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更新日2022年6月7日
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令和4年4月28日(木曜日)
沼南庁舎501会議室(沼南庁舎5階)
教育長 田牧 徹
委員 森 秀夫
委員 深田 恒子
委員 氏田 青津子
生涯学習部長 宮島 浩二
教育総務課長 新井 賢蔵
生涯学習課長 沖本 雅樹
中央公民館長 相川 章代
文化課長 田口 大
図書館長 坂口 園子
学校教育部長 三浦 邦彦
学校教育部理事 原田 明廣
学校教育部次長兼学校保健課長 中村 泰幸
学校教育課統括リーダー 田村 裕二
学校財務室長 染谷 由恵
教職員課長 福島 紀和
教育施設課長 古谷 正人
学校給食センター所長 佐藤 靖
指導課長 並木 孝樹
児童生徒課長兼少年補導センター所長 藤崎 英明
市立柏高等学校長 中村 淳一
教育研究所長 中田 敦子
教育総務課統括リーダー 浦上 義史
教育総務課副主幹 佐藤 香
教育総務課副主幹 澤畑 光伸
教育総務課主査 風間 翼
教育総務課長
会議に先立ちまして、令和4年4月1日付けで教育長に任命されました田牧教育長より、御挨拶がございます。
よろしくお願いいたします。
田牧教育長
このたび、前任の河嶌教育長の任期満了に伴い、4月1日付けで市長より、教育長として任命を受けました。任期は、令和7年3月31日までの3年間でございます。よろしくお願いいたします。
教育委員会を代表する教育委員長と事務局を統括する教育長を一本化した新たな教育委員会制度が始まり6年が経過いたしました。
教育行政は、公立学校や公民館、図書館等の社会教育施設の設置管理、各種教育事業の実施、家庭教育の支援など、極めて幅広いものがあります。教育の政治的中立性、継続性、安定性の確保、教育行政への多様な民意の反映などのために、教育委員会は、重要な役割を果たしております。私としましては、委員の皆様への情報提供を怠ることなく、委員の皆様の御意見をよくお聞きして、御助言を頂きながら教育行政に取り組んでまいる所存であります。
委員の皆様におかれましては、私の仕事の内容を厳しくチェックしていただくとともに、柏の教育の発展のため、活発な議論を交わしていただきたいと思います。
今後とも各委員の皆様方からの御指導・御鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げ、私からの御挨拶とさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
教育総務課長
続きまして、4月1日付の人事異動により、事務局側の出席者又は所属が一部変わっておりますので、会議に先立ち、御紹介したいと思います。
(生涯学習部長及び学校教育部長から異動職員紹介)
異動職員の紹介は、以上でございます。
田牧教育長
会議に入る前に、1点御報告いたします。
地方教育行政の組織及び運営に関する法律第13条第2項の規定により、教育長に事故があるとき、又は教育長が欠けたときに、その職務を行う委員をあらかじめ指名しておく必要があります。
御本人には通知しておりますが、4月1日付で私から、牧田謙太郎委員を教育長職務代理者に指名申し上げたことを御報告いたします。
田牧教育長
傍聴の確認を行います。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項の規定により、会議は原則公開となっております。
本日は、傍聴希望者が1人いらっしゃいますので、柏市教育委員会会議傍聴規則第1条の2第2項の規定に基づき報告いたします。なお、傍聴の方は、受付時に御確認いただいた傍聴要領に従いまして、傍聴してくださるようお願いいたします。
田牧教育長
ただいまから、教育委員会令和4年第4回定例会を開会いたします。
令和4年第3回定例会会議録について全委員異議なく承認した。
生涯学習部長
今月の教育長報告は、全部で5件ございます。
まず初めに、アの「市議会令和4年第1回定例会について」を、私と学校教育部長から御報告申し上げます。
市議会令和4年第1回定例会は、令和4年2月25日に開会し、3月22日に閉会いたしました。私からは、市議会定例会における質疑並びに一般質問のうち、生涯学習部に関係する内容について、主な内容を3点御報告申し上げます。
1点目は、高校生の怠学と若者支援についてです。
トラブルや不安を抱えた生徒たちの居場所づくりが大切だと考えるが、本市の現状はどうなっているか。また、今後設置予定の(仮称)柏市子ども家庭総合支援センターでは、青少年センター機能を取り込み、若者支援を行っていくと思うが、具体的な展望はあるのかとの御質問がございました。これに対しまして、不登校を始め、ニートやフリーター、引き籠もりなどは、支援の手が届きにくく、多くの自治体では課題として認識していること、その中でも、青少年の居場所づくりは、若者支援の入り口的な施策として、有効ではないかと考えていること、本市でも青少年の居場所づくりについては、学習スペースを提供する形で、ラコルタ柏やパレット柏などで行われているが、今後設置予定である(仮称)柏市子ども家庭総合支援センターの開設に合わせ、千葉県青少年総合プラン等とも整合を図りながら、本市の実態に即した居場所づくりを検討していくことを答弁させていただいております。
2点目は、スポーツ・文化政策についてです。
コロナ禍におけるスポーツ、文化事業は減少傾向が続いているが、ウィズコロナ、アフターコロナを踏まえた事業の再開や活性化の視点を含めて来年度の取組を示してほしいとの質問がございました。これに対しまして、大規模なイベントの多くが実施困難となり、実施方法の大幅な見直しが必要な状況であったが、試験的な試みとして、小規模のアウトリーチコンサートを感染対策を十分に取りながら開催し、生の音楽を直接届ける貴重な機会となったこと、今後は、主要事業の実施もできる限り努めていくとともに、アウトリーチ型の小規模コンサートを複数実施し、動画配信やデジタルアーカイブによるコンテンツの充実も図っていくことを私から答弁させていただいております。
3点目は、図書館整備についてです。
図書館本館を駅近くに移転させてはどうか。経済効果があり、駅前の活性化にもつながるものと考えるがどうかとの質問がございました。これに対しまして、駅前こども図書館の構想や柏の葉や柏たなかエリアでの図書館ニーズ、高齢社会の到来に伴うアウトリーチ型の図書館サービス、駅前などでのにぎわいや交流との連動した展開など、図書館に求められる役割は、より一層多様化すると考えていること、今後の街づくりの中で、図書館整備についても様々な機会があると考えるので、その機会を逃すことがないよう、ハードを含めた在り方の検討を行っていくことを私から答弁させていただいております。
