トップ > 市政情報 > 教育委員会 > 教育委員会議 > 教育委員会議の会議録 > 令和6年分 > 柏市教育委員会令和6年第9回定例会会議録

更新日令和6(2024)年11月1日

ページID40589

ここから本文です。

柏市教育委員会令和6年第9回定例会会議録

1.日時

令和6年9月26日(木曜日)

  • 開会 午後2時00分
  • 閉会 午後3時11分

2.場所

沼南庁舎501会議室(沼南庁舎5階)

3.出席した教育長及び委員

  • 教育長 田牧 徹
  • 教育長職務代理者 牧田 謙太郎
  • 委員 森 秀夫
  • 委員 氏田 青津子
  • 委員 渡部 麻有

4.教育長及び委員並びに傍聴人以外の出席者

教育総務部

  • 教育総務部長 原田 明廣
  • 教育総務部次長兼学校給食課長 中村 泰幸
  • 教育総務課長 籠 希世子
  • 教育政策課主査 布施 尭理
  • 教育施設課長 古谷 正人
  • 学校給食センター所長 佐藤 克己

生涯学習部

  • 生涯学習部長 宮本 さなえ
  • 生涯学習課統括リーダー 竹内 邦裕
  • 中央公民館長 牧野 共子
  • 文化課長 吉田 敬
  • 図書館長 坂口 園子

学校教育部

  • 学校教育部長 福島 紀和
  • 学校教育部上席技監 依田 紀彦
  • 学校教育部次長兼学校教育課長 原 竜太郎
  • 学校財務室長 渡辺 勝
  • 教職員課副参事 福田 裕司
  • 指導課長 平野 秀樹
  • 児童生徒課長兼少年補導センター所長 石井 剛範
  • 市立柏高等学校長 遠藤 英宏

事務局

  • 教育総務課統括リーダー 佐藤 香
  • 教育総務課主査 岡﨑 香織
  • 教育総務課主事 青木 麻奈美
  • 教育総務課主事 程田 祐輔

5.傍聴に関する説明

田牧教育長

傍聴の確認を行います。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項の規定により、会議は原則公開となっております。

本日は、傍聴希望者がいらっしゃいませんので、柏市教育委員会会議傍聴規則第1条の2第2項の規定に基づき報告いたします。

なお、会議中に傍聴の希望があった場合は、随時入室していただくこととしたいと思いますが、よろしいでしょうか。

(全委員了承)

田牧教育長

それでは、随時入室していただくことにいたします。

6.開会宣言

田牧教育長

ただいまから教育委員会令和6年第9回定例会を開会いたします。

7.前回会議録の承認

令和6年第8回定例会会議録について全委員異議なく承認した。

8.教育長報告

報告

教育総務部長

 本日の教育長報告は全部で7件ございます。
 まず初めに、アの「令和6年度第3回柏市教育政策審議会について」を教育政策課主査より御報告申し上げます。

教育政策課主査

 私からは、9月4日に開催いたしました、令和6年度第3回柏市教育政策審議会の概要について御説明いたします。
 昨年度、「柏市未来につなぐ魅力ある学校づくり基本方針」の策定に係る諮問機関といたしまして設置した本審議会は、昨年度から引き続き、今回で6回目の開催となりました。
 これまでの5回の審議会では、柏市立学校の現状や課題の抽出、柏市が目指す子ども像、学校教育、教育環境に関するアンケート、望ましい学校規模、配置、通学距離、目指す子ども像及び学校教育などについて御審議いただいたところでございます。
 このたびの審議会では、まず初めに目指す子ども像について御審議いただきました。前審議会にて委員から、「目的や他者との関わりの要素を含んでほしい」との御意見を頂戴いたしましたので、改めて市教育委員会にて検討し、「自他の対話を大切にしながら、学び続けるかしわっ子~よりよい自分、よりよい“かしわ”を目指して~」を修正案として御提示いたしました。
 本案に対しては、前回の意見が反映されていて良いといった意見のほか、“かしわ”という文言があることで、地元愛の育成にもつながる等のお声を頂戴し、本審議会における目指す子ども像として了承されました。
 続きまして、お手元の補足資料6ページから8ページのところではございますが、目指す学校教育の実現に向けた具体的取組のうち、このたびの審議会では、教育相談の充実、子どもの居場所、コミュニティスクールの活性化、市立柏高校の魅力化、教職員研修の充実、将来を見据えた学校のあり方、新しい時代の学びを実現する学校施設の整備、安全・安心な学校施設の充実、心身の健康を支える給食の提供の9つのテーマを取り上げ、各取組について、委員それぞれのお立場から多くの御意見を頂戴いたしました。意見等の詳細は補足資料7ページ、8ページに記載しておりますので、御覧ください。
 最後に、「柏市未来につなぐ魅力ある学校づくり基本方針」の骨子案を共有いたしました。本案に対しましては、これまでの審議結果がうまくまとめられていてよいと、肯定的な意見が多かった一方で、今年の5月に実施しました、柏市立小中学校の教育環境に関するアンケートの結果も反映してほしい。中向き、内向きの要素が多いために、八千代市立阿蘇米本学園で掲げられていたグローカルな要素も取り入れてほしい、との御意見も頂戴いたしました。今後の基本方針作成の参考としてまいります。
 次回は、11月8日に今年度4回目となります審議会を開催する予定でございます。次回の審議会では、基本方針の第1案を提示し、委員に御審議いただく予定でございます。令和6年度第3回柏市教育政策審議会についての報告は以上でございます。

生涯学習部長

 次に、イの「令和6年度夏休み子ども教室について」及びウの「高柳小学校放課後子ども教室(居場所型)モデル事業について」を生涯学習課統括リーダーから御報告申し上げます。

