。また、既存校舎にエレベータと増築校舎を接続し、バリアフリー化を進めます。こちらは、令和4年2月にことばの教室から使用開始する予定でおります。
柏の葉小学校では、給食室やこどもルームを含んだ校舎の増設を行います。使用開始は、令和4年4月の予定です。
次に、屋内運動場の長寿命化改良工事については、名戸ケ谷小学校及び土中学校の工事を実施します。
次に、トイレ改修につきましては小中合わせて9校、空調更新事業につきましては高柳中学校で実施します。
以上の工事を含む令和3年度の工事予定は、資料のとおりとなります。
工事の実施に当たっては、工事着手前に学校と調整し、学校運営への影響を最小限に抑え、児童生徒、教職員及び近隣の安全に配慮して進めてまいりたいと考えています。
また、新型コロナウイルス感染症の影響で、令和2年度の実施を見送った外壁及び屋上防水改修工事は、3年度の状況も不透明なことから、実施を見送ることといたしました。

学校教育部長

次に、カの「「4つのC」について」を、指導課長から御報告申し上げます。

指導課長

これまで柏市における学校教育の指導の重点施策といたしまして、「柏市学校教育指導の指針」を作成してまいりました。これは、柏市教育振興計画における学校教育に関する施策展開の部分を具体的に示し、各学校が取り組んでいくことを明確にして教育活動が展開できるようにするものでございます。
指導の指針に対する各学校へアンケート調査を行った結果を資料に示しております。個々の結果についての説明は省略させていただきますが、全体的におおむね良好な取組がなされていることがうかがわれる結果となっております。
また、資料には、全教職員へのアンケートの結果を示しております。こちらも、ほとんどの項目で昨年度と比較しまして向上が見られております。これは、学校教育指導の指針の作成によりまして、柏市の学校教育の重点施策を各学校及び個々の教職員と共有を図ること、このことについて一定の成果が得られたのではないかというふうに考えております。
第2次柏市教育振興計画の制定を契機にいたしまして、さらなる学校教育活動の充実を図るために令和3年度から学校教育で育む資質、能力としての4つのCを指導の指針に代えて位置付けることといたしました。このことにより、学校や教育活動の目的をより強く意識した上で、4つのCを育むための具体的な取組が展開できるようになるものと考えております。
取組内容重視から、育成すべき資質能力重視の指針へと転換を図るものでございます。
名称は、柏で育む「4つのC」といたしまして、見通す力、挑戦する力、関わり合う力、自律する力の内容を再整理いたしまして、これら4つのCを育むための具体的な取組を各学校が創意工夫して実施していくことといたしました。

学校教育部長

次に、キの「「部活動・特設クラブ活動のあり方に関するガイドライン」の改訂について」を、指導課長から御報告申し上げます。

指導課長

柏市のガイドラインにつきましては、平成30年3月に改訂されまして、3年間これまで運用をしてまいりました。その間、教員の働き方改革や、部活動の在り方等について、さまざまな問題が提起されております。これらの問題を解決するために柏市教育委員会といたしましては、部活動の在り方に関するワーキンググループを設置して、関係各方面からの意見等を聴取しながらガイドラインの改訂作業を進めてまいりました。このたび、添付資料のように、活動時間の縮減を中心に見直しを図り、第3版としてまとまりましたので、4月1日より適用を開始いたします。
また、今後の部活動の在り方については、引き続き検討をいたしまして、土日の部活動を令和5年度より段階的に地域に移行し、令和7年度の地域移行の完全実施を目指して、取り組んでまいりたいと考えております。

