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更新日令和6(2024)年3月29日

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柏市教育委員会令和6年第2回定例会会議録

1.日時

令和6年2月20日(火曜日)

  • 開会 午後2時00分
  • 閉会 午後3時42分

2.場所

沼南庁舎501会議室(沼南庁舎5階)

3.出席した教育長及び委員

  • 教育長 田牧 徹
  • 教育長職務代理者 牧田 謙太郎
  • 委員 氏田 青津子
  • 委員 渡部 麻有

4.教育長及び委員並びに傍聴人以外の出席者

教育総務部

  • 教育総務部長 原田 明廣
  • 教育政策課統括リーダー 岩本 直樹
  • 教育総務部次長兼学校給食課長 中村 泰幸
  • 教育総務課長 籠 希世子
  • 教育施設課副参事 大滝 正寿
  • 教育施設課副主幹 尾崎 久子
  • 教育施設課主任 渡辺 和博

生涯学習部

  • 生涯学習部長 宮島 浩二

学校教育部

  • 学校教育部長 三浦 邦彦
  • 学校教育部上席技監 依田 紀彦
  • 学校教育課長 伊藤 正則
  • 教職員課長 福島 紀和
  • 指導課長 中田 敦子
  • 児童生徒課長兼少年補導センター所長 石井 剛範

事務局

  • 教育総務課副参事 浦上 義史
  • 教育総務課副主幹 佐藤 香
  • 教育総務課主事 松岡 裕希
  • 教育総務課主事 矢代 知里

5.傍聴に関する説明

田牧教育長

 次に傍聴の確認を行います。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項の規定により、会議は原則公開となっております。
 本日は、傍聴希望者がいらっしゃいませんので、柏市教育委員会会議傍聴規則第1条の2第2項の規定に基づき報告いたします。
 なお、会議中に傍聴の希望があった場合は、随時入室していただくこととしたいと思いますが、よろしいでしょうか。

(全委員了承)

田牧教育長

 それでは、随時入室していただくことといたします。
 

6.開会宣言

田牧教育長

 ただいまから教育委員会令和6年第2回定例会を開会いたします。

7.前回会議録の承認

令和6年第1回定例会会議録について全委員異議なく承認した。

8.教育長報告

報告

教育総務部長

 教育長報告は、全部で1件でございます。
 アの「学校施設整備計画事後評価について」を教育施設課副参事から御報告申し上げます。

教育施設課副参事

 私からは、学校施設整備計画事後評価について、御説明いたします。
 資料につきましては、別冊になります。
 まず、制度の概要ですが、柏市では、国の補助金を活用して学校施設の整備を実施しております。この補助金制度では、計画期間3年以内の学校施設整備計画を策定し、国はその計画に基づいて補助金を交付いたします。さらに、計画完了後には事後評価を実施し、国への報告と公表を行うこととなっております。令和2年度に評価報告をさせていただいた前回と同様、今回、令和元年度から令和3年度までの、計画の完了に伴い、事後評価に関する御意見をお伺いできればと思っております。
 施設整備計画は、国の補助金である、学校施設環境改善交付金をもらうために、市が定めた計画で、国はこの計画を基に補助金交付の可否を決定いたします。
 柏市学校施設整備計画ですが、柏市はこの計画期間を3年と定めており、今回の事後評価の対象となる計画期間は令和元年度から令和3年度までとなりますが、令和3年度より目標設定内容が一部変更されたことにより、計画が2つに分かれてしまっておりますが、1つの計画であると認識しております。
 また、令和3年度に補助金交付決定を受けた事業の一部を翌年度に繰り越したため、全事業の完了が令和4年度となってしまったことから、事後評価は全事業完了の翌年度である今年度、令和5年度に実施しております。
 令和元年度から令和3年度までの施設整備計画の事後評価の達成状況につきましては、別冊の資料のとおりとなっております。なお、この事後評価につきましては、皆様から頂いた御意見を反映したものを国に報告し、市のホームページに公開いたします。
 説明は以上となります。御意見をお伺いいたしますので、よろしくお願いいたします。

質疑等

田牧教育長

 アの「学校施設整備計画事後評価について」に、御質問がありましたらお願いいたします。

牧田委員 

 2ページ目の地震、津波等の災害に備えるための整備は新型コロナウイルスの影響で、達成できていないということなんですけれども、これは今でもまだ施工の途中とかなんですか。

