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更新日令和5(2023)年10月26日

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柏市教育委員会令和5年第9回定例会会議録

1.日時

令和5年9月28日(木曜日)

  • 開会 午後2時00分
  • 閉会 午後3時06分

2.場所

沼南庁舎501会議室(沼南庁舎5階)

3.出席した教育長及び委員

  • 教育長 田牧 徹
  • 教育長職務代理者 牧田 謙太郎
  • 委員 森 秀夫
  • 委員 氏田 青津子
  • 委員 渡部 麻有

4.教育長及び委員並びに傍聴人以外の出席者

教育総務部

  • 教育総務部長 原田 明廣
  • 教育総務部次長兼教育政策課長 松澤 元
  • 教育総務部次長兼学校給食課長 中村 泰幸
  • 教育総務課長 籠 希世子
  • 教育施設課長 古谷 正人
  • 学校給食センター所長 佐藤 克己

生涯学習部

  • 生涯学習部長 宮島 浩二
  • 生涯学習課長 沖本 雅樹
  • 中央公民館長 牧野 共子
  • 文化課長 田口 大
  • 図書館長 坂口 園子

学校教育部

  • 学校教育部長 三浦 邦彦
  • 学校教育部上席技監 依田 紀彦
  • 学校教育課長 伊藤 正則
  • 学校財務室長 染谷 由恵
  • 教職員課長 福島 紀和
  • 指導課長 中田 敦子
  • ICT推進室長 齊藤 清一
  • 児童生徒課長兼少年補導センター所長 石井 剛範
  • 市立柏高等学校長 遠藤 英宏
  • 市立柏高等学校副主幹 上杉 友宏
  • 教育研究所長 金岡 幸江
  • 教育研究所副主幹 田屋舘 英理

事務局

  • 教育総務課副参事 浦上 義史
  • 教育総務課副主幹 佐藤 香
  • 教育総務課主事 松岡 裕希
  • 教育総務課主事 矢代 知里
  • 教育総務課主事 青木 麻奈美

5.傍聴に関する説明

田牧教育長

 傍聴の確認を行います。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項の規定により、会議は原則公開となっております。
 本日は、傍聴希望者がいらっしゃいませんので、柏市教育委員会会議傍聴規則第1条の2第2項の規定に基づき報告いたします。
 なお、会議中に傍聴の希望があった場合は、随時入室していただくこととしたいと思いますが、いかがでしょうか。

(全委員了承)

田牧教育長

 それでは、随時入室していただくことにいたします。

6.開会宣言

田牧教育長

 ただいまから、教育委員会令和5年第9回定例会を開会いたします。

7.前回会議録の承認

令和5年第8回定例会会議録について全委員異議なく承認した。

8.教育長報告

報告

生涯学習部長

 本日の教育長報告は、全部で6件ございます。
 まず初めに、アの「令和5年度夏休み子ども教室について」を、生涯学習課長から御説明させていただきます。

生涯学習課長

 それでは、私からは令和5年度夏休み子ども教室について御報告申し上げます。
 この夏休み子ども教室についてですけど、小学生の夏休み期間中、子どもたちの知的好奇心を引き出すことを目的に、青少年センター、ラコルタ柏、図書館本館、リフレッシュプラザ柏等で体験講座を開催したものになります。
 期間や人数等につきましては、令和5年7月25日から8月25日までの平日15日間で58講座を開催し、延べ955名の小学生の参加がございました。なお、応募者数は5,758名であったことから、講座の定員の1,070名で割り返しますと、平均当選倍率は5.38倍となっております。ちなみに昨年度が6.37倍なので、若干改善したということになります。それから、講座数や会場を増やしたことによりまして、その倍率のほうは下がったわけですけれども、人気は相変わらず高いことから、引き続き多くの方が参加できるよう検討をしてまいります。
 それから、次に講座内容についてですけど、今年度は多様な学びを得られる講座として、災害時の対応について考える講座や毎年人気のあるものづくり講座では、新たな講師、これはスイーツデコとかバルーンアートなどがあるんですけれども、こちらの講師を迎えたほか、例年と同様に市内高校の生徒が講師となりまして、科学実験や書道作品作り、楽器演奏などの講座を実施して、日頃から高校生が部活動や日常での活動で学んだことを小学生に体験していただいたところです。講座の満足度につきましても、参加した子どもや保護者にアンケートを実施したところ、子どもは94パーセント、保護者は95パーセントが満足というふうに回答しております。

学校教育部長

 次に、イの「柏市における部活動の地域移行について」及びウの「令和5年度中学校総合体育大会の結果について」を指導課長から御報告申し上げます。

指導課長

 イの「柏市における部活動の地域移行について」、令和5年9月から開始した部活動の地域移行について進捗状況を御報告いたします。
 8月19日から8月27日に地域クラブの体験会が開催され、9月2日から部活動の地域移行が本格的に開始されました。今年度は、休日に活動実績のあった部活動を移行対象としておりますが、陸上競技部と吹奏楽部については、指導員や活動場所の確保などの準備に期間を要するため対象外としております。
 指導員の登録状況については、約250名となっており、そのうち150名程度が指導を希望する教員、兼職兼業にて従事しております。市内の教員数から試算しますと登録者は約2割となっており、超過勤務時間の削減が期待されるところです。生徒については、移行対象部の部員のうち約8割が地域クラブに登録しております。
 続きまして、ウの「令和5年度中学校総合体育大会の結果について」を報告いたします。
 令和5年5月13日から7月23日に開催いたしました第44回柏市中学校総合体育大会は、第77回千葉県中学校総合体育大会の予選も兼ねております。今年度は、数年ぶりに参観者の制限がなくなりましたので、多くの保護者の皆様に御来場いただき開催することができました。昨年度よりも多い陸上競技、水泳、柔道、相撲、硬式テニスの専門部が全国大会に出場いたしました。大会結果の詳細につきましては、添付資料のとおりとなります。よろしくお願いいたします。

