更新日令和6(2024)年3月29日

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柏市教育委員会令和6年第1回臨時会会議録

1.日時

令和6年2月14日(水曜日)

  • 開会 午後10時00分
  • 閉会 午後11時10分

2.場所

沼南庁舎教育長室隣会議室(沼南庁舎3階)及び沼南庁舎501会議室(沼南庁舎5階)

3.出席した教育長及び委員

  • 教育長 田牧 徹
  • 教育長職務代理者 牧田 謙太郎
  • 委員 森 秀夫
  • 委員 氏田 青津子
  • 委員 渡部 麻有

4.教育長及び委員並びに傍聴人以外の出席者

教育総務部

  • 教育総務部長 原田 明廣
  • 教育総務部次長兼教育政策課長 松澤 元
  • 教育総務部次長兼学校給食課長 中村 泰幸
  • 教育総務課長 籠 希世子
  • 教育施設課副参事 大滝 正寿
  • 学校給食センター所長 佐藤 克己

生涯学習部

  • 生涯学習部長 宮島 浩二
  • 生涯学習課長 沖本 雅樹
  • 文化課長 田口 大
  • 図書館長 坂口 園子

学校教育部

  • 学校教育部長 三浦 邦彦
  • 学校教育部上席技監 依田 紀彦
  • 学校教育課長 伊藤 正則
  • 教職員課長 福島 紀和
  • 教職員課副主幹 大森 敬太
  • 指導課長 中田 敦子
  • 児童生徒課長兼少年補導センター所長 石井 剛範
  • 市立柏高等学校事務長 幕内 直人

事務局

  • 教育総務課副参事 浦上 義史
  • 教育総務課副主幹 佐藤 香
  • 教育総務課主事 松岡 裕希
  • 教育総務課主事 矢代 知里

5.傍聴に関する説明

田牧教育長

 傍聴の確認を行います。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項の規定により、会議は原則公開となっております。
 本日は、傍聴希望者がいらっしゃいませんので、柏市教育委員会会議傍聴規則第1条の2第2項の規定に基づき報告いたします。

6.開会宣言

田牧教育長

 ただいまから教育委員会令和6年第1回臨時会を開会いたします。

7.議事

議案第1号、議案第3号及び議案第4号は市議会令和6年第1回定例会に関わる議案のため、議案第2号は人事に関する事案であるため、議案第5号は被表彰者の個人情報が含まれているため、非公開で審議しました。

議案第1号 和解の申入れについて

説明

学校教育部長

 議案第1号は、令和元年7月に千葉地方裁判所に訴えの提起のあった損害賠償請求事件について、和解することを市長に申し入れたいので、提案するものでございます。
 詳細につきましては、教職員課長から御説明申し上げます。

教職員課長

 本日は、令和6年第1回定例会に提出予定の議案、和解の申入れについての御説明させていただきます。
 本事案は、平成27年3月に柏市立学校で発生した転落事故に対し、被害生徒及びその両親が柏市及び生徒4名を相手に損害賠償訴訟を起こしたものでございます。
 概要につきましては、担当の大森より説明させていただきます。

