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柏市教育委員会令和6年第12回定例会会議録
1.日時
令和6年12月26日(木曜日)
- 開会 午後2時00分
- 閉会 午後2時56分
2.場所
沼南庁舎501会議室(沼南庁舎5階)
3.出席した教育長及び委員
- 教育長 田牧 徹
- 教育長職務代理者 氏田 青津子
- 委員 森 秀夫
- 委員 渡部 麻有
- 委員 原 康樹
4.教育長及び委員並びに傍聴人以外の出席者
教育総務部
- 教育総務部長 原田 明廣
- 教育総務部次長兼教育政策課長 松澤 元
- 教育総務部次長兼学校給食課長 中村 泰幸
- 教育総務課長 籠 希世子
- 教育施設課副参事 大滝 正寿
生涯学習部
- 生涯学習部長 宮本 さなえ
- 図書館長 坂口 園子
学校教育部
- 学校教育部次長兼学校教育課長 原 竜太郎
- 指導課長 平野 秀樹
- 児童生徒課長兼少年補導センター所長 石井 剛範
事務局
- 教育総務課統括リーダー 佐藤 香
- 教育総務課主査 岡﨑 香織
- 教育総務課主事 青木 麻奈美
- 教育総務課主事 程田 祐輔
5.傍聴に関する説明
田牧教育長
傍聴の確認を行います。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項の規定により、会議は原則公開となっております。
本日は、傍聴希望者が1人いらっしゃいますので、柏市教育委員会会議傍聴規則第1条の2第2項の規定に基づき報告いたします。
なお、会議中に傍聴の希望があった場合は、随時入室していただくこととしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(全委員了承)
田牧教育長
それでは、随時入室していただくことにいたします。
なお、傍聴の方は、受付時にご確認いただいた傍聴要領に従い、傍聴してくださるよう、お願いいたします。
6.開会宣言
田牧教育長
ただいまから教育委員会令和6年第12回定例会を開会いたします。
7.前回会議録の承認
令和6年第11回定例会会議録について全委員異議なく承認した。
8.教育長報告
報告
教育総務部長
本日の教育長報告は全部で5件でございます。
初めに、アの「教育長による臨時代理について」を教育総務課長より御報告申し上げます。
教育総務課長
私からは、柏市教育委員会行政組織規則第8条第1項の規定により行いました、教育長による臨時代理について、同条第3項の規定により御報告いたします。資料は1ページになります。
先月の定例会にて、委員の皆様に御説明をさせていただきました1の件名(1)から(3)の各給与条例の改正とそれに伴う補正予算についての報告になります。
11月29日の人事院勧告の閣議決定後、12月10日に市長から意見を求められ、翌11日に教育委員会として意見を回答いたしました。
今回、市議会の追加議案の提出日である12月12日までに、市長部局へ意見の回答をする必要があり、臨時会を招集するいとまがなかったため、臨時代理にて議決を行ったものです。
1の(1)及び(3)につきましては教育長による代理、(2)につきましては、教育長の給与に関するもので利害関係があるため、職務代理者である氏田委員に代理をお願いいたしました。
意見聴取への回答はいずれも、市長の原案に異存なしとして回答をいたしました。
各意見聴取についての内容は、2に記載のとおりです。詳細につきましては、先月の定例会にて御説明いたしましたが、一部変更が生じた部分について、御説明をさせていただきます。
前回の定例会の時点では、12月の市議会に上程する予定でしたが、次の4点については見送りとなりました。
1、扶養手当の支給額について。
2、通勤手当の支給要件及び上限額について。
3、管理職員特別勤務手当の支給対象時間について。
4、再任用された職員への支給手当についての4点です。
また変更ではございませんが、地域手当について、前回の定例会で説明をしておりませんでしたので、説明をさせていただきます。
人事院勧告に基づき、行政職は地域手当の支給割合が令和7年度には7%、令和8年度以降は8%へ段階的に上がります。一方、教育職については千葉県に合わせて実施することになります。県としては、地域手当については引き続き検討するとのことで、具体的な数値等は現在出ておりません。
市長からの意見聴取についての文書は、教育長報告ア別冊資料にまとめておりますので、御確認をお願いいたします。
私からの説明は以上となります。
教育総務部長
次に、イの「柏市未来につなぐ魅力ある学校づくり基本方針(案)に関わるパブリックコメントについて」を教育総務部次長兼教育政策課長から御報告申し上げます。
教育総務部次長兼教育政策課長
