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柏市教育委員会令和6年第8回定例会会議録
1.日時
令和6年8月29日(木曜日)
- 開会 午後2時00分
- 閉会 午後3時21分
2.場所
沼南庁舎501会議室(沼南庁舎5階)
3.出席した教育長及び委員
- 教育長 田牧 徹
- 教育長職務代理者 牧田 謙太郎
- 委員 森 秀夫
- 委員 氏田 青津子
- 委員 渡部 麻有
4.教育長及び委員並びに傍聴人以外の出席者
教育総務部
- 教育総務部長 原田 明廣
- 教育総務部次長兼教育政策課長 松澤 元
- 教育総務部次長兼学校給食課長 中村 泰幸
- 教育総務課長 籠 希世子
- 教育施設課長 古谷 正人
生涯学習部
- 生涯学習部長 宮本 さなえ
- 生涯学習課統括リーダー 竹内 邦裕
- 中央公民館長 牧野 共子
- 文化課長 吉田 敬
- 図書館長 坂口 園子
学校教育部
- 学校教育部長 福島 紀和
- 学校教育部上席技監 依田 紀彦
- 学校教育部次長兼学校教育課長 原 竜太郎
- 学校財務室長 渡辺 勝
- 教職員課副参事 坂本 雄介
- 指導課長 平野 秀樹
- 児童生徒課長兼少年補導センター所長 石井 剛範
事務局
- 教育総務課統括リーダー 佐藤 香
- 教育総務課主事 青木 麻奈美
- 教育総務課主事 程田 祐輔
5.傍聴に関する説明
田牧教育長
傍聴の確認を行います。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項の規定により、会議は原則公開となっております。
本日は、傍聴希望者がいらっしゃいませんので、柏市教育委員会会議傍聴規則第1条の2第2項の規定に基づき報告いたします。
なお、会議中に傍聴の希望があった場合は、随時入室していただくこととしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(全委員了承)
田牧教育長
それでは、随時入室していただくことにいたします。
6.開会宣言
田牧教育長
ただいまから教育委員会令和6年第8回定例会を開会いたします。
7.前回会議録の承認
令和6年第7回定例会会議録について全委員異議なく承認した。
8.教育長報告
報告
教育総務部長
本日の教育長報告は全部で3件ございます。
初めに、アの「令和5年度決算審査について」を私と生涯学習部長及び学校教育部長から御報告申し上げます。
資料は1ページからになります。
決算審査は7月11日に教育総務部及び学校教育部、7月12日に生涯学習部を対象として行われました。私からは教育総務部所管分について、資料の中から4点抜粋して御報告申し上げます。
1点目は、教育総務部として秘匿性の高い契約案件の資料、金額入り設計書等のデータは、パスワードを打つなどして管理しているのか。また印刷した場合、紙の設計図書は担当者以外も見ることが可能ではないのかとの御質問がございました。
これに対しましては、電子データはパスワードで管理をしていること、それから紙媒体は担当者以外は閲覧できない鍵つきのロッカーで保管しており、今後閲覧簿を作成し、誰が閲覧したかが分かるように、管理を徹底していくということを私のほうからお答えをいたしております。
2点目は、教育政策課に対し、「(仮称)柏市未来につなぐ魅力ある学校づくり基本方針策定事業」について、事業実績の指標を審議会開催回数とすることに違和感を感じる。事業の目的に沿った目標としたほうがよいという御質問がございました。
これにつきましては、他部署の事例を参考として検討していく旨をお答えしております。
3点目は、教育施設課の2つの事業について質問がございました。まず重点事業に自校方式学校給食の維持を挙げているが、自校方式で進めていくのかとの御質問がございました。
これに対して、旧柏地域は自校方式、旧沼南地域はセンター方式で進めていくと答弁をしております。また、委員から高田小学校は親子方式を検討しているようだが、物価高騰や社会状況に応じて自校方式だけではなく、様々な検討が必要だと考えるとの御意見をいただきました。
次に、田中中学校の不発弾の対応状況とその後の対応について聞きたいとの御質問がございました。
これに対しましては、不発弾対応として、探査と掘削を並行して進めており、本探査業務は令和5年度内に完了する予定だったものが、廃棄物等が新たに発見されたことから、工期を延長し、事故繰越となったこと。それから、田中中学校の校舎増築工事は令和5、6年度の2か年で実施予定だったが、工期の延伸が必要となる見込みであることを答弁いたしております。
また、監査委員からこのような事態の対応は非常に大変であり、負担となっていることは理解しており、抱え込まず、教育委員会内や周りに情報共有を進めつつ、進めてほしいとの御意見をいただきました。
併せて、田中中学校の場所は元々何だったのか、廃棄物の対応に当たり、土地の元所有者の特定はできているのかとの御質問ございました。
これにつきましては、戦時中は当該地は田んぼであり、埋め立てて学校を建てていること。廃棄物は焼却灰や上履き等の燃え殻が含まれており、学校で埋めたものと思われることを答弁いたしております。
4点目は、学校給食課に関しての御質問でございます。まず令和5年度に給食費の見直しを行い、令和6年4月に改定したが、見直しを行うに当たった経緯を説明してほしい。また、安易に無償化を行わず、必要であれば保護者に負担を転嫁することを検討してほしいとの御質問がございました。
これに対しましては、まず給食費の見直しは、柏市が学校給食に求める質を維持するのに必要な食材費を確保することができなくなったためであること。さらには改定分の全額を保護者に負担させるかどうかは別として、保護者にも給食費の現状を理解してもらうために改定したことをお答えをしております。
次に、高田小で他校への給食運搬を考えているとのことだが、詳細を説明してもらいたいとの御質問がございました。
これに対しましては、高田小の給食室は、校舎の老朽化に合わせて建て替えるものであること。その際、隣接する柏第七小の児童数の急増に対応するため、高田小に他校への給食提供機能を持たせ、柏第七小学校の児童数が落ち着いた後は、施設の改修等で給食提供ができなくなる学校について、その学校へ給食を提供を行う機能を持たせることを答弁いたしております。
次に、給食室の空調はリース方式で導入するとのことだが、コストの比較を行ったのか。また、空調のリース期間を13年とした理由は何かとの御質問がございました。
これに対しましては、直接施工方式とリース方式の価格比較は行っていること。また、空調機器の耐用年数をリース期間として採用したことを答弁いたしております。
