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更新日令和7(2025)年4月3日

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柏市教育委員会令和7年第2回定例会会議録

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1.日時

令和7年2月20日(木曜日)

  • 開会 午後2時00分
  • 閉会 午後2時57分

2.場所

沼南庁舎501会議室(沼南庁舎5階)

3.出席した教育長及び委員

  • 教育長 田牧 徹
  • 教育長職務代理者 氏田 青津子
  • 委員 森 秀夫
  • 委員 渡部 麻有

4.教育長及び委員並びに傍聴人以外の出席者

教育総務部

  • 教育総務部長 原田 明廣
  • 教育総務部次長兼教育政策課長 松澤 元
  • 教育総務部次長兼学校給食課長 中村 泰幸
  • 教育総務課長 籠 希世子
  • 教育施設課長 古谷 正人
  • 教育政策課主査 布施 尭理

生涯学習部

  • 生涯学習部長 宮本 さなえ
  • 文化課長 吉田 敬
  • 生涯学習課主査 廣瀬 久美子

学校教育部

  • 学校教育部長 福島 紀和
  • 学校教育部 上席技監 依田 紀彦
  • 学校教育部次長兼学校教育課長 原 竜太郎
  • 指導課長 平野 秀樹
  • 児童生徒課副参事 関根 典和

事務局

  • 教育総務課統括リーダー 佐藤 香
  • 教育総務課主査 岡﨑 香織
  • 教育総務課主事 程田 祐輔

5.傍聴に関する説明

田牧教育長

傍聴の確認を行います。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項の規定により、会議は原則公開となっております。
本日は、傍聴希望者がいらっしゃいませんので、柏市教育委員会会議傍聴規則第1条の2第2項の規定に基づき報告いたします。
なお、会議中に傍聴の希望があった場合は、随時入室していただくこととしたいと思いますが、よろしいでしょうか。

(全委員了承)

田牧教育長

それでは、随時入室していただくことにいたします。

6.開会宣言

田牧教育長

ただいまから教育委員会令和7年第2回定例会を開会いたします。


7.前回会議録の承認

令和7年第1回定例会会議録について全委員異議なく承認した。

8.教育長報告

報告

教育総務部長

本日の教育長報告は1件でございます。
アの「教育長による臨時代理について」を教育総務部次長兼学校給食課長から御報告申し上げます。

教育総務部次長兼学校給食課長

柏市教育委員会行政組織規則第8条第1項の規定に基づき行いました、教育長による臨時代理について御報告申し上げます。
資料1ページになります。
資料に記載のとおり、柏市立柏第三小学校給食用備品の取得に係る市長への申入れの議案につきましては、当該給食施設に係る機械設備工事業者の選定の遅れに伴い、給食備品の購入に係る公募にも遅れが生じ、2月13日の臨時会にて御審議をいただくことが困難になりました。
令和7年第1回市議会定例会への議案提出にあたり、改めて教育委員会議を招集するいとまがなかったことから、令和7年2月17日付けで本議案を教育長の臨時代理により処理いたしました。
なお、臨時代理書並びに取得する財産、契約の経過等の詳細につきましては、資料の2ページから11ページに掲載しております。
私からの説明は以上となります。

教育総務部長

教育長報告は以上となります。

質疑等

なし

9.議事

議案第4号及び第5号は、いずれも教育委員会議に関する議案のため、一括して審議を行いました。

議案第1号 柏市教育委員会行政組織規則の一部を改正する規則の制定について

説明

教育総務部長

資料は13ページを御覧ください。
議案第1号は、分掌事務の見直しを行うとともに、教育委員会事務局の組織改編を行うために必要な関係する規定を改めたいので、提案するものでございます。
議案の詳細につきましては、教育総務課長より御説明申し上げます。

