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柏市教育委員会令和7年第6回定例会会議録
1.日時
令和7年6月26日(木曜日)
- 開会 午後2時00分
- 閉会 午後2時51分
2.場所
沼南庁舎501会議室(沼南庁舎5階)
3.出席した教育長及び委員
- 教育長 田牧 徹
- 教育長職務代理者 氏田 青津子
- 委員 渡部 麻有
- 委員 原 康樹
4.教育長及び委員並びに傍聴人以外の出席者
教育総務部
- 教育総務部長 中村 泰幸
- 教育総務部次長兼教育政策課長 松澤 元
- 教育総務課長 髙橋 千代美
- 教育施設課長 大滝 正寿
生涯学習部
- 生涯学習部長 宮本 さなえ
- 生涯学習部上席技監 依田 紀彦
- 生涯学習課長 田中 義通
- 図書館長 森川 暁生
学校教育部
- 学校教育部長 平野 秀樹
- 学校教育部次長兼学校教育課長 原 竜太郎
- 指導課長 麻生 織江
- 児童生徒課長兼少年補導センター所長 滝 恒真
- 教育研究所長 堀内 厚子
事務局
- 教育総務課統括リーダー 佐藤 香
- 教育総務課主査 岡﨑 香織
- 教育総務課主事 程田 祐輔
- 教育総務課主事補 野崎 真生
5.傍聴に関する説明
田牧教育長
傍聴の確認を行います。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項の規定により、会議は原則公開となっております。
本日は、傍聴希望者がいらっしゃいませんので、柏市教育委員会会議傍聴規則第1条の2第2項の規定に基づき報告いたします。
なお、会議中に傍聴の希望があった場合は、随時入室していただくこととしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(全委員了承)
田牧教育長
それでは、随時入室していただくことにいたします。
6.開会宣言
田牧教育長
ただいまから教育委員会令和7年第6回定例会を開会いたします。
7.前回会議録の承認
令和7年第5回定例会会議録について全委員異議なく承認した。
8.教育長報告
報告
学校教育部長
教育長報告は2件でございます。 アの「第1回柏市いじめ問題対策連絡協議会について」及びイの「柏市の「いじめ」の調査結果(令和6年度)について」を児童生徒課長から御報告申し上げます。
児童生徒課長
初めに、資料1ページ、アの「第1回柏市いじめ問題対策連絡協議会について」について御報告申し上げます。
令和7年5月22日に第1回柏市いじめ問題対策連絡協議会を開催いたしました。児童相談所、警察等関係機関からの代表に加え、医師、弁護士、教育委員、学校関係者が出席し、いじめ防止へ向けての協議を行うとともに、連携の強化を図りました。主な協議内容としましては、いじめの状況と未然防止・早期対応の取組について、学校におけるいじめアンケートの例、SUTANDBYの相談状況や相談内容に関すること、事例検討等、委員それぞれの立場から御意見をいただきました。
続いて、柏市いじめ防止基本方針の令和8年度改訂に向けて事務局案をお示しし、委員から御意見をいただきました。未然防止の取組や基本方針の改訂についていただいた御意見を基に取り組んでまいります。
次に、資料3ページ、イの「柏市の「いじめ」調査結果(令和6年度)について」です。
いじめの解消については「心身の苦痛がない状態が少なくとも3か月経過していること」としており、令和6年度の解消率は64.8パーセントでした。未解消事案については引き続き解消に向けて努めてまいります。
いじめの様態ですが、小中学校ともに「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる。」が昨年度と同様に最も多い結果となりました。
いじめ発見のきっかけは、小中高ともにアンケート調査など学校の取組によるものや学級担任が発見した事案が最も多く、次いで本人からの訴えによるものとなっております。今後もアンケート調査実施と教育相談の充実に努め、組織的な対応を図ってまいります。