次に、違約金が発生した相手方とその経緯を知りたい。また、違約金の回収見込みがあるかとの御質問がございました。
これに対しましては、この違約金の相手方は食品加工会社の寿食品であること。さらには、同社の食肉部門が川崎市や横浜市に外国産の豚肉を国産と偽って納品していたことが発覚した。この不祥事によって、給食調理部門も事業の継続ができなくなったため、同社が柏市の給食事業を受託する名戸ケ谷小学校の給食調理業務から撤退したいと申出があり、12月末でその委託契約を解除することとなったため、その契約解除に際し、契約書の定めにより、契約金額の10分の1の金額が違約金として発生したものであることをお答えしております。
また、6月に横浜地裁から同社の破産手続が開始されたとの通知があることを踏まえて、違約金の回収は困難であるということを併せてお答えをしております。
教育総務部の所管分については以上でございます。
生涯学習部長
続きまして、私からは生涯学習部所管分について、資料の中から4点抜粋して御報告申し上げます。
1点目は、生涯学習課に対し、2つの事業について質問がございました。まず、中高生の居場所事業の概要と施設の安全性について質問がございました。
これに対しまして、柏駅前の柏市子ども・子育て支援複合施設TeToTeの5階に施設を開設予定で、施設内は2つのスペースで構成し、1つは学習スペース、もう1つは広いフロアをカフェ風にして、みんなでおしゃべりや読書、ゲーム等ができるくつろぎの空間にする予定であること。建物内は警備員が巡回しており、5階受付にて利用者登録をした人のみが入場できる仕組みであることを答弁しております。
また、委員からは、中高生がこの施設に来館したくなる価値をどのように付加するか検討してほしいとの御意見をいただきました。
次に、放課後子ども教室事業について、昨年度の定期監査において、当事業を持続可能な事業とするため、地域人材の確保と運営の仕組みが必要であると記載されていたが、そのめどがついたかとの御質問がございました。
これに対しまして、高柳小でモデル事業を実施しようとしていますが、この事業の中で運営方法等を確認していきたいと答弁しております。
2点目は、中央公民館に対しまして、サンルーフ設置工事の目的はワニバースの運用開始なのかとの御質問がございました。
これに対しまして、当初は傘をささずに乗り降りができるような屋根を設置してほしいとの市民要望に応える形であったものの、結果的にワニバースにも対応することとなったものと答弁しております。
3点目は、文化課に対しまして、高射砲連隊(旧根戸分署)について、今後の活用方法と早期の修繕対応が必要ではなかったのか。国の補助金対象になるかについて御質問がございました。
これに対しまして、建築当時の設計図が残っていないため、耐震判断等において、現状の基準に見合っているかどうか判断できないが、同様の建物の公開事例を参考に、公開に向けて進めていきたいこと。修繕については、子育て支援やまちづくりなどと比べ、優先順位が低くされがちであるが、今回、柏市文化財保存活用地域計画の策定をしたことによって、予算化につながったと考えていること。また、この計画に位置づけることによって、国の補助金の優先的な採択や加算があるため、今後も獲得できるよう努めていきたいと答弁しております。
4点目は、図書館に対しまして、子ども図書スペース整備事業の運営について、委託等を計画的に進めていくと記載があるが、昨年の定期監査で説明していた直営による運営から委託に方向転換した理由について質問がございました。
これに対して、定期監査の際には、直営による事業を計画しており、正規職員及び会計年度任用職員の配置等を人事課に要望するという回答をしたものの、配置が難しいという理由もあり、直営に限定せず、委託も含めて検討した結果、子ども図書スペースの運営は、見守りを重視する事業形態として、運営委託も含めて検討したものと答弁しております。
生涯学習部所管分については以上でございます。
学校教育部長
続きまして、私からは学校教育部所管の質問と答弁のうち、資料の中から5点抜粋して、御報告申し上げます。
まず1点目は、学校教育課に対し、3つの事業について質問がございました。
初めに、高等学校等入学準備金貸付元金収入について、現状と未済状況への質問がありました。
これに対し、債務者は4名であることを答弁しております。
委員からは、債権管理課に移管する以前に対応できるものは対応してほしいこと。返済のフォロー体制を紹介してはどうかとの御意見がありました。
これに対し、裁判所の手続に入っている債務者や連絡が取れない方もいるが、御意見を参考に対応していくことを答弁しております。
次に、校外学習用バス派遣事業について、不用額が1、000万円以上あり、事業の現状と今後の見込みに関する質問がございました。
これに対し、昨年度に新型コロナが5類に移行したものの、想定よりも校外学習の回数が少なかったことが原因であること。今後はコロナ禍以前に戻ってくれば、支出額は増える見込みであることを答弁しております。
最後に、ラグビー校の市内児童通学者数や固定資産税についての質問がありました。
これに対し、市内の児童が4名通学していること。通学に当たっては、公立校に在籍を置きつつ、ラグビー校に通っていること。固定資産税については把握していないことを答弁しております。
2点目は、学校財務室に対し、委託費が配当替えをしているのにもかかわらず、流用や不用額が出ている理由について御質問がございました。
これに対し、運転時のアルコールチェックが義務化されたことに伴い、年度当初計画のなかったアルコールチェッカーを急遽購入することになったため、学校教育課から配当替えを行ったこと。しかしながら、工事に伴う物品等移転費用の入札結果やゴミの処理量が想定よりも低く抑えられたことから、不用額が出たことを答弁しております。
3点目は、教職員課に対し、損害賠償の内訳について質問がございました。
これに対し、学校での人身事故や除草作業中の物損事故等で合計6件の損害賠償が生じ、金額が一番大きいのは、生徒の転落事故で990万円の損害賠償が生じたことを答弁しております。
4点目は、指導課に対し、部活動の地域移行について質問がありました。部活動については、大会の参加基準はどのように決定しているのかとの質問がありました。
これに対し、参加基準は上部団体の判断に合わせる形であり、学校単位やクラブ単位になることもあると答弁しております。
また、部活動の地域移行について、どのくらい教員の業務時間が削減できたのかとの質問がございました。
これに対し、中学校の時間外業務は、地域移行前が59時間、移行後は46時間と、1人当たり13時間は削減できていることを答弁しております。
