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柏市教育委員会令和5年第11回定例会会議録
1.日時
令和5年11月22日(水曜日)
- 開会 午後2時01分
- 閉会 午後2時29分
2.場所
沼南庁舎501会議室(沼南庁舎5階)
3.出席した教育長及び委員
- 教育長 田牧 徹
- 教育長職務代理者 牧田 謙太郎
- 委員 氏田 青津子
- 委員 渡部 麻有
4.教育長及び委員並びに傍聴人以外の出席者
教育総務部
- 教育総務部長 原田 明廣
- 教育総務部次長兼教育政策課長 松澤 元
- 教育総務部次長兼学校給食課長 中村 泰幸
- 教育総務課長 籠 希世子
生涯学習部
- 生涯学習部長 宮島 浩二
- 図書館長 坂口 園子
学校教育部
- 学校教育部長 三浦 邦彦
- 学校教育部上席技監 依田 紀彦
- 指導課長 中田 敦子
事務局
- 教育総務課副参事 浦上 義史
- 教育総務課副主幹 佐藤 香
- 教育総務課主事 松岡 裕希
- 教育総務課主事 矢代 知里
5.傍聴に関する説明
田牧教育長
傍聴の確認を行います。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項の規定により、会議は原則公開となっております。
本日は、傍聴希望者が2名いらっしゃいますので、柏市教育委員会会議傍聴規則第1条の2第2項の規定に基づき報告いたします。
なお、会議中に傍聴の希望があった場合は、随時入室していただくこととしたいと思いますが、いかがでしょうか。
(全委員了承)
田牧教育長
それでは、随時入室していただくことといたします。
なお、傍聴の方は受付時に御確認いただいた傍聴要領に従い、傍聴してくださいますよう、お願いいたします。
6.開会宣言
田牧教育長
ただいまから、教育委員会令和5年第11回定例会を開会いたします。
7.前回会議録の承認
令和5年第9回定例会会議録について全委員異議なく承認した。
8.教育長報告
報告
生涯学習部長
教育長報告は全部で7件ございます。
まず初めに、お手元の資料、アの「市内中学生ビブリオバトル(知的書評合戦)について」を図書館長から御報告申し上げます。
図書館長
私からは、10月に開催いたしました、アの「市内中学生ビブリオバトル(知的書評合戦)について」御報告いたします。
市内中学生ビブリオバトルは中学生が本を読み、感じ、考えたことを伝える力を培うことにより、深い読書力やコミュニケーション力、さらには生きる力を身に着けるきっかけとすることなどを目的として、平成24年度から実施しているものです。今年度は14校、14名の中学生がオンラインでの予選に参加し、予選を勝ち抜いた4名が、10月22日日曜日にパレット柏オープンスペースでの決勝に出場いたしました。決勝では、審査員と観覧者の投票により、チャンプ本賞などが選ばれました。
今年度、令和5年度の結果は、資料に記載のとおりでございます。なお、ビブリオバトル発表者14名のお勧め本につきましては、11月24日金曜日まで、図書館本館1階で展示を行っているほか、図書館ホームページでも御紹介しておりますので、併せて御覧ください。
学校教育部長
次にイの「第7回柏市図書館を使った調べる学習コンクールについて」、ウの「第50回柏市小中学校技術・家庭科作品展について」、エの「第75回東葛飾地方中学校駅伝競走大会の結果について」、オの「令和5年度千葉県中学校駅伝大会の結果について」、カの「第71回全日本吹奏楽コンクールについて」及びキの「令和5年度千葉県児童生徒・教職員科学作品展について」を指導課長から御報告申し上げます。
指導課長
イの「第7回柏市図書館を使った調べる学習コンクールについて」。このコンクールは、図書館資料をはじめ、様々な情報を活用して、調べる学習を通じて、児童生徒が考え、判断し、表現する力を育むため、図書館振興財団が主催しているコンクールになります。その地域版コンクールとして、柏市教育委員会が柏市の作品を取りまとめて、柏市としての賞を決定いたします。さらには、全応募数の1.5パーセントに当たる作品を柏市の代表作品として、図書館振興財団が審査する全国審査会に推薦しております。これまでにこの地域版のコンクールは7回実施されてきております。
今年度は総応募数730点から23点を柏市奨励賞といたしました。この23点は1次審査として、指導課あるいは市立図書館の職員が携わり、決定いたしました。この中から、11点を全国審査会に推薦する審査として2次審査を行い、敬愛大学の阿部准教授を審査委員長に招いて審査を行いました。また、その審査会の中で、カシワニ賞、教育長賞、柏市の奨励賞なども決定してまいりました。詳しくは資料を御覧ください。