続きまして、令和7年度のいじめ問題への柏市の取組についてですが、柏市いじめ基本方針及びいじめ問題対応の手引きに基づき、いじめの防止対策に努めてまいります。いじめ問題対策連絡協議会を開催し、様々な角度からの状況を検証することや指導主事をはじめ、スクールロイヤー、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラースーパーバイザー等で学校を支援してまいります。
市内中学校全学年及び小学校5、6年生、市立柏高等学校全学年に匿名報告相談プラットフォーム「STANDBY」を提供し、いじめの未然防止と早期対応に努めてまいります。
以上でございます。
学校教育部長
教育長報告は以上です。
質疑等
田牧教育長
初めに、アの「第1回柏市いじめ問題対策連絡協議会について」御質問がありましたら、お願いいたします。
氏田委員
イのいじめの調査結果とも関係しますが、いじめの解消率が上がらず、令和6年度は64.8パーセントという結果ですが、この協議会の中でも、いじめ被害者を守りぬくための手だてなどの意見があったとのことですが、具体的にはどのような意見があり、この解消に向けてどのように生かされていくのか教えてください。
児童生徒課長
まずどのような意見があったかということですが、人権擁護委員の方からは、いじめている側のケアも重要であり、互いに認め合う心を個々に持っていればいじめは起きないのではないか。
弁護士の方からは、法律の専門家として認識されていて、事案が大きくなってから相談に来ることが多い。事案の大きくなる前に相談してほしい。
警察の方からは、いじめの内容によっては被害の拡大を防ぐため、学校は警察に相談、通報してもらえれば連携して対応することや、保護者が犯罪として取り扱うことを求めているときは警察は被害届を受理することなどの意見をいただきました。
このようないただいた意見をまとめ、校長会、教頭会または生徒指導主任等の会議などで伝え、学校での研修の機会に教職員で共有し、解消の手だてとなるよう考えております。
氏田委員
人権擁護委員や、警察からの意見があったようですが、この事案が大きくなってからというようなことで実際にこういったことはありますか。
児童生徒課長
もうちょっと事案が小さいうちに相談に来てほしいということを弁護士の方はおっしゃていましたが、結構大きなことで解決が困難になってから我々のところに報告がきて、弁護士のほうに相談するといった事案が幾つかあります。
氏田委員
事案の大きいか小さいかという判断というのはどうなっているのですか。警察とか受ける側の方と学校現場との差があるような感じがしますが、そこら辺はどうですか。
児童生徒課長
大きいといいますと、やはりいじめで欠席が30日以上続くようなもの、または命等に危害が加えられるようなもの等が考えられますが、私ども相談を受けるのは今のところそこまで大きなものはなく、事態が混乱してしまって解決に至るまで長時間要するものというふうになっております。
氏田委員
やはりいじめの問題はいかにして早期発見して、未然に防いでいくことが大切だと思いますので、これからもよろしくお願いします。
田牧教育長
ほかに御質問ございますか。
ないようですので、続きまして、イの「柏市の「いじめ」の調査結果(令和6年度)について」御質問がありましたらお願いいたします。
原委員
いじめ状況調査の詳細の(3)いじめの態様というところで、一つの項目を見ると、個人の主観によるものであったり、あるいは本当に被害を受けていると刑事罰の対象になったりするもので、重大性にやや開きがあるかと思いますが、この対応の区分の回答を受けたものに対する対応の差というか、個別の対応についてもしあるならば教えてください。
児童生徒課長
それぞれいじめによって、態様によって差はありますが。特に一番上の冷やかしやからかい等が多くなっていると思いますが、これは担任等がとても丁寧にいじめのアンケートや聞き取りを教育相談の中でしていますので、特に低学年において、一番上の項目については答えが大きくなりますが、そういう細かい部分を丁寧に聞き取ること等をしております。