学校教育部長
続きまして、私からは、学校教育部所管の質問と答弁のうち主なものとして4点御報告申し上げます。
1点目は、教育不足、教員未配置対策についてですが、複数の議員から質問がございました。質問の内容は、教員不足の市立小中学校の現状とそれに伴い柏市はどのような対策を行っているのかという内容でした。
現在、柏市内の小中学校では、教員が不足しており小学校では、産休、育休、病休の代替講師不足から、担任が未配置となり教務主任等が学級担任を兼務している現状を答弁させていただきました。その対策としては、県教委に配置を強く要望したり、市独自で採用している個別支援教員、教育支援員等の中で教員免許証を所有している者を県の講師として任用替えして配置したり、講師配置のための様々な工夫や方法を答弁しました。
2点目は、ヤングケアラーに関しても複数の議員から質問がありました。スクールソーシャルワーカーによるヤングケアラーの実態把握の取組についての質問には、スクールソーシャルワーカーの役割は不登校支援だけでなくヤングケアラーに対する専門的な知識等を学校に提供する業務も兼ねており、その知見を学校が生かしていくことが大切であると答弁しました。
さらに柏市のヤングケアラーの実態と支援の在り方について、またヤングケアラーの認知については、どのように進めていくのかという質問については、学校の実態把握からヤングケアラーの可能性を推察し、スクールソーシャルワーカーが学校からの聞き取りを行うということ、関係機関との連携による継続的な支援が必要であると判断した場合は、こども福祉課と情報を共有し、要保護児童対策地域協議会に登録して支援を行うというような支援体制の強化について答弁しました。
さらに、認知していくことの取組として、教育相談アンケートにヤングケアラーについて触れるなど、児童生徒の発達段階も考慮しながらより適切な方法を検討していくと答弁しました。
3点目は、給食関係については、複数の議員から質問がありました。主に、柏市学校給食将来構想について公約になっている給食費の保護者負担の軽減について、さらにセンター給食の残渣対策と加工品の使用について等の質問がありました。
柏市学校給食将来構想については、本市が目指す学校給食の基本方針は変更する必要はないが、施設設備の方向性は今までセンター方式を基本としているので、修正や見直しを検討していく必要があると市長が答弁しております。
さらに、旧沼南地域の給食室整備については、老朽化対策が急がれる現在の給食センターの移転、建替えを進めていくこと、自校式については、学校敷地の関係から校舎の建替えや長寿命化工事等の時期に合わせることが現実的であると答弁しました。
公約の給食費の保護者負担の軽減については、令和4年度第1回定例会の時点ではありますが、給食センターの建替え等で多額の財政負担が想定されるため、実施時期を検討する必要があり、令和4年度は小中学生に係る就学援助の拡充に必要な予算を計上したと答弁しております。
センター給食の残渣対策の状況については、児童生徒や保護者に配布する給食だよりなど様々な取組で食品ロスや食事の大切さについて啓発していること、また、加工品の使用については、衛生管理や調理作業の時間確保のために食数やメニューに応じて使用していることや、食数の多さからセンター給食方式のほうが加工品を使用する機会が多いこと、安全の確保には十分努めていることについて答弁しました。
4点目は、生理用品の配布についてです。
市立学校の保健室で生理用品を配布しているが、今後、拡充していく予定はあるのかという質問がありました。現在学校では、保健室での配布を通じて、児童生徒の不安や悩みを把握し、必要な支援につなげてきましたが、保健室の取りに来ることへの抵抗がある児童生徒への配慮として、令和4年度から全ての市立学校において、各学年1か所を目安に学校トイレに生理用品を常備することになったと答弁いたしました。
生涯学習部長
続きまして、次回市議会令和4年第2回定例会の会期日程について御報告をいたします。日程についてでございますが、招集日が6月3日金曜日で、議案等採決は最終日でございますが、6月22日水曜日の会期となっております。詳細は資料のとおりでございます。
続きまして、イの「教育委員会事務局及び教育機関の職員数について」を、教育総務課長から御報告申し上げます。
教育総務課長
令和4年4月1日付けで教育委員会事務局及び教育機関の職員数は4名増の289名となっております。その主な増減の要因でございますが、生涯学習部の生涯学習課と中央公民館では、育休職員対応のため各1名増を図ったところでございます。図書館でこども図書館整備等の業務増加対応と同じく育休職員対応のため、合計2名の増となってございます。
次に、学校教育部の学校教育課及び学校財務室で新設小学校の開校準備に伴う業務増加のため各1名の増でございます。
教職員課で用務員の再任用フルタイム職員2名が短時間勤務職員に移行したため、短時間勤務職員になりますとカウントから外れるので2名減という形になっております。
教育施設課では、工事案件の減少により1名の減、学校保健課で給食費の公会計化による業務増加の対応と学校栄養士の育休職員1名の対応のため2名の増、GIGAスクール推進のためICT推進室を新設いたしましたので、指導課から業務移管という形で4名がICT推進室に移動となったため、指導課で4名減、ITC推進室新設で4名の増という形でございます。
市立高校で再任用フルタイム職員の短時間勤務への移行と育休職員への加配解消のため合計2名の減となってございます。
また、市立高校につきましては、臨時的任用講師を従来は職員数に含めておりませんでしたが、常勤の職員ですので、令和3年度は5名、令和4年度は4名を含めております。そのため、昨年度の御報告と数字が異なっております。
次に、教育研究所で学校教育部の定数の増減に対応するため1名の減となってございます。
また、児童生徒課が、不登校ヤングケアラー及び生徒指導への対応の強化のため、14名から16名へ2名増となっております。
学校教育部長
次に、ウの「児童生徒数及び教職員数について」を、教職員課長から御報告申し上げます。
教職員課長
1の柏市立小中学校の児童・生徒数については、小学校は横ばい、中学校は200名程度増加しております。また、学級数は小学校で11クラス、中学校で10クラスの増加となっております。特に目立つ点といたしましては、特別支援学級が小学校で12クラス、56名、中学校で5クラス、39名の増加となっております。