資料はお手元の9ページに概要を記載しております。
未来につなぐ学校づくり基本方針(案)に係るパブリックコメントでございますが、今年度末の策定を予定しておりますが、これまでの教育政策審議会での審議内容を踏まえた基本方針(案)について、市民意見を募集しようとするものでございます。
パブリックコメントに提示する資料につきましては、お手元に別冊で配布させていただいておりますが、本編、資料編、地域カルテの3部から構成されるものとなっております。
パブリックコメントの実施期間でございますが、12月28日から年明けの1月28日までの1か月間としており、より多くの方が意見を提出しやすいよう、市のホームページだけでなく、近隣センター、子ども施設、福祉施設等にも配架をしていくものでございます。
なお、当該基本方針につきましては、パブリックコメントの終了後、2月に教育政策審議会の開催を予定しております。そちらで、いただいた御意見と、また最終的に教育政策審議会における答申を踏まえた記載の修正を行いまして、3月に開催いたします教育委員会議において、教育委員の皆様に御審議いただくことを予定しております。
以上でございます。
生涯学習部長
次に、ウの「柏市子ども・子育て支援複合施設(TeToTe)本の広場、中高生の広場の開設について」を図書館長から御報告申し上げます。
図書館長
私からは、ウの「柏市子ども・子育て支援複合施設(TeToTe)本の広場、中高生の広場の開設について」御報告いたします。
資料につきましては、10ページ及び11ページになります。
令和6年12月19日木曜日からTeToTeの4階に本の広場を、5階に中高生の広場を開設いたしました。両広場開設に先立ち、12月15日日曜日には内覧会を開催いたしました。
本の広場では40名の子供司書とその御家族に御来館いただき、広場内の本を読んだり、ボッチャや折り紙などを楽しみながら、謎解きクイズに挑戦し、広場での過ごし方を体感していただきました。
中高生の広場では、中高生40名が大学生キャストと飲みものを飲みながら、カフェエリアで話をしたり、プレイエリアでボードゲームを一緒に楽しんだりする姿などが見られました。また、学習スペースでは、机の高さや充電スペースなどが配置されていて素晴らしいや、部屋が分かれていてめりはりがある利用ができそうという御意見も聞かれました。
なお、19日オープンから昨日25日までの1週間の利用状況について、併せて御報告いたします。本の広場につきましては、子供たちが588人来館しております。1日当たり98人、そのほかに保護者が427人来館していただいております。また中高生の広場につきましては、581人、1日当たり97人の来館をいただきました。
私からの報告は以上でございます。
学校教育部次長兼学校教育課長
次に、エの「令和6年度柏市小中学校国際交流会について」を指導課長から御報告申し上げます。
指導課長
「令和6年度柏市小中学校国際交流会について」御報告申し上げます。
資料の12ページ及び13ページを御覧ください。
本交流会は、市内の小中学校に勤務するALTが、学校規模に応じて3から7名でチームを組んで、1日その学校に滞在し、児童生徒と様々な交流活動を行うというものです。
小学校は本年11月中旬に、中学校は7月から12月にかけて実施いたしました。小学校は42校中31校から申込みがございましたが、31校に対応することが難しかったため、昨年度実施した学校の一部を除いた23校で実施いたしました。中学校に関しましては、今年度初めて募集をしたところ、4校から申込みがあり、4校で実施いたしました。
児童生徒、教職員へのアンケート結果や声を13ページに記してございます。肯定的な意見が90%以上でございました。具体的には、児童生徒からは楽しかった、勉強になったとの声が多くございました。教職員からは、楽しく活動することができた、楽しく学ぶよさを感じた、児童はよく交流していた等の声が多くございました。
一方で、参加希望が増えていることや安全面への配慮等の課題が見えてまいりましたので、次年度の実施に向けて対策を検討してまいります。
私からの報告は以上でございます。
学校教育部次長兼学校教育課長
次に、オの「柏市中学生によるいじめ防止サミット KASHIWAについて」を児童生徒課長から御報告申し上げます。
児童生徒課長
私からは資料14ページの「柏市中学生によるいじめ防止サミット KASHIWA」について御報告いたします。
令和6年11月6日水曜日に、今回で11回目となる中学生による「いじめ防止サミット KASHIWA」を開催いたしました。
