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更新日令和5(2023)年7月3日

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柏市教育委員会令和5年第5回定例会会議録

1.日時

令和5年5月25日(木曜日)

  • 開会 午後2時02分
  • 閉会 午後2時54分

2.場所

沼南庁舎501会議室(沼南庁舎5階)

3.出席した教育長及び委員

  • 教育長 田牧 徹
  • 教育長職務代理者 牧田 謙太郎
  • 委員 森 秀夫
  • 委員 氏田 青津子
  • 委員 渡部 麻有

4.教育長及び委員並びに傍聴人以外の出席者

教育総務部

  • 教育総務部長 原田 明廣
  • 教育総務部次長兼学校給食課長 中村 泰幸
  • 教育総務課長 籠 希世子
  • 教育施設課長 古谷 正人

生涯学習部

  • 生涯学習部長 宮島 浩二
  • 生涯学習課長 沖本 雅樹
  • 中央公民館長 牧野 共子
  • 文化課長 田口 大
  • 図書館長 坂口 園子

学校教育部

  • 学校教育部長 三浦 邦彦
  • 学校教育部上席技監 依田 紀彦
  • 学校財務室長 染谷 由恵
  • 教職員課長 福島 紀和
  • 指導課長 中田 敦子
  • ICT推進室長 齊藤 清一
  • 児童生徒課長兼少年補導センター所長 石井 剛範
  • 市立柏高等学校長 遠藤 英宏

事務局

  • 教育総務課副参事 浦上 義史
  • 教育総務課副主幹 佐藤 香
  • 教育総務課主事 松岡 裕希
  • 教育総務課主事 矢代 知里

5.傍聴に関する説明

田牧教育長

 傍聴の確認を行います。
 地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項の規定により、会議は原則公開となっております。
 本日は、傍聴希望者が1人いらっしゃいますので、柏市教育委員会会議傍聴規則第1条の2第2項の規定に基づき報告いたします。
 なお、会議中に傍聴の希望があった場合は随時入室していただくことにしたいと思いますが、いかがでしょうか。

(全委員了承)

田牧教育長

 それでは、随時入室していただくことにいたします。
 なお、傍聴の方は、受付時に御確認いただいた傍聴要領に従い、傍聴してくださいますようお願いいたします。

6.開会宣言

田牧教育長

 ただいまから、教育委員会令和5年第5回定例会を開会いたします。

7.前回会議録の承認

令和5年第4回定例会会議録について全委員異議なく承認した。

8.教育長報告

報告

教育総務部長

 教育長報告は、全部で2件ございます。
 まず初めに、アの「住民監査請求の結果について」を、教育総務課長より御報告申し上げます。

教育総務課長

 資料は、監査事務局から公表された文書になります。
 この住民監査請求については、令和5年2月20日付けで監査事務局にて受け付けられたものです。
 1、請求の要旨についてですが、柏市GIGAスクールに関して、令和2年12月に締結した校内LAN関係の委託契約により、既に設置している校内LAN機器等の一部を取り外し、山高野浄化センター内に保管、使用していないという状況にもかかわらず、そのリース代を支払っている。このことを二重投資として、この案件の決裁者及び契約事務の責任者に対し、二重投資となった金額について、全額返還を求めるというものです。
 2、監査の判断としましては、適切な手続を踏まずに、契約継続を決定したことは市民から託された大切な財産である公金を扱っているという自覚が欠けており、不適切な対応であったとされ、契約継続についての意思決定の内容や決定に至るまでの検討過程に関する公文書を作成していなかったことは、柏市教育委員会公文書管理規則第8条に違反しているとの指摘がございました。
 しかしながら、リース料の支出が市に損害を与えているとは言い切れず、本件の請求は棄却と判断されたところです。
 3、この監査結果に基づき、次のような御意見をいただきました。
 (1)撤去したリース機器を山高野浄化センターに保管し続けることは適切ではなく、ICT推進室においては、市として取るべき最善の方法を速やかに検討すること。
 (2)契約書や仕様書にリース機器返還時の撤去や搬送に関する費用負担等についての記載がなかったことから、仕様書や契約書の記載事項に不足がないように留意すること。
 (3)教育委員会は、意思決定の過程や事務事業の実績を正確に表した公文書を作成する必要があることを強く認識し、今後早急にどのような方策を講じる必要があるかを組織として検討し、共有すること。
 (4)今回の事案が重要かつ大規模な事業であるにもかかわらず、少数の職員に担わせ、情報共有も不十分なまま、組織的な対応が取られていなかったことから、教育委員会においては、内部統制の運用状況に問題があると言わざるを得ず、市として契約手続及び文書管理並びに組織管理の適正化に向けた取組を進め、今後同様の事案が発生しないよう、内部統制の運用を徹底するよう意見がございました。
 4、このような意見を踏まえて、教育委員会としましては、次のように対応してまいります。
 (1)リース契約の適正化としましては、リース契約を継続するか、又は契約内容を変更するかについて、法的な観点からの検討も踏まえて方針を決定し、契約相手方との協議をしてまいります。
 (2)コンプライアンスの遵守としましては、ア、各所属において、意思決定の過程を会議録の作成などにより明確にすること。重要な意思決定の際には、必ず公文書を作成し、適切に保存すること。
 イ、解決困難な案件や疑義のある案件は、主管課のみで判断せず、市長部局を含めて関係部署と適宜相談・協議を行いながら進めること。
 ウ、所属長は事務の適正化に向けて、担当がどのような業務をどのように進めているのかを確認するなど、業務管理を徹底することを周知するため、教育長名で文書を発出することにしております。
 なお、市長部局においても同様に、副市長名で周知・啓発が行われる予定になっております。