生涯学習課統括リーダー

 まず「令和6年度夏休み子ども教室について」を御報告申し上げます。資料の3ページを御覧ください。
 夏休み子ども教室は、小学生の夏休み期間中、子どもたちの知的好奇心を満たすことを目的に、さわやかちば県民プラザ、ラコルタ柏、図書館本館、リフレッシュプラザ柏等で体験講座を開催したものです。期間や人数等については、令和6年7月29日から8月23日までの平日14日間で、60講座を開催し、延べ1、114名の小学生の参加がございました。なお、応募者は6、132名であったことから、講座定員の1、246名で割り返すと、平均当選倍率は4.92倍となります。ちなみに昨年度は5.38倍でした。講座数や会場を増やしたことにより、少し倍率は下がりましたが、当講座の人気は相変わらず高いことから、引き続き多くの方が参加できるよう検討してまいります。
 次に、講座内容についてですが、今年度は多様な学びを得られる講座として、資源やゴミを通して環境について学ぶ講座や、毎年人気のある物作りの講座、科学実験の講座等で新たな講師を迎えたほか、例年と同様に市内高校の生徒が講師となり、科学実験や書道作品作り、楽器演奏などの講座を実施して、日頃から高校生が部活動や日常での活動で学んだことを小学生に体験していただいたところです。
 講座の満足度については、参加した子どもや保護者にアンケート調査を実施しており、子どもは93パーセント、保護者も93パーセントが満足と回答いただきました。
 続きまして、「高柳小学校放課後子ども教室(居場所型)モデル事業について」御説明いたします。資料5ページを御覧ください。
 まず事業概要となりますが、目的は子どもたちに安心安全な居場所を提供し、子どもが主体的に学びや体験活動等を行うことで、健全な成長を目指すというものになっております。内容としては、学校の空き教室を利用した居場所の提供となります。
 実施期間については、令和6年10月22日火曜日から令和7年3月21日金曜日を予定しております。開設日時については、授業のある平日のみとなり、放課後は原則2時半からパンザマストが放送されるまで、または4時40分までのいずれか早い時間となります。パンザマストは時期によって放送時間が異なりますが、以下の表のとおりになります。長期休みは開催いたしません。
 開設場所については、高柳小の旧パソコンルームと呼ばれるやなぎっ子ルーム等を活用させていただきまして、日によっては音楽室であったり、体験プログラムが実施できる場合は体育館の利用も予定しております。
 運営スタッフについては、現在、ボランティアを募集させていただいておりまして、30名程度御応募いただいたのですが、現在20名を登録させていただいています。1日当たり有償ボランティア4名に加え、生涯学習課職員、放課後子ども教室コーディネーター1名を配置します。利用対象は1年生から6年生までの全児童となります。現在高柳小学校の児童数は約690名おりますが、現在のところ、登録は約200名程度いただいているところです。利用料金については、原則として無料となります。他自治体では既にこの放課後子ども教室事業は実施している取組であり、地域の方の協力を前提に、無料や保険料の実費を負担してもらう形で実施しております。柏市としては、学校内における安心安全な子どもの居場所の一環として、モデル事業として始めさせていただきます。
 一方、先進市では子どもルームとの連携も始めており、モデル事業の中で効果や課題を検証しつつ、先進市の事例も研究していきたいと考えております。
 私からの説明は以上となります。

学校教育部長

 次に、エの「柏市における部活動の地域移行について」及びオの「令和6年度柏市中学校総合体育大会の結果について」を指導課長から御報告申し上げます。

指導課長

 まず、「柏市における部活動の地域移行について」を御説明申し上げます。資料の6ページを御覧ください。
 本市では、昨年の9月より、部活動の地域移行が本格的に開始されました。2年目となりました本年も運営団体である柏スポーツ文化推進協会、通称「KSCA」と呼んでおりますが、こちらと協議を重ねながら、持続可能な活動の場の提供を目指し、部活動の地域移行に取り組んでおります。
 地域クラブの現状といたしましては、3年生引退後の9月1日現在、参加生徒は約2、500名となっております。こちらは、地域移行の対象部の部員数のうち約7割が登録していることとなります。昨年度実施の事前調査で、土曜日、日曜日の活動を望むと回答した生徒の割合と同等となっております。指導員に関しましては、約270名が携わっており、その中で約150名が兼職兼業届を出した教員となっております。
 そのほか、既存の部活動にはない種目として、女子サッカーとダンスを新設のクラブとして立ち上げました。今後も生徒のニーズは多様化することが予想されます。そのような状況にも対応できるよう、今後も取組を進めてまいります。
 続きまして、陸上競技部と吹奏楽部の地域移行に向けての説明をさせていただきます。
 昨年度、移行対象外となった両部の地域クラブを本格始動することを目指し、今年度事業を進めてまいりました。柏市では、両部の地域移行を持って、土日に活動していた全ての部活動の地域移行を完了する形となります。この両部の地域移行に向けた今年度の取組と現状につきましては、6ページから7ページに係る項目2及び3のとおりとなっております。
 それぞれの課題でございました指導員の確保、セキュリティの整備に関しましては、解決のめどが立ち、本格始動に向けて動いているところでございます。
 今後の方向性といたしましては、準備のできた種目から小学校高学年の受入れを検討しているところでございます。また、運営団体主催の大会やイベント等を充実させることなど、運営団体と協議しながら、部活動が地域移行したことによる新たな魅力も創造していきたいと考えているところでございます。
 続きまして、「令和6年度中学校総合体育大会の結果について」を御説明申し上げます。資料の8ページを御覧ください。
 令和6年5月12日から7月23日にかけて開催いたしました、第45回柏市中学校総合体育大会は、第78回千葉県中学校総合体育大会の予選を兼ねて実施いたしました。今年度は、参加者の制限を設けることなく、多くの保護者の皆様に御来場いただくことができました。
 バレーボール専門部では、千葉県小中学校体育連盟及び千葉県バレーボール専門部の参加資格を遵守した一般の地域クラブが参加し、優勝いたしました。水泳専門部、相撲専門部においても、地域クラブが好成績を収めています。また、全国大会には、陸上競技、水泳、相撲の各専門部が出場をいたしました。
 柏市総合体育大会団体種目の結果につきましては、9ページのとおりでございます。
 以上でございます。