教育施設課主任

 現状ですね、達成できなかったというものの事業につきましては、3事業ございまして、そのうち2事業は完了しております。1事業につきましては、適切な時期を見て今後進めていきたいと考えております。

牧田委員

 具体的にどういう内容なんですか。

教育施設課主任

 資料で申し上げますと、3ページ目、様式3、事業ごとの実施状況ということで、A4横になるんですかね、柏第一小学校からずらっと並んでいるページがあると思うんですけれども、そちらの中の実施しなかった場合というところに書かれている学校ですね。光ケ丘小学校、中原小学校、富勢中学校の3事業になります。主に、光ケ丘、中原小学校につきましては、防災機能強化の事業というものでして、外壁の改修ですとか。富勢中学校につきましては、トイレの洋式化、乾式化に関わる事業の3事業でございます。

牧田委員

 例えば、外壁は劣化していて、すぐに張り替えなきゃいけないという状況なのか、あるいは耐震、地震とかの対策でより強化するために、機を見て外壁をやり直すかということなのか、これはどちらなんですか。

教育施設課主任

 光ケ丘小学校、中原小学校につきましては、外壁の改修になりますが、中原小学校につきましては、今年度実施して完了しております。光ケ丘小学校につきましては、長寿命化等のタイミングもございまして、今すぐ必要という状況ではないというところではあるんですが、一度補助を使ってしまいますと、10年間はいじれないというようなことがございますので、そのタイミングを見計らって、適切なタイミングで実施していきたいと考えております。

牧田委員

 分かりました。緊急性がある状況ではないということで理解しましたので、ありがとうございました。

田牧教育長

 よろしいでしょうか。
 以上で教育長報告を終わりにします。

9.議事

議案第1号 令和6年度柏市教育行政重点化方針の制定について

説明

教育総務部長

 それでは、定例会資料の3ページ、こちらを御覧いただきたいと思います。
 議案第1号は、令和6年度の教育行政における重点化方針を定めようとするものでございます。
 議案の詳細につきましては、教育総務課長から御説明申し上げます。

教育総務課長

 資料は、別冊資料、令和6年度柏市教育行政重点化方針(議案)になります。
 令和6年度柏市教育行政重点化方針は、第2次柏市教育振興計画、第4次柏市生涯学習推進計画,第五次柏市芸術文化振興計画など、教育委員会の各部門計画の中で掲げている中長期的な方向性や施策を踏まえ、令和6年度の取組における重点化の方針を示したものです。
 なお、図書館事業については、柏市図書館の在り方を踏まえ、重要な取組を掲載しております。
 議案の対象は別冊資料の1ページから7ページまでの部分となります。内容につきましては、1月25日の協議会において決定した「教育行政重点化方針項目」の内容を文章化したものとなります。
 8ページ以降の「重点事業」については、参考資料として施策ごとに事業の内容や担当課,予算額を掲載しています。また、今回の議案の対象ではありませんが、「市議会令和6年第1回定例会教育行政方針」をお手元にお配りしております。こちらは22日招集される市議会の本会議において教育長が説明を行うもので、教育行政重点化方針と同様,令和6年度の重点方針を内容とするものです。
 私からの説明は以上です。よろしく御審議の程お願いいたします。

質疑等

渡部委員

 1点だけすみません。SNS相談業務委託について、質問させてください。
 いろいろな相談に対応できる知識や経験や専門性なども大切だとは思うんですが、プライバシーを守ることも大事だと思います。その中で、委託先をどのように決定するのか、また緊急性のあるものを見極めて、警察とか学校につなげるための対応をどのようにしていくのか、お伺いしたいです。お願いします。

児童生徒課長兼少年補導センター所長

 まず、委託先のほうですけれども、これまでにSNS相談業務の実績がある9社の中から指名をして、入札にて決定をする予定でございます。
 次の連携についてですが、委託先と学校・教育委員会との情報共有について、日々の報告、月次の報告を決めまして希死念慮、又はいじめ対応等が必要なものである場合には、委託先が情報を聞き出した後に教育委員会に連絡、教育委員会より学校へ情報共有する流れを作り、児童生徒の指導を行う予定であります。ただ、このアプリが匿名での相談になりますので、直接的に解決することが難しい場合がございます。しかし、児童生徒相談窓口の拡大として、この事業を進めてまいります。