今年度は「SNSといじめ~SNSの利用を中学生まで禁止することに賛成?反対?~」をテーマに、NPO法人企業教育研究会の市野敬介氏を講師としてお招きし、ディベートを交えながら授業形式で御講演いただきました。今年度は、昨年度に引き続き平日開催ということで、沼南庁舎と各中学校をオンラインで結び、リモートで実施しました。参加者については資料14ページのとおりとなります。
内容についてですが、資料の15ページにも記載しておりますとおり、授業では「SNSの利用を中学生まで禁止することに賛成か?反対か?」をそれぞれの立場から意見交換を行い、賛成生徒側からは「SNS上でいじめを防げる」、「誹謗中傷等のコメントでのトラブルを防げる」という意見、一方で反対生徒側からは「禁止ではなく、いじめに関わる部分だけ制限すればよい」、「SNSを禁止してもいじめはなくならない。学校生活でいじめをしない対策を考えるべき」等の意見が出され、ディベートを進めていく中で思考が深まっていく様子がありました。
また、「SNSの利用を中学生まで禁止しなくてもいいように、学校や家庭生活でできることは何か」というテーマでも意見交換を行い、生徒からは、「生徒会主催でいじめやSNSについての集会を行う」、「生徒会だよりで相談窓口を紹介する」、「家庭でSNSを利用するルールを親子で話し合う」等の意見が出ました。参加した生徒及び教員がこのサミットで話し合った内容を各校で広めることを通して、学校におけるいじめの「防止」や「早期発見・早期対応」につなげていけるよう、教育委員会としましても、引き続き支援に努めてまいります。
以上でございます。
学校教育部次長兼学校教育課長
教育長報告は以上となります。
質疑等
田牧教育長
初めに、アの「教育長の臨時代理について」に御質問がありましたら、お願いいたします。
無ければ、続いて、イの「柏市未来につなぐ魅力ある学校づくり基本方針(案)に係るパブリックコメントについて」に御質問がありましたら、お願いいたします。
氏田委員
パブリックコメントの実施期間ですが、多分この閲覧可能場所の中にも、12月29日から1月3日までの6日間は、閉庁しているところが多いのではないかと思うのですが、この12月28日から実施という形にしたのは何か理由があるのですか。
教育総務部次長兼教育政策課長
最短のスケジュールでお示しできるタイミングとして設定しております。
本日の午前中に教育政策審議会がございまして、その内容も反映できる部分を踏まえて、パブリックコメントを考えておりました。また一方で、答申が今年度の策定予定ですので、2月末の次の教育政策審議会から逆算して、事務的な作業期間も含めての期間設定ということにしております。
ご指摘のとおり、施設の年末年始の閉鎖等はありますが、インターネット上でも当然資料を御覧いただくことはできますし、投稿フォームもネット上で整えているような形にしております。
田牧教育長
ほかにいかがでしょうか。
なければ、続いて、ウの「柏市子ども・子育て支援複合(TeToTe)本の広場、中高生の広場の開設について」に御質問がありましたら、お願いいたします。
原委員
最近のニュースで、インフルエンザやコロナウイルスの感染拡大というのが、またニュースになっております。私自身も先週40度の熱が出て大変だったのですが、このTeToTeの中での感染症対策があれば教えてください。
図書館長
今、感染症対策として確実に行っているというわけではないのですが、受付に手指消毒薬は御用意しております。それから、もし咳等の場合にマスクが必要になったときのために、予備のマスクのほうも受付には用意させていただいております。
あとは、実際に具合が悪い方にはできるだけ御利用を控えていただけるような、周知みたいなものがもし受付でできるようであればやっていきたいとは思うのですが、今のところはそのぐらいの対応ということで考えています。
氏田委員
1つ教えていただきたいのですが、パレット柏のオープンスペースの人数が多くなったとき、こういう施設もあるから行ってみるといいよねと言って、チラシ等を見せて、ここに行ってみたら、多分大丈夫じゃないかなという話を時々します。そうしたときに、ごめんなさい、僕は中高生ではなく、大学生なんですと言われることが結構あります。そうしたときにここは登録制かと思いますので、大学生でも登録ができれば利用可能という形でよろしいのですか。
生涯学習部長
5階の中高生の広場は、条例上で中学1年生から高校3年生に相当する12歳から18歳の子どもを利用対象としておりまして、大学生は利用者としては入っていただくことができないとなっております。
大学生の場合にはパレット柏もありますし、また民間の施設等を利用することもできるだろうということで、あくまでも中学生や高校生世代向けということとさせていただいております。大学生に関してはボランティアとして参画していただくような形でおいでになっている方はいらっしゃいます。
氏田委員
分かりました。
