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更新日令和5(2023)年9月4日

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柏市教育委員会令和5年第7回定例会会議録

1.日時

令和5年7月27日(木曜日)

  • 開会 午後2時00分
  • 閉会 午後2時39分

2.場所

沼南庁舎501会議室(沼南庁舎5階)

3.出席した教育長及び委員

  • 教育長 田牧 徹
  • 教育長職務代理者 牧田 謙太郎
  • 委員 氏田 青津子
  • 委員 渡部 麻有

4.教育長及び委員並びに傍聴人以外の出席者

教育総務部

  • 教育総務部長 原田 明廣
  • 教育総務部次長兼教育政策課長 松澤 元
  • 教育総務部次長兼学校給食課長 中村 泰幸
  • 教育総務課長 籠 希世子

生涯学習部

  • 生涯学習部長 宮島 浩二
  • 生涯学習課長 沖本 雅樹
  • 文化課長 田口 大
  • 図書館長 坂口 園子

学校教育部

  • 学校教育部長 三浦 邦彦
  • 学校教育部上席技監 依田 紀彦
  • 教職員課長 福島 紀和
  • 指導課長 中田 敦子
  • 児童生徒課長兼少年補導センター所長 石井 剛範

事務局

  • 教育総務課副参事 浦上 義史
  • 教育総務課副主幹 佐藤 香
  • 教育総務課主事 松岡 裕希
  • 教育総務課主事 矢代 知里

5.傍聴に関する説明

田牧教育長

 傍聴の確認を行います。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項の規定により、会議は原則公開となっております。
 本日は、傍聴希望者がいらっしゃいませんので、柏市教育委員会会議傍聴規則第1条の2第2項の規定に基づき報告いたします。
 なお、会議中に傍聴の希望があった場合は、随時入室していただくことにしたいと思いますが、いかがでしょうか。

(全委員了承)

田牧教育長

 それでは、随時入室していただくことにいたします。

6.開会宣言

田牧教育長

 ただいまから、教育委員会令和5年第7回定例会を開会いたします。

7.前回会議録の承認

令和5年第6回定例会会議録について全委員異議なく承認した。

8.教育長報告

報告

教育総務部長

 教育長報告は全部で2件でございます。
 まずはじめに、アの「市議会令和5年第2回定例会について」を、私と生涯学習部長、学校教育部長から御報告申し上げます。
 市議会令和5年第2回定例会は、令和5年6月2日に開会し、6月21日に閉会いたしました。私からは、市議会定例会における質疑並びに一般質問のうち、教育総務部に関する内容につきまして、主な内容を抜粋して4点御報告申し上げます。
 1点目は、学校給食の無償化についてです。
 第3子以降無償化実施を更に進めて、学校給食完全無償化の実現を求める、との質問がございました。
 これに対しまして、学校給食の完全無償化は、子育て世代への支援施策として有効なものであることは認識しているが、柏市が完全無償化するとなると、17億円もの費用を要し、そのほとんどを市の一般財源で賄わなければならないことが課題であること、完全無償化には、国や県の財政支援が必要であるため、今後は、国や県に財政支援を求めつつ、本市の財政事情を踏まえて総合的に検討していくことを私から答弁しております。
 2点目は、小中一貫教育についてです。
 柏市における小中一貫教育の考え方と克服すべき課題について、現時点での考え方を伺う、との質問がございました。
 これに対しまして、「小中一貫教育」は義務教育における学びに連続性を持たせる特色があり、いわゆる「中1ギャップ」を始めとした今日的な教育課題を解消する一つの手法として認識していること、一方で、教育効果を高めるカリキュラムの工夫や、教職員の負担軽減策など、学校運営の基盤についてしっかりと検討を進めていく必要があると考えるため、令和5年及び令和6年度の2か年をかけて取りまとめを目指す「柏市未来につなぐ魅力ある学校づくり基本方針」において、一貫教育を含めた新たな取組について、具体的な検討を深めていくことを教育長から答弁しております。
 3点目は、学校給食の自校方式についてです。
 学校給食の自校方式の維持について、現在の進捗状況、また、今後どのように示すのか、スケジュールと内容を示して欲しい、との御質問がございました。
 これに対しまして、現在は昨年度に策定した、自校方式給食施設を維持・整備していくための整備案をたたき台として、各学校関係者へのヒアリングを行い、最終案を整理していること、これらの内容を踏まえ、給食施設の整備の方法をまとめた整備計画を策定し、これを学校給食将来構想の一部として構成し、最終的にはこれを包含した形での学校給食将来構想の改定を行い、来年1月を目途に公表する予定であることを市長から答弁しております。
 4点目は、小規模校についてです。
 将来的な子どもの減少見込みを踏まえ、「小規模校のあり方」について、どのように対応していく考えか、との御質問がございました。
 これに対しまして、義務教育の9年間は、知識や技能の習得だけではなく、集団の中で社会性や規範意識を身に着ける重要な期間であると考えるため、小規模な学校ではクラス替えができず人間関係が固定化されやすい等の課題があるものと認識していること、子ども最優先の視点に立ち、一定の集団規模を確保する必要性にも配慮しながら、「より良い教育環境の確保」と「教育の質の向上」を図るため、学校のあり方について検討してくということを私のほうから答弁しております。