学校教育部長

次に、クの「第3回柏市いじめ問題対策連絡協議会について」を、児童生徒課長から御報告申し上げます。

児童生徒課長

いじめ防止対策推進法第14条第1項及び柏市いじめ問題対策連絡協議会条例に基づきまして、先週3月17日に第3回の協議会を開催いたしました。公的機関からは、児童相談所、法務局、警察等の関係者、専門員の方として医師、弁護士、臨床心理士、人権擁護委員、それから学校関係者が出席しまして、いじめ防止に向けての協議を行いました。
原則、会議は公開といたしておりまして、報道1名の傍聴がありました。
内容としましては、報告におきまして、2学期までのいじめ状況の結果につきまして、御報告と本年度のコロナ禍におけるいじめ防止の取組について、児童生徒課からこの説明を差し上げました。
2点目の協議につきましては、2点協議をしていただきました。悩みに寄り添う環境づくりと多様性の理解ということで、これからのいじめの対策の方策としまして、GIGAスクール構想の中の一環としてということで、まず一つ目は、心の健康観察、これは、仮称の面もまだあるんですけれども、従来、学校におきましては、朝の会等におきまして体の方の健康観察を行っておりましたけども、それを合わせまして心の方の健康観察も行っていくという試みを今考えております。主に、朝の会におきまして、児童生徒が個人的にパソコンやタブレットのデバイスに入力をいたします。入力方法につきましては、「今の体の具合は?」とか、「今の気分は?」につきまして、4段階の「良い」、「少し良い」、「少し悪い」、「悪い」から自分で選択をして入力をいたします。入力につきましては、本当に数秒で終わってしまうのですが、その後、直近の過去8日間の自分の体と心の変化をグラフで確認することができますので、1週間ぐらい前までの自分が見られるということ、その後、教員につきましては、入力状況を管理画面で把握し、気になる児童生徒につきましては、その後の支援につなげるということが目的でございます。
これにつきましては、ストップイットを導入したときの目的もそうだったのですが、なかなかいろいろな自分のことを相談できない、しないという児童生徒が数パーセントいるということで言うと、その児童生徒の掘り起こしを行いたいということと、あとGIGAスクール構想におきましては、柏市におきましては、ステップゼロということで、いつでも、ちょこっとデバイスを使っていくという段階の中で言いますと、毎日、これを使いますので、そこにも寄与していくということがあります。運用までのスケジュールでございますが、この令和3年1月から3月まで小中学校10校におきまして、約300名の児童生徒で、これは、タブレットだけではなくて、パソコン室のパソコンでもあったのですけれども、それを使いまして、実証実験を行いました。
この後、来月から半年ぐらいかけまして、改良を重ねてまいりたいと思います。令和3年9月以降、これは実際にGIGAスクール構想で配付されますタブレットの使用におきまして、また再実証実験を行いまして、それ以降、各学校の方に周知をしてやっていただくということを御提案差し上げました。その中で、委員の皆様方は、やはりこれは有効なツールであると思うが、ただ、教員としては、対面的に児童生徒の顔をしっかり見て、観察力というのはもちろんこれは欠かせないので、これはあくまでもそれを補うツールとして扱ったほうがいいという意見、それから、やはり、これは新しいことを始めましたときに、学校の負担感が多いものですから、それは、教員の負担感というのをどれだけ減らせるかというところを考えたほうがいいという御意見をいただきました。
続きまして、「人権教育プログラム(柏市板)」ということでございまして、これにつきましては、小学校1年生から中学校3年生までの9年間、系統的に授業を今考えております。教材におきましては、著名な漫画家によります4こまから8こま漫画形式のものも考えております。葛藤場面におきまして、自分がこうしたいと選んだところと、その後、クラスの仲間で意見交流を経た後の自分の考えの変容を振り返ることが重要と考えております。これまでも、道徳におきまして、これは教科化になっておりますので、教科書がきちんとありますけれども、その中の徳目におきまして、思いやりとか、正義とか、友情とか公正、公平、集団生活の向上という徳目はありますけれども、やはりいじめということに関しますと少しぼやけるところがございますので、それを補うということで柏市版を今考えているところでございます。こちらにつきましては、来月から12月ぐらいまで、8か月ぐらいかけまして、検証実験を一つの中学校で行った上、来年3月までに改良を加え、運用開始が1年後にできればいいかなと考えておりますけれども、やはり、これは先ほどありましたように、道徳との兼ね合いがございますので、教員の負担感ということで言うと、道徳の時間の中でどういう扱いになるかということを、これから研究していきたいと思いますし、テーマ設定や、学年系統につきましても実証実験をする中で明らかにしていきたいと考えております。
今後につきましては、本年度の取組を振り返るとともに、今、御報告しましたいじめの未然防止、早期発見、早期対応に向け、関係機関とさらなる連携といじめ防止の授業を積極的に実施してまいりたいと思っております。

学校教育部長

教育長報告は、以上です。

質疑等

河嶌教育長

まず初めに、アの「社会教育委員会議提言書「生きる力を育む体験への関わり~子どもたちの健やかな成長のためにできること~」について」に、御質問がありましたらお願いします。

