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柏市教育委員会令和6年第6回定例会会議録
1.日時
令和6年6月27日(木曜日)
- 開会 午後2時00分
- 閉会 午後2時44分
2.場所
沼南庁舎501会議室(沼南庁舎5階)
3.出席した教育長及び委員
- 教育長 田牧 徹
- 委員 森 秀夫
- 委員 氏田 青津子
- 委員 渡部 麻有
4.教育長及び委員並びに傍聴人以外の出席者
教育総務部
- 教育総務部長 原田 明廣
- 教育総務部次長兼学校給食課長 中村 泰幸
- 教育総務課長 籠 希世子
- 教育政策課副参事 田村 裕二
- 教育施設課長 古谷 正人
生涯学習部
- 生涯学習部長 宮本 さなえ
- 生涯学習課統括リーダー 竹内 邦裕
学校教育部
- 学校教育部長 福島 紀和
- 学校教育部上席技監 依田 紀彦
- 学校教育部次長兼学校教育課長 原 竜太郎
- 教職員課長 福田 裕司
- 指導課長 平野 秀樹
- 児童生徒課長兼少年補導センター長 石井 剛範
事務局
- 教育総務課統括リーダー 佐藤 香
- 教育総務課主査 岡﨑 香織
- 教育総務課主事 青木 麻奈美
- 教育総務課主事 程田 祐輔
5.傍聴に関する説明
田牧教育長
傍聴の確認を行います。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項の規定により、会議は原則公開となっております。
本日は、傍聴希望者がいらっしゃいませんので、柏市教育委員会会議傍聴規則第1条の2第2項の規定に基づき報告いたします。
なお、会議中に傍聴の希望があった場合は、随時入室していただくこととしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(全委員了承)
田牧教育長
それでは、随時入室していただくことにいたします。
6.開会宣言
田牧教育長
ただいまから教育委員会令和6年第6回定例会を開会いたします。
7.前回会議録の承認
令和6年第5回定例会会議録について全委員異議なく承認した。
8.教育長報告
報告
教育総務部長
本日の教育長報告は、全部で3件ございます。
初めに、アの令和6年度第1回柏市教育政策審議会についてを、教育政策課副参事から御報告申し上げます。
教育政策課副参事
令和6年5月30日に開催いたしました、今年度第1回目の教育政策審議会について、御報告いたします。
資料は1ページになります。また、補足の資料といたしまして、議事概要に関する資料も併せて御覧ください。
今年度末の策定を目途としております、柏市未来につなぐ魅力ある学校づくり基本方針につきまして、諮問機関として設置した本審議会は、これまでに4回開催しております。昨年度の3回目の審議会では、学校の現状や課題、目指す子ども像、教育環境に関するアンケートなどについて、御審議をいただいたところです。
令和6年5月30日の審議会では、本市の学校として、望ましい学校規模や配置、通学距離を主な議事としまして、委員の皆様に活発に御審議をいただきました。
委員からは、学校規模について、クラス替えができる学校規模が望ましい、望ましい学校規模には上限が必要、小規模校での教員負担の増大が懸念されるなど、多くの御意見を頂戴いたしました。
また、学校の配置や通学距離につきましては、距離とは関係なく、通学路の安全対策は大変重要であること。昨今の猛暑やゲリラ豪雨の発生など、気象状況の変化を鑑みると、小学生にとっては、国が定める4キロメートル以内という基準は長過ぎであり、半分の2キロメートル以内とすることが望ましいのではないか。学校の配置を検討する上では、地域コミュニティとの関係性にも配慮が必要なこと。望ましい通学距離を超えた場合の安全対策の1つとして、交通安全指導員の配置は検討に値するなどの御意見をいただきました。
また、このほかに児童生徒、保護者、教職員など、合計約4万6,000人を対象に、5月に行いました、教育環境に関するアンケートの暫定値を報告させていただきました。
次回は令和6年7月16日に、今年度2回目となる審議会を開催する予定でございます。委員からの意見やアンケート結果などを踏まえ、引き続き望ましい学校規模、配置、通学距離に関する審議を深めるとともに、学校現場を取り巻く様々な教育課題への対応についても審議する予定でございます。
令和6年度第1回柏市教育政策審議会についての報告は以上です。
