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柏市教育委員会令和8年第2回定例会会議録
1.日時
令和8年2月26日(木曜日)
- 開会 午後2時00分
- 閉会 午後3時15分
2.場所
沼南庁舎501会議室(沼南庁舎5階)及び教育長室隣会議室(沼南庁舎3階)
3.出席した教育長及び委員
- 教育長 田牧 徹
- 教育長職務代理者 氏田 青津子
- 委員 渡部 麻有
- 委員 原 康樹
- 委員 大野 正英
4.教育長及び委員並びに傍聴人以外の出席者
教育総務部
- 教育総務部長 中村 泰幸
- 教育総務部次長兼教育政策課長 松澤 元
- 教育総務課長 髙橋 千代美
- 教育政策課統括リーダー 黒澤 寿彦
- 教育政策課主査 布施 尭理
- 教育政策課主任 武田 慎太郎
生涯学習部
- 生涯学習部長 宮本 さなえ
- 生涯学習部上席技監 依田 紀彦
- 図書館長 森川 暁生
学校教育部
- 学校教育部長 平野 秀樹
- 学校教育部次長兼学校教育課長 原 竜太郎
- 教職員課長 福田 裕司
事務局
- 教育総務課副参事 渡辺 延宏
- 教育総務課統括リーダー 佐藤 香
- 教育総務課主査 岡﨑 香織
- 教育総務課主任 清水 美咲
- 教育総務課主任 程田 祐輔
5.傍聴に関する説明
田牧教育長
傍聴の確認を行います。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項の規定により、会議は原則公開となっております。
本日は、傍聴希望者がいらっしゃいませんので、柏市教育委員会会議傍聴規則第1条の2第2項の規定に基づき報告いたします。
なお、会議中に傍聴の希望があった場合は、随時入室していただくこととしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(全委員了承)
田牧教育長
それでは、随時入室していただくことにいたします。
6.開会宣言
田牧教育長
ただいまから教育委員会令和8年第2回定例会を開会いたします。
7.前回会議録の承認
令和8年第1回定例会会議録について全委員異議なく承認した。
8.教育長報告
報告
生涯学習部長
教育長報告は1件でございます。
アの「『柏市図書館のあり方』の実現に向けた柏市図書館再編構想の策定方針について」を図書館長から御報告申し上げます。
図書館長
当事項について御説明を申し上げます。
この策定方針の概要につきましては、資料1ページに記載されているとおりですけれども、少し丁寧に説明をさせていただきたいので、別添資料の策定方針を御覧ください。
2ページ目を御覧ください。
まず、本方針の作成目的についてです。現在、図書館は市内に1つの本館、17の分館、1つのサービスポイントがあり、全国的にも分館数がとても多く、身近に図書館があるということが強みとなっております。
一方で、多くの施設が本棚で空間が占められていて、座席が少ないなど本を借りること以外に利用する機会がない状況にあり、利用者は年々減少しています。
さらに本館は築50年、分館が入る近隣センターも築4、50年と老朽化が進んでおりまして、建て替えや改修が順次必要になってきています。その中でも沼南近隣センターの建て替えと柏の葉近隣センターの新規設置が、現在具体的に進んでいるところです。
こうした機会を捉えまして、必要とされ、訪れたくなる図書館への変革を図るため、現状の図書館の状況を整理した上で、来年度に柏市図書館再編構想を策定します。その前段として、市が考える将来の図書館の方向性を示すため、図書館協議会の委員の皆様にも一緒に御検討いただきながら当策定方針を作成しました。
なお、表題に含まれる「柏市図書館のあり方」でございますが、3ページに記載のとおり、ちょうど7年前の平成31年2月に、本市図書館の運営方針を明らかにするために策定した冊子のことを示しております。内容としましては、学び、共有、創造という3つのキーワードを軸に、記載の基本理念や基本方針を掲げているものでして、これの実現を加速させていくという意味も込めております。
そのほか、先ほど申し上げた図書館の具体的な利用状況や市の概況などはこの作成方針の3ページから8ページ目までに記載しておりますが、時間の関係で割愛させていただきまして、市が考えている将来の図書館の方向性、再編の基本的な考え方をお示しさせていただきたいと思います。
9ページを御覧ください。
図書館全体の方向性としては、みんなの居場所となる図書館を目指します。図書館は静かに本を読む場所、本を借りるための場所というような従来のイメージを、訪れやすい、訪れたくなるような様々な学びや使い方ができる空間に変えていくことが必要だと思っています。そのような全体コンセプトを持って、本館については、市民の生活と文化的活動を支え、交流や新たな価値を生み出す拠点と位置づけます。