学校教育部長

 次に、イの「令和6年度使用教科書の採択について」を指導課長から御報告を申し上げます。

指導課長

 令和6年度、義務教育諸学校使用教科書採択に当たり、「教科用図書東葛飾東部採択地区協議会規約」に基づき、東部採択地区協議会を設置し、協議を経て、柏市教育委員会が採択することになります。
 詳細は、次のとおりです。
 1、令和5年度の教科書採択について。
 小学校用教科書。令和5年度においては、全ての教科書について、令和4年度に採択したものと異なる教科書を採択することができます。ただ、その際、「小学校用教科書目録(令和6年度使用)」に登録されているもののうちから採択することとなっております。
 中学校用教科書。令和5年度においては、基本的に令和4年度と同一の教科書を採択しなければならないとされております。
 学校教育法附則第9条の規定による教科用図書(特別支援教育用)です。毎年度異なる図書を採択することができるとなっております。
 2、教科書展示会についてです。場所は、柏市立図書館本館の2階で行う予定となっております。期間は令和5年6月17日土曜日から7月2日日曜日としております。ただし、月曜日は除きます。
 以下、参考資料としまして、教科用図書東葛飾東部採択地区協議会規約と令和6年度使用教科書の採択事務処理についての通知文を載せてありますので、御参考によろしくお願いいたします。

学校教育部長

 教育長報告は以上でございます。

質疑等

田牧教育長

 まず初めに、アの「住民監査請求の結果について」に、御質問がありましたらお願いいたします。

牧田委員

 今、監査の意見で監査人の判断を見ていますけれども、かなり監査人のほうは非常に抑制的に判断されているかなと。市長の政治的な権限というのは最低限尊重した上で、それでも違法な点があるよということを、損害はないけれども、きちんと介入すべきだと御指摘をされていると理解をしております。
 まさにそのとおりで、もしかしたら機械の入替えをすること自体の適否も問題だったかもしれませんし、やはり何か現場で物事を変えるときには、誰かがそれって本当に大丈夫なんですかと言っていけば、もう少し慎重な行動ができたのかなと思っています。
 我々も結局教育委員会のほうで、きちんとした手続を踏んでいるということを信頼した上で、今まで物事を考えて結論をしてきましたけれども、やはりこういうことが実際にあったということであれば、きちんと見直さなきゃいけないなと思っていますので、お互いに適正手続を踏まえて、このことを進めなければいけないと思っております。
 現場の中では、やはりここに書いてあるように、情報をきちんと共有した上で、もし何かおかしいという意見が挙がれば、それを握り潰したりするのではなく、きちんとその理由をみんなで確認した上で、1つ1つ問題がないかどうかを検討していかないといけないかなと。
 あの当時は本当にコロナもあって、またまたGIGAスクールを前倒しということがありましたので、よいということであればやるしかないなという、そういう雰囲気も確かにあったかと思います。ただ、やはりそれは適正な手続に基づいてやらないといけないということは、公金を預かっている市の立場としては当然かと思いますので、この監査の御意見をきちんと踏まえて、我々もやらなければいけないなと思いました。