学校教育部長

 次に、カの「柏市の「いじめ」の状況について」及びキの「令和6年度匿名相談・報告アプリ「STANDBY」の中間報告について」を児童生徒課長から御報告申し上げます。

児童生徒課長

 令和6年度市立小中高等学校における1学期いじめ状況調査の集計結果がまとまりました。資料10ページからになります。
 1、調査期間は小中高等学校とも4月1日から7月19日。
 2、いじめを認知した学校数は、全ての学校となります。
 3、1学期のいじめ認知件数については、小学校1,831件で昨年度より131件増、中学校275件で昨年度より7件減、高等学校3件で昨年度より9件減となっております。
 4、解消件数につきましてですが、小学校33件で解消率1.8パーセント、中学校26件で9.5パーセント、高等学校0件で0パーセントでございます。
 5、態様と要因についてですが、今年度現時点において、児童生徒の生命または身体の安全が脅かされるような重大事態は発生しておりません。認知件数については、昨年度と比較し、小学校は増加、中学校及び高等学校は若干の減少がありました。令和2年度から年々増加傾向となっておりましたが、近年はおおむねですが、横ばいの状況が続いております。
 いじめの解消率は、1学期末の段階ではほぼ未解消となっております。これはいじめに係る心理的、身体的影響が3か月継続してやんでいることが必要となっているためです。態様で見ますと、「冷やかしやからかい」など、言葉によるいじめがおおよそ半数を占めております。また、「ひどくぶつかられたり、叩かれたり、蹴られたりする」といった暴力行為に該当するものは小中学校で減少しました。「金品」に該当するものについては、筆記用具等、学用品が大半を占めております。
 各学校での発達支持的生徒指導の充実により、いじめの未然防止や暴力行為の減少につながるよう働きかけてまいります。
 6、今後の対応についてですが、令和4年12月に改定の生徒指導提要では、「チーム学校による生徒指導体制」について示されております。心配されるいじめ事案に対しては、教職員、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーやスクールロイヤー、各関係機関、家庭、地域が連携・協働し、学校を基盤としたチームによる生徒指導体制で効果的に対応がなされるよう、周知を引き続きしてまいります。
 また中学校では、「脱いじめ傍観者教育」、「SOSの出し方教育」を中学1年生を対象に実施しております。今後も積極的にいじめ防止、ネットモラルに関する授業を実施し、さらに「STANDBY」や心の健康観察「シャボテンログ」等のICT等も活用し、相談しやすい環境づくりとともに、いじめの防止及び早期発見・早期対応に取り組めるよう、各学校に指導・支援してまいります。
 続きまして、キの「令和6年度匿名相談・報告アプリ「STANDBY」の中間報告」を申し上げます。資料は13ページからになります。
 中学校全学年、小学校6年生、市立柏高等学校全学年に加え、今年度からは小学校5年生も対象とし、実施しております。
 今年度の中間報告の概要ですが、1、相談件数は令和6年8月31日現在で785件。2、内訳については小学校5、6年生合わせて464件、中学校全学年が315件、市立高校全学年で6件となっております。なお、チャット相談のやり取りは1万回を超えております。
 3、相談内容及び直近3か年の相談件数は表のとおりとなります。なお、令和6年度につきましては、8月31日時点の集計となります。当初いじめの報告相談ということでスタートいたしましたが、相談内容は多岐にわたり、広く子どもたちの悩みに寄り添う形に変化してきております。
 4、成果としましては、相談内容によって、学校と教育委員会が連携することで、早期対応が可能となり、事案の重大化を防ぐことができていること。中学1年生を対象に傍観者に視点を当てた授業の中で、アプリの紹介を行うことで、相談案件が増加、子どもたちが相談するツールとして選択肢が増加したことが伺えたこと。相談内容として、いじめに特化されることなく、友人関係、家族関係、自身の身体に関することなど、多岐にわたる案件が増加傾向にあり、学校では見えない友人関係、家庭環境など、指導上参考となる事実をつかむことができていること。そして今年度より相談業務を委託したことで、オンタイムのチャットのやり取りがより可能になったこともあり、相談件数の増加と相談窓口の充実が図れていると捉えております。
 最後に、5、課題としましては緊急性を伴う内容等の対応の在り方、今後のSNS相談の在り方などを挙げております。
 以上でございます。

学校教育部長

 教育長報告は以上となります。

質疑等

田牧教育長

 初めに、アの「令和6年度第3回柏市教育政策審議会について」に御質問がありましたら、お願いいたします。
 ないようですので、続いて、イの「令和6年度夏休み子ども教室について」御質問がありましたら、お願いいたします。

氏田委員

 この子ども教室、本当に毎年講座の定員を大幅に超える応募があるというのは、本当に素晴らしいことだと思いますし、子どもたちが学校の中ではできないような体験ができているのかなというふうに思いますので、大変いいことだと思っております。
 けれども、講座数とか会場を増やして、子どもたちのニーズに答えようとしているというのは本当によく分かるんですけれども、それでもなお応募数がこんなにあって、子どもたちのニーズに応えられていない状態が随分続いているのかなというふうな感じもいたします。応募者数が6、000人ということは、多分複数で申し込んでいるのもあるかとは思いますが、それでもなお、多くの子どもたちの期待に添えない状態が続いていると思いますので、本当に大変いい事業だと思いますので、こういう子どもたちの期待に、今現在これだけ添えない状態を今後どういうふうに対応していくのか、そこら辺をちょっとお聞かせ願えればと思います。