学校教育部長
次に、イの第1回柏市いじめ問題対策連絡協議会について及びウの柏市のいじめの調査結果(令和5年度)についてを、児童生徒課長から御報告申し上げます。
児童生徒課長
児童生徒課から2点御報告申し上げます。
初めに資料3ページ、イの第1回柏市いじめ問題対策連絡協議会についてです。
令和6年5月28日に、第1回柏市いじめ問題対策連絡協議会を開催いたしました。児童相談所、警察等関係各機関からの代表に加え、医師、弁護士、教育委員、学校関係者が出席し、いじめ防止に向けての協議を行うとともに、連携の強化を図りました。
主な協議内容としましては、令和5年度生活実態調査集計結果から、スマートフォン所持の低年齢化に伴い、啓発講演の必要性、スマートフォンを持っていないことによる仲間外れについて、SNS利用による知らない人との関わりやその危険性や犯罪について等、御意見をいただきました。
次に、いじめの状況と未然防止、早期対応の取組について、学校におけるいじめアンケート例、STANDBYの相談状況や相談内容に関すること等、委員それぞれの立場から御意見をいただきました。
続いて、令和5年度いじめ重大事態につきましては、不開示情報が含まれる事項がありましたので、非公開で行いました。
今後の対応としましては、生活実態調査についての質問項目の見直しや、STANDBYの運用について、相談業務の委託による効果と、その有効性の検証を進めてまいります。
次に資料5ページ、ウの柏市のいじめの調査結果(令和5年度)についてです。
いじめの解消については、心身の苦痛がない状態が少なくとも3か月経過していることとしており、令和5年度の解消率は78.1パーセントでした。未解消の事案については、引き続き解消に向けて、努めてまいります。
いじめの態様についてですが、小中高校共に冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われるが最も多い結果となりました。
いじめの発見のきっかけは、小中高校共にアンケート調査など、学校の取組によるものや学級担任が発見した事案が最も多く、次いで本人からの訴えによるものとなっております。今後も、アンケート調査実施と教育相談の充実に努め、組織的な対応を図ってまいります。
続きまして、令和6年度のいじめ問題への柏市としての取組についてですが、柏市いじめ防止基本方針及びいじめ問題対応の手引きに基づき、いじめ防止対策に努めていく。いじめ問題対策連絡協議会を開催し、様々な角度からの状況を検証する。指導主事をはじめ、スクールロイヤー、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラー、スーパーバイザー等で学校を支援する。市立中学校全学年及び小学校5・6年生、市立柏高等学校全学年に匿名報告・相談プラットフォームSTANDBYを提供し、いじめの未然防止・早期対応に努めてまいります。
学校教育部長
教育長報告は以上でございます。
質疑等
田牧教育長
ただいまの報告について、御質問ありましたらお願いいたします。
氏田委員
いじめについて、ちょっとお伺いいたします。
昨年に比べて、いじめの認知件数が減って、解消率が伸びているというのは本当に喜ばしいことだなというふうに思います。ただ、やっぱり800件以上の未解決があるということは、これをどういうふうに考えて、捉えていったらいいのかなというのが1つです。
もう1つ、これから先、よりきめ細かないじめの対応をしていかなくてはいけないのではないかと思いますので、こうした中で、学年によって、あるいは発達段階によって、特徴とか差異はあるのかどうか、それをお聞きしたいと思います。より細かな指導のために、こういうことも調べているのかなと思いますので、よろしくお願いいたします。
児童生徒課長
まず、800件を超える未解消件数、ここにつきましては、先ほど、報告の中でも申し上げたとおり、まず、解消となるまでに被害者に対する心理的、物理的な影響がやんでいる状態が3か月継続していることが必要というふうになっております。そのために3学期、つまり1月以降に新たに認知した事案については、昨年度末までに解消になることがございません。そういったこともあって、3学期以降の未解消の件数、こちらが大半になっているところはあります。
