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更新日令和6(2024)年2月27日

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柏市教育委員会令和6年第1回定例会会議録

1.日時

令和6年1月25日(木曜日)

  • 開会 午後2時00分
  • 閉会 午後3時03分

2.場所

沼南庁舎501会議室(沼南庁舎5階)

3.出席した教育長及び委員

  • 教育長 田牧 徹
  • 教育長職務代理者 牧田 謙太郎
  • 委員 森 秀夫
  • 委員 氏田 青津子
  • 委員 渡部 麻有

4.教育長及び委員並びに傍聴人以外の出席者

教育総務部

  • 教育総務部長 原田 明廣
  • 教育総務部次長兼教育政策課長 松澤 元
  • 教育総務部次長兼学校給食課長 中村 泰幸
  • 教育総務課長 籠 希世子
  • 教育施設課長 古谷 正人
  • 学校給食センター所長 佐藤 克己

生涯学習部

  • 生涯学習部長 宮島 浩二
  • 生涯学習課長 沖本 雅樹
  • 文化課長 田口 大
  • 図書館長 坂口 園子

学校教育部

  • 学校教育部上席技監 依田 紀彦
  • 学校教育課長 伊藤 正則
  • 学校財務室長 染谷 由恵
  • 教職員課長 福島 紀和
  • 指導課長 中田 敦子
  • 児童生徒課長兼少年補導センター所長 石井 剛範

事務局

  • 教育総務課副参事 浦上 義史
  • 教育総務課主事 松岡 裕希
  • 教育総務課主事 矢代 知里

5.傍聴に関する説明

田牧教育長

 次に傍聴の確認を行います。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項の規定により、会議は原則公開となっております。
 本日は傍聴希望者が1名いらっしゃいますので、柏市教育委員会会議傍聴規則第1条の2第2項の規定に基づき報告いたします。
 なお、会議中に傍聴の希望があった場合は、随時入室していただくこととしたいと思いますが、よろしいでしょうか。

(全委員了承)

田牧教育長

 それでは、随時入室していただくことといたします。
 なお、傍聴の方は受付時に御確認いただいた傍聴要領に従い、傍聴してくださいますよう、お願いいたします。

6.開会宣言

田牧教育長

 それでは、ただいまから教育委員会令和6年第1回定例会を開会いたします。

7.前回会議録の承認

令和5年第12回定例会会議録について全委員異議なく承認した。

8.教育長報告

報告

教育総務部長

 教育長報告は全部で5件でございます。
 まず初めに、アの「市議会令和5年第4回定例会について」を私と生涯学習部長及び学校教育課長から御報告申し上げます。
 市議会令和5年第4回定例会は、令和5年11月24日に開会し、同12月13日に閉会をいたしました。私からは、市議会定例会における質疑並びに一般質問のうち、教育総務部に関係する内容について主な内容を3点、抜粋して御報告申し上げますが、今定例会では特に小中一貫校に関する質問が大変多く、それらのうちの代表的なものを2点それから学校給食に関するもの1点について御報告申し上げます。
 まず小中一貫校の1点目の質問でございますが、小中一貫教育の導入によりどのような教育効果を上げ、どのような学校へ変えていきたいと考えているか。目指したい子どもの姿も含めて教育長の想いを伺う。
 また、柏中学校区における義務教育学校の設置までの大まかなスキームと将来的に柏中学校区以外への一貫教育の展開をどのように考えているのかとの御質問がございました。
 この質問に対しましては、柏市教育振興計画では、子どもたちが未来の社会を生きる力の基礎を培うことを基本方針として掲げており、小中一貫教育は「人間力」を身に付けることが期待できるため、様々な教育改革を通じ、「誰一人取り残さない、全ての子どもたちの可能性を引き出せる学校作り」に邁進する覚悟であること。
 今後、義務教育学校の設置の理由や目的等について説明会を実施し、保護者や地域住民との丁寧な意見交換を重ね、その後、学校の配置や通学区域に関して、柏市通学区域等審議会及び市議会での審議を進めていくこと。
 なお、柏中学校区の義務教育学校をモデルケースとして実践結果を積み上げ、他学区においても積極的に小中一貫教育の導入を検討していくことを教育長から御答弁申し上げております。
 小中一貫校の2点目についてでございます。「中1ギャップ」の概要について伺う。
 また、義務教育学校化することによる子ども、教職員への負担、さらには小中一貫教育を取りやめた、つくば市の学校の実態についても併せて伺う、との質問がございました。
 この質問に対しましては、「中1ギャップ」については、小中学校間の指導方法の違い等が段差となり、特に思春期を迎えた子どもたちの負担につながりやすい背景が生じているという意味で当該用語が用いられていること。
 なお、義務教育学校に移行することによって懸念される通学距離の延伸や、教職員の多忙化等、子ども、それから教職員の負担についてはハードとソフトの両面であらゆる角度から検討を進め、教育上の負担が発生しないように努めていくこと。
 また、茨城県つくば市では、一部地域で通学区域の自由選択制を適用したことで、設置検討の段階で想定していた児童生徒数をはるかに上回る著しく大規模の学校になったことから、義務教育学校ではなく、小中併設型の一貫校の施設整備を進める検討をしていると把握をしていることを御答弁いたしました。
 さらに柏市としては、引き続き先進市の動向や取組を注視しながら必要十分な検討を進め、より良い学校づくりを進めていくことを教育長から御答弁申し上げております。
 3点目は給食費についてでございます。給食を提供するのに要する経費のうち、給食費は何の費用に充てられ、ほかにはどのような費用がどれぐらい必要になっているのか。
 また、柏市の大部分の学校の給食が私会計となっているが、私会計と公会計で教員の負担はどのように変わるか。
 さらに、給食費は市全体で幾らになり、その額で足りているのか。
 さらに、物価高騰の中、給食費が不足しがちとのことだが、要因は何か。
 最後に、学校給食費はいつから改定していないのか、との御質問がありました。
 この御質問に対しましては、まず給食費は食材の購入費に充てられており、給食提供に要する費用のうち約45パーセントの17億円が必要であること。ほかにも市が負担する費用は約20億円あり、主に給食調理業務の委託費用や光熱費であること。
 また、給食費の徴収、督促、食材購入費の支払いの業務について、自校方式の場合、各学校の教職員が行っているが、公会計制度の導入後は市が行うことになり、教員が行う業務は減少すること。保護者から徴収する給食費は約17億円だが、昨今の物価高騰の影響で足りなくなり、今年度は約1億8,000万円を補助していること。
 また、給食費の不足の要因は特に牛乳の値上げの影響が大きいが、牛乳は毎日提供することから固定的な経費であり、県から指定された業者から購入しているため、価格調整ができないこと。
 学校給食費を平成21年に改定して以降、現在まで据え置いていることを私から答弁を申し上げております。教育総務部については以上でございます。