続きまして、ウの「第50回柏市小中学校技術・家庭科作品展について」申し上げます。
10月28日土曜日と29日日曜日にさわやかちば県民プラザにおいて、市内小中学校から約800点の作品を集めて開催いたしました。28日土曜日は、394名、29日日曜日は500名、合計894名の方が来場されました。来場者は作品を出品した児童生徒とその保護者の方が多かったようです。また、柏の葉公園に散歩に来ていた一般の方々の来場も見られました。来場者の感想からは、展覧会への肯定的な御意見、感想を多く寄せていただきました。運営の課題は今後に生かしてまいりたいと思っております。
続きまして、エの「第75回東葛飾地方中学校駅伝競走大会の結果について」です。
令和5年10月21日に開催いたしました。第75回東葛飾地方中学校駅伝競走大会は、これまで新型コロナウイルス感染拡大により、中止していました開会式、閉会式も盛り込み、従前のとおりの競技が実施されました。野田市総合競技場から、松戸市立中部小学校までのコースを使用し、開催されました。また、閉会式に先立ち、これまでの功労者・優秀指導者の表彰式も開催されました。
柏市の中学校は、柏第五中学校が6位入賞を果たすなど、活躍を見せました。資料のとおりとなります。どうぞ御覧ください。
続きまして、オの「令和5年度千葉県中学校駅伝大会の結果について」。令和5年11月4日に開催されました令和5年度千葉県中学校駅伝大会は、県内各支部の予選を経て選出された女子68校、男子70校が参加し、柏の葉公園総合競技場を発着とする公園内周回コースにて実施されました。
柏市の中学校は、女子の部で柏第二中学校が4位入賞、男子の部で柏第五中学校が9位入賞を果たすなど、活躍が見られました。詳細については資料のとおりとなります。御覧ください。
続きまして、カの「第71回全日本吹奏楽コンクールについて」です。
令和5年10月21日、22日に名古屋国際会議場にて、第71回全日本吹奏楽コンクールが開催されました。中学校の部には、柏市立酒井根中学校が出場し、高等学校の部には、柏市立柏高等学校が出場、ともに金賞という見事な成績を収めました。今年度県代表として、東関東吹奏楽コンクールに出場した学校につきましては、資料のとおりとなっております。御覧ください。
最後にキの「令和5年度千葉県児童生徒・教職員科学作品展について」申し上げます。
10月14日土曜日と15日日曜日に、千葉県総合教育センターにて開催され、約650点の作品が展示されました。柏市からは、第37回柏市小中学校科学作品展において、最優秀賞に選ばれた作品、合計42店を出品いたしました。結果につきましては、資料のとおりとなっております。どうぞ御覧ください。
学校教育部長
教育長報告は以上でございます。
質疑等
田牧教育長
まず初めに、アの「市内中学生ビブリオバトル(知的書評合戦)について」御質問がありましたらお願いいたします。
牧田委員
今回は参加校14校ということなんですが、ここ数年の参加校の傾向はいかがなものでしょうか。増えているか、減っているか、あるいは横ばいか、そこを教えてください。
図書館長
昨年度は、16校出場ということでしたので、今年は残念ながら2校減っております。コロナ前はもう少し出場校が多いというふうに聞いておりますので、残念ながら若干減少傾向にあるということです。ただ、私どももこのまま減少させるわけにはまいりませんので、市内の中学校へ呼びかけを引き続き行っていくとともに、参加している中学校からは、市内には私立の中学校ですとか、県立中学校もあるので、そういうところにも参加を呼びかけてほしいといったお声もアンケートからいただいておりますので、今年度につきましては、開催に当たって、市内の中学校のビブリオバトルをやっていますよという開催の御案内をそういった学校には差し上げております。来年度、そういった学校からも参加をしていただけるような働きかけは今後も続けていきたいなというふうに考えております。
牧田委員
やはり、裾野を広げることはとても大事だと思いますし、このビブリオバトルで使われるいろんな話の仕方、やっぱり大人になってプレゼンの仕方とか、人に積極的にアピールする力とか、いろんなところで生きてくると思いますので、なかなか本というと紙の本がすごく劣勢に立たされている社会情勢にありますけれども、そんな将来につながるというところも少しアピールポイントにして、たくさんの子どもたちに関心を与えていただけるなと思います。よろしくお願いいたします。