学校教育部長

 次に、エの『柏市の「いじめ」の状況について(令和5年度1学期)及びオの『令和5年度匿名相談・報告アプリ「STANDBY」の中間報告について』を児童生徒課長から御報告申し上げます。

児童生徒課長兼少年補導センター所長

 令和5年度市立小中学校における1学期いじめ状況調査の集計結果についてです。
 1、調査結果は小中高等学校とも4月1日から7月20日。
 2、いじめを認知した学校数は小学校42校、中学校21校、高等学校1校と全ての学校で認知がありました。
 3、1学期のいじめ認知件数、小学校1,700件、昨年度より48件減、中学校282件、昨年度より16件増、高等学校12件、昨年度より5件増となっております。解消件数は小学校63件、解消率3.7パーセント、中学校9件、3.2パーセント、高等学校0件、0パーセントでございます。
 態様と要因につきまして、今年度、現時点において児童生徒の生命又は身体の安全が脅かされるような重大事態は発生しておりません。
 認知件数については、昨年度と比較し、小学校は若干の減少、中学校は若干の増加がございました。新型コロナウイルス感染症により2か月間の休校があり、認知件数が大幅に減少した令和2年度から年々増加傾向となっておりましたが、今年度は昨年度より大幅な増加は見られません。
 いじめの解消率は、昨年度と比較し減少しておりますが、いじめの解消における「心身に苦痛を感じていない」状態を3か月見守ることが各学校で定着してきていると捉えております。態様で見ますと、「冷やかしやからかい」など言葉によるいじめがおよそ半数を占めております。また、「ひどくぶつかられたり、叩かれたり、蹴られたりする」といった暴力行為に該当するものが、小中学校で大幅な増加がございました。「金品」に該当するものについては「筆箱や筆記用具を持っていかれた」といった、学用品が大半を占めております。暴力行為の増加等、懸念されることについて、各学校での発達支持的生徒指導により、いじめの未然防止につながるよう働きかけてまいります。
 今後の対応につきましては、令和4年12月に改訂されました生徒指導提要「チーム学校による生徒指導体制」について示されております。心配されるいじめ事案については、教職員、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、スクールロイヤー、各関係機関、家庭、地域が連携・協働し、学校を基盤としたチームによる生徒指導体制で効果的に対応がなされるよう周知してまいります。
 また、中学校では「脱いじめ傍観者教育」及び「SOSの出し方教育」を市立全中学校1年生を対象に授業を実施いたしました。今後も積極的にいじめ防止やネットモラルに関する授業を実施してまいります。
 また、匿名相談・報告アプリ「STANDBY」、心の健康観察「シャボテンログ」等のICT活用をし、相談しやすい環境づくりとともに、いじめの防止及び早期発見・早期対応に取り組めるよう、各学校に指導・支援をしてまいります。
 続きまして、オの『令和5年度匿名相談・報告アプリ「STANDBY」の中間報告について』を申し上げます。
 平成29年度から中学校全学年、令和2年度からは小学校6年生に加え、令和4年度からは市立柏高等学校全学年を対象に実施しております。
 今年度の中間報告ですが、まず相談件数は8月31日現在で208件。内訳につきまして、小学校6年生18件、中学校全学年187件、市立高校全学年が3件となっております。なお、相談のやり取りは延べ1,290回となっております。
 相談内容及び直近3か年の相談件数は表のとおりとなります。令和5年度については、8月31日時点までの集計となっております。当初はいじめの報告相談ということでスタートいたしましたが、相談内容は多岐にわたり広く子ども達の悩みに寄り添う形に変化してきております。成果としましては、まず相談内容によっては、学校と教育委員会が連携することで早期対応が可能となり、事案の重大化を防ぐことができていること、また、全中学校1年生を対象に傍観者に視点を当てた授業の中で、アプリの紹介を行ったことで、相談案件が増加し子どもたちが相談できるツールとして選択肢が増加したことがうかがえたこと。相談内容として、いじめに特化されることなく、友人関係、家族関係、自身の身体に関することなど多岐にわたる案件が増加傾向にあり、学校では見えない友人関係や家庭環境など、指導上参考となる事実をつかむことができていることが挙げられます。
 課題としましては、多様な相談内容に対応できる専門相談従事者の必要性や緊急性を伴う内容など24時間体制の必要性及びその対応の在り方について。また、これからのSNS相談の在り方及び対応の在り方などが挙げられます。