生涯学習部長

 続きまして生涯学習部から、市議会令和5年第4回定例会での質疑並びに一般質問のうち、3点について御報告をさせていただきます。
 1点目は、子どもが自由に遊べる場所と中部・南部・東部地区の体験拠点についてでございます。
 子どもが自由に様々な体験活動ができる場所や機会が減少している。成長過程において体験活動は大切であり、このような場所や機会の創出に関する考えを聞きたい。
 また、戸張地区は多くの自然、また文化財や湧水などがあり、貴重な場所であり、この自然を活用した様々な活動が実施されている。同地区を青少年活動の拠点としてはどうかと考えるがいかがとの御質問がございました。
 これらに対しまして市教育委員会では、子どもの成長に応じた居場所づくりを進めていく考えであり、現時点では放課後における居場所づくりを中心に、児童生徒の主体性が尊重されるような取組を進め、その取組の中で体験活動についても取り組んでいくこと。
 戸張地区を青少年体験活動の拠点として整備する提案については、同地区には貴重な自然や文化財が残っており、このような環境の中での体験活動がもたらす効果は大変有意義ではあるものの、新たな活動拠点の整備には、用地の選定や財源の確保など多くの課題があるため、現状では、放課後の居場所づくりを進めていく中で、体験活動の機会を提供し、子どもたちの健やかな成長を支援していくことを私から答弁させていただいております。
 2点目は平将門というタイトルになっておりますけれども、内容は地域の歴史や文化の活用についてということでございます。平将門をはじめとした地域の歴史を地域全体の財産として検証していき、周知や情報発信をして伝えていく必要があると考えるが、それに対する市の見解を伺うとの質問がございました。
 これに対しまして、今年度、文化庁から認定を受けました「柏市文化財保存活用地域計画」において、自然を含めた歴史文化を総合的・一体的に捉え、地域全体で保存活用していく枠組みを整えたこと。
 今後はこの計画に沿って、地域資源と連携することにより、地域の特色ある歴史や文化の魅力について、後世に伝えていくよう取組を進めていくこと。
 また、今後文化遺産の保存と活用を行っている団体等で、「柏市文化財保存活用地域計画推進協議会」を立ち上げる予定であり、多くの方々に地域の文化遺産に関心を持ち、保存と活用が両輪となり、郷土に対する愛着がより一層深まるように取り組んでいくことを私から答弁させていただきました。
 3点目は、柏の葉・田中地域の図書館需要についてでございます。柏の葉・田中地域には、どのような図書館が望ましいと考えているのかとの御質問がございました。
 これに対しまして、図書館の利用状況から、図書館全体では、貸出冊数・登録者数ともに減少傾向である中で、田中分館、これは柏の葉エリアに属する分館になります。田中分館ではいずれも増加を続けていること。また、今年10月に市が公開した「柏市の将来人口推計報告書」によれば、柏の葉・田中地域は、2035年までは人口が増加する推計が出ており、図書館事業についても引き続き増加することが想定され、何らかの手立てが必要と考えられること。
 一方で、現在の図書館に求められる役割は、単に資料の収集と貸出しだけではなく、図書館資料を積極的に活用することによって、地域への理解を深めるとともに、地域の価値や魅力の創造、人々の交流を図るなどの役割も期待されていること。
 また、新たなサービス機能として電子図書館サービスを開始したところであり、児童書の貸出しが多いことから、子育て世代で利用が多い柏の葉・田中地域の皆様にも御利用いただいているものと考えていること。
 そして今後、柏の葉地域の中で、図書館がどのようにまちづくりに貢献できるのかという観点を踏まえ、関係各課とも連携するとともに、電子図書館サービスの利用状況なども考慮しながら、同地域における今後の図書館の在り方について、検討していくことを私から答弁させていただきました。
 生涯学習部からは以上でございます。