生涯学習課統括リーダー

 夏休み子ども教室の実施については、今現在8月のお盆期間と最終週を除く8月の平日の3週にわたり開催しております。参加人数を増やす取組としては、今年度も行いましたが、プログラム数を増やしたり、あとは開催日数を増やす取組というのも行ってきたところですが、実際のところ、場所の確保であったり、あと市直営の事業でやらせていただいておりまして、運営体制の見直しを、これ以上に増やすとなると、そういうことをやっぱりやっていかなきゃいけないかなというふうに考えております。
 実際、委員から御指摘があったとおり、非常に人気の高い事業となっております。資料にもありますが、最高倍率だと、物作り系の講座が17.2倍と非常に高くなっています。我々としても、まずこの事業を継続的に実施していきたいということと、協力団体とか施設があって実施できている事業ですので、そういった方の意見も聞きながら、まず1日当たりの講座を増やすとか、そういう取組からでもやっていきたいというふうに検討しているところです。

氏田委員

 ありがとうございます。本当に子どもたちの期待に添えるような取組をこれからもお願いしたいと思います。

田牧教育長

 ほかに御質問はありますでしょうか。
 なければ、続いてウの「高柳小学校放課後子ども教室(居場所型)モデル事業について」、御質問がありましたらお願いいたします。

氏田委員

 放課後子ども教室のモデル事業が始まるということなんですけれども、費用が無料ということで、ちょっと懸念するのは子どもたちのけがとか事故とか、それの補償はどういうふうになさっていくつもりでしょうか。

生涯学習課統括リーダー

 今回、モデル事業として実施させていただくに当たり、まず児童のけが等については、市民活動災害補償保険の対象としております。具体的には、通院保障1日当たり2、000円ですとか、入院保障1日当たり3、000円ということを考えています。また、運営に携わっていただく地域のボランティアスタッフについても、同等の保険を生涯学習課として加入しているような状況です。

氏田委員

 ありがとうございます。ということは、子どもたちも、それから関わるスタッフの人たちも教育委員会で、ちゃんと保険でやっていくという形ですね。

生涯学習課統括リーダー

 そうですね。市の保険と教育委員会の保険を使わせていただいております。

氏田委員

 ありがとうございます。

田牧教育長

 ほかにどうですか。
 ないようですので、続きまして、エの「柏市における部活動の地域移行について」に御質問がありましたら、お願いいたします。

牧田委員

 2の陸上競技部と3の吹奏楽部で、なかなか指導員の登録の募集は難しかったと伺いましたが、現時点でそれぞれどの程度の割合で兼職兼業の教員さんが登録されているかということを教えてください。

指導課長

 これは陸上と吹奏楽に限るということでよろしいでしょうか。
 その具体的な人数、陸上で教員が何名、一般の人が何名とかというところは、現時点ではちょっと即答できないのですけれども、おおよそ割合としては教員が6割から7割ぐらい、その逆が一般の方というようなところで、大体どの部も似たような状況にあるかと認識しております。以上です。

牧田委員

 分かりました。一般、特に吹奏楽部で、例えば一般の方というのは、主にどういう経歴の方ということになるんでしょうか。

指導課長

 ありがとうございます。主には、実際に音楽活動されている、ある意味プロの演奏家の方が中心となっております。

牧田委員

 分かりました。多分、柏はそういうプロの方なんかも結構身近にいらっしゃるので、そういう関わりを持って教育してくださる方が大変多いかと思うんですけれども、多分、他市とか他県とか、地方に行くとなかなかそれがない状態なのかなと思いますので、柏のこの状況をすごく大事にして、関係性をつくってもらえればなと思います。ありがとうございます。

森委員

 部活動の地域移行についてなんですが、実際これを実施されて、これに関わっている先生と関わってない先生がいらっしゃると思うんですが、その方たちにアンケートであるとか、意見なんかを聞いた場面があるのか、あればちょっとお伺いしたいなということと、なければ今後のちょっと参考のために何らかの形で意見を反映できるようにアンケートなんか取っていただければなと思います。
 あと生徒のほうも過渡期にあるので、前の体制と今回の体制でどういうふうに変わったのであるとか、自分たちにとってマイナスの面というところも把握していただきたいなと思います。今の時点で分かれば、そのことについてお伺いしたいなと思います。よろしくお願いします。

指導課長

 まず兼職兼業で携わっている教員にアンケートをとったということは今のところございません。ただ我々も視察といいますか、活動状況を見て回っている際に、指導されている教員と話をしたりする中では、基本的にはやりたいと言ってやっているものですので、おおむね満足といいますか、やりたいような形でできているといったところかと思っています。
 一方で、生徒のほうにアンケートはとっておりまして、こちらも8割以上が肯定的な捉え方をしております。一例を申しますと、「専門の指導を受けられるので非常に良かった。」ということですとか、あと「自分の学校単位でやっているとなかった活動に参加できる。」といったようなところでの意見が多く見られるところでございます。

森委員

 私がちょっと気になるのは、顧問の先生は自分がやりたいということで、先ほどのようにおおむね満足なんだと思いますが、多分関わっていない先生方も、今後、他市のほうから柏でこういった取組があるんだったらぜひ働きたいとかという希望者が出るのかなとも期待していたりするわけなんですが、そういった部分も何か参加してないけれども、あなたから見てどういうふうに感じているのかなということも併せて何かアンケートみたいなものを取っていただければなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