氏田委員
質問ではないんですけれども、これ感想です。
私は、ビブリオバトル決勝戦を見させていただきました。そこで中学生の発表を聞いていて非常に感じたことは、こんなにも深く中学生の発達段階でも読み込めるんだなというのをものすごく感じました。どのくらいの参加があるのかなと思ったら、今、牧田委員が言われたとおりでしたので、やっぱりたくさんの中学生が参加できればいいのかなというふうには思いました。
田牧教育長
ほかにどうですか。
なければ、続いてイの「第7回柏市図書館を使った調べる学習コンクールについて」御質問がありましたらお願いいたします。
牧田委員
こちらも、中学校の参加校が5校とあまり多くはないと思いますけど、たしか年々そんなに多くなかったかなと思いますが、この辺の原因は何か分析をされているのでしょうか。
指導課長
委員おっしゃるとおり、中学校の参加人数というのがずっとここのあたりの数字を横ばいで続けているような状況です。やはり指導者にもう少しこの良さを伝えていかないとなかなか増えていかないのかなというふうには感じております。学校として取り組んでいるところが、今このように数として表れておりますので、その先生方が受け取っている良さをもっとほかの先生方にも伝えるような手だてをこれからも考えていかなければいけないかなというふうに思っております。
牧田委員
ありがとうございます。インフラとして、中学生向けの適切な図書が少ないということは原因としてありますかね。
指導課長
図書が中学生にとって適切な図書かどうかというのは、柏市では学校図書館指導員が週に3日は配置されておりますので、随時改善はされてきているという認識はございます。ただ、今の子どもたちのニーズに合っているかというと、やはりそこは常に目を向けていかなければいけないところだと思いますので、今御指摘いただいたところはぜひこちらも検討材料にしていきたいと思っております。ありがとうございます。
牧田委員
分かりました。
田牧教育長
ほかにどうですか。
ないようですので、続いてウの「第50回柏市小中学校技術・家庭科作品展について」御質問ございましたら、お願いいたします。
よろしいでしょうか。
それでは続いて、エの「第75回東葛飾地方中学校駅伝競走大会の結果について」御質問がありましたらお願いいたします。
牧田委員
この大会に私、沿道で観戦をしていて、やはり中学生とはいえ、すごい大人顔負けの素晴らしいフォームで走る子もいたり、一方でなかなか陸上の専門じゃないので、ちょっと走り方がぎこちなかったりといろんな子が走ったんですけれども、やはり公道を占有してパトカーやいろんな車両の先導を、皆さんの協力のもと、堂々と走れるという体験は本当に得難いものだなと思いました。
年々、参加する子も多分少子化とかで減ってきたり、あるいは参加人数が集まらないから減らすという学校もあるかもしれませんけれども、本当に貴重な体験だと思いますので、ぜひ継続していただきたいと思いますし、走り方はもう少し工夫すれば、みんな中学生ですので早くなると思うんですよ。なので、何か前座の企画として、走り方のレッスンとか、専門家をお呼びして取組なんかをやっていくと、また関心も上がってくるのかなと思いますので、もし余裕があればそういうことも検討していただければなと思いました。
指導課長
東葛6市が本当に協力して、総力を挙げて、歴史あるこの大会を今つないでいるような状況でございます。とてもかけがえのない機会だということを認識しているところです。一方で今おっしゃったように、底上げをしていくための取組というのは必要だなというところも感じているところですので、体育部中心に柏市の底辺を上げていけるような取組も考えて行けたらというふうに思っております。
渡部委員
質問ではないんですけれども、私の娘も中学1年生なんですけれども、この大会には出られなかったんですけれども、一応見学をさせていただいたようで、本人の感想として、やっぱりこういう場というのにすごく出てみたいという意気込みを感じたようです。女の子が少ないということだったんですけれども、中にはすごく一生懸命走っている女の子もいたということですごい励みになったようなので、そういう大会を開催してくれるということは、やっぱり生徒の励みになっていると思うので、よろしくお願いしたいと思いました。
指導課長
ありがとうございます。
牧田委員