学校教育課長

 続きまして、私からは、学校教育部所管の質問と答弁のうち、3点御報告申し上げます。
 初めに寄附本の取扱いについてです。学校に直接送られてくる寄附本はきちんとチェックされずに、学校図書室に配架されている場合もあるのではないか。教育委員会を通さずに各学校に送付される寄附本について、これまでどのように取り扱っていたのかという質問について、寄附本の受納の可否は教育委員会が決定している。寄附本の受入れ後は、各小中学校の図書室等で適正に管理されていくものと認識している。しかし学校の判断で寄附本を受け入れてしまう事例もあることから、寄附の受納手続を失念することのないよう、学校に対し、周知徹底を図ると、教育長から答弁をしております。
 次に栃木県女子高生死体遺棄事件についてです。
 栃木県において、柏市在住の高校生が事件に巻き込まれた。子どもの命を守ることができなかったことが悔やまれる。柏市の中高生向け相談への実績はあったのか。また、中高生向け相談の窓口は充分であるか。現在の相談体制の状況を知りたい。という質問に対しては、「STANDBY」については今年度11月末現在で約300件の相談があり、相談内容については相談者のいじめに関する相談をはじめ、学校生活や教職員、友人、家族に関することや学習面、自分の性格についての悩みなど、様々な相談が多く寄せられている。相談内容によるが、重要性や緊急性がある場合は学校に報告し、教育委員会と学校が連携して、迅速かつ丁寧に対応しており、事案の重大化防止へとつなげている。「STANDBY」への相談件数が毎年大幅に増加しており、相談窓口としての認知が広がっていると捉えている。
 次に「やまびこ電話相談」は、本年度11月末現在約120件で、相談内容は主に学業や進路、家庭の悩み等がある。その他、文部科学省や県教育委員会のSNS相談や電話相談窓口もあり、周知を図っていると、学校教育部長から答弁をしております。
 最後にがん対策についてです。
 指導要領の改訂でもがん授業の充実が求められており、がん教育の推進は、将来の柏市でのがん教育推進や、個人の子どもにとっても大切なことだと考えている。柏市のがん教育に関する現状と課題について伺う、という質問に対しては、学習指導要領の改訂に合わせ、小学校から高等学校まで必修化され、主に体育や保健体育の授業で取り扱われている。外部講師との連携を県教育委員会が推奨しており、柏市内の小中学校でも国立がん研究センター東病院のドクターを招聘するなど、取り組んでいる。
 また柏市医師会主催の健康教育支援事業が、がん教育をテーマに実施されている。動画の提供や標語、ポスターのコンクールが開催されている。外部講師と連携したがん教育については、児童生徒の知識が深まるだけでなく、キャリア教育の観点からも意義のあることだと認識している。一方、外部講師の活用状況については、高い水準とは言えない。先行事例の周知等を積極的に進めていく必要があると認識している。医療の進歩や社会環境の変化に合わせ、学校ががんに関する正しい知識を持ち続けることができるよう、教員の研修の在り方についても、国や県の動向を注視しつつ、必要に応じて検討すると、学校教育部長が答弁をしております。

教育総務部長

 続きまして、市議会令和6年第1回定例会の会期日程について御報告申し上げます。
 日程についてでございますが、招集日が令和6年2月22日木曜日で、議案等採決が3月18日月曜日の会期となっております。日程の詳細につきましては資料のとおりでございます。
 教育長報告アにつきましては以上でございます。
 次にイの「給食費の改定について」を次長兼学校給食課長から御報告申し上げます。

教育総務部次長兼学校給食課長

 私のほうから、給食費の改定について御説明いたします。資料のほうは7ページになります。初めに給食費の改定についてです。本市の学校給食は、平成21年の改定以降、14年間据え置いております。一方で、この間に、消費税の増税や物価の上昇が進み、特に令和3年以降の物価高騰の影響は著しく、現在の金額では、柏市が学校給食に求める質を維持していくことが困難になっております。このため、今般、給食費の改定に踏み切ったものです。
 次に、給食費の現状です。改定の理由にも挙げましたが、給食の食材価格の高騰及び消費税の増税による影響を御説明いたします。
 まず食材価格の高騰です。平成21年から令和5年にかけての物価の上昇率は、給食で使用する食材は平均で約36パーセントとなっております。変動幅の大きい食材は生鮮食品の魚介、野菜、果物、そして牛乳です。中でも牛乳は毎日提供しており、一食に占める金額の割合も大きいため、牛乳代の値上がりは、給食費のやり繰りに大きく影響しています。
 次に、消費税の増税です。平成26年に消費税率が5パーセントから8パーセントに引き上げられましたが、このとき柏市は給食費を改定しておりません。この影響によって食材の購入に充てられる金額が減少しております。
 以上のことから、給食費のやり繰りが年々厳しくなり、既に現在の給食費では、子どもたちの成長に必要な栄養価であったり、食育に結びつく多様な献立を提供することが困難な状況になっております。このため、平成4年度以降は、食材購入の支援としまして、市立小中学校に対し補助金を交付しております。参考までに、令和5年度の下半期は給食費の14.3パーセントを交付いたします。
 次に、今日までの検討経過の状況です。令和4年度に校長会から給食費の改定について要望書が提出されたことを受けまして、まずは内部で適正価格や近隣市の動向について調査研究をしてまいりました。そして今年度に入りまして、校長、教頭、栄養士、保護者、それぞれの代表で構成する検討会を立ち上げ、適正価格についての検討、審議を重ね、改定案を取りまとめたところです。
 この改定案を基に今年1月の校長会、臨時役員会に諮りまして、御了承をいただくことができましたため、本日教育委員の皆様に報告できる運びとなりました。
 次に改定案について御説明いたします。改定額につきましては、まず自校方式の小学校を基準とし、平成21年当時に提供していた基本的な献立を複数ピックアップし、その献立に使用した食材の価格を現在の価格に置き換えて算出しました。
 また自校方式の中学校の金額につきましては、提供量を3倍に割増ししまして、小学校の結果を当てはめて算出しております。そして、これらの計算によって出された小学校、中学校、それぞれの増加率をセンター方式に当てはめたところです。
 改定後の金額につきましては、資料に記載のとおりです。自校方式の小学校は265円から336円へ、同方式の中学校は330円から406円へそれぞれ71円と76円の引上げとなっております。また、センター方式につきましては、小学校は260円から329円へ、中学校は305円から375円へ、それぞれ69円と70円の引上げとなっております。月額に換算しますと、いずれも1か月当たり約1,200円の引上げとなります。
 なお、前回の改定から長期間が経過したことで、値上げ幅が大きくなってしまったことから、令和6年度につきましては、激変緩和措置として、保護者の経済的負担を軽減するための対応策を講じることについても併せて検討しております。なお、この激変緩和措置の内容につきましては、当初予算案の議案に関係することになりますので、次回の臨時会で御説明申し上げます。
 改定の時期につきましては、令和6年4月となります。このため、早々に給食費の改定に関するお知らせや説明資料を作成しまして、保護者への周知に努めてまいります。