生涯学習部長

 私からは、市議会第2回定例会における一般質問のうちの生涯学習部に関する部分について、3点御報告をさせていただきます。
 1点目は、文化・芸術の振興及び保護についてでございます。
 自分たちの作品を展示したい、また市にゆかりのある方の作品や市域の文化財を見たいという市民の声が多く上がっている中、文化財の収集・保管・研究、展示、教育普及の場を集約した博物館・美術館の建設を検討すべきと考えるが、見解を示してほしい、との御質問がございました。
 これに対しまして、本市には、柏市民ギャラリーや柏市郷土資料展示室があるが、施設の規模や数、機能などは十分な状況ではないと認識していること、博物館法の一部改正にあわせて国の文化審議会のワーキンググループにより、これからの博物館について議論されており、従来の使命のみならず、文化芸術活動をはじめ、生涯学習・社会教育の拠点としての学びの機会の提供や、文化振興の拠点として地域の活性化を実現することで、文化の振興に再投資される好循環を創出するなど、多くの役割や機能が求められており、本市においても同様であると考えていること、現状では、具体の整備予定はないが、引き続き既存施設の利用状況の向上に努めつつ、様々な機会を逃すことがないよう情報収集に努め、所要の準備をしていきたいと考えていることを私から答弁させていただきました。
 2点目は、中高生の居場所についてでございます。
 中高生世代モニターのねらい、期待する効果、進捗状況及びアンケート調査の実施と結果の概要を示してほしい、また柏駅前以外の各地域における今後の展開についてどのように考えているのかとの御質問がございました。
 これに対しまして、中高生世代モニターについては、若者の居場所づくりを進めるにあたり、当事者の中心となる中高生の声を聞くことが重要であるとの認識から、柏駅周辺の中学校、高校に協力を依頼募集したところ、中学生13名、高校生8名の合計21名から応募があり、先進施設の見学や意見交換をしたこと、「若者の居場所」は、当事者である中高生が主体的に関わって作り上げていくことが重要であることから、「自分らしく過ごす」という本質的な事柄について、当事者の中高生が検討の段階から考えていただくことを期待していること、中高生世代モニターでの検討結果については、今後、関係する附属機関、これは社会教育委員会議でございますけれども、こちらにおいて中高生自らが説明することを予定していることを答弁いたしました。この社会教育委員会議は、先週7月23日に実施をしております。
 次にアンケート調査については、市内公立中学校全21校及び柏市立柏高等学校の生徒や、ラコルタ柏の学習スペースやパレット柏のオープンスペースの利用者、きぼうの園に通う中学生等から合計約8,000件の回答を得たこと、回答では、居場所があるとの答えが72パーセントである一方、居場所が欲しいかとの問いに対して、「はい」と答えた方が52パーセントおり、現状での居場所が十分なものではないことが伺える結果から、今後も分析を進めるとともに、中高生世代モニターからもこのアンケート結果に対して意見や感想を伺っていくことを答弁いたしました。
 また、今後の若者の居場所事業の展開については、国でも居場所づくりの指針について、有識者による検討を始めたところであり、本市でも、その動向や(仮称)柏市子ども・子育て支援複合施設における検討経過を活かしながら、柏駅前以外にもそれぞれの地域の特性に合った中高生の居場所事業を展開していく必要があると考えており、地域ごとに意見を伺いながら検討を進めていくことを私から答弁させていただきました
 3点目は文化拠点としての書店についてでございます。
 図書館の蔵書購入のうち、市内書店からどのくらいの割合を購入しているのか、また文化拠点としての書店という観点について、図書館はどのように考えるのか、との御質問がございました。
 これに対しまして、図書館における市内書店からの図書購入割合については、令和4年度は、金額ベースになりますが、99.1パーセント、一般に流通している図書は市内書店から購入するように努めていることをお答えしております。
 また、文化拠点としての書店については、街の書店は本を手に取って選ぶ楽しさや思いもよらない本と偶然に出会うことのできる場所であり、そのような場所が身近にあることが、地域の文化的環境として大変重要であることを認識していること、購入先としてだけではなく、書店が果たす役割を踏まえたつながりを大切にするとともに、「本」や「読書」を起点とした、街づくりの取組について双方向の提案や連携が行えるような関係を続けていくことを私から答弁させていただきました。

