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更新日2022年5月31日
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令和4年3月25日(金曜日)
沼南庁舎501会議室(沼南庁舎5階)
教育長 河嶌 貞
教育長職務代理者 牧田 謙太郎
委員 森 秀夫
委員 氏田 青津子
生涯学習部長 宮島 浩二
教育総務課長 新井 賢蔵
学校教育部長 須藤 昌英
学校教育部理事 後藤 義明
学校教育課長 松澤 元
学校財務室長 関根 江里子
教職員課長 三浦 邦彦
教職員課統括リーダー 桑原 市郎
学校施設課長 浅野 晃
指導課長 並木 孝樹
児童生徒課長兼少年補導センター所長 藤崎 英明
教育総務課統括リーダー 浦上 義史
教育総務課副主幹 佐藤 香
教育総務課主査 関谷 正行
河嶌教育長
傍聴の確認を行います。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項の規定により、会議は原則公開となっています。
本日は、傍聴希望者がおりませんので、柏市教育委員会会議傍聴規則第1条の2第2項の規定に基づき報告いたします。
河嶌教育長
ただいまから教育委員会令和4年第3回定例会を開会いたします。
令和4年第2回定例会会議録について全委員異議なく承認した。
学校教育部長
教育長報告は、全部で5件ございます。
まず初めに、ア「令和3年度学校予算の執行状況について」を御報告申し上げます。
学校財務室長
私からは、アの令和3年度学校予算の執行状況調査について御説明申し上げます。
柏市立小中学校63校を対象に、学校予算の執行状況調査を実施いたしました。これは、学校の予算執行、財務事務が適正に行われているかを調査し、指導及び改善を図るため、毎年実施しているものです。
1の調査期間及び方法について、令和4年1月から2月上旬まで、教頭先生に来庁していただき、対面による調査を実施いたしました。まん延防止等重点措置の適用後については、一部書面での調査となりました。
2の調査項目(1)について、今年度購入した備品の備品台帳システムへの登録状況、(2)について、学校運営費補助金(通常分・コロナ分)の帳簿等の点検を行いました。
3の調査結果(1)について、指摘事項有りが1校でございます。指摘理由としましては、長期(8か月以上)立替払及び支払元確認ミスということです。(2)について、注意事項有りとして、8校注意事項が該当しました。指摘に相当いたしますが、注意にとどめたものでございます。注意理由としましては、長期(6か月以上)の立替払を行っていたものです。
4の調査後の対応について、各学校長宛てに調査結果を通知し、指摘事項有りの学校については改善状況を文書で報告するよう求めました。
学校教育部長
続きまして、イとウにつきましては、市立柏高等学校第三次教育計画の策定及び令和4年度の入学者選抜について、教職員課長から御報告申し上げます。
教職員課長
市立柏高校に関わる2点について御報告いたします。
初めは、第三次教育計画の策定についてです。平成30年から策定に向けて検討を重ねてまいりました市立柏高等学校における第三次の教育計画がこのたび策定されましたので、御報告いたします。
今回の改訂は、平成20年に第二次教育計画を策定して以来のものとなっております。資料は2冊あり、1つは本編である第三次柏市立柏高等学校教育計画書、もう一つが附属資料である柏市立柏高等学校第三次教育計画書詳細資料集でございます。
今回の計画策定は、全体として第二次教育計画で実施した内容に新たな取組を加え、イチカシの教育をバージョンアップするものです。第三次での重点施策は3つございます。資料本編の5ページから6ページまでに記載されていますが、1点目は、地域と連携したキャリア教育の推進、2点目は教育環境の充実、特に高校版GIGAスクールともいえるICT教育の推進、そして、3点目は部活動の地域連携でございます。
なお、これらの具体的な取組につきましては、詳細資料集の2ページ以降で説明していますので、後ほど御確認いただければと思います。
今後も定期的に改善を行いながら、イチカシが5年後、10年後にも選ばれる学校であり続けるよう教育内容の充実に努めてまいります。
続いて、市立柏高校の令和4年度入学者選抜について御説明いたします。
初めに、今年度の入学者選抜で、追検査の英語の時間に、リスニング用の機器が故障して、試験が中断するという事故がございました。教育委員の皆様にも御心配をおかけいたしました。おわび申し上げます。