教育総務課長

本規則の改正についてですが、趣旨としましては、大きく2点ございます。1点目は、教育委員会事務局の組織改編に伴い、関係規程を改正するもの。2点目は、組織改編とは別に、事務局の課の分掌事務について、事務の明確化や新たな担当の設置などを理由として改めるものでございます。組織の改編につきましては、「令和7年度の教育委員会組織改編について」と書かれた参考資料をお配りしておりますので、こちらを御覧ください。
資料は17ページになります。
新旧対照表で、左側が改正前、右側が改正後、変更箇所は下線部でお示ししてございます。
まず、組織改編に伴い改正する部分について御説明いたします。
初めに、このたびの組織改編により、学校財務室が学校財務課になり、「室」がなくなったことから、室または室長に関わる文言を削除します。それが第7条をはじめとする幾つかの条項の改正になります。
次に、第13条の部、課、室及び担当の規定の改正でございます。教育総務部については、学校教育部の学校財務室を学校財務課として、教育総務部に置きます。また、生涯学習部については、市長部局の学童保育課を教育委員会に移管し、アフタースクール課として生涯学習部におきます。生涯学習課の放課後子ども教室担当は、アフタースクール課の事業推進担当と統合いたします。
また、この組織改編に基づき、別表に規定するそれぞれの課の分掌事務についても整理しております。こちらは資料の18ページ及び19ページになります。
次に、組織改編を理由としない分掌事務の改正について御説明いたします。資料の該当箇所は17ページになります。
第13条の教育総務部学校給食課において、学校給食費の公会計化に伴い、学校給食費担当を新設いたします。併せて、別表第1、18ページの教育総務部の表のうち、学校給食課については新たに学校給食費担当の分掌事務を定め、学校財務課については、学校教育部学校財務室の内容がそのまま移る形となります。学校財務課は、学校の物的基盤整備等に係る調達等の財務会計事務に携わりますが、専門性において、他課が行う必要がある事務もあることから、担当事務を明確化するため、分掌事務の3の文言を整理しております。
以上につきまして、施行日は令和7年4月1日としております。
なお、経過措置を定めておりますが、こちらは16ページの下段になります。これは辞令発令に係るもので、学校教育部学校教育課学校財務室に勤務を命じられていた職員は、別に辞令を発せられない限り、教育総務部学校財務課に勤務を命じられたものとするものです。
説明は以上となります。御審議の程、よろしくお願いいたします。

質疑等

なし

採決結果

全員賛成可決

議案第2号 柏市教育委員会公文書管理規則の一部を改正する規則の制定について

説明

教育総務部長

それでは引き続き、資料の21ページを御覧ください。
議案第2号は、教育委員会事務局の組織改編により、学校財務室が「室」から「課」に改編することに伴う文言を整理したいので、提案するものでございます。
それでは、議案の詳細につきましては、教育総務課長より御説明申し上げます。

教育総務課長

それでは、資料23ページの新旧対照表を御覧ください。変更箇所は下線部分でございます。
学校財務室が「室」から「課」に改変することに伴い、第2条の課の定義の規定を改正するものです。このたび、教育委員会の組織から「室」がなくなったことにより、第2条第1号中の「室並び」にという文言を削除いたします。
施行日は令和7年4月1日としております。
御審議の程、よろしくお願いいたします。

質疑等

なし

採決結果

全員賛成可決

議案第3号 柏市教育委員会処務規程及び柏市教育委員会公文書管理規程の一部を改正する訓令の制定について

説明

教育総務部長

資料は25ページを御覧ください。
議案第3号は、教育委員会事務局の組織改編に伴うものでございまして、個別専決事項及び文書記号の設定等を行うとともに、教育施設課副参事による専決事項を定めたいので提案するものでございます。
それでは議案の詳細につきまして、教育総務課長より御説明申し上げます。