まず、図書館の本質的な役割として、体系的な情報提供を行う必要があると考えますが、現状では、市内の各館に蔵書が分散しているため、これを本館に集約して、アクセスの良い柏駅周辺に整備することで利用機会を高めます。
また、1つ目の黒丸の市民一人ひとりの楽しみ、学び、課題の解決を支え、可能性を広げること。例えば、アートやもの作りなどの活動の支援であったり、次のページの2つ目の黒丸の地域資料や文化資源を展示や講座などを開催して、地元を知り、発見することで、地域の個性を輝かせる役割を担います。これと合わせて静かに本を読んだりするなどの「静」の空間や、会話やグループ学習などの学び合いができる「動」の空間などを設けて、多様な活動やニーズに応えていくことができる施設とします。
既存の分館につきましては、地域の「つながりの場」へと機能転換します。現在の分館は、本が所狭しに並べられていまして、丸椅子やパイプ椅子などが数えられる程度置いてあるというようなところもございまして、貸出し以外の機能が担いにくいという状況になっています。
そこで、この柏市の図書館網の強みを生かしつつ、みんなの居場所となるよう、貸出しサービスを維持しつつ、居心地良く過ごせる空間や地域交流の場など、11ページに記載しておりますけれども、そのような様々な使い方ができる空間にしたいと考えています。
元々近隣センター自体がコミュニティ形成を担う施設ということもありますので、近隣センターの改修等に合わせて、近隣センターの空間との融合も検討していきます。
さらに、現在の図書館網にはない新しい考え方として、拠点館の設置を検討しています。11ページの下のほうに記載しておりますけれども、本館の機能や資料の集中化によって、利用も集中化したり、地域によっては本が身近に感じられなくなるなどの懸念があります。
そこで、このような懸念の緩和解消のため、12ページに記載していますとおり、財源やまちづくりの方向性などを踏まえて、現在進行中の柏の葉及び沼南近隣センターにエリアの中心となる拠点館を整備しまして、一定の蔵書や座席、多様な学びや使い方ができる機能などを持たせようと考えています。
そのほかにも、各館を整備する前提として、ハンディキャップや年齢などにかかわらず、誰もが安心して御利用いただけるインクルーシブデザインを取り入れたり、ICTの利活用によるサービスの向上や運営管理の強化、効率化を図ることを検討しています。
また、施設を運営する人材も必要になってきますので、本の専門知識以外にも秀でるスタッフの配置など運営体制の強化も進めます。
最後に、14ページになりますけれども、再編構想の策定に当たっては、市民の皆様がどのように図書館を使いたいのかを知ることが重要になると考えております。そこで、記載のような図書館について考える、意見を伺う様々な機会を設けて、将来の図書館像をともにつくり上げていきたいというふうに考えております。
説明は以上になります。
生涯学習部長
教育長報告は以上です。
質疑等
田牧教育長
ありがとうございました。
それでは、質疑を行います。
アの「『柏市図書館のあり方』の実現に向けた柏市図書館再編構想の策定方針について」御質問がありましたらお願いいたします。
渡部委員
質問ではないですが、先日研修会で浦安市に行きましたが、そのときに浦安市の中央図書館を視察させていただいて、中身を見せてもらったんですけれども、先ほどお話ししていただいたような、このようなものをつくりたいということをおっしゃっていたような図書館だったように感じました。施設もすごく良かったですし、いろいろなものづくりができたりとか何かおっしゃっていたんですけれども、浦安市の中央図書館にはファブスペースというものがありまして、3Dプリンターとかそういうものがいろいろ置いてあったりする施設が図書館とつながっているので、そこを利用しながら図書館にも行けるような、結構開けた、すごいすてきな場所でした。なので、いろいろな市でやっている取組なども参考にされながら、いい図書館になっていただけたらと思います。
あと一つ良かったのが、そこで読書通帳というものがありまして、子どもたちが通帳に自分の読んだ本を、お金じゃないですけど、明記していって、これだけ読めたんだというのが分かったりとかして、それが何か励みになったりして、読書をするのがどんどん楽しくなるような取組もされていたので、いろいろ面で読書が増えていくような取組をしていただけたらなと思いましたので、一つ報告としてお願いいたします。
以上です。
田牧教育長
ほかにございますか。
氏田委員
今、渡部委員が言ったこと、私も本当にそのように感じてまいりました。