生涯学習部長

 続きまして、教育委員の皆様にも御参加いただきました、ウの「令和6年柏市成人式~二十歳の集い~について」を生涯学習課長のほうから御報告をさせていただきます。

生涯学習課長

 それでは私からは令和6年柏市成人式~二十歳の集い~について御報告いたします。
 本市の成人式は、令和6年1月8日に柏市民文化会館にて開催しました。御臨席いただきました教育委員の皆様には感謝申し上げます。それでは資料の8ページに基づいて、二十歳の集いの開催結果について御説明申し上げます。
 まず表の下から2番目にあります出席者数ですが、2,887名となっております。なお出席率は66.6パーセントとなっていまして、昨年が65.4パーセントであることから、1.2ポイント増加をしております。
 それから、コロナ禍前の令和2年に開催したときの出席率については65.3パーセントですので、今回もコロナ禍前を上回った出席率となっております。
 次に式典についてですが、市内各種中学校の卒業生25名が実行委員となりまして、昨年6月から企画を検討してきました。内容としましては、皆さん御覧になったとおり、柏市長による式辞から始まりまして、実行委員による20歳の代表の挨拶、またアトラクションでは、中学校時代の合唱祭や卒業式で歌われた曲を思い出すとともに振り返る楽曲クイズ、寸劇による社会人マナー講座などが実施されたところです。
 最後に会場に来られなかった方等への配慮についてですが、成人式対象者の専用ページにおいて動画を配信しております。4の(2)に記載してあるとおり、現在の視聴回数は970回となっていまして、今年開催はがきを発送した4,334枚で割り返すと、約2割の方が視聴したことになっております。視聴については今月末までを予定しております。

学校教育部長

 次にエ「第32回関東中学校駅伝競走大会の結果について」を指導課長から御報告申し上げます。

指導課長 

 私からは、第32回関東中学校駅伝競走大会の結果について申し上げます。資料は9ページとなります。
 令和5年12月3日に関東各都県から男女それぞれ33校が出場し、開催されました。今年度の関東大会は、千葉県が会場担当となっており、柏の葉公園が会場となりました。
 柏市からは、柏市立柏第二中学校女子駅伝部が千葉県代表として出場し、4位入賞を果たしました。詳細につきましては、資料10ページから13ページまでを御覧ください。

学校教育課長

 次にオの「令和5年度『2学期いじめの状況調査』について」児童生徒課長から御報告申し上げます。

児童生徒課長兼少年補導センター所長

 令和5年度2学期いじめの状況調査について報告いたします。資料14ページから16ページになります。
 まず1、2学期のいじめの認知件数については、小学校2,907件、中学校415件、高等学校20件でございました。
 2、認知した学校数は小中高等学校全ての学校64校となります。今年度と令和4年度同時期との比較では、いじめの認知件数は小学校97件減少、中学校24件減少、高等学校7件増加となり、全体では若干の減少となっております。「いじめの重大事態(いじめ防止対策推進法第28条)」につきましては、今年度対応している事案はございません。
 3、いじめの態様と今後の取組について。まずいじめの態様では、「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる」の割合が、小・中・高等学校ともに最も多く、次いで「軽くぶつかられたり、遊ぶふりをして叩かれたり、蹴られたりする」となりました。小・中学校においては「仲間はずれ、集団による無視をされる」の項目は、令和4年の同時期と比較し、増加しております。「金品」に該当するものとして、いずれの項目も、小・中学校ともに直接「金銭」に関わるような報告はなく、文房具等の学用品が中心となっております。
 今後も必要に応じて「いじめ未然防止」、「情報モラルの啓発」等、各学校の要望に応じて指導主事が訪問し、学校のいじめに関する様々な取組について、積極的に支援してまいります。

質疑等

田牧教育長 

 まず初めに、アの「市議会令和5年第4回定例会について」に関しまして、御質問ありましたらお願いいたします。

渡部委員 

 質問ではないんですけれども、1つ意見として言わせていただきたいのが、栃木の女子高生の事件についてなんですけれども、この事件で相談対応として、STANDBYとか、やまびこ相談窓口などは充実していてとてもいいとは思うんですが、ネットやSNSでのつながりが、逆に怖い事件につながっているというのが今の世の中だと思います。なので、一番大事にしたいのが、人と人が対面でちゃんと関係をしっかり持てることだなと私は思っています。なので、学校などでも、対面で先生と生徒だけでなく、子ども同士でもそうなんですけども、対面で顔を見てコミュニケーションをしっかり取るということを大切にしてほしいなというのを、改めて感じています。
 先生と生徒が面談をして話をする機会など、そういうのを持つだけではなくて、先生がそういうふうに気にかけてくれるということだけでも、こういうSNSで相談窓口があるから、安心って思ってそこに頼り過ぎていることだけがないようにということを1つお伝えしたいなと思ったので、こういう事件が少しでもなくなるようにという願いを込めながら、1つ意見を言わせていただきました。お願いします。

