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更新日令和3(2021)年2月26日

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柏市教育委員会令和3年第1回定例会会議録

1.日時

令和3年1月28日(木曜日)

開会 午後2時00分

閉会 午後2時47分

2.場所

沼南庁舎501会議室(沼南庁舎5階)

3.出席した教育長及び委員

教育長 河嶌 貞

教育長職務代理者 牧田 謙太郎

委員 森 秀夫

委員 深田 恒子

委員 氏田 青津子

4.教育長及び委員並びに傍聴人以外の出席者

生涯学習部

生涯学習部長 宮島 浩二

教育総務課長 石田 清

生涯学習課長 沖本 雅樹

文化課長 吉田 敬

図書館長 橋本 賢一郎

学校教育部

学校教育部長 増子 健司

学校教育部理事 後藤 義明

学校教育課長 松澤 元

教職員課長 杉浦 毅

指導課長 逆井 俊彦

児童生徒課長兼少年補導センター所長 須藤 昌英

事務局

教育総務課統括リーダー 渡会 美保

教育総務課主査 関谷 正行

教育総務課主任 栗田 映理

教育総務課主事 松岡 裕希

5.傍聴に関する説明

河嶌教育長

 傍聴の確認を行います。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項の規定により、会議は原則公開となっています。
 本日は、傍聴希望者がいらっしゃいませんので、柏市教育委員会会議傍聴規則第1条の2第2項の規定に基づき報告いたします。

6.開会宣言

河嶌教育長

 ただいまから、教育委員会令和3年第1回定例会を開会いたします。

7.前回会議録の承認

和2年第12回定例会会議録について全委員異議なく承認した。

8.教育長報告

報告

生涯学習部長

 教育長報告は、全部で5件でございます。
 まず初めに、アの「市議会令和2年第4回定例会について」を、私と学校教育部長から御報告申し上げます。
 市議会令和2年第4回定例会は、令和2年11月27日に開会し、12月18日に閉会いたしました。
 私からは、市議会定例会における質疑並びに一般質問のうち、生涯学習部に関係する内容について、主な内容を2点御報告申し上げます。
 1点目は、地域歴史文化の発信とホームタウンツーリズムについてです。この質問は代表して経済産業部長が答弁しておりますが、生涯学習部に深く関する内容を含むため報告をさせていただきます。
 今後のウイズコロナ期において、地元の良さを見付け感染リスクを抑えながら、歴史文化財を含めた地域資源を活用し、市内全域の観光、回遊性を高め、まちづくりを進めるとよいと考えるが、市としてどう考えるかとの質問がございました。
 これに対しまして、市内の文化財等、歴史文化を含めた地域資源の発信については、これまでも所管部署において、それぞれ観光や教育の観点からの情報発信を行うとともに、イベント情報の共有や、マップ等の市内情報発信ツールの作成、その際の協力など、関係部署と連携して取り組んでいること、また、市内の民話の地域資源化については、現在、柏市観光協会において、市内の民話の観光資源化を図る事業を進めており、市としても、チャレンジ支援補助金の採択に加え、市内の民話に関する情報提供や、市内公園等への案内設備の設置準備に関する支援などを引き続き実施していくこと、今後とも、まちの魅力発信や地域の歴史文化教育の視点から、市役所内関係部署における連携に加え、観光協会や柏インフォメーションセンター等の関係機関とも連携しながら、分かりやすい地域資源に関する情報発信に取り組み、地域の歴史を探訪・体感でき、回遊できるような市内観光及びツーリズムにつなげていきたいと考えていることを、経済産業部長から代表して答弁させていただいております。
 2点目は、中学校音楽鑑賞教室についてでございます。
 今年度の中学音楽鑑賞教室の開催について、中止となった4校についても来年度に開催できるよう県に申請したと伺ったので質問を割愛し、実現に期待するとの御意見をいただいております。

