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更新日令和4(2022)年8月1日

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柏市教育委員会令和4年第6回定例会会議録

1.日時

令和4年6月30日(木曜日)

  • 開会 午後2時00分
  • 閉会 午後2時35分

2.場所

沼南庁舎501会議室(沼南庁舎5階)

3.出席した教育長及び委員

  • 教育長 田牧 徹
  • 教育長職務代理者 牧田 謙太郎
  • 委員 森 秀夫
  • 委員 氏田 青津子

4.教育長及び委員並びに傍聴人以外の出席者

生涯学習部

  • 生涯学習部長 宮島 浩二
  • 教育総務課長 新井 賢蔵
  • 生涯学習課長 沖本 雅樹

学校教育部

  • 学校教育部長 三浦 邦彦
  • 学校教育部理事 原田 明廣
  • 教職員課長 福島 紀和
  • 教職員課統括リーダー 桑原 市郎
  • 児童生徒課長兼少年補導センター所長 藤崎 英明
  • 市立柏高等学校長 中村 淳一

事務局

  • 教育総務課統括リーダー 浦上 義史
  • 教育総務課副主幹 佐藤 香
  • 教育総務課副主幹 澤畑 光伸
  • 教育総務課主査 風間 翼

5.報告

田牧教育長

 会議に先立ちまして、私のほうから報告事項がございます。
 一部新聞でも報道されましたが、先週6月24日金曜日、柏市立柏の葉中学校において、生徒の個人情報の不適切な取扱いが発生いたしました。
 内容は、1学年の理科担当教諭が、授業で使用する課題を生徒の端末に配信する際、誤って期末試験の得点一覧119人分を配信してしまったというものです。
 教諭はすぐに誤配信に気付きデータを削除しましたが、一部の生徒が閲覧をしてしまいました。当該校の校長から市教委にすぐに報告があり、同日、校長名で保護者に対して文面にておわびをいたしました。
 今後、このような事件が発生しないよう、教育委員会といたしましても、学校現場でも個人情報に関する取扱いについて十分注意するよう指導を行ってまいります。
 報告は、以上でございます。
 何か、この件につきまして、御質問とかございますか。

牧田委員

 その成績というのは、もう個人名も全部載った状態で開示されたということでしょうか。

田牧教育長

 そうですね。名前と点数、期末テストの理科の点数が載った一覧を誤配信してしまったということです。

牧田委員

 特に、パスワード等は掛けないで同じようなフォルダに入っていたということですか。

田牧教育長

 本来ですと、子ども用と教員用というのは分けているはずですが、便宜上、自分のパソコンのデスクトップに貼りつけてしまっており、それを誤って配信してしまったと聞いております。

牧田委員

 分かりました。個人情報は一度出てしまうと、本当に取り返しがつかないということは、多いと思いますので、やっぱり基本のルールをきちんと守るということを、ぜひ確立することが大事かと思いますので、よろしくお願いいたします。

田牧教育長

 十分注意するよう現場に指導いたします。
 ほかによろしいですか。

森委員

 例えば成績であればエクセルデータ等で保存されて成績一覧というような感じでタイトルは付けられると思いますが、課題についても、やはり理科であれば理科の何番の課題とかというような感じでタイトルをつけて、課題のフォルダに保存してあって、成績のフォルダがあってそこに保存されているというのが通常だと思うのですが、どのような状態で全部デスクトップの一覧を置いてあったということですか。

田牧教育長

 先ほど申しましたように、本来ですと、教師用と子ども用とは全く別なものに保管されているはずですが、その教諭は、便宜上自分のデスクトップに貼りつけていました。本来ですと、一つ一つのファイルにパスワードを掛けるべきだったなと思うのですが、それが今回掛けていなかったということで、配信した際に子どもが閲覧してしまったということになります。今後は、一つ一つのファイルにパスワードを掛けて、仮にそういう誤配信があったとしても、子どもが開けないようなシステムを徹底していく必要があると思っております。

森委員

 市教委の中で成績等について重大なファイルがあるわけですよね。そういった対応について、一定のルールというのは各学校に対して設けられていないのでしょうか。

田牧教育長

 個人情報の取扱いについては、日頃から十分に注意しており、厳重に管理するようには、常日頃から指導しています。指導する部署が具体的なルールを作成し、それを学校が遵守するようなシステムになっております。

森委員

 ほかの学校でも似たようなことが起こり得る可能性もあると思いますので、多分ここまで指導されたチェックリスト等があると思いますので、もう一度、こういった際に、各学校に対してしっかりそういったルールが遵守されているか、チェックポイントが遵守されているかということをちょっともう一度確認いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