児童生徒課長

 ありがとうございます。今委員おっしゃるとおり、やはり顔と顔を合わせたコミュニケーションが何より大切であるということは認識しています。その中から、子どもの小さな変化、SOSを見逃さないことが大切で、そのことを意識するように、定例校長会議又は担当者会議等でも伝え続けているところがあります。
 日常の学校生活、授業であったり、給食、休み時間の中で、表情とか言動がいつもと違うなとキャッチできるのは、やはり学級担任であったり、授業に関わる先生が一番気づく立場にあるかと思いますので、ふだんの関わりの大切さをこれからも伝え続けていきたいと思います。
 それでも直接相談するのが難しい内容であったり、また、ほかの人に相談してみたいなというときの窓口の1つとしてこのような相談体制、これからも継続して整えながら、相談内容に応じては、学校とも連携をして、これからも取り組んでまいりたいと思います。

渡部委員 

 ありがとうございます。自分からこういうふうに悩んでいるんだよとか、そういうのも発信できなかったり、SNSでも言いづらかったりとかいう子もいると思うので、そういうちょっとした気づきが、まず担任の先生だけでなく周りの大人の方でいいんですけども、そういう機会があればいいなと思いますので、お願いします。

田牧教育長 

 ほかに御質問ございますか。

氏田委員 

 2つほどちょっとお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 1つは、(5)の平将門についてのところなんですけれども、直接平将門というのではなく、学校教育の中で地域学習は柏市ではどのように行っているのかということと、地域学習を行う上で、資料というか教材はどういうふうになっているかちょっと教えていただければと思います。

指導課長 

 学校教育の中での地域に関する学習について、質問にお答え申し上げます。地域に関する学習につきましては、小学校においては社会科や総合的な学習の時間を中心に、各校の実態に合わせて取り組んでおります。主に3、4年生が社会科のデジタル副読本、私たちの柏を活用していることが多くあります。また、総合の学習と校外学習を結びつけて、学びを深めることなども行っております。

文化課長 

 補足させていただければと思います。地域の学習ということで、現在、文化課のほうでは、小学校からの申出に従って出前授業というのをしておりまして、毎年、主に小学校3年生の先ほどありました、社会科の授業を中心に昔の暮らし、昔の道具ということで、古い農具や民具を実際に体験してもらう機会を設けさせていただいております。これは従来から続いているもので、今年はわりと多く、既に8校申し出ていただいているところでございます。
 また、それとは別に今年度から、一昨年発行しました柏の近現代史をまとめた明日話せる柏学という冊子があるんですが、それをベースに、柏の今と昔をテーマに、スライド等を使いながら、柏市の編さんを具体的に説明するという授業を学校の協力をいただきながら、先生方に協力いただきながら、市史編さん担当のほうで進めております。柏全体だけでなく、学校ごとの地域にフォーカスした形で、より子どもたちに興味を持ってもらえるような形での教材の開発を今、先生方と一緒に進めているところでございます。これも小学校3年生が現在のところ3校、小学校6年生の総合学習で2校、今年度既に御協力いただいているところでございます。
 併せまして、デジタルコンテンツとしまして、ホームページ上で、柏市歴史デジタルミュージアムというポータルサイトを昨年度、まとめさせていただいたところでございます。これにつきましても、小・中学生向けに、より分かりやすい情報発信をしたいということで、これも指導課をはじめとしまして先生方の御協力をいただきながら、情報発信の在り方を検討しているところでございます。

氏田委員 

 ありがとうございます。随分、教材としては、柏市独自のものを作っていらっしゃる。私たちの柏とか、明日話せる柏とか。これはこの教材を作るには、変な言い方ですけど、どこが中心にやっているんですか。文化財がやっているんですか、それとも指導課のほうが中心でやっているんですか。

指導課長 

 基本、私たちの柏につきましては、指導課が中心となって進めております。現場の先生方から編集委員を募りまして、その方々と一緒に適宜内容を確認したり、改善したりしながら作っております。

氏田委員 

 ありがとうございます。私、自分も教員をやっていてしみじみ思うことは、自分の住んでいる地域を知るということは、やっぱり地域を大切に思う気持ちにつながると思うんですね。その基礎はやっぱり学校教育の最初の段階のところにあるのかな。そこのベースで、きちんと計画的にやっていくのが大切なのと同時に、あと文化課のように、これからもいわゆる地域の教材をどういうふうに学校教育の中に取り入れていけるか、そこら辺がすごく大切になってくるのかなと思いますので、これから大体は3、4年生で取り扱い、それから、もしかしたら総合的な学習の時間の中で取り扱っているかもしれませんけど、地域を知るということが、いわゆる故郷を大切に思う、愛着を持つ、そこにつながっていくのではないかなと思うので、よろしくお願いしたいと思います。それが1つ。
 それからもう1つが寄附本についてなんですけれども、こうした寄附本は、これからもっと、もしかしたらあるのかなというふうに思います。そうしたときに、寄附本について、私ここで初めて知りましたので、市民に対する周知はどのようにしているのかということをちょっとお聞きしたいと思います。