渡部委員

 ありがとうございます。いろいろ拡大して、相談の輪が広がるのはとてもいいことだと思います。どのぐらい大幅に広がるというか、今は教育委員会のほうでやられていると思うんですけれども、どのぐらいの幅で広がるということが想定されているのか。

児童生徒課長兼少年補導センター所長

 対象者の幅を広げる形を取る予定をしておりまして、今の小学生の場合、6年生だけなんですね。なんですが、今回相談委託によって、受け入れられる数も増えるだろうということを想定しまして、一応、今のところは小学5年生も対象に入れまして、その5年生からも相談を受け入れられるように幅を広げていきたいというふうに考えていきます。

氏田委員

 (4)の就学援助制度の拡充について、ちょっとお聞きしたいと思います。
 まず、この就学援助制度の今現在、令和5年度の就学援助費支給の現状を教えていただきたいと思います。
 それから、これからの見通しと課題、それを教えていただきたいと思います。

学校教育課長

 御質問の就学援助の件について、お答えします。
 まず、今年度の支給の現状についてですが、近年、対象者数が少し減少傾向にございます。本年度も対象者数は横ばいか少し下回るのではないかと見込んでおります。金額も昨年、令和4年度は約1億4,000万円弱でしたが、令和5年度も横ばいから少し下回る1億3,000万円前後になるんではないかというふうに思っております。
 今後の見通しと課題についてですが、対象者数や支給額については、なかなか正確な予測は難しいんですが、横ばいか少し減っていくのではないかと予想しております。課題につきましては、方針にも記載してありますとおり、2点ございまして、1点目は援助の費目や金額をどう充実させていくかどうかについてです。こちらについては、近隣市の状況などを比較して、研究してまいります。現時点では、柏市はクラブ活動等の費目を新設したりしていますので、少し手厚いほうではないかなというふうに認識をしております。
 2点目につきましては、電子申請の範囲を拡大して、利便性を図ることです。令和4年度から5年度にかけて、基本的な事務処理のケースを対象に電子申請を行ってまいりました。6年度につきましては、近隣の市外在住者や収入が急変した方など、事務的に少し特殊なケースも対象に広げていくつもりでおります。電子申請の利用を広めていくことが課題と思っておりますが、現状、年度当初の申請で約6割の方が電子申請を利用されております。年に1回の申請で、元々学校に提出できますので、従来の手続に負担感が少ない方もいるのかと思うので、残り4割の方をどれだけ電子申請で御利用いただくかというところで、こちらの周知などを工夫していきたいと考えております。

氏田委員

 ありがとうございます。減少傾向にあるということは、すごくいいことだなと思いますけれども、予算を取っていたのが1億5,000万円以上取っていたかと思うので、私は増えていくのかなと思っていました。減っていくということなので、本当に支給している児童生徒、全体の何割ぐらい、何割もいかないと思うんですが、どのぐらいなんでしょうか。

学校教育課長

 まず、支給額の減少の割合ですけれども、例年予算は少し余裕をもって計上しております。減少については、ちょっとなかなか正確な見通し、理由はなかなか難しいですけれども、一つ考えられるのは、共働き世帯の増加で、世帯収入が要件になってまいりますので、そこで共働きで世帯収入が改善している家庭が少し増えているのかなというのは一つの理由として予想しているところです。
 あと、対象者数の割合ですけれども、以前は大体10パーセントぐらいで、全児童生徒数の10パーセントぐらいだったんですが、近年では9パーセント前後になっています。令和4年度8.7パーセント、令和5年度もおそらく9パーセントを割って8パーセント後半かなというふうに予測しております。

氏田委員

 ありがとうございます。経済的な理由によって、教育が受けられないという状況ではないという、柏市の子どもたちの状況ということでよろしいでしょうかね。ありがとうございます。
 それから、電子申請は、これはいつぐらいから始まったんですか。

学校教育課長

 一番最初に令和4年度に入学準備金という費目からスタートしました。令和5年度、今年度に通常の入学準備金に関わらず、全体の就学援助の関係で、年度当初の申請というのが一番多いんですけれども、そこに電子申請を拡大しました。
 令和6年度は少し特殊なケースに拡大していく予定でございます。

