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柏市教育委員会令和7年第4回定例会会議録
1.日時
令和7年4月24日(木曜日)
- 開会 午後2時30分
- 閉会 午後3時48分
2.場所
沼南庁舎501会議室(沼南庁舎5階)
3.出席した教育長及び委員
- 教育長 田牧 徹
- 教育長職務代理者 氏田 青津子
- 委員 渡部 麻有
- 委員 原 康樹
4.教育長及び委員並びに傍聴人以外の出席者
教育総務部
- 教育総務部長 中村 泰幸
- 教育総務部次長兼教育政策課長 松澤 元
- 教育総務課長 髙橋 千代美
- 教育施設課長 大滝 正寿
- 学校給食課長 染谷 和広
- 学校財務課長 渡辺 勝
- 学校給食センター所長 北川 美穂
生涯学習部
- 生涯学習部長 宮本 さなえ
- 生涯学習部上席技監 依田 紀彦
- 生涯学習課長 田中 義通
- 中央公民館長 村山 勝利
- アフタースクール課長 田所 英樹
- 文化課長 吉田 敬
- 図書館長 森川 暁生
学校教育部
- 学校教育部長 平野 秀樹
- 学校教育部次長兼学校教育課長 原 竜太郎
- 教職員課長 福田 裕司
- 指導課長 麻生 織江
- 児童生徒課長兼少年補導センター所長 滝 恒真
- 市立柏高等学校長 遠藤 英宏
- 教育研究所長 堀内 厚子
事務局
- 教育総務課統括リーダー 佐藤 香
- 教育総務課主事 青木 麻奈美
- 教育総務課主事 程田 祐輔
- 教育総務課主事補 野崎 真生
5.異動職員紹介
教育総務課長
本日は、今年度最初の定例教育委員会議となります。
4月1日付の人事異動や組織変更により、事務局側の出席者が変更となりましたので、開会に先立ち、組織の機構順に紹介をさせていただきます。
(教育総務部長、生涯学習部長及び学校教育部長から異動職員紹介)
6.傍聴に関する説明
田牧教育長
傍聴の確認を行います。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項の規定により、会議は原則公開となっております。
本日は、傍聴希望者がいらっしゃいませんので、柏市教育委員会会議傍聴規則第1条の2第2項の規定に基づき報告いたします。
なお、会議中に傍聴の希望があった場合は、随時入室していただくこととしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(全委員了承)
田牧教育長
それでは、随時入室していただくことにいたします。
7.開会宣言
田牧教育長
ただいまから教育委員会令和7年第4回定例会を開会いたします。
8.前回会議録の承認
令和7年第3回定例会会議録について全委員異議なく承認した。
9.教育長報告
報告
教育総務部長
教育長報告は全部で5件でございます。
初めに、アの「市議会令和7年第1回定例会について」を私と生涯学習部長、学校教育部長から御報告申し上げます。
市議会令和7年第1回定例会は、令和7年2月21日に開会し、3月18日に閉会いたしました。私からは、市議会定例会における質疑並びに一般質問のうち、教育総務部に関する内容について、主な内容を抜粋して4点御報告申し上げます。
1点目は義務教育学校についてでございます。
柏中学校区における学校統合に向けて、どのように取り組んでいくのか。また、開校時期の変更により、子どもたちにどのような影響が想定されるのかとの御質問がございました。
この質問に対しまして、昨年度から保護者との意見交換を重ねており、地域協議会ではゼロベースでの議論が進められて、中間取りまとめに至ったところであり、全ての学校関係者に愛される学校づくりを丁寧に進めていくこと。
また、子どもたちに対しては、学校と連携し、心理的なケアを含めた取組を行っていくこと。開校延期で生じた期間を有効活用し、未就学児を持つ保護者に対する情報発信と意見聴取の機会の確保に積極的に、かつ丁寧に取り組んでいくことを前教育総務部長から答弁しております。
2点目は、柏中学校区義務教育学校の開校スケジュールの見直しについてでございます。
どのような理由でスケジュールを見直したのか。開校延期による柏第一小学校の安全性に問題はないのか。また延期により今後の方向性に変更が生じるのか、延期となる2年間でどのようなことに取り組んでいくのかとの御質問がございました。
この質問に対しまして、開校時期については公共工事における働き方改革の影響を踏まえ、安全で安定的な工事を行うこと。小学校と中学校のつながりを持たせた校舎の配置には、グラウンド整備等を先行して実施する必要があり、2年延期した、令和12年4月の開校が最善であると判断したこと。
柏第一小学校については、耐震診断や補強工事により安全性は確保されており、今後も定期的な点検を実施し、適切な維持管理に努めていくこと。
今後の方向性について、3校による義務教育学校の設置が、子どもたちの教育環境を最優先に考えた場合に最善であるとの考えは変わらないこと。
開校までの間は工事の着実な進捗に加え、多面的な検討を深めるとともに、丁寧な意見聴取と積極的な情報発信に努め、全ての学校関係者に愛される学校づくりを進めていくことを教育長から答弁しております。
3点目は、小学校の体育館のエアコンについてでございます。
供用開始までのスケジュールについての御質問がございました。
この質問に対しまして、土小学校と既に整備済みの風早南部小学校を除く40校について、工事発注の準備を始めていること。土小学校は、体育館の長寿命化改良工事に併せて設置すること。工事は1校当たり3か月程度で、1つの受注者が複数校を同時施工することも可能であり、令和7年7月から令和8年3月上旬までの9か月間で全小学校への設置ができると認識していること。
供用開始時期については、使用可能となった体育館から順次使用できるよう、工事請負業者と協議を行っていること。
また、緊急防災減災事業債の活用により、一般財源の負担額は工事費の30パーセントであることを前教育総務部長から答弁しております。
4点目は、学校給食センターについてでございます。
移転立替用地取得の進捗状況と今後の見通しについて質問がございました。