学校教育部長

 続きまして、私からは学校教育部所管の質問と答弁のうち、3点御報告申し上げます。
 初めに(8)教員未配置と教職員の超過勤務改善についてでございます。
 残業代は支給せず、教職調整額を4パーセントから10パーセント以上に引き上げる提案が行われているが、これで教員の超過勤務は解消されるのか。また、超過勤務解消のために、学校現場が今求めているものは何か、という御質問がございました。
 質問に対しまして、教職調整額の引き上げは、教師の処遇改善や教職の魅力向上には必要だが、超過勤務解消に直結するものではなく、様々な負担軽減策が必要である。時間外在校等時間は全国平均と比較すると短い傾向にあるが、さらなる働き方改革を進めていく必要がある。市の会計職員の任用や、県から配置されるスクール・サポート・スタッフの増員要望、各種行事の見直し、会議や提出物の見直しなど、学校現場の声に耳を傾け、超過勤務解消に努めていく。と教育長から答弁させていただきました。
 次に(9)部活動の地域移行についてでございます。
 部活動の地域移行について、指導者の登録状況、民間企業や地域の団体との協力の在り方、地域クラブの次年度以降の参加費用について、柏市教育委員会としてはどのように考えるのか、という御質問がございました。
 質問に対しまして、地域クラブ指導者の登録者数は380名となっている。内訳は、教員が4割、一般の方々が6割である。そのうち教員140名と一般の方110名が、地域クラブ指導者として運営団体と契約予定である。
 運営団体である一般社団法人柏スポーツ文化推進協会が地元企業等にも広く協力を呼びかけており、具体的な支援が今後予定されている。
 参加費用軽減に向けた地域企業からの協賛金募集については、運営団体が活動理念や実績を地域企業に広く周知し、協力を呼びかけていく予定であると私から答弁させていただきました。
 次に(10)制服選択制についてでございます。
 性差の解消のみならず、寒暖の調整のしやすさや動きやすさなどの観点から、公立中学校及び市立柏高等学校において、制服選択制を導入すべきと考えるがどうか、という御質問がございました。
 質問に対しまして、柏市においては、女子用のスラックス導入校は市立中学校や高等学校の4校がある。また、制服のタイプを「Aタイプ・Bタイプ」とし、性別に関係なく制服が選択できる対応を行っている中学校が複数ある。制服の着用等に係る内容は、各学校の校則の中に位置づけられており、その校則は、学校長により制定されている。
 先日の総合教育会議において、「校則」をテーマに協議がなされ、その中でも制服の見直しについて、御意見をいただいた。柏市教育委員会としては、様々な観点を踏まえ、例えば、市共通の標準服を導入し、各学校の制服に加え、標準服を選択して着用できる取組等、調査研究を重ねながら検討をしている。と私から答弁させていただきました。