学校教育部長

 続きまして、学校教育部所管分として3点御報告申し上げます。
 まず、1点目ですが、市立柏高校についてでございますが、市立柏高等学校の第三次教育計画策定委員会において、どのような話が出ているのか、地域に根付いて活躍できる人材について、どのように考えるか、「柏市学」のような、地域を知り、「地域愛」を育むようなカリキュラムができないかとの御質問に対しまして、市立柏高校教育計画策定委員会では、現状の課題について協議を重ね、今年度は、育てたい生徒像や望まれる市立高校の将来像を明確にし、グランドデザインの完成を予定していること、人材育成については、柏市に貢献する意欲と柏市を支える力を持った生徒の育成が重要であると認識し、そうした人材を育成するため、柏市と連携・協働を深めた特色あるキャリア教育の推進を図っていくこと、人材育成につながるキャリア教育の推進に当たり、生徒が学校の内外においてさまざまな立場や専門性を持った方々と積極的に関わり、自らのキャリアビジョンを描く仕組みの構築を検討していること、こうした取組を通じて地域愛や地域に貢献する志を持った社会人の育成につなげたいこと、今後、市役所や関連団体から支援をいただき、「柏で育てる 柏を支える 市立高校」を共に作っていくことを目指していくことを答弁させていただいております。
 また、イチカシの未来図をどのように捉えているのか、柏市に貢献する人材の育成こそが、市立高校の存在意義だと考えるが、将来的に柏に戻ってくるような仕組みづくりについて、市としてどう考えるかとの御質問に対しまして、市立柏高校は柏市の財産であり、毎年学校運営のために多額の予算を計上している。現在も特色あるカリキュラムを実施しているが、時代の変化や社会のニーズに対応した、新しい教育計画が必要と考え、協議を進めていること、キャリア教育や主権者教育の推進は不可欠であり、市と連携した特色ある取組について検討し、さまざまな体験や触れ合いを通して、地域愛や地域へ貢献する志を持った人材の育成につなげたいこと、柏市の学校として市民から望まれる市立高校を、柏市と連携・協働して作り上げていく体制の構築を進めていくことについてお答えをしております。
 大きな2点目としましては、公立夜間中学についてでございます。
 公立夜間中学の開設について、教育振興計画にどのように位置付けるかとの御質問に対しまして、公立夜間中学の検討に当たっては、就学機会の提供の場としてだけではなく、新たな役割として求められている日本語教育推進の場としても、どのようなニーズがあり、また、公立夜間中学の開設に当たり、具体的にどのような効果が見込まれるのか等の調査研究が必要であると考えていること、現在、次年度における調査の実施に向けて準備を進めているところであり、教育振興計画においては、この調査研究を計画事業の1つに位置付ける予定であることを教育長から答弁させていただいております。
 3点目としましては、GIGAスクール構想についてでございますが、ICTを通じた学校と地域との連携、オンラインドリル、ICT環境の整備について、どのように進めていくのかとの御質問に対しまして、ICTを通じての学校と地域との連携については、地域の人とのインターネットを使った交流やキャリア教育での講話をオンラインでやり取りするなどの活用事例がある。地域との対面での交流も大切にしながら、ICTの強みを生かした連携・協働の可能性を探っていくこと、オンラインドリルは、児童生徒の学校や家庭での学習を支援するために導入し、反復学習や自主学習での活用、学校以外でもアクセスが可能なので家庭学習においても活用することができ、現在、柏市教育委員会では、今後のGIGAスクールに向けての実技研修を市内小中学校の教職員に対して行っているが、オンラインドリルの有効活用も啓発していくこと、最後に、ICT環境の整備については、現在、高速大容量通信ネットワークの整備を進め、また、12月よりインターネットに接続する環境が整っていない就学支援家庭に向け、WI-FIルーター・端末の貸出しを行っているが、今後児童生徒の学びが保障されるよう学習環境の充実に努めることを答弁させていただいております。
 今回、取得する機器の保守は5年が設定されており、GIGAスクールの環境を継続するには、5年後、新たな機器の購入が必要になる。そのための財源や、ネット環境のランニングコストに関しては、どのように考えているのかとの関連する質問がございました。
 それに対しまして、GIGAスクール用タブレット端末は、5年間の使用を前提とした保証を予定し、学習の基盤となる資質・能力である情報活用能力育成のためには、健全なGIGAスクール環境の維持が不可欠であり、そのため、5年後を目途に新たな機器の購入が必要であること、柏市では、5年後の購入の財源として国からの補助金の活用を考えているが、今後も国の動向を注視し、状況に合わせた計画を進めること、また、ネットワーク環境に関しては、これまでの8倍程度の約3万2千台のタブレット端末の導入となるため、国立情報学研究所が構築、運用している情報ネットワークであるサイネット(SINET)を活用し、高速大容量なインターネット接続環境や障害に強いネットワーク環境を、コストを抑えて構築することができると想定していること、令和4年度以降の回線料を含めたランニングコストに関しては、現在、ネットワークの最構築を行っているところで、安心で安全なネットワークの再整備とともにできる限り低廉になるように努めていくことについて答弁をさせていただいております。