牧田委員

こちらいただいた提言は、今後例えば、ホームページ等で公開等される御予定というのはありますか。

生涯学習課長

ホームページでの公開についてですが、これは、公開していく予定でおります。

牧田委員

せっかくいろいろな人たちが集まって議論をされて一つの結論が出ていますので、公開するときも少し工夫して何か人目をひくような形でできればなと思います。お願いいたします。

河嶌教育長

続いて、イの「千葉県指定文化財旧手賀教会堂のリニューアルオープンについて」に、御質問がありましたらお願いします。

氏田委員

質問ではないのですけれども、教えていただければありがたいのですが、前に、山下りんというイコン画家の絵がここにあるというようなことをちらっと聞いたことがあるのですけれどもありますか。

文化課長

本物の方は、ここにはもうありません。ここにあるのは、レプリカを作ってここで展示をしております。本物の方は、旧手賀教会堂から移った新しい現在宗教活動をしている教会がこの建物の先にありますので、そちらの方で今も信仰の対象として使われております。

河嶌教育長

続いて、ウの「令和2年度学校配当予算の執行状況調査について」に、御質問がありましたらお願いします。

森委員

指摘事項は4校あったということですが、具体的にどのような内容であったかお知らせいただければと思います。
あと、前年度指摘された学校で、同じ学校での指摘があったかどうかも併せてお願いできればと思います。

学校財務室長

まず、4校についての具体的内容でございますが、学校運営費補助金の支払いにおいて、こちらは現金で現場では支払っております。支払日に教職員が立替えをして口座から引き出すまでの期間が4か月ほどかかっていたということで、4校ともそういった内容の指摘をいたしました。この4校につきましては、前年度指摘した学校はございません。

河嶌教育長

続いて、エの「令和3年度柏市立高等学校入学者選抜について」に、御質問がありましたらお願いします。

深田委員

定員割れということなんですけれども、定員割れをしないようなこれからの対策というか、そういうことはお考えでいらっしゃいますでしょうか。

市立柏高等学校長

今回、本校で定員を大きく割ってしまいました。次年度に向けては、市内はもちろん、市外も含めて生徒募集のチームがございますので、そのチームの方で学校の方をより多く訪問させていただいて、本校の魅力等をもう一度伝えながら、生徒募集の方をやっていきたいと思っております。
今年度に関して申し上げますと、県下で全日制の公立高校69校が定員割れをしまして、2次募集を行っております。2次募集の定員1、937名でしたけれども、実際にそこに志願してきたのは、全県で194名でした。倍率にして0.1倍ということで、昨年度同じ2次募集が927名でしたので、それと比べましても、今年度は1、000人以上2次募集での人員が多かったということで、公立高校にとっては非常に厳しい状況だったかなと思いますけれども、本校においては、先ほど申し上げましたように中学校の方へ訪問しながら、本校の魅力を伝えていく、それから、中学生自体にも本校の生徒を派遣したりして学校の魅力を伝えて生徒募集に努めていきたいと思っております。

深田委員

ありがとうございました。以前にもお話ししたことがあるんですけれども、柏市からのスクールバスの運行というのは、実施になるまでにどのぐらいかかるのかというのもお聞きしたいのですが。

市立柏高等学校長

スクールバスにつきましては、今、令和4年度からスタートする本校の新教育計画の中で、検討事項の一つになっております。学校でスクールバスを持っておるんですけれども、いわゆる路線バスと作りが違いますので、座席以外の所に立って人を乗せることができないバスなものですから、その辺でいわゆる通学のためにそのバスを、どの程度実際に活用できるのかというようなこと、それから路線バス等と重なる部分がございますので、どこの駅から発着させることがいいのかというところを現在検討しているところでございます。

森委員

募集人員が募集に対して定員割れをしてしまったということは残念なことなのですが、県立高校においては、地域の実態に合わせて、多分募集人員を減らすとかいうことが行われていると思います。生徒が年々減少している時期になりますので、やむを得ない措置だと思いますので、今回70名2次募集をしなければならなかったという実態がありますので、1クラス以上ですかね。来年度以降、人員募集の定員を減らすというようなことを検討する、そのようなことを考えてはいないのでしょうか。

市立柏高等学校長

それは、市教委の方とも既に定員の減については、今後も検討していくということで、お話をしているところです。ただ、担当の方と話をしたときに、いわゆる定員を例えば1クラス分40人分、簡単にすぐ、じゃあ、来年からこういう事情だったので、すぐ減らしますというふうに簡単に手続ができないようなところもあるというふうに考えておりますので、検討を含めて次年度はおそらくこのまま同じ募集定員になってしまうかと思いますけれども、その次の年から募集定員の減をしていくかどうかというところは検討していきたいと思っております。