教職員課副主幹

 まず、事案及び訴訟の概要について説明いたします。4ページの議案資料のほうを御参照下さい。
 本事案は平成27年、当時柏市内の公立学校の生徒であった原告Aが同校の校舎から部活動のミーティング中に飛び降りたことにより受傷し、重度の後遺障害が残存したのは、原告Aが約2年にわたって学級内や部活動でのいじめ行為を受けて精神的に追い込まれたことが原因であるとして、原告A、原告Aの父及び原告Aの母がいじめ行為をしたとされる同校の生徒4名に対しては共同不法行為に基づき、被告柏市に対しては、同校の教諭らが原告Aの生命身体の安全に配慮すべき義務に違反したことによる不法行為に基づき、連帯して損害賠償金及びこれに対する遅延損害金を支払うよう求めたものでございます。
 この事案について、令和6年1月に柏市議会での議決を得ることを条件に和解の合意に至りました。
 続いて、和解の内容について説明いたします。3ページを開いてください。
 まず和解の相手方でございます。原告A及びその両親となっております。同校の生徒4名については、和解の合意に至らなかったため、今回の和解には含まれておりません。
 続いて、和解の内容を御覧ください。
 1、被告柏市は、本件事故により原告Aが受傷したことに対し、衷心より慰謝の意を表明する。
 2、被告柏市は、原告A、原告Aの父及び原告Aの母に対し、本件事故に係る解決金として、990万円の支払義務があることを認める。
 3、被告柏市は、原告らに対し、前号の金員を、令和6年4月30日限り、原告ら指定の口座に振り込む方法により支払う。ただし、振込手数料は被告柏市の負担とする。
 4、原告らは、被告柏市に対するその余の請求を放棄する。
 5、原告らは、正当な理由のない限り、被告柏市との間の本件訴訟の経過について、第三者に口外しない。
 6、被告柏市は、正当な理由のない限り、本件事故の内容、本件訴訟の経過、その他本件事故に関する一切の事実関係について、第三者に口外しない。
 7、原告ら及び被告柏市は、原告らと被告柏市との間には、本件事故に関し、本和解条項に定めるもののほか、何らの債権債務がないことを相互に確認する。
 8、訴訟費用は、各自の負担とする。
 本件和解において、柏市が原告に支払う解決金については、柏市が加入している保険会社からその全額が、保険金としては保証される予定となっております。この内容で議会の議決が得られれば、次の期日にて和解の成立となる予定ございます。
 説明は以上です。

質疑等

なし

採決結果

全員賛成可決

議案第2号 柏市立小学校及び中学校の校長、副校長及び教頭の進退内申について

教職員課長からの説明後に審議に入り、全員賛成にて原案どおり可決されました。

議案第3号 令和5年度2月補正予算案の教育に関する事務に係る部分について

教育総務部長

 お手元の議事(別冊資料)の1ページ、こちらを御覧いただきたいと存じます。
 地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、市長から意見を求められた令和5年度2月補正予算案の教育に関する事務に係る部分について、市長に意見を申し出たいので、提案するものでございます。なお、申し出る意見につきましては、次の2ページに記載のとおり、市長の原案に異存なしでございます。
 それでは、補正予算案の内容の御説明をいたします。お手元の資料の16ページ、こちらを御覧ください。
 「令和5年度2月補正予算 事業の概要」でございます。今回の補正予算では、この資料に記載されている事業に係る予算について、補正を行っております。それぞれの事業の概要につきまして、担当の所属長、もしくは副参事から御説明申し上げます。

教育施設課副参事

 教育施設課からは、1の小中学校施設整備事業について、御説明いたします。
 まず1.の小学校施設整備事業及び5.の中学校施設整備事業につきましては、令和6年度に実施予定の大規模改修工事及び屋内運動場長寿命化改良工事の事業費につきまして、国の補助金の補正予算を受けて、前倒しした上で繰越明許費を設定するものです。また、併せまして小学校費においては、委託料について、実績を踏まえ、不用額を減額いたします。
 また、4.の西原小学校校舎長寿命化改良事業及び8.田中中学校校舎増築事業につきましても、ただいま御説明いたしました施設整備事業費と同様ですが、令和6年度分の事業費に対して、国の補助金の交付決定を受けたため、対象の事業費を令和5年度に前倒しする形で継続費の年割額を変更するものです。
 続いて、2.の(仮称)柏北部東地区新設小学校整備事業、3.の田中小学校校舎長寿命化改良事業、6.の田中中学校校舎整備事業、7.の風早中学校空調設備更新事業につきましては、今年度末をもって継続費事業が終了することに伴い、実際の予算執行状況に合わせて、事業費を減額するものとなります。
 教育施設課からの説明は以上です。

教育総務部次長兼学校給食課長

 続きまして、学校給食課から「2の学校給食公会計システム改築事業」について、御説明いたします。
 これは、事業の進捗に合わせて事業費の減額をするものです。当初は、令和6年4月の導入に向けて準備を進めてまいりましたが、先進市の導入状況を踏まえ、給食費の徴収、管理だけではなく、支払業務についても事務を合理的かつ効率的に処理するため、公会計システムの検討に時間を要しました。
 今後は、給食費の無償化や改定に伴う公費負担にも柔軟に対応できるよう検討を進めるなど、令和7年4月の導入に向けて取り組んでまいります。
 学校給食課からの説明は以上です。