続きまして、2の柏市立小中学校の教職員数については、全体の教職員数ですが、小学校は10名減、中学校は5名増となっております。
続きまして、3の市立柏高等学校の生徒数です。普通科の生徒数は昨年度と同数、スポーツ課は2名増、学級数は同数となっております。
続きまして、4の市立柏高等学校の職員数については、学級数が変わらなかったので、増減なしとなっております。
学校教育部長
次に、エの「学校における新型コロナウイルス感染症への対応について」を、学校保健課長から御報告申し上げます。
学校保健課長
学校における新型コロナウイルス感染症への対応についてということで、まず、これまでの全体的な話からです。
国、県の対応などあります、昨年度は、まず4月20日にまん延防止等重点措置の適応を受けております。その後、首都圏においては、まん延状況が改善されることなくそのまま8月には緊急事態宣言が発令されるような事態となりました。いわゆるこの時期が感染第5波と呼ばれるものになります。
この8月のときなのですが、グラフと上に表がありますけれども、8月につきましては、1か月当たりの新規感染者数合計の欄が203名となっております。この時点では、過去最大、柏においては、過去最高の数字を記録したという状況になります。その後、感染者は一度秋口以降年末にかけては減少して落ち着いた状況が続きましたが、ウイルスの流行株がデルタ株からオミクロン株に移行するにつれ、再び感染者数が急増し、1月から3月にかけては再びまん延防止等重点措置の適応を受けることになりました。これが感染第6波に当たります。
また、先ほど言った8月がそれまでに対する過去最大ということだったのですけれども、その数字を大きく上回っております。特に、2月の感染者数が多く、このときの1か月当たりは、1,816人、これは、学校保健課、教育委員会で確認できたものだけになります。感染第5波の最高値の8月のピークに比較しますと大体9倍以上の感染者数が確認されたといった状況になりました。
こうした中、教職員の健康を守るとともに、子どもたちの学びを止めないようということを努めまして、教職員や受験生のワクチン接種についても希望者を対象に接種機会を確保したところです。教職員につきましては、8月21日、22日に第1回目、9月11日、12日に2回目ということで、実施しております。さらに3月には、3回目としまして3月26日に実施しております。この第1回目、第2回目のときには、大体人数としまして1,000人を超える教職員の方々が接種を受けております。
また、3月のときには、700人を超える方々が接種をしております。
一方、受験生ですけれども、こちらについては、10月30日に1回目、11月20日に2回目ということで実施しております。約300人の受験生がワクチンを接種いたしました。
次に、学級閉鎖を始めとしました学校の臨時休業の状況です。
昨年度は、学校全体の臨時休業、いわゆる休校ですね。こちらが3校、学年閉鎖が12学年、学級閉鎖は214学級となっております。全て延べ数となりますので、学校によっては、複数回臨時休業を実施している状況にあります。
新型コロナ対策補助金についてです。
コロナ禍における日々の感染症対策とともに、子どもたちの学びを保証するため、新型コロナ対策補助金を活用し学校に交付したところです。交付金額は小学校で5,680万円、中学校2,880万円、市立柏高等学校240万円で総額にしまして8,800万円ほどの金額を学校に交付しています。感染症対策としましては、消毒液や非接触型体温計、パーテーションなどの購入であったり、校外学習用のバス代に活用しております。
また、学習保障の面では、Webカメラやキーボードといった教育活動を継続するための資機材に活用している状況になっております。
また、今年度令和4年度につきましても同様に総額9,945万円ほどの交付を予定しております。
続きまして、児童生徒の感染状況と学習の遅れへの対応についてです。
令和3年度は学校行事の削減によりまして、標準実数を超える学校、学年がありました。また、超えていない学校、学年においてもおおむね90パーセントを超える見込みであります。
また、各学校におきましては、感染症対策を講じた上で工夫した学習内容を実施しており、学習指導要領に定める内容を効果的に指導しているところです。このほか、感染症の不安等から登校できない児童生徒であったり、不登校児童生徒も含めた対応としまして、プリント学習、学習動画だけでなく、オンライン授業を実施するなど学びの保証をしっかりできるように努めております。
次に、タブレットの使用状況についてです。全小中学校において、1人1台端末の導入が完了しております。活用に向けましては、文科省が示すStep1から3だけでなく、その前段階としまして、まずは使ってみる・なれることを目標とし、Step0を設定しています。日常的な活用から教科での活用までの段階的な経験を重ね、ICT活用を習慣化することで、学習基盤となる情報活用能力の育成に努めております。
また、IT教育支援アドバイザーであったり、GIGAスクールサポーターを各校に配置することで効果的な活用にも努めています。現在、各学校では、IT教育支援アドバイザーの支援を受けながら日常的な活用を進めていますが、コロナ禍におけるオンライン授業の実施や家庭での実施等で日常的に端末を持ち帰ることも進んでおります。こういったものにつきましては、今後の課題もありますのでしっかりと検討していきたいと考えております。
最後に、教職員の多忙化の状況と改善についてです。昨年度令和3年度は、コロナ禍における各学校の働き方改革を調査いたしました。様々な学校行事や部活動等が実施することができず、結果としまして働き方改革につながったということが分かっています。この結果は在校時間に表れておりまして、令和3年6月時点で小学校教諭では県内平均同等、中学校教諭では県平均よりも良い結果となっております。学校においては、単に、コロナのために実施できないという段階から一歩進め、学校教育目標の実施のために、本当に必要な教育活動を検討し直すといった動きも広がってきています。
また、コロナ禍における以前のような教職員のコミュニケーション、そういった場が減少していることも明らかになっております。学校においては、会話が生まれる場を意図的に設定するなどして、職員集団の士気を高めるといった工夫も重ねているところです。
生涯学習部長
最後にオの「令和3年度事業実施状況について」を、担当所属長から御報告申し上げます。
生涯学習課長