田牧教育長

 了解いたしました。ほかによろしいでしょうか。

6.傍聴に関する説明

田牧教育長

 傍聴の確認を行います。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項の規定により、会議は原則公開となっております。
 本日は、傍聴希望者が1人いらっしゃいますので、柏市教育委員会会議傍聴規則第1条の2第2項の規定に基づき報告いたします。なお、傍聴の方は、受付時に御確認いただいた傍聴要領に従いまして、傍聴してくださるようお願いいたします。

7.開会宣言

田牧教育長

 ただいまから、教育委員会令和4年第6回定例会を開会いたします。

8.前回会議録の承認

令和4年第5回定例会会議録について全委員異議なく承認した。

9.教育長報告

田牧教育長

 本日は、3件の教育長報告を予定しておりますが、このうち、1件は個人情報を含む事案であるため、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項ただし書の規定に基づき非公開で報告したいと思いますが、いかがでしょうか。

 

 (全委員 了承)

 

 それでは、当該教育長報告は、本日の日程の最後に非公開で報告いたします。

報告

学校教育部長

 アの「第1回柏市いじめ問題対策連絡協議会について」及びイの「柏市の「いじめ」の調査結果(令和3年度)について」を、児童生徒課長から御報告申し上げます。

児童生徒課長

 アの「第1回柏市いじめ問題対策連絡協議会について」を、御説明申し上げます。いじめ防止対策推進法第14条第1項及び柏市いじめ問題対策連絡協議会条例に基づいて、令和4年5月23日に第1回柏市いじめ問題対策連絡協議会を開催いたしました。児童相談所、法務局、警察等関係各機関からの代表に加え、医師、弁護士、臨床心理士等の専門家、人権擁護委員、教育委員、学校関係者が出席し、いじめ防止に向けての協議を行うとともに、連携の強化を図りました。
 主な協議内容としましては、令和3年度生活実態調査集計結果から、SNS利用による知らない人や会ったことのない人との関わり方やその危険性についての意見、また、いじめの未然防止、早期対応の取組について「STANDBY」の運用方法の質問やその他各取組における助言等、各委員それぞれの立場から貴重な意見を頂きました。
 また、教職員課長からは、平成30年度に発生した高校生の転落事案について、検証委員会からの提言を受けて、学校、市教委、市における取組についての報告がなされました。
 なお、会議は公開で行い、報道関係者を含め傍聴者はありませんでした。
 今後の対応としましては、頂いた御意見を参考にしまして、令和4年度の生活実態調査について、当該調査の結果からより実態が分かりやすくなるよう、質問項目の見直しを図ってまいりたいと思います。
 また、匿名報告相談アプリ「STANDBY」の有効性について、検証を進めてまいりたいと思います。
 また、柏市いじめ防止基本方針については、令和5年度の改定に向けて取り組んでまいります。
 次に、イの「柏市の「いじめ」の調査結果(令和3年度)について」を、御説明申し上げます。
 いじめの解消については、心身の苦痛がない状態が少なくとも3か月経過していることとしており、令和3年度の解消率は71.1パーセントでした。令和2年度は、64.0パーセントでございました。未解消の事案については、引き続き解消に向けて努めてまいります。
 いじめの態様についてですが、小中学校については「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる。」が最も多く、また、高校では「仲間外れ、集団による無視をされる。」が多い結果となりました。
 いじめの発見のきっかけは、小中高校ともにアンケート調査など学校の取組によるものや学級担任が発見した事案が最も多く、次いで本人からの訴えによるものとなっております。
 今後もアンケート調査とその後の教育相談の充実など、組織的な対応が重要になると考えております。
 令和4年度のいじめ問題への柏市としての取組としましては、「柏市いじめ防止基本方針」及び「いじめ問題対応の手引き」に基づき、いじめ防止対策に努めるとともに、令和5年度の改定に向けての準備を進めてまいります。
 また、いじめ問題対策連絡協議会を開催し、様々な角度から状況を検証いたします。
 また、柏市問題行動対策支援チームとして、指導主事、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラースーパーバイザー等が一体となり、学校を支援してまいります。
 市立全中学生及び小学6年生、今年度新たに市立柏高等学校の高校生全員に匿名報告・相談アプリ「STANDBY」を提供し、いじめの未然防止・早期対応に努めてまいります。