令和6年度に増えたこととして、項目の中の嫌なことや恥ずかしいこと、危険なことをされたりするということについても、昨年度より増えておりますが、特に今まで子どもたちがこれはいじめではないと思うことも、相手が苦痛を感じていればいじめになるんだよというような丁寧な説明がされていることだと思います。
対応としましては、やはり子どもたち、加害者被害者両方から丁寧に聞き取りをして、それぞれがお互いにそういうことが次起きないようにというような形で、保護者にもきちんと連絡をして、解決を図っていっているところでございます。
以上でございます。
原委員
特に金品をたかられるであったり、金品を隠されたり、盗まれたりというものについては、もしこれが本当であればもう法益侵害が生じているレベルのものであると思います。これについて該当するというような回答があれば慎重に御対応いただければと思います。
氏田委員
いじめの態様の項目の下から3番目の「いやなことや恥ずかしいこと、危険なことをされたり、させられたりする。」が100件ほど多くなっています。それから、今までのこの調査状況を見ると、この項目は結構増えているというのをすごく感じますが、この100件ほど増えているというようなことについて、どういうふうに分析して、対応していくのかということが気になりましたので、お願いいたします。
児童生徒課長
先ほど少しお話をさせていただきましたが、特に小学校において増えています。
いじめ防止授業やアンケート実施前に担任などが丁寧に説明したことがあると思います。このようなこともいじめだと認知する子どもが増えたこと、また一見すると遊びや冗談だと言える行為でも、本人が苦痛を感じていればいじめと認定されるという考えが広まってきたことだと思います。
国の調査においても同じ傾向が見られ、この項目が増えてきています。児童生徒課としても、もう少し分析を進めていきたいと考えています。
また、この対応について日頃から「いやなことや恥ずかしいこと、危険なことをされたり、させられたりする。」ことはいじめということを子どもたちに理解させる指導を今後も行うとともに、そのような被害があったら我慢せずに信頼できる人に相談するよう、引き続き指導していきたいと考えております。
氏田委員
学校生活はやはり安心・安全が一番の基本になるかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
田牧教育長
ほかに御質問はありますか。
なければ、以上で教育長報告を終わります。
9.議事
議案第1号 柏市教育政策審議会委員の委嘱について
説明
教育総務部長
資料は7ページからになります。
議案第1号は、次期教育振興計画の策定に当たり、その内容を教育政策審議会において検討・審議していくため、新たに委員を委嘱したいので提案するものでございます。
詳細につきましては、教育総務部次長兼教育政策課長から御説明申し上げます。
教育総務部次長兼教育政策課長
柏市教育政策審議会は柏市附属機関設置条例に基づく附属機関でございまして、柏市立の小学校、中学校及び高等学校における教育政策についての審議及び答申に関する事務を行う機関でございます。委員数は15人以内で、柏市立の小学校、中学校または高等学校の校長、同じく小学校、中学校または高等学校の関係者、学識経験者、その他教育委員会が必要と認める者の中から教育委員会が委嘱することとなっております。
このたび委嘱しようとする委員の選出区分、氏名等につきましては、資料の10ページを御覧ください。
今回委嘱しようとする委員は15人で、全員を一旦補欠委員として委嘱いたします。これは本審議会では昨年度まで2か年にわたる基本方針の策定に関わる審議を重ねておりましたが、本年3月に柏市未来につなぐ魅力ある学校づくり基本方針の策定に至ったことで、その役割を終えたため、それまでの委員全員を本年4月に解職しております。
このたび新たに令和8年度からを計画期間とする教育振興計画に関する審議を開始していただくため、新たに15名の委員を委嘱いたしますが、前任の委員の残任期間があるため、欠員の補充として委嘱する形となることによるものでございます。