それでは、柏市青少年センターの利用状況について御報告申し上げます。
令和3年度の青少年センターの利用者合計数は37,371人となっております。この数字は、前年度と比べて11,865人の増であり、この増加については、新型コロナウイルスにより昨年度は年度当初からしばらくの間、会議室とか体育館などにおいて使用を禁止していたところ、令和3年度は当初から制限を緩和したことにより増加に転じたものです。
中央公民館長
令和3年度中央公民館利用状況につきまして、御報告申し上げます。
開館日数につきましては、令和2年度に耐震補強及び大規模改修の工事に伴う休館が終わりまして、令和3年度が回収後初めての1年間を通しての開館となっております。利用件数の合計は、353日の開館の合計で6,542件、利用人数の合計は、60,601人となっております。
令和2年度につきまして令和3年の1月中旬まで耐震補強及び大規模改修工事のために休館していたため、それ以降の約3か月弱の数字となっております。ちなみに休館前の平成30年度と比較しますと、同月の比較で利用件数におきましては、約8割、利用人数におきましては、約5割弱にとどまっております。これは、2回の緊急事態宣言及び3回のまん延防止等重点措置による夜間の貸出しの制限及び定員の半数制限などにより、利用できるコマ数や定員が少なくなったこと、また、高齢者を始めとした御利用者の方々に、不要不急の外出等を避け活動を自粛する傾向が高まったためと推測しております。
文化課長
続きまして、(ウ)、(エ)、(オ)の3点について御報告申し上げます。
まず、(ウ)の柏市郷土資料展示室利用状況でございます。昨年度の見学者数の合計が4,099名ということで、令和2年度よりは若干増えておりますが、まだコロナ前の状況には至っていないという状況でございます。企画展示につきましては、昨年度4件の企画展を実施しております。
続きまして、(エ)の旧手賀教会堂見学者数でございます。昨年4月にリニューアルオープンをしました旧手賀教会堂でございますが、昨年度の1年間の実績としまして、3,331名の見学がありました。改修前は、土日のみの公開でしたので、実質月曜休館以外は通年開館になっておりますので、開館日数が増えております。ちなみに土日休日では、大体20名前後、平日につきましては、10名程度の来館者がいらっしゃる状況でございます。
続きまして、(オ)の柏市民ギャラリー利用状況でございます。こちらにつきましてもコロナの影響でかなり利用が制限されているのが昨年度の実情でございます。件数としましては、入場者数の欄の合計35,912名になります。令和2年度よりはやはり増えてございますが、まだ稼働率を見ると、やはり春先又は年末年始の頃が感染状況に合わせまして利用者が減っているという状況でございます。まだ完全には、コロナ前の状況には至らないという状況になっております。
図書館長
続きまして、(カ)の図書貸出状況について御報告申し上げます。
令和3年度の図書貸出状況ですが、一般書の貸出総数は、101万3,193冊、児童書の貸出総数は79万9,971冊、合計で181万3、164冊でした。令和2年度が総数136万7,400冊でしたので、前年度比44万5,764冊、約32パーセントの増加となっております。貸出冊数の傾向ですが、令和2年度は新型コロナウイルス感染症対策のため5月26日まで全館臨時休館をしたことにより、例年より貸出冊数が大きく減少いたしましたが、令和3年度は、今までどおり例年並みに回復していると捉えております。
指導課長
続きまして、(キ)の要請訪問の状況について御報告申し上げます。
令和3年度は、コロナ禍により混乱した令和2年度までと比較して徐々に学校行事等が復活してきました。研修においても授業改善のための研究授業が増え、要請訪問件数が増加いたしました。実施した各学校においては、密を避けるため工夫して研修をしております。体育館での実施や二部制での実施、オンラインと実際の参加を組み合わせたハイブリッド式の授業参観など、それぞれ状況に応じて実施されました。学校で対面式で行う通常の研修会も増えてきました。増加している他の欄には、算数プロジェクトに関連する教育研究所指導主事の定期訪問、児童生徒課特別支援教育担当の巡回指導、指導課を中心とするパーソナルサポートによるものです。各学校でのケース会議の増加、若年層を主とする担任からの個人的な相談、GIGAスクールにおける端末活用研修の要請等、パーソナルサポートでの要請も増加しております。
児童生徒課長
続きまして、(ク)の学校安全に関して、令和3年度交通事故、不審者被害通報等件数について御報告申し上げます。
まず、児童生徒の交通事故件数につきましては、小学校39件、中学校が11件の合計50件となっております。前年度から16件減となりました。
また、自転車に関する事故も11件減となりました。引き続き児童生徒の交通安全に関する意識の高揚を図るとともに、具体的な場面を想定した交通安全指導を実践してまいります。
次に、不審者等被害通報件数につきましては、小学校が69件、中学校が25件の合計93件となっております。前年度から2件増でございますが、重大被害の報告はございません。
次に、侵入器物破損事案等件数でございますが、小学校1件、中学校は0件であり、前年度から2件減となっております。こちらも重大案件の報告はございません。
次に、交通事故以外の児童生徒校内外事故件数でございますが、小学校21件、中学校12件の合計33件で、前年度から8件減となっております。なお、命に関わるような重大な事故は発生しておりません。
続きまして、(ケ)の令和3年度教育相談実施状況について御報告申し上げます。
まず、教育支援室のカウンセラーによる教育相談の件数ですが、電話相談が653件、来室相談が1,035件の合計1,688件でございました。相談内容で最も多いものは、不登校、自分の性格に関すること、学業、集団不適応となっており例年と同様の傾向となっております。
不登校支援機関であるきぼうの園、学習相談室における相談件数は電話相談が1,731件、来室相談が780件、家庭訪問が705件の合計3,216件でございました。令和2年度と比べますと来室相談は減少しておりますが、電話相談、家庭訪問が増加しております。学校種別に見ると、中学校において昨年度より電話や来室による相談は減少しましたが、小学校においては、全ての相談形態が前年度より増加しました。
次に、就学相談に関しましては、合計1,801件で、令和2年度よりも305件増加しております。新規の件数も314件となりこちらも前年度より55件増加しております。