今の御意見に関連してなんですけれども、ほとんどの子どもたちは男子生徒が走っていました。恐らく、体格や体力からすると男女の差というのは歴然としてあるのかと思いまして、一斉によーいどんで競争すると、この年代だと男の子のほうが早いと、これはマラソンのトップ選手にでももちろんそういうことになりますから、ただ、底上げをするということとか、貴重な経験をということであれば、場合によっては男女の混合であるとか、あるいは女子区間というものを設けて、女の子でも参加できるんだというモチベーションがあったほうが絶対いいと思うんですよ。私、観戦したところで、お一人女の子が走っていまして、かなり男子にも劣らないような力走をされていましたので、ぜひ女子の機会をどこかで入れてもらえるように運営側と協議していただければなと思いました。
指導課長
歴史ある大会であるが故なのか、男性の大会ということがこれまでも続いてきた中で、今本当に女子のランナーも自由に出られるというような状況になっております。ただ、歴然とした体格差ですとか、走力の差というのがあるところではありますので、事務局の反省などの会もありますので、そういった御意見を上げていって、改善ができればというふうに考えております。
田牧教育長
ほかにどうでしょうか。
なければ、続いて、オの「令和5年千葉県中学校駅伝大会の結果について」御質問がありましたらお願いいたします。
ないようですので、カの「第71回全日本吹奏楽コンクールについて」御質問がありましたら、お願いいたします。
よろしいですか。
続きまして、キの「令和5年度千葉県児童生徒・教職員科学作品展について」御質問がありましたら、お願いいたします。
氏田委員
これも質問ではなく感想なんですけれども、今回の教育長報告がこういう大会とか、競技のところの報告でした。それを全体的に私は見ていて、やはり小中学校の頃の発達段階のときに、いろいろな経験をするということがすごく大切なのかなと。子どもたち一人一人が、自分が何に興味を持ち、どんなことを私はできるという可能性を考えられるような経験をするいい場なのかなというふうに思いました。ですので、これから少子高齢化で本当に難しい時代に入ってくるとは思いますけれども、時代に合わせながら、精査しながら続けていって、こういういろんな機会があるということが大切なのかなと思いますので、続けていっていただければいいかなと思いました。
田牧教育長
ありがとうございます。
ほかにどうですか。
なければ、以上で教育長報告を終わります。
9.協議
次回教育委員会定例会の開催日程について
次回定例会予定
日時:令和5年12月21日 木曜日
開会:午後1時30分
場所:沼南庁舎501会議室
11.その他
月間行事予定
田牧教育長
続いて、来月の行事予定についてお願いします。
教育総務部長
教育総務部からは、教育政策課より予定について説明をいたします。
教育総務部次長兼教育政策課長
私からは令和5年度と6年度の2か年にかけて策定を目指しております柏市未来につなぐ魅力ある学校づくり基本方針、内部的には通称として頭文字を取りました「KMGs」と呼称しておりますが、この基本方針の策定に向けて定期的に開催しております市教育委員会内部での検討会の予定について御説明いたします。
この基本方針では、将来の学校の在り方についてを幅広い視点で盛り込んでいくことから、教育委員会内部で検討会を立ち上げ、検討を進めているところでございます。具体的な検討はテーマごとに教育課程部会、施設給食部会、学校運営部会の3つの部会を設置しまして、所属をまたぐ形で2週間に1回のペースでそれぞれの部会を進めております。それら各部会での協議事項をすり合わせ集約するため、12月14日には、第4回目となる担当者による全体の検討会を行いまして、19日には関係所属長による全体会議をそれぞれ開催する予定でございます。検討会で議論を深めた事項につきましては、附属機関でございます柏市教育政策審議会での審議に当たっての参考としていただきます。また、それらの内容につきましても教育委員の皆様にも適宜情報共有させていただきたいと思っております。
生涯学習部長
続いて生涯学習部でございますけれども、生涯学習部につきましては、お手元の資料のとおりでございます。特に改めて説明する内容はございません。
学校教育部長
学校教育部も同様に特に紹介する行事はございません。
田牧教育長
ありがとうございました。
そのほか何か事務局からありますでしょうか。
12.閉会宣言
田牧教育長
それでは以上をもちまして、全ての日程を終了といたします。
閉会とします。
ありがとうございました。
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