指導課長

 ありがとうございます。携わったものではなくて、携わっていない者の満足度であったり、いわゆる働き方改革の面でどういったような効果成果が上がっているのかというようなところは把握に努めたいと思います。
 以上でございます。

田牧教育長

 ほかにどうですか。
 なければ、続きましてオの「令和6年度中学校総合体育大会の結果について」、御質問がありましたら、お願いいたします。
 ないようですので、続きまして、カの「柏市の「いじめ」の状況について(令和6年度1学期)」に、御質問がありましたら、お願いいたします。

渡部委員

 いじめの今後の対応についてのことですが、中学校などでは、脱いじめ傍観教育とか、SOSの出し方教育などを行っていたりとかして、子どもたち自身がいじめについて考える機会が多いとは思うんですけれども、逆に小学校ですごくいじめが増えているということで、同じような子どもに対して、いじめに関して考えるような場というのはどのような形で設けられているのかなというのを伺いたいと思います。

児童生徒課長

 まずこれまで、基本的には授業の中で、これは中学校も同様でございますが、道徳の学習を中心として、いじめに関する内容に取り組んでおります。そのほかですが、当課の指導主事が学校からの要望に応じて、いじめ防止授業、または少年補導センターを中心としまして、情報モラルに関する出前授業、こちらのほうを行っております。1学期も既に複数の学校から要望が上がってきていて、取り組んでいるところですが、今回の委員御指摘の、やはり小学校が増加していることを受けて、やはり小学校へのアプローチも何らか我々としても意識する必要があると捉えております。

渡部委員

 小学校の低学年などは自分がやっていても、多分いじめじゃないと思って、本当に軽い気持ちでやっていることが相手に悪い影響を与えていることが多いと思うので、気づいてない面があったりすると思うので、年齢が様々で伝えるのが難しいとは思うんですが、そういう機会を設けていただけたらと思いますので、お願いします。

児童生徒課長

 ありがとうございます。件数的にも、やはり委員御指摘のとおり、標準的にもやはり2年生、3年生が件数的に多い割合が出てきております。今そういったところで、やはりその発達段階に応じた指導の仕方も含めて、我々としても努めてまいりたいと思います。ありがとうございます。

田牧教育長

 ほかに御質問ありますか。
 なければ、キの「令和6年度匿名相談・報告アプリ「STANDBY」の中間報告について」、御質問がありましたら、お願いいたします。

氏田委員

 STANDBY、始まって、今年で7年になるんでしょうか。今年から小学校5年生も対象になったということですが、令和6年度のこの件数は8月31日現在の件数で、令和4年度、令和5年度というのは、1年間の件数ですよね。これを見ると、本当に1学期多くなっているなというのがまず一つの感想なんですけれども、多いということは、相談する場所があって本当によかったなというのが一つ。いじめの認知と同じように全くゼロということはあり得ないと思うので、増えてくることはそんなには驚かないんですけれども、その中でも、ちょっと教員の指導に関する相談が随分多くなっているなという感じを私はこの表を見てちょっと受けました。
 今年から業務委託されているということで、相談内容等も多岐にわたるということですけれども、この教員の指導に関する相談、この相談内容が学校現場にどういうふうに生かされているのかというのが、非常に危惧するところではあります。どういうふうになっているのでしょうか。

児童生徒課長

 今年度から相談業務委託を実施しておりますが、これまでもですが、今年度も児童生徒課を通しまして、相談内容については基本担当者が毎日チェックはしております。また、その相談内容によって、今回委託している相談員のほうから児童生徒課へ直接電話連絡をするような形に努めているところです。その中で、今委員がおっしゃいました、教員の指導に関する相談だけでなく、例えばいじめの相談であったり、家族関係とか友人関係等、気になる内容によってはこちらから学校のまず管理職に基本的に情報共有を行っています。その中で、必要がある場合には、その管理職から対象となる教職員、またはここは特定がなかなか難しいところであるんですが、何となく例えばこの学年の子のクラスかなとかという、ある程度そういったところも含めまして、そういった児童生徒に対して、指導助言をするような形で生かしております。

氏田委員

 随時、相談者と教育委員会のほうが連絡を取り合っているということですね。

児童生徒課長

 そうです。基本的には相談者から来ることが基本メインになるんですけれども、こちらも先ほど申し上げたように、チェックはしているので、こちらでちょっと気になるなという内容は、こちらからも学校のほうに直接確認とか、情報を提供したりという働きをしているので、相談員プラス我々でもちろん共有しながら行っているところです。

氏田委員

 子どもたちも、相談したときにその後何も変わらないとなったら、何も相談もしなくなってしまうと言ったらおかしいですけど、今度は見えなくなってしまうと思いますので、やっぱり相談をしたら、それなりのアクションなり、相談してよかったというような思いが残るような対応の仕方というか、STANDBYが生かされるのはそういうことなのかなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

田牧教育長

 ほかにどうでしょうか。

牧田委員

 今の氏田委員の指摘にも関係するんですけれども、今はこのSTANDBYは匿名相談なので、実際に相談者が誰か分からないという制度になっていますね。匿名相談だから、気軽に相談ができるという立てつけを維持していくのか、場合によってはもう実名相談、あるいは誰がどの端末からやったというのは恐らく技術的には特定可能だと思うので、もう匿名相談ではなくて、まず秘匿相談、今話題になっていますけど、公益通報ではありませんけれども、そうやって自分の相談を自分個人として、したいなというアプリに切り替えていくということがやっぱりいいのかということは、そろそろ議論してもいいのかと。
 例えば、STANDBYでいじめの相談がありましたといっても、そこだけで必ずしも100パーセント認知できるものではないので、何となくあそこのクラスのあのグループのあそこの1人じゃないかなぐらいで終わっていると、やっぱり初動対応が遅れてしまったりすると思いますから、この匿名相談を実名だけど、あなたの秘密は守りますという形で、切り替えていくことで、相談者の心のハードルが上がるのか、あるいは逆に下がっているのか。そんなものなのかということを少しアンケートを取るなりして、これは活用してもらいたいなと。やはり非常に使いやすいアプリだということであれば、きちんと具体的な事件が発生する前に、手を差し伸べて解決できるツールかと思いますので、今後の課題のところで、SNS相談の在り方として、匿名性を保っていくのか、あるいは秘匿情報をきちんと管理して、秘密性を担保した上で、実名で相談していく、特定できる形で相談してもらうのかということを、切り替えていくかをちょっと検討していただければなと思いました。