次に、特別支援巡回相談件数ですが、合計438件で前年度より84件増加しております。指導主事による巡回が多くなっております。
続きまして、(コ)の少年補導センターの活動状況について御報告申し上げます。
少年相談につきましては、前年度より26件相談件数が増加しました。相談者別では、本人から又は本人への対応についての相談が最も多くなっております。また、相談内容は非行、家庭・親子生活、不登校に関するものが多く占めております。
次に、やまびこ電話相談の状況です。相談件数は、前年度より57件減となっております。10月以降の減少が見られます。相談者別に見ますと、男子からは性に関する相談が95件と多くあり、女子からは、不登校の相談が多くありました。
続きまして、匿名報告相談アプリSTOPitの相談状況です。
相談件数は101件で前年度より23件減少しました。相談内容は友人関係やいじめに関すること、また教職員に関する内容もありました。なお、STOPitは、令和4年度からスタンドバイと名称が変更されました。機能については、従来のとおりでございます。
最後にサイバーパトロールの実施状況に関してですが、不適切な書き込み等により学校に通報した件数レベル3でございますけれども、3件ございました。今後も引き続き学校と連携し、重大事案発生の未然防止に努めてまいります。
生涯学習部長
教育長報告は、以上でございます。
田牧教育長
まず初めに、アの「市議会令和4年第1回定例会について」に、御質問がありましたらお願いをします。
深田委員
(仮称)柏市子ども家庭総合支援センターについてお聞きしたいのですけれども、法の切れ目である18歳への支援というのはどのような形で考えていらっしゃるのかをお聞きしたいです。
生涯学習課長
18歳以降の支援につきましては、高齢者とか障害者、子どもなど、専門的に支援制度が整えられてきた部分と比較しまして、本市では直接的な相談窓口とか、支援の仕組みが充実はしておりません。このため支援の手が行き届きにくい部分であると認識をしております。このようなことから福祉部門で政策を行う部署において、今年度若者を含めたニートとか引き籠もりの数などを含めた調査を行うとのことであり、この調査結果に基づきまして重層的支援体制整備事業として各専門機関がスクラムを組んで相談から課題解決に向けた必要な一連の支援を行っていく体制整備を行うと聞いております。私ども生涯学習部としましても、(仮称)柏市子ども家庭総合支援センターの設置に合わせまして、また千葉県青少年総合プラン等とも整合性を図りながら、柏市の実態に即した居場所づくりなどの事業を進めていきたいと考えております。
深田委員
せっかくこういったセンターができるということなので、幅広い支援を行っていっていただきたいと思います。
氏田委員
(4)の教員不足について聞かせていただきたいと思います。
この年度初めに当たり、柏市、今2,000人以上の職員がいるかと思いますが、産休、育休、病休又は定数内欠補はどの程度あるものなのでしょうか。
教職員課長
4月1日時点で、産育補なのですけれども、柏市で合計89名となっており、8名未配置となっております。定数内欠補ですが、小中合わせまして72名の講師が配置されております。なお、4月1日時点で講師等の未配置は小学校で25名、中学校で7名という状況になっております。
氏田委員
自分が考えるよりも多いかなという感じを受けます。というのは、産休、育休、病休又は定数内欠補を全部合わせると約90名、職員数が2,000名を考えると大体0.5パーセント程度の数がまだ足りていないという認識です。これは、本当に人事を担当される方は、本当に御苦労なことですけれども、私は、構造的な問題があるかなというふうに1つ思っております。それはどういうことかというと、平成の半ば辺りに教員の採用が非常に減った。多分ここら辺で0だったときがあると記憶しています。そういうことが、今の年代の学校の中における職員のアンバランスさを生んでいるのかなというのが1つ。それから国の施策が35人学級の導入がされて、あと教科担任制とかいろいろ教育施策が変わってきているにも関わらず、なかなか教員数が増えていかないと言ったらおかしいですけど、財源がない、財源がきちんと取られていないのかなというのをすごく感じます。
あともう1つが、特別支援学級の増加、これは、本当に私たちが考えるよりもはるかに多くなってきているのかなというふうに思います。学級数は今年20幾つ増になっていたかと思うのですけれども、これの大半は、多分特別支援学級なのかなというふうな感じを受けております。そうした中を考えると、やっぱり本当に柏市だけでこれは解決できることではなく、県全体、それから国全体の問題なのかと思っています。ただ、やっぱり一番影響を受けるのは、子ども自身だと思いますので、やはり本当にまだ小学校で25名、中学校で7名の数が足りていないということは、多分学校の中で教頭先生なり、教務の先生たちが本当に御苦労なさっているのだろうと思いますので、一番は、子どもに直接関わる教育の低下がないようにしていただければと思います。
それから、2つ目、(キ)の要請訪問についてお聞きしたいと思います。要請訪問の状況、私は、この本当にコロナ禍にあって、これほど伸びているというのは本当にすごいなと。学校現場の魅力が本当に表れていると感じました。ただ、この教科領域のほかというところの状況、これは先ほど話がありましたが算数プロジェクトによる定期訪問とか、パーソナルサポート、あるいは特別支援教育の巡回指導を含むというふうにありましたけれども、これと算数、数学の要請訪問、それから、特別支援の要請訪問はどこが異なるのでしょうか。教えていただきたいと思います。
教育研究所長
算数、数学の要請訪問とは異なり、算数プロジェクトは算数科授業力向上授業の通称となっております。これは、学力・学習状況調査の結果を基に、算数科におけるつまずき解消を目指した授業改善に学校と教育委員会とで取り組んでいる事業となります。対象の全14校には、構内研修会で要請があった場合だけでなく、教育研究所指導主事2名及び教育専門アドバイザー1名が定期的に訪問を行い、授業づくりの支援を継続的に行っているものとなっております。というわけで要請訪問とは少し異なった取組をしております。
氏田委員
ということは、算数、数学の小学校の131、中学校の31というのは、学校から要請があった数でよろしいのですか。
指導課長
おっしゃるとおりです。
氏田委員
あと、特別支援教育の巡回指導の小学校の241、中学校の26も先ほどと同じ考えで要請があった数がこちらに書いてあって、他というのが教育委員会からも随時行くというものなのですか。
指導課長