また委員からは、子どもと向き合う時間に使えたのか、どのように使ったのか、継続して削減数を調査してほしいとの御意見がありました。併せて指導員について、昨年度の定期監査では指導員の半数以上が教員であると聞いたが、令和5年度末の状況について聞きたいとの御質問がありました。
これに対し、状況は変わってはいないが、今年9月から陸上と吹奏楽が地域移行するので、変化があるかもしれないと答弁しております。
また、休日の指導員を希望する教員の兼職届や兼業届の状況について質問がございました。
これに対し、申請を受けて、条件を満たしていれば問題なく受理することを答弁しております。
5点目は、児童生徒課に対して、不登校支援の人的配置の指標が0人である理由について御質問がありました。
これに対し、誰一人取り残さないという趣旨で、登校できなくても相談できる場があることが大事と考えている旨を答弁しております。
委員からは、通常は指標が0や100パーセントはどうかと思うが、これについては趣旨を踏まえると、好印象でしっかりと説明した上での指標なら評価したいとの御意見がありました。
私からは以上でございます。
生涯学習部長
次に、イの「第40回青少年夏のつどい「オーバーナイトハイク」の開催結果について」を生涯学習課統括リーダーから御報告申し上げます。
生涯学習課統括リーダー
「第40回青少年夏のつどい「オーバーナイトハイク」の開催結果について」を御説明申し上げます。
この事業は、参加生徒と柏市青少年相談員連絡協議会が力を合わせ、柏市内を巡る約30キロのコースを歩くイベントであり、8月24日夜から8月25日朝にかけて行われました。参加者は最終的に中学生334名となり、また同行している青少年相談員等は189名でした。
事業の趣旨や行程については記載してあるとおりですが、参加した中学生からは友人と夜通し歩く経験はなかなかないので、もう一度参加したいと思った。また、足も痛く眠かったけども、歩きながら友達とおしゃべりできたのは良かった等の御意見をいただいております。
熱中症対策などの観点から、前回より配布する飲料水の量を増やしたり、歩行グループを3グループから2グループに変更することで、日出後に歩行する時間を抑制したり等万全の体制で臨んだところです。今回は昨年ほど気温が上がらなかったこともあり、途中救護者も前回より少なく、参加したほぼ全員がゴールすることができました。
生涯学習部長
今のオーバーナイトハイクの報告になりますが、資料に一部誤りがありまして、開催日が8月23日土曜日から24日日曜日となっておりますが、24日土曜日から25日日曜日の誤りでございました。大変失礼いたしました。
次に、ウの「次期公共施設予約システム更新について」を中央公民館長から御報告申し上げます。
中央公民館長
次期公共施設予約システム更新についてを御説明いたします。
事業の概要ですが、市の近隣センター、スポーツ施設、ホール系施設の予約を行う公共施設予約システムの現行のものの契約期間が令和7年度末をもって終了するに伴い、関係各課で協議した結果、千葉県が調達するちば施設予約システムの共同利用を行うということと決定いたしました。来る10月に千葉県がプロポーザルを実施する予定で、共同利用に伴い、開発費、稼働後5年間の賃借及び保守費を債務負担行為で計画しています。
更新目的といたしましては、費用を抑えることとともに利便性の向上やシステム保守の安定性の確保、職員側の大幅な業務負担削減などが挙げられます。事業スケジュールとしては、10月の千葉県のプロポーザルの後、1月に落札事業者と次期公共施設予約システムについて契約予定で、その後システムの開発を行い、令和8年明けてからの運用開始となる予定です。
今年9月の補正予算ですが、債務負担行為のため、令和6年度は0円となっており、予定の契約期間といたしましては、令和7年1月から令和12年3月までとなります。
生涯学習部長
教育長報告は以上となります。
質疑等
渡部委員
生涯学習課での質問で、TeToTeの安全管理についての答弁があったと思いますが、その中で建物内に警備員が巡回しているということでしたが、警備員というのはどのような体制で、施設の中にいるものなのか、それとも施設の外に立っているのか、その体制がどのようなものかを教えていただきたいです。
生涯学習課統括リーダー
警備員の体制は、館内は基本的には2名体制で運営しておりまして、1名は1階の入口のところで立哨をしているような形になります。もう1名の方が館内全体を巡回しているという形になります。
渡部委員
そういう警備員というのは、結構ほかの施設にもいるものなのですか。何かくつろぎの場ということなので、ここに入るのに登録をして、結構がっちりとした体制が整っていると思うんですけれども、それに加えて警備員の方が巡回しているとなると、何か落ち着ける場になるのかなというのも感じたりするので、そこはいかがでしょうか。
生涯学習課統括リーダー
警備員の方はもし何か広場内であった場合に、まず駆けつけていただくという機能があるのと、TeToTe内はかなり共用スペースもたくさんございまして、裏の階段であるとか、またトイレ内とか、そういったところもあるので、そういったところを含めて巡回していただいているというふうに思います。
渡部委員
分かりました。
一応、子どもが利用するところなので、安全対策をしっかりしてくださっているのは、すごくありがたいことなんですけれども、何か窮屈になりすぎて、入りづらいなとか感じてしまう子がいないような工夫とか、そういうのも考えていただきたいなと思いました。お願いします。
氏田委員
2つほどお聞きしたいと思います。学校教育課で1つ、それから教職員課で1つお願いいたします。
学校教育課の方ですけれども、ラグビー校に4名ほど通っていらっしゃるということで、公立学校に籍を置きながら、ラグビー校に通学しているというのは、義務教育を履修したことにはならないためということでしたけれども、これに対して、その子どもはどういう実態の下に学校に通っているのかということと、その手続等がありましたら教えていただきたいと思います。
学校教育部次長兼学校教育課長
市内の公立学校に籍を置きながら、ラグビー校に就学する児童生徒は、柏市に住民記録がある日本国籍を有する者として、現在のところ十余二小学校に2名、柏の葉小学校に1名、柏の葉中学校に1名の計4名になります。その4名全員がほかの自治体から柏市に転入してきて、ラグビー校に入学したという形になっております。
就学の手続につきましては、転入をしてきた場合ですと、転入届を受け付ける市民課などの職員が、就学予定先の学校について聞き取りを行いまして、そのときにラグビー校に就学する予定であるということが分かった場合に、学校教育課のほうにその旨の情報が入ります。学校教育課から保護者に連絡を取って、公立校に籍を置く必要があるということを説明した上で、住所地の指定校に入学通知書を提出していただくなど、手続を行うように要請をしております。