生涯学習部長

 続きまして、次回となります市議会令和3年第1回定例会の会期日程について御報告をいたします。
 日程についてですが、招集日が2月26日金曜日、議案等採決が3月22日月曜日の会期となっております。
 次に、イの「令和3年柏市新成人のつどいについて」を、生涯学習課長から御報告申し上げます。

生涯学習課長

 令和3年1月11日に開催予定でありました「令和3年柏市新成人のつどい」は、新型コロナウイルス感染状況等を踏まえ、中止としたところですが、当日の状況や問い合わせ内容について御報告をさせていただくものです。
 まず、大きな1点目は、中止後の対応です。
 新成人となる方への中止の案内状を送付しました。こちらにつきましては、4,279人の新成人の方に送付をいたしました。続きまして、関係する事業者、理美容業界や、着物業界の方に対して、中止の通知を送付しました。こちらは877団体に送付をしております。3点目は、集合開催の中止に伴いまして、オンラインによる祝辞や実行委員会作成のコンテンツを配信しました。こちらにつきましては、新成人専用のページを設けまして、1月21日現在で5,033回閲覧されております。4点目は、柏市新成人のつどいフォトフレーム、こちら携帯電話アプリケーションの提供になりますが、成人の日の思い出を記録していただくためのツールといたしまして、オリジナルフォトフレームを開発し、新成人専用ページにて提供をしております。開発はinnovation Powerの宮島衣瑛さんにお願いをしております。5点目としまして、SNSを活用したフォトコンテストの開催をいたしております。こちらについては、現在募集中となっております。
 続きまして、大きな2点目は、問い合わせ件数等についてでございますが、1月21日現在で、37件の問い合わせがございました。メールは19件、電話は18件となっております。内訳としましては、フォトスポットの提供、こちらがメール5件、電話が1件です。2点目としまして延期の要望です。成人式を延期してほしいという要望がメールは7件、電話は0件です。3点目は開催場所を変更してほしいという要望がございました。こちらはメール5件、電話は0件です。4点目としまして、着物等のキャンセル料の支援。こちらはメールが1件、電話が1件です。その他、先ほどのオンラインによるWEBサイトをどうやって見るのかというような通常の問い合わせ、こちらは、メールが1件、電話が16件となっております。

生涯学習部長

 次に、ウの「ららぽーと柏の葉への図書返却ポストの設置について」を、図書館長から御報告申し上げます。

図書館長

 新たに設置することを予定しております図書返却ポストにつきまして、御報告いたします。
 柏市では、現在、本館及び分館が合計18館あり、利用カードがあればどこの館でも資料を借りることができ、また、返却いただくことができるようになっています。そのような中、現在柏の葉エリアには、図書館のサービスポイントがなく、一方で利用者のニーズが高いことから、今回新たに返却ポストを設置することといたしました。設置場所は、ららぽーと柏の葉北館の1階エレベーターホール、運用開始は2月2日から、利用可能時間は午前10時から午後11時までを予定しております。設置に当たりましては、三井不動産株式会社から無償で場所を提供いただけることとなりました。
 今後、利用者への周知を図り、市民の方に活用していただきたいと考えております。