森委員

 今の牧田委員の意見と重なることはあると思いますが、やはり公金を扱っているという点で、公務員として適正に処理をしなければいけないということだと思いますので、基本的なルールが本当に守られているのかということを絶えず意識していただいて、守られていないという点があれば、このように出して、この場でも発言していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

田牧教育長

 ほかにどうでしょうか。
 ないようですので、続いてイの「令和6年度使用教科書の採択について」に御質問がありましたらお願いいたします。
 よろしいでしょうか。
 それでは、以上で教育長報告を終わります。

 

9.議事

田牧教育長

 本日は、10件の議案審議を予定しておりますが、このうち議案第2号、第8号及び第10号の3議案は、いずれも市議会令和5年第2回定例会に関わる議案です。
 現在、市議会に提出する議案の作成段階にあるため、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」第14条第7項ただし書の規定に基づき非公開で審議したいと思いますが、いかがでしょうか。

(全員了承)
 

田牧教育長

 それでは、議案第2号、第8号及び第10号は、本日の日程の最後に非公開で審議いたします。

議案第1号 柏市教育委員会処務規程の一部を改正する訓令の制定について

説明

教育総務部長

 議案第1号につきましては、市長部局の職員を対象とした柏市職員倫理規程の制定に伴いまして、教育委員会事務局の職員に対しても同様の取扱いとしたいので、提案をするものでございます。
 議案の詳細につきましては、教育総務課長から御説明申し上げます。

教育総務課長

 議案第1号、柏市教育委員会処務規程の一部を改正する訓令の制定について説明します。改正の具体的な内容は、補足説明資料を用意してございます。そちらのほうを御覧ください。
 1、制定の目的でございます。職員にとって利害関係者となる者の範囲を定めた上で、利害関係者との間で禁止されることなどを規定することで、公務に対する市民の信頼を確保するものでございます。
 次に2、規程の概要でございます。国家公務員倫理法及び国家公務員倫理規程を基に制定をされています。利害関係者との飲食は原則として禁止ですが、要件を満たした場合は認められます。いわゆる割り勘などの場合で、かつ市民の疑惑や不信を招くおそれがない場合は、共に飲食すること認められるというものです。そのような場合は、金額にかかわらず、事前に倫理監督者である各部の部長への届出が必要となります。
 倫理監督者との連絡調整、助言・指導のため、総括倫理監督者を設け、人事主管部長である教育総務部長がそれを務めます。
 倫理監督者の役割としては、職員からの相談、それに対する助言、飲食の届出の収受、違反などの行為の調査及び総括倫理管理者への報告などがございます。
 以上につきまして、施行期日は令和5年6月1日としております。御審議の程、よろしくお願いいたします。

質疑等

なし

採決結果

全員賛成可決

議案第3号 教育財産の用途廃止について

説明

教育総務部長

 議案第3号、教育財産の用途廃止に関する議案についての概要を御説明させていただきます。
 西原小学校の建物及び工作物を撤去するため、用途廃止をしようとするものでございます。
 詳細につきましては、教育施設課長から御説明申し上げます。

教育施設課長

 西原小学校の教育財産について、今回用途廃止を行うものです。用途廃止の時期は、令和5年5月になっております。
 資料は、学校の配置図になります。今回撤去する建物を1.から7.、工作物を8.、9.でお示ししております。主な工事内容としましては、長寿命化改良工事に当たって支障となるものの建物の解体、工事で造り替える予定のものの撤去、公共下水道への切替えに伴う既存浄化槽の解体撤去が主な工事内容となります。
 私からの説明は以上となります。御審議の程、よろしくお願いいたします。

質疑等

なし

採決結果

全員賛成可決

議案第4号 柏市社会教育委員の委嘱について

説明

生涯学習部長

 議案第4号は、柏市社会教育委員の委嘱についてでございまして、柏市社会教育委員の任期満了に伴い、新たに委員を委嘱しようとするものでございます。
 提案内容と詳細につきましては、生涯学習課長のほうから御説明をいたします。