牧田委員

今年度は、今まで前期後期の入試が1回になるという非常に大きな改革だったと思いますので、受験生の皆さんもどこに出願したらいいのか、大変悩まれたと思います。そういう受験生の皆さんの動向の中で、例えば、自分の本来入れるような目標の学校だけれども、安全圏といって志願を下げていくようであるとか、逆に私立の助成なんかも今出ますので、そちらに流れて結果的に市柏のレベルの子たちが、今までだったら入っていた子たちが、もう受け控えをしているというような状況があったのか、ないのかとか、例えば、そういう分析というのはされていますか。

市立柏高等学校長

現時点で、全ての分析はできていませんけれども、一つは、中学校の校長先生方や、それから進路担当の方に伺いますと、全県でこれだけ2次募集をしなければいけないような状況になった原因の一つとしては、今年度に関しては、やはり入試の一本化をしたということで、中学校3年生、受験生の皆さんが、前期後期があったときには、前期で仮に失敗しても、後期でもう一回公立にチャレンジできることが、1回ですので一発勝負で失敗ができない、というようなところから、その辺の入試のシステムが変わったことへの不安ということ、そこに加えて私立高校において、今年度は私立にかなり流れたということを伺いました。その原因の一つは、私立高校において先ほど委員がおっしゃいましたように授業料も実質無償化がありまして、今までと比べてより経済的な負担のハードルが下がった。それからもう一つは全ての私立ではないですけれども、聞くところによりますと、今までだとこれぐらいの成績だとちょっと合格できなかったなというような生徒さんが、今年はかなり多くの私立さんで推薦入試の段階で合格になっているということで、随分多くの中学生3年生の皆さんが私立に流れたというようなこともあったように聞いております。ですので、そういったことも一つ公立高校の方で募集人員の確保ができなかった原因かなというふうに考えています。

牧田委員

多分一過性のもので、また来年は、今度受け戻しといいますか、逆にこの辺りの子たちがわっと安全圏だと思って殺到するという事態も当然考えられますので、すぐに慌てることはないと思いますけれども、大きなものの見方をすると、やっぱりこの先の大学入試なんかも今回も変わっていますし、そうすると例えば堅実に指定校推薦を取っていくとか、ほかの学校にはない魅力を受験生の皆さんに発信していくことが大事かなと思いますので、よろしくお願いいたします。

市立柏高等学校長

委員の御意見も参考にさせていただいて、今後また検討してまいりたいと思います。ありがとうございます。

河嶌教育長

続いて、オの「令和3年度の主要な工事の予定について」に、御質問がありましたらお願いします。
続いて、カの「「4つのC」について」に、御質問がありましたらお願いします。

氏田委員

三つほど、質問させていただきます。まず、一つですけれども、学校の取組集計結果から、これを見ると昨年度とほとんど変わらないということ、これは、コロナ禍で授業日数の削減もあったり、それから学校行事など教育活動がかなり制限された中、こうした結果が得られたというのは、本当に学校現場の創意工夫があったのではないかなと思われます。ただ、そういった中で、創意工夫、体験的な活動など、特に工夫した教育活動がありましたら具体的に教えていただければありがたいと思います。
それから、2つ目、教職員のアンケートからなんですけれども、例えばアンケートの項目5、ここでの小学校外国語授業支援員を有効に活用した授業という項目の中で、行っていないというのが14パーセントという結果、これは、支援員が学校に入っていないということなのか、それとも授業を行っている先生が活用していないで授業をやっているということなのか、それとも授業は支援員を入れてやっているんだけど有効に働かないということなのか、どういうことなのかなということが一つ。
それからもう一つは、アンケートの項目16、この項目は新学習指導要領のカリキュラム編成準備という項目になっておりますけれども、小学校は、今年度2020年度から完全実施になっているのではないかなと思います。それから、中学校にしても、この4月からは、この新学習指導要領が完全実施を行わなくちゃいけないということになっていると、少し行っていると行っていないを合わせると24パーセントという数字は、来年度に向けてちょっと心配されるのかな。あと今年度、いわゆる小学校は、どういう状況だったのかな。この項目が中学校だけのものなのかどうか、そこら辺のことを教えていただければと思います。