おっしゃるとおりです。要請として巡回指導で個別の指導、子どもたちの対応についての指導等、あるいは特別支援自体の全体研修みたいな形でやるというパターン等、幾つかそういうパターンがあって、その数がそういう形になっているということです。
氏田委員
分かりました。これは分ける必要があるのかなと、単純にそう思った次第です。
教育の向上というのは、一つには教員の資質の向上があるかと思いますので、こういう要請訪問は本当に大切にしていきたいところだと思います。
それから、最後に、(ケ)の教育相談実施状況の相談内容についてなのですが、この内容を見ますと小学校の不登校が非常に多くなってきているという感じを受けます。昨年度の資料を見ましたら、昨年度は小学校は149だったかと思います。今年256という数は、非常に多くなってきているかなというのを思うのですけれども、小学校の不登校相談の学年による違いというものがあるものなのでしょうか。6学年あるので、低中高の違いというのはあるのか教えていただければと思います。
児童生徒課長
今、小学校の不登校が非常に増えてきているということで、我々も危機感を持って対応しているところでございます。学年が上がると、やはり増えていく傾向にございます。特にどの学年が多いとかそういったことはございません。例えば、こちらに今回お示しした数というのは、相談の件数ですのでやはり不登校の始まった、例えば低学年で始まればそこから相談に入るわけですし、3年生になって不登校になってしまった親御さんは、そこの段階から相談に入るわけでございますので、特に学年によって傾向があるとかということはございませんけれども、それぞれ背景だったり現状が違いますので、一人一人しっかりとアセスメントをして個別に対応していくということを心掛けています。
氏田委員
いわゆる義務教育の初めの段階で不登校なりを経験するお子さん、これから自分の教育を考えたときに非常に大変なのではないかなというのを危惧します。今、学年が上がるにつれて相談件数という話もありましたので、低学年が多いという形ではないのだなという感じは受けますけれども、やはり、一人一人に寄り添った対応をしていかないと難しいのかなという感じを受けております。もし、その背景と対策をこれからどうしていくか教えてください。
児童生徒課長
基本的に、学校復帰を前提とするという考え方は、もう現在はしておりません。その子に合った居場所をしっかりと提供していく。これを基本として今年度に関しますと、中学校に関しては個別の支援教員を全中学校に配置をしました。不登校にはカウントされていませんけれども、教室に行けない子たちに対して、別室を用意するといったようなこと。また、学習相談室やきぼうの園、教育支援室等を使いながらその子に合った学習のケアであったりメンタルのケアであったり、そういったことを個別に対応していくということを心掛けていきたいと考えております。
氏田委員
やはり子どもは未来だと思いますので、一人一人の学びをしっかり保証していっていただければ有り難いと思います。
田牧教育長
質問につきましては、各項目のア、イ、ウ、エ、オと順番に区切っておりますので、その項目のところで御質問をしていただけると助かります。ほかにアのところで、御質問ありますか。よろしいでしょうか。
深田委員
ヤングケアラーのことについて感想というか意見なのですけれども、発達段階を考慮しながら適切な方法を検討していくとあるのですけれども、なかなか外からの発見には限界があると思います。家庭内のことはなかなか外からは見えづらくて、お手伝いの一環としてやっていたことが結果的にヤングケアラーになっていたということが多分たくさんある、これから見つかってくると思うのですけれども、児童と生徒が自分自身を守っていかなければならないような指導方法をしていっていただきたいなと思います。
田牧教育長
ほかにアにつきまして御質問ありますか。
深田委員
給食関係についてなのですけれども、配膳方法を配膳の写真付きの配膳方法をしている学校があるかと思うのですけれども、そういった学校は全校で行っているのか、それともそうではないのか、どの程度の学校が写真付きの配膳方法を行っているのかお聞きしたいのですけれども。
学校保健課長
そもそもが、この議会のときに答弁いたしました配膳方法写真付きというのは、センターでの実施校になります。自校方式ですと、サンプルを各フロアに約1か所ずつ、学年によってよそう量も違いますけれども、沼南地区の給食センターからは、そういったものがこれまでなかったので、要は目分量として分かりづらいだろうということがありました。ただ、サンプル自体も作ってしまうと廃棄しなければいけなくなってしまうということもありまして、センターとしましては、新たにそれを作るに当たって、本当に実物が良いのかどうか今検討しています。ただ、そうした中でも何かしら目安をつけていかないとということで、今回写真付きの盛り付けのコツというものをセンターのほうで作成して、これを各学校に全部配りましたので、沼南地区の学校については、全てそれが行き渡ってそれに基づいてチャレンジしていただいているという状況にあります。
深田委員
1食分の摂取する量が一目で分かると子どもたちに分かりやすいので、食育のためにも、自分がどの程度の量を食べなければならないのかというのも分かりますので、できれば全校にそういったことを学んでいってほしいと思います。
生理用品の配布についてお聞きしたいのですけれども、実際に利用した生徒はどの程度いたのか教えていただけますでしょうか。
学校保健課長
生理用品なのですけれども、これまで学校で配布したのは、保健室ということが前提でやってきていました。対面で悩みごと、相談ごとを受けながらというところです。昨年度は、5月末から保健室での配布をしておりまして、3月末までにこれは延べ人数になりますけれども、全体で819人の方が利用されています。
深田委員
恥ずかしいとかそういうことがなく、きちんと必要なところに行きわたるような配慮をこれからも続けていっていただきたいと思います。
学校保健課長
補足申し上げます。3月末に各学校には通知したのですけれども、この1学期スタートに当たりまして、今申し上げたように今まで保健室で配っておりました。これは、相談ごとを把握するという意味でも今後とも続けてまいります。そのほかにやはりもらいづらいという方が必ず一定数いると思います。そういった方への配慮も必要だと教育委員会としては判断しまして、この4月から各学校のトイレ、これは個室にするのか、トイレに入った洗面台の周りにするのかというのは各学校の使い方によって選んでいただくのですが、各学年のトイレ1か所以上ということで、小学4年生以上の女子トイレに生理用品の配置を今行っているところです。ですので、ゴールデンウィークにもうすぐ入りますので、学校に確認はしますが、全校のトイレに生理用品が置かれているという状況になっていると思います。