教職員課長

 教職員課からは「3の訴訟和解金」について、御説明いたします。
 これは、市議会第1回定例会に提出予定の議案「和解について」の解決金の支払いのため、補正予算として申し出ております。
 事案につきましては、先ほど議案第1号「和解の申入れについて」で御説明したとおりです。なお、本件和解において、柏市が原告に支払う解決金といたしましては、柏市が加入している保険会社から全額が保険金として補償される予定となっています。
 教職員課からの説明は以上です。

学校給食センター所長

 学校給食センターから「4の学校給食センター事業特別会計繰出」及び「5の学校給食事業」について御説明いたします。
 これは、学校給食センター事業の特別会計の事業実績に合わせ増額をするものでございます。内容といたしましては、給食食材料費の決算見込額が予算額より増えたため、決算見込み金額に合わせて増額を行うものでございます。
 歳入補正といたしまして、事業収入の賄材料費収入を4,270万円の増額と、一般会計の学校給食センター事業特別会計の歳入補正額1,148万7,000円の繰入れを行い、歳出補正額として、需用費の給食食材料費に同額を計上するということでございます。
 学校給食センターからは以上でございます。

教育総務部長

 議案3号の説明は以上でございます。御審議の程、よろしくお願い申し上げます。

質疑等

なし

採決結果

全員賛成可決

議案第4号 令和6年度予算案の教育に関する事務に係る部分について

教育総務部長

 引き続きよろしくお願いいたします。
お手元の資料の今度は19ページを御覧いただきたいと存じます。
 地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、市長から意見を求められました令和6年度予算案の教育に関する事務に係る部分について、市長に意見を申し出たいので提案するものでございます。申し出る意見につきましては、その次の20ページにございますとおり、市長の原案に異存なしでございます。
 それでは、令和6年度当初予算の市長原案の内容を教育総務課長から御説明申し上げます。