これから市民の生活と文化的活動を支える場という形での図書館というコンセプトだと思いますので、本当に必要な整備として、3Dプリンターとか、それからレーザーカッターなど、いわゆるデジタルファブリケーションというのでしょうかね、そういう機器を用いて、アイデアとか、お互いの意見とか気持ちが形にできるようなものをするための機器とか、そういうものを置く空間とか、貸し出す空間とか、それから使いこなせるような研修とか、そういうところなんかはどういうふうに考えているのかなというのがちょっと疑問に思いました。
図書館長
今、渡部委員、氏田委員から御意見、御質問いただいた件につきましては、私たちも非常に関心を持っております。
10ページで先ほどちょっと説明で申し上げたんですけれども、一番上のほうにアートやものづくりなどの創造的な活動支援、こういったところとつながってくるところなのかなというふうに思っております。
浦安市もありますし、我々も11月に国内の先進的な図書館を視察してきましたが、その中で石川県の図書館でも、やはり同じようなメーカースペースみたいなそういうような名前ですけれども、そこで白地のスニーカーに自分でデザインしたその染物というのでしょうかね、そういったものをプリントして、それを履くみたいな、それを展示しているというような取組を見て、非常に素晴らしい取組だと思ったところです。
そういったことも含めて、来年度市民の皆様に一緒に考えたりする機会を設けたいと思っていますので、そこでしっかりニーズとかを捉えて、どのようなものが必要なのかということも引き続き考えていきたいと思っております。
田牧教育長
ほかにございますか。
大野委員
方向性としては非常に素晴らしいと思うのですが、なかなかほかとの兼ね合いもあって、もしかすると難しいかもしれませんが、スケジュールについて、令和8年度についてはいろいろ意見を聞きながら計画を練っていくという段階だと思いますが、これが将来的に3年の話なのか、5年の話なのか、10年の話なのかというところまでざくっとしたスケジュールが大体でもあればで結構ですし、もし、なかなか公にできないということでしたらそれでも結構ですけれども、お願いいたします。
図書館長
今の御質問ですけれども、中央図書館につきましては、柏駅周辺の整備ということで、今まさに再整備、再開発というものを中心市街地のエリアの考え方を整理しているというところでして、図書館だけで進めていくというよりも、柏駅周辺のあり方という中にこの図書館も組み込まれて、一緒に並行して検討していくというところになりまして、我々も今、具体的なスケジュールをちゃんと打ち出せないといいましょうか、その進め方を見ながら進めているというところもありまして、そういうような状況で進んでいるというところですので、3年、5年というちょっと具体的な数字は今、申し上げられないというようなところでございます。
大野委員
同じことが、柏の葉と沼南の近隣センターの話についても言えるかと思いますけど、その辺りもまだ未確定ということでよろしいでしょうか。
図書館長
こちらの2館につきましては、具体的なスケジュールがもう既に出ていて、柏の葉が令和11年度オープン、沼南は令和12年度オープンというようなことを目指しているというところです。柏の葉につきましては、もう既に具体的に基本設計に取りかかっておりまして、ちょうど今週の日曜日、2月22日ですけれども、市民の皆様とワークショップのほうも近隣センターを主体に開催しまして、私も参加して、今、様々な意見を聞いているというところで、こちらのほうがより具体的に進んでいるというような状況がございます。
大野委員
ありがとうございました。
田牧教育長
ほかにございますか。
原委員
将来の図書館像の協働をすることが期待されるというところの協働に、柏市立以外の学校、私立や県立学校との協働であったり、協議であるということをこれから活動を想定されていますか。
その趣旨としましては、やはり多くの方に図書館を利用していただく上で、柏市外から通われている学生であったり、柏市立以外の学校の生徒や職員にも図書館の活用というのをしていただくのがいいかと思っていますし、この問題意識にもあったとおり、インターネットを通じての情報取得というのがより若い世代に顕著に見られるものなのかと思います。読書習慣というものを若い世代に身につけていただくという意味でも、より多くの若い世代に図書館に通ってもらうということを考えていただくのがいいのかなというのが質問の趣旨です。
以上です。
図書館長
学校の連携というところで、市立以外にも市内の様々な中高大とある中で、連携というものは今後一層検討していかなくてはいけないかなと思っています。