教育総務課長

本訓令の制定の趣旨は、大きく2点でございます。
1点目は、議案第1号の柏市教育委員会行政組織規則の改正と同様に、組織改編及び担当事務の変更等に伴い、個別専決事項を見直したものです。2点目は、教育施設課の副参事による専決事項を定めるものです。
専決とは、権限委譲の1つで、教育委員会であれば、教育長に代わって、部下である補助職員の部長や課長などが事務処理について最終的な意思決定を行うことをいいます。
それでは具体的な改正内容を説明いたします。資料は29ページの新旧対照表を御覧ください。
まず、柏市教育委員会処務規程の改正について、組織改編に伴い改正する部分についてです。
初めに、このたびの組織改編により「室」がなくなったことから、室または室長に関わる文言を整理しております。それが第2条をはじめとする幾つかの条項の改正になります。
次に、資料30ページ中ほど、別表第1の3個別専決事項を御覧ください。
こちらは専決事項の改正を行うものでございます。学校給食課において、学校給食費の公会計化により、課長の専決事項に「3、学校給食の賄材料の調達に関すること」を加えます。また、生涯学習部にアフタースクール課が新設されますので、アフタースクール課の部長専決事項及び課長専決事項を定めます。そして、教育政策課、教育施設課、指導課においては、表現の仕方を整理いたしました。
最後に、4、教育機関の長の個別専決事項についてです。学校給食センター長の専決事項について、学校給食費の公会計化に合わせて、「2、給食費の徴収に関すること」を削除し、「3、給食物資の発注及び検収に関すること」を、「学校給食の賄材料の調達に関すること」に改めます。
次に、教育施設課副参事の専決事項を定めることについて説明いたします。
まず、副参事による専決を行う理由についてですが、学校現場の施設管理業務については、その多くが突発的な事案への対応で、児童生徒の安全を第一に優先すべきものです。極めて高いスピード感を持って対応する必要があることから、課長とは別に管理担当の副参事による専決事項を定めることで、意思決定の迅速化が図られ、より安全・安心な学校施設の維持管理につながります。
これまで課長の専決となっていた、教育施設課管理担当の業務について、新たに定めた第3条第2項及び第3項により、教育施設課管理担当副参事の専決に指定できるようにします。
また、専決の指定を受けた副参事の専決事項の代決については、第6条第2項及び第3項を定め、専決の指定を受けた副参事が不在のときは課長が、課長が不在のときは管理担当の統括リーダーが代決することになります。
最後に、柏市教育委員会公文書管理規程の改正についてです。資料は31ページ、1番最後の部分です。
公文書に付す文書記号を規定する別表第1項において、学校財務室を学校財務課とし、アフタースクール課の文書記号を新たに規定します。それぞれ規定の順番を組織機構順に改めております。
以上につきまして、施行日は令和7年4月1日としております。
説明は以上となります。御審議の程、よろしくお願いいたします。

質疑等

氏田委員

1点よろしいですか。教育施設課の専決事項についてですが、安全・安心な学校ということで、事故等に対して、スピード感を持って対応するというような説明がありましたが、どの程度の施設の破損とかを考えていますか。

教育施設課長

基本的には、その損傷に伴いまして、学校運営が困難になってしまうものについて想定しております。金額で一律には切れないのですが、130万円未満の工事について、その専決をする予定で考えております。
以上でございます。

氏田委員

ありがとうございます。本当に事務手続が煩雑で、なかなか整理ができないというよりは、こういうふうにスピード感を持ってやっていただければ、学校現場としても、何かあったときに非常に助かると思います。
ただ、その責任、それから最後の部分は、やっぱり当然のことだと思いますけれども、教育施設課や、それから教育委員会がしっかり把握しておく必要があると思います。
よろしくお願いいたします。

採決結果

全員賛成可決

議案第4号 柏市教育委員会会議規則の一部を改正する規則の制定について

議案第5号 柏市教育委員会会議傍聴規則の一部を改正する規則の制定について

説明

教育総務部長

資料は33ページ以降になります。
まず、議案第4号は、柏市教育委員会会議規則内に請願並びに陳情に関する規定を新たに設けるため、議案第5号は柏市教育委員会会議傍聴規則内に会議中における写真及び映像撮影並びに音声録音を制限する規定を新たに設けるために、規則の一部の改正をしようとするものでございます。
議案第4号、第5号ともに各議案の詳細につきましては、教育総務課長より、御説明申し上げます。