生涯学習課長

 それでは、私から議案第4号、柏市社会教育委員の委嘱について御説明申し上げます。
 柏市社会教育委員は、社会教育法及び柏市社会教育委員条例に基づく委員であります。社会教育委員は社会教育に関し、教育委員会に助言するため、社会教育に関する諸計画を立案すること、定時又は臨時に会議を開き、教育委員会の諮問に対して意見を述べること、そのために必要な研究調査を行うことなどが主な職務とされております。
 委員の数につきましては、15人以内となっていまして、学校教育及び社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者、学識経験のある者及びそのほか教育委員会が必要と認める者の中から教育委員会が委嘱することとなっております。
 委員の氏名につきましては、資料を御覧ください。
 今回、委嘱します委員12人のうち、学校教育の関係者は2人となっております。共に新任の委員です。今期の柏市社会教育委員会議においては、中高生世代の居場所など、若者支援について協議をすることから、小学校長に変わりまして、初めて高校教諭を委員として選出しております。
 なお、新任者の概要としましては、渡辺氏が公立中学校長、小西氏が私立の高校教諭となっております。
 次に社会教育の関係者ですが、5人となっておりまして、再任が4人、新任が1人であります。新任は、さわやか千葉県民プラザの中から所長の西原氏を選任しております。
 次に家庭教育の向上に資する活動を行う者として選出するのは2人となっております。再任が1人、新任が1人です。こちらも若者支援について協議する関係から、新任の委員につきましては、柏市民生委員児童委員協議会より、賀数氏を選出しております。
 次に学識経験者ですが、1人で再任です。こちらにつきましては、開智国際大学の寺本教授であり、3回目の就任となりますが、前々回の社会教育委員会議では、副議長、前期では議長を歴任されておりまして、社会教育全般に造詣が深いこと、また今回の同会議のテーマは、主に若者支援でありまして、教授は臨床発達心理学が専門分野であることや、発達支援、学習支援、青年期のキャリア意識と次世代育成意識などの研究テーマとされていることから、今期についても就任を依頼するものです。
 最後になりますが、公募委員は2人となっております。共に新任の委員でして、公募委員につきましても若者支援について協議する関係から、応募資格を満18歳以上かつ27歳以下に限定し募集したところ、男性2人から応募がありました。木村氏と松本氏となっております。2人につきましては、申込書等の内容が的確であるため、この2人の方を委員として選任しております。
 最後に女性委員の比率につきましては41パーセントであり、任期につきましても令和5年6月1日から令和7年5月31日までの2年間となっております。
 以上、御審議の程、よろしくお願いいたします。

質疑等

なし

採決結果

全員賛成可決

議案第5号 柏市公民館運営審議会委員の委嘱について

説明

生涯学習部長

 柏市公民館運営審議会委員の委嘱についての審議でございます。柏市公民館運営審議会委員の任期満了に伴い、新たに委員を委嘱しようとするものでございます。
 提案内容と詳細につきまして、中央公民館長のほうから説明させていただきます。

中央公民館長

 柏市公民館運営審議会は、社会教育法及び柏市公民館条例に基づく附属機関で館長の諮問に応じ、公民館における各種の事業の企画実施につき、調査・審議する機関です。
 委員の数は15人以内で、学校教育の関係者、社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者、学識経験のある者及びその他教育委員会が必要と認める者の中から、教育委員会が委嘱することとされています。
 委員の氏名等につきましては、資料を御覧ください。
 今回委嘱する委員12人のうち、学校教育の関係者は2人で共に新任となります。社会教育の関係者は5人で、再任が2人、新任が3人です。家庭教育の向上に資する活動を行う者として選出するのは2人で共に新任となります。学識経験者は1人で新任の委員です。公募委員が2人、新任の委員です。学校PTAふるさと協議会連合会に関わる3団体から御推薦いただいた方のほか、社会教育、家庭教育に係る職務等の経験者及び学識経験者から委員を委嘱するものです。
 また、新たに公募で選ばれた方は、2人とも今回初めて柏市の附属機関の委員となる大学生の方で、1人が公民館に中学から関わって活動していて、活発な意見をお持ちの方。もう1人の方は、SNS等を利用した公民館の魅力ある環境づくりの実現を目指したいと意気込みをお示しいただいた方となります。
 任期は令和5年6月1日から令和7年5月31日までの2年間です。
 以上、御審議の程、よろしくお願いいたします。