先ほど申し上げた『柏市図書館のあり方』の中にも、大学図書館との連携等を、学校連携というところで図書館としてやっていかなくてはいけないんだということを掲げて動いていましたが、コロナがあって少し頓挫してるところがございまして、今後、新しい図書館をつくっていく上で、いろいろな世代の方、特に若い方、今、一番図書館を利用していない世代でもありますので、そういった方々が使っていきたいと思えるような図書館というものもちゃんと捉えていきたいと考えているところです。
原委員
ありがとうございます。
田牧教育長
ほかにございますか。
なければ、以上で教育長報告を終わります。
9.議事
議案第5号は人事に関する議案のため、非公開で審議しました。また、議案第3号及び第4号は市立学校長の教育委員会に対する報告内容等の改正に関する議案のため、一括して審議しました。
議案第1号 第3次柏市教育振興計画の策定について
説明
教育総務部長
資料15ページを御覧ください。
議案第1号は、第3次柏市教育振興計画の策定についてです。
この計画は、第2次計画が今年度末をもって計画期間が満了することから、令和8年度から令和12年度までの5か年を計画期間とする第3次教育振興計画を策定したいので、提案するものです。
詳細につきましては、教育総務部次長兼教育政策課長より御説明申し上げます。
教育総務部次長兼教育政策課長
議案第1号「第3次柏市教育振興計画の策定について」御説明いたします。
資料はお手元に別冊で御用意させていただいております。
学校教育における部門計画であります教育振興計画は、今年度が現計画の最終年度でございます。このため令和8年度からの5年間を新たな計画期間とする次期計画の策定を進めてきたところでございます。策定に当たりましては、勉強会や協議会を通じて、教育委員の皆様にも御意見をいただくとともに、教育委員会の附属機関である教育政策審議会にて御審議をいただき、先日2月9日にその答申をいただいたところであります。
本日、上程いたしました議案でございますが、教育政策審議会からの答申を踏まえて、計画案として整理したものでございます。
なお、本計画は、昨年度策定した「柏市未来につなぐ魅力ある学校づくり基本方針」を具現化する計画として位置づけております。基本方針で定めた柏市の学校教育が目指す子ども像である「自他の対話を大切にしながら、学び続けるかしわっ子~よりよい自分 よりよい“かしわ”を目指して~」を実現するため。
また、先日、教育委員の皆様と市長、教育長とで意見交換をいただいた柏市教育大綱の内容も踏まえ、柏で学ぶ子どもたちが知識、技能や思考力、判断力などの認知能力と自立性や自己効力感、協働性などの非認知能力を一体的に育み、主体的に生きる力を身につけることができるよう、5つの基本目標を整理しております。
5つの基本目標でございますが、別冊資料計画案の12ページを御覧ください。
1つ目は、主体的・対話的で深い学びの実現に向けて、児童生徒が自らの興味関心、自身の理解に合わせて学びを調整しながら探究的に取り組めるように支援する子ども主体の学びでございます。そのための施策として、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実や、デジタル学習基盤による情報活用能力の育成を位置づけております。
2つ目は、幼稚園や保育園から小学校、中学校までのつながりを円滑にし、安心して学ぶことができる学校づくりを推進する連続性のある学びの実現です。ここには全市的な小中一貫教育の推進と幼保こ小連携の推進を位置づけております。
3点目は、誰一人取り残さない教育の実現に向け、児童生徒の学ぶ権利を守る多様な教育ニーズへの対応でございます。個別の支援が必要な児童生徒への対応のほか、不登校児童生徒への支援やいじめ対策、近年ニーズが高まっている日本語教育支援の充実を掲げています。
4点目は、子どもの学びを支える教職員がやりがいを持って働ける環境を整える、学びを支える教育環境の構築です。実現に向けた施策として、働きがいのある職場づくりや過度な負担なく働けるよう、教職員の業務の適正化、教職員の資質能力の向上、魅力ある市立柏高校づくり、安全・安心な学校施設の充実などを位置づけております。
最後の5つ目は、社会に開かれた教育課程の実現を目指し、家庭地域とともにある学校づくりにつなげる家庭・地域との連携協働の推進です。コミュニティスクールの活性化や児童の朝や放課後の居場所づくりなどもこちらに位置づけております。
これら5つの基本目標に、19の施策と62の個別具体の取組をひもづけ、今後5年間の進捗を図ることができるよう、それぞれに指標を設定しています。この指標により、毎年度状況を確認しながら、学校教育の充実に努めてまいります。
私からは以上です。御審議の程、よろしくお願い申し上げます。