教育総務課長

 別冊資料と補足資料集を使って御説明させていただきます。よろしくお願いいたします。
 初めに、一般会計予算についてです。令和6年度柏市一般会計予算のうち、教育に関する事務に係る部分につきましては、別冊資料の19ページから27ページのとおりです。
 また、別冊の補足資料集の1ページから2ページの一般会計予算の内訳も併せて御覧ください。この補足資料は別冊資料の22から23ページを前年度予算と比較できるように作成したものとなります。
 まず、歳入予算について、御説明をいたします。補足資料集1ページを御覧ください。
 歳入総額は令和5年度と比べて、255.3パーセント増の71億5,395万9,000円です。一番下の欄になります。主な増額の項目は、款23市債が34億6,430万円の増となっており、これは義務教育施設整備事業債の増が主な理由となっております。
 次に歳出予算について、御説明いたします。同じく、2ページのほうを御覧ください。
 歳出総額は令和5年度と比べて48.8パーセント増の204億2,534万円です。主な増額の項目とその理由としましては、まず表中ほど、「項3中学校費 目3学校建設費の校舎増築工事」が23億5,145万6,000円の増となっており、これは田中中学校の校舎増築事業によるものです。
 次に「項7保健体育費 目2保健安全給食費」が4億7,691万3,000円の増となっており、これは学校給食費助成金の増によるものです。
 次に継続費について御説明をいたします。もう一方の別冊資料24ページを御覧ください。
 小学校費における校舎増築設計事業、義務教育学校校舎設計事業及び給食施設移設事業につきまして、令和6年度及び令和7年度の2か年の継続費として計上いたします。また、社会教育費における旧吉田家住宅保存修繕等事業につきまして、令和6年度及び令和7年度の2か年の継続費として、計上いたします。
 続いて、債務負担行為について、御説明いたします。資料にあります12件の事業について、新たに債務負担行為を計上します。
 教育振興計画策定業務委託の委託料、GIGAスクール用端末設定更新委託の委託料、柏市立学校施設個別施設計画策定業務委託の委託料、市立小学校空調設備整備事業(令和6年度)の賃借料、市立中学校空調設備整備事業(令和6年度)の賃借料、埋蔵文化財の発掘調査及び復元整理事業の委託料、市立小学校給食室整備事業(その1)の備品購入費、市立小学校給食室整備事業(その2)の備品購入費、市立中学校給食室整備事業の備品購入費、小中学校給食調理委託(令和6年度)の委託料、公会計システム運用事業の委託料等、最後に、小中学校給食室空調設備賃借の賃借料です。
 市立小学校給食室整備事業はその1とその2で分かれておりますが、その1は計画的に取り替える備品、その2は建て替えに伴う備品ということで、項目が分かれております。
 事業の期間及び限度額は資料のとおりです。
 次に地方債について、御説明いたします。次のページ、26ページを御覧ください。
 まず、義務教育施設整備事業の財源として、43億4,590万円を計上しています。起債を行う具体の主な事業といたしましては、田中中学校校舎増築工事及び小中学校屋内運動場空調設備設置事業となっております。
 次に文化財保存事業の財源として、3,590万円を計上しています。起債を行う具体の主な事業としましては、令和5年度の国の登録有形文化財となった旧根戸分署(旧高射砲第二連隊照空予習室)の保存修理工事及び監理委託となっております。また、起債の方法、利率及び償還の方法につきましては、例年と同様の内容となっております。
 次に、学校給食センター事業特別会計について、御説明いたします。次のページ27ページになりますが、補足資料集の3ページ「学校給食センター事業特別会計予算の内訳」を御覧ください。
 歳入歳出予算の総額は、令和5年度に対して17.6パーセント増の5億6,000万円です。増額の主な理由としましては、物価高騰対策の給食材料費増によるもので、5,803万5,000円の増となっております。
 次に令和6年度当初予算に係る教育委員会の新規・拡大事業について、御説明をいたします。
 補足資料集4ページ以降について、新規・拡大事業を中心に御説明をいたします。
 まず4ページの「こども図書スペースと中高生世代の居場所の整備」についてです。乳幼児から中高生世代の若者まで、全ての世代の子どもたちと妊娠、子育て家庭が利用できる、子ども・子育て支援複合施設において、こども図書スペース及び中高生世代の居場所を整備するため、改修工事及び監理委託を行うものです。
 次は8ページになります。「学校給食施設の改修及び更新」についてです。これは、施設・設備の老朽化が進む中、今後も安全・安心な学校給食を安定的に提供するため、この3月策定の柏市学校給食施設整備計画に基づき、給食施設を整備するものです。
 9ページ「不登校支援・いじめ防止体制の充実」についてです。これは、教育支援センターにて、不登校児童生徒やその保護者に対し、学習支援や教育相談、訪問相談を行うことで、学校と家庭以外の居場所をつくり、社会的自立につなげるものです。また、スクールソーシャルワーカーの配置日数を増やしたり、全中学校区への配置を行うものです。さらに、匿名報告・相談プラットホーム、STANDBYにおける相談業務を委託し、幅広い相談内容への対応ができるようにするものです。
 10ページになります。「自校方式給食室への空調設置」についてです。これは、安全・安心な給食を提供するため、衛生管理及び労働安全の観点から、給食施設内の温度及び湿度を適切に保つことを目的に、空調設備を設置するものです。また、空調設備の導入に当たりましては、短期間に一斉導入が可能なリース方式を採用いたします。
 11ページの「体育館空調設備設置」についてです。近年の温暖化に伴い、授業や部活動中の熱中症対策及び避難所の機能強化の観点から、令和7年度までに中学校21校及び小学校41校の体育館に空調設備を設置するものです。
 12ページ「給食費の助成(物価高騰対策支援)」についてです。これは物価高騰に伴い、令和6年4月より、公立小中学校の給食費を改定するに当たり、保護者の負担が増加しないよう、改定額のうち値上げ分の全額を助成するものです。
 13ページの「小中一貫校の整備」についてです。これは、校舎の老朽化が進んだ柏第一小学校への対応と併せて、小中学校間のギャップをはじめとした様々な教育課題の緩和を図ることを目的として、現在の柏中学校敷地内に柏第一小学校、旭東小学校を移転し、義務教育9年間を見通した小中一貫教育を実践する義務教育学校を整備するものです。
 14ページの「学校施設(校舎)教室不足対策」についてです。学校区の人口増加により、推計上、将来的に既存の校舎のみでは児童生徒の受入れが困難となる小中学校において、増築校舎を整備するものです。
 15ページの「市立柏高校グラウンド整備」についてです。魅力ある学校を目指して、市立柏高校のグラウンドに人工芝及びタータントラック、オールウェザートラックを設置いたします。この整備に伴い、在学生徒の授業や部活動への安心・安全が確保されるとともに、サッカー部及び陸上部のさらなる競技力の向上、地域の住民や保育園、幼稚園、小中学校、町会・自治会などに地域コミュニティの場として開放し、地域と連携した学校づくりをより一層推進していくものです。
 16ページの「公立中学校標準制服導入推進事業」についてです。これはSDGsや多様性への配慮、寒暖対応や衛生面等の機能性の向上、制服リユースのしやすさに伴う家庭負担の軽減等を目的として、令和7年度より、柏市立中学校の学生服において「柏市標準制服」を導入し、各校で採用を検討できるようにするものです。
 市教育委員会では、校長会と協同で学校現場を支援し、令和6年5月以降をめどに、生徒モニター制度を実施します。希望する生徒500人にサンプル品となる「プレ標準制服」を無償で配布し「制服の見直し」への生徒の直接参画や多様性で悩む生徒への早期対応を目的としております。
 17ページ「部活動の地域移行に係る事業」についてです。部活動の地域移行に伴い、困窮世帯の生徒が地域クラブに参加するために要する参加費用等を、地域クラブ参加費支援事業補助金として、補助するものです。また、学校部活動を地域に移行するための地域クラブを設置し、かつ当該地域クラブの運営を統括する団体等に対し、部活動地域移行支援事業補助金を交付します。また、中学校における文化部の地域移行を開始するにあたり、休日、地域クラブが校舎内の施設を利用できるようにするため、警備機器の移設等のセキュリティー整備を実施します。
 18ページの「放課後子ども教室推進事業」についてです。放課後子ども教室は、現在補充学習支援を目的としたステップアップ学習会や子どもの知的好奇心を引き出すことを目的とした体験学習講座などを実施しています。今後、子どもが自分らしく過ごせる居場所型の放課後子ども教室に移行し、全ての子どもが放課後に安全・安心に遊びや体験活動などを通じて、幸せな状態で成長できる居場所の提供について、子どもルームの整備計画との整合性を図りながら進めてまいります。
 19ページの「文化遺産の保存と活用」についてです。これは、市内に点在する文化財を、柏の歴史文化を特徴づける魅力的な地域資源として活用するために、適切に保存修理工事や修復委託を行い保存していくものです。
 20ページの「柏市立図書館柏の葉サービスカウンターの設置」についてです。これは、柏の葉キャンパス駅周辺における図書館機能の強化を図るため、インターネット等で予約した本の受取りや返却などができるサービスカウンターを設置するものです。
 説明は以上となります。御審議の程、よろしくお願いいたします。