質疑等

なし

採決結果

全員賛成可決

議案第6号 柏市文化振興審議会委員の委嘱について

説明

生涯学習部長

 議案第6号は、柏市文化振興審議会委員の委嘱についてでございます。
 柏市文化振興審議会委員の任期満了に伴い、新たに委員を委嘱しようとするものでございます。
 議案の詳細につきまして、担当の文化課長のほうから説明させていただきます。

文化課長 

 柏市文化振興審議会は、柏市附属機関設置条例に基づく附属機関で、文化振興施策の総合的かつ効率的な推進について、審議及び答申を行う機関です。委員の数は15人以内で、文化団体の代表者、文化施設の代表者、学識経験者及びその他教育委員会が必要と認める者の中から教育委員会が委嘱することとしております。
 委員の氏名等につきましては、資料をご覧ください。
 今回委嘱する委員は10人となります。文化団体の代表者は5人で、再任が4人、新任が1人です。その他教育委員会が必要と認める者は5人で、再任が2人、新任が3人です。
 新任の委員につきまして、御説明申し上げます。
 このたび、委嘱しようとする、安久津素子氏は、柏少年少女合唱団の指導者として御活躍されています。これまでも、市内音楽イベントに毎年数多く関わっており、小さな子どもから社会人までを指導している芸術活動の現場から生まれる意見を期待することから委員を委嘱するものです。
 次に、山田潤一氏になります。昨年度末まで、東葛飾地区吹奏楽連盟の事務局長を務めており、吹奏楽の知識はもちろん、事務局長としての経験を生かして幅広い視点からの御意見が期待できるものと考えております。
 次に、福永明子氏でございます。福永氏は日本画家として数多くの作品を制作する傍ら、JOBANアートラインかしわ実行委員会にアーティストとして参加されており、長く勤めております。
 また、柏ゆかりの新進作家をつなぎながら、「共晶点」という展覧会の主催として10年以上の経験をお持ちになっております。
 最後に、新たに公募で選ばれました笹川浩一氏でございます。現在、写真整理アドバイザーやシニア向けICT指導などに携わっておられます。
 なお、今回の改選により、男性委員の比率が30パーセントとなっています。柏市附属機関等組織運営要領により、可能な限り、男女の一方の委員が35パーセント未満とならないようにするとされているところですが、現在の委員の引継ぎが男性委員20パーセントとなっておりました。こちらを踏まえて、男性委員の比率の上昇を目指してきたところでございますが、今回は3人の男性委員ということで、30パーセントとなってしまったところです。引き続き、男性委員の確保を目指してまいりたいと思っております。
 また、任期が連続した委員につきましても、同じく要領によりまして、3期までとされているところですが、現在の委員で3期を超える方が10人中5人いらっしゃることから、今回の改選と次回の改選でその解消を図ることとして、委員の人選を進めさせていただきました。その結果、今回につきましては、柏市文化連盟等の文化団体の代表お二方の再任用を引き続きお願いするという形としたところでございます。
 なお、任期は令和5年6月1日から令和7年5月31日までの2年間となります。
 以上、御審議の程、よろしくお願いいたします。

質疑等

森委員 

 今、御説明の中にもあったと思うんですが、比率が30パーセントになってしまったという、比率を上げていただいたということは評価に値するとは思うんですけれども、ただ新任の方の男性、女性の比率を見ますと、女性でなくてもよかったのかどうか、その辺りは御検討いただいたんでしょうか。

文化課長 

 検討したかということになりますと、やはり男性の方をということで、各団体ですとか、推薦等をお願いするという形を取らせていただいたんですが、ちょっと現状としましては、今回の推薦者で2人の男性の方を確保するところまでしかできなかったということで、その点引き続き男性の方の委員候補に向けまして、また引き続き取り組んでいきたいというところは先ほど申し上げたところでございます。これからもしっかりと努めていきたいと思います。

生涯学習部長

 ちょっと補足させていただきます。
 今、文化課長が申し上げたとおりなんですけれども、今回もう1つの専任の入替え理由として、期数の長い委員を入替えていくということがございました。先ほど説明の中でありましたように、要領の期数をオーバーしている委員が10人中5人と半分いたというところで、そちらのほうをまず優先的に検討せざるを得なかったというような理由もございます。

