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更新日令和6(2024)年9月30日

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柏市教育委員会令和6年第4回定例会会議録

1.日時

令和6年4月25日(木曜日)

  • 開会 午後2時00分
  • 閉会 午後3時23分

2.場所

沼南庁舎501会議室(沼南庁舎5階)

3.出席した教育長及び委員

  • 教育長 田牧 徹
  • 教育長職務代理者 牧田 謙太郎
  • 委員 森  秀夫
  • 委員 氏田 青津子
  • 委員 渡部 麻有

4.教育長及び委員並びに傍聴人以外の出席者

教育総務部

  • 教育総務部長 原田 明廣
  • 教育総務部次長兼教育政策課長 松澤 元
  • 教育総務部次長兼学校給食課長 中村 泰幸
  • 教育総務課長 籠 希世子
  • 教育施設課長 古谷 正人
  • 学校給食センター長 佐藤 克己

生涯学習部

  • 生涯学習部長 宮本 さなえ
  • 生涯学習課長 渡辺 延宏
  • 中央公民館長 牧野 共子
  • 文化課長 吉田 敬
  • 図書館長 坂口 園子

学校教育部

  • 学校教育部長 福島 紀和
  • 学校教育部上席技監 依田 紀彦
  • 学校教育部次長兼学校教育課長 原 竜太郎
  • 学校財務室長 渡辺 勝
  • 教職員課長 福田 裕司
  • 指導課長 平野 秀樹
  • 児童生徒課長兼少年補導センター所長 石井 剛範
  • 市立柏高等学校長 遠藤 英宏
  • 教育研究所長 金岡 幸江

事務局

  • 教育総務課統括リーダー 佐藤 香
  • 教育総務課主査 岡﨑 香織
  • 教育総務課主事 青木 麻奈美
  • 教育総務課主事 程田 祐輔

5.異動職員紹介

教育総務課長

 本日は、今年度最初の定例教育委員会議となります。

 4月1日付の人事異動や組織変更により、事務局側の出席者が変更しましたので、開会に先立ち、組織の機構順に紹介をさせていただきます。

 (教育総務部長、生涯学習部長及び学校教育部長から異動職員紹介)

6.傍聴に関する説明

田牧教育長

 傍聴の確認を行います。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項の規定により、会議は原則公開となっております。

 本日は、傍聴希望者がいらっしゃいませんので、柏市教育委員会会議傍聴規則第1条の2第2項の規定に基づき報告いたします。

 なお、会議中に傍聴の希望があった場合は、随時入室していただくこととしたいと思いますが、よろしいでしょうか。

 (全委員了承)

田牧教育長

 それでは、随時入室していただくことにいたします。

7.開会宣言

田牧教育長

 ただいまから教育委員会令和6年第4回定例会を開会いたします。

8.前回会議録の承認

令和6年第3回定例会会議録について全委員異議なく承認した。

9.教育長報告

報告

教育総務部長

 まず初めにアの「市議会令和6年第1回定例会について」を、私と生涯学習部長、学校教育部長からそれぞれ御報告申し上げます。資料は1ページからになります。

 市議会令和6年第1回定例会は、令和6年2月22日に開会し、3月18日に閉会をいたしました。私からは、市議会定例会における質疑並びに一般質問のうち、教育総務部に関係する内容について、主な内容を抜粋して4点御報告申し上げます。

 まず1点目は、小中一貫校の整備についての御質問でございます。初めに、柏第一小学校の建て替えや移転の必要性については理解するが、なぜ、義務教育学校とする必要があるのか。

 次に、保護者や地域等への説明をどのように進めているか。

 また、事業スケジュールに余裕がないのではないか。

 また、今後の義務教育学校の展開はどのように考えているか。

 最後に、通学路の安全及び子どもの通学負担の軽減について、スクールバスも含めて検討しているのか、との御質問がございました。

 この質問に対しましては、まず答弁の1つ目といたしまして、義務教育学校化の意義につきましては、これまで取り組んできた小中連携教育の研究を重ねてきたベースがあり、今後さらに子どもたちの教育環境を第一に考えた場合、義務教育学校の設置を検討していくことが最善との判断に至ったこと。

 学校関係者への説明については、説明動画の配信や投稿フォームの設置と併せて、対面及びオンラインでの説明会も開催していること。

 事業スケジュールについては、施設面、周辺環境、教育上のメリット等を総合的に勘案しつつも、子どもたちに対してはできる限り早期に、安全かつ安心で、質の高い教育環境を整えていく必要があることから、学校関係者への周知や意見交換を丁寧に行いながら準備を進めていくこと。

 今後の展開については、新たに市内3つの中学校区にある8つの小中学校を「協力校」として、実践事例を重ねることと並行し、「教育政策審議会」において審議をいただくこと。

 最後の通学対策については、優先して取り組むべき対策の一つとして認識しており、スクールバスの運行を含め、必要な安全対策を検討していくこと、以上のことを教育長から答弁申し上げております。

 2点目についても、小中一貫校についてでございますが、小中一貫教育について、市教育委員会では、その目的を「不登校の解消」や「中1ギャップ」の緩和などと説明しているが、直接的な解決にはならないと考えている。

 改めて、義務教育とは何か、新たな教育とは何かという部分も含めて教育長に見解を求めるとの質問がございました。

 この質問に対しましては、現代社会の急激な変化に対して、より柔軟で、主体的かつ協働的な思考と行動が必要になっており、学校教育の在り方も進化し続けていくべきものであると考えていること。

 さらには、義務教育は生きる力を育むための基礎を築く重要な期間であることからも、認知能力のみならず、非認知能力もしっかりと育んでいくことが重要であること。

 また、小中一貫教育は義務教育期間で子どもたち一人一人に対し、連続的な指導と切れ目のない支援を行うことができ、日常的に交わる場面の限られる小学生と中学生の交流が促進されることで「共感力」を育むことが期待されること。

 そして、「全ての児童生徒、全ての教職員、さらには学校に関わる全ての人たちが、笑顔で楽しく過ごすことができる学校」を実現するため、小中一貫教育を含めた教育改革をこの先も全力で取り組むことを教育長から答弁を申し上げております。

 3点目は、学校給食についてでございます。

 初めに、柏市学校給食将来構想が改訂される中、給食施設の整備はどのように進めていき、来年度は具体的にどのような取組を行っていくのか。

 次に、令和6年3月に「学校における食育方針」を策定し、食育を効果的に進めていくとのことだが、子どもたちの食の課題をどのように捉え、どのように取り組んでいくのか。

 最後に、給食費の改定により、どのような部分が改善され、児童・生徒にどのような効果をもたらすのかとの質問がございました。

 この質問に対しまして、まず教育施設の整備について、現在改訂作業を進めている「柏市学校給食将来構想」では、自校方式の調理場を維持していくこと、学校給食センターについては、これを建て替えることを施設整備の基本方針としているということを答弁しております。