委員15人の構成としましては、市立の学校長が5人で、そのうち新任が4人です。また市立学校関係者が2人、こちらはともに再任でございます。学識経験者が2人で、そのうち新任が1人でございます。その他、教育委員会が必要と認める者は6人で、そのうち新任が5人、この5人のうち2人が公募委員となります。
このたび委嘱しようとする委員のうち、柏市立小中学校長の金岡氏、山口氏、伊藤氏、野口氏、柏市PTA連絡協議会の鈴木氏、柏市社会福祉協議会の高橋氏、柏市ふるさと協議会連合会の阿部氏、柏市私立幼稚園協会の田嶋氏、柏市青少年健全育成推進連絡協議会の荒井氏は、それぞれの団体に対しまして、審議いただくテーマは、教育振興計画の策定とお伝えした上で、それぞれの団体から御推薦をいただいております。
また、高等学校長の遠藤氏は、本市唯一の市立高校の校長として委嘱しようとするものでございます。
逆井小学校運営協議会の入道氏は、市内3学校の学校運営協議会に携わっており、現場の実情もよく理解されていることから、委員を委嘱しようとするものです。
学識経験者の2人でございますが、これまで本市の教育行政の事務の点検評価において御協力をいただく中で、本市の教育行政に対して見識を深めていただいていることに加え、寺本氏は今回の審議テーマとつながりのある、前年度までの審議テーマであった未来につなぐ魅力ある学校づくり基本方針の策定にも携わっていただいたことから委嘱しようとするものでございます。
また丹間氏は、千葉県の教育振興計画策定にも携わっており、今回の審議テーマにも精通されていることから委員を委嘱しようとするものでございます。
公募委員の菅原氏と松本氏は、ともに子育て中の保護者でございます。教育子ども分野の策定等に関心をお持ちであると伺っておりますので、委員として委嘱しようとするものです。
委員の任期につきましては、前任者の残任期間とし、一旦令和7年7月1日から令和7年10月31日までの4か月間で一旦委嘱いたします。この任期の満了後でございますが、今回のテーマにおける審議終了までの期間については、改めて再委嘱の手続を行わせていただく予定となります。
以上、御審議の程、よろしくお願いいたします。
質疑等
なし
採決結果
全員賛成可決
議案第2号 教育財産の用途廃止について
説明
教育総務部長
資料は13ページからになります。
議案第2号は、校舎の大規模改修工事に伴い、柏市立柏第五中学校の工作物を用途廃止したいので提案するものでございます。
詳細につきましては、教育施設課長から御説明申し上げます。
教育施設課長
資料14ページを御覧ください。
今回は、柏第五中学校の教育財産について用途廃止をいたします。資料の15ページには、柏第五中学校の配置図を掲載しております。この中に今回撤去する工作物を1.としてお示ししております。
柏第五中学校は、本年度校舎大規模改修の2期工事を実施いたしますが、この中で老朽化した受水槽を解体撤去して、新たなものを設置いたします。工事期間中は仮設ポンプにより、水道が建物に供給されるようにいたしますので、受水槽の取壊しはこの仮設工事が完了してからとなります。したがいまして、用途廃止の時期は、実際には取壊しに着手する予定の令和7年12月としております。なお、取壊し後は、新しい受水槽を設置し、年度末までに改めて仮設ポンプから受水槽へ切り替えた後に供用開始する予定でおります。
私からは説明は以上となります。御審議の程、よろしくお願いいたします。
質疑
なし
採決結果
全員賛成可決
議案第3号 柏市立図書館協議会委員の任命について
説明
生涯学習部長
議案第3号は、柏市立図書館協議会委員の任期満了に伴いまして、新たに委員を任命しようとするものでございます。
議案の詳細につきましては、図書館長から御説明申し上げます。
図書館長
柏市立図書館協議会は、図書館法及び柏市立図書館条例に基づく附属機関で、図書館の運営に関し、館長の諮問に応じるとともに、図書館の行う図書館方針につき、館長に対して意見を述べることを職務とする機関でございます。
委員の数は15人以内で、学校教育の関係者、社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者、学識経験のある者及びその他教育委員会が必要と認める者の中から教育委員会が任命することとされております。