この質問に対しまして、建設用地については、施設整備に必要な敷地面積等の条件だけでなく、自校方式給食室の改修や更新時における臨時的な給食運搬を計画していることから、旧沼南地域の中でも、市の中央寄りの限定的な区域から探さなければならなかったため、地権者交渉に時間を要したこと。
柏第七小学校の児童数増加への対応としまして、高田小学校に他校への給食提供機能を備えた給食室を整備することとしたため、旧沼南地域の全域から建設用地を選定することが可能になり、海上自衛隊下総航空基地周辺の国有地を選定するに至ったこと。
今後は関係部署からの意見聴取や用地取得に向けた協議と予算化に努めていくことを前教育総務部長から答弁しております。
教育総務部については以上でございます。
生涯学習部長
私からは、市議会定例会における一般質問のうち、生涯学習部に関係する項目について、主な内容を抜粋して3点御報告申し上げます。
1点目は、放課後子ども教室の進捗と今後についてです。
高柳小学校での居場所型の放課後子ども教室における人員確保の状況と、有償ボランティアでの運用を会計年度任用職員に変更した場合の人件費の増加、全市展開のビジョンに関する質問がありました。
この質問に対しまして、モデル事業の高柳小学校では、全校児童691名のうち231名が登録し、延べ1、790名が利用しており、児童たちは自由に過ごすほか、地域団体や民間企業の協力を得て開催される体験型プログラムにも積極的に参加していること。
児童や保護者からは好意的な感想が寄せられており、次年度以降は高柳小学校での事業を継続し、これまでの事業の検証結果を基にアフタースクール事業の枠組みづくりに反映していくこと。
また、現在は有償ボランティアによる運営が中心であるが、会計年度任用職員、放課後子ども教室コーディネーターが学校との調整やボランティア活動支援を行っており、放課後子ども教室事業全体で現在の8名から10名に増員予定であること。
こうした体制で安全で安心な居場所づくりを目指し、アフタースクール事業を移行していくことを私から答弁しております。
2点目は、文化施設の展望についてです。
新たな図書館の整備に向けた展望について、図書館単独とは限らない生涯学習、文化、芸術に関する複合的文化施設という選択肢も考えられ、第六次総合計画に掲げられた生涯学習・文化施策を踏まえて、文化施設の展望を聞きたいとの質問がありました。
この質問に対しまして、新図書館整備については、柏市にふさわしい、将来必要とされる図書館がどのようなものかを見極めて準備を始めたいこと、その際に図書館単独とは限らない生涯学習、文化、芸術に関する複合的文化施設という選択肢も議論されるべきと考えていること。
検討の予定はまだだが、令和7年度に本格化する柏市芸術文化振興計画、柏市生涯学習推進計画の改定に向けた議論をはじめ、柏の芸術・文化・歴史の普及活動、生涯学習の推進をこれまで以上に展開して、市民意識の醸成を図っていくことが大切だと考えていること。
これらの実践、活動の積み重ねを通じて、第六次総合計画の生涯学習・文化施策に掲げた「市民一人ひとりが生涯を通じて学び、地域の中でいきいきと暮らすことができるとともに、柏の風土に育まれた歴史や文化を通じて、市内外から魅力を感じてもらうまち」の実現に努めることを、私から答弁しております。
3点目は、沼南近隣センターの閉館問題についてです。現在の沼南分館に所蔵されている本の行く先と今後のサービスに関する質問がありました。
質問に対しまして、沼南分館で所蔵されている本は、新施設への移動、ほかの分館への移籍、保管などを行い、引き続き活用していくこと。
移設後の分館での図書館サービスについては、規模が小さくなったとしても継続して提供していきたいと考えていることを私から答弁しております。
生涯学習部については以上でございます。
学校教育部長
続きまして、私から学校教育部所管の質問と答弁のうち、3点御報告申し上げます。
初めに、(8)進学応援プロジェクトについてです。
新年度より、児童養護施設等で育った子どもを対象とした給付型奨学金と経済的な事情を抱える生徒を対象に大学等の受験料を補助する事業と合わせて、柏市進学応援プロジェクトと名づけて取り組むと聞いている。その事業の狙いと概要、また部局横断的に取り組む理由と両部がどのように連携し、展開していくのかという質問がございました。
この質問に対しまして、本事業は児童養護施設等の退所者、いわゆるケアリーバーを対象に、国、県の制度を利用しても不足する学費や生活費を補うため、市が保護者の代わりとなり、月額4万5000円を返還不要の給付型奨学金として仕送りすることで、学業に専念できる環境づくりを支援するものである。意欲と能力を持つ学生が、保護者等の経済的な支援者や後ろ盾がなくても、安心して高等教育を受け、自立できるように支援することを本事業の目的としている。
市教育委員会としては、ケアリーバーが対象者であることから、児童相談所の設置に向け準備を進めているこども部と連携しながら検討を進めている。
教育と福祉の両面から高等教育への進学を支援することで、未来を切り開く手助けとなるよう、両部で協力・連携しながら取組を推進していくと前学校教育部長が答弁しております。
次に、(9)授業時数についてです。
柏市は授業時数が不足している学校もあるが、市教育委員会として標準授業時数についての考え方を伺いたいという質問がございました。
この質問に対しまして、柏市内の一部の学校において、授業時数が不足している状況が生じていることは承知しており、この原因としては、特別な日課、テストの実施やその結果の返却にかかる時間が授業時数として計上されていなかったためと認識している。この点について、授業時数の計算方法について再度確認を行い、学校現場に対して正確な授業時数の報告がなされるよう指導を徹底していく。
授業時数について、法令上示されていることに関しては、学校教育法施行規則及び学習指導要領上の規定において、各教科等の授業は年間35週以上であることが示されている。また、文部科学省は、計画段階において標準時数を下回って教育課程を編成することは通常考えられないとの見解を示している、なお、年間授業時数については標準との位置付けしかない。