 また、施設整備の手法や優先度などの具体的な内容については、将来構想に併せて策定する施設整備計画で定め、来年度は柏第三小と高田小の施設整備を進める予定であり、高田小の給食施設は、児童数が急増する柏第七小に一時的に給食を供給できる機能を計画していること。

 将来的には、この機能を活用して北部地域における自校方式の調理場の改修時に給食を提供していきたいと考えていることを答弁しております。

 次に、学校における食育をより効果的に進めていくため、学校における食育方針を策定し、特に子どもの食育は将来の食習慣や人間性の形成に大きく影響することを踏まえ、「食の大切さを学び、生きる力と豊かな人間性を育む」を基本理念としており、各教科や行事等に関連付けながら給食を提供することで、学習内容に対する興味や関心、理解がより深められるため、「+(プラス)給食」を合言葉に、「食べる力を育む」、「豊かな心を育む」、「郷土愛を育む」の3つの基本目標を掲げ、食育の充実に努めていくこと。

 最後に、給食費改定の効果として、より魅力的でおいしい給食を提供することができるとともに、食育の推進につながる献立を充実させることができるようになると考えており、行事食や郷土料理を日常的に味わうことが少なく、学校給食は日本の食文化を体験する貴重な機会となっているため、今後はより季節を感じられる給食を提供することが可能になると考えていることを私から答弁を申し上げております。

 4点目は子育て支援についてでございます。

 給食費を14年間据え置いてきた経緯を説明してほしい。また、今回の給食費の改定について、保護者周知をどのように行うのかとの質問がございました。

 この質問に対しましては、市の給食費は平成21年の改定以来、保護者の経済的負担に配慮し、食材の選定やメニューの工夫等により、値上げをせずに乗り切ってきたが、令和4年以降は物価の上昇が急激に進み、現行の給食費では対応が困難になったため、給食費を改定することとしたこと。

 令和6年度は、値上げ分の全額を市が補助するため保護者負担は変わらないが、給食費の改定に至った経緯や必要性を理解していただく必要があるため、保護者宛の通知、リーフレットの配布、HPでの解説動画の配信、柏市PTA連絡協議会での説明などを行う予定であることを私から答弁申し上げております。

生涯学習部長

 続きまして、私からは市議会定例会における一般質問のうち、生涯学習部に関係する内容について、主な内容を抜粋して4点御報告申し上げます。なお、答弁につきましては、いずれも前任の宮島生涯学習部長が答弁したものでございます。

 まず1点目は、「放課後こども教室の拡充について」でございます。

 令和6年度当初予算に、放課後こども教室の拡充に要する経費が計上されているが、今後の実施見通しや居場所型放課後こども教室の内容はどのようなものかとの御質問がございました。

 これに対しまして、放課後児童対策に関しては、国の動きや柏市議会に提出された関連する請願が全会一致で採択されたことからも、放課後に子どもたちが安全・安心に自分らしく過ごせる居場所の確保について、その重要性が増しており、放課後の居場所づくりを効率的かつ効果的に進めていくため、こども部と生涯学習部が緊密に連携し、スピード感を持って放課後の子どもの居場所づくりを進めていく考えであること。

 実施の見通しとして、令和6年度にモデル校において、居場所型の放課後こども教室を立ち上げ、その後こどもルームの状況を踏まえながら、6年間をかけて市内小学校42校全校に展開していく見込みであることを答弁しております。

 また、実施内容として、大人による緩やかな見守りの中で、子どもが自由に過ごせる環境を整えていく予定であり、現在、各校で実施しているステップアップ学習会の統合や地域資源と連携した運動遊びや文化芸術などの体験型メニューの導入についても検討し、魅力ある居場所型の放課後こども教室を目指すことを併せて答弁しております。

 2点目は、「中高生の居場所づくりについて」です。

 中高生世代の居場所の整備状況や運営方法について、どのように考えているのか。また、これまで実施した中高生世代モニターやアンケート調査の結果だけでなく、今後も中高生や関係者の声を聞きながら、より良い場所にしていく必要があるのではないかとの御質問でした。

 これに対しまして、子ども・子育て支援複合施設に設置する中高生世代の居場所については、壁や床等、フロアーの基本的な改修に関する設計を令和5年度末までの期限で進めており、令和6年中の開設を目指していくこと、当初の機能として、学習スペースとおしゃべりができる交流スペースを中心とし、飲食を可能にするなど、過ごしやすい環境を整えていく考えであること、現時点では、市職員をはじめ、ブラザー・シスター役の大学生、居場所づくりの関係団体等とも連携を図りながら、緩やかな見守りの中でサポートできる運営体制を検討していきたいと考えていると答弁いたしました。

 中高生や関係者の意見の反映については、これまで実施した中高生世代モニターやGIGA端末によるアンケート調査だけでなく、引き続き当事者等の意見を、機会を捉えて収集し、今後、進めていく「こども・若者の居場所づくり基本方針」の策定にも活用していきたいとの考えについても併せて答弁しております。

 3点目は、「柏市文化財保存活用地域計画について」です。

 令和5年度、文化庁から認定を受けた柏市文化財保存活用地域計画に関して、本年2月に立ち上がった計画推進協議会の役割と第1回目の会議内容、今後の進め方についての質問でした。

 これに対しまして、計画推進協議会では、民間の関係機関、庁内関係部署で構成され、既存事業の進捗確認と自己評価を行うことを役割として、第1回目の会議は国登録有形文化財である染谷家住宅で開催され、協議会の趣旨説明、染谷家や近傍の文化財見学の後、その活用について検討が行われたこと。今後も、文化財を地域資源として、柏市の商工、観光、農政の振興やまちづくりとしての活用など多方面での事業展開につなげることを目標とし、多様な関係者と連携しながらこの計画を推進していくと答弁しております。

 4点目は、「柏の葉公共施設(近隣センター、図書館)について」です。

 ららぽーと柏の葉本館への図書館サービスカウンター設置について、本施設を設置するに至った背景について教えてほしいとの質問でした。

 これに対しましては、現状で柏の葉地域にお住まいの方の利用が想定される田中分館では、貸出冊数と登録者の増加が顕著であるが、柏の葉地域は田中分館や西原分館から離れていることや、柏の葉キャンパス駅周辺への図書館機能整備の要望も多く寄せられていることなどから、サービスカウンターの設置により、インターネット等で予約した本の受取りや、本の返却、予約の受付、利用者カードの作成などの図書館サービスに関する一部機能の確保と利便性の向上を図ることとし、令和6年10月の開設をめどに事業を進めていくと答弁しております。