指導課長

3点御質問いただきましたので、順番にということで、まず1点目のコロナ禍での体験的な活動等の具体例ということでしたので、幾つか御紹介をさせていただきます。確かに、校外活動等には、コロナ禍で大きな制限を受けたわけではございますけれども、例えば、小学校で行うクリーンセンターの見学等につきましては、クリーンセンターの方で見学の動画を作成していただきましたので、そちらを提供していただくような形で、バーチャルにはなりますけれども、実施ができました。消防署の見学、あるいは地域探検等の小学校の学習もございますが、これらについては、全校ではございませんけれども、一部校外に出まして、現地とオンラインで結びまして、学習を実施したというような学校もございました。
また、自然体験ということで、林間学校等が位置付けられておりますけれども、これも、軒並み宿泊はできませんでしたので、手賀の丘少年自然の家を利用するであるとか、あるいは校内でのデイキャンプ、こういったものに変えてなるべく実施をしていくような工夫をしているところでございます。修学旅行等についても同様に、近場に変えてということでしたが、中には、京都、奈良のVRですかね。バーチャル・リアリティを使って、教室でVRを使っての疑似体験みたいな修学旅行を実施した学校もございました。そういったところが具体例になるかと思います。
それから2点目なんですが、外国語授業支援員の活動についてということで、行っていないというところが14パーセントあるということなんですが、現在、3月現在で、小学校に専科教員を配置している1校を除いた41校にこの支援員を配置をしております。
今回アンケートの聞き方として、私たちも反省しなきゃいけないんですが、この外国語の授業を担当している教員以外に、このアンケートの中に事務職員や栄養士、それから養護教諭も含んだ状態でのアンケートのデータになってしまいましたので、ここら辺の人数が含まれているために14パーセントという形で割合が高くなりました。ただ、実際に配置していてもなかなか有効に活用できてないような部分も巡回をしていると見受けられますので、この後、有効活用ができるように支援員のまずは一つ資質能力の向上ですね、そのための研修、それから活用する側の教職員の活用方法についての指導支援、こういったものを行ってまいりたいと考えております。
3点目なんですけれども、新学習指導要領のカリキュラムの編成準備ということで、こちらも少し行っている、行っていないを合わせて24パーセントに上っているということでしたが、こちらもやはり同じように学習指導要領とは深く関わりがない事務職員であるとか、栄養職員ですね。それから養護教諭等も含まれておりますので、その辺で割合がやはり高くなっているかなと思っております。ただ、準備不足の教職員がいることも事実でございますので、各学校で4月の新年度のスタートに合わせて学習指導要領の実施に基づいた校内での共通理解の場がございますので、そういったところで、しっかりと準備を進めていくように各学校に対しては、指導してまいりたいと思います。
小学校につきましては、基本的に今年度から、もう実施されておりますので、各学校、十分対応できていることだと思っております。

氏田委員

ありがとうございました。この体験的な活動は、もしかしたらこれからも続くことだと思うので、一般化というか、いろいろな学校に情報が、こういうようなやっていることが情報ができるようになっていければ幸せなのかなというふうに一つ思いました。
それと、今回の学習指導要領は、今までになくいろいろなことが入っている大きな転換期の学習指導要領だと思いますので、やはり、学校の子どもたちに関わる全教職員がそういう理解で取り組んでいただけるとありがたいのかなというふうに思います。よろしくお願いします。

河嶌教育長

続いて、キの「「部活動・特設クラブ活動のあり方に関するガイドライン」の改訂について」に、御質問がありましたらお願いします。

森委員

質問というよりも、意見なんですが、部活動ガイドラインを新しく改訂していただいてより良いものになっていただきたいなと思います。一つは、児童生徒の事故がないということ、あと、先生方の働き方改革につながるような視点、その2点をやはりこのガイドラインに生かせるように、この部活動指導を進めていただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。

河嶌教育長

続いて、クの「第3回柏市いじめ問題対策連絡協議会について」に、御質問がありましたらお願いします。

深田委員

資料の中で、4段階、子どもが選ぶということなんですけど、普通がないんですけれども、これが意図的なものなのでしょうか。良いか悪いかしか、ここには書いていなかったので、その普通というときもきっとあるのかなと思ったので、普通がないことが意図的なものでありますでしょうか。

児童生徒課長

この言葉で、4段階で良い悪いと書いてあるんですが、実際には、アイコンみたいなもの、にこにこしている顔と、普通の顔と、ちょっと渋い顔と四つありまして、そこから子どもたちが選んでいくということなので、言葉ではなくて、いわゆる子どもたちがやりやすい表情で選んでいくということです。