以上の点について、柏市は年間35週以上の授業週数を確保しているとともに、計画段階で標準時数を下回って教育課程を編成していないため、授業時数が標準時数を下回ったことのみをもって、法令違反にはあたらないというのが市教育委員会としての見解であると教育長から答弁しております。
最後に、(10)不登校への支援についてです。
不登校の増加に伴い、個々のニーズに沿ったきめ細やかな対応が必要だと思われるが、柏市の現状と取組について伺いたいという質問がございました。
この質問に対しまして、不登校児童生徒は全国的に増加しており、令和5年度には柏市でも900名を超える人数となった。
柏市においては、早期の段階から不登校への支援を充実させてきている。具体的な取組としてはオンライン学習の整備、市内全中学校に校内教育支援センターを設置するとともに、教育免許を有する個別支援教員を配置、また心理的な支援を行うスクールカウンセラーの配置、家庭と福祉をつなぐスクールソーシャルワーカーの全中学校区への配置、市内5か所に教育支援センターの設置等を行い、他自治体と比較しても高い水準の支援事業を行っていると前学校教育部長が答弁をしております。
学校教育部については以上でございます。
教育総務部長
続きまして、市議会令和7年第2回定例会の会期日程について、御報告申し上げます。
日程につきましては、招集日が令和7年6月6日金曜日、議案等採決が6月25日水曜日の会期となっております。詳細は資料7ページのとおりとなります。
教育長報告アについては以上でございます。
教育総務部長
次に、イの「教育委員会事務局及び教育機関の職員数について」を教育総務課長から御報告申し上げます。
教育総務課長
令和7年4月1日付で教育委員会事務局及び教育機関の職員定数は301人となりまして、加配を含めた実数となりますと、前年度比19名増の310人となっております。
資料10ページの教育委員会事務局・教育機関職員数比較表を御覧ください。
増減の主な要因についてでございますが、教育総務部の教育総務課は、育児休業取得者及び病気療養対応のための課付副参事の異動により3名増。教育政策課は、義務教育学校開設に向けた体制強化により1名増。教育施設課は、課の体制強化及び育休への対応により2名増。学校給食課は、学校給食費公会計化への対応及び加配追加により3名増。学校財務課は学校教育部からの組織改編より5名増となっております。
次に、生涯学習部は上席技監が学校教育部から異動したことにより1名増。生涯学習課は組織改変及び放課後子ども教室の強化の時限増員の終了により3名減。育休への対応により1名増の合計2名減。中央公民館は育休への対応により1名増。アフタースクール課は市長部局からの編入及び放課後子ども教室の強化により13名増となっております。
続きまして、学部教育部では、上席技監が生涯学習部へ異動したことにより1名減。学校教育課が標準制服の導入及び給付型奨学金事業の対応のための臨時増員の終了により1名減。学校財務室は教育総務部への組織改変により5名減。育休への対応終了により1名減の合計6名減となっております。
組織改編による所属の変動の状況は、9ページの組織改編の状況のとおりでございます。
以上でございます。
学校教育部長
次に、ウの「柏市ケアリーバー等支援給付型奨学金給付規則について」を学校教育部次長兼学校教育課長から御報告申し上げます。
学校教育部次長兼学校教育課長
柏市ケアリーバー等支援給付型奨学金支給規則について説明いたします。
本奨学金制度は、今年度から運用を開始するもので、制度を適正に運用するために本規則を制定したものです。本制度は市長の権限に属する事務に位置付けられています。そのため、規則は教育委員会規則ではなく、柏市規則として制定されるため、教育委員会議の議決は要さず、市長の決裁を経て4月23日に公布したことを報告いたします。
今後、制度の利用が適正に行われるとともに、対象となる学生の制度利用に結びつくよう、制度の周知を広く一般向けに広報いたします。
また、市内の児童養護施設をこども部の職員と訪問し、進学して施設を離れた学生に情報を提供してもらうほか、将来大学や専門学校に進学する可能性がある児童に向けて、制度ができたことを含めて進路相談をしていただけるよう働きかけていく予定です。
以上でございます。
学校教育部長
次に、エの「児童生徒数及び教職員数について」を教職員課長から御報告申し上げます。
教職員課長
エの児童生徒数及び教職員数について説明いたします。
1の柏市立小中学校の児童生徒数について御覧ください。
前年度比で小学校は増加傾向、中学校は減少傾向にあります。
また、学級数は小学校14クラス増加、普通学級と特別支援学級の内訳は、普通学級がプラス5、特別支援学級がプラス9となっております。
中学校は2クラスの減となっており、普通学級と特別支援学級の内訳は、普通学級がマイナス4、特別支援学級がプラス2となっております。目立つ点といたしましては、特別支援学級の増加となっております。
2の柏市立小中学校の教職員数については、全体の教職員数で小学校、中学校ともに増えております。
3の市立柏高等学校の生徒数です。
普通科の生徒数で昨年度比で7名の減、スポーツ課は同数となっており、学級数は同数となっております。
4の市立柏高等学校の職員につきましては昨年度と同数となっております。以上でございます。
教育総務部長
最後に、オの「令和6年度事業実施状況について」をお手元の資料の順に担当所属長から報告申し上げます。
中央公民館長
令和6年度の中央公民館利用状況について御報告いたします。
資料14ページを御覧ください。
令和6年度の開館日数は355日で、公民館利用人数は12万7、088人でした。前年度に比べ7、896人の増となりました。
利用割合としては、登録団体の利用が前年度に比べ増えています。これは新型コロナウイルスで停滞していた団体活動が再開してきたことが大きな要因と考えられます。
昨年度から「お昼に届けるminiライブ」などふらっと立ち寄れるイベントも行っていますので、引き続き認知度を高め、利用してもらえる方策を行ってまいります。
文化課長