学校教育部長

 続きまして、私からは学校教育部所管の質問と答弁のうち、3点御報告申し上げます。

 初めに、(9)柏市立中学校統一制服についてです。

 柏市標準制服に関する児童生徒へのアンケート結果について、どのように捉え、どう反映させたのか。教職員向けのアンケートが不十分だったのではないか。また、モニター制度の内容や市内販売店等への影響等をどう考えるか、という質問について、児童生徒へのアンケートについては、柏市標準制服の必要性の意識や要望等を聞き、標準制服の検討及び導入の資料とすることを目的として実施した。多くの児童生徒から肯定的な意見があった一方で、新たな制服の選択について、具体的なイメージができず、漠然と困り感を抱いたことも考えられる。

 教職員へのアンケートについては、これまでも各学校では、制服についての在り方や多様性の配慮についての検討は実施している。その中で柏市標準制服導入による、生徒指導上の課題等についてを具体的に調査した。今後も児童生徒や教職員の意見を聞きながら準備を進めていく。

 モニター制度については、モニターとなった生徒の意見を標準制服の運用方法の検討や仕様等に反映し、新中学1年生から3年生まで広く意見を募集するとともに、制服に悩む生徒への早期対応を目的としている。

 柏市立中学校の制服の取扱いを把握できた市内販売店には、柏市標準制服について訪問説明及び一堂に会しての意見交換会を実施した。販売店への影響にも配慮しながら、引き続き校長会と協力して学校現場を支援していくと教育長から答弁しております。

 次に、(10)中学校の部活動地域移行との関連性についてです。

 柏市では、中学校の部活動地域移行が進んでいるが、小学校の部活動も同様に進められるのか。また、中学校と小学校の部活動の関連性を示してほしい、という質問に対しては、中学校の部活動は、学習指導要領において、教育課程外ではあるものの、教育活動の一環として、教育課程との関連が図られるよう明記されている。

 一方、小学校の部活動は、中央教育審議会より小学校指導要領における位置付けはなく、部活動手当も支給されないなど、中学校の部活動とは扱いが異なると示されている。

 柏市では特設クラブガイドラインに基づき、各校の裁量で実施をしてきたが、令和8年度をもって特設クラブを廃止の方向で検討を進めている。子どもの活動の機会の確保として、現在進めている地域クラブに小学生も入れるようになる見込みである。小学生が地域クラブに参加することで、中学生や地域の方々と交流ができるといった、新たな魅力となることも期待していると答弁しております。

 最後に、(11)フリースクールについてです。

 柏市では、不登校支援についてどのような取組に重点を置かれてきたのか。また、民間の団体との連携を今後、どのように考えていくのか、という質問に対しては、柏市では、不登校児童生徒への支援の取組として、学校と家庭以外の居場所づくりや、学びの機会の確保を重点に行い、人的配置や施設面の充実を図ってきた。

 民間の団体との連携については、フリースクールの運営方法や特色、利用している児童生徒の様子などについて、関係者が集まり情報共有を行った。フリースクールが居場所の一つとしての役割を担っていることについて、改めて感じる機会となった。

 今後も、不登校児童生徒やその家庭への充実を図っていくとともに、民間の団体との連携も大切にしながら、きめ細やかな対応に努めていくと答弁しております。

教育総務部長

 続きまして、市議会令和6年第2回定例会の会期日程について、御報告申し上げます。

 まず日程についてでございますが、招集日は令和6年6月7日金曜日で、議案等採決が6月26日水曜日の会期となっております。日程の詳細につきましては、資料のとおりでございます。

 教育長報告アにつきましては、以上でございます。

 次にイの「教育委員会事務局及び教育機関の職員数について」を教育総務課長より、御報告申し上げます。

教育総務課長

 資料は9ページからになります。

 令和6年4月1日付で教育委員会事務局及び教育機関の職員定数は284人となり、加配を含めた実数となりますと、前年度比1名増の291人となっております。

 資料11ページの「教育委員会事務局・教育機関 職員数比較表」を御覧ください。

 増減の主な要因についてでございますが、教育総務部では、教育総務課は会計年度任用職員の報酬支払事務の集約及び育児休業取得者、以下、育休といいますが、この対応のため4名増、企画業務を教育政策課へ事務移管したことにより1名減の合計3名増となっております。教育政策課は教育総務課からの企画業務の事務移管により1名増となっております。

 次に、生涯学習部では、生涯学習課は放課後子ども教室の強化のため1名増、中央公民館及び図書館は育休対応の加配解消により、各々1名の減となっております。

 次に、学校教育部では、学校教育課は標準制服の導入及び給付型奨学金事業への対応により1名増、教職員課は再任用フルタイム職員が短時間勤務へ移行したことにより1名減、指導課はICT推進室を指導課に編入したため4名増となりましたが、教育総務課への会計年度任用職員報酬支払事務の事務集約のため1名減で、合計3名増となっております。ICT推進室は指導課に編入されたため4名減、児童生徒課は教育総務課への会計年度任用職員報酬支払事務の集約のため1名減となっております。

 組織改編による所属及び業務の変動の状況は10ページの組織改編の状況のとおりで、ICT推進室が指導課に集約をされております。

学校教育部長

 次にウの「児童の生徒数及び教職員数について」を教職員課長から御報告申し上げます。

教職員課長

 ウ、児童生徒数及び教職員数について、御報告させていただきます。

 1、柏市立小中学校の児童・生徒数については、小学校は前年度比で増加傾向、中学校は減少傾向にあります。また、学級数は小学校で26クラス増加で、内訳は普通学級プラス13、特別支援学級プラス13となっております。中学校は3クラスの減となっており、内訳は普通学級がマイナス5、特別支援学級はプラス2となっております。特に目立つ点といたしましては、特別支援学級の増加です。

 2、柏市立小中学校の教職員数については、全体の教職員数で、小学校は37名増、中学校は10名減となっております。

 3、市立柏高等学校の生徒数では、普通科の生徒数は53名増、スポーツ科は1名増、学級数が同数となっております。

 4、市立柏高等学校の職員数については、教員の数は前年と同数となっております。

教育総務部長

 最後にエの「令和5年度事業実施状況について」をお手元の資料順にそれぞれの担当所属長から御報告申し上げます。

生涯学習課長

 まず、柏市青少年センターの利用状況について、御報告いたします。資料の14ページを御覧ください。

 令和5年度の柏市青少年センターの利用者の合計数は、表の一番右下から3つ目に記載のとおり、延べ1万7、983人となっております。なお、青少年センターにつきましては、同じ敷地内で児童相談所機能のほか、子育て支援や発達相談、若者支援等の機能を加えた新施設であります「仮称柏市子ども・若者相談センター」が整備されますため、令和5年9月末をもって閉館となっております。