ただし、やはり未解消事案につきましては、やはり次年度、いわゆる今年度も引き続き追跡調査を行っていきながら、確実に解消に向けて努めていく必要があると捉えておりますので、御承知おきいただければと思います。
次に、いじめ認知件数、解消件数に学年と特徴とか差異はあるかという御質問についてなんですが、まず認知件数につきましては、小学校、中学校ともに低学年、いわゆる1年生がやはり件数が一番多い傾向がございます。特に、小学校の場合は、1年生、2年生がちょっとしたやり取りの中で、これをちょっといじめという形で認知する場合が非常に多いところの傾向がございます。ただし、解消件数については、学年別の詳細の検証等は現在行っているところがありません。ただ、委員御質問のとおり、今後、やはり発達段階に応じて、傾向等が見られるということは注視していく必要がございますので、現在のところは大きな差異はないのではという捉えをしてはおるのですが、今後、その辺りも詳細に見ていくことを考えていきたいと思っております。
氏田委員
昨年も同じような説明を受けたかと思います。1学期が終わってからのいじめ件数の解消率が、このくらいだったというような報告を受けました。毎年、同じような傾向にあるという形ですね。
児童生徒課長
昨年度の実績という形で言いますと、この未解消率に対して、その後の追跡調査を行った結果、昨年度の12月末、いわゆる年末の時点での解消率がほぼ98パーセント、99パーセントという形で、かなり高い率での解消は図られております。大体これは、ここ数年見ても同じような数字にはなっております。当然、100パーセントを目指したいところですので、こちらとしましては、もちろん未解消については、その時点の追跡調査を今後も行っていきますし、常に100パーセント、全て解消、もちろんその前のいじめの未然防止が必要だと思いますので、そこは引き続き努めていきたいと考えております。
氏田委員
よろしくお願いしたいと思います。
それと、発達段階によって差異はあまり見られないということではありますが、低学年と高学年では、やっぱりその指導の仕方も違ってくるのかなと思いますので、これから発達段階、あるいは学年によって、よりきめ細かな指導が必要になってくるのかなというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
森委員
今のと関わるんですけれども、解消率が令和4年度から5年度にかけて10パーセント以上、解消率が上がっているんですが、この改善率は何か特に工夫された点が影響したとか、そういったことがあればちょっと教えていただきたいなという点と、あとは今年度から相談業務の委託をしておりますよね。その検証を進めてまいりますと書いてあるんですが、現段階で何か特に顕著に変わったこと等あれば、教えていただければと思います。よろしくお願いします。
児童生徒課長
まず、初めの解消率の数字としては上昇しているということにつきましては、我々としてはここを肯定的に捉えています。それは、学校がもちろんいじめを認知した後の、やはり解消に向けて丁寧に取り組むことによって、その丁寧さがこの数字に上がってきているかなというふうに捉えております。もちろん学校によっていろんな対応で苦慮することもありますが、やはりそこに一つ一つ、丁寧に諮られているというところが実感としてございますので、それがこの数字に表れているのではないかと肯定的に捉えたいということでございます。
もう1点のSTANDBYについてです。今、相談業務を委託したことによって、まず、相談件数が非常に増えております。今年度は、特に小学校5年生からの登録をお願いしておりまして、その登録についても原則全員登録しましょうということを強めに発信をさせていただいております。件数で申し上げますと、この4月、5月だけで300件を実は超えております。この数字は、昨年度1年間の相談件数とほぼ同数に近い形になっています。相談内容は、実は様々ございまして、一般的に見ると軽微なものかなと捉えがちではありますが、やはりそこの一つ一つを丁寧に相談業務を委託したことによって、相談対応をしている者が非常に丁寧にやり取りをしているところがあります。そういった、我々としてはちょっとしたことかもしれないけど、子どもにとっては一大事かもしれない。こういった一つ一つを丁寧に対応していくことが、いろんなところに肯定的につながっていくかなと思っておりますので、今後、まだ始まったばかりですので、その辺りを詳細につかんでいきながら、今後の相談業務の充実に努めていきたいと考えております。