なお、この議案の件名は任命となっておりまして、議案第1号の件名では委嘱となっております。これはそれぞれの根拠となる法律または条例でそのような用語が使用されているという理由によるものでして、任命も委嘱も地方公共団体の任命権者が特定の人を当該地方公共団体の特定の職に就かせる行為のことを言いまして、法的にも実質的にも意味に違いはございません。
それでは委員の氏名等につきましては、資料の19ページを御覧ください。
今回任命する委員の12人のうち、学校教育の関係者は2人でして、再任が1人、新任が1人でございます。社会教育の関係者は5人で、再任が3人、新任が2人でございます。家庭教育の向上に資する活動を行う者は1人で、再任でございます。学識経験者は2人で、再任が1人、新任が1人でございます。公募委員は2人で、2人とも新任でございます。
このうち、新たに任命しようとする委員の方を御紹介いたします。2番の小川優子氏は、柏市学校図書館コーディネーターとして学校図書館の運営や活用に取り組まれています。
3番の勝川東氏は、折り紙作家として、折り紙の折り方の解説本の執筆や折り紙を通じた教育活動に取り組まれておりまして、また柏市のまちづくりの活動にも参画されております。
6番の橋田慈子氏は、千葉大学教育学部の助教として、生涯学習やインクルーシブ教育などに関する研究に取り組まれております。
9番の笹尾知世氏は、麗澤大学工学部の准教授として、情報技術を活用した空間デザイン支援やまちづくりの研究に取り組まれています。
11番、12番の海老原竜司氏と本間明氏は、公募委員ですが、応募書類の確認や直接お話もさせていただき、図書館への関心や課題認識を十分に持ち合わせている人物と考えております。
以上が新たに任命しようとする委員の方です。
なお、委員の男女比につきましては資料の記載のとおり、男性が42パーセント、女性は引き算で58パーセントとなっております。
委員の任期につきましては、令和7年7月1日から令和9年6月30日までの2年間となります。以上、御審議の程、よろしくお願い申し上げます。
質疑等
原委員
議案第1号では、再任が1回までの方が全員でしたが、この議案は、再任2回目の方が2名おりますが、再任の回数に限定などがあるものか教えてください。
図書館長
委員の任期は、基本的に連続して6年を超えることはできないということになっておりまして、特定の職にある方を委員とする場合、いわゆる肩書みたいな、充て職的な方に関しましては、連続して10年というふうになっております。公募委員の方につきましては、1期を超えることはできないということを定めています。それに基づいて任命をしております。
原委員
ありがとうございました。
採決結果
全員賛成可決
議案第4号 柏市立図書館条例の一部を改正する条例の施行期日を定める規則の制定について
生涯学習部長
議案第4号は、柏市立図書館条例の一部を改正する条例の施行期日を定める規則の制定についてでございまして、現在休館中の沼南庁舎1階に設置した柏市立図書館沼南分館の再開に当たりまして、柏市立図書館条例の一部を改正する条例の施行期日を定めようとするものでございます。
議案の詳細につきましては、図書館長から御説明申し上げます。
図書館長
資料は21ページからになります。
当議案は、市議会令和7年第1回定例会に上程し、可決されました図書館沼南分館の位置変更を目的とする図書館条例の改正に関して、工事等の準備が順調に進みまして、7月16日水曜日に新たな沼南分館を再開できる見込みが立ちましたため、同日を当条例の施行期日とする規則を制定するものでございます。
本年2月の教育委員会第1回臨時会においても、位置変更の背景、理由などについては御説明申し上げておりますが、改めてポイントを申し上げます。位置変更は沼南近隣センターの閉鎖に伴うものでございまして、新たに沼南庁舎1階ロビーに開設することとしております。これに伴い、面積及び配架資料数、座席数等は縮小されるものの、予約、貸出、返却等の図書館利用サービスにつきましては、ほかの図書館と同様に提供しようとするものでございます。