児童生徒課長

 今おっしゃったとおりで、中にはやはりちょっと命に関わるようなコメントも実際にあります。我々としては、そこの特定をやっぱりすべきだろうというところまで来ている内容も実は若干ありまして、ただ、なかなかそこに行き着くまでにいかない、やはり難しいところが当然ありました。そういったことを含めると、何を優先するかというところを考えると、今委員がおっしゃったとおり、今後この在り方をしっかりと見極めながら、ぜひこれからも子どもの本当に安心安全のため、命のために活用できるように努めていきたいと思います。ありがとうございます。

森委員

 今のとちょっと関係するんですが、カのいじめの状況についてとキのアプリの中間報告については何ら関係はない、実際に見える部分ではないですよね。実際にこのアプリのほうからこの学校でちょっといじめが起きている可能性があるよということで、校長先生等に動いていただいて、課のほうに明るみになったとかという事例はあるんでしょうか。

児童生徒課長

 実際本当に少ないですけれども、実際はあります。こちらから情報を提供したことで、このクラスかな、この子かなというようなちょっと特定まではなかなかいかないながらも、雰囲気的に読み取れるところなんていうのは、実際数件程度ですけれども、これまでもありました。

森委員

 ありがとうございます。先ほど石井課長がおっしゃったように、命に関わるということが一番大切なことなので、ことが起きてからというのはなかなか対応し切れない部分があると思いますので、そういうことがないように監督機能、関係性であるとか、牧田委員が言っていただいたような部分も含めて、今後検討していただければなと思います。よろしくお願いいたします。

田牧教育長

 ほかにございますか。
 なければ、以上で教育長報告を終わります。

9.議事

 市議会令和6年第3回定例会に関わる議案のため,すべての議案を非公開で審議しました。

 また、議案第1号から第6号のすべて、財産の取得の追認についての議案のため、一括して審議を行いました。

議案第1号 財産の取得の追認の申入れについて 議案第2号 財産の取得の追認の申入れについて 議案第3号 財産の取得の追認の申入れについて 議案第4号 財産の取得の追認の申入れについて 議案第5号 財産の取得の追認の申入れについて 議案第6号 財産の取得の追認の申入れについて

説明

学校教育部長

 別冊資料を御覧ください。議案第1号から議案第6号は、令和2年度、3年度、そして今年度、柏市立小学校及び中学校で使用する教師用指導書等を取得したことについて、市議会での追認を求めることを市長に申入れをしたいので、提案させていただくものになります。
 詳細は指導課長より説明させていただきます。

指導課長

 私から、議会の議決を経ずに行った教師用指導書等の購入について、御説明をさせていただきます。
 補足資料を1枚おめくりいただきまして、1ページを御覧ください。まず、議案の概要について御説明をさせていただきます。
 令和2年度から6年度に購入した小学校及び中学校教師用指導書等についてですが、柏市契約及び財産取得処分条例に基づくと、予定価格が2、000万円以上の財産取得については、議会の議決を経なければならなかったところ、6件について、その手続を経ずに購入しておりました。
 つきましては、これらの購入について、追認をしていただくために、柏市議会に追加議案を提出させていただく予定でございます。
 該当となる案件は、1ページの表のとおり、令和2年度、3年度、6年度に市内の教科書取扱店である株式会社西口アサノ及び有限会社ハマジマ書店と契約を行った計6件でございます。なお、契約関係書類が確認できる令和元年度から令和6年度を対象としております。
 2ページを御覧ください。
 次に、これまでの経緯についてですが、柏市では、これまでクラス数や教員数等が直前まで確定しないこと、その都度契約事務が発生しないため、納品までの時間が短く、授業に支障を来さない等の理由から、「単価契約」による購入を行っておりました。「単価契約」は、購入総量及び購入金額が確定しない契約方式であるため、「単価契約」による財産の取得は、地方自治法及び柏市契約及び財産取得処分条例で定める議決の対象にはならないとの認識のもと、これまで議案の提出を行っておりませんでした。
 しかしながら、昨今の報道を受け、改めて文書が残っている令和元年度から令和6年度までの契約関係書類を確認したところ、小学校及び中学校教師用指導書等の購入に関して、令和2年度からの6件について、財産取得の予定価格が2、000万円以上のものがあることが分かりました。
 このことについて、庁内で協議したところ、「単価契約」による財産取得であっても、議会の議決を受けるべきものであったとの判断に至りました。
 3ページを御覧ください。
 今後の対応についてですが、令和6年度に中学校の教科書採択が行われたため、令和7年度から使用する中学校教師用指導書等の購入に当たっても、2、000万円以上の財産の取得になることが見込まれております。
 再発防止に向けて、予定価格が2、000万円以上の財産の取得で、総価契約に移行すべきものについては、総価契約に移行するとともに、単価契約で契約するものについても、地方自治法及び柏市契約及び財産取得処分条例に基づき、議決を受けるための議案の提出を適切に行ってまいりたいと考えております。
 また、教育委員会内部でのチェック機能を強化するとともに、原則4年ごとに行われる教科書改訂の際には、これらの考え方に基づき、財産取得のための議案の提出が適切に行われるよう、確実な事務引き継ぎに努めてまいりたいと思います。
 議案につきましては、明日27日提出予定で事務を進めているところでございます。
 参考資料といたしまして、4ページ目に教師用指導書等の購入手続に関する資料を添付させていただいております。
 私からの説明は以上でございます。