森委員 

 検討していただいているとは思うんですが、ただ、決められたルールがありますので、ルールに違反しない程度でやっていければなと。可能な限りとなっておりますし、比率が、バランスが崩れるとあまりいい会議の内容にならないということもありますので、できるだけ次回の改選では、35パーセント未満にならないように検討いただければと思います。よろしくお願いいたします。

文化課長 

 分かりました。引き続き務めてまいります。ありがとうございました。

田牧教育長 

 ほかにございますでしょうか。

牧田委員 

 先ほど期数の長い委員をまずどんどん改選していくということだったんですけど、なかなか後任の方の成り手がいないという問題があるんでしょうか。それとも、むしろやりたいんだけどなかなか御支援いただけないとか、そこのやる、やらないでトラブルになってしまうのか、そこはいかがでしょう。

文化課長 

 御指摘のとおり、なかなか各文化団体につきましても、後継者の問題というのがどこの団体も抱えているところでございまして、そこで具体的に今回再任をお願いしたお二方につきましても、御相談の上で何とかもう1期お願いするという形で結論としたところでございます。

牧田委員 

 私も経験がありますけれども、担い手が本当に少ない、本当にこれはという方は既にほかのところで忙しくて、なかなか就任していただけないという事情があって。かといって御認識されていると思いますけれども、同じ方を何期もお願いするのも非常に忍びないことだと思いますので、早めに2年計画で解消していただきたいなと思っています。よろしくお願いいたします。

文化課長 

 ありがとうございます。引き続き、努めてまいりたいと思います。

採決結果

全員賛成可決

議案第7号 柏市立図書館協議会委員の任命について

説明

生涯学習部長

 議案第7号は、柏市立図書館協議会委員の任命についてでございます。
 柏市立図書館協議会委員の任期満了に伴いまして、新たに委員の任命をしようとするものでございます。
 提案内容の詳細につきましては、所管の図書館長のほうから御説明をさせていただきます。

図書館長 

 柏市立図書館協議会は、図書館法及び柏市立図書館条例に基づく附属機関で、図書館の運営に関し、館長の諮問に応じると共に、図書館で行う図書館奉仕につき、館長に対して意見を述べることを職務とする機関でございます。
 委員の数は15人以内で、学校教育の関係者、社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者、学識経験のある者及びその他教育委員会が必要と認める者の中から、教育委員会が任命することとされております。
 なお、この議案の件名のみが任命となっており、議案第4号、第5号及び第6号の件名では、委嘱となっております。これは、それぞれの根拠となる法律、又は条例でそのような用語が使用されているという理由によるものでして、任命も委嘱も地方公共団体の任命権者が特定の人を当該地方公共団体の特定の職に就かせる行為のことを言い、法的にも実質的も意味に違いはございません。
 それでは、委員の氏名等につきまして御説明いたします。
 今回任命する委員12人のうち、学校教育の関係者は2人で、再任が1人、新任が1人です。社会教育の関係者は5人で、再任が4人、新任が1人です。家庭教育の向上に資する活動を行う者は1人で新任です。学識経験者は3人で再任が2人、新任が1人です。公募委員は1人で新任の委員になります。
 このたび、任命しようとする学校教育関係者については、学校における図書館教育において、指導的立場を担っていらっしゃいます。
 また、社会教育関係者及び家庭教育の向上に資する活動を行う者については、それぞれ様々な団体に所属し、様々な活動をされておりますが、共通して子どもに関わる活動をされています。
 学識経験者については、それぞれ社会教育を専門とされている方です。これらのことから御意見を伺う上で適任であることから、委員を任命するものでございます。
 また、新たに公募で選ばれた方につきましては、今回初めて柏市の附属機関の委員となる方です。市内で複数の子育て支援事業に関わっており、子育て支援事業の企画・運営を通じた知見を持ち、より広く深い発言が期待できる方でございます。
 任期は令和5年6月1日から令和7年5月31日までの2年間です。
 以上、御審議の程、よろしくお願い申し上げます。

質疑等

なし

採決結果

全員賛成可決

議案第9号 令和6年度柏市立高等学校第1年次入学者選抜要項の制定について

説明

学校教育部長

 議案第9号は、柏市立高等学校管理規則第22条の規定に基づき、令和6年度柏市立高等学校第1年次入学者選抜要項を制定したいので提案するものでございます。
 詳細は、教職員課長から御説明申し上げます。