では、そのように案内したいと思います。
あと、年代は高校生の年代だが、高校に行ってない子どもたちについても同じですか。
図書館長
学校に行ってはいないが、対象の年齢に相当する方は御利用いただくことができます。
氏田委員
ということですよね。あくまでも年齢で利用可能という形ですね。
図書館長
そうなります。
先ほどの生涯学習部長からの大学生の利用に関しての説明の補足になりますが、もし学習ということでスペースを求めていらっしゃる場合は、ラコルタ柏も学習スペースを提供しておりますので、もし学習スペースということでお話があった場合には、ラコルタ柏を御案内いただいても、大丈夫です。
田牧教育長
ほかにどうでしょうか。
なければ、続きまして、エの「令和6年度柏市小中学校国際交流会について」御質問がありましたらお願いいたします。
渡部委員
こちらに参加した方の声、児童の声と教職員の声というのがありますが、この中には肯定的な意見が多いのはすごく分かるのですが、あまり良くなかったと答えている教員の方もいらっしゃると思います。そちらの意見というのは把握していらっしゃいますか。
指導課長
把握はしておりますので、今から主なものを児童生徒と教職員それぞれ3つずつ紹介させていただきます。
まず、児童生徒のほうですが、「全て英語で発言しているから、英語が苦手な私には理解することも難しかった」、「人と話すことが苦手だったので、あまりうまくできませんでした」、3点目に、教科としてやっているわけではなく、教科を超えたような活動の仕方をしていますので、「英語と体育が混ざっていてルールがあまり理解できませんでした」、といったような意見はございました。
教職員のほうでは、「説明が不十分なまま進んでしまったところがあったので、活動のやり方について質問する時間があってもよかった」、「動物のカードを持った先生にタッチする活動は、児童が密集してしまい少し危なかったため、歩くなどのルールがあったほうがいい」、「外国語や外国の文化にもっと親しむような内容があると良いと感じた」、といったような意見がございました。
渡部委員
良かった意見をこうやって書くのもいいのですが、悪かったという意見もやはり来年に生かせると思いますのでよろしくお願いします。
森委員
今の渡部委員に関連しているのですが、取られたアンケートはこの2つだけですかね。というのも、開いて良かったと思いますかというのは、具体的には何か活動内容に全然触れていないような感じなので、例えば先ほどの動物のカードとかも個別に聞けば、どれが肯定的な意見だったとかが分かれば、改善案が作れると思います。ですので、アンケートの取り方をもう少し工夫されたほうが、次年度とかその後につなげることができるのではないかなと思いますが、いかがでしょうか。
指導課長
御意見ありがとうございます。そのようにしていきたいと思います。
今回に関しましては、恐らく負担をあまりかけないような形で、というようなこともありまして、質問を精選した部分があるかと思います。恐らく選択式のものと自由回答みたいな形でアンケートを取っていると思いますので、もう少し内容を細かく設定できるようにしたいと思います。
氏田委員
英語が教科になって、大分経つと思います。小学生にとって英語も身近になってきたのではないかなと思いますが、日常の中で使うということは、ほとんどの子供たちにとってはちょっとかけ離れているので、こういう機会があるというのは大変いいことだと私は思っています。
ただ、今回も31校から応募があって、23校しか答えられなかった。それから、去年は多分十何校の参加だったと思います。ということは年々増えて、これから先も42校、もしかしたら全ての学校が希望するかもしれないという中で、課題にも書いてありますけれども、参加希望の増加への対応、これはどういうふうにしていくのかというところがありましたら、教えてください。
指導課長
現在のところ小学生に対しましては、2学期の実施ということで行ってきているのですが、こちらを1学期にも広げまして、可能な形で要望には応えられるようにしてまいりたいと思います。
氏田委員
時期をずらして、期間をたくさん取っていくという感じになるのですね。ALTを増やすとかそういう感じではなくということですか。
指導課長
ALTを増やすというのはなかなか難しいところがございますので、開催の期間を広げるというような形で対応してまいりたいと思います。
氏田委員
分かりました。いろいろな子どもたちに、英語が本当に日常の中で使っていて楽しいというか、私は英語が小学校に入ってきたときに一番懸念したのが、やっぱり小学校のときから英語嫌いにさせてしまったら、子どもがこれから先大変だろうなと思っていましたので、小学生の時期に楽しい英語というか、身近な英語になるように、これからも工夫していただければと思います。