中央公民館長

 15ページ、中央公民館の利用状況について、報告させていただきます。

 令和5年度の合計の部屋の利用者数、利用数は1万2、534人、使っていただいた人の数といたしましては、合計いたしまして11万9、927人でございました。隣に参考として4年度実績が載っておりますが、順調に伸びているということができます。

 2月の数字がぐんと伸びているのは、子育て支援課が全館利用した大きなイベントがあったためだと考えております。

文化課長

 文化課からは16ページ、柏市郷土資料展示室の利用状況について御報告いたします。

 令和5年度の見学者数の合計は3、981人で、2番目の企画展の状況ですが、現在3段目になります令和6年3月26日から令和6年6月30日まで、「芹沢銈介と人」という題目で芹沢銈介企画展を今始まるところですので、併せてこちらでは柏市70周年の市政施行の企画展としまして、柏市所蔵の高島野十郎と別の作者の作品も展示しておりますので、お時間があるときに御覧いただければと思っております。

 また、旧手賀教会堂見学者数は、令和5年度、合計2、413人、柏市市民ギャラリーにつきましては、入場者数は年間4万7、403人というふうになっております。

図書館長

 続きまして図書館から、図書貸出状況について御報告させていただきます。

 令和5年度の図書貸出状況ですが、一般書の貸出総数は92万6、661冊、児童書の貸出総数は75万4、003冊、合計で168万664冊でした。令和4年度と比較いたしますと、令和4年度が175万5、130冊でしたので、前年度比7万4、466冊、約4パーセントの減少となっております。

指導課長

 19ページ、キ、令和5年度要請訪問の状況について御説明させていただきます。

 要請訪問とは、日々の授業改善を目的とした校内授業研究会への指導主事の派遣回数を教科別に示したものでございます。合計の欄を御覧ください。

 新型感染症への丁寧な対応を行いながらも、ここ数年は増加の傾向にございます。各教科に加えまして、特別支援が非常に伸びているというところが特徴かと思います。これは、特別支援教育へのニーズの高まりを示しているものと考えております。

 なお、他と書いてある米印のところに定期訪問、パーソナルサポート及び特別支援教育の巡回指導等を含むとなっておりますが、年数回、定期的に訪問するものでしたり、パーソナルサポートというのは、校長から電話1本で指導主事の派遣要請ができるものでございます。特別支援教育の巡回指導というのも比較的軽微な形で派遣ができるものになりますが、こういったところが増えているというのは柏の良いところではないかなというふうに考えております。

 なお、ここにはございませんが、今年度の各学校から出てきているこの要請訪問への希望を見てみますと、全教科領域で実施したいというところが増えている印象でございます。

 恐らく、探究的な学びとか教科横断的な学びを展開するために指導主事を派遣したいと、各学校テーマを決めてということになるんですが、そういったようなニーズを表しているものと考えております。

児童生徒課長兼少年補導センター所長

 資料20ページの学校安全に関しまして、令和5年度交通事故、不審者被害通報等件数について、御報告いたします。

 まず、(1)児童生徒の交通事故件数につきましては、小学校40件、中学校9件、市立高校6件の合計55件となっており、前年度より増加しております。

 今後、交通事故に遭わないよう、交通安全教室を実施、児童生徒の交通安全に関する意識の向上を引き続き図ってまいります。

 次に、(2)不審者等被害通報件数につきましては、小学校44件、中学校23件、市立高校1件の合計68件となりました。こちらも前年度より増加しております。

 次に、(3)侵入・器物損壊事案等件数でございますが、小学校1件、中学校1件の合計2件。

 次に、(4)交通事故以外の児童生徒の校内外事故件数は、小学校20件、中学校12件、市立高校0件の合計32件で、前年度から14件減でございました。

 続きまして、令和5年度教育相談実施状況につきまして、資料21ページを御覧ください。

 まず、教育支援室の心理士による教育相談の件数ですが、電話相談553件、来室相談975件の合計1、528件でございました。相談内容で多いものは不登校、自分の性格に関すること、学業、集団不適応となっており、例年と同様の傾向となっております。

 次に、不登校支援機関の教育支援センターにおける相談件数は、電話相談3、628件、来室相談1、529件、家庭訪問877件の合計6、034件でございました。令和4年度と比べますと、電話相談、来室相談、家庭訪問ともに増加しております。

 次に資料22ページ、就学相談件数に関しましては、合計2、538件で、こちらも令和4年度より432件の増加、新規件数も434件と、こちらも前年度より78件の増加となっております。

 次に、特別支援巡回相談件数ですが、合計522件で、前年度より16件増加となっております。内容として、指導主事による巡回が多くなっております。

 最後に少年補導センターの活動状況、資料23ページを御覧ください。

 まず、少年相談につきましては81件と前年度と同程度の相談件数でございます。相談者別では、学校からの相談、学校への対応についてが多くございました。相談内容は被害に関するものが多くの割合を占めております。

 次に24ページ、やまびこ電話相談の状況です。

 相談件数は179件と前年度より32件増となっております。相談者別で見ますと、男子からは性に関する相談が110件と多くあり、女子からは家庭・親子関係についての相談が多くありました。

 続いて25ページ、STANDBYアプリの相談状況です。相談件数は330件で、前年度より61件の減少でございました。相談内容は、友人関係、家族や家庭生活、教職員に関する相談が多くございました。今年度より、相談業務を委託し、心理面においてより専門的な知見を有する相談員が対応いたします。

 サイバーパトロールの実施状況に関してですが、誹謗中傷や個人情報公開等により、学校に通報した件数は11件ございました。今後も引き続き学校と連携し、事案発生の未然防止に努めてまいります。

教育総務部長

 教育長報告は以上です。

質疑等

田牧教育長

 まず初めにアの「市議会令和6年第1回定例会について」、御質問がありましたら、お願いいたします。

渡部委員 

 (10)の中学校部活動地域移行と関連性についてで質問なんですけれども、地域クラブに小学生もいずれ入れるようになるということで、他学年の交流はいろいろな成長にもつながると思うので、いい機会だと思うんですが、運動能力とかの違いもありますので、全て同じ活動というのは難しいと思います。その点でどのように進めていく予定なのか、教えていただきたいと思います。

指導課長

 地域クラブへの小学生の参加に関しましては、基本的には高学年の児童を対象に、準備のできた種目から受入れを開始するという方向で検討を進めております。

 なお、受入れの際には、子どもたちの発達段階を踏まえた指導ができるよう、指導員への研修等を充実させていきたいと考えております。

渡部委員

 私も子育てをしていまして、小学校で高学年になると部活動が前はできたので、それを期待する姿も見ていますし、でも近年なくなってしまって残念だなという姿も見ていますので、その中でこの地域クラブに小学校が入れるというのは、子どもにとっても保護者にとってもすごい期待できることだと思うので、丁寧に進めていっていただければと思います。よろしくお願いします。