河嶌教育長

以上で、教育長報告を終わります。

9.議事

  • 議案第1号 第2次柏市教育振興計画の制定について

生涯学習部長

議案第1号は、令和3年度から令和7年度までにおける教育の振興のための施策に関する基本的な計画を定めようとするものでございます。
計画の詳細について、教育総務課長から御説明させていただきます。

教育総務課長

この計画は、学校教育分野における基本方針を「未来につなぐ柏の教育」とし、生涯にわたり学び続ける基礎を培うための学ぶ意欲の育成、多様性を尊重する意識の醸成に向けて取り組むとともに、その基盤として、教職員の力量・学校の組織力を高め、地域・家庭とともにある学校に向けた取組を進めていく計画としております。
計画の策定に当たっては、協議会を3回開催し、教育委員の皆様の御意見をいただくとともに、柏市教育振興計画策定有識者懇談会を書面会議も含めまして4回開催し、有識者の御意見もいただきながら、策定を進めてまいりました。また、パブリックコメントを1月15日から2月14日までの1か月間実施し、19人の方から意見をいただいております。この意見に対する市の考え方については、第2次柏市教育振興計画の冊子の73ページ以降に記載しております。第4回の有識者懇談会における御意見も踏まえ、市の考え方のNO.2の部分において「令和3年度中に」という文言を追加し、早期に調査研究を進めていくことを明記しております。
この計画の実施に当たっては、計画の冊子の8ページのとおり、PDCAサイクルの確立を目指し、より子どもたちにとって必要な取組を実施できるよう努めるとともに、人生100年時代を踏まえ、生涯学習分野との連携も強化して取り組んでいくこととしております。
以上、御審議のほど、よろしくお願いいたします。

質疑等

なし

採決結果

全員賛成可決

  • 議案第2号 柏市教育委員会行政組織規則の一部を改正する規則の制定について

生涯学習部長

議案第2号につきましては、教育総務課、学校教育課、指導課及び市立教育研究所の担当及び分掌事務の一部を改めるほか、教育委員会の会議の議決事項を改めたいので提案するものでございます。
それでは、議案の詳細につきまして教育総務課長から御説明させていただきます。

教育総務課長

初めに、議決事項の改正としまして、教育委員会の会議の議決事項に地方スポーツ推進計画について、市長に意見を申し出ることを明記いたします。
次に、担当の改正としまして、学校教育課の学校適正配置担当を学校適正配置・開校準備担当ということで、新たに担当名に開校準備を加える改編をいたします。
次に、各課等の分掌事務の改正になります。
まず、教育総務課の分掌事務のうち給食調理員に関する規定について、昨年10月末をもって、市長部局の保育園へ任用替えとなりましたので、給食調理員が不在となったことから、当該規定から給食調理員を削除するものとします。
次に、学校教育課ですが、バスの名称について、事業名を正確に表記するものとし、移動教室(スクールバス)から校外学習用バスへ改めるものとします。このほか、先ほどの担当の改編に合わせて担当名を変更します。
次に、指導課の分掌事務の見直しとして2点ございます。
1つ目は、先ほどの教育長報告カで御報告したとおり、「学校教育指導の指針」から、学校教育指導に係る計画として「4つのC」に改めることに伴い変更するものでございます。
2つ目は、第9号の「学校体育指導の助言に関すること。」を第5号に規定する「教育課程及び学習指導に係る指導助言に関すること。」に含めることとし、新たに「部活動に関すること。」を第9号として明記いたします。
最後に、教育研究所の事務の実態に即し「研究所施設の維持管理に関すること。」を削除するものとします。
以上につきまして、施行期日は、令和3年4月1日としております。
御審議のほど、よろしくお願いいたします。

質疑等

なし

採決結果

全員賛成可決

 

  • 議案第3号 柏市教育委員会処務規程の一部を改正する訓令の制定について

 

生涯学習部長

議案第3号は、学校教育課、学校施設課及び指導課の個別専決事項を改めたいので提案するものでございます。
提案内容の詳細につきまして、教育総務課長から御説明させていただきます。

教育総務課長

始めに、先ほどの柏市教育委員会行政組織規則の改正に伴い、学校教育課と指導課の専決事項における事業名を変更するものです。
次に、事務の実態に即した改正としまして、学校施設課に2点ございます。
1点目は部長専決事項に「重要な工事の設計及び検査に関すること。」を追加します。
2点目は、1号及び2号に規定する教育財産について、「学校施設に係る」ものに明確化するものです。
以上につきまして、施行期日は、令和3年4月1日としております。
御審議のほど、よろしくお願いいたします。