資料15ページ及び16ページの「イ 柏市郷土資料展示室利用状況」、「ウ 旧手賀教会堂見学者数」及び「エ 柏市民ギャラリー利用状況」について御報告いたします。
まず、イの郷土資料展示室利用状況ですが、令和6年度の見学者数の合計は8、476人、この10年で最も多い見学数となりました。その要因としましては、企画展示の集計の2段目にあります、夏休みを中心に企画しました「ゾッとする展~なつだオバケだ全員集合!~」展です。市内のお寺からお借りしました幽霊画や市内に伝わる民話、利根町からもかっぱの人形をお借りしたり、そのほか市内のアーティストがデザインしました鬼のかぶりものなどの展示によりまして、1階のこども図書館を訪れた多くの子どもたちやそのお父さん、お母さんも一緒に見学していただき、このような5000人近くの来館者の見学数となりました。
現在は、人間国宝の染色工芸家芹沢銈介の「型染と吉祥の旅」を開催中で、夏には縄文土器の展示を企画しておりますので、お時間がございましたら、ぜひ足をお運びいただければと思います。
次に、ウの旧手賀教会堂見学者につきましては、令和6年度見学者数合計は1、882人です。令和2年度の改修工事以降は、それまで土日のみの開館を、月曜日以外、火曜日から日曜日までを開館としてきましたが、昨年度は2、000人を割ってしまった状況になります。
現在、教会堂に伝わる文化財につきまして、専門家の先生に調査をお願いしており、新たな価値を見い出してより多くの方々に訪れていただけるようにしていきたいというふうに考えているところでございます。
次に、エの柏市民ギャラリー利用状況です。入場者数の一番下の段にあります、令和6年度の合計は5万878人、コロナ前の8万人台には及びませんが、再び5万人を回復した状況でございます。
図書館長
図書貸出状況を御説明申し上げます。資料の17ページを御覧ください。
表下段のとおり、昨年度の貸出状況につきましては、一般書は90万6084冊、児童書が75万2943冊、合計165万9027冊の貸出しでございまして、令和5年度と比較しまして、おおよそ2万1600冊の減少、率にして約1.3パーセント減少という状況でございます。
なお、図書館各館のうち、高田分館につきましては、欄外で説明のとおり、令和5年9月5日から近隣センターのリノベーションに伴いまして、大堀川防災レクリエーション公園内の事務所に臨時カウンターを予約本の受け渡しのみの状況で開設しまして、サービスを行っておりました。
また、館名一番下の柏の葉につきましては、令和6年10月にサービスポイントという名称で、予約分の貸出し、そして返却のみの受付を行うサービス施設を開設しまして、おおよそ6か月の貸出状況の数値となっております。
なお、高田分館につきましては、今年度4月1日からリニューアルオープンしているところでございます。
指導課長
資料18ページ、カの要請訪問の状況について御説明させていただきます。
こちらは日々の事業改善を目的としました、校内授業研究会への指導主事の派遣回数をお示ししたものです。要請の内容につきましては、教科単独の研究のみならず、全教科領域で教科横断的に、個別最適な学びと協働的な学びやカリキュラムマネジメントなどといったテーマで研究するものが増えてきました。
令和6年度の合計の欄を御覧ください。令和6年度は890回となっております。令和5年度と比較しまして、354回減少しておりますが、要因の1つとして、個人的に校内授業研究の前に指導案を見てほしい、あるいは学級経営について助言をしてほしいといったパーソナルサポートが減ったことが挙げられます。
パーソナルサポートは校長からの電話1本で、指導主事の派遣要請ができる事業でございます。教員が子どもと向き合う中で生まれた、学習指導や生徒指導の学びたいという意欲にすぐに応えられるものでありますので、各学校には活用いただくよう引き続き周知してまいります。
児童生徒課長兼少年補導センター所長
資料19ページの学校安全に関しまして御報告いたします。
まず、(1)児童生徒の交通事故件数につきましては、小学校30件、中学校17件、市立高校9件の合計56件となっており、前年度より増加しました。今後交通事故件数がゼロに近づくよう、交通安全教室の実施や児童生徒の交通安全に関する意識の向上を引き続き図ってまいります。
次に、(2)不審者等被害通報件数につきましては、小学校41件、中学校20件、市立高校0件の合計61件となりました。こちらは前年度より減少しております。
次に、(3)侵入・器物損壊事案等件数でございますが、小学校1件、中学校1件の合計2件。
最後に、(4)交通事故以外の児童生徒の校内外事故件数は、小学校24件、中学校13件、市立高校で0件の合計37件で、前年度から5件の増加でございました。
続きまして、令和6年度教育相談実施状況につきましては、資料の20ページを御覧ください。
まず、教育支援室の心理士による教育相談の件数ですが、電話相談532件、来室相談1、032件の合計1、564件でございました。
相談内容で多いものは、自分の性格に関すること、不登校、集団不適応、学業となっており、例年と同様の傾向となっております。
次に、不登校支援機関の教育支援センターにおける相談件数は、電話相談3、046件、来室相談1、533件、家庭訪問850件の合計5、429件でございました。令和5年度と比べますと、電話相談、家庭訪問については減少しましたが、来室相談については増加しております。
次に、資料21ページの就学相談件数に関しましては、合計2、676件で、令和5年度より138件増加しており、新規件数も458件とこちらも前年度より24件増加となっております。
最後に、特別支援巡回相談件数ですが、合計500件で前年度より22件減少しております。指導主事による巡回が多くなっております。
続きまして、資料22ページの少年補導センター活動状況について御報告いたします。
まず、少年相談につきましては、126件と前年度よりも相談件数が増加しました。相談者別では、学校からの相談や学校への対応についてが多くございました。相談内容は性に関するものが多くの割合を占めております。