学校教育部長

 教育長報告は、以上でございます。

質疑等

田牧教育長

 アの「第1回柏市いじめ問題対策連絡協議会について」及びイの「柏市の「いじめ」の調査結果(令和3年度)について」に御質問がありましたら、お願いいたします。

森委員

 アのいじめ問題対策連絡協議会について、お願いですが、私も委員として参加させていただきまして、大変貴重な御意見が出されたなと認識しております。
 先ほども、御説明の中に、それらの御意見を参考にさせていただくというようなことであったわけですが、そういった貴重な御意見を頂いて、どんなふうに対応されるおつもりなのか、なかなか回答をされないまま参考にさせていただくということで、何か次に進んでしまう場合が多いと思いますので、そういうことのないようにできるだけ真摯に御回答を頂く部分が、この部分についてはこんなふうに対応しておりますというようなことで、次回の会議等で御回答を頂けると助かるなと思います。よろしくお願いいたします。

児童生徒課長

 前回の会議の中で生活実態調査の質問項目がもう少し子どもたちの実態に合わせたほうがいいのではないかというような御指摘を頂きましたので、その質問項目の見直しをこれから進めてまいる予定でございます。
 それから、匿名報告相談アプリの有効性の検証がなされていないのではないかというようなお話でございましたので、それについては、提供している会社とともに有効性について検証してまいりたいと思います。

氏田委員

 イのいじめの調査結果について御質問をさせていただきます。
 まず、いじめの発見のきっかけが学校で行ったアンケート、あるいは学級担任の発見が多いということでしたけれども、これはやはりいじめの取組がうまく機能しているのかなというふうに思います。
 ただ、この中でいじめの対応が冷やかし、からかい、それから遊ぶふりをして云々というところの増加が、私としては、非常に気になるところです。
 というのは、このコロナ禍にあって足かけ3年になりますかね。多分、子どもたち、それから私たち大人もかなり不自由な生活をしているかなとは思います。ただ、そういう中にあって、やっぱり子どもたちの社会性とか、それから人間関係を育む教育というのは、こういう中でどういうふうにやっていったらいいのだろうかと、非常に低学年であれば低学年なりに、それから高学年だったら高学年なりのことが、中学生は中学生なりのことがあるかと思いますけれども、いわゆる社会性とか人間関係を育む教育というのをどのように取り組んでいるのか、お聞かせ願いたいと思います。それが1つ。
 それからもう1つが、相談アプリの「STOPit」と「STANDBY」の違いを教えていただければと思います。

児童生徒課長

 子どもたちの社会性、人間関係を育む教育ということでございますけれども、子どもたちのそういった社会性や人間関係を育む教育につきましては、道徳を始め全ての教科領域で粘り強く進めていくことが必要だと認識しております。
 今年度は多くの学校で校外学習や運動会、体育祭といった学校行事の実施ができております。また、体験学習的な新しい教育プログラム等、工夫している学校もございますので、そういった全ての教育活動を通じて、粘り強く子どもたちの人権意識を醸成したり、相手を思いやる心を育てていきたいと考えております。
 また、相談アプリ「STOPit」と「STANDBY」の違いでございますけれども、アプリを扱っている会社の社名が「STOPit」から「STANDBY」に変更になったことに伴い、アプリ名も変更となった次第でございます。
 使用方法に大きな違いはございませんが、今年度は一人一台端末からブラウザーを通して使用できる環境も整えております。活用状況としましては、例年と比べるとかなり多くの質問が寄せられているという状況がございます。

氏田委員

 分かりました。この、いじめの取組とそれから社会性、それから人間関係を育む教育というのは、本当に一体だと思いますので、学校教育全般、生活全般で取り組んでいくのが、本当に大切かなと思いますので今後ともよろしくお願いしたいと思います。ありがとうございます。

牧田委員

 いじめの状況調査ですが、(3)いじめの対応を見ていますと、冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われると、かなり件数が多くて、あとぶつかられたり、遊ぶふり、これも1,000件を超えていると、小学校ですね。
 おそらく対面の目に見える形のいじめはかなり認知がしやすいと思うのですが、その反面パソコンや携帯電話で誹謗中傷されるというところが、この数に比較して少ないと印象を受けました。
 おそらく全件、スマートフォンを確認するということまではやっていないのではないかと思いますし、そもそも小学校、中学校に基本スマホを持ってきてはいけないので、なかなか確認をするすべがないと思うのですけども、やはりこれだけネット社会になって、ほとんどのいじめに学校外でスマホが関わっているというケースも本当に見られますので、もしいじめを認知したということであれば、その裏でスマートフォンで何かいろんな書き込みがされていないかどうか、御家庭の御了解を得て確認するというところまでやはり必要だと思っております。
 その際に、私が別の相談等で見聞きしたケースですけれども、仲直りをするときに、簡単に学校の教職員の方で、もうこういう悪口はしたらいけないからと言って、そのスマホの書き込みを消させてしまう。その場で消しなさいという指導をして、これで事件解決というケースがどうもあったのですけれども、やはり場合によっては証拠の隠滅ということにもなりますので、学校の方から安易にそういうものを消すということはしないで、保護者の御了解、あるいは保護者の方で対処をしていただく部分だろうと思いますので、良かれと思って先走らない方がいいのかなと思っております。
 やはりネットのところを見逃して、表面上、手打ちにしてしまうと、後で大変な事件が実はまだ継続してもっとひどい陰湿ないじめがあるということもありますので、表で見えるものに加えて、裏の見えないネットの方も気を配っていただければなと思いました。