図書館長 

 私からお答えさせていただきます。市民の方へは、寄附本につきましては基本的には図書館のホームページで御案内はしているところでございますが、柏市の図書館は本館を含めまして、全館18館ございますけれども、各館の施設規模がそれほど広くないことと、それからさらに本館にある、いわゆる保存庫の許容量も今超えております。基本的には寄贈をお断りしている状態ではございます。ただし、地域資料、いわゆる柏市について書かれた本ですとか、あと千葉県について書かれているような、いわゆる地域に関する資料、そちらにつきましては、受け入れを積極的に今行っているところでございます。窓口ですとか、それから電話でお問合せがあったときも、今のような形で基本的にはお断りしているんですけれども、内容につきまして寄附を受け入れるということで、丁寧に御説明をさせていただいているところでございます。

氏田委員 

 ありがとうございます。ホームページの中できちんとなっているということですか。

図書館長 

 御案内はさせていただいております。

氏田委員 

 ありがとうございます。じゃあ、直接、変な言い方ですけど、学校に持ってきたとき、学校のほうから委員会のほうに話をして、受け入れるかどうかというのを決めていくという形の理解でいいんですか。

指導課長 

 児童生徒を対象にした寄附本をいただいたときには、学校から教育委員会のほうに連絡をすることになっております。教育委員会のほうで確認をした後、その本は学校で子どもたち向けに紹介をされたり、それから図書館の中で、特設コーナーを作って、ある期間、子どもたちに周知が進むようにというような、各学校が工夫をしながら子どもたちに周知をして、学校の中に取り入れているというような状況にあります。

氏田委員 

 ありがとうございました。あと1つだけ。この字なんですけども、(7)の寄付本の取扱いについての「付」という字がこざとへんがついていない。ちょっと細かいところなんですけど、寄附のこざとへんがついていると公文書で扱われる、公の場というふうに理解したんですけども、これ、そういう寄附本の扱いと言ったときのこざとへんがついていない「付」はあらゆるものを想定してということでよろしいんですか。

学校財務室長

 ただいまの御質問にお答えいたします。(7)の寄付本の取扱いについて、こざとへんのないほうにつきましては、議員さんからの質問の文字をそのまま使用しております。下の要旨のほうにつきましては、これは教育委員会、私どものほうで作成した文面ですが、寄附という言葉は、柏市の財務規則の中で、こざとへん使った寄附という言葉を使っておりますので、その文字を使わせていただきました。

氏田委員 

 分かりました。ちょっとこれ見たときに違うと思いましたので、質問させていただきました。ありがとうございます。

田牧教育長 

 ほかにありますか。
 ないようですので、続いてイの「給食費の改定について」に関しまして、御質問ありましたらお願いいたします。

氏田委員 

 この値上げの根拠は大体分かりました。ありがとうございます。かなりの保護者の負担になるかと思いますが、負担の軽減を検討しているというふうに書いてありますけれども、この軽減のもしよければ検討している内容は、どのような内容ですか。

教育総務部次長兼学校給食課長

 負担の軽減という意味では、その上がり幅を全額保護者に負担していただくのではなくて、公費負担するということを検討しているということになります。今までは食材費が不足していますということで、そのまま学校に補助金を交付して、結果的には給食費をもらった以上に食材が買えるようにしてきたのですけれども、今回給食費をしっかり上げた上で、それを保護者にどこまで転嫁するのかというところで、負担の度合いを今予算の中で協議しております。その補助率がどれぐらいになるかということで、公費負担の部分を検討しているということになります。

氏田委員 

 いわゆる、値上がった分の幾らぐらいを、何パーセントぐらいを補助しますよという形ということでよろしいですか。

教育総務部次長兼学校給食課長

 そうですね。それにつきましては今度議案になってまいりますので、次回の臨時会のときには、大体その内容が決まりますので、そこでまた御報告して御審議いただければと思っております。

氏田委員 

 分かりました。ありがとうございます。

田牧教育長 

 ほかにどうでしょうか。
 なければ、続いてウの「令和6年度柏市成人式~二十歳の集い~について」御質問がありましたらお願いいたします。

森委員 

 二十歳の集いについてお伺いします。私も当日参加させていただいて、参加者はすごい楽しそうな感じで参加されていたのかなという気がしておりますが、実際に参加した66.6パーセントの参加者の反応とか感想とかいったものが何かあれば、かなり短い時間だったと思うんですけれども、ちょっとお聞かせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

生涯学習課長

 参加した方の反応、感想なんですけれども、私も直接聞いたということはないんですけど、いわゆるXとかインスタグラムとか見て、多少載せている人もいましたので、それなりに楽しかったというか書いている人もいました。ただ、昨年とかその前がちょっと有名な方を呼んだりとかして、そっちのほうがよかったと言っている人がいたりとかしますので、それぞれかなとは思うんですけど、全体的に皆さん本当に落ち着いて聞いてもらって、最後まで居てもらえたということが何よりかなと思っています。そういった意味では、ある程度は満足して帰ってもらったかなというふうに感じます。

森委員 

 どうもありがとうございます。一生に一回の行事でありますので、思い出に残る内容であれば、それに越したことはないんですが、そういったものがちょっとでも垣間見られたのであれば、来年度以降もまた改善を図っていただければと思います。よろしくお願いします。

田牧教育長 

 ほかにどうでしょうか。

牧田委員 

 例年ですね、式もそうなんですけども、終わってから久しぶりに会う友達たちの交流というのも、本人たちは非常に重要視しているものがあると思います。入替制なので、なかなか後の時間があるから、早く帰りなさいというのが、主催者の私たちの立場なんですけども、できればもう少しゆったりとした場所で何か再会を喜べる機会があれば、もっと楽しい時間なのかなと思いました。3部制にしても、充分時間を取っていただいたので、それなりに写真を撮ったり、久しぶりにお話ができたという声も聞かれましたし、そこはケチケチしていただかなくて本当によかったなと思っていますので、何か子どもたち、成人なんですけど、やっぱり参加する人たちが楽しめるような会はますます工夫していっていただきたいなと思いました。会自体は例年になく本当にみんなよく話も聞いていて、自ら参加するとか本当に盛り上がったので、今回に関しては大成功だなと思います。準備していただいた方々、本当にありがとうございました。