田牧教育長

 ほかにどうですか、御質問ありましたら。

氏田委員

 11番のフリースクールについて、ちょっとお聞きしたいと思います。

 不登校が今本当に増えている中、民間のフリースクールとの連携が本当に大切になってくると思いますし、国のほうも、教育機会推進法等で進めているのではないかと思いますので、これからこの民間とフリースクールとの連携、とても大切になってくるのではないかなというふうに思っています。

 その中で、ここに書いてある「関係者が集まり、情報共有を行った」というふうに書いてありますけれども、フリースクール、今現在柏市では、何校ぐらいのフリースクールと情報交換共有をしているのかということ、それから今現在、分かっている中で、柏市の子どもたち、不登校の子どもたち、どのぐらいの子どもがこのフリースクールを利用しているのか、もし分かったら教えていただきたいと思います。

児童生徒課長兼少年補導センター所長

 まず、フリースクール等含めました民間団体につきましてですが、こちら全ての支援団体を把握しているものではありませんが、昨年度、県教育委員会から発行された冊子によりますと、柏市内では8団体、県内全てですと、69の団体があるというふうに掲載をされております。

 先日2月に行った連携の会議では、3つの団体の代表の方が来てくださいまして、それぞれのフリースクールの内容について情報共有をさせていただいたところであります。

 続いて、フリースクール等を含めた民間施設を利用した児童生徒数についてですが、昨年の3月末、先月行った各学校からの報告を集計したところによると、小学生が19名、中学生が31名の児童生徒がフリースクール等の民間施設を利用しているという報告がありました。

氏田委員

 私が本当に無知かなと思いますけど、8団体というのは結構多い数、あとそのくらいの需要があるのかなというふうに感じますし、千葉県全体で69団体があるということは、これから千葉市なんかでは、このフリースクールに対する補助金も出しているというふうに聞き及んでおりますけれども、これから柏市でもこの民間のフリースクール、要するに子どもたちがどこで学ぶか、どうやって教育を保障していくかというところの問題だと思いますので、十分にこれからも注視していきたいと思いますし、一人一人の子どもたちがきちんとした教育が受けられるように見守っていきたいと思います。

 直っていないということがあるということですね。

田牧教育長

 ほかにどうでしょうか。

 なければ、続いてイの「教育委員会事務局及び教育機関の職員数について」御質問がありましたらお願いいたします。

 なければ、続いてウの「児童生徒数及び教職員数について」御質問がありましたらお願いいたします。

氏田委員

 3つほど質問させていただきたいと思います。

 まず1つ、特別支援学級の子どもたちの数なんですけれども、昨年から見ると、100名以上増えているのかなというふうに思います。クラスも13学級増えているという状況の中で、中学校は、さほどの人数は増えていないのは、これはどういう要件なのかなというのはちょっと疑問に思ったところなので、もし分かったら教えていただきたいと思います。

 それから2つ目、小学校の児童数の増加なんですけれども、児童数はさほどは増えていないのかなと。昨年度から見るとそんなに、40、50名ぐらいでしょうか、増えているのは。だけど、学級数が増えているなというふうに、13学級増えている。これはどういった要件なのかなんていうこと、もしかしたら、学級編成の基準、これが35人学級が、今もしかしたら5年生までですか、5年生まで今年から実施されることになったことの一つかなとは思ったんですけど、そこら辺を教えていただければと思います。

 それから3つ目、本当にありがたいことに、児童数、学級数が増えている柏市で、教職員の数、今、世の中でよく言われている足りない状況にあって、柏市ではどうなのかなというのはちょっと疑問に思いましたので、教えていただければと思います。

教職員課長

 まず、特別支援学級についてですけれども、特別支援教育について、児童生徒課のほうで把握している部分が大きいところありますので、まずその点について児童生徒課のほうより回答させていただきます。

児童生徒課長兼少年補導センター所長

 まず、保護者または在籍園、保育園、幼稚園等からすすめられ、小学校の就学前に相談を受ける件数、就学相談が年々増えている現状がございます。そのため、小学校入学の段階から、その辺のところの相談をした上で、特別支援学級でスタートする児童、また入学後に学校生活を送る過程で、小学校段階で通常の学級から特別支援学級への転級が増えているというところがございます。特別支援教育に対するニーズの高まりもありますし、保護者の意識等もやはり高まっているかなというところが考えられます。

 また、一方で中学校においては、普通高校への進学を目指すというところもあり、通常の学級で学習をしていきたいという生徒がいるという一方の面がございます。

 課題については、やはり特別支援に対するニーズの高まり等、在籍児童数も増えていますので、やはりそこに関わる担任、教員の指導力、この向上が求められることと、やはり個に対応するためには、やはり人材が必要になります。この辺りの人材不足をやはり補っていく必要があるかなというところが課題として考えられます。

教職員課長

 付け加えまして、この特別支援学級が増えたことでの課題というところで、教職員課から見たところですけれども、新たに特別支援学級の担任を各校に置いて人選する必要が出てきます。校長が校内人事を考えるときに、長期的な見通しを持つ必要が出てくるというところです。

 2つ目の御質問です。小学校が児童数の増加に比べて、普通学級が増えていることの要因というところですけれども、委員がおっしゃるとおり、学区編成の基準が引き下がった影響というところはあります。特に、この3月に卒業した6年生は、基準が下がる前の学年でしたので、その学年が卒業して、この4月に入学した1年生、ここの差が8学級ありますので、ここが一番大きく、要因を表しているところだと思います。

 3つ目の教員数の不足というところです。これによる教員数の未配置の問題はここ数年続いております。今年度につきまして、スタートの時点で、講師の未配置が3人というところでした。今後1学期中に小学校では12名、中学校で5名の合計17名の教員が産休に入る予定となっております。17名中、今のところ12名の配置はできる見込みですけれども、5名の方が見つかっていないところで、県のほうに市教委から依頼をかけたり、また、講師の募集を説明会等で今後募っていくというところでございます。

氏田委員

 分かりました。

 特別支援学級の児童数、それから学級数は、今の説明からすると、ニーズの高まり、それから保護者の意識が変わってきたということから見ると、これからも増えていくというふうに考えていたほうがよろしいんでしょうかね。

教職員課長

 そのように我々も見ておりまして、昨年度比13学級増ですけれども、一昨年と比べると、24学級増えているので、やはり増加傾向にあるということで、今後もそのような方向で見ていきたいと思います。

氏田委員

 あと、中学校のほうは高校を見据えて、いわゆる義務教育が終わる段階の進学を見据えてこういう形ということは、本当に今おっしゃったように、個に対する対応、それから担任の指導力、ここがすごく大切になってくるかと思いますので、本当によろしくお願いしたいと思います。