教育総務課長

初めに、議案第4号は柏市教育委員会会議規則内に教育委員会における請願及び陳情の取扱いに関する規定を新たに設けるものです。
それでは、資料35ページの新旧対照表を御覧ください。
変更箇所は下線部でございます。改正点としましては、現行の第3章を第4章とし、第3章を請願及び陳情の章に改め、次の4条を新たに設けます。
第18条は、請願書等に記載が必要な事項について、第19条は、教育委員会議において、請願等の採択・不採択を決めることについて、第21条は、第3章に設ける規定のほか、事務上で必要となる事項については、別に教育委員会で定めることとします。また、請願等に係る規定の整理のため、改正前規則の第12条を削除し、同様の内容を改正規則の第20条に設けております。
次に、議案第5号の柏市教育委員会会議傍聴規則の改正内容について御説明いたします。
資料は39ページになります。
新たに教育委員会議傍聴時における写真撮影、映像撮影、音声録音を制限する規定を設けるものです。これは会議出席者や会議中の発言における個人情報等に配慮し、制限を設けるものです。
両規則とも、施行日は令和7年4月1日です。
議案第4号、第5号の説明は以上となります。御審議の程、よろしくお願いいたします。

質疑等

なし

採決結果

全員賛成可決

議案第6号 令和7年度柏市教育行政重点化方針の制定について

説明

教育総務部長

議案第6号は、令和7年度の柏市教育行政重点化方針を定めようとするものでございます。
詳細につきましては、教育総務部次長兼教育政策課長から御説明申し上げます。

教育総務部次長兼教育政策課長

資料は別冊となります。表紙に令和7年度柏市教育行政重点化方針と記載されたちょっと厚めのものでございます。
この教育行政重点化方針は、教育振興計画、生涯学習推進計画、芸術文化振興計画など教育委員会の各部門計画の中で掲げられる中長期的な方向性や施策も踏まえつつ、令和7年度におきまして、特に優先度が高く、かつ先導的に実施する必要のある重点事業を示しているものでございます。
具体的な内容といたしましては、去る1月30日の協議会におきまして、教育委員の皆様にお諮りした教育行政重点化方針項目の内容を改めて文書化したものでございます。
なお、当議案の対象は別冊資料のうち、1ページから6ページまでの部分が議案の対象となりますが、7ページ以降の施策体系別重点事業につきましては、本議案と関連があるものでございますから、その施策ごとに事業内容や予算額を掲載しているものでございます。
説明は以上となります。御審議の程、よろしくお願いいたします。

質疑等

森委員

7ページの教職員の力量・学校の組織力を高めるということで、2点挙げられておりますが、こういったことをすることによって、こういった仕事に時間を割かないで組織力を高めるということになると思うのですが、教職員の力量を高めるということで、具体的にもう1つぐらいあってもいいのかなと思うのですが、いかがでしょうか。

田牧教育長

例えば指導課で、研修とか学校現場でどういった指導しているかということをお伝えできますか。

学校教育部長

研修等については、今年より体系を変えて行っており、その点について、文言を入れることは可能かと考えます。
今までは、聞いて帰るだけの研修が多かったのですが、聞いて、考えて、発表してというようなことで、教師の力量を高めていきたいということで、昨年度から研修を大幅に変更しております。あとは学校現場でそれを生かすために、中堅研修は学校である程度のポジションを与えていただいて、その中で課題を見つけて、周りの教員を巻き込んで組織的に取り組んでいこうとしておりますので、入れるとしたら、その点を入れるものと考えます。

森委員

やはり学校の教育力を高めるには、この部分はかなり大切な視点だと思います。それで、1番と2番は分かりますが、具体的な施策としてはちょっと弱いかなと思いますので、学校教育部長がおっしゃるようなことを、もう少し丁寧に書いたほうが市民の皆様に伝わるのではないかと思いますので、よろしくお願いいたします。