氏田委員

 ありがとうございました。

採決結果

全員賛成可決

議案第2号 柏市学校給食将来構想の改訂について

説明

教育総務部長

 それでは、お手元の資料の5ページ、それから、別葉でお配りをさせていただいております柏市学校給食将来構想改訂版(案)、こちらを御覧いただきたいと存じます。
 議案第2号は、昨年度から進めてまいりました柏市学校給食将来構想について、先にパブリックコメントを終了いたしましたので、この資料の内容をもって、改訂版として決定しようとするものでございます。
 内容の詳細につきましては、次長兼学校給食課長より御説明申し上げます。

教育総務部次長兼学校給食課長

 私から、学校給食将来構想の改訂について、御説明申し上げます。
 御承知のとおり、本市の学校給食将来構想は給食を取り巻く現状と課題を踏まえ、将来にわたって安全、安心、そしておいしい給食を提供することを目的としまして、令和3年3月に作成しております。このときは、給食施設の老朽化、とりわけ学校給食衛生管理基準への適合を第一に考えて、将来構想を策定したところですが、学校給食に期待される食育推進上の効果であったり、これから迎える本格的な施設の改修や更新を踏まえ、学校給食を安定的に提供していくために、見直しを図ったところです。
 将来構想の改訂に当たりましては、自校方式の維持に際し、これまで課題としてきた狭隘な学校敷地の中で、どのように建築面積を確保するのか、工事期間中はどのように給食を提供するのかなどについて、令和5年度の学校現地調査や、今年度実施しました学校関係者へのヒアリングの結果を踏まえ、改訂案の策定を進めてきました。
 また、改訂につきましては、先ほど部長からもありましたが、学校関係者へ周知して意見をまとめるとともに、令和6年1月4日から2月5日までの期間でパブリックコメントを実施し、広く市民の意見を求めたところです。なお、パブリックコメントにつきましては、29人の方から意見をいただきましたが、これらの意見による原案の修正はありません。
 別冊資料、柏市学校給食将来構想改訂版(案)の28ページ、一番後ろのページを開いてください。
 第5章としまして、今後の給食提供方式の方向性を示しております。自校方式の調理場はこれを維持していくことを基本とします。また、学校給食センターは建て替えることといたします。これが最終的な方向性になります。
 そこで、このような結論に至った理由についてですが、四角でくくっておりますけれども、自校方式につきましては、給食提供にかかるコストが割高になりますが、調理食数が少ないため、手作りしやすいことと、学校に調理場があるため、給食をより身近に感じられることなど、食を通じた学びが進めやすい環境にあることから、これを可能な限り維持していくものです。
 また、給食センターは老朽化の進行により、万が一事故等が発生した場合はその影響が11校に及ぶこと、沼南地域の学校への調理場については、物理的な制約が大きく、全ての学校に設置ができないことから、引き続きセンター方式を維持していくものです。また、新たに整備する学校給食センターに余力を持たせることができれば、自校方式調理場の改修や更新時に代替給食を提供することが可能になることから、給食センターを継続していく意義というものは大きいと考えております。
 また、今後ですけれども、この将来構想に基づいて策定する「(仮称)柏市学校給食施設整備計画」に沿って、まずは給食センターの整備を最優先で進めていく考えです。
 学校給食からの説明は以上となります。御審議の程、よろしくお願いいたします。

質疑

なし

採決結果

全員賛成可決

10.協議

次回教育委員会定例会及び臨時会の開催日程について

次回定例会予定

日時:令和6年3月28日 木曜日

開会:午後2時00分

場所:沼南庁舎501会議室

11.その他

月間行事予定

田牧教育長

 続いて、来月の行事予定についてお願いします。

教育総務部長

 教育総務部からは、3月19日火曜日に予定をされてございます令和5年度第3回柏市教育政策審議会、それから、毎週末、先週、2月17日よりスタートいたしまして、これから毎週末土曜日、もしくは日曜日に開催を予定しております柏中学校区義務教育学校に係る説明会について、教育政策課統括リーダーより、御説明いたします。