 それから、今現在の教職員の問題ですけれども、これは本当に日本中かなというふうに思いますが、大変だとは思いますが、一番の問題は、子どもたちが4月の初めから学習の環境が整っていないというのが一番問題だと思いますので、いろいろ工夫なさって、それから、努力なさっているかと思いますけれども、子どもたちにとって、学習環境がきちんとできるような体制を常にとっていただけるといいなと思います。よろしくお願いします。

田牧教育長

 ほかにどうでしょうか。

 なければ、続いてエの「令和5年度事業実施状況について」御質問がありましたらお願いいたします。

牧田委員

 (ケ)の教育相談についてなんですが、21ページですね。

 (1)相談件数と(2)相談内容の件数、これは一致していますので、恐らく相談件数に対して、この内容が対応している形で、例えば相談に来られた方が不登校ですという話で、話を聞いたら背景にいじめがありました。交友関係でトラぶっていますと、学校の担任とうまくいきません、教師不適応になっていますといった相談をしたときに、この統計ではどういう形で扱われるんでしょうか。

児童生徒課長兼少年補導センター所長

 確かにおっしゃるとおり、1つの相談の内容に限らず、複合的に絡み合うというところが当然ございます。こちらについては、やはり基本的な主訴になる部分をまず念頭に1件上げているところがありますが、複合的になった場合には、当然それ以外のところも含まれておりますが、基本的にはその最初の主訴である部分をまず1件として挙げているところでの集計とさせていただいております。御指摘いただいたことは十分理解できます。ありがとうございます。

牧田委員

 統計の取り方として、やはりぱっと見ていじめの4件というのはちょっと少ないのかなというのがあって。せっかくいらっしゃって、それを統計化するんであれば、(2)のほうは、例えば複数選択なりにして、実際にその方がどういう相談に来られたかというのを、実態になるべく合わせたほうが良いのかなと思いますので、その辺をちょっと御検討いただければと思います。

 あとは、ここの教育相談でキャッチアップした相談というのは、実際にどのように解決に向けてフィードバックされているのかというのを教えていただきたいと思います。

児童生徒課長兼少年補導センター所長

 こちらにつきましては、内容に当然よりますが、慎重に対応させていただいております。ただ内容によって、やはり当然学校との連携だったり、その辺り、やはりフィードバックをするところで連携をする必要がありますので、もちろんこの教育支援数であったものについては、我々児童生徒課の担当と確認をし、必要に応じてこちらから学校のほうと連携をしたり、または関係機関とつなげるという形で連携をとにかく大事にして、進めておるところでございます。

牧田委員

 最終的には相談に来られた方の悩みが解決するということが一番大事なことだと思いますので、やはり相談者に寄り添ってきちんと対応していただきたいなと思います。

 あと、最後に1点なんですが、25ページのサイバーパトロールについて教えてください。これは具体的にどういう活動をしているかということを、ちょっと御紹介いただければと思います。

児童生徒課長兼少年補導センター所長

 こちらについて、補導センターのほうで主に行っているものになりますが、やはりインターネット上を基本として、書き込みの中で違法なものという可能性があったりとか、また有害なものと、あとこちらについて今回はやはり個人情報について、こういった書き込み等があるかどうかというものをチェックしながら、そこに当たるものについては、やはりこちらでキャッチをしまして、こちらも内容によって、学校のほうと連携をして指導をしているところ、大まかな流れとしてはそのような形になります。

牧田委員

 具体的に、どなたか担当の方がパソコンの前に張りついて何か検索キーワードをかけて、それで探しているという、そういう形なんですかね。

児童生徒課長兼少年補導センター所長

 はい。

牧田委員

 多分、すごい労力に対して、恐らく今年は11件で、昨年は3件というのは、あまり効率が良くないのかなと思いますので、何かやり方を工夫したほうがいいのかなと思います。

 あと、これもせっかくキャッチアップしたときには、恐らく学校と連携して指導を開始していくということになるかと思いますが、多分見て明らかに誹謗中傷があったとか、個人情報が出ていると言ったときには、具体的にはどういうふうに対処されるんでしょうか。

児童生徒課長兼少年補導センター所長

 当然、学校のほうと併せて、あとは警察ですね。やはり、内容によっては違法なものにつながるものとか当然ありますので、こちらについてはやはり学校プラス警察、内容によってですが、そこと連携をしまして、該当生徒を主に指導していくという形で、今後ないようにということと、あと未然防止に努めていくところでございます。

森委員

 20ページの学校安全についてお伺いします。

 先ほどの御説明で令和5年度は結構数が増えているということだったんですが、内訳と被害者のけがの状況がどの程度であったかということと、あと、自転車に関わる事故の件数ですので、ヘルメットの着用は義務化されていますので、その着用の具合はどの程度で、それが影響しているのかどうかということもちょっとお伺いしたいと思います。

児童生徒課長兼少年補導センター所長

 まず、けがについては、昨年については大きなけがというところの報告というのはありませんでしたが、ただし、やはり自転車関連の事故が増えているというところと、あと、傾向としましては、やはり小学生の、特に中学年、4年生、2年生、3年生の順に交通事故が多かったというふうに集計をしております。時間帯が下校後、やはり当然その時間帯の可能性が高いのですが、やはり下校した後の事故が非常に多かったという特徴が昨年度ございました。

 ヘルメットについてですが、当然ここは努力義務となっている中で、詳細な数字のほうは用意はしておりませんが、やはり着用の重要性については努めているところではあります。交通安全教室であったりとか、または全校集会での講話とか、学校によっては、警察による講話等も実施しておりますので、やはりこれから子どもに自発的に危険性をやっぱり認識してもらって、ヘルメット着用をするような啓発を今後も努めていきたいと思っております。

森委員

 今の御説明で下校後の事故でなかなか対応が難しいかと思いますが、ヘルメットの努力義務の部分であっても、特に低学年はヘルメットを着用しないで自転車に乗ってしまうという場合もあり得ると思いますので、学校で安全教室なんかをやっていただいて、しっかり事故のないように進めていただければと思います。よろしくお願いいたします。

氏田委員

 これは質問ではないんですけども、意見として、思ったことをちょっと言わせてください。

 19ページの指導主事の訪問のところなんですけれども、過去9年間の記録が載っていますけれども、年々増えてきていて、これだけ各学校が、いわゆる授業研究を行っているというふうに理解してよろしいんでしょうかね。

 あと、特別支援のほうの要請が非常に多いということで、学級数も増えているので、こういうふうに多くなってくるかなと思いますけれども、とてもすばらしいことだなと思いますし、やはり学校は授業が命だと思いますので、1時間1時間の授業がしっかり子どもたちに行き届くのであれば、いいかなというふうに思います。