学校教育部長

 次にカの「令和5年度全国学力・学習状況調査の結果について」を教育研究所長から御報告申し上げます。

教育研究所長

 令和5年度の全国学力・学習状況調査における柏市の調査結果について御報告いたします。
 4年ぶりに中学校英語が実施されました。英語の調査では、話すことに関する問題の回答が原則としてタブレット端末を使ったオンラインによる口述式となりました。設問としては、思考力、判断力、表現力を重視したり、日常生活での問題解決を意識したりした出題が目立ちました。
 まず、平均正答率で今年度の全国値との比較結果を見ます。小中全ての教科において、全国平均正答率とほぼ同等と言えます。次に、標準化得点で経年変化の結果を見ます。経年変化で結果を見るためには、標準化得点を使用します。標準化得点とは、調査年度ごとの問題の難易度による差を考慮した指標になります。標準化得点では、令和4年度と令和5年度において、小学校、中学校全てにおいて差は見られませんでした。
 問題形式から見ますと、小学校、中学校ともに国語、算数、数学の記述式に課題が見られます。また、無回答率や指定された条件を満たさない回答率も高い結果となりました。これらの実態から考えると、例えば読書活動やインタビュー、記録発表討論といった言語活動の充実を図ることのほかに、漠然と記述する学習を設定するのではなく、目的や課題に応じた具体的な表現の仕方を丁寧に意識させながら記述するような授業が重要になります。つまり、国語科で学んだ言語能力を他教科や日常生活でも意図的・計画的に繰り返し使うなど、児童生徒の言語能力を育成する学校全体での授業改善が求められています。

質疑等

田牧教育長

 まず初めに、アの「令和5年度夏休み子ども教室について」御質問がありましたらお願いいたします。
 ないようですので、続いてイの「柏市における部活動の地域移行について」御質問がありましたら、お願いいたします。

渡部委員

 地域移行で、現在登録している指導者の半数以上が兼職兼業の職員の方ということで、今まで指導されていた顧問の先生の中には、部活指導にとても熱心に向き合って、それをいきがいのように感じてやってくださった先生も多いと思うので、兼職兼業を認めるという体制はとてもいいなと思いました。けど、兼職されている先生の勤務時間などをきちんと把握し配慮されているのか気になったので質問させていただきます。

指導課長

 ありがとうございます。先ほど申し上げましたように、教員の登録は約150名となっており、これは柏市全体の教職員の中では約2割程度となっております。渡部委員がおっしゃってくださったように、熱意のある先生方に今、集まっていただいているような現状となります。指導員として従事いただいている教員に関しては、月当たりの地域クラブの活動時間が15時間以内になるように活動計画を作成し、管理をしております。職員の勤務状況について、学校とそれから運営団体で共有をしております。時間外在校時間と地域クラブの指導時間を合算して超過勤務が多い場合には、指導員に対して地域クラブの活動を制限するなど、両方で対応ができるようにということで対応をしております。

牧田委員

 今の質問に関連するんですけれども、そもそも2割くらいという数字をどう見るかなんですが、これは学校の中ではもう部活の指導員は特にしなくてもいいというそういう雰囲気になっているのか、あるいは本当はやりたくないんだけれども、子どもがやりたいというので、仕方なく担っているというような実態があるのかどうか、その辺はいかがでしょうか。

指導課長

 教職員の反応としては非常に様々です。部活動に対する思いというのはやはり一人一人違うものがございます。それが今の指導員に登録しているものが全教職員の2割という数字になっているということに表れているかなというふうには考えます。ですので、働き方の改革を進める意味でも、地域移行はこの後も進めていくことが大事かなというふうには捉えております。

牧田委員

 ありがとうございます。やはり、最初だから割と外部の方も手を挙げてくれていたりするんですけれども、年々重ねるといろいろな問題があって、なかなか成り手もいなくなるといったときに、やっぱり先生お願いしますということだとまずいと思いますので、これはあくまでも任意でやると。確保できないときには、申し訳ないけれども、子どもの部活は制限されざるを得ないということもちょっと考えながら、働き方改革をやっていくしかないと思っております。
 あと、実際に熱心な先生たちが続々集まっているかと思いますけれども、やはり1週のうちに1日も休みがないということは、長期的に見て心身をむしばんでいきますので、たとえ、どんなにやりたいといったときでも、それはストップをかけるときがきちんと確保できるように、その辺の体制もきちんとしていただいたほうがいいと思います。

指導課長

 ありがとうございます。今、お伝えしていただいたとおり、やはり幾ら熱意があったとしても、体が資本でございます。体と心の健康を保つ意味でも、現在この地域クラブのほうも土曜日、日曜日両日のどちらかの3時間以内の活動ということでルール化してございますので、そちらをしっかりと守って推進していけたらというふうに考えております。

氏田委員

 3つほどちょっと教えてください。
 1つは、対象となった13の部活動の活動場所はどういうところでやっているんでしょうか。それから、参加中学校、これは20校全て参加なんでしょうかということ。
 それから2つ目、対象外となっている陸上、吹奏楽部の今後の見通しはどうでしょうか。
 それからもう1つは参加生徒のことなんですけれども、8割が登録ということは、2割は登録していないという考え方でよろしいですか。そうすると、その2割程度が不参加となっていますが、ふだんは参加している児童生徒が8割、あと休日に参加していないのが2割といったときに、この部活動の在り方はそういうふうにアンバランス、休日の活動がそういうふうな参加状況にあるということは、今後いわゆる部活動を進めていく上で問題がないのか、課題はどんなふうに捉えているのかということをちょっとお聞きしたいと思います。