児童生徒課長

 ネットのリテラシーやモラルにつきましては、補導センターの指導主事が講演に回ったり、児童生徒課の指導主事も各学校を回らせていただいております。児童生徒のみならず、教職員向け、また保護者に向けての講演活動等も充実させながら、そういった問題が起こったときの対応、今、委員からありましたように、証拠となるものについてはスクリーンショットをしっかり撮っておくとか、そういったことについてもそういった中でレクチャーしていきたいと考えております。

森委員

 いじめの件で1点お伺いしたいと思います。
 GIGAスクールが始まって、児童生徒全員にパソコン、タブレットが配付されたわけですけれども、そういったタブレットが使われた事例で、このいじめが発生したということは把握されているのでしょうか。

児童生徒課長

 昨年、小学校でやはりその悪口が共有されたりとか、タブレットの中でということは実際ございました。その都度、その学校を指導課と連携しながら、その学校を訪れまして指導したり、また未然防止のための講演、教育活動等を行っております。

森委員

 教育のために配付された機器を使って、そういった行為が行われるということは絶対にあってはならないと思いますので、そういったことが行われた場合には、厳重に注意をしていただいて、保護者にもその旨伝えていただければと思います。よろしくお願いいたします。

田牧教育長

 ほかに御質問ございますでしょうか。では、ないようでしたら、以上で一旦教育長報告を終わります。

10.議事

議案第1号 教育財産の用途廃止について

説明

学校教育部理事

 議案第1号は、教育財産の用途廃止についてでございます。酒井根東小学校の倉庫及び中原中学校の受変電設備を廃止しようとするものでございます。
 まず、酒井根東小学校の倉庫の廃止についてでございますが、このたび、酒井根東小学校におきましては、体育館の長寿命化改修工事を来年2月の完成を目指して着手をしております。この工事に際して、直接的にこの工事とこの倉庫との直接的な関係はないのですが、元々この撤去しようとする倉庫が、実は、この建物の基礎がコンクリートブロックによって基礎を構成しているので、現在の建築基準法に合致しない違反建築ということになってしまいますので、この長寿命化の工事に併せて撤去をしようとするものでございます。
 続きまして、中原中学校の受変電設備についてでございますが、現行のこの古い受変電設備は、開校時の1986年当時に設置したものをずっと今まで使用していたものでございますが、何分にも非常に古い変電設備でございますので、いつ機能停止になるかも分からないという状態でございますので、今回新しいものに交換をしようとするものでございます。
 この更新の工事につきましても、来年2月までを予定しておりますが、工事の期間の間は、仮設の動力盤を設けて対応いたしますので、特に、これによって学校の運営に際して支障は生じないように配慮していくものでございます。
 以上、御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。

質疑等

なし

採決結果

全員賛成可決

11.協議

次回教育委員会定例会の開催日程について

次回定例会予定

教育委員会令和4年第7回定例会

日時:令和4年7月28日木曜日

開会:午後2時00分

場所:沼南庁舎501会議室

12.その他

月間行事予定

田牧教育長

 続いて、来月の行事予定についてよろしくお願いいたします。

生涯学習部長

 それでは、生涯学習部からは2件ございます。
 いずれも夏休みのものでございますけれども、1件目は、土っ子夏休みおもしろチャレンジ教室、放課後の居場所事業をこれから進めていくに当たっての土小学校でのトライアルバージョンでございます。
 2件目が、これは例年実施しております、夏休み子ども教室でございます。2件とも所管の生涯学習課長から詳細について御説明いたします。