さて、今年の一般入学者選抜は、本検査が2月24日木曜日及び25日金曜日に新型コロナウイルスの感染者、濃厚接触者等に対応した追検査が3月3日木曜日に行われております。本検査、追検査ともに県立高校と同様に実施いたしました。
なお、本検査と追検査では、試験実施時間や内容に違いはございませんが、追検査では2日分の内容を1日で実施しております。両検査を合わせて、志願者は、普通科295名で、倍率1.05倍。スポーツ科学科は43名、1.08倍で定員を満たしました。
入学許可候補者すなわち合格者は、3月7日月曜日に発表いたしました。許可候補者数については、近年、県教育委員会から募集定員の重視、すなわち合格者を定員以上に出さないことを強く求められており、今年度も定員どおりの合格者数となっております。
昨年度は公立高校の入試が1回になり、また、私立高校への助成額が増えたことなどが、公立高校への強い逆風となり、イチカシも大幅な定員割れとなりました。そのような環境は今年も変わっていませんが、職員が一丸となって生徒募集に努めた結果、今回は志願者が回復したところでございます。しかし、今後も第三次教育計画の実施等を通じて、教育内容の充実を図り、保護者からも中学生からも選ばれる学校であり続けるよう教育委員会も支援していきたいと考えております。
学校教育部長
続きまして、エの令和4年度の主要な工事予定につきまして、学校施設課長から御報告申し上げます。
学校施設課長
令和4年度の主要な工事の予定について御説明します。
令和4年度は、小学校新築事業、校舎及び屋内運動場、長寿命化改良事業、校舎大規模改修事業及びトイレ改修事業などのほか、生涯学習部所管施設の工事についても実施してまいります。
まず、1の新設小学校建設事業につきましては、今年度既に着手している工事を継続して実施してまいります。この新設小学校では、柏たなか駅周辺の人口増が今後も見込まれることから、普通教室40教室、特別支援教室6教室を整備することとし、主体的、多様的で深い学びを実現するための環境として、広い教室の整備などを行います。
また、屋内運動場には、こどもルームと防災倉庫を併設し、施設の複合化も図っております。開校は、令和5年4月の予定です。
なお、外構工事につきましては、昨年秋の工事発注の入札が不調となり、予定していた1月に着手できなかったことから、工事の分割や工期の見直しを行いました。その結果、一部の工事が令和5年9月までかかることになってしまいましたが、開校時点では校舎、グラウンドの使用を可能とするとともに、引き続き児童の安全を大事に工事を進めてまいります。
次に、2の長寿命化改良事業(1)の田中小学校については、今月工事が完了した第一校舎の建替え工事に引き続き、老朽化した残りの校舎の長寿命化改良工事に着手します。校舎の長寿命化改良としては、昨年度完了した土小学校に続く市内2例目として、学習環境の充実や生活環境の改善を進めてまいります。
工事概要につきましては、参考にパンフレットをお配りさせていただいておりますので、御確認ください。
また、(2)の屋内運動場の長寿命化改良事業については、酒井根東小学校及び富勢中学校の工事を実施します。
次に、3の大規模改修事業の花野井小学校については、経年による機能の劣化が見られる外壁や屋上防水、給水設備の機能回復を実施し、併せてトイレ改修も実施します。
次に、4の(1)の柏第三小学校においては、教室不足対策工事として、既存校舎の改修工事を実施します。
以上の工事を含む令和4年度の工事予定は、資料7ページのとおりとなります。工事の実施に当たっては、工事着手前に学校と調整し、学校運営への影響を最小限に抑え、児童、生徒、教職員及び近隣の安全に配慮して進めてまいりたいと考えております。
学校教育部長
最後に、先日の第3回柏市いじめ問題対策連絡協議会につきまして、児童生徒課長から御報告申し上げます。
児童生徒課長
第3回柏市いじめ問題対策連絡協議会について御報告いたします。
いじめ防止対策推進法第14条第1項及び柏市いじめ問題対策連絡協議会条例に基づき、2月22日火曜日に第3回柏市いじめ問題対策連絡協議会を開催いたしました。
警察関係者、大学教授、医師、弁護士、臨床心理士等の専門家、人権擁護委員、教育委員、学校関係者が出席し、いじめ防止に向けての協議を行うとともに、連携の強化を図りました。
今回は、感染症対策として、対面又はオンラインのどちらかの形で委員の参加を求めました。
主な報告・協議内容としては、まず令和3年度2学期柏市いじめ状況調査の結果といじめ防止の取組について報告いたしました。