質疑等

氏田委員

 じゃあ、幾つかちょっと教えていただきたいんですけれども、1つ、こども未来の給食費の助成のことですけれども、今の説明では、値上がり分を全額補助するという説明だったかと思うんですけれども、それでよろしいですか。

教育総務部次長兼学校給食課長

 補足資料の12ページをちょっと見ていただきたいと思います。予算の概要になりますけれども、こちらにありますとおり、全額補助となります。内容としまして、一番上に事業費の欄がありますけれども、これは保育園とか幼稚園を合わせて5億5,000万円と書いてありますけれども、財源としましては、国の臨時交付金の残がありましたことから、それを全部充てるということで。当初半分、半分ぐらいかなということは御説明させていただいたと思うんですけれども、その臨時交付金という財源が出てきたということで、来年度につきましては、全額公費負担するということになりました。

氏田委員

 分かりました。それはよかったです。令和7年3月までの1年間ということですね。

教育総務部次長兼学校給食課長

 そのとおりです。

氏田委員

 分かりました。
 それから次に2つ目なんですけれども、学校施設の教室不足の対策についてなんですけれども、教室は1クラスの人数の枠が決められている、今のところ、40人学級、1年生がここで言うと35人学級、それが国のほうでも少しずつ緩和していますよね。令和6年だか7年に、5年生くらいまで35人学級というのを打ち出していると思うんですけれども、そこら辺の見通しでこれをつくってあるということですか。