指導課長

 3つを承りました。1つ目の活動場所でございますが、委員がおっしゃってくださったように、登録しているのは全ての中学校の子どもたちが登録をしております。活動場所としましては、手賀中学校を除く20校が活動場所となっております。総数で約150のクラブが20校のそれぞれの活動場所を使って実施をしているというような状況です。
 2つ目の陸上と吹奏楽の今後の見通しということなのですが、陸上競技部、吹奏楽部ともに令和6年度内の移行完了を現在目指しております。陸上競技部に関しては、指導員の確保を今随時進めているところです。吹奏楽部に関しては、活動場所が課題となっておりまして、校内のセキュリティー整備が必要となっております。ですので、今、その工事をどのように進めるか、それぞれのスケジュール感を持って進めておりまして、来年度セキュリティー工事に着工し、そしてうまくいけば来年度の9月辺りから活動が始められればということで、活動を進めております。
 3つ目の参加生徒の2割が不参加であることに対する捉え方、課題ということでございます。実は地域移行を開始する事前のアンケートを生徒に取っております。それぞれ部活動には所属をしているのですが、土日の部活動は望まないんだというお子さんたちは実は一定数おりました。そういった状況ではございました。理由としては、土日は家庭で過ごしたい。あるいは部活動以外の自分の時間としたい。あるいは部活動以外の活動もやってみたい。そういった意見も一定数あったというところになります。地域クラブの参加はもともと任意となっておりますので、今、参加をしていない2割の生徒たちというのは、家庭のニーズに合わせたり、自分の思いに合わせたりして土日の過ごし方のほうを選択しているのかなというふうに捉えております。
 今後は、部活動で行っている競技に限らず土日のクラブの種類を増やしてみたり、あるいは地域クラブの魅力を発信して、生徒たちが多様に選択できるような活動場所にしていければというふうな思いがございまして、運営団体と協力してやっているような状況でございます。

氏田委員

 ありがとうございました。大体何となくは分かりました。やっぱり子どもたちがやりやすいように、それから自分の能力とか、学校だけでなく発揮できるような場所が本当にきちんと確保できること、それがすごい大切だと思いますし、いろんな場所的にも150の場所でやっていらっしゃるということですけれども、子どもたち、いわゆるそこに行ったり、あとお金もちょっとかかっていますよね。そういう無理のないような形でやっていただければ、やっぱり一人一人の能力をどれだけ伸ばしていけるかというところに最終的には関わってくると思うので、よろしくお願いしたいと思います。

森委員

 先ほど職員の勤務時間の問題の解消につながるというお話があったんですけれども、週末の活動はいわゆる部活動のガイドラインが定められていると思うんですが、それは活動期間であるとか、参加する大会の数であるとか、全て適用されるという前提でよろしいですかということが1点目です。
 あと2点目、もし外部で何らかの事故が起きた場合の保険への加入はどうなっているのかということ。
 あと3点目、地域の教員以外の住民の方々の協力を得ているということですが、先ほどの部活動ガイドラインの概念がしっかり説明されており、理解した上で行われているのかというその3点についてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。

指導課長

 1点目のガイドラインの適用ということですが、こちらは地域クラブのほうも柏市の今の部活動ガイドラインを適用させるということで、共通理解をしているところでございます。
 2つ目の保険の加入ですが、地域クラブなので、学校で使っている保険の適用はできません。ですので、新たにこのクラブのために子どもたちは保険のほうに入っているというような状況になっております。
 3点目の教員以外の一般の方々の意識のところなんですが、こちら加入していただくときに運営団体のほうで研修会を設定しております。その場で部活動のガイドラインに則した考え方とか、子どもたちとの接し方、それから活動時間などもしっかり共有をした上での活動ということになっているというふうな状況です。

森委員

 9月からスタートしたということで、1か月弱ですが特に問題は上がっていないという理解でよろしいですかね。

指導課長

 細かな問題は様々起こっております。実は連絡ツールだけでもなかなかうまく運べなくて、出席を取るだけでとても時間がかかってしまいましたというような声も入ってきたりですとか、実は参加の申請をしていないお子さんが活動場所に来てしまいましたですとか、本当に始まってみたら細かな様々なトラブルがあります。ですが、そこを一つ一つ連絡を取り合いながら解決できるところを保護者の方にも連絡しながらということで、なかなかスムーズなスタートというふうに言えないのかもしれないのですが、スタートを切った状況でございます。

森委員

 ありがとうございます。始まったばかりでいろいろな予想外のことが起きると思いますが、よろしくお願いいたします。

田牧教育長

 ほかにどうでしょう。
 なければ、続いてウの「令和5年度中学校総合体育大会の結果について」御質問がありましたらお願いいたします。
 なければ、続きましてエの『柏市の「いじめ」の状況について』に御質問がありましたらお願いいたします。

氏田委員

 この報告を見ると、重大事態は発生していないものの、暴力行為に該当するものが大幅に増加しているとの報告、その背景についてどのように分析しているのかちょっと教えていただきたいと思います。
 それから、態様と要因の中で、「発達支持的生徒指導」というような言葉がありますけれども、発達支持的生徒指導というのは、どういう指導を言っているのか。それと、この指導でどのような効果を狙っているのかちょっとお聞きしたいと思います。

児童生徒課長兼少年補導センター所長

 まず暴力行為の増加についてですが、特に小学校低学年に増加が見られました。その行為としましては、ちょっかいを出されたとか、叩かれたといったものが多かったことがあります。その要因の1つとしまして考えられるのが、ここ数年のコロナ禍の影響の可能性もあるかと思うのですが、言葉でのコミュニケーションがうまくできずに、つい手が先に出てしまったのではないかということが1つ考えられるかと思われます。このような状況から御質問にもありました、発達支持的生徒指導の重要さがあると捉えております。この発達支持的生徒指導とは、昨年度改訂されました生徒指導提要によって示されておりますが、教職員の日々の子ども達への挨拶、声かけ、励まし、称賛など授業や行事を通して行われる指導に当たるものになります。教職員から子どもたちへの常日頃の声がけとか支援によって、児童生徒自身の自己肯定感が高まって、そのことが相手を尊重することにもつながるのではないかと考えています。この暴力行為増加を含めた調査内容は各学校へ周知してまいりますが、この行為の未然防止も含めて児童生徒がこれから自発的・主体的に自らを発達させていく上において、先生方、教職員への日常の声がけ等の重要性も併せて周知してまいりたいと思います。