2学期末いじめの認知件数及び解消率、いじめの態様については、第1回の定例会でお示ししたものでございます。今年度のいじめ防止の取組については、資料のとおりでございますので、御参照ください。また、現在開発中の取組として、心の健康観察(シャボテン)がございます。これは、児童生徒が一人一台端末活用して、心身の状態を入力することで、自分の現状を可視化し、自分自身の心身の健康を自己管理することを目的としたシステムです。今年度10校で実証実験を行いました。令和4年度からは希望する学校に拡大していく予定です。
次に、柏市版人権教育プログラム(チェンジャーズ)でございます。これは、人権について義務教育9年間で系統的に学ぶことを目的とした漫画教材でございます。考え、議論する道徳の実践を通して、様々な人権問題について、子供たちが主体的に考えるものとなっております。大学及び企業と連携して開発しており、令和4年度中に導入の予定でございます。
続いて、ネットいじめ及びいじめ重大事態への対応について報告し、御意見を頂きました。ネットいじめについては、学校がネットいじめ、ネットトラブルを認知した際の対応の流れ、注意点をフロー図で示したものを、柏市少年補導センターで制作いたしました。令和4年度に教職員に配布する予定でございます。
次に、いじめ重大事態への対応についてです。
いじめ重大事態と学校が認知した際の対応、児童生徒の自殺・自殺企図が起きた場合の対応について、対応のフローと留意点を示したものを作成いたしました。令和4年度に管理職研修、生徒指導主任研修等で周知する予定でございます。
今後の対応としましては、いじめ状況調査にて未解消となっているいじめの追跡調査を実施いたします。
併せて、いじめ防止の取組として、いじめ防止授業・SOSの出し方教育、ネットモラル啓発等を継続実施してまいります。また、新型コロナウイルス感染、ワクチン接種の有無等、いじめや差別が発生しないよう継続して学校に指導をしてまいりたいと思います 。
学校教育部長
教育長報告は、以上でございます。
河嶌教育長
まず初めに、アの「令和3年度学校予算の執行状況調査について」に、御質問がありましたらお願いをいたします。
森委員
調査結果の中で、(1)と(2)の指摘、注意事項があったということですけども、なぜこのようなミスが起きているのかということをお伺いしたいです。
次に、今回、指摘された担当者が、昨年度同じような指摘をされているのか伺いたいと思いますので、よろしくお願いします。
学校財務室長
まず、1点目の長期立替払及び支払元確認ミスといたしましては、現金で支払をしますので、業者への支払について教頭先生がお金を立て替えて済ませてしまうと、一時的に完結したと思ってしまい、銀行にお金を下ろすことを失念していたというケースが非常に多くございます。また、新任の教頭先生又は他市からお見えになっている教頭先生などは、なかなかこのお金の扱いに慣れていないため、支払が遅くなり、自分が立替えをしたものをきちんと銀行でお金を下ろしてという業務に結びついていないところが理由かと思われます。
また、今回、指摘された担当者はということでございますが、昨年は指摘されていない学校が、今回指摘されております。
森委員
6か月以上と8か月以上ということで、多分その期間確認はされないのだと思うのですが、同じようなことを繰り返さないように、例えば夏過ぎであるとか、9月、10月ぐらいに1回ファクスなどで確認するようなことはできるのでしょうか。それとも、されていてもこのようなことが起きているのかお伺いしたいです。
学校財務課長
森委員が御指摘のとおり、学期ごとに現金出納簿や通帳の記帳などをしたものを提出していただくようお願いはしていなかったのですが、今後は学期ごとにそういったものを集め、私たちが確認するという作業を繰り返して、長期的な立替えを減らすことができるのではないかと考えております。
牧田委員
今の件に関連しまして、例えばカード決済であるとか、電子マネーとか、電子決済というのは学校の利用の場合でも可能なのでしょうか。私も自営で仕事をやっていますけども、自分で現金で払って領収書をやって後で帳簿をつけるというのはつい先延ばしになってしまうのですよね。それが電子決済とかカード払とかにすると、ほぼクレジットカードの明細がそのまま取引履歴にありますので、非常に楽になります。教頭先生の業務が非常に大変だということもありますので、現金を取り扱わない工夫がもしできればよいと思うのですけども、その辺は実際はどうですか。
学校財務室長