学校教育部長

 次に、エの「Kashiwa English Camp Online 2020について」を、指導課長から御報告申し上げます。

指導課長

 この行事につきましては、柏市で配置をしているALTと交流をしながら、児童生徒が英語を使って、積極的かつ自主的にコミュニケーションを図ることを目的に、平成30年度より実施しているものでございます。
 今年度は、新型コロナウイルス感染防止のため、令和2年11月21日土曜日から12月6日日曜日の期間で、オンラインでの開催といたしました。ALTの自己紹介の動画を視聴して児童生徒がALTにメッセージを書いて送りました。それに対してALTがメッセージを書き、送り返すという間接的な交流を行いました。オンラインで手軽に参加できることもあり、小学生が3,074名、中学生が968名、合計4,042名と多くの児童生徒が参加する行事となりました。

学校教育部長

 次に、オの「令和2年度「2学期いじめの状況調査」について」を、児童生徒課長から御報告申し上げます。

児童生徒課長

 2学期のいじめ状況の集計がまとまりましたので、御報告させていただきます。
 いじめの認知件数は、小学校42校中41校、中学校は全校で認知がありました。ちなみに認知がなかった小学校につきましては、手賀東小学校でございます。
 件数としましては、小学校では2,434件、前年度に比べまして718件減少し23パーセント減となっております。中学校におきましては284件、昨年度と比べまして314件減の53パーセント、約半数の減となっております。合わせますと1,032件ということで、昨年度よりも28パーセントの減となっております。
 原因といたしましては、やはり1学期から続いております教育課程の変更や授業形態の今までとは違った形態、特に感染症拡大防止におきまして、ソーシャルディスタンス等を重視した形になってきたということで、人間と人間の関係の中で少し薄いところがあったのかなと思っております。
 それから、学校行事等も縮小、延期されております。校外学習、あるいは体育祭、運動会、それから文化的行事につきましても、これらは、子どもたちにとって楽しい行事で間違いないのでございますが、実はその裏でいろいろな人間関係の、例えばちょっかいを出されたとかいうことが実は例年たくさん出てきておりますので、楽しい反面、嫌な思いもするということもあるので、その分が例年はカウントされていたのですが、その分がなかったのかなと考えております。
 一方で、解消率の方も下がっております。昨年度よりも13.7パーセント解消率が下がっております。こちらも考えられることとしましては、やはり1学期6月の学校再開の中で、どうしても感染症の拡大防止を優先させたため、例年だと4月、5月で人間関係づくりを結構時間を作って学級、学年、学校で行うのでございますが、そこがなかなか1学期、それから2学期の始まりも8月の終わりということで、夏真っ盛りの中での学級スタートでございましたので、なかなかその辺がうまく人間関係づくりの時間が十分に取れなかったことがあるのかなと思っております。
 それから、各学校におきましては、解消の目安である3か月ということ、本当に徹底しておりますので、例えば9月に発覚いたしましても12月の調査現在では、まだ未解消となっているものが何件かございました。一例としましては、これは中学校の2年生の男子2名による、これは同じ部活、クラスは違うのですが、同じ部活動に所属していた中で、10月に確認されたのですが、コロナ禍ということで結構部活もないということで、夜2人で遊びに出ることが多くなった中で、一方の生徒が一方の生徒に、よく言われる、使いっぱ、あるいは金銭強要を含むいじめが発覚しまして、学校で聞き取り、それから両保護者への連絡、指導依頼をしても、そこの時点で収まらないので、一回警察も介入した事件でございます。それが10月でございましたので、その後、各学校で見守りをし、これは担任、それから学年、それから学校全体で見守りをし、特にいじめた生徒につきましては、これは保護者の了承を得ておりますが、数日ですが、学習保障をした上で別室で登校するということも含めまして、その後、今月に入りまして3か月近くたったところで、両者の子どもたちがそれぞれスクールカウンセラーと面談をしまして、もう今いじめは継続していないことを学校で確認して解消ということを受けておりますので、大体そういう形でやっていることでなかなか時間的には、少し遅れてくるのかなという感じがしております。
 一方で、1学期に1回解消はされたのですが、2学期にやはり違う件で同じ人間でいじめがあったということが数件ありましたので、そこは、担当指導主事が定期的に連絡を取り合っておりますので、今後も見続けていきたいと思っております。
 いじめの態様といたしましては、これは例年どおり、冷やかしやからかい、悪口、文句というのが一番多いのでございますが、これはずっと徹底しておりますけども、法律によって被害者の言い分に沿っていじめを認定するということになっておりますので、子どもたちがよく言ういじりもいじめに当たる場合があるということは学校の方でも徹底していただいているところでございます。
 今年度につきましては、「その他」の部分をできる限りほかの態様に分類してもらえるように周知していっているため、「その他」のところはゼロになりました。「その他」の部分が、いやなこと、恥ずかしいこと、危険なことをされたりするというところに、大部分がそちらにいきましたので、その部分については増えているということでございます。
 小学校のパソコンや携帯電話等での誹謗中傷ということはやはり増加をしておりますので、今後見守りを続けていきたいと思います。
 今後も、生徒指導アドバイザーを未解決の事件に聞き取り指導、助言に派遣しましたり、ストップイットについても、これはコロナの影響はあるのかなと思いましたが、例年よりも件数が多いということが、今のところございますので、それも活用しながら子どもたちの生活、それから学校の取組を支援してまいりたいと思います。