森委員
全員登録を5年生からしていただいているということが、数が増えたことになっているんだと思いますが、それ以外に相談の窓口が外部になったということで、敷居が低くなったとかということはあるんでしょうかね。
児童生徒課長
そこもあるのかもしれないのですが、正直申し上げたところで言えば、やはり昨年度までは、任意での登録という形で、自由性を求めていたところがあります。今年度、さらに業務委託ということを、子どものほうに直接言っているわけではないのですが、ただ、全員登録しましょうという発信を強くしたことで、登録数は飛躍的に上がっているので、当然、相談件数も当然伸びるという傾向になるものというふうに捉えております。
渡部委員
通学距離について、1点教えていただきたいんですけれども、実際に小学校に通う中で、2キロメートル以上のところから通っている子どもたちというのは実際にどのくらいいるものなのでしょうか。
教育政策課副参事
今回のアンケートの中で、現在、お子様が通っている小中学校の通学の距離の聞き取りをしておりまして、我々が実地調査したところから、小学生が大体2キロ歩くのには30分ぐらいかかるというところの結果から考えますと、今回、アンケートでは時間を聞いてはいるんですけれども、30分イコール2キロというふうに仮に捉えるとすると、小学生の全体の6パーセントぐらいのなので、市内の小学生が2万2,000人程度ということで考えますと、およそ1,300人ぐらいが2キロメートルを超えてきているかなというふうに考えておりまして、学校別の詳細な人数について、まだ現時点で把握はしていないんですが、今後そこについても調査をしていく予定でおります。
審議会の委員さんのほうからも距離には関係なく、子どもの安全は非常に重要だというところで、対策は必要不可欠というところでお話しもございましたし、我々もそのように認識しておりますので、引き続きそこについては柏警察署ですとか、道路管理者など、関係者と連携しながら、今も行っているところの対策としてもございますが、それをより強化・継続していきたいというふうに考えております。
渡部委員
私も実際、風早南部小学校に子どもが通っているんですけれども、多分そこも学区が広いところで、2キロメートル以上から通っている子もいると思うんですけれども、そこはやっぱり集団登校などをして、毎日保護者の人が見守りでついていたりとかいう対策もしていると思うので、子どもたちの安全が第一だと思うので、これからもよろしくお願いします。
田牧教育長
ほかにありますか。
なければ、以上で教育長報告を終わりにします。
9.議事
議案第1号及び第2号については、いずれも教育財産の用途廃止についての議案のため、一括して審議を行いました。
議案第1号及び第2号 教育財産の用途廃止について
説明
教育総務部長
それでは、資料の9ページから17ページを御覧になってください。
議案第1号につきましては、柏第七小学校の市立学校体育施設開放用施設である倉庫を撤去するため、当該建物を用途廃止したいので、提案するものでございます。
議案第2号につきましては、柏第四小学校及び松葉第二小学校並びに柏第四中学校の建物及び工作物を撤去するための用途廃止を行おうとするものでございます。
それぞれの議案の詳細につきまして、教育総務課長及び教育施設課長から御説明申し上げます。
教育総務課長
まず、議案第1号の教育財産の用途廃止について、御説明をさせていただきます。
資料は9ページからとなります。
市では、柏市立学校施設開放規則に基づき、各学校の学校施設を開放しております。今回、教育施設課で実施している屋内運動場長寿命化工事に伴い、学校開放で利用していた柏第七小学校の倉庫を撤去するため、当該建物を用途廃止をしたいので提案するものです。
当該学校開放の事務は、教育委員会の権限に基づく事務ではありますが、現在、市長部局のスポーツ課が、補助執行という形で事務を実施しております。スポーツ課が平成31年に教育委員会から市長部局に移管された際に、当該倉庫を教育総務課が管理することとなったため、今回の用途廃止の議案は教育総務課から提出しております。
用途廃止の教育財産の詳細は10ページ、当該倉庫の位置は11ページの配置図でお示ししております。また、用途廃止の時期は令和6年7月を予定しており、議決を受けた後、撤去の工事を実施する予定です。