教育政策課統括リーダー

 私からは、第3回柏市教育政策審議会及び柏中学校区義務教育学校に係る説明会について、説明いたします。
 まず、柏市教育政策審議会についてですが、来月19日に開催する今年度最後となる第3回では、柏市が目指す子ども像、学校教育を検討するとともに、児童生徒、保護者、教職員を対象とした学校の在り方に関するアンケート調査を実施するに当たり、当該アンケート調査項目について御意見をいただく予定です。審議の概要や進捗状況につきましては、柏市ホームページ上に会議録を公開するとともに、適宜教育委員の皆様に御報告をさせていただきます。
 次に、柏中学校区義務教育学校に係る説明会につきまして御説明いたします。
 令和10年度の開校を予定している柏中学校区義務教育学校について、経緯や今後の方向性等について説明することと併せ、学校関係者の意見を伺うため、柏第一小学校、旭東小学校、柏中学校の保護者、柏中学校区の未就学児の保護者、地域関係者を対象とした説明会を今月17日より開催しております。
 理解を深めていただけるよう、1回当たりの定員を50名と設定し、複数回開催する予定であり、質疑応答中心としております。対面上の参加が困難な方向けに、別日でオンライン形式で説明会を設けたり、YouTubeにて説明動画を公開し、意見受付フォームを設けるなど、柔軟かつ丁寧に対応してまいります。
 先週、2月17日土曜日に開催した説明会の参加者は、柏第一小学校の保護者2名のみでしたが、公開している説明動画は、本日8時30分時点で1,006回再生を記録しており、深い関心が寄せられている状況ですので、引き続き丁寧な情報発信に努めてまいります。
 第3回柏市教育政策審議会及び柏中学校区義務教育学校の説明会についての説明は以上となります。

生涯学習部長

 お手元の3月の行事予定表のとおり、アウトリーチコンサートや芹沢銈介展ございます。季節に応じたイベントを実施しております。改めて御紹介はございませんけれども、もしお時間があれば御覧いただければと思います。

学校教育部長

 学校教育部からは特に御紹介する行事のほうはございません。

田牧教育長 

 ありがとうございました。月間行事予定について、何か御質問はございますでしょうか。
 それでは次に、教育関係団体が開催している協議会及び研修会に、教育委員及び私が参加しましたので、その報告をさせていただきます。
 まず2月9日に開催されました令和5年度第6回市町村教育委員会研究協議会に、氏田委員及び渡部委員が参加されました。代表して、氏田委員から御報告をお願いします。

氏田委員

 第6回になります研究協議会に渡部委員と参加させていただきました。場所は新橋のカンファレンスセンターというところで、なかなか難しいところで、私1人では行き着けたかなと思われるようなところでした。
 午後からだったんですけれども、開会挨拶の後に、文科省の初等中等教育企画課の堀野氏という方から1時間ほど、初等中等教育施策の動向についての行政説明がありました。そのときの資料が、これなんですけれども、非常に分厚くて、内容が濃くて、かいつまんでの説明でありました。その中で私が印象に残ったのが、新しい時代の学びの環境整備という説明がありました。教職員の定数の改善、いわゆる35人学級がいつぐらいまでに完成するか、それは令和7年と説明がありました。令和7年ということは、もう来年度に迫っているということ、それから、小学校高学年の教科担任、それを導入する、これも令和7年までにということでしたが、よくよく話を聞いていると、なかなか難しいことは、財務省との折り合いをどうつけていくかというような話が必ず最後にありまして。財務省のほうから、それをやったときに、どういう効果が得られるのかというのを数字で出しなさいと言うような説明があって、非常に苦労しているというような話ではありましたが、計画を立てたならやってほしいなというように思いながら聞いておりました。
 支援スタッフの充実なんかも入っていたんですけれども、いわゆるスクールソーシャルワーカーの、あと部活動の指導者への支援、でもそれって、周りの方たちと話していると、本当に自治体によって随分取組方が違って、柏市のほうは随分取組がいい状況なんだなというのを再認識してまいりました。
 その後、第3分科会で私はいじめ対策・不登校支援についての第9グループに参加してまいりました。参加者が、千葉県の市原市の方、それから、東京都の小金井市、それから銚子市、それから埼玉県の川口市、群馬県の伊勢崎市、それと私を含めて6人のグループだったんですけれども、いじめ・不登校と非常に大きなテーマでしたので、私のところのグループでは、いじめについてのところで、1時間半話し合って、終わったという形なんですが、いじめの状況とか取組方というのは、私どものグループはほぼほぼ関東圏の人だったので、そんなに差異はないなという感じを受けました。
 ただ、柏市の取組、先ほども言いましたように、スクールソーシャルワーカーだったり、あとSTANDBYだったり、非常にほかよりもやっぱり一歩進んだ取組をしているなというのを実感してまいりました。
 次に、渡部委員のほうからお願いしたいと思います。