質疑等
大野委員
少し細かい内容に入ってくるんですけれど、22ページの基準値と目標値をちょっと照らし合わせながら読んでいたんですけれども、ほかはおおむね妥当かなと思っていたんですけれども、1点だけ、この22ページの下から4つ目の1週間に読書を全くしない児童生徒の割合が小学校17.1%、中学校38.8%、これは、実態そうなのかなと思いつつ、目標値が小学校2%、中学校8%、これだけちょっとかなりかけ離れた値になっているのですが、理想としては多分この数字が出てくると思いますけれども、計画として妥当なのかなと若干疑問を持ちましたので、どう考えたらいいかと。あるいは具体的に何か方策というか、お考えのことがあるのかという辺り教えてください。
教育政策課主査
こちら、1週間に読書を全くしない児童生徒の割合の目標値につきましては、国の基準を参考といいますか、準用して設定をしたものでございまして、本当に理想というか、ここを目指すべき本当の目標値ということで設定をした数字でございます。
大野委員
分かりました。
田牧教育長
よろしいですか。ほかにどうですか。
氏田委員
質問ではなく意見です。
この5か年計画というのは、私は、このところの教育環境とか、それから世の中を見ていくと、非常に5年というのは長い感じがするんですね。変化が多く、教育も昔は十年一昔ぐらいだったのが、今は本当に早くなっているなという感じがいたします。そういう中で、私はこの振興計画、良くできていると思うんですけれども、これからこれを実行していくに当たって、やっぱり15ページに書いてあるPDCAかな、この評価と、評価したものをどう生かしていくかという、このサイクルが非常に大切になってくると思います。
1年1年見直していくというようなことが書いてありましたけれども、評価していくということも書いてありましたが、それはこの5年間というか、5年間の計画の中で、1年1年の評価活動をきちんとやっていって、それを次の年にどういうふうに生かしていけるかというのが、この策定した実効性のあるところかなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
田牧教育長
ありがとうございます。ほかにございますか。
渡部委員
後ほどの重点化方針とかぶってしまうのですが、62ページの朝の児童の居場所づくりについて質問です。
重点化方針にもありますが、いろいろ調査を行われて、これを進めているという話ですけれども、どのような調査をされて、これからどのように進めていくものなのか、どの程度決まっているものなのかということ、もし分かりましたら、教えてください。
生涯学習部長
調査ですけれども、これは市内の柏市立の小学生の保護者の方、全保護者を対象に実施させていただきました。sigfyを使って調査させていただきました。
2月6日から2月19日までの期間で調査をしたんですけれども、対象は児童の数で2万2、000人ぐらいですけれども、回答いただいたのが1万3、839件と非常にたくさんの方に回答いただけたなというふうに受け止めております。
内容についてはこれから分析をするところですが、伺いましたのは、朝のお子さんの過ごし方ですね。親御さんが、要は登校するとき、御家族の方がおうちにいるのかとか、御家族が先に出勤し、一人で登校するのか、という実態がどうかということと併せて、仮にそういう居場所ができた場合には利用したいかどうかというようなことをお尋ねした内容となっております。
その調査結果を踏まえまして、どこの学校にどのぐらいのニーズがあるのかなということを分析した上で、実施校を選定していくというのがまず一つ。
もう一つは、その実施方法がどういうものがいいかというところについて、先に実施している様々な自治体の状況を調査しているところなので、先進的に取り組んでいる例を参考に、どういう方が見守るのがいいのかとか、その場合に注意すべきこととか、費用はどのくらいかかるのかとかというところを今、調べて、来年度の上半期にその辺りの状況を整えて、できれば下半期には幾つか数校をモデル校として先行して実施したいというふうに考えております。スケジュールとしてはそのようなイメージでおります。
採決結果
全員賛成可決
議案第2号 令和8年度柏市教育行政重点化方針の制定について
説明
教育総務部長
5ページを御覧ください。
議案第2号は、令和8年度柏市教育行政重点化方針の制定についてです。令和8年度の教育行政における重点化方針を定めたいので提案するものです。
詳細につきましては、教育総務部次長兼教育政策課長より御説明申し上げます。
教育総務部次長兼教育政策課長
議案第2号「令和8年度柏市教育行政重点化方針の制定について」御説明いたします。資料は別冊で御用意してございます。