質疑等

なし

採決結果

全員賛成可決

  • 議案第4号 柏市教育委員会一般職任期付職員採用条例施行等規則の一部を改正する規則の制定について

 

生涯学習部長

議案第4号は、令和3年度における任期付職員の級号給の決定の特例を定めたいので提案するものでございます。
それでは、議案の詳細につきまして教育総務課長から御説明させていただきます。

教育総務課長

令和3年度に任用する任期付職員の統括リーダー(GIGAスクール・ICT推進担当)の初任給を柏市職員昇格、昇給等規則によらず、職務内容を踏まえ6級1号給とすることを定めるものです。
以上につきまして、施行期日は、令和3年4月1日としております。
御審議のほど、よろしくお願いいたします。

質疑等

牧田委員

この職種の方というのは、新たに任期付職員として就任されるということなんですか。今までの市職員とはまた違う形でリーダーになっていただくということでよろしいんでしょうか。

教育総務課長

今現在、こちら想定している方は、再任用の職員ということで、GIGAスクールの方に携わっていただいている職員の者で、今年度をもちまして再任用の期間が切れるということで、ただ、やはり引き続き、業務を今深く関わっていただいているということでかなりそういったことを継続的にもう1年ということで、勤務をお願いするということで、こういう形で設定させていただいているところでございます。

採決結果

全員賛成可決

  • 議案第5号 柏市教育委員会会計年度任用職員勤務時間等規則の一部を改正する規則の制定について

 

生涯学習部長

議案第5号は、会計年度任用職員の年次有給休暇の請求単位等及び特別休暇の対象となる事由を改めたいので御提案するものでございます。
議案の詳細につきまして、教育総務課長の方から御説明させていただきます。

教育総務課長

始めに、年次有給休暇の改正として2点ございます。
1つ目としまして、現行の年次有給休暇は週の勤務日数に応じて休暇日数を規定しておりましたが、週以外の期間によって勤務日が定められている職員の休暇日数を規定していなかったため、年間の勤務日数の区分を明記するものとしております。
2つ目としまして、休暇の取得単位をこれまで1日単位としておりましたが、1時間単位の取得を可能とするものでございます。
次に、特別休暇の改正として2点ございます。
1つ目は、年次有給休暇の改正と同様、週以外の期間によって勤務日が定められている職員の休暇日数を明確化するものでございます。
2つ目は、無給の特別休暇を有給とするものです。内容としましては、妊産婦の保健指導及び健康診査の受診並びに通勤時の混雑緩和に係る特別休暇で、国の非常勤職員の制度に準じて改正するものでございます。
以上につきまして、施行期日は、令和3年4月1日としております。
御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。

質疑等

なし

採決結果

全員賛成可決

  • 議案第6号 柏市就学援助規則の一部を改正する規則の制定について

 

学校教育部長

議案第6号は、就学援助の支給対象の児童生徒が転校した場合における支給継続の特例を定めるとともに、新入学児童生徒学用品費の増額を行いたいので、提案するものでございます。
詳細につきましては、学校教育課長から御説明申し上げます。

学校教育課長

このたびの改正の主な内容でございますが、大きく2点ございます。1点目は、支給対象の児童生徒が転校により、支給要件を外れた場合の特例を定めようとするものでございます。
改正部分は、第5条第2項ただし書の部分でございますが、現時点での具体的な想定といたしましては、本市の児童生徒が病気療養等で特別支援学校の院内学級に一時的に転校するといった場合がございます。こうした場合に、現在規則上は、支給要件の非該当となり、就学援助費の支給ができなくなるという、つまり受給者の不利益となるところでございますが、その転校した年度に限り支給を継続することを想定して考えております。ただし、規則上の文言としては、それ以外の特別な事情も含めて柔軟な対応ができるほうが望ましいと考えておりますので、先に述べたような具体的な要件は別途定めることと考えております。
2点目は、新入学児童生徒学用品費について、生活保護費における国庫補助単価が増額されておりますので、そこに合わせて支給額を増額するものでございます。具体的には、小学校は5万600円から5万1、060円に、中学校は5万7、400円から6万円にそれぞれ増額いたします。
なお、新入学児童生徒学用品費の前倒しの支給というものを実施しておりまして、その入学準備金については、前年度の規則改正時にこのたびの支給額増額の内容と同様の改正をしてございます。したがいまして、令和3年度入学予定者よりは、増額後の金額で支給しているものでございます。いずれも、施行期日は令和3年4月1日となります。
以上、御審議のほど、よろしくお願いいたします。