指導課長
私どもといたしましても、いわゆる学習としての英語ということよりも、やはりコミュニケーションの手段としての英語というようなところで、子どもたちの体験や活動というところをまず重視して、氏田委員がおっしゃっている、とにかく楽しい、話せてよかった、コミュニケーションができてよかったといったような思いを子どもたちに持ってもらえるような、通常の外国語活動ですとか、英語の授業を行っていきたいと思っております。
氏田委員
よろしくお願いしたいと思います。
原委員
私も氏田委員と全く同じ質問をしようと思っていましたので、ぜひすごくいい会だと思いますので、希望校が全て参加できるように手筈を整えていただければと思います。
田牧教育長
ほかにどうでしょうか。
なければ、続いて、オの「柏市中学生によるいじめ防止サミット KASHIWAについて」に御質問がありましたら、お願いいたします。
渡部委員
質問ではないのですが、1つ意見だけ述べさせてもらいたいと思います。やはりこの会というのは、子どもたちがいじめとかそういうのについて考えられるいい機会だと思うので、これからも進めていっていただきたいと思うのですが、生徒の中から生徒会主催でいじめやSNSについての集会を行うという意見があったのを見て、すごくいい意見だと思いましたので、この会のことを後でみんなにこういう会がありましたということを広めるだけではなく、この集会の前とかでも、各校それぞれの学校で、そのことについて話し合う機会とか、そういったこともあってもいいのかなと感じました。
児童生徒課長
恐らくこのサミットの前にも学校によっては、当然いじめだけではないと思うのですが、各テーマでの話合いの場とかというところは学校によってはあるかと思います。
ただ今回のこのサミットを受けて、各学校でこの後どんなことをしますかみたいな形で聞いている中で、先ほどのような取組、生徒自身で話合いの場を、この内容をもとにやってみたいと思うみたいなところもありましたので、ぜひ参加したこの代表生徒だけではなく、全ての学校で多くの生徒が、このサミットをぜひ意識づけてもらえるように我々も進めてまいりたいと思います。
氏田委員
このテーマ、そしてこのディベートを交えた授業形式の講演は、とてもいい試みだと思いました。というのは、いじめというのは、やっぱり自分事として捉えなければ、いつまでたってもなくならないと思いますので、どれだけ自分が自分のこととして捉えられるかということで、とてもいい試みだと思いました。
昨年に引き続いてリモートで参加している学校もあったということですけれども、このリモートで参加した学校、学級というのはどのくらいあるのですか。
児童生徒課長
このサミットの開催のときには、各学校から代表で2名だけの参加をお願いしているものです。そのため、学級単位で参加するという形式ではないので、今回1校がどうしても学校行事が重なってしまった関係で、21校中20校の参加になりました。この内容については先ほど申し上げているところもありますが、やはり参加した代表生徒以外の多くの生徒に共有してもらうように、各校で工夫して取り組んでほしいとお願いをしております。先ほど申し上げたとおり、話合いの機会を持つであったり、生徒会だよりを作成して周知をしていく、というようなことをこれからも取り組んでいきたいという声も実際聞いています。この後、各校でどのような取組をしたのかということを聞く予定ですので、それを基に次年度以降に生かしていければいいと考えております。
氏田委員
分かりました。これから各学校がどの様な取組をしたかということを聞いていくということですね。やはり、本当に地道に一人一人が考えられるような会合になってくれればいいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
児童生徒課長
ありがとうございます。これからも務めてまいります。
森委員
直接このこととは関係ないのかもしれないのですが、SNSの利用についてというテーマだったので、ちょっと質問というか、意見を述べさせていただきたいと思います。
近隣の中高生が闇バイトに巻き込まれて、補導されたりしている事例が数多く出ております。そういったことが話題に出なかったのかどうかということと、あと市教育委員会として闇バイトへの対応ですね、SNSが絡むことが多いと思いますので、どのように考えているのか、お聞かせいただければと思います。
児童生徒課長
このサミットに関して、闇バイトに関する話題は出なかったのですが、やはりここ近年でこの闇バイトの話題というのは非常に大きく取り上げられているので、元々やっている情報モラル講演であったり、SNS利用であったりの中にこの闇バイトの内容も、今年度は各校のニーズによるのですが、講演の中で、この闇バイトの話題も入れさせていただいています。