氏田委員

 ありがとうございます。やっぱり日常の常日頃の生徒指導が非常に大切であるという認識でよろしいですか。
 本当にいじめの問題というのは日々思うんですけれども、早めに気づいて、深刻化しない状況を学校がどれだけ取っていけるかということが一番大切だと思いますし、やっぱり何よりも学校が子どもにとって安全であるという意識がきちんと持てるような指導をしていただければありがたいと思います。ありがとうございました。

田牧教育長

 ほかに御質問ございますでしょうか。
 なければ、オの『令和5年度匿名相談・報告アプリ「STANDBY」の中間報告について』に御質問がありましたらお願いします。

渡部委員

 STANDBYを利用しているのが中高生ということで、小学生の心の変化などを探るのに、毎日、毎朝健康チェックなどで活用しているシャボテンログというのがあるようなんですけれども、そちらはどの学校も取り入れているのかということを聞きたくて。あと、また子どもの気持ちの変化などのチェックを先生がして異変に気づいて対応したというケースがあるのかなというのが気になったのでお願いします。

児童生徒課長兼少年補導センター所長

 まずシャボテンログについてですが、こちら希望制になっております。現在、希望する学校として、市内小学校6校で運用をしております。こちらについて、児童の画面でタブレットのほうで体の状態、そして心の状態について4段階から選択できる簡単な入力をするものになっております。このチェックについては、基本は学級担任が行っております。その入力状況で、状態が気になるお子さんがいる場合には、その本人へ声をかけるなどの対応をすることになっております。また、本人が履歴を見ることもできますので、自分の自己管理能力を養う目的としての有効性もあります。一例としましては、それほど大きなことではないのですが、小学校で登校してから実は体調が悪くなってしまったというところがあったんですが、このシャボテンログを通して、すぐ対応できるようになったというようなケースが若干あったという報告があります。今後も子どもの日々の状態の変化について、このシャボテンログが心身の健康問題の早期発見や対応の一助として有効活用できるよう努めてまいりたいと思います。

渡部委員

 ありがとうございます。いじめとかそういうものが小学校の低学年とかでも増えているということなので、STANDBYとかそういうのを気軽に利用できない子も、そういう簡単な毎日の日頃の入力とかで分かって改善していけたらいいなと思うので、お願いします。

氏田委員

 3番の相談件数の表は、令和3年度、4年度は1年間の件数ということですよね。こういうふうに相談件数が年々増加しているということは、子どもたちにとってSTANDBYというのが相談のよりどころになると私は身近に感じているのではないかなというふうに思っております。その相談の中で、いじめばかりではなく、家族とか、それから友人との人間関係、それからちょっと気になったのが教員の指導に関する相談、それも結構多いなというふうに思っておりますけれども、本当にいじめばかりでなく、多岐にわたっている相談だなというのを感じております。こうしたときに、そのフィードバック、それはどのようになさって、子どもたちにどういうふうにいきているのかなというのがちょっと気になるところです。

児童生徒課長兼少年補導センター所長

 まず相談者とのやり取りについては、基本的にもちろん相談者の意向を尊重した上で対応を基本としています。その中で、例えば相談を学校のほうに伝えてもいいですかとやり取りをする中で、もちろん伝えてもいいということであれば、基本的には学校の管理者をメインとしまして、この報告内容をお伝えしているところがございます。ただ、内容によっては本人の意向にかかわらず、やはり学校に知らせるべきかなというものを判断した上で、こちらも管理職を基本に報告を行っているところがあります。ただ、今、申し上げたとおり、匿名の相談になりますのでこちらを担保する必要があります。こちらとしては、学校名と所属の学年までしか把握できません。なので、個人の特定はこちらではできませんので、その辺りも学校へ報告した後にこちら学校の対応になるところが多いのですが、相談内容を聞いた上で該当するであろう児童生徒であるとか、又は心当たりのある学年、学級等を通じて学校から声がけをしてもらいながらやり取りをして、何とか解決、又は良好な内容になるような形で努めているやり取りを行っております。

氏田委員

 ありがとうございます。こういう相談活動の難しさが小学校、中学校のこういう相談でも本当にあるんだなと、また本人の意向によるということが一番大きいのかなとは思いますが、電話して良かった、相談して良かったと思えるような形になっていければ本当にいいなと思っております。よろしくお願いいたします。