田牧教育長

ボリュームがありますので、また後でお気づきの点がありましたら、御意見いただければと思います。

採決結果

全員賛成可決

議案第7号 柏市学校教育情報化推進計画の策定について

説明

学校教育部長

議案第7号は、学校教育の情報化に係る教育分野全般に関する施策の方向性を定め、柏市の学校教育の情報化のさらなる推進を図ることを目的とし、柏市学校教育情報化推進計画を策定したいので、提案させていただくものになります。
詳細は指導課長より、御説明させていただきます。

指導課長

資料は別冊でお配りしています「柏市学校教育情報化推進計画(案)」とA3サイズを折ってございますリーフレットとなっております。こちらも大変ボリューム感があるものですから、極力要点を絞って御説明させていただきたいと思います。
まず本計画は、令和元年に成立しました「学校教育の情報化の推進に関する法律」及び令和5年3月に策定されました「千葉県学校教育情報化推進計画」に基づき策定するものでございます。
柏市教育振興計画等で示されている目標を実現するために、教育の情報化推進に係るビジョンを示すことにより、児童生徒並びに教職員の情報活用能力を最大限引き出すことを目指しております。
作成に当たりましては、令和6年7月から令和7年2月にかけまして、教育委員会関係部署及びDX推進課の代表者から構成されます内部委員会を3回、外部有識者2名及び柏市立小中高等学校の代表4名から構成されます有識者会議を2回実施いたしました。そこで出された御意見をもとに、その都度見直し、修正を加えまして、本定例会で議案として提出をさせていただくものでございます。
計画の期間ですが、令和7年度から令和11年度までの5年間となっております。この間に取り組むべき施策の方向性について示しておりますが、技術革新のスピードが速いICT分野の特性と次期学習指導要領の告示を踏まえまして、令和9年度に点検見直しを行う予定でございます。
では、計画案の御説明をさせていただきたいと思います。2ページ目及び3ページ目を御覧ください。
こちらには、児童生徒、教員、学校のそれぞれにおいて、目指す姿及び目指す姿実現のための考え方を示しております。
目指す姿の実現のため、4ページから22ページに記載しております現状と課題を踏まえ、23ページから28ページに記載しております4つの基本方針を示しました。4つの基本方針は、児童生徒の資質能力の育成、教職員の指導力の向上、教育DXの推進、環境の整備といたしました。これらの方針に基づき、計画の34ページから55ページに示しました具体的な施策を実施し、教育の質の向上を図ってまいります。
計画案が57ページとなっていることから、計画の概要が伝わるように別にございますリーフレットを作成し、Webページ等で公開、周知を行ってまいります。
また、計画の進捗状況を定期的に評価するために重点目標(KGI)と、効果測定を行うための指標(KPI)を計画の29ページから32ページに示しております。これらをもとに計画の見直し修正を図ってまいります。
最後になりますが、この計画の推進にあたっては、教育委員会、学校、保護者、地域や関係団体が一体となって取り組むことが必要でございます。教育委員会の連携、地域及び関係団体との連携を強固にするために、学校に対する指導支援、保護者に対する取組の周知等に努めてまいりたいと考えております。
私からの説明は以上でございます。御審議の程、よろしくお願いいたします。

質疑等

渡部委員

こちらを進めていく中で、今でもいろいろなステップがあると思いますが、学校によって進んでいる学校と、まだちょっと遅れている学校があると思います。それをみんな一緒に、足並みをそろえてというのは難しいとは思いますが、遅れている学校などに対する配慮などはありますか。

指導課長

今、通称1to1委員会と呼んでいるのですが、1人1台端末を効果的に活用するための研究というようなことを学校の代表者を集めて行っております。こちらで実践した事例などを様々な方法で周知を図って、それを様々な学校で展開してもらうようにというようなことを中心に周知等を図っているところでございます。