生涯学習部長

 続きまして、イの「図書館高田分館の臨時休館について」を、図書館長から御報告させていただきます。

図書館長

 高田近隣センターリノベーション工事の実施に伴い、高田近隣センターに併設されている図書館高田分館を休館いたします。
 休館期間は令和5年9月1日金曜日から令和7年4月頃までの予定でございます。
 臨時休館中は、大堀川防災レクリエーション公園管理事務所、こちらは旧柏幼稚園の建物になります。こちらの中に臨時窓口を令和5年9月5日火曜日より開設いたします。
 臨時窓口での取扱業務は、予約本の貸出し、予約・リクエストの受付、本の返却、図書館利用カードの新規発行・更新・変更等の受付といたします。それ以外のサービスは停止いたしますので、図書の配架は行わない予定でございます。なお、休館日と利用時間につきましては、高田分館と同様の休館日は祝日を除く毎週月曜日、利用時間は午前10時から午後5時までとし、変更はございません。

生涯学習部長

 教育長報告は以上でございます。

質疑等

田牧教育長

 まず初めに、アの「市議会令和5年第2回定例会について」に、御質問がありましたらお願いいたします。

渡部委員 

 (6)の中高生の居場所についてのアンケート調査について質問させていただきたいのですが、居場所が欲しいかとの問いに「はい」と答えた方が約52パーセントということで、前年比と比較がしたいなと思ったので、もし分かれば教えていただきたいです。お願いします。

生涯学習課長

 それでは、中高生のアンケート結果についてお答えします。
 今、御質問にあった中高生のアンケートで、居場所が欲しいかとの問いで52パーセントの方が「はい」という結果が、本市が行った調査で明らかになっております。この調査につきましては、今年度初めて行ったものですので、前年度のデータはございませんが、経年の変化を調べていくこと自体が必要であると思っておりますので、定期的に調査を実施していきたいというふうに思っております。
 なお、令和5年3月に国の内閣官房でも同様の調査を行っております。こちらの結果についても若干対象年齢は異なるものの、家や学校以外に居場所が欲しいと回答した子どもは70パーセントを超えております。このような傾向については、昔は大家族であったとか、地域で見守りを行っていたということがあったとは思うんですけれども、そうやって子どもにたくさんの人が関わっていたということがあったので、第三とか第四の居場所の必要性はあまりなかったかもしれませんが、現在、核家族であるとか、地域の力自体が弱くなっているということで、居場所づくりの必要性が出ているというふうに考えられています。いずれにしましても、子どもの孤立化を防いで、居場所の数が多くなることによって、子どもの自己肯定感や自己有用感が高まるということが国のデータからも明らかでありますので、当該調査については今後定期的に行ってまいりたいというふうに考えております。

渡部委員 

 居場所があると答えているのが72パーセントなのに、欲しいと言っている人が52パーセントなので、ただ場所があるだけでは駄目で、心のよりどころじゃないけど、場所だけじゃなくて、子ども一人一人の感覚が違うと思うので、支えていくというか、寄り添えるような取組を考えて、子ども一人一人が求めている居場所がどういうものなのかを検討していただいて、考えていただきたいなと思いました。
 お願いします。