 あと、教育事務所のほうの指導主事の要請訪問、これも昨年から見ると倍増しているのではないかと、昨年ちょっとお伺いしたときに、これが10何件だったような感じがするんですけども、そこが非常に増えているということは、大変、本当に授業に力を入れて、現場の先生たちが頑張っていらっしゃるというふうに受け止めますので、これからも続けていただきたいと思いますし、授業の質の向上というのは、必ず子どもたちに良い影響を与えるのではないかなと思いますので、これからも続けていってほしいなというふうに思います。

 それから、24ページ、やまびこ電話柏相談状況のところで、相談者の受理状況を見ると、高校生が多いですよね。高校生は、本当に学校に行かなくなった高校生は特にどこに相談したらいいのか分からないというような話はよく聞きますけれども、こういうふうに、やまびこ電話柏相談というようなところがあれば、少しでも高校生の困り感に役立っていけるのではないかなと思いますので、小学生は当然少ないんですけれども、これから中学校、高校生の居場所づくりという形でも柏市は力を入れていくということなので、こういうところもこれからも続けていってほしいなというふうに思いました。よろしくお願いいたします。

田牧教育長

 ほかにございますか。

 なければ、これで教育長報告を終わります。

10.議事

議案第1号 柏市教育政策審議会委員の委嘱について

説明

教育総務部長

 議案第1号は、柏市教育政策審議会委員に欠員が生じたことから、後任者として新たに委員を委嘱したいので、提案するものでございます。

 詳細につきましては、担当でございます教育総務部次長兼教育政策課長より、御説明申し上げます。

教育総務部次長兼教育政策課長

 資料は27ページからとなります。

 柏市教育政策審議会は、柏市附属機関設置条例に基づく附属機関でございます。市立の小学校、中学校及び高等学校における教育政策についての審議及び答申に関する事務を行う機関でございまして、現在、未来につなぐ魅力ある学校づくり基本方針の策定について諮問している機関でございます。

 委員の数は15名以内で、市立の小学校、中学校又は高等学校の校長、市立の小学校、中学校又は高等学校の関係者、学識経験者、その他教育委員会が必要と認める者の中から委嘱することになっております。

 今回補欠委員として委嘱する委員は1名で、小学校の校長で新任となります。

 前任者が人事異動により、市内小学校の校長の職を離れたことから、新たに柏第三小学校長に着任した中田敦子氏に委嘱するものでございます。

 任期は前任者の残任期間でございまして、令和6年5月10日から令和7年10月31日までとなります。

 以上、御審議の程よろしくお願いいたします。

 

質疑等

なし

採決結果

全員賛成可決

議案第2号 柏市文化財保護委員会委員の委嘱について

説明

生涯学習部長

 議案第2号は、柏市文化財保護委員会委員の委嘱についてでございまして、柏市文化財保護委員会委員の任期満了に伴い、新たに委員を委嘱しようとするものでございます。議案の詳細につきましては、文化課長より御説明申し上げます。

文化課長

 柏市文化財保護委員会は、柏市文化財保護条例に基づく附属機関で、文化財の保存及び活用に関し、教育委員会の諮問に答え、または意見を具申し、及びこれらに必要な調査研究を行う機関です。

 委員の数は15名以内で、文化財に関する学識経験を有する者の中から、教育委員会が委嘱することになっております。今回委嘱する委員の氏名等につきましては、資料35ページを御覧ください。

 今回8名の委員を委嘱いたしますが、全て学識経験者であり、再任の委員が5名、新任が3名となっております。

 山崎裕子氏は現在の民俗学の菊地委員から後任として御推薦をいただいております。民俗学の専門領域が広く、幅広い視点から意見がいただけるものと期待をしております。

 山梨絵美子氏は、千葉市美術館の館長を務めており、絵画を御専門とされています。絵画としては、旧手賀教会堂に山下りんのイコンが県指定文化財としてその価値が確立されていますけれども、旧手賀教会堂には山下りん以外のイコンやその他の美術工芸品もございますので、そちらの今後の指定や登録に向けて、委員から意見がいただけるものというふうに期待しているところです。

 横山翠氏は、染織品の修復技術者として世界的にご活躍されている方です。

 染織品としては芹沢銈介作品のほかにも、これも旧手賀教会堂の司祭服がロシア製であり、かつ17世紀まで遡る可能性が出てきておりますので、こちらについても指定登録に向けて、染織品の修復が御専門の横山先生に御意見をいただけるものというふうに期待しております。

 なお、今回の改選により、女性委員の比率が50パーセントとなります。柏市附属機関と組織運営要領により、可能な限り男女の一方の委員数が35パーセント未満とならないようにするというふうにされておりますので、現任の委員につきましては、これまでが33パーセントでしたので、その改善を目指して今回の委嘱を検討してまいりました。

 また、任期が長期に及んでいる委員もおりますが、専門性が高い分野であるため、一度になかなか一新することは難しいですが、今回、そして次回とその点については順次解消を図ってまいりたいというふうに考えております。今回新たに委嘱します任期は令和6年5月1日から令和8年4月30日までの2年間です。

 以上、御審議の程よろしくお願いいたします。

質疑

なし

採決結果

全員賛成可決

議案第3号 柏市教育支援委員会委員の委嘱について

説明

学校教育部長

 議案第3号は、柏市教育支援委員会委員の任期満了に伴い、新たに委員を委嘱したいので、提案させていただくものでございます。

 詳細は児童生徒課長より申し上げます。

児童生徒課長兼少年補導センター所長

 資料は37ページからになります。

 柏市教育支援委員会は、柏市附属機関設置条例に基づく附属機関で、障害等のある児童生徒等の適切な就学についての審査及び判定並びに継続的な教育の支援についての助言に関する事務を行う機関です。

 委員の数は14名以内で、学識経験者、医師、千葉県立特別支援学校の教育職員、市立小学校及び市立中学校の教育職員並びに児童福祉施設等の職員の中から、教育委員会が委嘱することとされております。

 委員の氏名等につきましては、資料39ページを御覧ください。

 今回委嘱する委員14名のうち、医師は2名でともに再任の委員です。学識経験者は2名で再任1名、新任1名です。千葉県立特別支援学校の教育職員、市立小学校及び市立中学校の教育職員は9名で、再任が7名、新人が2名です。児童福祉施設等の職員は1人で新任となっております。このたび、委嘱しようとする委員につきましては、医師会や校長会など各団体からの推薦を受けての委嘱になります。特別支援学校につきましては、教頭を以て委員として委嘱するものです。任期は令和6年5月1日から令和8年4月30日までの2年間となっております。