牧田委員

 先ほどのシャボテンログのお話を受けて誤解があったら申し訳ないのですけれども、かなり違和感を覚えました。体調が悪いのであれば、担当の先生と子どもが向き合ってお話をすればいい、それが本質だと思うんですよね。さっきのいじめのときに小学校の低学年を中心に暴力が増えている、この原因はコミュニケーション不足であるという御指摘がありまして、まさにずっと家庭の中で親がずっとスマホを見て、子どももスマホ見て、ゲームを見て、家庭の中でのコミュニケーションがない、学校に行っても何かあったらシャボテンログ入力しておいてね、そんな世の中になってしまうと、いよいよ人間としての崩壊が始まっているんじゃないかなと非常に強く思います。
 STANDBYはもともといじめられている、悩みがあるというところでもなかなかそれが言えないからやむにやまれぬという気持ちでアメリカのほうでつくられて、それを柏で導入したという経緯がありますので、STANDBYを今、中高生がやっているから、小学生もシャボテンログでやってみようというのはちょっと話が違うのかなと。
 これからAIがどんどん出てきて、人々の頭自体も機械化されていくという中で、学校の先生が最後にできることってやっぱり人間として子どもと向き合うことなんじゃないかなと思っているんです。なので、シャボテンログで使い方にはよると思うんですけれども、結局学校の中で使うときに何か体調が悪かったらシャボテンログに入れておいてねとか、そこがないとコミュニケーションが取れないというのは非常に危険なのかなと。今、私が申し上げたことがちょっとシャボテンログ自体の正確な理解を欠いていれば大変申し訳ないと思いますけれども、何か行き着く先がそういうところにあるのかなという懸念がありましたので、そんなところに気をつけながら有効活用していただきたいなと思いました。

児童生徒課長兼少年補導センター所長

 ありがとうございます。今、牧田委員おっしゃるまさにそのとおりで、本来であれば、人対人とのコミュニケーションがまず第1優先だというふうに我々も捉えております。なので、このシャボテンログについては必ず各学校で運用するというより、今は希望制という形を取っている中で、先ほど申し上げたとおり、相談とか、またちょっと言えないけれども、そのきっかけのツールの1つとして捉えてもらえればというような形で運用はお願いしているところではありますので、もちろん先ほど申し上げたとおり、人対人のコミュニケーションをまずは第1にしてもらいながらこのシャボテンログも有効に使ってもらえればという意識でこれからも努めていきたいと思っています。ありがとうございます。

森委員

 2点お願いします。
 1点目は今、コミュニケーション能力の低下ということが出ていましたが、学校だけじゃなくてひきこもりであるとか、社会の中でもいじめとかも起こっていますので大きな問題であろうと思います。学校現場でそういったことが危惧されているのであれば、そういったものに対応するような何らかの方策とか、授業の中で取組をやっていくお考えはあるのかということが1点目です。
 2点目が、なかなか難しいと思うんですが、5番目の課題の1、2番ですね。専門従事者の必要性であるとか、24時間対応の必要性ということが、多分昨年度からも挙げられているかと思いますが、同じような課題が挙げられているだけであって、予算の確保であるとか、どう対応していかれるつもりなのかということがちょっとなかなか見えにくいなと思いました。人とお金を要することですので、なかなか即答は難しいかもしれませんが、お考えがあればお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

児童生徒課長兼少年補導センター所長

 まず1点目のいじめとコミュニケーションに関する授業については、先ほど中学校1年生を対象にしたいじめ防止に係る授業というのは、例年ここ数年行っていくところがございます。当然、中学校1年生だけではなくて、もちろん全ての学年でこのいじめに対する内容であるとか、コミュニケーションに係るものというのは、やはり日々の中で必ず行っていただきたいところが当然あります。もちろん授業の中でもいろいろな教科指導、又は道徳の中でも当然行われているところがありますが、これからいじめの防止についても、こちらも可能な限り推進できるような内容であるとか、こういったものいいよというものがあればぜひ学校のほうに勧めていきたいというふうに考えているところがあります。
 2点目につきましては、こちら本当に森委員の御指摘のとおり、昨年度の課題として挙げているところでありました。そのこともあり、来年度については相談の委託を実は考えているところがあります。来年度は、できるだけ多くの相談に、又はさらに迅速に応えられる体制づくりということで来年度はその辺りの要望に努めていくというところがありますので、御承知おきいただければと思います。

田牧教育長

 ほかにどうでしょうか。
 なければ、続きましてカの「令和5年度全国学力・学習状況調査の結果について」御質問がありましたらお願いいたします。

森委員

 点数のことでちょっとお伺いしたいんですが、満点が中学校の英語の3技能と英語の1技能のほうで平均点とかが出ているんですけれども、いわゆる両方とも満点は何点になるのかちょっとお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
 すみません、正答率ですね。正答率は12.4パーセントとかになるんですね。満点じゃなくて。そうであれば大丈夫です。100パーセントの1のくらいしか話す正答率がなかったということですね。

教育研究所長

 申し訳ありません。後で資料をそろえて、御説明できるようにしたいと思います。

森委員

 よろしくお願いいたします。

田牧教育長

 ほかにどうでしょうか。よろしいでしょうか。

9.議事

議案第1号 柏市青少年センター条例施行規則を廃止する規則の制定について

説明

生涯学習部長

 議案の第1号でございます。柏市青少年センター条例施行規則を廃止する規則の制定についてとなります。青少年センター条例の廃止に伴いまして、柏市青少年センター施行規則についても廃止することについて御提案させていただくものでございます。
 詳細につきまして、担当の生涯学習課長から説明をさせていただきます。

生涯学習課長

 本内容につきましては、児童相談所や青少年センター機能を含めた(仮称)柏市子ども・若者総合支援センターを同敷地内に整備することに伴いまして、柏市青少年センター条例施行規則を廃止したいので提案するものです。なお、青少年センターは10月1日から休所扱いとしまして、当規則が交付された日以降は閉館となります。また、新たな施設が建設されるまでの間、青少年団体につきましては、中央公民館や大堀川の防災レクリエーション公園管理事務所を代替場所としまして活動していただくこととなります。どうぞ御審議の程、よろしくお願いいたします。