氏田委員

 2つお願いいたします。
 1つは、4番の小規模校についてです。
 小規模校、本当に少子化が進む中、この小規模校の問題というのは、本当に学校のあり方そのものが問われているんじゃないかなというふうに感じています。そうした中、柏市で今現在小規模校は何校くらいあるのでしょうか。それから、またこれから先の見通しはどのように考えているのでしょうか。

教育総務部次長兼教育政策課長

 まず小規模校の校数のお尋ねでございますが、市教育委員会で設定する学校の適正規模ですが、これは1校あたり12から24学級という形で設定しております。したがいまして、1校あたり12学級未満が小規模校という定義になるかと思いますが、現在小学校42校中、小規模の学校は7校でございます。富勢東小、富勢西小、藤心小、酒井根西小、高柳西小、手賀西小、手賀東小という形になります。
 また、中学校は21校中小規模は4校となっております。土中、南部中、風早中、手賀中という形でございます。
 続けてになりますが、今後の見通しのお話でございますが、柏市全体をマクロで見ますと、現在小中学生が約3万2,000人を超えておりますが、30年後にはこれが25パーセント減少しまして、2万4,000人まで減ります。また、さらにこのまま少子化が続きますと、50年後には今の40パーセント減少となります、1万9,000人まで大きく減少いたします。このことによりまして、学校単位で見ますと、1つの区切りであります、30年後でございますが、全小学校の6割に当たります24校が小規模校化しまして、さらにその半分になります12校がクラス替えが困難な学年1クラスの編成となります。

氏田委員

 私は今の見通しを聞いて、自分が思っていたよりも早く大きな波が来るんだなというのをすごく感じます。そうした中で、子どもたちは多分学校だけじゃなく、地域社会そのものの考えもどういうふうになっていくかというところなんだろうと思うんですけれども、子どもたちが地域社会の中でどういうふうに生き、どういうふうに学び、どういうふうに成長していくのかというのは私たち全体の問題かなと思いました。ありがとうございます。
 もう1つ、8番の教員未配置というふうに書いてありましたので、ちょっとそこのところで質問させていただきたいと思います。
 教員の未配置、これは柏市だけではなくて、多分日本全国いろいろなところから聞こえてくるので、大きな問題ではないかなと思っているのですが、教員の未配置が続くということは、子どもたちの教育の環境が整わないということなのではないかなと大きな問題だなと思っています。これは柏市だけで解決できることではなくて、県とか国で考えていくべき問題じゃないかなと思っているのですが、その解決策が全然見えてこないので、これから先、国、県、あと地方自治体はどのように取り組んでいるのか、もし分かったら教えていただければと思います。

教職員課長

 御質問ありがとうございます。
 国の動向は正直、新聞で調整額を10パーセントに上げるとか出ておりますけれども、詳細はこちらには降りてきておりません。何をどうすればいいのかというのは、やはり柏市、千葉県だけではなくて全国的な問題だと思いますので、やはり待遇を大幅に改善していって、若い人たちに教員の魅力を感じてもらえるような環境をつくっていかなければいけないのかなと思っています。とはいえ、その先を考えていられませんので、柏市としては、市の会計年度の先生の方々で教員免許をお持ちの方々がいらっしゃいますので、その方々に各課の課長、校長先生を通して、県の職員のほうに代わってもらえないかというお願いをしております。ただ、その方々も生活がありますので、1回も教壇に立ったことのない方が免許あるからといっていきなり授業を持つとかというのはかなり厳しい状況だと思いますので、簡単にはいかないなというふうに思っております。それとともに、再任用65歳まで終わった方々に本当にお願いをして再度学校に戻ってきてもらうことしかないのかなと思っております。ただ、楽な仕事ではありませんので、休み時間があるといってもほとんどないような仕事ですので、それをフルに週5日といってもなかなかお引き受けいただけないので、県のほうに週5日、又は週29時間というのが最低ラインで決まっているんですけれども、ここら辺を本当は県いわくきちんとした講師を入れることが学校のためなんですけれども、それを分かっているけれども居ない状況ですので、せめて専門的な授業だけでも賄ってもらえないかということで、県のほうに週3日でもオーケーとか、週に16時間でもオーケーという形が取れないのかということで依頼を今かけている段階でございます。