教職員課長 

 令和6年度柏市立高等学校第1年次入学者選抜要項を制定することを提案いたします。
 例年、市立高校の入学者選抜要項は、県の入学者選抜要項を準用しております。来年度の県の選抜要項は、大きな変化はないため、市立高校も前回とほぼ同様に実施したいという提案となります。
 なお、市立高校の前回との変更点は、実施に関して1か所のみです。普通科の学校設定検査について、従来は面接と自己表現を実施していたところですが、面接を廃止し自己表現のみを実施するという点でございます。
 面接では、受験生の意欲や志望動機などを確認しておりましたが、普通科では、自己表現の中で論述、または実技による自己表現を行っており、その検査から意欲等は評価しております。
 また、昨年度と同じくらい、300人を超える受験者が志願すると、試験の2日目の午後に自己表現の検査と面接を行うことは既定の午後4時半までに試験を終了することが難しいこと。また、採点業務にも影響が出ることから、総時間短縮の観点から行わないこととしたものでございます。なお、昨年度からスポーツ科学科も面接をなくしており、適性検査の中で意欲などを評価しております。
 入学者選抜の概要の説明は以上となります。御審議をお願いいたします。

質疑等

森委員 

 質問というよりも、検査のことなんですが、昨年度採点業務で県の中で採点ミスが生じて、多大な迷惑を生徒諸君にかけてしまったということがありました。今年度はそういったことがあってはならないと思うんですが、そういったことを起こさないようにするために何か学校側で対応策というのは講じられているんでしょうか。

教職員課長 

 今、県のほうも会議等をもちまして、我々試験担当者もそれに参加をしております。まだ詳細の決定はしておりませんが、様々なところでもう二度とあってはならないということで今検討をしている最中だというふうに聞いております。

森委員 

 くれぐれも事故のないようによろしくお願いいたします。

採決結果

全員賛成可決

 

10.協議

次回教育委員会定例会の開催日程について

次回定例会予定

 

日時:令和5年6月29日木曜日

開会:午後2時00分

場所:沼南庁舎501会議室

11.その他

月間行事予定

田牧教育長

 続いて、来月の行事予定についてお願いします。

教育総務部長

 教育総務部からは特に紹介する行事等はございません。

生涯学習部長

 同じく、生涯学習部のほうもお手元の資料のとおりでございます。特段紹介する行事等はございません。

学校教育部長

 学校教育部からは、6月2日金曜日実施予定の特別支援教育コーディネーター連絡会と6月28日水曜日実施予定の第2回1人1台端末を活用した授業改善検討委員会について御紹介させていただきます。
 詳細は担当課長より御説明申し上げます。

指導課長 

 6月28日水曜日、第2回1人1台端末を活用した授業改善検討委員会について御説明申し上げます。
 この委員会は令和3年度に立ち上がり、今年度で3年目となっております。情報活用能力を育成する授業を先行事例としてつくり出し、柏市全体に示すことにより、柏市の各校がそれを参考にできるよう、取り組むよう設定いたしました。
 過去2年間で取り組んだ先行事例はリーフレットとして各校に配布、柏市GIGAスクールWEBでの指導案の掲載、オンライン事例報告会などで周知をしているものです。
 現場の先生方を委員として、年間4回、対面やオンラインでの授業検討を行っております。また、クラウド上で常時情報交換を行っているような委員会でございます。

児童生徒課長兼少年補導センター所長

 6月2日金曜日、沼南庁舎大会議室にて、特別支援教育コーディネーター連絡会を開催いたします。出席対象は市内全小中学校の特別支援教育コーディネーター63人となります。特別支援教育コーディネーターとは、学校全体、関係機関との連携協力にも配慮ができ、必要な支援を行うために教職員の力を集結できる力を有する人材として、校長から指名を受けた者になります。
 今回の内容は、特別支援教育コーディネーターの業務内容の共通理解及び情報交換等を行う予定となっております。

田牧教育長

 月間行事予定について、何か御質問等ございますでしょうか。
 そのほかに何かございますか。

12.閉会宣言

田牧教育長

 それでは以上をもちまして、議案第2号、第8号及び第10号の審議を除く日程を終了といたします。
 ここで一旦閉会といたします。
 ありがとうございました。

お問い合わせ先

所属課室:教育総務部教育総務課

柏市大島田48番地1(沼南庁舎3階)

電話番号:

お問い合わせフォーム