なお、公立学校に籍を置きながらラグビー校に通学する場合は、ラグビー校の長期休業中に公立校に通学することも可能です。通学しないこともできるんですけれども、いずれの場合でも教科書の支給ですとか、指導要録や成績表の作成も行われ、義務教育を履修したことになります。
氏田委員
ということは、長期のお休みのときに、公立学校のほうに来て授業を受けたことに対して、評価とかを行うという形ですか。
学校教育部次長兼学校教育課長
そうなります。その期間中に例えばテストをやったりだとか、授業について評価をつけるということを行うことはあります。
氏田委員
ということは、授業日数が、例えば200日程ありますが、その中の何分の1か、何日かは学校に通ってれば義務教育を履修したということを認めますよという形なんですか。
学校教育部次長兼学校教育課長
仮に長期休暇中に指定の公立学校に通学しなかった場合でも、長欠という扱いになるんですけれども、長期休業中に通学した場合でも、期間的には非常に短い期間になろうかと思いますので、そのいずれの場合においても長欠という形にはなるんですが、履修をしたということにはなります。
氏田委員
これからこういう学校がもしかしたら何校かできるかもしれないですよね。これは初めてではなくて、安比高原のほうでしょうか、何かパブリックスクールができているかと思うんですけれども、やっぱりこれは、国はどういうふうに考えてるのかなということを思うんですけれども、この義務教育に関して。そこら辺はどうなんでしょうか。
学校教育部長
長欠の子がサポート校なんかに行っている子もかなりいるんですけれども、そこは出席補助は欠席になるんですけれども、要録の段階ではフリースクールに何日出席で校長が認めれば、教育課程や施設等を認めれば、要録は出席にできるというような扱いになっているので、それと同じような扱いだと考えています。指導課と私もちょうど今日行きますが、そういうフリースクールの学校からは、こんな学習しましたというのを学校に送ってきてくれるんですね。ラグビー校にもそのようなことを今、お願いをしていて、こんな学習をしているとか。もちろん、義務学校に籍を置いていますので、成績はつけなければいけないので、そういうものを判断しながら、成績もつけていくというような対応になっております。
これは、県によってはまるで認めてないというような県もあります。東京都なんかは、区によっては一切それは認めないということになるんですけれども、中学校現場とか小学校現場はラグビー校に通いながら、籍を自分の学校に置かなきゃいけない。ラグビー校で6週間通ったら、次2週間くらい休みとか、そのようなシステムになりますが、その休みの間に通いたい子は来ていると、ところがそこもなかなか来たり、来なかったりとなるので、籍をおいている学校は非常に大変なんですけれども、一応制度上はそのような形になっております。
氏田委員
ちょっと理解しかねるところがあるんですけれども、子どもにとってやっぱり義務教育がきちんとどこで、どういうふうに行われたかということはすごい大切なことだと思いますので、どういうふうに考えたらいいのかちょっと分からないのですが。
学校教育部長
中学校の不登校の子がかなりの数がいるんですけれども、その中でも、フリースクール等に通っている子がかなりいます。その子たちも学校には来ていないのですが、そのフリースクール自体の教育課程とか、施設を校長がしっかり見て、校長のほうでこれは出席を認められると判断した場合は出席扱いにしていいんですね。そのような形で、ラグビー校なんかも同じような対応を取っております。ですから、もう今フリースクールにも補助金を出せなんて文句のほうも挙がっているんですけれども、これからはそのような子どもたちや学校が増えてくるのかなというふうに考えております。
氏田委員
分かりました。今の段階は、福島部長がお話しした形でやっているということですね。ありがとうございます。
もう1つの質問になりますけれども、教職員課のほうにお願いいたします。学校での人身事故、それから物損事故が令和5年度に6件あったとのことですけれども、それはどういう内容だったのでしょうか。
教職員課副参事
私からこの6点の内容についてお答えします。
まず1点目ですが、柏の葉小学校の人身事故です。令和4年11月に、体育の授業中に相手方の児童が跳び箱を跳んだところ、着地に失敗し、転倒、右腕を負傷したものです。賠償金としては78万380円となっています。
2点目は、柏第六小学校の財物事故です。令和5年5月に、除草作業をしていた学校用務員の使用するエンジン式の刈払機が石を撥ねたことにより、当該石が道路を走行していた相手方使用の自動車に当たり、ドアガラス等を破損したものです。賠償金は73万667円となっております。
3点目は、富勢西小学校における人身事故です。令和4年9月に、相手方が学校の側溝にかかっているグレーチングの上を歩行したところ、当該グレーチングが外れて、側溝に落ち、腕及び足を負傷したもの。賠償金は49万180円です。
4点目は、旭小学校における人身事故です。令和元年11月に同校の図工の授業中、相手方児童が同校教諭の指示により、当教諭とともに机を運んでいたところ、足元の簀の子につまずき、持っていたその机に顔面をぶつけ、前歯1本を損傷したものです。賠償金は150万円となっています。
5点目は、名戸ケ谷小学校における財物事故です。令和5年7月に、用務員が除草作業をしていたところ、当該職員の使用するエンジン式の刈払機が石を撥ねたことにより、当該石が駐車していた相手方所有の自動車に当たり、後部のガラス等を破損したものです。賠償金は10万2、200円となっています。
6点目は訴訟についてです。柏市公立学校で生徒の転落事故が発生し、令和元年に元生徒と柏市に損害賠償を求めて、提訴されたていたものです。賠償金は和解金として990万円の支払いとなっています。
以上6点でございます。
氏田委員
本当に学校での人身事故、物損事故、様々な事故があるんだなというのが1つ。学校は安心、安全が一番かと思うんですけれども、これを徹底していただくと同時に、こうした事故をほかの学校とどれだけ共有して、安全を確保していくのかというところはいかがでしょうか。
教職員課副参事
1つ例として申し上げますと、刈払機の事故が今報告の中で2件ありました。これについては、学校には注意するようにということだけでなく、例えば刈払機の連続使用時間だとか、周囲に15メートル以上物がないところで行うとかという細かな点について、通知文という形で市内小中学校に通知しております。その他の点についても、校長会等を通じて未然防止に努めているところでございます。