令和8年度柏市教育行政重点化方針は市教育委員会の各部門計画で掲げる中長期的な方向性や施策を踏まえ、令和8年度に取り組む事業の中で、特に優先的、先導的に実施する事業をトピックスとして示したものでございます。なお、本内容は先月29日の教育委員会定例会後に御協議いただきました内容を改めて文書化したものでございます。
議案の対象でございますが、こちらは別冊資料の1ページから6ページまでの部分となります。7ページ以降の施策体系別重点事業につきましては、本議案の参考といたしまして、各分野の施策ごとに事業内容や令和8年度予算額の詳細を掲載したものでございます。
説明は以上となります。御審議の程、よろしくお願いいたします。
質疑等
氏田委員
3ページの小学校への校内フリースクールの設置というのは、今現在、中学校でやっている校内教育支援センターのことと理解していいんですよね。それを柏市ではフリースクールという名前で呼ぶんですよね。
学校教育部長
おっしゃるとおりでございます。
氏田委員
分かりました。
フリースクールという名前に私はすごく、フリースクールというのは民間でやっている学校のあれかなと思っていましたので。
学校教育部長
違和感をお感じになるというのは我々も一応理解をするところではございますが、ちょっと様々な事情により、総称として柏市内においては、全国的に言われている校内教育支援センターを校内フリースクールと呼ぶということが決定をいたしました。
ただ学校によっては、この名称ではなく、独自の名称を既に用いている学校もございますし、これからも我々としてはそういうことを促していきますので、本当にそれぞれの学校で子どもたちが決めたり、教職員が相談して決めたり、地域で決めたりといったような名称が用いられるものと認識しております。
以上でございます。
氏田委員
よろしくお願いいたします。
採決結果
全員賛成可決
議案第3号 柏市立小学校及び中学校管理規則の一部を改正する規則の制定について
議案第4号 柏市立高等学校管理規則の一部を改正する規則の制定について
説明
学校教育部長
7ページ以降を御覧ください。
議案第3号及び第4号は、管理規則の一部を改正する規則の制定についてでございます。議案第3号は市立小中学校長の、第4号は市立高等学校長の教育委員会に対する報告の内容等について改めたいので、提案するものでございます。
詳細につきましては、教職員課長より御説明申し上げます。
教職員課長
議案第3号及び第4号の、規則の改正について提案いたします。提案理由は、校長の教育委員会に対する報告の内容等について改める必要があるためでございます。
まず、議案第3号について御説明いたします。9ページの議案第3号資料の新旧対照表を御覧ください。
初めに、第44条第1項第5号を削除いたします。これは教育公務員特例法及び教育職員免許法の一部を改正する法律の成立により、既に教員免許更新制が廃止され、教員免許状に有効期限がないためです。また、第5号の削除に伴い、第6号から第11号までを繰り上げることとします。
次に、第52条中の「次の表の左欄に掲げる学期ごと」という文言を「年度ごと」に、「それぞれ当該右欄に掲げる日」を「翌年度の5月1日」に改めます。これまでは、学期の区分により3回の定例報告を求めておりましたが、職員の勤務状況の確認について、諸表簿等の点検等が定期的に実施されていることを踏まえ、今後は市教委への報告提出は年度に1回とするよう変更いたします。
次に、議案第4号について御説明いたします。13ページの議案第4号資料の新旧対照表を御覧ください。
初めに、第52条第2項第5号を削除いたします。議案第3号同様に教員免許状に有効期限がないためです。また、第5号の削除に伴い、第6号から第10号を繰り上げることといたします。
次に、第73条中の定例報告について、職員の勤務状況の「各学期」を「年度」に、また期日を翌年度の5月1日に改めます。議案第3号同様に、定例報告を年度につき1回とするよう変更いたします。
なお、両規則とも令和8年4月1日から施行することを提案いたします。
以上、御審議の程、よろしくお願いいたします。
質疑等
なし
採決結果
全員賛成可決
議案第5号 柏市立学校教職員の懲戒処分内申について
教職員課長からの説明後に審議に入り、全員賛成にて原案どおり可決されました。
10.協議
次回教育委員会定例会の開催日程について
次回定例会予定
- 日時:令和8年3月26日 木曜日
- 開会:午後2時00分
- 場所:沼南庁舎501会議室
11.その他
月間行事予定
田牧教育長
続いて、来月の行事予定についてお願いいたします。
教育総務部長
それでは、教育総務部から1件説明がございます。