次に、23ページ、やまびこ電話相談の状況です。相談件数は158件と前年度より21件の減少となっております。相談者別で見ますと、男子からは性に関する相談が84件と多くあり、女子からは子育て・しつけについての相談が5件ありました。
次に、24ページのSTANDBYアプリの相談状況です。相談件数は1、525件で、前年度より大幅な増加となりました。この増加についてはオンタイムでの相談が可能となりましたが、児童生徒が何らかの要因で相談を中断した場合に、同じ内容の相談であっても新たな相談事案として受付のカウントをしたことによるものです。
相談内容は友人関係、自分自身の心身について、保護者、家庭生活に関する相談が多くございました。令和6年度より相談業務を委託し、心理面においてより専門的な知見を有する相談員が対応しております。
最後に、サイバーパトロールの実施状況に関してですが、誹謗中傷や個人情報公開等により、学校に通報した件数は4件でございました。
今後も引き続き学校と連携し、事案発生の未然防止に努めてまいります。
教育総務部長
教育長報告は以上です。
質疑等
田牧教育長
まず初めにアの「市議会令和7年第1回定例会について」、御質問がありましたら、お願いいたします。
渡部委員
(5)の放課後子ども教室についてですが、児童からも肯定的な意見がとても多く、よかったと思いますが、モデル事業を行った中で今後の課題など見つかった点があれば、教えていただきたいと思います。
また、モデル事業については主に低学年が対象となっていますが、高学年の登録というのはないのですか。
アフタースクール課長
まず1つ目の課題等というところですが、昨年度10月から実施し、運営主体が地域ボランティアまたは有償ボランティアで運営させていただきました。その中で地域ボランティアの欠員等が出たときの補充がなかなか難しいというところが課題であります。高柳小学校ではそこまで欠員というのはありませんでしたが、やはり欠員が出ると我々職員が手伝いに行ったりしてました。今後全校に展開していくにあたっては、やはり地域ボランティアの力というのはどこまで可能かというところもありますので、その辺の検証をしなくてはいけないと思っております。同時に有償ボランティアも地域によって集まり方が違うというところもありますので、その辺りも課題と考えております。また、学校の先生方と、学校施設の借用というところでもかなり協議が必要になってきますので、それを今後アフタースクール事業に向かって、しっかりと調整していきたいというところは課題になっております。
2点目のご質問の主に低学年の利用というところですが、今回高柳小学校では、児童数約690人の中で、登録人数が約240人ありました。その内、4年生、5年生、6年生の登録は67名でした。1年生、2年生は各60名で120名でしたので、約半分が低学年の1年生、2年生ということとなり、3年生を含めましてもやはり低学年の子が多いというところです。
高学年がゼロというわけではないのですが、今後アフタースクール事業においては、全ての児童の居場所というところも考えておりますので、低学年のみならず、高学年にもどのような居場所ができるかということは検討しながら、今回のモデル事業を生かして今後進めていきたいと考えております。
氏田委員
3点お願いいたします。
1つ目は、(4)の学校給食センターのところですが、用地取得にめどがついたことは、本当によかったと思っています。報告内容とは違いますけれども、給食費についてお伺いしたいと思います。
令和6年度は値上げ分を全額市が補助したと思います。今年度の給食費は、柏市の場合どのようになっているのか教えていただければと思います。
2つ目は、(8)の進学応援プロジェクトのことですが、柏市未来につなぐ魅力ある学校づくり基本方針の1つに、誰一人取り残さない学校教育をというのを一番先にうたっているかと思いますが、その誰一人取り残さないというのをどういうふうに具現化していくのかと考えたときに、私はこれを見たときにこういうやり方があるんだと思いました。意欲を持っている子どもが報われる社会であってほしいと思いますので、これから何人ぐらいを想定しているのかを教えていただければと思います。
3つ目は、不登校についてです。柏市は小学校、中学校合わせて約3万人の子どもたちがいると思います。そのうちの900人の子どもが学校に行けていない状況というのは、やはり本当に考えていかなくてはならないことと思っています。
そこで不登校の多い学年というのは何年生ですか。低学年が増えているということを、新聞やいろいろなところで聞きますが、柏市の場合、統計上いわゆる低学年が増えているということがあるのかということ、それから私はずっと不登校の対応の仕方を見ていて、柏市は非常に手厚くやっていると思っています。その中で市内5か所の教育センターの利用の状況はどうなんだろうかということと、それから中学校全校に校内教育支援センターが設置されたと聞いておりますが、その利用状況等を教えていただければと思います。
学校給食課長
最初の給食費の補助についての御質問にお答えさせていただきます。
令和6年度の給食費改定に伴う値上げ分につきましては、物価高騰における家庭の負担増にも配慮しまして、国から物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金というものが出ておりました。こちらを活用させていただきまして、給食費改定による値上げ分を全額市が補助してきたところです。
令和7年度につきましては、令和6年度と同様にこの臨時交付金を活用させていただき、給食費の改定による値上げ分の半額を市が補助していきたいと考えております。
氏田委員
去年の半額ということですね。
学校給食課長
値上げ分の半額になります。
学校教育部次長兼学校教育課長
進学応援プロジェクトのうち、給付型奨学金の対象者につきましては、何人くらいを想定しているかという御質問にお答えします。
正直なところ申請者が何人出てくるかという予測は非常に難しく、こども部から市内の児童養護施設等にいる進学年齢の児童の数の情報と一般的なケアリーバーの進学率を基に算出して、3人から5人ぐらいが、初年度申請があるものと想定しました。当初予算の積算上では、初年度ということで3人分の予算を想定しておりますが、2年目以降はその下の学年が順次追加されるということで、増えていくと見込んでおります。