 以上、御審議の程よろしくお願いいたします。

質疑等

なし

採択結果

全員賛成可決

議案第4号 柏市少年補導センター運営協議会委員の委嘱について

説明

学校教育部長

 議案第4号は、柏市少年補導センター運営協議会委員に欠員が生じたため、後任者として新たに委員を委嘱したいので提案させていただくものでございます。

 詳細は少年補導センター所長から申し上げます。

児童生徒課長兼少年補導センター所長

 資料41ページからになります。

 柏市少年補導センター運営協議会は、柏市少年補導センターの適切な運営を図るために、柏市少年補導センター設置条例に基づき設置された附属機関です。

 委員の定数は15名で、関係機関及び関係団体の代表者並びに少年の補導に関し学識経験のある者のうちから、教育委員会が委嘱することとなっております。

 今回委嘱する補欠委員の氏名等につきましては、資料42、43ページを御覧ください。

 今回、補欠委員として委嘱する委員は3名で、その内訳は関係機関の代表者が2名、学識経験者が1名です。

 伊藤賢一氏は、人事異動で千葉県柏警察署生活安全課長に就任したことから、委員として委嘱するものです。

 伊藤嘉章氏は、役員改選で柏小中学校校長会長に就任したことから、委員として委嘱するものです。

 成嶋文子氏は、役員改選で柏地区保護司会長に就任したことから、委員として委嘱するものです。

 任期は前任者の残任期間で、令和6年5月1日から令和7年4月30日までとなります。

 以上、御審議の程よろしくお願いいたします。

質疑等

なし

採択結果

全員賛成可決

11.協議

次回教育委員会定例会の開催日程について

次回定例会予定

日時:令和6年5月30日 木曜日

開会:午後2時00分

場所:沼南庁舎501会議室

11.その他

月間行事予定

田牧教育長

 続いて、来月の行事予定についてお願いします。

教育総務部長

 来月の行事予定について、御紹介と御説明を若干させていただきます。

 まず、教育総務部でございます。教育総務部では、昨年度末から今年度頭にかけて、年度末から年度初めということで中断をしておりました柏中学校区における義務教育学校の設置検討に係る説明会、こちらのほうを今月中旬から再開をいたしまして、来月も基本的に土曜日または日曜日のいずれかに予定をしてございます。

 そのほか、現在設計中でございます高田小学校の長寿命化に関してのワークショップ、それから今年度予算がつきまして、現在検討しております学校給食施設の空調設備の設置の業者を決める公募型のプロポーザルのプレゼンテーション等を、それから教育政策審議会等の予定をしてございます。

 それぞれ詳細につきましては、教育政策課長、学校給食課長、教育施設課長より御説明申し上げます。

教育総務部次長兼教育政策課長 

 まず、義務教育学校柏中学校区の説明会におきましては、これまで昨年度末から行っているものでございまして、これからおおむね6月ぐらいにかけまして、合計で19回、20回弱ほど予定しているところでございます。

 それから2点目、5月30日に予定しておりますが、教育政策審議会についてのお話でございますが、こちらは先ほど議決いただいた審議会のお話でございます。未来につなぐ魅力ある学校づくり基本方針の諮問機関として、設置されている審議会でございまして、これまで3回開催されております。学校の現状や課題、柏市の目指す将来的な子ども像といったところについて御審議をこれまでいただいたところでございます。

 今年度も多岐にわたる教育課題について引き続き御審議いただくため、この先、2か月に1回程度の頻度で開催することを予定しております。

 今年度初めてとなります5月30日は第1回目に当たるわけですが、各地域の実態を共有した上、望ましい学校規模や通学教育について御審議いただくとともに、5月上旬に実施予定でございます、児童生徒、保護者、教職員等へのアンケート調査の速報値なども共有しながら進めたいと考えております。

教育総務部次長兼学校給食課長

 私からは、5月27日に予定をしております、公募型プロポーザルプレゼンテーションについて説明いたします。

 こちらは給食調理従事者の暑さ対策としまして、市立小中学校給食施設42施設への空調機器の設置に係る設計業務、施工業務、設置後の維持管理業務等を一括して発注するための事業者を選定するに当たり、所定の資格を満たした参加者からの技術提案を受けるため、プレゼンテーション及びヒアリングを実施するものです。

 なお、このプレゼンテーションにより、順調に進めば、6月に契約を締結いたしまして、その後は令和6年度は小学校、令和7年度は中学校、それぞれの給食施設の空調機を設置し、そこから13年間リースという形で機器のほうをつけていく予定でございます。

教育施設課長

 私からは、5月14日に予定されております、柏市立高田小学校校舎長寿命化改良工事ワークショップの開催についてでございます。

 昨年度から、校舎長寿命化改良工事の設計を進めているところでございますが、長寿命化改良工事を行う際は、教員の方々や地域の方々に改修校舎の平面計画や教室の使用などをテーマに沿って話し合っていただき、御意見や御要望を設計に反映させ、教育環境の改善を図っているところでございます。全4回で開催を予定しておりますが、今回は2回目となります。

生涯学習部長

 続きまして生涯学習部では、5月27日に柏市文化財保護委員会を開催をいたします。ほかは特に御紹介する行事はございません。

学校教育部長

 続きまして、学校教育部でございます。

 私からは新刊展示会、これを指導課長より、いじめ問題対策連絡協議会を児童生徒課長より説明させていただきます。

指導課長 

 新刊展示会について御説明申し上げます。新刊展示会は、各学校の管理職や司書教諭をはじめとする教職員、並びに学校図書館指導員を対象に、今年度の図書の購入計画策定のための情報提供の場として、5月27日から29日の3日間開催するものでございます。初日の5月27日は午後、中日及び最終日の2日間に関しましては終日、ひまわりプラザ2階にて開催をいたします。

 今年度の新刊本、課題図書、学校図書館指導員が選んだおすすめ本など、約1万2、000冊を展示する予定でございます。なお、事前申込みが必要ではございますが、一般の方も来場可となっております。

児童生徒課長兼少年補導センター長

 5月28日火曜日、沼南庁舎大会議室にて、第1回いじめ問題対策連絡協議会を開催いたします。

 医師、弁護士、大学教授、教育委員、学校、警察、児童相談所、法務局、人権擁護委員、臨床心理士などの方々に委員を務めていただきます。

 今回は、令和5年度の生活実態調査集計結果について、柏市のいじめの状況と未然防止、早期対応の取組について、いじめ重大事態について報告協議を行う予定でございます。

 委員の方々から忌憚のない御意見をいただき、今後の柏市のいじめ防止の発展に努めてまいりたいと考えております。

田牧教育長

 ありがとうございました。

 月間行事予定について御質問はございますでしょうか。

 無いようですので、事務局から何かほかにありますか。

12.閉会宣言

田牧教育長

 それでは以上をもちまして、全ての日程を終了といたします。
 閉会とします。
 ありがとうございました。

お問い合わせ先

所属課室:教育総務部教育総務課

柏市大島田48番地1(沼南庁舎3階)

電話番号:

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