生涯学習課長

 それでは、夏休みに行われる2つの子ども教室について御説明申し上げます。
 まず1点目ですけれども、7月22日から柏市立土小学校で行われる土っ子夏休みおもしろチャレンジ教室についてです。
 私ども生涯学習部としましては、親の働き方やライフスタイルの多様化から、小学校に通う児童が学校や家庭のほか、自分らしく安全・安心に過ごせる第三の居場所が必要であると考えております。このため、地域、学校、家庭が連携した新しい放課後子ども教室の具現化を目指してきました。今回の事業はその一環となっております。
 現在、市で行っている放課後子ども教室は、子どもの学習習慣の定着や学習意欲の向上を目指したいわゆる補充学習事業として平日の放課後に実施しておりますが、今回のこの事業につきましては、夏休みの期間ではあるものの、主に体験学習をメインとし、地域と連携した事業として行われ、現在考えている新しい放課後子ども教室による居場所づくりのモデルケースとなるものです。
 また、授業内容としましては、普通の授業ではなかなか深掘りができない探求型による学習のほか、地元の城跡の調査や茶道と組み合わせた英会話レッスン、また、校庭では、プロゴルファーからスナックゴルフと呼ばれる初心者向けのゴルフを学ぶなど、多様な体験型の学習メニューが用意されております。
 なお、この事業につきましては、初の試みとなることから、教育委員の皆様におかれましても、次回の7月28日にあります教育委員会議の午前中に視察をしていただく予定となっております。
 続きまして、2つ目ですが、柏市教育委員会主催の夏休み子ども教室について御説明申し上げます。
 夏休み子ども教室は、先ほどの話と通じるところはありますが、こちらは、学校単独ではなく、教育委員会としての主催となっております。
 夏休み子ども教室は、小学生の夏休み期間中に公共施設などを利用し、子どもたちの知的好奇心を引き出すことを目的に、体験学習を実施するもので、平成27年度から行っております。対象者は、市内在住の小学生となっております。
 また、協力者は、市内高校生、大学生、団体、法人、民間企業、行政団体となっております。
 期間及び会場につきましては、令和4年7月26日から8月5日まで実施されまして、場所は青少年センター、中央公民館、図書館本館となっております。
 また、講座としましては、今年度は全部で46講座が予定されておりまして、科学実験やプログラミング講座、ボッチャ体験などのニュースポーツ、書道、将棋、英会話などのほか、少し変わったところでは、南極探検隊による講演、また鯨を調査研究している研究所職員による説明、このほか市役所の文化課の職員による実際の縄文土器ですね。触ってその文様を写し取って、本のしおりを作るなどの様々な学習講座を企業や市内の高校、大学、市役所の関係各課と連携して実施をする予定となっております。
 なお、講座の募集人数は、全講座で749名を募集する予定です。

生涯学習部長

 月間行事予定については、以上でございます。学校教育部は、特に紹介事業はなしでございます。

田牧教育長

 月間行事予定について何か御質問等ございますでしょうか。

氏田委員

 居場所づくりとか、それから夏休み子ども教室、大変魅力的な行事かなと思います。この中で、見ていましたら大体募集人員が10人とか20人とか、そのくらいの人数になっているかと思いますが、これは、どのように決めていくのですか。

生涯学習課長

 夏休み子ども教室と土小学校の両方について、御説明申し上げます。こちらにつきまして、この募集人数ですが、それぞれの団体で考えてもらっているところであり、会場の広さとかもありますので、コロナの関係で半数というところもあります。本来であれば大体30名ぐらいのところですが、その半数の15名とかで、団体では募集人数の設定しているところです。

氏田委員

 この夏休み子ども教室も両方そうですけども、私も今パレット柏等でいろいろ事業をやっていて、集まりが結構あるのですよね。そうなるとどこかで切らなくちゃならないという、いつもジレンマを抱えてやっているのですけれども、この人員がこのぐらいで、あと子どもたちの人数を考えると、たくさん集まるのではないかなと思いまして、ちょっと懸念するところです。

生涯学習課長

 人員がもうちょっと集まるのではないかという話ですが、確かに、令和3年度については、コロナの関係もあって応募人数だけはかなり多くて、3,461名集まって、その中で実際に来た方は511名でした。
 今年は、それでも昨年度の511名からもう少し増やして749名ぐらいまで増やしていますので、もっとこれが一番多いときだと令和元年度で1,000人以上集めた時期もありますので、今後そういうような形で考えていきたいと思っております。

氏田委員

 こういうところに応募してくるというのは、親御さんそれから子どもの意欲そのものだと思いますので、それに満たされるような活動であってほしいなと思っています。よろしくお願いします。

田牧教育長

 ほかに御質問ございますか。よろしいでしょうか。

12.閉会宣言

田牧教育長

 それでは、以上をもちまして教育長報告ウの報告を除く日程を終了いたします。
 ここで一旦閉会いたします。ありがとうございました。

お問い合わせ先

所属課室:教育総務部教育総務課

柏市大島田48番地1(沼南庁舎3階)

電話番号:

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