氏田委員
本当に安全に学校教育活動ができることを祈っております。ありがとうございます。
森委員
単純に言葉の意味が分からないのが幾つかあるので教えていただきたいのですが、中央公民館のワニバースという言葉になじみがないのと、あともう1つ、給食のところの親子方式はちょっとなじみがないので、どういう方式なのかちょっと教えていただければと思います。
中央公民館長
中央公民館からワニバースについてお答えいたします。昨年度から走り出しましたコミュニティバスになります。こちらで取り上げているバスのルートといたしましては、柏駅からウェルネス柏までのルートになります。
教育総務部次長兼学校給食課長
学校給食課より、親子方式について説明いたします。
普通の学校にある給食室は当該校の給食のみを作る、要は単独調理場と呼ばれるものになります。今回はその学校の敷地内に調理場を造るんですが、その調理場からその当該校だけでなく、先ほど申し上げたように、柏第七小という外の学校にも運びますので、調理場がある学校を親校、運ぶ先を子校という形で親子方式という言い方となっております。
田牧教育長
ほかにどうでしょうか。
よろしいでしょうか。
それでは、以上で教育長報告を終わります。
9.議事
市議会令和6年第3回定例会に関わる議案のため,すべての議案を非公開で審議しました。
議案第1号 柏市学校給食費条例の制定申入れについて
説明
教育総務部長
別冊資料の1ページを御覧ください。
議案第1号は、現行の学校給食費の扱いを各学校単位で扱う私会計であるものを、柏市の会計として扱う公会計とするために必要な条例を制定しようとするものでございます。
詳細につきましては、教育総務部次長兼学校給食課長より御説明申し上げます。
教育総務部次長兼学校給食課長
資料3ページを御覧ください。
学校給食費条例の中身について御説明いたします。
本条例は全部で6条で構成しております。まず第1条では、条例を制定する趣旨について、第2条では、本条例で用いる用語の定義について定めております。また、第3条では、学校給食法において給食の実施は努力義務とされておりますことから、まず市立学校で給食を実施することについて定めます。
続いて第4条では、市長が保護者等の学校給食費負担者から学校給食費を徴収し、またその額は規則で定めること、第5条では、市長が特別の理由があると認めるときは、学校給食費を減免できることを定めます。このほか最後に第6条では、本条例は条例に定めるもののほか、学校給食に関し、必要な事項は教育委員会が定めること、こちらについて定めてまいります。
また、本条例の施行時期ですが、令和7年4月1日を予定しております。
なお、学校給食費の具体的な金額であったり、納付月、減免等の内容につきましては、年内をめどに本条例に基づく施行規則で定めていく予定でございます。
説明は以上となります。御審議の程よろしくお願いいたします。
質疑等
なし
採決結果
全員賛成可決
議案第2号 柏市子ども・子育て支援複合施設条例の一部を改正する条例の制定申入れについて
説明
生涯学習部長
議案第2号でございますが、こちらは柏市子ども・子育て支援複合施設TeToTeの4階に本の広場、5階に中高生の広場を新たに設置するため、既に施行されている柏市子ども・子育て支援複合施設条例の一部を改正し、必要な事項を定めようとするものでございます。
両施設に係る改正の内容につきまして、担当より御説明させていただきます。
図書館長
議案第2号説明資料に沿って、両施設について御説明をさせていただきます。
まず、本条例の改正の趣旨でございます。このたび、柏駅前の柏市子ども・子育て支援複合施設TeToTeの4階に本の広場、5階に中高生の広場を新たに設置するために既存の条例の一部を改正し、必要な事項を定めようとするものでございます。
両広場につきましては、令和6年12月の開設に向けまして、現在、壁床などの基本的な設えを整えるための改修工事を実施してございます。
それでは、資料に沿って両施設について御説明をさせていただきます。説明資料を御覧ください。
まず、本の広場についてでございます。設置の目的でございますが、子どもに本と接する機会を提供し、子どもの健やかな成長を支援するため、複合施設の4階に本の広場を設置しようとするものでございます。利用者の範囲につきましては、主に乳幼児から中学生までの児童生徒と小学3年生までの保護者といたします。ただ、先月の勉強会の際に御指摘いただきました件につきましては、年齢によって厳格に利用を制限するものではなく、状況を見ながら対応してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、小学生を中心とする利用者が安心して過ごせる環境をつくってまいりたいと考えております。
利用に当たっては、受付簿を用意し、氏名等を記入してから利用してもらうことを想定しております。使用料については無料とします。
生涯学習課統括リーダー
続きまして、5階の中高生の広場について御説明申し上げます。
まず設置の目的ですが、中高生世代の子どもに自主的な活動の場及び交流の場を提供し、中高生世代の子どもの健全な育成を図るため、複合施設の5階に中高生の広場を設置しようとするものです。
利用者の範囲は中学1年生から高校3年生までの中高生とし、友人等の利用などを踏まえ、市内在住在学といった要件は設けずに、多くの中高生に利用していただけるようにしてまいります。利用に当たっては、登録制とし、入退館を管理し、安全、安心な居場所を提供してまいります。使用料は無料とします。
続きまして施行期日は、公布の日から起算して4月を超えない範囲内において教育委員会規則で定める日とします。なお、教育委員会規則で定める施行期日や開設時間等につきましては、表のとおり予定しております。
まず、開設時間につきましては、4階本の広場は、午前9時から午後5時まで。5階の中高生の広場については、平日の火曜日から金曜日は午後3時半から午後8時半まで、土曜日、日曜日、月曜日を除いた祝日及び夏季、冬季等の学校長期休業日については、午前9時から午後8時半までといたします。休業日についてはどちらの施設も祝日を含む月曜日及び年末年始の12月29日から1月3日までをお休みとします。開設時期につきましては、令和6年12月を予定しております。
参考といたしまして、3ページに案内図、4ページに各階の平面図、5ページに各階のゾーニング図を示しております。各フロアの面積は約370平米で、両広場ともに複数のエリアを設け、それぞれのコンセプトに即した空間を提供してまいります。
議案2号についての説明は以上となります。御審議の程、よろしくお願いいたします。
質疑
牧田委員
許可制になっているのですが、これの許可基準というのはどこに書いてあるんですか。