氏田委員

 どうやったら子どもたちに1年間きちんと同じ先生で授業ができるかというところで、本当に学校は大変な状況だなというふうに思っています。少しでも改善できればと思っております。ありがとうございます。

教育総務部長

 すみません、ちょっと補足をさせていただいてよろしいでしょうか。
 教育長報告アについて、大変申し訳ございません、漏れがございましたので、ここで補足させていただきます。
 令和5年度第3回定例会の会期日程について御報告をさせていただきます。
 日程につきましては、招集日が令和5年9月8日金曜日で、決算を除く議案等の採決は10日2日月曜日、決算につきましては10月6日金曜日の会期となってございます。
 教育長報告アについての補足でございました。大変失礼をいたしました。

田牧教育長

 続いて、イの「図書館高田分館の臨時休館について」御質問ありましたら、お願いいたします。
 よろしいでしょうか。
 ないようですので、以上で教育長報告を終わりにします。

9.議事

田牧教育長 

 本日は、4件の議案審議を予定しておりますが、このうち議案第2号、議案第3号及び議案第4号はいずれも小中学校において使用する教科用図書の採択に関するものです。
 これら教科用図書の採択は、「義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律」第12条及び第13条の規定による、我孫子市、鎌ヶ谷市及び柏市の3市で構成する「教科用図書 東葛飾東部 採択地区協議会」における共同採択であること、また、適切な審議環境を確保する必要があることから、当該3議案につきましては非公開で審議したいと思いますが、いかがでしょうか。

(全員了承)

 

田牧教育長 

 それでは、議案2号、議案第3号及び議案第4号については、本日の日程の最後に非公開で審議をいたします。

議案第1号 令和6年度使用柏市立柏高等学校教科用図書の採択について

説明

学校教育部長

 議案第1号は令和6年度使用柏市立柏高等学校教科用図書を採択したいので提案するものでございます。
 詳細につきましては、教職員課長より、御説明申し上げます。

教職員課長

 令和6年度柏市立柏高等学校教科用図書について、別添資料令和6年度使用高等学校選定教科書一覧のとおりに採択することを提案するものでございます。
 高等学校では、令和4年度の1年生から年次進行で新学習指導要領に移行してまいります。そのため、今回御審議いただく教科書は、3学年とも新学習指導要領に準じた教科書選定になっております。今回は全体の42パーセントほど教科書が新しく変更になりました。その理由といたしましては、新教育課程で3学年そろうことと本校の特徴でもある自由選択教科が3年生に多いことが見られます。教科書の選定については、まず学校において教科会議を開き審議いたします。その際は、生徒の学力、到達目標、記述内容等を総合的に判断し、慎重に協議を行います。
 続いて教務部の教科書担当者が点検し、さらに教頭が最終点検を行い、校長に起案説明をいたします。このようにして、校長が決裁したものが今回提案されております。
 教科書選定作業は毎年行っており、特に問題がなければおおむね3年程度は継続してまいります。
 以上、御審議の程よろしくお願いいたします。

質疑等

なし

採決結果

全員賛成可決

10.協議

次回教育委員会定例会の開催日程について

次回定例会予定

 