なお、スポーツ課及び柏第七小学校へ利用状況を確認したところ、倉庫は現在使用しておらず、当該倉庫の撤去に支障はないことを確認しております。
教育総務課からの説明は以上です。
教育施設課長
続きまして、議案第2号の用途廃止の提案について、御説明させていただきます。
資料の13ページから17ページに、柏第四小学校、松葉第二小学校及び柏第四中学校の用途廃止を行う教育財産について記載をしております。
最初に資料15ページで、柏第四小学校の配置図をお示ししております。
今回撤去する1の倉庫は、校舎大規模改修工事の実施に伴い、工事の支障となるため、解体撤去し、別の位置に新たなものを設置する予定でございます。
続きまして、資料16ページは、松葉第二小学校の配置図となります。2、3でお示しする倉庫を一旦撤去し、新たなものを敷地内に配置する予定としております。
最後に資料17ページには、柏第四中学校の配置図となりまして、今回撤去する建物及び工作物を4から7でお示ししております。先月の定例会で御審議いただいた校舎長寿命化改良工事が契約となりまして、これから順次老朽化した建物及び設備の撤去、改修を行ってまいります。
なお、用途廃止の時期は1から6が令和6年7月、7が令和7年4月を予定しております。7の柏第四中学校受変電設備につきましては、新しい設備の設置・切替が完了してから解体となるため、撤去工事を令和7年5月頃と見込んでおります。
御審議の程、よろしくお願いいたします。
質疑等
なし
採決結果
全員賛成可決
議案第3号 柏市社会教育委員の委嘱について
説明
生涯学習部長
議案第3号は、柏市社会教育委員の委嘱についてでございまして、柏市社会教育委員に欠員が生じたため、後任者として新たに委員を委嘱しようとするものでございます。
議案の詳細につきましては、生涯学習課統括リーダーから御説明申し上げます。
生涯学習課統括リーダー
資料は19ページからとなります。
柏市社会教育委員は社会教育法及び社会教育委員条例に基づく委員です。社会教育委員は、社会教育に関し、教育委員会に助言するため、社会教育に関する諸計画を立案すること。定時、または臨時に会議を開き、教育委員会の諮問に対して、意見を述べること。そのために必要な調査、研究を行うことなどが、その主な職務とされています。
委員の数は15人以内で、学校教育及び社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者、学識経験のある者及びその他教育委員会が必要と認める者の中から、教育委員会が委嘱するものとなっています。
今回委嘱する委員の氏名につきましては、資料の21ページを御覧ください。
委嘱する委員は社会教育関係者として、柏市PTA連絡協議会会長の立場から委嘱する鈴木道貴氏です。同職であった前任者の後継者を選任しております。
続きまして、資料22ページを御覧ください。
男女の構成比につきましては、男性委員が退任し、新たに委嘱を予定している委員も男性委員であることから、女性委員は5人のままであり、構成比も変わらず41パーセントとなります。
任期は前任者の残任期間で、令和6年7月1日から令和7年5月31日までとなります。
以上、御審議の程、よろしくお願いします。
質疑
なし
採決結果
全員賛成可決
10.協議
次回教育委員会定例会の開催日程について
- 次回定例会予定
日時:令和6年7月25日 木曜日
開会:午後2時00分
場所:沼南庁舎501会議室
11.その他
月間行事予定
田牧教育長
続いて、来月の行事予定についてお願いします。
教育総務部長
お手元の令和6年7月行事予定表を御覧ください。
教育総務部につきましては、来月の予定は御覧のとおりでございます。
このうち、特に7月3日予定の柏市立学校施設個別施設計画改定業務委託プロポーザル審査、それから16日の教育政策審議会、これらについて、担当課のほうから御説明申し上げます。
教育施設課長
私からは、教育総務部の行事予定のうち、7月3日に予定されております柏市立学校施設個別施設計画改定業務委託プロポーザル審査について、御説明いたします。