つまり、許可制というのは、原則は不許可なんですよ。例えば、道路を車で運転することは原則はしてはいけない。例外的に、免許を受け、許可された人が運転できる。そうすると、この施設も原則利用はできない、例外的に利用ができます。その例外的に利用ができるといったときの基準を示さなければいけないはずなんですね。その基準はどこに書いてあるのでしょうか。
生涯学習部長
条例で定めております利用者の範囲というところで、この範囲に該当する方に許可をするという考え方でいるのですが、いかがでしょうか。
牧田委員
先ほど言いましたように、許可という言葉自体が原則駄目、例外オーケーになりますので、原則オーケー、例外駄目というのは本来許可ではないと思うんですね。強いて言いますと、中高生の居場所に関しては、第44条第4項に許可基準が書いてあると読み取れると言われればそうかと思うんですが、一般的にこれで全て許可基準を網羅しているのか、あるいは行政手続の中で適切な許可の基準として具体的なものを示されているかというのが少し懸念されるところであります。
教育委員会規則で別途定めるとなっておりますが、これは先ほど、探したんですけど、ホームページ等に載っていないのですが、具体的に教育委員会規則で定めているものというのは何になりますでしょうか。
生涯学習部長
教育委員会規則はこれから定めることとして、この条例が制定されましてから、もっと具体的な利用に係る様々な事柄を規則で定める予定をしております。
牧田委員
おそらく条例は当然民主的意思が反映されるものなので、それの範囲で、手続的なものが教育委員会規則で定められると思っているのですが、そうすると、ここに書かれている許可基準以上の細かい許可基準でないといけないのでは、現時点では。
例えば、偽りその他不正の手段で施設利用許可を受けたということになるんですけれども、これは何を想定されていますか。取消処分ですよね。例えば、25歳なんだけど17歳ですと偽って申請した。その程度のことということですかね。
実際に入ってみたら、中で、例えば信仰宗教の勧誘のようなことやっていたとか、いろいろな集会をやっていたとか、もちろん集会自体を否定するわけではないですが、後々ほかのお客さんとのトラブルで、こういう場合はさすがにまずいのではないかというケースが出てくると思うんですよ。その際に許可をしてしまっていると、それが不許可として取り消せるかどうかというのは、この背景からすると疑問かなと。後々行政訴訟で争われるかなという懸念があります。
そのため、本来許可制でいくということであれば、きちんとこういう場合に許可しますということを、本当は全部うたっておかないと、後々禁止されていないでしょと言われたらおしまいになりますので、そこが許可制の一つの問題でございます。
先ほど、渡部委員のほうから警備員が巡回して、ちょっと窮屈にならないようにという御指摘があったんですけれども、あまり許可、許可と基準を定めてしまうと、そもそも子どもたちが自由に利用するという趣旨からだんだん外れてくるんだろうと思うんですね。そういう意味で私としては、非常に許可制ということにとても違和感があります。法律的な考え方をすると、とても違和感があるということで、運用としては原則許可を出して、例外的に不許可にするということを考えていらっしゃるのでしょうけれども、そこのところはきちんとこういう場合は少なくともしてはいけないとか、相当運用面で気をつけていかないと後々いろいろなトラブルになりかねないかなと思います。
あとは利用する子どもたちも、やはりちょっと考えが及ぶ子はなんでこれ許可制なんだろうとか、恐らく疑問を持っていろいろ考えるところもあると思いますので、そういったところでつまらないトラブルにならないように、やはり本来であれば許可制を見直すべきじゃないかと思いますし、もうこれでいくということであれば、あえて反対はしませんけれども、やはり相当注意深くいろいろなことを想定して、運用基準、許可基準をつくっていき、しかもそれを公表していかないと後々トラブルになるかなと思います。
生涯学習課統括リーダー
御意見ありがとうございます。
5階の中高生の広場に関しては、基本登録制という形とし、中高生世代に関しては、登録いただければ特に許可の行為がなく入れるという形で考えております。
ただ、この条例をつくるに当たって、この施設自体が場合によっては小学生も使う施設で、例えば兄弟で来た場合どうするのかといったときに、その場合は例外的にというか、許可の申請書を出してもらったことによって、スポット的な利用書を出してもらったことによって使えるという運用を考えたときに、この許可の項目を追加したという経緯になっております。
牧田委員
そうすると、ちょっと私読み間違えていましたね。登録した子は許可制じゃないということですか。
生涯学習課統括リーダー
そのとおりです。中高生世代に関しては。
牧田委員
例外として、きちんと申請をして、そこで許可行為があって、入館したそこの子たちは許可制になると。
生涯学習課統括リーダー
基本的には小学生とか兄弟で来た方ということを想定しております。
牧田委員
分かりました。それであればおそらく普通の子たちは登録制の中で、ある程度自由に入っていて、例外的な場合を定めているということですよね。であれば、許可制でもやむを得ないのかなと思いますが、その際にもきちんと許可の基準とか、あと管理基準はつくっておかないと、後々というところは残るかと思いますので、そこは整理していただきたいなと思います。
渡部委員
1点質問させていただきます。
本の広場は、基本的には中学生までということで、それも許可があれば高校生も入れるということですか。
図書館長
そうですね。基本的には先ほど申し上げましたように、主な利用対象としては、中学生までとしますけれども、例えば厳密に年齢を確認したりとか、身分証を確認したりとか、あとは例えば申請書を書いてもらうということは私どもとしては想定しておらず、まずは来ていただいて、受付簿で記入をしてもらうことで、まず許可をする。ただその時点で、もし対象外と言ったらおかしいのですけれども、許可、不許可を判断できる職員を、私どものほうで、配置するかどうかはまだ検討中ですが、まずは利用者の範囲を受付でお話をして、例えば明らかに保護者ではない大人の方が来たとか、そういったところである程度判断ができる、判断ができるという言い方もおかしいですけれども、そういう方が見えたときには、ここは子どもたちの居場所ですということをまず御案内した上で、それでも利用したいということであれば、支障のない範囲で受付後に記入をしていただいて、御利用いただくということで、対応のほうは現状を見ながらという形で対応していきたい。それでも例えば支障が出るとかといった場合には、私どもが現場へ行って対応をさせていただくという、そのようなことを考えております。