既に、複数の中学校でこの闇バイトに関する内容の講演をさせていただいているので、この内容をやはり各校に、我々としても、もちろんニーズに応じてが基本ですけれども、多くの学校に周知、それから注意喚起をしていかなければいけないと考えております。今後もそういった最新の情報をアップデートしていきながら、講演の内容も変えていって、子どもに注意喚起を含めて伝えていければよいと思っております。
森委員
要望のある限りというようなお話ですが、今の子どもたちは多分テレビのニュースを見ない、新聞も御家庭によっては購読されないということはかなり増えてきていると思います。そういったときに、どこが防波堤になるのかというと、やはり学校だと思うのですね。そういった情報を知らなかったという子どもがないように、紙1枚で担任の先生がお話をして、冬休みに入ってしまいましたが、冬休み明けとかにそういった対策が取れないかなと思います。年に1回でも、そういうふうな事件に巻き込まれている子どもたちがいるということを周知していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
児童生徒課長
その内容につきましては、各学校も基本的には県からの例えば通知が出ていたり、あと警察からもこういった内容でポスターやパンフレットも作っていただいており、既に配布は行っております。
ただそこに合わせてプラスアルファでやはり第三者的な立場がやはり広報周知をするために、啓発講演を希望に応じてのところが基本になるのですが、併せて行っていますので、基本的には各校に教員のほうから伝えていきながらさらにプラスアルファで我々も努めていきたいと思います。
原委員
先ほどの国際交流会に続いて、いい会だと思います。他方で人が複数集まると、個人の排除などが生まれてしまうのはいた仕方ない問題かとは思います。いじめを防止するだけではなく、もしあったときにどうするのかというところを併せて考えていただかないと、いじめを傍観したりとか、黙殺したりしてしまうということになりかねないと思いますので、その辺たりの対応も、ぜひしていただければと思います。
児童生徒課長
まずは当然未然防止に努めていくこと、ただ、原委員のおっしゃるとおり、やはり起きたときにどう対応するのか、また傍観の視点でどういうふうに、例えばSOSを出すとか、そういったところも含めて、ここは現在もやっておりますが、今後も引き続き力を入れて努めていきたいと思います。
田牧教育長
ほかにどうですか。
なければ、以上で教育長報告を終わりにいたします。
9.議事
議案第1号 柏市教育委員会一般職任期付職員採用条例施行等規則の一部を改正する規則の制定について
説明
教育総務部長
それでは、資料は17ページを御覧ください。
議案第1号につきましては、任期付短時間勤務職員の職種及び職務の級号給の決定の特例を変更したいので提案するものでございます。
議案の詳細につきましては、教育総務課長より、御説明申し上げます。
教育総務課長
資料19ページの新旧対照表を御覧ください。
議案第1号につきましては、任期付短時間勤務職員として、教育委員会での任用を考えている児童施設厚生員の初任給を新たに規定するものです。この職はTeToTe5階の中高生の広場で従事していただく専門職員です。
主な業務内容は、中高生の居場所における交流や見守りのほか、備品等の管理やスタッフである会計年度任用職員、ボランティア等のシフトや服務管理、スタッフの指導育成、イベントの管理、支援が必要な方の相談業務に係る関係機関との連絡調整など、利用者やスタッフへのきめ細かい対応や施設の運営の統括を担っていただきます。
児童福祉施設や社会教育施設等において、実務経験があることが採用の要件となります。
初任給の設定に当たりましては、会計年度任用職員としての児童施設厚生員より高い格付けとなるよう、また、同じ任期付短時間勤務職員である学童保育専門支援員、こちらについては実務経験が3年以上必要となっておりますが、それよりは低い格付けとなるように設定をしております。施行期日は令和7年4月1日です。
また、このタイミングで、当該規則で使用している漢字に誤りがあることが判明しましたので、合わせて訂正をさせていただきます。
同じく19ページの新旧対照表を御覧ください。
「号給」の「給」の字ですが、正しくは「給料」の「給」でございますが、誤って「学級」の「級」の字をこれまで使用しておりました。この現状を改めるものです。おわびして訂正させていただきたいと存じます。
説明は以上となります。御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。
質疑等
氏田委員