児童生徒課長兼少年補導センター所長
令和6年度のデータになりますが、不登校児童の多い学年は6年生で115人になります。低学年の1年生は14人、2年生は26人になっております。令和5年度以前のデータが壊れてしまいまして、修復依頼をしていますので、データが修復出来次第、低学年についての推移をお示しできればと思います。
次に、市内5か所の教育支援センターの利用状況ですが、小学生70人、中学生105人の合計175人が教育支援センターを利用しております。また、中学校に設置されている校内支援センターの利用状況ですが、21校で218名が利用をしております。
氏田委員
1年生、2年生はやはり想定するよりも多いという感じはします。あと6年生が115人ということは、中学校に行くともっと増えていくという感じがしますので、本当にその学年に合った、それこそ一人一人に応じた対応の仕方、それから指導の仕方をしていかないと難しいと思います。ただ中学校では、全校に教育支援センターができているということで、それをどういった形で運営されているのか分かりませんが、かなりの数の生徒が通っているということですので、有効に働いていると思います。これからも、それこそお金のかかることでもあるかとは思いますが、よろしくお願いしたいと思います。
田牧教育長
ほかに御質問ありますか。
渡部委員
1つ分からないので教えてください。
(9)の授業時数についてですが、こちらは計上されるべき時間が欠けていたというか、報告がなかったものがあったというだけで、実際に授業時数が不足していたわけではなかったということですか。
指導課長
授業の時数についてお答えいたします。
授業時数において計上すべきものがされていなかった点につきまして、昨年度末令和5年度の時数について再度各学校に確認するようお願いしたところです。
しかしながら、時数は一部増えましたが、令和5年度につきましては、全ての学校で標準授業時数を満たしているわけではございません。この点につきましては、今年度4月初めの教務主任研修会で直接正確な授業時数の計上方法について指導しているところです。
田牧教育長
なければ、続きまして、イの「教育委員会事務局及び教育機関の職員数について」に御質問がありましたら、お願いいたします。
なければ、続きまして、ウの「柏市ケアリーバー等支援給付型奨学金給付規則について」に御質問がありましたらお願いいたします。
なければ、続きまして、エの「児童生徒数及び教職員数について」に御質問がありましたら、お願いいたします。
氏田委員
まず児童生徒数ですが、小学校の普通学級の人数は、昨年に比べて減っているかと思います。子どもの数が減っていて、学級数が増えているというのは、学級編成上の表れなのかと思いますが、今現在各学年の学級編成上の人数、それを教えていただければと思います。
それから、ここには現れていないかと思いますが、学校の要覧などを見ると、いわゆる支援員と呼ばれる市費負担の人たちが柏市内の学校には非常に多く入っているというのをすごく感じます。その市費負担で学校現場に在籍している人というのは、今現在どのぐらいいるものでしょうか。というのは、かなりの数に上るので、やっぱりここに現れた教職員だけで子どもたちの指導は今は成り立たないかと思います。チーム学校とするなら、やっぱりこの市費負担の人たちの力も非常に大きいと思いまして、質問をさせていただきます。
教職員課長
児童生徒数の御質問について回答いたします。
小学校普通学級児童数は2万1138人となっており、昨年度の2万1165人と比べ、確かに減少しております。
通常級の学級数が増えているところですが、委員のおっしゃるとおり、昨年度まで小学校1年生から5年生が標準35人学級となっていましたが、今年度から6年生までが標準35人学級となったところの影響で、学級数が増えているところです。各学級の編成人数というところでいきますと、小学校が全学年35人標準となっているところです。
氏田委員
ありがとうございます。今年からこれは文科省のほうでの基準で35人という形でよろしいですか。
教職員課長
そのとおりです。
氏田委員
小学校1年生、2年生は30人学級というところはありますか。
教職員課長
定数30人の学級はありませんが、小規模校におきましては1学級が30人を下回るところもあります。
氏田委員
中学校は全部まだ40人学級という形でやっているのですか。
教職員課長
中学校は全学級標準40人で、弾力では中学1年生が35人、中学2、3年生が38人という形で行っております。
氏田委員
弾力で、中学1年は35人学級ということですね。
教職員課長
そのとおりです。
氏田委員
学級の人数は、働き方改革とか先生たちの負担も考えると、本当に人数というのは非常に大きいのではないかと思うので、私は早く文科省のほうで大体30人学級にしてくれないかと思っています。できましたら、いわゆる適切な学級の人数でやっていただければと思っています。
田牧教育長
ほかにございますか。
学校教育部長
2点目の御質問の会計年度任用職員の人数について御報告をさせていただきたいと思います。学校教育部各課全て合わせた数になります。教職員課で抱えております事務補助員や用務員も含めてですが、令和7年度の現在の配置状況としては市立柏高校の会計年度任用職員も含めますと、839名という状況でございます。
氏田委員
839人ってすごい人数だと思いますし、本当にうらやましく思うところです。本当に学校は、いわゆる教諭だけでなく、こういう人たちとも一緒に、学校経営そのものがどんどん変わらざるを得ないと思います。どこの学校でも、いわゆるチーム学校という形でやっていると思いますが、こういう人たちが子どもたちにとって、有意義であるような学校経営をしていただければと思っています。
田牧教育長
ほかによろしいですか。
なければ、続いて、オの「令和6年度事業実施状況について」に御質問がありましたらお願いいたします。
渡部委員