牧田委員
今のお話だと、許可権者がいない可能性があるということですかね。そうすると、許可権者がいなければ、許可申請して申請は下りるのか。許可権者が許可してからということなので、結果的に入れなくなってしまいますよね。それは仕方がないから、今日は利用できませんという形になってしまうのですか。
図書館長
許可権者がいないことがないように、最初は私ども職員がまずは対応をしていくというふうには考えております。あとは許可、不許可という時点であまり厳密に駄目ですよということがないようにという言い方はおかしいのですけれども、そこの運用は、もし高校生が来た場合でも一律に断るということではなくて、利用はまずしていただく。ただその際にもここはこういう施設ですという御案内をした上で、利用していただくという、ちょっとそこが難しいところで、私たちもそこをすごく悩んでいるところではあるんですけれども、5階と違って、4階については登録制ということは取っておりませんので、小学生に身分証を持ってこいということはできませんので、基本的には未就学児の親子さんとそれから小学生、中学生までは基本的には使っていただきたい。ただ来ていただいた方について、一律に断るというのではなくて、ちょっと疑義が生じたものについては職員のほうで判断はしていく状況というのは最初のうちはどうしても生じてしまうと思います。そこは私どもとしても難しいところではあって、許可制という難しい言葉を条例の中にうたうときにも、ここが許可制というのは非常にちょっと子どもたちが使う施設にしては難しい、そこまで厳密にやる必要があるのかということは行政課ともいろいろとやり取りはさせていただいたところではあります。
牧田委員
多分、行政課と同じような話をしているなと思いますけれども、やはり許可ということは、行政の結論、行政の意思決定になりますので、許可を何となくして、そこにいるけど許可されているのか、されていないとかというのは本来あり得ない話だと思うんですよね。ここは実例に合わせて工夫していく必要があるかなと思いますし、もし不在の場合もその許可権者を誰かに代表するとか、1人でとにかく、申請があったらその場で許可、不許可を判断しないといけない話だし、やはりどうしてもちょっとこの人は目的が違うような、ちょっと変質的な方が来たときにきちんと不許可だと言っておかないとまずいという、そこで初めて許可制を取った理由が出てくると思いますので、それを不許可といったときには、普通、許可制はどうしているんですかということは当然出てきますから、逆に平時もきちんとしておかないと、有事のときに不許可決定が機能しないということになりますので、ちょっと想定されることと、あと条例の仕組みがどうマッチしていくかということは開設前にいろいろシミュレーションしたほうがいいかなと思いました。
図書館長
行政課と話をしている中で、この条文を設ける際に、行政課からは利用対象者をもし限定しているのであれば、併せて利用対象外のものを制限できるよう準備しておく必要があると、その様な見解をいただいたことで、この条文を設けたというところはございます。
氏田委員
私は1つ、この中高生の広場というネーミングのところでちょっと違和感があります。というのは、ここを使うことができるのが、この条例の第40条によると満12歳に達する日後の最初の4月1日から18歳に達する日以後の3月31日までということは、ここの年代であれば、中高生でなくても使っていいということですよね。だけど、名前が中高生の広場という形になっていれば、非常にここのところで違和感があります。
この構想が最初出てきたとき、若者広場という言葉を使っていませんでしたか。そのとき、若者と言ったときに何歳までだろうかと言ったときに、いわゆる中高生と言ったとき、高校生でドロップアウトしたとき、どこの学校にも所属してないときは使っちゃいけないのかという形になりますし、また、いわゆる浪人生とかになったときに、こういうところ、この中高生の広場といったときに、果たして足が向くものかどうかというのはすごく考えるところなんですけど、いかがなものでしょうか。
生涯学習課統括リーダー
御指摘のとおり、もともと我々の表現としては中高生世代みたいな書き方をしていたのですが、1階が遊びの広場という名前であったりだとか、あとは4階は本の広場ということで、広場という名前を使うときに、そのネーミングとしては中高生の広場とした経緯がございます。ただ、委員のおっしゃるとおり、実際この場自体は、当然中高生世代、12歳から18歳までが使える施設になりますので、その辺りは施設の周知の際には、しっかりと幅広くお使いいただける施設だというところは周知していきたいと考えております。
採決結果
全員賛成可決
議案第3号 財産の取得の申入れについて
説明
生涯学習部長
議案第3号は、財産の取得の申入れについてでございます。
現在、大規模改修工事をしております柏市立図書館高田分館の図書館家具等の取得について、市長に申入れをしたいので提案するものです。
詳細につきまして、図書館長より説明させていただきます。
図書館長
資料は、別冊資料の19ページから21ページとなります。
今回取得する財産は、図書館家具等備品で、備品の詳細につきましては19ページの(1)から(17)までのものになります。取得金額は総額で2、403万8、300円で、消費税込の金額となっております。
契約の相手方は、広文堂NEW・DX株式会社増尾営業所で、令和6年7月18日に仮契約を締結しております。なおこの備品等の納入期限は令和7年2月28日までとしております。
説明は以上となります。御審議の程、よろしくお願いいたします。
質疑等
なし
採択結果
全員賛成可決
議案第4号 令和6年度9月補正予算案の教育に関する事務に係る部分について
説明
教育総務部長
資料は23ページから御覧ください。
議案第4号は地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、市長から意見を求められました、令和6年度9月補正予算案の教育に関する事務に関わる部分について、市長に意見を申し入れたいので提案するものでございます。なお、市長に申し出る意見につきましては、次のページにあるとおり、市長の原案に異存なしでございます。
それでは、補正予算案の内容について御説明を申し上げます。資料の30ページを御覧ください。
令和6年度9月補正予算案の事業の概要が記載されております。今回の補正予算では、本資料に記載している事業に係る予算について補正を計上しております。それぞれ事業の概要につきまして、担当所属長より御説明申し上げます。
教育施設課長
私からは、1番の屋体長寿命化改良事業について、御説明いたします。