質疑等

なし

採決結果

全員賛成可決

議案第2号 教育財産の用途廃止について

説明

生涯学習部長

 議案第2号、教育財産の用途廃止についてでございますが、(仮称)柏市子ども・若者総合支援センターの整備に当たりまして、柏市青少年センターについて条例規則の廃止を今申し上げましたけれども、青少年センターについての用途廃止をしようとするものでございます。
 詳細につきまして、引き続き生涯学習課長のほうから説明させていただきます。

生涯学習課長

 柏市青少年センターにつきましては、(仮称)柏市子ども・若者総合支援センターの整備に当たりまして、建物が解体されることとなるため、建物それから土地の一部工作物を合わせて用途廃止をするものでございます。なお、建物及び工作物の解体は12月からを予定しており、今回柏市青少年センター条例の廃止とともに教育財産の用途廃止を行うものですが、土地等を含め建物が解体されるまでの間は市長部局である資産管理課に普通財産として所管が移ることになります。また、解体工事の着手をするときには、施工の担当課であるこども支援室に所管が変わります。
 私からの説明は以上となります。どうぞ御審議の程、よろしくお願いいたします。

質疑

なし

採決結果

全員賛成可決

10.協議

次回教育委員会定例会の開催日程について

次回定例会予定

 

日時:令和5年10月26日 木曜日

開会:午後1時30分

場所:沼南庁舎501会議室

11.その他

月間行事予定

田牧教育長

 続いて、来月の行事予定についてお願いします。

教育総務部長

 教育総務部からは10月6日の文部科学省の視察、それから10月12日及び10月18、19日の義務教育学校の視察の件について、それぞれ担当の教育政策課長並びに教育施設課長よりそれぞれ詳細について御説明いたします。

教育政策課長

 私からは10月の視察について御説明いたします。
 昨年度来、将来にわたる柏市立学校の在り方を検討するための参考として、大小様々な規模の義務教育学校でありましたり、小中一貫校また小中連携校の視察というのは、私ども職員で行い研鑽を積み重ねてまいりましたが、今年度も引き続き視察研修を実施するものでございます。まず10月12日には、八王子市にございます義務教育学校、また立川市にございます全国初の公立の小中高の一貫教育校をそれぞれ視察するものでございます。両校ともに検討を進めております柏市におけます一貫教育導入の参考になるものと考えております。
 また、10月18日から19日にかけては、京都市にございます義務教育学校と不登校特例校、こちらは先日、文部科学省が学びの多様化学校ということで名称を変更するようにということがあったんですけれども、その学びの多様化学校(旧不登校特例校)、さらには公立夜間中学のほうを視察し、その学校運営であったりカリキュラムについて学んでいきたいと思います。
 それぞれの視察につきましては、教育総務部と学校教育部の職員が所属をまたいで参加しまして、ソフトとハードの両面から柏市の教育に役立てられる知見を得ていきたいと考えております。

教育施設課長

 10月6日に予定されております文部科学省の学校視察について御説明いたします。
 これは文部科学省が組織しています、学校施設の質的改善及び向上に関するワーキンググループというものがありまして、私も委員として参加させていただいております。視察先としましては、令和4年度に新築しました田中北小学校と令和2年度に長寿命化改良工事を行った土小学校の校舎が視察先として充てられております。
 視察者としましては、ワーキンググループの委員が3名、文部科学省の職員が10名、合わせて13名の予定となっております。視察のテーマといたしましては、田中北小学校は施設の複合化について、土小学校は既存施設の長寿命化改修をそれぞれテーマとして視察される予定となっております。
 また、こちらの行事予定には入っておりませんが、本日沖縄県の那覇市から土小学校の視察依頼がありました。こちらにつきましては、10月18日の予定となっております。口頭にて報告させていただきます。

生涯学習部長

 続いて、生涯学習部から行事予定を1点だけ御説明させていただきます。お手元の資料の10月8日日曜日でございますが、柏市青少年センターの閉館に関するイベントでございます。12月からの解体工事に伴いまして最後となります青少年センター、これまで利用してきていただいた近隣の小学生たちを招いての閉館イベントでございます。詳細につきまして、生涯学習課長から説明させます。

生涯学習課長

 生涯学習部から柏市青少年センター閉館イベントについて御説明申し上げます。
 青少年センターにつきましては、先ほどの議案でもありましたが、今月末をもって幕を閉じることになります。昭和63年に開館して35年、(仮称)子ども・若者総合支援センターの整備に伴いまして、柏市青少年センターが取り壊されることから、このたび閉館のイベントを行うものです。閉館のイベントにつきましては、来月の10月8日10時から12時に実施をする予定です。内容につきましては、小学生を対象に施設の稼働壁、パーテーションや廊下の壁などにみんなが大人になったときの柏の町をイメージした絵を描いてもらって、閉館に際して感謝の気持ちを表してセンターにお別れをするイベントとなります。この題材を稼働壁のパーテーションの部分につきましては、市立柏高校の美術部の方に下絵を作っていただいて、その下絵に当日抽せんで当選した方に、小学生約50名がペイントをしていくイベントになります。

学校教育部長

 学校教育部からは、10月28日の土曜日に実施予定でございます柏市立田中北小学校移転開校式典に関すること、10月11日水曜日実施予定の柏市小学校陸上大会に関すること、10月17日火曜日から10月20日の金曜日まででございますが、柏市小中学校音楽発表会に関すること、そして、10月21日土曜日、第75回東葛飾地方中学校駅伝競技大会に関することの4点についてでございます。詳細は担当課長より御説明申し上げます。