渡部委員

学校も様々ありますので、柏市の子どもたちが偏りのない教育を受けられるように御配慮いただければと思います。よろしくお願いいたします。

指導課長

ありがとうございます。格差がないように努めてまいりたいと思います。

森委員

このことと関係するか分からないのですが、最近、学生を見ていて、課題を出すときにスマホが主流になっていて、見ているとキーボードが打てない学生も増えていると感じます。小中高でどのような教育をされているか分からないですが、でも中心になっているのはスマホですので、その辺りがキーボードをしっかり打てるような体制が取られているのか、ちょっと疑問に思ったので、何かそういったことが含まれているかどうかだけ確認させていただければと思います。

指導課長

現在のところ、いわゆる学校の授業等でスマホを活用するということは基本的には行っておりません。1人1台端末を配付しておりますので、こちらを活用するということを前提としております。その際には、キーボードを打つということが必須でございますので、基本的にはキーボードをしっかりと打てるように、小学校の段階から、特に3年生でローマ字を習いますので、そういった入力の仕方等も含めまして、段階的に指導支援してまいりたいと思います。

氏田委員

これからデジタル教科書と、それから紙ベースの教科書とそこら辺を柏市はどういうふうな扱いで取り組んでいくのでしょうか。ちょっとお聞かせ願いたいと思います。

指導課長

基本的には、デジタル版と紙の教科書のいいところ取りといいますか、それぞれのよさがありますので、上手に使い分けていくということが重要であると認識しております。

採決結果

全員賛成可決

10.協議

次回教育委員会定例会の開催日程について

次回定例会予定

  • 日時:令和7年3月27日木曜日
  • 開会:午後2時00分
  • 場所:沼南庁舎501会議室

11.その他

月間行事予定

田牧教育長

続いて、来月の行事予定についてよろしくお願いいたします。

教育総務部長

それでは、お手元の令和7年3月行事予定表を御覧ください。
教育総務部からは、3月16日日曜日に開催予定の「柏市PTA連絡協議会会長研修」、3月19日水曜日に開催予定の「第3回柏市総合教育会議」、3月25日火曜日に開催予定の「柏市柏中学校区における学校統合に関する地域協議会施設分科会」の3点につきまして、担当課長よりそれぞれ御説明申し上げます。

教育総務部次長兼学校給食課長

学校給食課より、生涯学習部の欄に書いてあります、3月16日の柏市PTA連絡協議会会長研修について、御説明申し上げます。
こちらの行事については、生涯学習部の行事になりますが、令和7年度の予算におきましては、令和6年4月に改定しました給食費のうち、今年度は全額を支援してまいりましたが、来年度につきましては、今年度値上げした分の半額分の補助ということになりますので、大体1食当たり35円程度保護者負担が増えるということになります。
物価高騰対策の臨時交付金を使って支援をしていくものではありますが、実際に支援と言いながらも、保護者負担も増えてまいりますので、この会長会議を通じまして、PTAのほうにもその内容をお伝えしていきたいというふうに考えております。

教育総務課長

私からは、3月19日の第3回総合教育会議について御説明いたします。
総合教育会議は、教育を行うための様々な条件の整備や特に重点的に取り組むべき施策等について、市長と教育委員会との間で協議等を行う場です。
今年度3回目となります、この会議は3月19日水曜日10時から、柏市役所本庁舎3階の庁議室にて開催されます。今回の議題は、「柏市が目指すこれからの学校教育に期待すること、柏市未来につなぐ魅力ある学校づくり基本方針案について」になっております。教育委員の皆様には、よりよい教育環境の整備に向けて、御協議をいただければと考えております。
どうぞよろしくお願いいたします。