学校教育部長

 教育長報告は、以上です。

 質疑等

河嶌教育長

 まず初めに、アの「市議会令和2年第4回定例会について」に、御質問がありましたらお願いいたします。

牧田委員

 地域歴史文化の発信とホームタウンツーリズムについてですが、現時点で柏市において情報発信するような歴史遺産、あるいは歴史文化としてどのようなものがあるか簡単に御紹介をいただければなと思います。

文化課長

 歴史遺産といたしましては、基本的に行政として指定をかけた文化財というものが市内に吉田家住宅を始めとする国指定文化財、県指定文化財、市指定文化財というのがございますので、そういったものを、今ホームページ上でもアップしておりますし、今回コロナになってからも、音楽イベントや柏市が所蔵する美術品等もホームページ上でおうちミュージアムという柏ミュージアムという形で上げさせていただいていますので、そういった形でこの後も情報発信していければと思っております。
 もう少し具体的にお答えさせていただきますと、吉田家住宅等の文化財や、これまで1,000か所以上の発掘調査をしてきました考古学的な遺物、あとは、動画配信等としては、旧吉田家住宅で行いました土間コンサートの様子や、秋に行いました音楽の吹奏楽ぱーりーの配信、図書館と一緒に行っております柏市の昔話の動画配信、このようなものを発信しております。

牧田委員

 一般の方向けの底上げをするような情報発信も大事だと思いますけども、他方、専門性に特化した情報発信もあってもいいのではないかと思います。先ほど多数の発掘や研究調査もされているということですので、その一端を例えばホームページ上で紹介されて逆にいろいろな研究者の方から、柏を取り上げていただくというのもあっていいのかなと思いますので御検討いただければと思います。

文化課長

 そのような方向にも取り組んでまいりたいと思います。

河嶌教育長

 続いて、イの「令和3年柏市新成人のつどいについて」に、御質問がありましたらお願いします。

氏田委員

 今年度の新成人のつどいの対応についてですけれども、主役である新成人は、どのように感じたのか、どのような思いがあったのか、そういう生の声を取り上げる機会はありますか。
 あともう1つ、フォトコンテストの開催をしているそうですけれども、これの発表の場というのはあるのでしょうか。

生涯学習課長

 まず、新成人の生を声を取り上げる機会という点についてお答えします。私どもが新成人の代表であります柏市新成人のつどい実行委員、こういった方がいるのですけれども、この方たちに集合開催による成人式中止の話をしたのは、12月20日のことになります。このとき、実行委員会は、今まで一生懸命開催に向けて前向きに努力してきたのに、中止ということで相当落胆をしていたことは記憶しております。私ども職員も、この件につきましては、本当に残念ではございますけれども、やはり新型コロナウイルスの感染拡大の状況等を踏まえまして、医療提供体制の確保とか、集団感染の発生を防ぐことが重要であることから、やむなく中止ということで対応を決めたところです。
 この後、また、2月20日に再度実行委員と話をする機会もありますので改めてこの話をしてみようと考えております。
 2つ目、フォトコンテストの発表の場ということですが、今インスタグラム上にフォトコンテスト募集をしていますので、このインスタグラムの中での発表という形で考えております。