本計画は、市内の小中学校及び高校の各学校施設について、新増築、長寿命化、大規模改修、修繕等の中長期的な取組を定めているものでございます。これまでも、平成31年3月に策定した当初計画に従いまして、老朽化している学校施設の把握、更新、維持管理について、コスト削減や財政負担の平準化を図りながら、施設改修を進めてまいりましたが、前回の策定から5年が経過しましたので、計画の見直しを行うものでございます。財政の動向や児童生徒数の推移など、教育環境を取り巻く状況の変化に対応しまして、現在までに実施した長寿命化改良工事や新増築工事のコスト分析、カーボンニュートラルに向けた環境負荷抑制策の効果試算など、新たな視点も踏まえた施設整備方針を検討していくため、これらの専門性を有する委託事業者をプロポーザル審査により、選定してまいります。
今後のスケジュールとしましては、7月3日の審査会を経て、もっとも総合評価の高い事業者を選定し、その後契約を行い、令和7年度末に向けて、改定作業を進めてまいります。
教育政策課副参事
令和6年度第2回柏市教育政策審議会及び公募型プロポーザル審査の2点について、御説明いたします。
まず、7月16日火曜日に予定しております、第2回柏市教育政策審会についてです。第2回目では、これまでに委員から頂戴した意見を踏まえて、市教育委員会内で再考した望ましい学校規模、通学距離に加えまして、各教育項目に係る方向性を御提示するとともに、教育環境に係るアンケート調査について、確定値として共有をする予定でございます。
また、当日は午前中に小中一貫教育を実践している義務教育学校であります、八千代市立阿蘇米本学園への視察も併せて実施いたします。本視察につきましては、教育委員会の皆様にも御同行いただければと考えております。お忙しい中とは思いますが、よろしくお願いいたします。
次に、7月23日火曜日に予定している公募型プロポーザル審査です。こちらは現行の第二次教育振興計画、第四次生涯学習推進計画、第五次柏市芸術文化振興計画が、令和7年度に計画期間が満了となることから、それぞれについて、令和8年度以降の計画を策定する予定です。このことから、課題把握のための基礎調査や策定支援業務を委託するにあたり、特定の分野にとどまらない企画提案力及び業務遂行力を判断すべく、公募型プロポーザル審査にて業者を選定することといたしました。
本委託は2か年にわたる契約を予定しておりますので、審査にて委託業者を決定し、契約を締結しましたら、令和6年度中にアンケート調査の実施、令和7年度には、アンケート調査を踏まえた教育振興計画の策定を実施していく考えです。
なお、これら各種部門計画の策定に当たりましては、適宜教育委員会議においても情報共有を図ってまいります。
生涯学習部長
続きまして、生涯学習部の行事予定について、御説明申し上げます。
主な予定は予定表のとおりでございますが、予定表に記載のないものとしまして、夏休み期間を通して実施いたします事業につきまして、担当の生涯学習課統括リーダーより御説明申し上げます。
生涯学習課統括リーダー
それでは、7月29日から始まります夏休み子ども教室について、御説明申し上げます。
お手元にあるピンク色のパンフレットを御覧ください。
夏休み子ども教室は、小学生の夏休み期間中に公共施設などを利用し、子どもたちの知的好奇心を引き出すことを目的に、体験学習を実施するもので、平成25年度から行っています。対象者は市内在住、もしくは市内の小学校に在学している小学生です。また、講座を開催していただく協力者は市内の高校、大学、市民団体、法人、民間企業、行政となっております。期間及び会場については、令和6年7月29日から8月2日、8月5日から8月9日及び8月20日から23日の平日に実施し、場所は中央公民館、図書館本館、リフレッシュプラザ柏、第六水源地、東葛飾高等学校、さわやか千葉県民プラザ、ひまわりプラザとなります。なお、東葛飾高等学校、さわやか千葉県民プラザ、ひまわりプラザについては、今年度からの新規開設です。
新規で開設した理由については、夏休み子ども教室が大変人気のある事業で、柏市の中心部だけでなく、多くの子どもたちに参加してもらうために開設したものです。また、昨年の青少年センター閉館に伴い、例年、広いグラウンドを使用して行っていた講座の開催場所確保として、東葛飾高等学校で事業を開催いたします。
次に、全体的な講座内容としましては、今年度は、昨年度より2講座増やして、全部で60講座を予定しており、従来から人気の工作系や化学実験、プログラミングなどの講座、ダンスやボッチャ体験などのスポーツ講座、また、将棋、書道、茶道などのほか、今年から、市民団体によるリサイクルや資源の活用の仕組みを伝えるワークショップや、高校生によるウクレレの弾き方を学ぶ講座等を新たに開講しています。