生涯学習課長

 今の件について、少しだけお時間を。もう少しゆっくりとした時間・場所だとかという話のところなんですけど、たしかに三部制なので、今回かなり間の時間を取りまして、その場で写真撮影とかもしてもらったりとかしたんですが、一部では暴走行為とかする車両とか来ていて、人がいっぱいいるとやっぱりそこに来ちゃって、という話もあったんで、できればこちらでも長くいて欲しかったんですけど、ちょっと帰さないと、何周もしてしまう部分があって、ということを含めて、ある程度は居てもらうけど、その時間になったら、帰っていただくというふうに、こちらも対応させていただいたという。そういうところが本音ではあります。

田牧教育長 

 ほかにどうですか。
 なければ、続いてエの「第32回関東中学校駅伝競走大会の結果について」御質問ありましたらお願いいたします。
 それでは、よろしいでしょうか。続いて、オの「令和5年度『2学期いじめの状況調査』について」、御質問がありましたらお願いいたします。

氏田委員 

 質問ではなくて、意見として。私、いじめというのは、学校の中で起こっていることですよね、大体はね。というと、学校教育が集団教育である以上、もうないということはないというふうに捉えております。その中で一番大切なのは、やっぱりいじめは早めに気づいて深刻化させない、それに尽きるのではないかなと思っています。そういう中で、この解消率、大体今、半分という捉え方でいいのかなと。1学期のときに質問させていただいたときに、大体3か月から4か月はかかるんだというような説明だったと思います。本当に一長一短ではできないんだろうと思いますが、あと、今年度も2か月で、できましたら、今年度のことは今年度で、それでまた新しい年度に子どもたちも先生たちも向かっていければいいのかなというふうに思います。やっぱり一人一人取り残さない、学校経営、学級経営お願いしたいと思います。

児童生徒課長兼少年補導センター所長

 やはり解消についてはすぐ、例えば謝ったから解消というわけではなく、一定期間の、委員おっしゃるとおり、基本的には3か月やんでいる状況と、あと子ども自身の心身の苦痛がない状態というところで、時間をかけながら丁寧に見ております。そのために今時点だと解消率、やはり半分とか6割程度になりますが、おっしゃるとおり、当然ここは100パーセントを目指して今年度、努めてまいります。また、3学期に発生してしまった件はどうしても次の年度にまたがることがございます。それについても、翌年度まで一応追跡調査をすることにはしておりますので、引き続き解消はもちろん、いじめの認知件数が少なくなることが一番いいかと思うんですが、引き続き努めてまいりたいと思います。

田牧教育長 

 ほかに御質問ありますでしょうか。
 なければ、以上で教育長報告を終わります。

9.議事

議案第1号 柏市立小学校及び中学校管理規則の一部を改正する規則の制定について

説明

学校教育課長

 議案第1号は、市立小学校及び中学校の教育職員の時間外在校等時間の上限を定めたいので提案するものです。
 詳細につきましては、教職員課長から御説明申し上げます。

教職員課長 

 議案第1号、柏市立小学校及び中学校管理規則の一部を改正する規則の制定について提案いたします。提案理由は千葉県教育委員会における教育職員の業務量に関する指針の見直しを受けて、県のモデル規則に準じ、柏市においても、時間外在校時間の上限を示し、教育職員の業務量の適切な管理を行うためでございます。議案第1号資料の新旧対照表を御覧ください。
 現行の管理規則では、教職員の業務量に関する内容がないため、第44条の2として、業務量の適切な管理の情報を追加いたします。第1項中1号及び2号は、教育職員の時間外在校時間を原則1か月において45時間、年度において360時間を範囲内として、適切な管理を行うものでございます。
 第2項中1から4号は、予見することができない一時的又は突発的な時間外業務が生じた場合において、1か月において100時間、年度内において720時間かつ大幅な時間外業務が数か月にわたって連続することがないように、適切な管理を行うものでございます。この規則について、令和6年4月1日から施行することを提案させていただきます。よろしくお願いいたします。

質疑等

牧田委員 

 現行は全くこういう規則がないということは、現場ではどういう形で労務管理しているんでしょうか。

教職員課長 

 出席記録、今はQRコードを朝、職員が打刻するという形を取っております。それを集計したものが出ますので、管理職がチェックをして、そして毎月、我々教職課のほうに、まとまったものが上がってくるというような状況になっております。

牧田委員 

 チェックしてその判断基準というのは何かあるんですか。例えば40時間を超えるとか45時間を超えるという、一定の時間を超えている管理職であるとか、教頭先生とか、お若い先生とかに対して、何か指導してサポートするとか。あるいはただ確認だけして特に基準がないのでどうにもならないよということなのか、現状をちょっと教えてください。

教職員課長 

 毎月、教育委員会でも集計をしまして、各学校ごと、また市での平均というものを校長会等で載せさせていただいております。それで学校現場、校長、管理職、学年主任等、過度な負担が偏っていないか等、学校の中でよく見ていただいて、全体でフォローをということをこちらでも呼びかけております。