お伺いしたいのですが、この人材育成アドバイザー、それから児童施設厚生員、3年以上の実務経験が必要だという話ですが、希望すれば誰でもという形ですか、それとも資格が必要なるのですか。
教育総務課長
人材育成アドバイザーについては、学校の校長先生のOBとか、そういった方を任用しているもので、今回、児童施設厚生員については、これまで児童福祉施設とか社会教育施設等で実務経験が必要であるということを条件にしております。
生涯学習部長
補足させていただきますと、児童施設厚生員は国家資格とかそういうものではなく、児童施設などの団体が認定をしている、認定資格というような位置づけになります。
氏田委員
団体がということは、このTeToTeというか、教育委員会が認定しているという形ですか。
生涯学習部長
それぞれの専門団体が認定する資格がいろいろあるのですが、これもそのような類の資格であって、学校でこれこれこういう教科を学んでとかというようなものまでは求めていないような資格になります。
採決結果
全員賛成可決
議案第2号 教育財産の用途変更について
議案第3号 教育財産の用途廃止について
田牧教育長
次に議案第2号及び議案第3号は、いずれも教育財産の用途に関する議案ですので、一括して審議したいと思いますが、よろしいでしょうか。
(全委員:了承)
田牧教育長
それでは、議案第2号及び議案第3号の2議案を一括して審議します。
教育総務部長から提案理由の説明をお願いします。
教育総務部長
資料は21ページ以降でございます。
議案第2号は用途の変更について、議案第3号につきましては用途の廃止についてのそれぞれ議案となります。
詳細につきましては、教育施設課副参事より御説明申し上げます。
教育施設課副参事
資料22ページに今回用途変更する財産の一覧を掲載しております。
まず、1.の西原小学校の浄化槽機械室について御説明いたします。
資料23ページの配置図にお示しする浄化槽機械室は、昨年5月の教育委員会令和5年第5回定例会において、用途廃止議案を御審議いただき、翌6月に用途廃止を行ったものです。
西原小学校校舎長寿命化工事の中で、浄化槽を撤去することに伴い、浄化槽機械室の取壊しを見込んでいたところですが、その後、検討の結果、下水道本管への接続に必要なポンプの制御盤を確認する機械室として再活用することといたしました。
冬休み中に外壁の補修が完了しましたら、年明けの令和7年1月からポンプの運用を開始予定でございます。
続きまして、2.の光ケ丘中学校自転車置場について御説明いたします。
こちらにつきましては、改築に伴う撤去のため、今年5月の令和6年第5回定例会に議案をお諮りした上で、用途廃止したものです。
その後、現地確認する中で老朽箇所が屋根の雨漏りがする一部に限られているため、補修・補強することで、引き続き供用開始できると判断したため、改築した場合の費用と比較検討して、既存建物をそのまま使用することといたしました。修繕工事を既に発注済みで、年度内に老朽箇所は解消される見込みでおります。
議案第2号の説明は以上になります。
続きまして、第3号議案は資料26ページを御覧ください。
本案は柏第三小学校の教育財産について、用途廃止することについて御審議いただくものです。用途廃止の時期は令和7年1月です。
資料27ページには、柏第三小学校の配置図をお示ししております。今回撤去する教育財産の建物は、1.の体育倉庫1件のみで、給食室の移転新築工事に伴い支障となるため、一旦解体撤去し、改めて別途発注する工事で、敷地内の別の場所に新設いたします。なお、本工事の契約は11月に仮契約を行い、先週18日の市議会で可決されて、本契約が成立しております。
私からの説明は以上となります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
質疑
なし
採決結果
全員賛成可決
10.協議
次回教育委員会定例会の開催日程について
次回定例会予定
日時:令和7年1月30日 木曜日
開会:午後2時00分
場所:沼南庁舎501会議室
11.その他
月間行事予定
田牧教育長
続いて、来月の行事予定についてよろしくお願いいたします。
教育総務部長
それではお手元にございます、令和7年1月行事予定表を御覧ください。
教育総務部からは、1月14日開催の第4回柏市柏中学校区における学校統合に関する地域協議会総務分科会及び1月31日の戸田市立戸田東小中学校の視察につきまして、教育総務部次長兼教育政策課長から御説明を申し上げます。
教育総務部次長兼教育政策課長
地域協議会の総務分科会でございますが、こちらは9月から開始している地域協議会、柏中学校区の義務教育学校の設置に向けて様々な話合いを進めているものでございます。