3月19日に予定しております柏中学校区における学校統合に関する地域協議会、こちらにつきまして、教育総務部次長兼教育政策課長から御報告申し上げます。
教育総務部次長兼教育政策課長
柏中学校区義務教育学校に関する地域協議会について、御説明いたします。
1月に開催された第5回地域協議会では、学校運営分科会並びに通学安全分科会において、義務教育学校としての新たな取組も含め、地域協議会としての意見集約最終取りまとめに向けた意見交換を行っていただいております。この意見集約最終取りまとめは、令和7年3月に地域協議会において取りまとめた意見集約中間取りまとめをさらに深掘りし、今年度の地域協議会での意見交換を踏まえ、改めて集約されるものでございます。
3月19日に開催する第6回地域協議会では、意見集約に向けた最終の調整を行っていただき、意見集約最終取りまとめとして、市教育委員会に御提示いただく予定になっております。
私からは以上でございます。
生涯学習部長
続きまして生涯学習部ですが、生涯学習部からは特に紹介する行事はございません。
学校教育部長
同じく学校教育部も紹介する行事はございません。
田牧教育長
ありがとうございました。月間行事予定について何か御質問、ございましたらお願いいたします。
よろしいでしょうか。
それでは、次に、教育関係団体が開催している協議会及び研修会に教育委員の皆様が参加しましたので、その報告をさせていただきます。
初めに、1月30日に開催されました令和7年度第2回教育長・教育委員研修会に氏田委員及び渡部委員が参加されました。代表して氏田委員から御報告をお願いいたします。
研修会等の報告
氏田委員
第2回研修会に参加させていただきましたので、報告いたします。
研修は、講演と視察が行われました。講演につきましては、浦安市における不登校支援についてということで、指導主事の先生と、あと浦安中学校分教室、いわゆるUMIという名前の教室ですけれども、そこの方のお話がありました。
浦安市は小中学校26校、柏市の半分ぐらいの規模です。長期欠席者が大体603人、その中で、不登校は349人ということで、柏市とそんなに変わらないのかなという感じでした。
浦安市の不登校支援の基本理念は2つありまして、1つは、新たな不登校生を生まない魅力ある学校づくりをまず第一に考える。それから2つ目が、個に応じた学びの場、居場所づくり、これを充実させるということでした。講演の後に行われました視察は、この個に応じた学びの場や居場所づくりということでの、これから先の学びの多様化学校ということで、浦安市立浦安中学校分教室という形の不登校の居場所づくりを行っていました。それがUMIというところで、UMIのUは「浦安市」で、それからMは「未来」をということ、Iが「彩る」ということで、UMIという教室名称を付けているようです。
どこにあるかと言いますと、私たちが集まった浦安市文化会館から歩いて5、6分のところの青少年館の4階部分、これを全部改築しまして、UMIという教室にしているようです。
大元の浦安市立浦安中学校は、ここからどのくらいの距離かというと、歩いて10分ぐらいありました。ということは、ふだんはもう本当に分教室という形だけれども、全く独立した建物で居場所づくりを行っているという形でした。
施設そのものは、学校のイメージは全くなかったです。この会議室ぐらいの部屋3つぐらいを全部ワンフロアにして、小さな部屋をちょっと3つぐらい取って、学級というよりはワンフロアの中をホワイトボードで区切って授業をやるというような形でした。生徒は制服もありませんし、それから、自分の教室という形ではないので、本当に自由な感じの私が抱いたイメージと全く違うような感じでした。
生徒は今現在、1年生が3人、2年生が3人、3年生が8人の14人でした。大体どのくらいの規模を考えているかというと、学年が10人ぐらいというような形でしたが、まず登校時間は9時以降という形だそうです。当然、制服はありません。浦安市の全てのところから通ってきているという形なので、授業が決まっているわけでもなく、自分が今日この授業を受けたいという形で、子どもが教育課程をつくっていくみたいな、授業の時間割を使っていくみたいな形の授業をやっておりました。
14人の生徒に対して、指導者、どのくらいいるのかなと思いまして、これがまた私はびっくりしたんですけど、12人おりました。そのうちの県費負担が7人、市費負担が5人、この14人の子どもたち、全員がそろったのは、私たちが見に行ったのが1月30日でしたけど、4月に開校して、1月30日までで、14人の子供が全員そろったのはたった3日だそうです。それは、イベントがあった日、それから給食はないんですけど、おいしい日というので、デザートを食べる日みたいなのがあって、そのときが全員そろったということでした。