質疑等

牧田委員

 この2、000万円以上というのは、監査の対象だったと思いますが、これは監査では何か指摘はあったんでしょうか。

指導課長

 私の知る範囲では、そのような指摘はなかったと認識しております。

牧田委員

 例えば、出金は2、000万円を超えている年度があったと思うんですけれども、そのときに単価契約でやるので、この条例の解釈、法令の解釈から問題ないという監査委員の御認識なのか、そもそもここはみんなスルーしてしまったのかというのはいかがでしょうか。

指導課長

 いろいろ調べた中で、監査委員からの御指摘があったかどうかという記述がちょっと確認できておりませんので、何とも言えないですが、そういったような形でこの件について、問題があるというような指摘をいただいたというようなところは確認はできておりません。

牧田委員

 決定的に違法かどうかというところがちょっとグレーだけども、今回議事を通しておくべきじゃないかという、そういう結論に至ったという理解になりますかね。

指導課長

 委員のおっしゃるとおりでございます。

牧田委員

 分かりました。ありがとうございます。

氏田委員

 教科書の採択は採択地区協議を経て適切に行われていると思いますが、指導書等については、各教科どの指導書をどのくらいの数量を選ぶのかというのは、どこで決めていらっしゃるんですか。

指導課長

 基本的に指導書というのは、教科書を教師が活用する際の参考資料となるものでございますので、基本教科書に合わせた指導書を購入するという形になります。数量等の決定は教育委員会のほうで行っております。

氏田委員

 教科によって指導書をいろいろな面から、赤本からいろいろあると思うんですけども、そのどの指導書を使うかというのも、そこは指導課で決めているんですか。

指導課長

 どの指導書を使うかというのは、教科書が採択された段階でおのずと決定するというようなことでございます。

氏田委員

 例えば、教科書の会社によってということだろうとは思うんですけども、指導書の種類がたくさんあると思うんですね。国語だったらこれとこれと幾つかあると思うんですけれども、その中でどれを選ぶかとかというのも教育委員会で決めているということですね。

指導課長

 指導書のセットという形で一括りになっておりますので、こちらのほうで選ぶというようなことはございません。

氏田委員

 そうですか。
 あともう一つありまして、クラス数によって、学校でどのくらいの指導書を使うかというのも変わってくるかと思うのですが、柏市の場合は、例えば、赤本、赤刷り本というようなものは全部の担任というか、教室に行き渡るような形で購入しているんですか。

指導課長

 前回までは、いわゆる赤本も含めまして、紙媒体での指導書でございましたので、各クラスに1冊行き渡るようにというような購入の仕方をしておりました。ところが、今回デジタル指導書というのが導入された関係で、価格が高騰をいたしました。指導課といたしましては、その価格の高騰になかなか対応するのが難しいというところで、デジタル指導書でしたら、1つライセンスを得ると、全員が使うことが可能ですので、学年1冊というような購入の仕方に変更をしております。そのため、紙媒体も学年1冊というような配付の仕方をしております。

氏田委員

 ありがとうございます。非常に令和6年度の金額が高くなっているというのは、そういうことだろうとは思います。
 なぜこんなことを聞くかというと、この指導書が教員にどれだけ役に立って、子どもたちの授業に生かされているかというのを考えたときに、指導書をどういうふうに活用するかも含めて、やっぱり吟味が必要なのかなというふうに思ったので、ちょっとお伺いをいたしました。

指導課長

 ありがとうございます。委員御指摘の赤本等につきましては、やはり1人1冊欲しいというような要望が上がっていたりするものですから、そういったところも含めまして、検討を進めてまいりたいと思います。

牧田委員

 今の氏田委員の指摘とちょっと回答にそごがあるので、一応確認したいんですけど、指導書というのは、出版社が決まったらもうそこの指導書附属のものを使うしかないという、例えば東京書籍ではこの教科書だったらこの指導書ですというふうにもう1対1関係になっているということなんですかね。

指導課長

 そのとおりでございます。

牧田委員

 氏田委員に教えていただきたいのですが、そうではなかった時代があったということですか。それとも何か別のものを想定されているんですか。

氏田委員

 教科書会社と指導書はほぼ一致です。昔からそういう形ではありました。ただ、たくさんの指導書があると言ったらおかしいですけど、その中でどれが一番授業にとって、私たち教員に役に立つかというのは、その中から得ることができました。だから全部セットで買うということはなかったと思います。

牧田委員

 森委員、もしその辺何かあれば。

森委員

 多分、私の記憶だと、例えばAという教科書会社があって、その指導書はAの教科書会社が作るので、1つしかないのが多分通常の理解で、それ以外のものは、東京書籍は東京書籍、例えば開隆堂とかあったら、それは教科書の内容が違うので、そこの指導書に模範解答であるとか、例えばその英文の背景にあるものであるとかが説明されているので、教科書が違うと違う指導書になりますから、だから基本的には同じ会社が一つの種類しか作ってないと思います。ただ学年の1学年、2学年とかという分冊になってはいますけれども、教科書は同じですよね。
 多分違うとすれば、令和2年度に使ったやつと6年度に使った教科書の中身が若干似ていたりするので、そういった面で指導書がこっちのほうの説明が良かったねというようなことはひょっとしたらあり得るかと思いますけれども、基本的に教科書に対して一つだという理解だと、そのような理解でよろしいですか。