教育施設課長

私からは、3月25日に予定されております、柏市柏中学校区における学校統合に関する地域協議会施設分科会について御説明いたします。
こちらにつきましては、当初全5回の予定で進めているところでございましたが、地域協議会からの要望もありまして、協議した結果、整備予定の新校舎設計に関するワークショップを、今回も含め3回追加で実施することとなりました。残りの2回につきましては、5月に行う予定で進めているところでございます。
今回は、今まで5回の施設分科会でいただいた意見を反映した図面を提示し説明した後、改めて委員の方々から御意見をいただき、設計に反映することを行う予定でございます。
私からの説明は以上となります。

生涯学習部長

続きまして、生涯学習部から御説明申し上げます。
生涯学習部に関する行事予定は資料とおりでございますが、この中で例年やっております、25日から開催します芹沢銈介作品展について、チラシを今日配付させていただいておりますので、ぜひ御覧いただけたらと思います。よろしくお願いいたします。

学校教育部長

続きまして、学校教育部になります。
学校教育部からは、今年度から初めて行います、3月1日土曜日に予定していますRugbySchoolJapan交流会について、指導課長より、説明させていただきます。

指導課長

机上に、表面が実施要項、裏面に案内のためのチラシとなっている資料が御座いますので、そちらを御覧ください。
本交流会でございますが、先日、教育委員の皆様にも御視察をいただきましたラグビースクールとの共催で行う、柏市初のイベントでございます。
双方の児童生徒の交流による異文化体験を通して、外国語活動に対する意欲を高めるとともに、コミュニケーション能力の育成や多様性の理解を促すことを狙いとしております。
開催日時は3月1日土曜日午前10時から午後1時半まで、会場はRugbySchoolJapanでございます。
対象についてですが、今回は柏市立小学校に通う3年生から6年生といたしました。定員80名のところ、240名ほどの応募がございまして、大変関心の高さを感じたところでございます。
当日は、ラグビー校の施設見学の後、音楽、美術、スポーツの3つに分かれまして、ラグビー校の生徒とともに活動を行います。その後、昼食をともにする計画でございます。
今回は小学生を対象といたしましたが、次年度以降は対象を中学生にも広げ、かつ持続可能な事業となるよう、継続してラグビースクールとの連携を図ってまいりたいと考えております。
私からの説明は以上でございます。

田牧教育長

ありがとうございました。月間行事予定について何か御質問、ございますでしょうか。

氏田委員

RugbySchoolJapan交流会、とてもいいことだと思いますが、今回は小学生のみ、80名の定員のところ、240名の応募があってということですが、240名全員オーケーということですか。

指導課長

気持ちとしてはそういう気持ちですが、そういうわけにもいかず、厳選なる抽選をさせていただき、80名に絞らせていただいております。

氏田委員

抽選で決めたということですか。分かりました。有意義な交流会になることを願っています。

田牧教育長

ほかにございますでしょうか。
なければ続きまして、教育関係団体が開催している、協議会及び研修会に教育委員及び私が参加しましたので、その報告をさせていただきます。
初めに、1月24日に開催されました、令和6年度第2回教育長教育委員研修会に氏田委員、渡部委員、原委員及び私が参加いたしました。代表して、氏田委員から御報告をお願いいたします。