渡部委員

 私も分科会に参加して、同じように不登校といじめ対策について、埼玉県の川口市、山形市、府中市、那覇市の委員さんで対談させていただいたんですけれども、不登校についてお話しして、やっぱりどの市でも同じように不登校が増加していること、小学校の低学年などに増えていたり、進学時に増加する傾向があることなどが本当に変わりなく、どこの市でも同じ課題に向かっていることが分かりました。でも、皆さん口をそろえて言っていたのが、やっぱり手厚い支援をするためには、それだけではなく予算が大事だと。それだけではなく、子どもだけではなく保護者のケアも大切で、そのために地域の協力や福祉的な支援も大切だと皆さんおっしゃっていました。どの市でもやっぱり柏市と同じような方向で進んで、取組を行っていましたが、私の印象に残ったのが那覇市さんの取組で、市の相談課の方が定期的に全学校を回って、状況確認をして、SOSなどを出しにくい先生などに対応できるように、お話をしたりして回っているということが印象的でした。
 どの地域でも同じような課題と向き合っていて、子どものために取り組んでいることを知れて、とてもいい対談だと思いました。ありがとうございます。

田牧教育長

 ありがとうございました。次に、1月26日に開催されました令和5年度第2回教育長・教育委員研修会に森委員及び私が参加しました。
 本日、森委員欠席のため、私から報告のほうをいたします。
 1月26日に行われました研修は、千葉県におけるコミュニティスクールの現状と課題ということで、千葉大学名誉教授の天笠先生から御講演がありました。
 それに引き続きまして、県内で100パーセント、コミュニティスクールを導入している鴨川市、睦沢町、そして長南町、そして柏市ですね、この4名の教育長によるパネルディスカッションが行われました。
 最初の天笠先生による講演ですけれども、千葉県におけるコミュニティスクールの導入率ですけれども、千葉県には33.1パーセント、約3割しかまだ導入をされていないということです。全国的に見ましても、52.3パーセント、コミュニティスクールはまだまだこれからだなというふうに感じました。
 コミュニティスクールの今後の課題として、学校運営に地域の方々に関わってもらうことがとにかく大事だということ、それと、地域のいろんな団体があるんですけれども、そこでの世代交換ですね、バトンタッチが必要じゃないかと、いつまでも同じメンバーがずっと続けているという状況がいろんなところで見受けられるということですね。本当はいろんな方を入れていく、若い人たちを入れていくということが、これからコミュニティスクールの命運を左右するということを話されていました。
 また、いろんな学校行事に参画をするというような行事中心の運営がなされているんですけれども、そうじゃなくて、本当は学校運営に関わって課題を共有して、そこの解決のために地域が知恵を出し合うんだという、そこがむしろ大事なところであるというようなことを話されていたことが印象に残っています。
 あとは、その後のパネルディスカッションで各市、町の実態が報告されましたけれども、柏市は別としまして、睦沢町とか、長南町、あとは人口が柏市の本当に5分の1とか、半分以下の規模のところにおいては、コミュニティスクールづくりと小中一貫校がやっぱり合致して進められているということでした。それと鴨川市は県内で初めて、高校でコミュニティスクールを導入したということで、これは画期的なことであるというふうに思いました。いずれにしましても、柏市は100パーセント、令和5年、今年度達成されたわけですけれども、柏市はまだまだこれから課題はいっぱいあるなというふうなことは、改めて痛感した次第です。
 私からは以上になります。
 そのほかに何か事務局のほうから何かありますか。

12.閉会宣言

田牧教育長

 それでは以上をもちまして、全ての日程を終了といたします。
 閉会とします。
 ありがとうございました。

お問い合わせ先

所属課室:教育総務部教育総務課

柏市大島田48番地1(沼南庁舎3階)

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