日時:令和5年8月31日 木曜日

開会:午後2時00分

場所:沼南庁舎501会議室

11.その他

月間行事予定

田牧教育長

 続いて、来月の行事予定についてお願いします。

教育総務部長

 教育総務部は、記載のとおりでございまして、特に紹介する内容等はございません。

生涯学習部長

 一点御説明させていただくのですが、その前に少しだけ告知だけさせてください。今日、お手元の配布資料の中に2つばかり生涯学習部関係の資料を入れております。
 1つは、郷土資料展示室でただ今やっている柏市歴史企画展でございます。ほぼ近代の柏の歴史ということでございますけれども、貴重な資料も置いてございます。ぜひ、お帰りにでも御高覧いただけるとありがたいと思います。
 もう1つはプラネタリウムの改修に伴う寄附募集、いわゆるクラウドファンディングでございます。始まってから1週間少し、10日ばかりたちますけれども、既に70万円ほど集まっておりまして、関心の高さがこういったところにもあるんだというのを改めて発見しているところでございます。また、お知り合いの方にももしPRなどしていただければ大変助かります。
 それでは、行事予定のほうの説明に入らせていただきます。
 生涯学習部からは、8月19日、20日に行われます、これは4年ぶりに開催になります、オーバーナイトハイクにつきまして、所管の生涯学習課から説明をさせていただきます。

生涯学習課長

 それでは、生涯学習課からオーバーナイトハイクについて御説明申し上げます。
 この事業につきましては、8月19日の夜から20日の朝にかけて、柏市内在住の中学生、約360名が大人たちの付添いのもと、互いに励まし合いながら30キロの道のりを歩いてゴールを目指すイベントです。ここ数年新型コロナウイルスの影響で開催が延期され、4年ぶりの開催となっております。
 2ページ目には歩くコースマップが載っております。このコースは、柏駅東口からスタートをした後、利根川の河川敷を歩いて市立柏高校を経由して柏中学校を目指すルートとなっております。
 参加者につきましては、全体を3グループに分けて、20時半を皮切りに1時間ごとに1グループずつ出発をいたします。また、ゴールについては30キロ歩くものですから、最初のグループが朝の4時10分となります。最後のグループが到達するのは6時10分となる見込みです。
 この事業については、柏市相談員連絡協議会の事業となっております。また、当日は市の職員も参加して、天候等による開催の有無や緊急時の対応等に当たる予定となっております。それからコロナの対策、それから熱中症対策についても万全を期しまして、1グループ100名強の生徒に対して、大人30名がグループに同行して、救急時においても密を避ける対策を取るなどのこととしております。それから、グループごとに救護車も走らせまして、車が走れない、河川敷についてはバイク隊を設置して、各区間において体調不良者を輸送する体制もとる予定となっております。生徒たちにつきましては、長距離を歩くため、年度によって完歩率は違うものの、毎年99パーセント以上のお子さんが完歩をしております。

学校教育部長

 学校教育部からは特に紹介する用事はございません。

田牧教育長

 ありがとうございました。月間行事予定について、何か御質問等はございますでしょうか。

氏田委員 

 オーバーナイトハイクが行われるのはとても良かったなと思います。20日ですよね。それまでにトレーニングというか、参加するまでの準備はそれぞれの個々の子どもに任せているという形ですか。体力等について。

生涯学習課長

 実際のところは、子どもたち本人に任せておるんですが、本当に何かあったら困るので、大人たちについても今まで3回、4回下見をして入念にしているので、本当に体力のない子どもは途中で脱落をするんですけれども、最後にゴールだけはさせてあげたいという気持ちがあって、途中車で輸送はするんですけれども、最後のほうについてはまた歩いてもらうという体制を取っているので、そこのところは万全にしております。

氏田委員 

 このところ危険なくらいの暑さなので、本当に体調管理には十分にと思います。

田牧教育長 

 ほかにどうですか。
 ないようですので、事務局からほかに何か付け加える報告事項はありますでしょうか。

12.閉会宣言

田牧教育長

 それでは以上をもちまして、議案第2号、議案第3号及び議案第4号を除く日程を終了いたします。
 ここで一旦閉会します。ありがとうございました。

お問い合わせ先

所属課室:教育総務部教育総務課

柏市大島田48番地1(沼南庁舎3階)

電話番号:

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