氏田委員

1月24日に流山市のスターツおおたかの森ホールで研修会が行われましたので、参加いたしました。
まず初めに、県の市町村教育委員会連絡協議会の会長であります、流山市の吉田教育長からまず挨拶がありまして、その後、文科省の教職員配置計画専門官という肩書きを持つ廣石孝氏による講演がありました。
その講演内容は、教師を取り巻く環境整備についてということで、1時間半ほどの講演がありました。
その中で、私が非常に印象に残ったのが、令和7年度予算で、大臣折衝で教師を取り巻く環境整備に関する合意があったということで、その内容で、非常に興味を持ちました。
まず1つ目に、教職調整額の率を来年度は現行の4パーセントから5パーセントに上げて、毎年条件付けすることなく1パーセントずつ上げて、令和12年度までに6年間かけて10パーセントに引き上げるということが合意にあったそうです。
それから2つ目に、職責や業務負担に応じた給与となるよう、学級担任手当などを実現したいという話がありまして、これも非常に興味深く伺いました。
それから3つ目に、教職員定数の改善の話がありました。1つは、小学4年生から教科担任制を取っていきたいということ。それから2つ目が、新採教員に対する支援を充実していきたいということ。それから、中学校のほうでは、生徒指導担当教員の配置というような話がありましたが、今本当に教員の成り手がない中で、こういう掲げたやり方が、それぞれの市町村や、学校で実際にできるのかな、どうかなというのを考えながら聞いてまいりました。やはり、お金が必要なことだろうと思いますが、教育にお金をかけてほしいというのを心から思っています。
それから4つ目に、働き方改革を強力に進めるということで、時間外在校時間を行く行くは20時間以内に収めるというようなこと。
ただし、すぐにはいかないということで、5年間で30時間程度、令和11年度までには、一人一人の先生方の時間外在校時間を3時間程度に縮減するような、それで目標は20時間を目指すというような話がありましたが、本当に学校現場の教職員がきちんと修得するようなやり方、それから、それこそ教職員の資質向上をどういうふうに進めていくのか思いながら、聞いてまいりました。

田牧教育長

ありがとうございました。
次に、2月7日に開催されました、令和6年度第6回市町村教育委員会研究協議会に、渡部委員と私が参加しました。
代表して渡部委員から御報告をお願いいたします。

渡部委員

2月7日に新橋のカンファレンスセンターにて行われた市町村教育委員会研究協議会に、教育長と私で参加してまいりました。
その中で、グループ協議が2回行われまして、1回目は、教育長は不登校対策について、私はいじめ対策についてのグループで協議を行いました。同じグループには栃木県小山市、滋賀県大津市、山口県岩国市の委員の方がいらっしゃいまして、主にそれぞれの市での、いじめ未然防止についての取組を協議しました。どの市でも様々な取組がありまして、柏市であるような同じような取組が多く、どの市でもやはりいじめの防止サミットのような、中学生とかが集まって協議をするような取組が行われていまして、それに関してはやっぱり子どもたちがいじめについて考えるきっかけとなるので、とてもいい取組であるとみんなで共感し合う場面がありました。
また、大津市での対策として、学校内に教室以外の居場所として、全学校にコーディネーターを配置して、悩み相談などの対応が別室でできるように対応しているということで、担任だけではなく、学校全体で生徒を見守っている体制がとても理想的だと感じました。
柏市での取組で、STANDBYのアプリを皆様大変興味を持たれまして、いろいろな質問をいただきまして、私もできる限りお答えさせていただきましたが、感心の声をたくさんいただきました。
2回目はグループは別でしたが、教育長も私も部活動地域移行についての協議に参加してまいりました。
私のグループは東京都北区、調布市、港区の委員の方がいらっしゃいまして、柏市がやはり地域移行が1番進んでいるということで、もう本当に柏市のお話を聞きたいということで、私の講演みたいになってしまって、質問攻めで終わってしまったという感じになりました。そこでも、私の子どももクラブに通っていますというような経験の話もさせていただきながら、できる限りお答えさせていただきましたが、やはりいろいろな質問があり、分からないこともありましたので、それは持ち帰らせていただき、改めて御返答をするという形にさせていただきました。
様々な質問がありましたが、やはり地域の格差とか、あと進めていく中での予算の問題などで盛り上がり、そこが大事だということで、みんなで話していまして、柏市でも、これからやはり平日も地域クラブ化を進めていくという課題がある中で、それぞれの委員の皆様からも本当に本音を伺えたので、共に進んでいるということを感じさせていただきました。
ありがとうございました。

田牧教育長

御報告ありがとうございました。
そのほか、何か連絡、報告事項はありますか。
よろしいですか。

12.閉会宣言

田牧教育長

それでは以上をもちまして、本日の会議の日程を終了いたします。
閉会といたします。ありがとうございました。

お問い合わせ先

所属課室:教育総務部教育総務課

柏市大島田48番地1(沼南庁舎3階)

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