指導課長

 セットと先ほど申し上げたのは、中身によって分冊されているというようなところで、理念、概念について書かれているようなものがあったり、赤本と言って、例えば計算問題の回答が赤字で書かれていたり、国語の言葉の意味が書かれているようなものがあったりというのが分かれているというところで、内容面を考えると、そのセットが丸々あったほうが、指導する側としては、指導しやすいものですから、セットで購入しているというような状況でございます。

牧田委員

 ありがとうございます。そうすると、種類の選択というのはあまりなくて、やっぱりその数量本当に要るのか、要らないのかというところが議決の対象なのかと思いますので、やっぱりそれが2,000万円を超えてくるという財産取得であれば、議会マターかなと思いました。ありがとうございます。

採決結果

全員賛成可決

10.協議

次回教育委員会定例会の開催日程について

次回定例会予定

日時:令和6年10月31日 木曜日

開会:午後2時00分

場所:沼南庁舎501会議室

11.その他

月間行事予定

田牧教育長

 続いて、来月の行事予定についてよろしくお願いいたします。

教育総務部長

 教育総務部からは、現在検討及び準備が進んでいます義務教育学校の件につきまして、教育政策課より御説明申し上げます。

教育政策課主査

 私からは、10月に予定しています視察について御説明いたします。
 昨年度来、将来にわたる柏市立学校のあり方を検討するための参考としまして、様々な規模の義務教育学校や小中連携校の視察を行い、研鑽を積み重ねてまいりましたが、今年度も引き続き所属をまたぎ、視察研修を実施いたします。
 来月7日から8日にかけましては、奈良県王寺町にあります施設一体型の王寺町立王寺南義務教育学校と施設分離型の王寺町立王寺北義務教育学校をそれぞれ視察してまいります。2つの異なる学校形態の教育課程や学校運営を視察することは、各地域の特性に応じた小中一貫教育推進事業の参考となるものと考えております。
 また22日には、江東区にある有明西学園を視察いたします。児童生徒数が1、000名を超える比較的規模の大きい義務教育学校であることから、同規模となることが予測されている柏中学校区義務教育学校の開設に向けて、児童生徒の安全の確保や教員負担の軽減等、役立てる知見を得ていきたいと考えております。
 視察につきましては以上でございます。

生涯学習部長

 生涯学習部からは、予定表のとおりでございますが、1点だけ御紹介させていただきたいと思います。
 10月20日に開催します、市内中学生ビブリオバトルにつきまして、図書館長から御説明いたします。

図書館長

 私からは、10月20日日曜日にパレット柏オープンスペースで開催を予定しております、市内中学生ビブリオバトル決勝について、御案内させていただきます。
 こちらは、10月に予選をオンラインで行いまして、そこを勝ち上がった中学生4名による決勝になります。時間が10時からとなっておりますが、決勝そのものは10時半から11時半の予定で開催を予定しております。今年度につきましては、市内の中学校は、市立中学校のほかに私立の中学校、それから県立の中学校にもお声がけをいたしまして、今のところ27名の参加申込みがございました。今月オンラインで5日間にわたりまして、予選を開催し、その中から勝ち上がった中学生による本の紹介でチャンプ本を決める大会になります。お時間がよろしければ、ぜひ御歓談いただきたいと思います。
 図書館からは以上でございます。

学校教育部長

 続きまして、学校教育部でございます。学校教育部からは2点、東葛飾教育事務所長学校訪問を教職員課長より、みんなでつくる魅力ある学校を指導課長より、説明させていただきます。 

教職員課長

 東葛飾教育事務所長学校訪問について説明いたします。
 10月7日、10日、11日、24日にそれぞれ入っておりますけれども、千葉県教育庁東葛飾教育事務所の所長をはじめ、教育事務所の総務課、管理課、指導室の課長及び担当職員が東葛飾管内の6市の公立小・中学校を訪問し、服務整理簿や学校日誌、指導要録等の処理簿の点検、教職員の給与等の事務処理が適正に行われているか、また学校施設設備の安全状況の確認や授業の様子を見て回り、学校運営に関する指導、助言をいただきます。
 その訪問には市の教育長をはじめ、担当課、柏市では教職員課が同行いたします。この後も各学校3年に一度行われ、今年度の柏市の学校への訪問は、小学校で13校、中学校8校、計21校への訪問があります。
 以上でございます。

指導課長

 続きまして、みんなでつくる魅力ある学校につきまして、御説明させていただきます。今年度は10月18日に土小学校、10月23日に田中中学校、10月31日に光ケ丘中学校、11月1日に手賀西小学校と手賀中学校での開催を予定しております。五校合わせまして、全24授業展開、市内小中学校教職員約550名の参観を予定しております。
 本事業は、平成27年より柏市内の全教職員が互いの授業を見合い、語り合う場の設定としてスタートをいたしました。授業を参観するだけでなく、リフレクション(振り返り)に重点を置き、授業者、参観者ともに学びのある研修を実施してまいりました。教育委員会といたしましては、授業構想の段階から指導主事が授業者に関わり、ともに授業をつくり上げるなど、学校に寄り添った指導を行ってまいりました。
 今年度、この取組に関しましては、最終年度といたしまして、次年度より新たな研修体制を立ち上げ、校内研究、授業研究においても、小中一貫教育を推進してまいる所存でございます。
 以上でございます。

田牧教育長

 月間行事予定について御質問はございますでしょうか。
 そのほかに何か付け加え等ありませんか。

12.閉会宣言

田牧教育長

 それでは以上をもちまして、本日の会議の日程を終了いたします。
 閉会といたします。
 ありがとうございました。

お問い合わせ先

所属課室:教育総務部教育総務課

柏市大島田48番地1(沼南庁舎3階)

電話番号:

お問い合わせフォーム