牧田委員 

 要するに平均値から出てきたとか、あるいは突出して何か時間が多いといったときに、少しこのフォローするという話になんですね。

教職員課長 

 そのとおりでございます。
 もちろん多いときだけではなくて、校長会、教頭会等で、コロナ禍も踏まえまして、大幅な業務改善、意識改革というのを教育委員会として呼びかけております。やはり我々の業務というのは、ゴールはありませんので、やろうと思えば幾らでもできてしまうというところ。国から出ている資料等も踏まえまして、我々の数十年前の業務体系と、今は大幅に違うんだということを、昔であれば登校指導も教員、夕方以降の生徒指導も教員、部活動も教員というような状況を、少し意識を変えて、我々がしなければいけないこと、そしてほかの地域に任せてもいいこと、というようなことを、校長会、教頭会等を通して呼びかけて、各学校現場、又は保護者の方々に理解してもらうというような活動を取っております。

牧田委員 

 きちんと枠が示されるということなので、以降はこれをのっとって、やっぱり業務改善をして、先生たちがずっと続けられる職場を作っていかなきゃいけないのかなと思います。

森委員 

 ちょっと質問なんですが、部活動の地域移行になって、その勤務時間、結局そちらのほうが多分これが入ってないと思うんですが、そういった部分、地域移行のほうを手伝っている教職員もいるわけですよね。そちらの労働時間はどんなふうな感じで、緩和されるという。結局、例えば45時間残業したというプラスアルファになっているわけですよね。その辺りちょっとならないということですか。

教職員課長 

 我々の方で呼びかけているのは、その45時間に地域移行の時間も含めるということで今、呼びかけをしております。

採決結果

全員賛成可決

10.協議

次回教育委員会定例会の開催日程について

次回定例会予定

日時:令和6年2月20日 火曜日

開会:午後2時00分

場所:沼南庁舎501会議室

11.その他

月間行事予定

田牧教育長 

 続いて、来月の行事予定についてお願いします。

教育総務部長

 それではお手元の令和6年2月行事予定表を御覧ください。教育総務部から2点御紹介をさせていただきます。
 まず1点ですが、2月5日、柏市学校給食将来構想改訂のパブリックコメントの締切りとなっております。これにつきましては既に現在パブリックコメントを実施してございますが、約1か月間の期間をおいて、この2月5日にパブリックコメントは締め切る予定でございます。前後いたしますが、その学校給食将来構想の中で、現在自校式の給食は自校式を維持すると。センターについてはセンターの建て替えを急ぐということで活動方針を示しておりますが、いずれにいたしましても、今後、学校における食育というのはますます重要になってきますので、現在担当課において、学校における食育の方針というものを作成しております。そちらのほうのパブリックコメントを2月1日から実施する予定でございます。

生涯学習部長

 続きまして生涯学習部から行事予定の紹介をさせていただきます。
 2点ございまして、1点目は2月4日に実施のわんぱくこども祭りについて、こちらについて生涯学習課から報告します。

生涯学習課長

 それでは、私からはわんぱくこども祭りについて御説明申し上げます。皆さんのお手元にありますカラー刷りのチラシを御覧ください。
 このわんぱくこども祭りですけれども、県と市で委嘱している青少年相談員主催の、主に小学生を対象としたイベントとなっております。ここ数年はコロナの影響により集合開催を見合わせ、おうちでわんぱくこども祭りと題しまして、家庭での工作などをYouTube上で配信してきました。
 それで今年はコロナも5類になったことから、4年ぶりの集合開催となっております。日にちについては2月4日、時間は10時から14時に千葉県立手賀の丘青少年自然の家で開催されます。チラシの裏面のところにありますように、参加する全ての子どもたちが思い切り遊べるように、より多くの子どもたちの笑顔に会いたいという思いを胸に、青少年相談員か企画立案し、工作体験や、ペタンクやストラックアウトなどのチャレンジコーナー、バルーンアートや火起こしなどのわくわく体験、また市立柏高校のダンス部がゲスト出演するなどの様々なメニューが用意されております。
 今までこの事業は青少年センターで行っておりましたが、青少年センターが閉館したことから、今年度は千葉県立手賀の丘青少年自然の家で、手賀の丘ミニフェスタと同時開催をいたします。教育委員の皆さんも御都合がつけば、ぜひお立ち寄りいただければというふうに思います。

生涯学習部長

 続きましてもう1点、2月25日、資料裏面のほうなります。高射砲連隊訓練棟の文化財登録に伴うお祝い会の実施について、文化課のほうから報告をさせていただきます。

文化課長 

 2月25日の日曜日になります。旧柏消防署の根戸分署がこ柏市根戸にあります。旧陸軍高射砲連隊照空予習室として、令和5年11月に国の文化審議会から文部科学大臣へ、国の登録有形文化財へ登録するよう、答申されたことに伴いまして、2月25日の日曜日に、地元の高野台町会と市民団体と一緒に登録記念のセレモニーと講演会を開催する予定となっております。
 当日は関連行事としまして、建物の解説とミニ展示のほか、旧根戸分署周辺、北柏駅から旧根戸分署までの文化財や戦争遺跡を巡るウォーキング等も開催する予定となっております。

学校教育課長

 学校教育部からは特に紹介する行事はございません。

田牧教育長 

 ありがとうございました。月間行事予定につきまして、何か御質問はございますでしょうか。
 よろしいでしょうか。
 事務局から何かほかにありますか。

教育総務課長

 教育長報告イ、給食費の改定についての別紙資料につきましては、閉会後に回収をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

12.閉会宣言

田牧教育長

 それでは以上をもちまして、全ての日程を終了といたします。
 閉会とします。
 ありがとうございました。



お問い合わせ先

所属課室:教育総務部教育総務課

柏市大島田48番地1(沼南庁舎3階)

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