本当にどういう教育内容というか、指導のコンセプトはどういうことかと言ったら、生徒に受け入れられる指導をするということなんですね。まずは否定しない、比べない、焦らない、一人一人に寄り添うというようなコンセプトで指導を行っておりました。
1月30日現在、3年生8人ですけれども、6人の子どもの進路が決まっているそうです。これは、それこそフリースクールに行ったり、それから三部制の高校に行ったりという、あと私立に行ったりというのが決まっているそうです。2人はまだ決まっていないということで、この後に行われた公立の学校、高校の試験を受けるというようなことでした。
私が一番感じたのは、学校のイメージが全くないこと、それから本当に一人一人に寄り添う教育をやっている、こんなにぜいたくなことはないなと思うぐらい教育環境、それから人員の配置でした。
以上です。
田牧教育長
ありがとうございました。
続きまして、2月6日に開催されました令和7年度第6回市町村教育委員会研修協議会に、氏田委員、渡部委員及び大野委員が参加されました。代表して大野委員から御報告をお願いいたします。
大野委員
先ほど御紹介ありました協議会に参加してまいりました。
テーマが3つありまして、1つ目が、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善について。2つ目が、学校の適正規模・適正配置について。3つ目が、部活動改革と地域スポーツ文化芸術環境の整備、今後の方向性等となっておりました。それぞれ最初に文科省の担当官の方の解説と、そして4、5人の分科会、そして、その後で質疑応答という形で行われていました。
私はテーマ3の部活動改革、それから1の主体的・対話的で深い学びの2つに参加しました。順に内容について御説明させていただきます。
部活動改革と地域スポーツ、要するに部活動の地域移転の話ですけど、これについては改めて柏市の取組というのがほかに比べて圧倒的に進んでいるというのを感じまして、ほかはまだ試験的に幾つかの学校でやっているというところがほとんどでございました。柏市の状況をお話しすると、皆さん、ほかの市の方々がどうしてそういうことができるのかという形で非常に関心を持たれておりました。
それで、幾つかそこで気がついたことがあったんですが、1つは、これ、名前出してもいいと思うのですが、隣の松戸市がやはりまだなかなか進めてないですという話をされていた中で、一つ印象的だったのが、現職の教員の方が、要するに休日の指導者を引き受けますかということに対して、ちょっと正確な数字を覚えていないですけど、柏市の数に比べて半分とかそれ以下ぐらいしか希望がなかったということ、まだ未定という方が結構多かったですけど、ということがありました。
いろいろなお話を聞いていく中で、やっぱり柏市が非常に有効に機能しているというのは何かというと、やっぱりスポーツ文化振興協会の役割が非常に大きいということで、要するに指導に関係する以外のいろいろな調整とか、募集とかという作業がかなりそちらのほうで事務手続が行われているということが、結局教員の負担が非常にその分だけ少なくて、指導に専念できるということはかなり大きいのではないかなと私は感じました。
やはり皆さんもなぜそういう協会ができたのかということに対して非常に関心を持っておられまして、私もちょっと何でこういう形でうまく整理できたかという過程は分からなかったので、もし御関心があればどうぞ柏市教育委員会のほうへというふうな御案内させていただいたんですが、やっぱりそれが非常に大きいかなと思いました。
あとは、やはり皆さんが言っていたのは、柏市の市全体として非常にスポーツに対する市民の理解が高いですねということをおっしゃっておられました。
もう一つの、主体的・対話的で深い学びの実現ということですけれども、これはやはり中心であるテーマが、個別最適な学びとそれから協働的な学びをいかにして一体化させていくかというところで、これについてはほかの市の方もいろいろと苦労されているなという感じでした。
あったのは幾つかモデル校的なものをつくって、そこで得たものを、共有されているというような感じでしたけれども、文科省のほうとしても、明確にこういう方向でというような感じのものもなかったという印象が私の感覚でした。
ほかもそうですけど、やっぱりデジタル技術をどう生かしていくかというところが一つのポイントのような印象を受けました。大体内容はそんなところでございます。
田牧教育長
ありがとうございます。
12.閉会宣言
田牧教育長
それでは以上をもちまして、全ての日程を終了といたします。
閉会とします。
ありがとうございました。
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