学校教育課長

 私からは田中北小学校移転開校記念式典について御説明いたします。本年4月6日木曜日に同校開講式を開催したところですが、このたび移転に係る全ての工事を終える見通しとなったため、10月28日土曜日に移転開校記念式典を開催するものでございます。式典の内容としましては、国会議員、県議会議員、市議会議員、学校周辺の町会長、工事施工事業者などを来賓にお招きし、祝辞をいただいたり、また同校6年生の発表などを行う予定でございます。教育委員の皆様にも御案内状を差し上げておりますので、間もなく到着する頃かと思いますけれども、御臨席を賜れればと思っております。
 また、式典の後には式典出席者のうち、希望者に対して学校見学会を予定しております。よろしくお願いいたします。

指導課長

 3点御紹介申し上げます。
 10月11日、柏市小学校陸上競技大会についてです。柏の葉公園陸上競技場において開催されます。午前9時から男女それぞれ7種目の競技が実施される予定です。なお、本大会は本年度にて終了予定となっており、希望校のみの参加としております。
 続きまして、10月17日から20日までの4日間にわたり、柏市小中学校音楽発表会が柏市民文化会館で行われます。市立小中学校57校と県立東葛飾中学校、芝浦工大柏中学校が参加し、日頃の音楽活動を発表し鑑賞し合う行事となっております。今年度の開催は各小中学校の任意参加となっております。中学校は全校参加希望となりました。今年度が最後ということもあり、1日開催、保護者の参観ありという形態で実施を予定しております。
 続きまして10月21日第75回東葛飾地方駅伝競走大会が開催されます。柏市からは市内の中学校と県立東葛飾中学校が参加予定です。第74回大会においては、新型コロナウイルス感染症対策により実施できなかった開閉会式も盛り込んでおります。また、75回目という記念式典として、功労者を呼び優秀指導者の表彰も行われる予定です。今年度は野田市から松戸市に向けての全10区間公道を使用しての競技が行われる予定です。

田牧教育長

 ありがとうございました。月間行事予定について、何か御質問がありましたらお願いします。
 よろしいでしょうか。
 それでは、続きまして、令和5年度教育委員行政視察として、8月24日に教育委員と私、及び事務局職員が松戸市青少年プラザ(ひがまつテラス)を視察いたしました。その報告を代表して牧田委員にお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

牧田委員

 それでは簡単に報告をいたします。
 まず柏市で今、青少年、特に中高生の居場所をどうするかということでいろいろなプロジェクトを進めていただいているところです。その一環として、ひがまつテラスで実際にどのような施設で、あるいはどのような運営をされているかということで私たちがお邪魔をして実際に見学をさせていただきました。
 まず事前に私の中で考えていたのが、青少年の居場所と言いますと、単純に学習スペースがあって静かなものというふうに想定していたんですが、実際にひがまつテラスにお邪魔いたしますと、結構賑やかに子どもたちが過ごしていました。当ひがまつテラスには、まずいろいろな音楽室があったりとか、あとダンスができる大きな部屋があったり、それから遮音性の高い学習スペース、それから大きなテーブルがある談話室があったり、あと卓球台があったりといろいろな子どもたちがそこで過ごせるような工夫がありました。無料のドリンクのサービスなんかもありました。そこで夏休みということもありまして、特に小学生の子どもたちが朝からずっとゲームをやっていたり、あるいは部活の途中に帰りがけで高校生たちが卓球して帰っていく、思い思いに皆さん過ごしていました。この様子を見て、居場所というのは結局それぞれ子どもたちにとって求めるものが大分多様なんだなということが分かりまして、最初に学習スペースを中心にと考えていた自分の頭の中を少しブラッシュアップさせたということで、大変良い視察だったかと思います。
 先ほどのいじめのところでもお話が出てきましたけれども、やはりコミュニケーションをどう取るかということで、最近はオンラインツールで直接人と対面する機会が大変少なくなっていると思います。その中で、やはり人間の本質として人と会って何か創造していくということがとても大事だと思いますので、若い人たちが気軽に集まっておしゃべりをする、それから一緒に遊ぶ、あるいは悩み事を相談する、そういうスペースをつくっていかなければいけないなと、それはもちろん学習の場も必要かもしれませんが、それにとらわれずどのようなことができるか、ちょっと放課後寄って話をしたいんだけどとか、そういうことができるようなスペースもやっぱり考えていかなければいけないのかなとこの視察で思いました。
 あともう1点、児童福祉の点から見ますと、やはり何か悩み事がある、家庭内でなかなか居場所がないといった子どもたちもひがまつテラスのほうでいろんな相談ができるという体制があるようですので、困窮している子、あるいは居場所が本当になくて困っているという子たちも受け入れられるような施設を目指していきたいなと思っております。大変盛りだくさんで課題がたくさんあったと思うんですけれども、人との触れ合いをどうつくっていくかということがとても大事だなと思いに至った視察だったと思います。視察を設定していただいた事務局の皆様、あとは視察を受け入れていただきましたひがまつテラスの皆さん、本当にありがとうございました。

田牧教育長

 御報告ありがとうございました。
 そのほか何か連絡等ございますか。

12.閉会宣言

田牧教育長

 以上をもちまして、全ての日程を終了といたします。
 閉会とします。
 ありがとうございました。

お問い合わせ先

所属課室:教育総務部教育総務課

柏市大島田48番地1(沼南庁舎3階)

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