再開に当たりましては、周知に努めまして、再び地域住民の皆様を中心に御利用いただけるよう努めてまいります。
以上、御審議の程、よろしくお願い申し上げます。
質疑等
なし
採決結果
全員賛成可決
10.協議
次回教育委員会定例会の開催日程について
次回定例会予定
- 日時:令和7年7月31日 木曜日
- 開会:午後2時00分
- 場所:沼南庁舎501会議室
11.その他
月間行事予定
田牧教育長
続いて、来月の行事予定についてお願いします。
教育総務部長
教育総務部からは、7月22日に開催予定の柏中学校区における学校統合に関する地域協議会について、教育総務部次長兼教育政策課長より、御説明申し上げます。
教育総務部次長兼教育政策課長
7月22日に開催いたします柏中学校区における学校統合に関する地域協議会について御説明いたします。
1点申し訳ございません、資料に誤字がございました。7月22日の柏中学校区における学校統合に関する地域協議会の後に「全大会」とありますが、大きいという漢字ではなく、「体」のほうの「全体」の会ということで修正をお願いいたします。
この地域協議会の開催でございますが、今年度2回目となります。まず通学安全分科会におきましては、前回の想定通学路調査というのを行っておりますので、こちらで確認された危険箇所等について、子どもたちの安全確保の観点からどのような対応が考えられるか意見交換を行っていただきます。
また、学校運営分科会は、昨年度の地域協議会で示された意見集約、中間取りまとめに基づきまして、きめ細やかな教育や教職員の確保等、教育内容を充実させるための具体的な対応について意見交換を行っていただきます。
なお、昨年度より継続開催していた施設分科会につきましては、今年度に入り、これまで計3回の分科会を追加で開催し、地域協議会からの施設に関する意見要望として取りまとめていただいたところでございます。施設につきましては、これらを踏まえまして、現在基本設計完了に向けた作業を進めております。
私からは以上となります。
生涯学習部長
続きまして、生涯学習部から2点御案内させていただきます。
1点目が、7月19日から開催されます縄文展ですが、こちらは、今芹沢銈介展をやっております郷土資料展示室で、夏休みの子どもたちに見てもらうということを目的として、県と共催の事業になりますが、開催いたします。今はまだ準備中でございますので、詳しい御案内はできませんが、次回の定例会の際に詳細などを御説明させていただきたいと思います。
2点目が、夏休みに恒例で実施しております夏休み子ども教室につきまして、生涯学習課長より御説明申し上げます。
生涯学習課長
7月28日月曜日から開催予定の夏休み子ども教室について御説明いたします。お手元の夏休み子ども教室のパンフレットを御覧ください。
夏休み子ども教室は、子どもたちの知的好奇心を引き出すことを目的に、夏休み期間中の小学生を対象に、体験学習を実施するものです。実施期間は7月28日月曜日から8月21日木曜日までのうち、土日及びお盆期間の8月11日から18日までを除く13日間で、中央公民館をはじめ、7会場で実施いたします。今年度は73講座を予定しておりまして、昨年度よりも13講座の増となっております。
講師として御協力いただける市内の高等学校の生徒や大学生、市民活動団体、民間企業、そして行政が企画した内容となっております。
募集人数は、全講座合わせまして1、500人。昨年度は1、246人でしたので、254人の増となっておりまして、6月23日月曜日から申込みを開始いたしました。なお、申込みの状況ですが、昨日までの3日間で約600件のお申込みをいただいております。
私からは以上となります。
学校教育部長
続きまして、学校教育部より2点御説明をさせていただきます。
まず、7月22日火曜日開催予定のLearning Hub Kashiwaについてを教育研究所長より、7月31日木曜日開催予定の柏市中学校演劇発表会についてを指導課長より御説明申し上げます。
教育研究所長
7月22日に開催いたしますLearning Hub Kashiwaについて御説明いたします。