子どもたちの知的好奇心を刺激する体験学習をメインとしたメニューを幅広く提供していくことを予定しております。
最後に講座の募集人員についてですが、今年度は全講座で1、246人、昨年は936人でしたので、310人を増加して募集する予定で、昨日から募集を開始しております。
学校教育部長
行事予定の中の7月25日、柏市中学校演劇発表会について、指導課長より説明させていただきます。
指導課長
令和6年度第27回柏市中学校演劇発表会について、御説明いたします。
当発表会は私立学校も含めた柏市内中学校演劇部にとって、日頃の練習、活動の成果を発揮する場であるとともに、演劇を志す生徒たちの貴重な交流の場となっております。今年度は、昨年度参加した5校に加え、専修大学松戸中学校が新たに参加することとなり、柏市立中学校4校、私立中学校2校の計6校が参加する予定でございます。
田牧教育長
月間行事予定について、何か御質問等ございますでしょうか。
よろしいですか。
それでは次に、教育関係団体が開催している総会及び研修会等に教育委員が参加しましたので、その報告をさせていただきます。
5月31日に開催されました令和6年度関東甲信越静市町村教育委員会連合会総会及び研修会に渡部委員が参加されました。
渡部委員から御報告をお願いいたします。
渡部委員
茨城県古河市のイーエスはなもも体育館で開催された研修会と総会に参加してまいりました。
開会式では会長の挨拶のほかに、古河市長の針谷様に来賓の祝辞をいただいて、総会も滞りなく行われ、無事閉会となりました。
研修会では、前に参加しました千葉県市町村教育委員会連絡協議会定例会のときの講演内容と同じく、不登校対策のCOCOLOプランについての議題でして、同じような内容で同じような資料でのお話しだったんですけれども、そこでは、国からの補助金のお話を最後強くされていて、校内教育支援センターの設備の促進や、ICT環境の整備に関わる事業や、教育支援センター総合的拠点機能形成に関する事業、不登校生徒等早期発見支援の事業、学びの多様化学校の設備促進への補助金に対するものを、これだけ補助金がありますのでということで、各地域でも積極的に取り組んでくださいと声を挙げておられました。
記念講演では、学校の怪談で知られる常光徹さんと古河市歴史博物館館長の立石尚之さんの2人の講演が行われまして、常光さんはコロナ禍で話題となった、姿を書き写すことで、疫病の流行を防ぐ御利益があるというネットで拡散されたアマビエの歴史や、時代によって語り継がれる予言獣のアマビコ、姫魚、件の話を当時の絵などを示しながら話されていました。
立石尚之さんは、妖怪はうまいのかという演題で、時代によって語られている妖怪の御利益とか言い伝え、残されている絵を紹介して、人々のイメージや言葉により、知らないうちに広められてしまう妖怪について、話されていました。
最後に2人の対談がありまして、2人が妖怪に興味を持ったきっかけなどのお話をされていて、どうして妖怪が生まれるのかというお話で、学校の怪談でも、トイレや特別教室にいるといううわさが不思議と多く広がっているということ。また、病院なども語り継がれているのが多いということで、その理由について、学校とかそういう病院というのは、次のステップに行く不安な時期で、病院も同様に何かあるのではないかという不安があって、そこから人々の想像の中から生まれるものだということをおっしゃっていました。その不安な気持ちを解きほぐすためにも、妖怪の研究はとても大切だと、これからも続けていきたいということを、2人の強い言葉で終了となりました。
この研修会で、学校の怪談を演題にしたことに、私も知っている妖怪の話もあり、興味深かったのですが、どうして学校の怪談なのかと不思議もありましたが、最後に会長がまとめで、不登校等も学校や社会での不安な気持ちが生むものであるので、妖怪が生まれるものとどこか関連づけられているのではないでしょうかとうまく締めくくられていて、なるほどと思いました。
お2人が妖怪の研究を続けていくように、私たちも不安から生まれる不登校についての対策を、絶えず続けていかなければいけないなと考えさせられたような気がいたしました。
田牧教育長
御報告ありがとうございました。
そのほか、何か事務局から連絡事項等ありますでしょうか。
12.閉会宣言
田牧教育長
それでは以上をもちまして、全ての日程を終了といたします。
閉会とします。
ありがとうございました。
お問い合わせ先