質疑等

なし

採決結果

全員賛成可決

  • 議案第7号 教育財産の用途廃止について

学校教育部理事

議案第7号は、建物及び工作物の用途廃止について、承認を得たいので提案するものでございます。
詳細につきましては、学校施設課長から御説明申し上げます。

学校施設課長

解体工事に伴う用途廃止の手続に関しましては、令和2年第5回定例会では田中小学校の校舎解体などについて、第6回定例会では柏第三小学校の校舎解体などについて御承認いただいております。このたび、これらの学校を含め本年度に工事を実施した学校について、公有財産台帳の照合を実施したところ、これら2校を含む4校の5施設について用途廃止手続漏れが判明いたしました。本来教育財産の用途廃止の手続につきましては、解体工事等の着手前に議決を得なければならないところ、今回は、事後報告になってしまいますが、改めて議案として提出させていただきました。今後は、同様な事態が起こらないよう工事内容を確認し、図面等台帳の照合に漏れがないよう徹底してまいります。
それでは、5施設の具体的な内容について御説明いたします。柏第三小学校の不燃物物置については、今回の校舎増築の手続を進めていく中で、既に解体されていて存在していないことが判明したことから用途廃止の時期が不明となっております。
次に、田中小学校の自転車置場については、今回の校舎建替え工事の実施に当たり、工事車両の出入りに支障があることから、本年2月に撤去をいたしました。また、飼育舎については、旧校舎の解体時に合わせて撤去をしました。
次に、土小学校の受水槽につきましては、去年度と本年度実施した校舎長寿命化改良工事において、老朽化したものを更新するために令和元年8月に撤去をいたしました。
最後に、手賀中学校の灯油タンクにつきましては、本年度実施した空調設備の更新工事において、灯油を熱源とする空調方式から電気式に切り替えたことにより、地下灯油タンクが不要となったことから撤去をいたしました。
私からの説明は、以上になります。よろしくお願いします。

質疑等

なし

採決結果

全員賛成可決

10.協議

次回教育委員会定例会の開催日程について

次回定例会予定

教育委員会令和3年第4回定例会

日時:令和3年4月28日水曜日

開会:午後2時00分

場所:沼南庁舎501会議室

11.その他

月間行事予定

河嶌教育長

続いて、来月の行事予定についてお願いします。

生涯学習部長

生涯学習部の方は、特に御案内する内容はございません。

学校教育部長

学校教育部所管分としましては、2点御説明をさせていただけたらと思います。
1点目としましては小学校、中学校、高等学校の入学式について、2点目としましては4月23日の金曜日に予定しております、1人1台端末を活用した授業改善検討委員会につきまして、詳細につきましては、指導課長より御説明させていただきます。

指導課長

小中高等学校の入学式ですが、市立柏高等学校につきましては4月7日水曜日、中学校につきましては4月8日木曜日、小学校につきましては翌日の4月9日金曜日に実施をいたします。
柏市では、新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた学校行事実施に当たっての基本方針を策定しておりますので、それに基づいて実施することとなります。来賓等の招待はいたしませんが、保護者の出席を含めてできる限り多くの方から祝福されるような入学式となるよう、各学校は感染防止に努めながら創意工夫して実施をしてまいります。
次に、第1回1人1台端末を活用した授業改善検討委員会、こちらは、4月23日金曜日に実施をするものでございます。
この委員会は、文字どおりGIGAスクール構想で導入された1人1台端末の効果的な活用について研究をし、情報活用能力の育成や、主体的・対話的で深い学びの授業について、先行事例を作成して全校に提供することを目的に開催するものでございます。
委員につきましては、校長、教頭、教諭、それぞれからICT活用に積極的に取り組んでいる方を選任し、年間3回実施をする予定でございます。
なお、この3回のほかにも、授業研究会等につきましては、随時行いながら研究を進めてまいります。

河嶌教育長

月間行事予定について、何か御質問等ありましたらお願いします。
そのほかに何かございますか。

 

12.閉会宣言

河嶌教育長

それでは以上をもちまして、全ての日程を終了といたします。
閉会とします。
ありがとうございました。

お問い合わせ先

所属課室:教育総務部教育総務課

柏市大島田48番地1(沼南庁舎3階)

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