当研修会の目的は顔の見える関係づくり、各課の授業内容の理解、共通理解を築くことの3つです。参加対象は主に指導主事と管理主事、開催は月に1回程度とし、内容は各課が取り組んでいる様々な教育課題を提供していただきながら実施するという計画です。
これまで指導主事や管理主事が一堂に会して学び合う研修会が定期的に行われていなかったため、今後は学校指導支援する立場である私たちが学び合うということが重要であると考え、昨年度の途中から当研修会を立ち上げ、今年度より本格的に開催しております。
主に指導主事・管理主事の資質向上のための研修会ですが、教育委員会内の一般の行政職員にもお声掛けし、子どもの学びや育ちを支えるため、日々の業務を一度立ち止まって考え、多くの仲間と語り、つながることができる場として運営しております。
7月の研修内容は、柏市の子どもたちに育む4つの力と不祥事防止について研修を行います。正解のない時代を生きる子どもたちに必要な4つの力と経験とは何か。柏市の子どもたちの権利と教育環境を守るために何をすべきかという問いをもとに、対話を通して、学校への働きかけ方を捉え直すきっかけとしていきたいと考えております。
指導主事等が学校訪問する際に、共通認識のもと、最新の情報を提供したり、柏市が力を入れている事業が学校においても取組が進むように働きかけたりできるよう、市教委に所属する職員が意欲的に学び続けられる研修を企画・運営し、人材育成に寄与してまいります。
説明は以上となります。
指導課長
7月31日に開催します柏市中学校演劇発表会について御説明いたします。
この演劇発表会は、中学校演劇部の生徒が日頃の活動の成果を発表する場であるとともに、演劇を志す他校との交流の機会にもなっております。今年度は6校の中学校の演劇部が参加しております。当日は演劇部の生徒や一般の参加者を含め、約200名の来場が見込まれています。
私からは以上です。
田牧教育長
ありがとうございました。月間行事予定について、何か御質問ありましたらお願いします。
氏田委員
生涯学習部の行事で、7月24日に柏市PTAバレーボール大会とありますが、このPTAバレーボール大会は何チームくらい参加するのですか。
生涯学習部長
申し訳ありません。
今回何チーム出るか、また昨年何チーム出たか、数字を詳しく把握しておりません。すぐ確認させますので、後ほど回答させていただきます。
氏田委員
というのは、PTAの組織がちゃんとできていないとこういうはことできないと思います。だから柏市の場合、このPTAというのはどのくらい存続し、組織化されているのかというのが気になり、質問させていただきました。
それから、学校教育部のこのLearning Hub Kashiwa、私はすばらしい取組だと思います。
意外と横のつながりがないかと思いますので、こうした形で横のつながり、それから指導することを共通理解して、学校現場にも持ち帰るというか、指導に当たるというのは非常に大切なことだと思っています。
柏市は中核市なので、教員のこういう研修も独自にやっていますよね。このLearning Hub Kashiwaには、何人ぐらいの指導主事、管理主事が参加しているのですか。
教育研究所長
ほかの業務があり、参加できない方もいますが、20名程度参加していただいています。参加できなかった場合には、研修資料を後日配布したり、参加者の振り返りのフィードバックをしたりすることで、研修会以外でも参加者同士の対話を促せるようには工夫しております。
以上でございます。
氏田委員
同じ教育委員会の中にいても、指導主事と管理主事って業務の内容が違うと交流する機会がなかなかないかと思いますが、学校現場では一緒ですので、やっぱりこういうふうな一緒に共同で学習し、それから現場のほうで指導に当たるというのは非常に大切なことだと思いますので、ぜひ続けてほしいと思います。
田牧教育長
ほかにございますか。
なければ、次に教育関係団体が開催している総会及び研修会等に教育委員が参加しましたので、その報告をさせていただきます。
5月30日に開催されました令和7年度関東甲信越静市町村教育委員会連合会総会及び研修会に氏田委員及び渡部委員が参加いたしました。
代表して、氏田委員から御報告をお願いいたします。