分科会は2つございまして、総務分科会は主に地域において学校統合の在り方をどうしていくべきか話し合っていきたいという分科会でございます。現時点は統合の在り方というのを話しているところですが、先々は学校の校名であったりというところに入ってくるかと思います。
年明けの総務分科会におきましては、ちょうどこの12月から1月にかけまして、現時点で地域協議会として、学校統合の在り方はこういうデザインがいいんじゃないかというのを出して、素案としてまとまってきているものがございます。これをもって各学校の保護者等に地域協議会の委員のほうから説明であったり、意見交換であったりというのを行っていただいております。そこで出た意見や要望を、1月の総務分科会で持ち帰っていただいて、そこでさらに今の案をブラッシュアップしていただくという流れになっていきます。
今年度中にはある程度、地域に於いての統合の方向性というのを出していただけるようなスケジュール感で進めているところでございます。
次に、1月31日の戸田市立戸田東小中学校の視察でございます。
義務教育学校を含む小中一貫校につきましてはこれまで事務局において、全国各地の特色のある学校を視察してまいりました。このたびは施設一体型の小中一貫校でございます、戸田市立戸田東小中学校を視察してまいります。
この学校はICT活用や産官学の連携による教育研究や教育基盤づくりにおいて、先進的な取組を進めている学校でございまして、近年全国からの視察が相次いでいる学校でございます。また総児童生徒数が約1、600人と規模の大きな学校でございます。
視察においては、新しい時代の学びの実現や規模の大きな学校における一貫教育の推進を図る上での具体的な工夫、こういったことを中心に学んでまいりたいと考えております。
以上でございます。
生涯学習部長
続きまして、生涯学習部から報告いたします。
その前に1点、先ほどの議案の説明で、補足をさせていただます。
先ほど御説明しました児童施設厚生員ですが、児童厚生員という資格がございまして、これが財団による認定資格になりますが、この児童厚生員という資格を持った人、あるいはその児童センターや、児童保育園とか、その児童に向けた施設への就業経験がある方というのを条件として採用する予定としております。そのため、必ずしもその資格がある方ということで限ったものではございませんでした。大変失礼いたしました。
行事予定に戻らせていただきます。
生涯学習部の行事予定は資料に記載のとおりでございますが、毎年開催しております、成人式~二十歳の集い~について御報告させていただきます。
開催日時は令和7年1月13日成人の日でございます。昨年同様、地域ごと、おおむね各中学校ごとに第1部、第2部、第3部というふうに3部に分けて開催をいたします。会場は柏市民文化会館大ホールでございます。該当人数は4、096名となっております。
実施に当たりましては、新成人となる方16名の実行委員を中心に様々な準備をしてまいりまして、柏市教育委員会も合わせて主催という形で、三者の共催により開催するものでございます。各委員の皆様におかれましては、年明けのお忙しい時期とは存じますが、会場へ御来席いただけるとのこと、ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。
生涯学習部からは以上です。
学校教育部次長兼学校教育課長
続きまして、学校教育部の行事を2つご紹介いたします。
1月18日開催予定のひまわりの会、1月24日開催予定のきこえの相談会について、児童生徒課長よりご説明させていただきます。
児童生徒課長
まず、1月18日土曜日にアミュゼ柏を会場として行われるひまわりの会についてです。
この会は主に子どもの長期にわたる欠席や登校渋りで、不安や悩みをお持ちの保護者の方を対象とした会でございます。
今年度3回目の実施となり、今回は柏市スクールカウンセラースーパーバイザーによる講演会を実施する予定でございます。
2つ目は、1月24日金曜日に沼南庁舎にて行われる柏市きこえの相談会についてです。
この相談会は、柏市に在園・在宅している柏市在住の園児、児童生徒の保護者、担任を対象に、聞こえに関する心配事、聞こえの状態による言葉の発達や発音などの悩みに答える会です。
当日は千葉県立野田特別支援学校聴覚通級担当者と柏第三小学校のきこえの教室の担当者を相談担当として実施いたします。
以上でございます。
田牧教育長
ありがとうございました。
月間行事予定について、何か御質問ありましたらお願いいたします。
12.閉会宣言
田牧教育長
それでは以上をもちまして、本日の会議の日程を終了いたします。
閉会といたします。
ありがとうございました。
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