教育施設課副参事

 生徒数の児童推計も含んでいるんですけれども、一応その辺りの人数で対応可能となるような計画をしているところでございます。

氏田委員

 この前ちょっと協議会に出させていただいたときに、国のほうも1クラスの人数を全国で減らしているという状況があったので、これに対応を本当にしていく、こういう子どもの数が増えているところにおいては、本当に大変かなと思いますので、本当によろしくお願いしたいと思います。
 それからもう1つ、標準制服の導入のことなんですけれども、これ、これからだとは思いますが、一応、採用を検討するという形の今説明だったと思うんですが、これ変な言い方ですけれども、大体柏市ではこの標準制服をいつぐらいまでに一般化していきたいのかなというふうに考えていらっしゃるんですかね。

学校教育課長

 標準制服の浸透に向けた見通しということかと思うんですけれども、各学校長の判断で、一般的には導入していくものなのですが、おそらく初年度から多くの学校に導入してもらえるんじゃないかなというふうに今のところは見通しております。
 それで、後は実際に生徒が新しい制服と従来の制服を選ぶことができるということでスタートします。当面はお下がりですとか、リユース品が出回っているということで、従来の制服も一定数着用があるのかなと。何年か経つにつれて、新しい制服がお下がり、リユースに出回ってくると、そういった方も増えて、徐々に新しい制服が大半になってくるんじゃないかと思っていまして、それが2年なのか3年なのか5年なのかというのが、なかなかこちらであらかじめ決めるということではなくて、状況を見ながら、基本的には児童生徒が選ぶということで、自然な流れで落ち着いてくるのかなと思っています。ちょっと見通しはなかなか難しいかなと思います。

氏田委員

 分かりました。学校が採用し、基本的には、子ども自身がどちらかを選ぶという形を踏襲していくという形なんですか。

学校教育課長

 そのとおりです。

氏田委員

 分かりました。

渡部委員

 制服の導入についての、モニターについてなんですけれども、500人に制服を無償で配付するとあるんですが、これはその年代の方に募ると思うんですけれども、学校に偏りがないというか、そういうふうな感じで募集をするのか、それとも、それ問わず、どの学区でも関係なく募集するのか、そこを教えていただきたいです。

学校教育課長

 今、まさに学校長とその辺り相談を始めているところでして、できれば、市内のほぼ全ての学校から、一定数の着用により、意見を集約したいなと思うんですけれども、あとは実際に希望がどういう感じであるのか、その辺、公平性が含まれると思って、実際の希望の状況を見ながら、できるだけ多くの学校の生徒さんから意見をいただくように配慮をしていきたいと思っておりますので、その辺りのバランスを見ながら考えていきたいと思います。

渡部委員

 制服を着ている子というのは、試しに着てみて、気に入る、気に入らないとかそういう問題じゃないんですけれども、1年間ずっとその制服を着続けるのか、それとも着てみたからちょっとやっぱり違う制服も着たいなとか、そういう返却とかそういう感じでいろんな子が着たりとか、着まわしたりすることもできるんですか。

学校教育課長

 今のところ考えているのは、着比べていただきたいなと思っておりまして、新しい制服を着たり、中学校2年生、3年生の方も募集しますので、従来の制服も着てみたり、どちらのほうが、着やすい、着にくい、暑い、寒い、洗濯しやすい、洗濯しにくいとか、そういった様々な御意見をいただきたいと。中学校1年生は多分両方、4月の時点では従来の制服を用意されていますので、1年生にも同様に着比べてもらうことを想定しています。

採決結果

全員賛成可決

議案第5号 第45回柏市教育功労者表彰について

教育総務課長からの説明後に審議に入り、全員賛成にて原案どおり可決されました。

8.その他

田牧教育長

 そのほかに事務局から何かございますか。

教育総務課長

 ただいま御審議いただきました議案の資料につきましては、2月22日の市議会議案の上程日までは取扱いに御注意いただきますよう、お願いいたします。

9.閉会宣言

田牧教育長

 それでは以上をもちまして、全ての日程を終了といたします。
 閉会とします。
 ありがとうございました。

お問い合わせ先

所属課室:教育総務部教育総務課

柏市大島田48番地1(沼南庁舎3階)

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