氏田委員
関東甲信越静の静というのはどういうことかと思ったら静岡県も入っているということでしたので、参加は1都10県の会合でありました。今年は長野市で行われまして、開会式、総会、研修会、閉会式ということで、渡部委員と2人で参加してまいりました。
開会式の中では、何人か来賓の方の話がありましたが、その中で印象に残ったのが、国歌斉唱のときに随分姿勢の良い来賓の方がいるなと思って見てみましたら、壇上に上がった人が長野市長の荻原健司さんでした。オリンピックの金メダリストの方で、その方がまた話が非常に面白くて、子どもたちの体験の大切さ、そのことを自分の体験も交えて話されていたのが非常に印象に残っております。
総会は滞りなく終わりました。研修会は2つありまして、1つは文部科学省初等中等教育局の教育課程課長の武藤慶久氏の次期学習指導要領の背景と検討の方向性、教育DXということで、1時間ほど非常に内容が多かったです。というのは、次期の学習指導要領は、2030年から2040年までに行われる学習指導要領ということで、2040年度の日本の社会がどうなっているかというような話から、その中で子どもたちにどういう資質を養っていき、どういうふうな学校現場としては、あと文科省としてはやっていくのかというので、非常に内容の濃い話でした。1時間があっという間に終わってしまいまして、そこで印象に残ったのは、1つは個別最適な学びということ、それから深い学びということは同じですが、それに対する手法、時間等が随分変わってくるというのが、今の国の考えの状況のようです。というのは、一つは授業時数に関わる改革が行われるということで、今は年間1、051時間かと思いますが、それが余白の部分というか、十分な学校現場で、それぞれのところの学校現場が独自にカリキュラムをつくれるような余裕の時間をつくりたいというような話でした。それが一つ。
それから、そのためには、教科書の分量、内容の見直しを図っていくということとともに、カリキュラム改革とおっしゃっていましたけれども、カリキュラムのほうも学校独自、あるいは教育委員会独自でやっていける部分を非常に残すということで、これから随分学校も変わっていくというか、学校の独自性、それから教育委員会の独自性が出てくる時代になってくるというのを非常に感じました。
2つ目の研修が、はやぶさ2に関わった人の話でした。JAXAの宇宙科学研究所研究開発員の澤田弘崇さんという方のお話でした。
この方は長野県生まれ、長野県育ちで、ずっとJAXAに関わって、はやぶさ2がオーストラリアの砂漠に落ちたときに、回収に行った方だそうです。こっちは非常に楽しく聞いてまいりました。
これから2026年10月に火星衛星探査計画で、火星に対する打ち上げが行われる予定だそうです。2026年10月に打ち上げて、2031年に帰国するというような話を聞かせていただきました。非常に面白かったですし、この方は科学、数学それから化け学、そちらに興味を持ってずっと学んだそうで、今こういうところに至っているということで、学校教育の大切さというか、何をどこに興味があって、こういうふうになったのかというのも話が聞けて大変勉強になりました。
最後に閉会式がありまして、来年度の開催地が新潟県上越市で行われるということで閉会になりました。往復5、6時間で、研修も大体そのぐらいで、行って来れない距離ではないと思いながら2人で楽しく行ってまいりました。ありがとうございました。
田牧教育長
ありがとうございました。
そのほか何か連絡事項等ありますか。
生涯学習課長
先ほど月間行事予定の中で、PTAのバレーボール大会の御質問がございましたので、そちらについてお答えをさせていただきます。
PTAのバレーボール大会ですが、参加校数が24校となってございます。またPTA組織のある学校ですが、63校中59校で、PTA連絡協議会に加入している学校が54校となってございます。
氏田委員
ありがとうございます。
田牧教育長
ほかにございますか。
12.閉会宣言
田牧教育長
それでは以上をもちまして、全ての日程を終了といたします。
閉会とします。
ありがとうございました。
お問い合わせ先