こちらは大津ケ丘中学校の屋内運動場について、長寿命化改良工事を行い、老朽化した施設を改修するものでございます。また、同一契約として、空調設備設置工事も実施いたします。
屋内運動場の長寿命化改良工事につきましては、通常1年間の単年度事業で実施しているところでございますが、今回、大津ケ丘中学校につきましては、長寿命化改良工事と併せまして、エアコン設置工事を行う関係で、単年度での工事を終えることが困難であるため、2か年の継続事業としまして、補正予算を計上するものでございます。
私からの説明は以上です。
指導課長
私から、2の校外学習用バス委託について、御説明申し上げます。
当該事業は、市内小学校で利用する校外学習用バスの運行委託を教育委員会で一括契約している事業となります。入札の結果、時間当たりの運賃が昨年度よりも大幅に増加をし、予算不足が見込まれるため、不足分を増額するものでございます。
説明は以上でございます。
教育総務部次長兼学校給食課長
続きまして、学校給食課から3の学校給食費公会計化に伴う電算委託に係る初期費用及びシステム運用に係る債務負担支払について、御説明いたします。
これは、令和7年度から学校給食費を公会計化することに伴い、各学校で発生した給食費の支払いを市教育委員会で一括処理するため、食材納入業者から送られてくる請求書等をデータ化するものでございます。本委託を導入することにより、各学校及び市教育委員会の双方で請求内容の確認ができるようになるため、請求書等に基づく支払い処理が効率的に実施していけるものと考えております。
教育総務部長
議案第4号の説明は以上でございます。御審議の程よろしくお願い申し上げます。
質疑等
なし
採択結果
全員賛成可決
10.協議
次回教育委員会定例会の開催日程について
次回定例会予定
日時:令和6年10月31日 木曜日
開会:午後2時00分
場所:沼南庁舎501会議室
11.その他
月間行事予定
田牧教育長
続いて、来月の行事予定についてお願いします。
教育総務部長
それでは、お手元の令和6年9月行事予定表を御覧ください。
教育総務部では、大きく来月は4つほど事業があります。
まず9月4日に、今年度に入って3回目、通算6回目の柏市教育政策審議会がございます。この審議会の審議内容につきましては、改めて次回定例会において御報告申し上げます。
次に、9月13日に厚木市教育委員会が学校施設視察ということで、田中小学校と田中北小学校の視察に参ります。
それから9月26日には第1回地域協議会、これは義務教育学校の関係ですが、こちらも予定しております。この2つについてはそれぞれ担当であります、教育施設課長並びに教育総務部次長兼教育政策課長より、その詳細について御説明申し上げます。
教育総務部次長兼教育政策課長
私からは9月26日に予定しております、第1回地域協議会を御説明させていただきます。
当協議会でございますけれども、こちらは柏中学校区におけます義務教育学校の設置検討に向けまして、関係校となります柏中学校、柏第一小学校、旭東小学校の学校関係者でございます、学校運営協議会委員、PTA会長、町会ほか地域団体の代表者、各校の校長により構成する協議会となります。
今年度は具体的な検討項目ごとに、総務分科会、施設分科会の2部会を設置いたしまして、それぞれ分科会を5回、全体会を4回開催する予定でございます。来年度以降でございますが、その他、学校運営分科会、通学安全分科会というものを、また拡大設置しまして、義務教育学校の設置検討に向けた地域の合意形成並びに、意見集約を図っていただく協議体として運営していくものでございます。
なお、当該協議会で議論を深めた事項につきましては、教育委員会における義務教育学校設置検討においてできる限り尊重していくとともに、ホームページであったり、リーフレットの配布を通じて保護者、児童生徒並びに地域住民にしっかりと周知を図ってまいりたいと考えております。
教育施設課長
私からは9月13日に厚木市教育委員会の学校施設視察について御説明いたします。
こちらは田中小学校と田中北小学校の視察依頼ということで、依頼を受けているところでございます。田中小学校につきましては長寿命化改良工事、田中北小学校については新築工事についての視察となっているところでございます。
田中北小学校につきましては、文部科学省の先進事例として取り上げられておりまして、事例集のほうにも掲載された関係で、それを御覧になった厚木市教育委員会のほうで、今後の施設整備に生かすための視察ということで、依頼を受けているところでございます。
生涯学習部長
続きまして、生涯学習部の行事予定についてですが、生涯学習部の行事予定は予定表に記載のとおりでございます。イベント等の事業等を実施する予定でございます。
生涯学習部からは以上です。
学校教育部長
学校教育部からは、柏市小中学校科学展、そして柏市中学校駅伝ロードレース大会について、指導課長より説明させていただきます。
指導課長
まず、令和6年度柏市小中学校科学作品展について、御説明申し上げます。令和6年9月7日から8日にかけまして、さわやかちば県民プラザにおいて、柏市小中学校科学作品展が開催されます。
当日は、市内小中学校の児童生徒等による科学に関する論文や工夫工作が展示されます。この作品展で最優秀賞に選ばれた作品は、千葉県児童生徒教職員科学作品展に出展することとなります。1点目については以上でございます。
2点目の令和6年度柏市中学校駅伝ロードレース大会について、御説明申し上げます。
令和6年9月27日金曜日に、標記の大会が柏の葉公園周回コースにて開催されます。まず駅伝大会についてですが、男子は16.29キロメートルを6人で、女子は11.47キロメートルを5人でたすきリレーいたします。本大会は、11月2日土曜日に行われる千葉県中学校新人駅伝大会の予選を兼ねており、男女ともに上位5チームが出場権を得ます。昨年度は県の代表となった柏第二中学校女子チームが関東大会で4位入賞を果たしております。今年度の関東大会は山梨県で開催されます。今年度も柏市代表チームの活躍が期待されているところでございます。
続いて、ロードレース大会についてですが、こちらは駅伝大会に出場しない生徒が男女ともに1.8キロメートルの距離で順位を競います。なお、今年度は柏の葉総合競技場の改修工事の関係で、スタート及び中継所が競技場の外となっているというところがございます。
田牧教育長
月間行事予定について御質問はございますでしょうか。
そのほかに何かありますでしょうか。
12.閉会宣言
田牧教育長
それでは以上をもちまして、全ての日程を終了といたします。
閉会とします。
ありがとうございました。
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