氏田委員

 ありがとうございます。実行委員さんの話は聞きました。こういう急な対応というのはこれからもあるかと思うのですけれども、そのときにやっぱり生かしていければいいのかなというのが1つと、それから新成人のこの新型コロナウイルスに対するものをどういうふうに考えているのかなというのが非常に気になりましたので、今、質問をさせていただきました。
 今回の対応がこれから生かされていければと思います。

河嶌教育長

 続いて、ウの「ららぽーと柏の葉への図書返却ポストの設置について」に、御質問がありましたらお願いします。
 続いて、エの「Kashiwa English Camp Online 2020について」に、御質問がありましたらお願いします。

森委員

 本年度はオンライン開催ということで、参加者数がかなり多かったということで大変うれしく思います。その後、ALTの方から回答がもらえたということだと思いますが、そういったことに対して児童生徒の反応はどのような感じだったかのか分かりましたら、教えていただければと思います。

指導課長

 具体的に子どもたちの反応まではまだ確認するに至ってはおりませんけれども、子どもたちがメッセージを書いたという時点で、ここに大きな関心を持っておったと思いますので、想像ではございますけれども、喜びをもって返事は受け止められたのではないかなと思っております。
 後で、学校の方にはその旨確認をさせていただきます。

牧田委員

 たくさんの生徒さんが参加されたようなんですが、実際にその参加の内訳を見ますと、学校単位で非常にばらつきがあって、全く参加してないという学校の方が、中学校は圧倒的なんだなと思います。せっかくの機会で活用できなかったのは残念だと思いますが、やっぱり学校によって参加の温度差が変わってきてしまっているということなんでしょうか。

指導課長

 参加の状況につきましては、学校ではなく個人で参加をしたという場合と、あるいは授業の中で学校が参加をしたという二通りのパターンがあったのかなと思います。中学生の参加は少なめということで、小学生は3,000名と多めにありました。突然の変更ということもありましたし、なかなか学校への参加の啓発ですね、それの時間も短かったことからこういう結果になったのかなと想像しております。

氏田委員

 1年生から参加して4,000人以上の子どもたちが参加しているというのは、すごい素晴らしいことだなとは思います。これからの英語教育に、子どもたちのいい意欲付けになるんじゃないかなと思いました。その中で、4,000人以上、そして22人のALTの方たちの対応ということで、今現在は、ALTからの返事というのはどのぐらい届いているものなのでしょうか。

指導課長

 4,042名の返事ということで、ALT22名総動員しまして、2日半かかりましたが、全員返事を書き終えまして2学期末までには、全員に返信をしております。

河嶌教育長

 続いて、オの「令和2年度「2学期いじめの状況調査」について」に、御質問がありましたらお願いします。

氏田委員

 ほぼ全ての学校がいじめを認識して件数も減少している事実は、本当に先生方が日々学校で頑張っていらっしゃるんだなというのをすごく思います。そうした中にあって、多くの学校で今、新型コロナウイルス感染症の陽性者が出ています。この感染症に起因するいじめというのは認知しているのでしょうか。