田牧教育長
続いて、イの「教育委員会事務局及び教育機関の職員数について」に、御質問がありましたらお願いをします。
続いて、ウの「児童生徒数及び教職員数について」に、御質問がありましたらお願いをします。
森委員
前年度の全体同期の教職員の数が減っている部分があるのですが、特に小学校が10名減になっています。これについては、どういう理由で減になっているのかということと、その職員数の減により問題等は生じていないのかということをお伺いしたいと思います。
教職員課長
先ほども少しお答えしたのですけれども、我々も県教委に強く要望はしているのですけれども、なかなか講師、小学校の場合は担任も未配置になっているというような正直現状でございます。会計年度職員で教員免許を持っている者に配置替え等も当たっているのですけれども、なかなか現状では全てがうまくいっていないというところが正直なところでございます。
森委員
特に大きな問題は大丈夫そうですかね。これは、教諭というのは、職員の数がということですよね。事務職の方だと思うのですが、事務処理等で問題が、学級数とか増えている中で減になっているので、生じていないのかその辺りはどうでしょうか。
教職員課長
教頭、教務主任が担任等を代替でやっておりますので、全く支障がないと言えばうそになると思います。
田牧教育長
続いて、エの「学校における新型コロナウイルス感染症への対応について」に、御質問がありましたらお願いをします。
森委員
コロナウイルスの対策というよりも、タブレットの使用状況と、職員の多忙化の状況と改善についてということで、最近ニュースで見たことを交えて御質問をさせていただきたいと思います。
1点目がタブレットの使用状況について、1人1台端末の導入は完了しているということで、すごく進んでいるなとは思うのですが、日本全体の実態として児童生徒が目的外閲覧とかゲームをする児童生徒がいるということが紹介されていました。なかなか30人以上いると指導がうまく行き届かないというような場面もあったようですので、柏市内においては、そういった問題は起きていないのかということをお伺いしたいと思います。
2点目が、職員の多忙化の状況について、勤務時間等について調査を行っていただいていると思いますが、勤務時間を管理職から過少申告をするよう推奨されている職員がいるというような実態もニュースで報告されていたのを目にしました。そういうような実態があるのかどうかお伺いしたいと思います。
指導課長
タブレットの件です。柏市内で授業を無視していると、目的外で使用しているという声は実際には上がってきておりません。ただ、そのようなことがあった場合には、その都度指導するようにはしております。休み時間等で見ている可能性はありますので原則学習活動で使うということがルールとしてはありますことから、引き続き指導していきたいと思っております。
教職員課長
勤務時間についてですけれども、各学校に土日も含めてきちんと入力するように指導をしておりますので、私も昨日そのテレビは見たのですけれども、そのようなことは柏市では行われていないと信じております。
森委員
私も信じたいところではありますが、あってはならないことでございますので、今後調査を行うときには、そんなことがないようにということを確認していただければと思います。
深田委員
同じような質問になってしまうかもしれないのですけれども、この在校等時間についてなのですけれども、県の平均というのはどの程度になるのかその基準が分からないので、教えてください。
教職員課長
昨年度11月に県で平均をまとめているのですけれども、小学校で45時間25分、中学校で59時間4分となっております。柏市は、小学校で46時間58分、中学校で54時間31分となっております。
深田委員
決して少なくはないと思います。県の平均が必ずしも正しいわけではないと思いますので、その辺のところを県の平均を基準にするのかというのも少し考えていただきたいなと思います。
氏田委員
先ほどのこのワクチン接種について、説明を聞いておりましたら、学校職員の1回目、2回目のワクチン接種がこのところで1,000人という話でしたが、これは、8月21日、22日に受けた職員が1,000人という理解でよろしいのですか。それとも職員が2,000人超いると思うのですが、この人たちは、未接種ということはないということでよろしいのでしょうか。
学校保健課長
まず、児童生徒も職員もそうなのですが、接種したかどうかという確認は、やはり差別であったりとかそういったものということで聞けない状況にあります。ただ、肌感覚としましては、大半の方は受けているかなというふうに考えています。今の数字のことなのですけれども、それは8月末から9月にかけての時点で、あの頃はなかなか皆様接種をしたくても予約が取れなかったというところと、先生方ですと、柏市民だけではありませんので、意外と柏市外の方のほうが周辺を見ていると接種が早かったかなと思っています。そうした中で、この2日間の日程で接種ができる方という方が両日合わせて実際には、1,000人を超える方々が、この日程で接種をしたということになります。それ以外は、個別に受診して接種をいただいているという状況になります。
氏田委員
分かりました。
田牧教育長
続いて、オの「令和3年度事業実施状況について」に、御質問がありましたらお願いをします。
森委員
オの中にある児童生徒の交通事故(ク)のことについてですが、こちらには、市立高校のことが触れられていないのですが、市立高校においては、昨年度事故等は特になかったのでしょうか。あれば、教えていただきたいと思います。
市立柏高等学校長
自転車と車の接触等の事故が数件ございました。すみません。正確な数字が今手元にございませんので、件数として申し上げられませんが、複数、自転車と車の接触による事故はございました。ただ、生徒が大きなけがをするということはございませんでした。
森委員
ほかの調査で、ほとんどが小中高と出していただいていると思うのですが、一部高校が出ていないというケースが見受けられますので、ほかの調査において分かる範囲で結構ですので、やはり市立の学校ですので、実態が分かるように報告を是非お願いしたいと思います。よろしくお願いします。
田牧教育長
教育長報告は、以上で終わりになります。
生涯学習部長
議案第1号は、柏市文化財保護委員会委員の委嘱についてでございます。委員の任期満了に伴い、新たに委員を委嘱しようとするものです。