(キ)の学校安全についての統計ですが、自転車に関わる事故件数について、小学校はほぼ放課後とか休日の数値だと思いますが、中学校、高校に関しては、登校時の事故などが多いのですか。
児童生徒課長兼少年補導センター所長
昨年度の中学生の通学中の事故は登校時8件、下校時4件になります。高校生の通学中の事故は9件で、全て登校時の自転車での事故になっており、通学中の事故が非常に多くなっております。小学生の事故については、委員御指摘のとおり下校後や休日が17件となっております。
渡部委員
登下校時の安全という面を考えて、危険箇所や事故が多い場所が結構あるかと思いますが、そちらの把握というのはされているのですか。
児童生徒課長兼少年補導センター所長
学校ごとに通学路の安全マップを作っていたり、事故が多いところを点検して、子どもたちに示しているところでございます。
渡部委員
私も通学中の子どもたちを見て思いますが、中学校では必ずヘルメット着用をするよう子どもたちに示しているとは思いますが、見た限り面倒くさくてしていない子とか結構いると思います。そういうところは見えていないので、仕方ないとは思いますが、やはり安心安全ということを考えて、学校からも、やっぱり女の子に関したら多分髪の毛が崩れるから嫌だとか、そういうこともあると思いますが、やはり事故につながることなので、厳しいときは厳しく指導していただけたらと思いますので、よろしくお願いします。
原委員
渡部委員の質問との関係で、自転車の事故に関わるのですが、自転車で通学するときに賠償責任を負わないように保険とかの確認とかというのはされているのですか。
児童生徒課長兼少年補導センター所長
保険関係のことで、各学校で確認をして、通学で使う場合は必ず保険に加入するよう指導しております。
原委員
ぜひ今後も続けていただきますよう、よろしくお願いいたします。
田牧教育長
ほかにございますか。
なければ、これで教育長報告を終わります。
10.議事
議案第1号 教育財産の用途廃止について
説明
教育総務部長
資料25ページを御覧ください。
議案第1号は、柏市立柏第七小学校及び柏市立高田小学校の建物並びに工作物を用途廃止したいので提案するものです。
詳細につきましては、教育施設課長から御説明申し上げます。
教育施設課長
資料26ページを御覧ください。
今回は柏第七小学校及び高田小学校の教育財産について用途廃止をします。用途廃止の時期はいずれも令和7年4月となります。
初めに、柏第七小学校について御説明します。資料27ページを御覧ください。
掲載している図面につきましては、柏第七小学校の配置図となり、今回撤去する建物を1から4、工作物を7でお示ししております。
柏第七小学校では、児童数の増加に伴う教室不足への対応とするため、今年度からリース契約により増築校舎の建設を行ってまいります。また増築校舎を建設するための校地確保のため、夏頃にプールの解体工事を予定しております。これらの工事の支障となる建物を解体してまいります。
2の倉庫については、敷地内の別の場所に移転新築する予定です。なお、リース校舎は令和9年2月に竣工の予定でございます。
続きまして、高田小学校について御説明いたします。資料28ページを御覧ください。
今回撤去する建物を5.と6.、工作物を8.でお示ししております。高田小学校は今年度校舎長寿命化改良工事を契約する予定でおり、先行工事としてプールの解体工事を行います。高田小学校につきましても、柏第七小学校と同じく夏頃の解体撤去を見込んでおります。
なお、長寿命化改良工事につきましては、令和7年9月の市議会第3回定例会への工事請負契約の締結議案上程に向けて、契約手続等を進めてまいります。その折には改めまして、教育委員の皆様に内容を御説明の上、本教育委員会議の議案としてお諮りさせていただきます。
説明は以上となります。御審議の程、よろしくお願いいたします。
質疑等
なし
採決結果
全員賛成可決
議案第2号 柏市教育支援委員会委員の委嘱について
説明
学校教育部長
柏市教育支援委員会委員の委嘱についてですが、柏市教育支援委員会委員に欠員が生じたため、後任者として新たに委員を委嘱しようとするものでございます。
議案の詳細につきまして、児童生徒課長より御説明申し上げます。
児童生徒課長
資料は29ページからになります。
柏市教育支援委員会は、柏市附属機関設置条例に基づく附属機関で、障害等のある児童生徒等の適切な就学についての審査及び判定並びに継続的な教育の支援についての助言に関する義務を行う機関です。
委員の数は14人以内で、学識経験者、医師、千葉県立特別支援学校の教育職員、市立小学校及び市立中学校の教育職員並びに児童福祉施設等の職員の中から教育委員会が委嘱することとされています。
今回委嘱する補欠委員の氏名等につきましては、資料の31ページ及び32ページを御覧ください。
今回補欠委員として委嘱する委員は2人で、その内訳は千葉県立の特別支援学校の教育職員が2人で、いずれも前任者の異動等により、新たに委員を委嘱するものです。任期は前任者の残任期間で令和7年5月1日から令和8年4月30日までとなります。
以上、御審議の程、よろしくお願い申し上げます。
質疑
なし
採決結果
全員賛成可決
議案第3号 柏市少年補導センター運営協議会委員の委嘱について
説明
学校教育部長
柏市少年補導センター運営協議会委員の委嘱についてですが、柏市少年補導センター運営協議会委員の任期満了に伴い、新たに委員を委嘱しようとするものでございます。
議案の詳細につきまして、少年補導センター所長より御説明申し上げます。
少年補導センター所長
資料33ページからになります。
柏市少年補導センター運営協議会は、柏市少年補導センターの適切な運営を図るために、柏市少年補導センター設置条例に基づき設置された附属機関です。
委員の定数は15人で、関係機関及び関係団体の代表並びに少年補導に関し学識経験者なる者のうちから教育委員会が委嘱することとなっています。
委嘱する委員の氏名等につきましては、資料の34ページ及び35ページを御覧ください。
今回委嘱する委員15人のうち、関係機関の方は5人で、再任が1人、新任が4人です。関係団体の方は5人で、再任が2人、新任が3人です。学識経験者は5人で、再任が3人、新任が2人です。