児童生徒課長

 今年度におきましては、年度当初に柏市いじめ防止基本方針の改定を学校に周知いたしまして、それを受けまして各学校のいじめ基本方針も改定していただいておりますが、その中に特に全校におきまして感染症による偏見や差別の防止ということで、中身につきましては、この不確かな情報に惑わされないように受け止める、いわゆる当事者意識です。心の痛みとか苦しみとか理不尽さを抱えている人たちの痛みを想像するというところでお願いしておりますので、感染者や濃厚接触者、医療従事者に関係する児童生徒への配慮をお願いしておりますので、これまで学校全体で注意深く見守ることの結果としてコロナウイルス感染症の影響によるいじめの報告は、この報告の中でもありませんし、また実際に陽性者が出た学校へ全て聞き取りをしておりますけども、その中でも全く報告はありませんでした。今回のコロナウイルス感染症につきましても、やはり、これ教師の絶好の人権意識の向上のための研修の場とも考えられますので、私も知り合いの若い先生に聞きましたら、やっぱりそういうところで人権意識というのは育っているところもありますので。ただ、教師が他人を排除するような雰囲気とかそういうものを学校の中に作ってしまいますと、それはまた今後心配されますので、そこにつきましても今後先生方に温かくみんなで学校生活を送るということをメッセージをお願いしたいということを依頼していきたいと思います。

氏田委員

 ありがとうございます。ちょっとほかから、学校が本当によく対応してくれたので助かりましたという声を一度聞いたことがあります。これからもこういうことはあるかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

河嶌教育長

 それでは、これで教育長報告を終わります。

9.議事

河嶌教育長

 続いて議事に入りますが、本日は審議する議案はございません。

10.協議

ア次回教育委員会定例会の開催日程について

次回定例会予定

教育委員会令和3年第2回定例会

日時:令和3年2月25日木曜日

開会:午後2時00分

場所:沼南庁舎501会議室

11.その他

月間行事予定

河嶌教育長

 続いて、来月の行事予定についてお願いします。

生涯学習部長

 特に、生涯学習部から御報告する事項はございません。

学校教育部長

 学校教育部所管分についてございますが、2点ほど御説明をさせていただきたいと思います。
 まず、1点目ですが、1月に既に2度ほど実施をさせていただいておりますが、2月1日月曜日と2月5日金曜日に予定しております、MESH研修についてでございます。
 そして2点目ですが、2月1日月曜日から2月8日月曜日までのオンラインによる柏っ子造形展についてでございます。
 詳細については、指導課長から御説明いたします。

指導課長

 まず初めに、MESH研修についてですけれども、これは、新しい小学校学習指導要領、こちらで情報活用能力、これが言語能力、あるいは問題発見、問題解決能力と同様に学習の基盤となる資質能力と位置付けされたことで、プログラミング教育が必修化された次第でございます。
 柏市では、柏市プログラミング教育スタンダートカリキュラムというものを作成して取り組んでおりますが、小学校6年生の理科の、私たちの生活と電気という単元において、そのプログラミング学習の一部を実施することとしております。
 MESH、これは、教材の名前ではございますが、MESHという教材を使用して明るさセンサーや、人感センサーを組み合わせて省エネで便利な照明を作るプログラミングを行うことで論理的思考を育成するものでございます。MESH、これは新たに開発された教材であり、希望する教員を対象に、コロナ禍でもありますので、1月26日、29日、それから2月1日、5日、この4回に分けてMESHを活用した学習の展開について研修会を実施するものでございます。
 また、小学校には理科教育支援員を配置しておりますが、その支援員につきましては、12月に既に全員の研修を終えているところでございます。
 続きまして、柏っ子造形展についてですが、第51回になりますが、柏っ子造形展は、1月23日、24日、26日の3日間、さわやかちば県民プラザを会場に実施をする予定でございましたが、新型コロナウイルス感染防止の観点からWEB上での作品展を実施するということで変更いたしました。作品を1つずつ写真に撮りまして、2月1日から8日の期間で、全小中学校1,200点余りの作品をオンライン公開するという催しでございます。

河嶌教育長

 月間行事予定について、何か御質問等はございますか。

深田委員

 柏っ子造形展なんですが、オンラインですけれども、これは、どこから見ることができますか。

指導課長

 後で御案内差し上げますが、指導課のホームページ上で展開をさせていただきます。

河嶌教育長

 そのほかに何かございますか。

12.閉会宣言

河嶌教育長

 それでは以上をもちまして、全ての日程を終了といたします。
 閉会とします。
 ありがとうございました。


 
 

お問い合わせ先

所属課室:教育総務部教育総務課

柏市大島田48番地1(沼南庁舎3階)

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