詳細につきましては、文化課長から御説明申し上げます。
文化課長
柏市文化財保護委員会は、柏市文化財保護条例に基づく附属機関で文化財の保存及び活用に関し、教育委員会の諮問に応え、又は意見を具申し、これらに必要な調査を行う機関となります。
委員の数は、15人以内で、文化財に関する学識経験を有する者の中から教育委員会が委嘱することとなっております。
今回9人の委員の委嘱を予定してございます。全て学識経験者であり、再任の委員となっております。
任期は、令和4年5月1日から令和6年4月30日までの2年間です。
以上、御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。
森委員
これは再任が6回というのが最高ですけれども、特に、委嘱する場合の規定の中に再任は何回までという制限はないのでしょうか。
文化課長
再任は審議会の規定の中で3回までという形で柏市の規定として決まっておりますが、特にこの文化財保護委員につきましては、文化財の指定等、極めて専門性の高い職域に対しての知見をお願いする委員になっておりますので、それに合わせる形で人選を行っている都合上、かなり偏ったというとおかしいのですが、極めて限定的な分野での委嘱という形を取らせていただきます。
また、今回全委員再任となっておりますが、現在柏市で文化財の保存活用地域計画を策定中でございまして、これが今年度中の策定完了を目指してございます。この計画策定に当たりまして継続的に関わっていただくという趣旨もありまして、今回は、回数の多い委員が3名いらっしゃいますが、その点を踏まえてこの形で委嘱をお願いするということを考えてございます。
全員賛成可決
学校教育部長
議案第2号は、柏市教育支援委員会委員の任期満了に伴い、新たに委員を委嘱したいので提案するものでございます。
詳細につきましては、児童生徒課長から御説明申し上げます。
児童生徒課長
柏市教育支援委員会は、柏市附属機関設置条例に基づく附属機関で、障害等のある児童生徒等の適切な就学についての審査及び判定並びに継続的な教育の支援についての助言に関する事務を行う機関です。
委員の数は、14名以内で、学識経験者、医師、千葉県立特別支援学校の教育職員、市立小学校及び市立中学校の教育職員並びに児童福祉施設等の職員の中から教育委員会が委嘱することとされています。
委嘱する委員は14人のうち、医師及び学識経験者はそれぞれ2人で全て再任の委員となります。千葉県立特別支援学校及び市立小中学校の教育職員は、9人で、再任が2人、新任が7人となります。児童福祉施設等の関係機関の職員は1人で、新任の委員となります。このたび委嘱しようとする委員につきましては、医師会や校長会など各団体からの推薦を受けての委嘱となります。特別支援学校につきましては、教頭をもって委員として委嘱するものです。
任期は令和4年5月1日から令和6年4月30日までとなります。
以上、御審議のほど、よろしくお願いいたします。
なし
全員賛成可決
学校教育部長
議案第3号は、柏市少年補導センター運営協議会委員に欠員が生じたため、後任者として新たに委員を委嘱したいので提案するものでございます。
詳細につきましては、少年補導センター所長から御説明申し上げます。
少年補導センター所長
柏市少年補導センター運営協議会は、柏市少年補導センターの適切な運営を図るため、柏市少年補導センター設置条例に基づき設置された附属機関となります。
委員の定数は15人で関係機関及び関係団体の代表者並びに少年の補導に関し学識経験のある者の内から教育委員会が委嘱することとなっております。
今回、補欠委員として委嘱する委員は2名でその内訳は、関係機関の代表者が1名、関係団体の代表者が1名です。
任期は前任者の在任期間で令和4年5月1日から令和5年4月30日までとなります。
以上、御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。
なし
全員賛成可決
次回定例会予定
教育委員会令和4年第5回定例会
日時:令和4年5月26日木曜日
開会:午後1時30分
場所:沼南庁舎501会議室
(来月の行事予定表の26日木曜日の予定において、「教育委員会定例会(沼南庁舎501会議室)10時00分~」を「田中小学校訪問 午前、教育委員会定例会(沼南庁舎501会議室) 13時30分~」に教育長により訂正した。)
田牧教育長
続いて、来月の行事予定についてお願いします。
生涯学習部長
郷土資料展示室でただ今開催中のセリザワブルーのパンフレット、連休明けでございますが、5月14日に旧吉田家住宅で開催予定の土間コンサート、今回はジャズピアノのコンサートの御案内をさせていただいておりますので、是非お誘い合わせの上御来場いただければと思います。
学校教育部長
学校教育部からは、5月の行事予定から2件詳細について御説明いたします。
初めに指導課長から、続きまして児童生徒課長という順で御説明申し上げます。
指導課長
新刊展示会について御説明いたします。
5月24日月曜日から5月26日水曜日までの平日の3日間、各曜日事前予約による完全入替え制で人数を限定してひまわりプラザ沼南近隣センターで開催いたします。過去の図書購入計画作成のための情報提供の場とするため、今年度の新刊本や課題図書、学校図書館指導員のお勧め本等、約6,000冊を展示する予定です。
閲覧者としては、主に管理職及び司書教諭を始めとする教職員や学校図書館指導員を想定しております。
児童生徒課長
5月23日14時30分から柏市沼南庁舎5階大会議室におきまして、いじめ問題対策連絡協議会を開催する予定でございます。本協議会は、平成26年に設置していじめ防止等に関する関係機関及び団体の連携を図り解消に向けた取組を推進するという目的に基づいて行われるものです。
委員については、学校、教育委員会、児童相談所、地方法務局、警察、人権擁護委員、医師、弁護士、教育に関する学識経験者、それぞれの関係者を委員とし、今年度も年間3回実施を予定しております。第1回の内容については、柏市学校警察連絡協議会が実施した生活実態調査について、また令和3年度末のいじめの状況と未然防止、早期発見の取組について、また、平成30年に発生した高校生の転落事案についての報告及び協議となっております。
田牧教育長
月間行事予定について、何か御質問等ございますでしょうか。
そのほかに何かございますか。
田牧教育長
それでは以上をもちまして、全ての日程を終了といたします。
閉会とします。
ありがとうございました。
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