小関淳氏は千葉県柏警察署生活安全課係長に就任したことから、委員として委嘱するものです。
三浦邦彦氏は、役員改選で柏市小中学校校長会長に就任したことから、委員として委嘱するものです。
石井剛範氏は、役員改選で柏市学校警察連絡協議会長に就任したことから、委員として委嘱するものです。
岡本貴也氏は、柏市立柏高等学校長の推薦に基づき、委員として委嘱するものです。
柗冨由美子氏は、柏市少年補導委員連絡協議会長の推薦に基づき、委員として委嘱するものです。
髙橋裕馬氏は、役員改選で、柏市青少年相談員連絡協議会長に就任したことから、委員として委嘱するものです。
鈴木道貴氏は、役員改選で柏市PTA連絡協議会長に就任したことから、委員として委嘱するものです。
髙橋洋子氏は、柏地区保護司会長の推薦に基づき、委員として委嘱するものです。
渡辺雅裕氏は、過去の柏市少年補導センター勤務歴に基づき、委員として委嘱するものです。
任期は令和7年5月1日から令和9年4月30日までの2年間となります。
以上、御審議の程、よろしくお願い申し上げます。
質疑等
なし
採択結果
全員賛成可決
11.協議
次回教育委員会定例会の開催日程について
次回定例会予定
- 日時:令和7年5月29日 木曜日
- 開会:午後2時00分
- 場所:沼南庁舎501会議室
11.その他
月間行事予定
田牧教育長
続いて、来月の行事予定についてお願いします。
教育総務部長
それでは、教育総務部からは、柏中学校区における学校統合に関する地域協議会について御説明申し上げます。
担当の教育総務部次長兼教育政策課長から御説明申し上げます。
教育総務部次長兼教育政策課長
柏中学校区における学校統合に関する地域協議会について御説明いたします。
初めに、5月1日と5月30日に開催される施設分科会でございます。こちらは施設の設計にあたりまして、昨年度から地域協議会においても意見交換を重ねていただいており、基本設計の要望等を頂戴しているところでございます。
5月30日の第8回施設分科会には、これまで意見交換をされた事項をどのように基本設計に反映させたのかをお示しできるよう、準備を進めてまいります。
続きまして、5月16日に開催の今年度第1回目となる地域協議会の全体会でございます。昨年度は分科会と全体会を別日程で開催しておりましたが、情報共有を効率化させ、委員の負担を減らすために2つの分科会と全体会を同日開催とし、年度末までに今年度は全6回開催するスケジュールで進めてまいります。分科会は学校運営分科会と通学安全分科会を中心に、これまで地域協議会において意見集約された中間取りまとめ案の詳細について意見交換を行い、質の高い教育の実現やスクールバスなどを含めた通学の安全対策等についても議論を深めてまいります。
今年度の初回となる5月16日は、協議会の委員全員で通学路の実地調査を行いまして、通学路の想定や確認された危険箇所について、意見交換をしていただくことを予定しております。
生涯学習部長
続きまして、生涯学習部の行事予定につきまして御報告いたします。資料のとおりでございますが、このうち、中学校音楽鑑賞教室について、担当の文化課長より御説明申し上げます。
文化課長
5月9日、20日、21日、22日にございます、中学校音楽鑑賞教室について御説明いたします。
こちらは中学生を対象としました、千葉交響楽団によるクラシック音楽の鑑賞教室でございます。市内の中学校21校のうち、毎年7校ずつ開催し、3年間の中学校在学中に一度は本格的なオーケストラを身近な自分の学校で聴くことができるという企画でございます。
9日は手賀中学校及び南部中学校、20日は、こちらわかりづらくて申し訳ありませんが、大津ケ丘中学校を対象としているのですが、大津ケ丘中学校の体育館が改修工事中のため、会場を風早北部小学校で実施するというものです。
21日は西原中学校及び富勢中学校、22日は柏中学校と土中学校で開催いたします。
学校教育部長
続きまして、学校教育部でございます。新刊展示会を指導課長より、いじめ問題対策連絡協議会を児童生徒課長より御説明させていただきます。
指導課長
5月23日金曜日及び26日月曜日に開催いたします、新刊展示会について御説明申し上げます。
新刊展示会は各学校の教職員並びに学校図書館指導員、図書館関係者を対象に、授業や読書活動推進に応じた購入計画策定のための情報提供の場として開催しております。新刊図書だけではなく、ロングセラーの読み物、調べ学習や授業に役立つ小中学校向きのセット図書など約1万1、000冊が展示され、実際に本を手に取り、選書できる場となっております。
なお、事前予約は必要ですが、近隣の自治体の学校関係者、図書館関係者も来場可能となっております。
児童生徒課長
5月22日木曜日、沼南庁舎大会議室にて、第1回いじめ問題対策連絡協議会を開催いたします。
医師、弁護士、大学教授、教育委員、学校、警察、児童相談所、法務局、人権擁護委員、臨床心理士などの方々に委員を務めていただきます。
今回は、「令和6年度の生活実態調査集計結果について」、「柏市のいじめの状況と未然防止、長期対応の取組について」、「柏市いじめ防止基本方針の改定について」の3点について報告・協議をいたします。委員の方々からきたんのない御意見をいただき、今後の柏市のいじめ防止の発展に努めてまいりたいと考えております。
質疑
氏田委員
新刊展示会は、これは事前予約すれば誰でも参加は可能なのですか。
指導課長
一応対象は学校図書館関係者、あるいは教職員ということになっております。事前予約につきましては、図書館流通センターのホームページから直接申し込むという形になっております。
氏田委員
ということは、学校関係者ということがほぼということですか。
指導課長
そういうことになります。
氏田委員
分かりました。
田牧教育長
ほかにございますか。
事務局からほかに連絡等ございますでしょうか。
12.閉会宣言
田牧教育長
それでは以上をもちまして、全ての日程を終了といたします。
閉会とします。
ありがとうございました。
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