今牧田委員からありました電子決済などを利用できたらというお話ですけれども、行政側としては、電子決済などを今導入しておりませんので、伝票により現金を取り扱わないで、本市から直接振り込むということはできるのですが、補助金として現金を支給しているので、補助金を廃止するという動きがあれば、電子決済とかも伝票でお金をやりとりしないで済むのではないかと思われます。
牧田委員
なかなか一部が声を上げてもうまくいかないですが、電子決済することで、様々な横領事件や盗難事件なんていうのはかなり回避できると思いますし、そもそもコロナで電子決済が推奨されていますので、補助金も現金でなければ駄目だということはおそらくないでしょうから、学校現場の声を吸い上げて、国に地道に声を上げて何か改善できればなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
学校財務室長
改善の方向で考えてまいります。
氏田委員
森委員と牧田委員と本当に同じ私も思いをいたしました。毎年繰り返しの指摘があるということは、もしかしたら構造的な問題ではないかと思います。説明の中で新任の教頭や他市からの教頭が不慣れであるというような説明がありましたが、これからも続く問題であると思いますので、その改善策はありますか。
学校財務室長
今年度、昨年度と開催できていないのですが、新任の教頭先生の候補者研修というのが3月に実施されたことがあり、財務についても御説明させていただきました。補助金というのはこういう要綱になっているとか、そういった細かいことが説明できた年があり、これは非常に効果的であったと思いますので、そういった機会を年度の始めにできるとよいのかなと思っております。
氏田委員
こういうことは繰り返さないことがよいと思いますので、お願いしたいと思います。
河嶌教育長
続いて、イの「柏市立柏高等学校第三次教育計画の策定について」及びウの「令和4年度柏市立高等学校入学者選抜について」に、御質問がありましたらお願いをします。
森委員
イの1の概要イ(イ)の「イチカシ学力スタンダード」の策定について興味深いと思っていますが、どのような教材を使って、その評価はどのようにされる予定なのか、お伺いしたいと思います。
教職員課長
教材の評価につきましては、教科科目の特性によって大きく異なると思いますので、学校から5点ほどお示しさせていただきます。
1点目です。学校として全体の評価基準を提示いたしました。なお、今年度末の主任会議において、その基準に照らし合わせて説明責任を話すことのできるような評価を次年度行わなければならないことも全職員で共通理解をしているところでございます。
2点目、教材は従来どおり教科書やそれに関連した副教材、教職員作成のオリジナル教材などが中心となります。
3点目でございます。既存のICTを最大限に活用してできる活動を実施いたします。例えば、調べ学習等を実施しまして、学びに向かう力を評価する材料といたします。
4点目、定期考査の問題作成において3つの観点の評価につながる出題に努めてまいります。
5点目、課題、小テスト等様々な活動を対面のまとまりごとに実施、評価の記録を残し、年度末の総合評価につなげていきます。
以上、5点でございます。
森委員
いろいろなことをお考えのようですが、そうしたことが形骸化されないように、しっかり実行されて、その追跡調査等もできる仕組みづくりをやっていただければと思います。うまくいけば生徒の学力向上に効果的な策定だと思いますので、よろしくお願いいたします。
牧田委員
やはり一番目を引くのが、高校版GIGAスクールについてであり、実際に他の県立高校を見ていますと、県立高校がたくさんあるので、一つ一つWi-Fi導入というのは難しいですが、その点、イチカシの場合にはそこに集中できますから、Wi-Fi等を整備して、それを活用した教育内容とするということを盛り込んで、生徒獲得につなげて充実した学校生活を送ることができるよう努めていただければと思います。生徒も自分でタブレットやスマホを持っていますので、Wi-Fiの整備していけば、他の学校と差別化ができると思いますので、この流れを推し進めていただきたいと思います。
河嶌教育長
続いて、エの「令和4年度の主要な工事の予定について」に、御質問がありましたらお願いをします。
森委員
今、資材や燃料等の価格がすごい上がっていて、何年か前に業者を募集したが、業者が見つからなかったということが起きたと思いますが、そういった懸念はあるのでしょうか。
学校施設課長
資材の調達につきましては、今、森委員がおっしゃったように、ここ数年の半導体ですとかウクライナの情勢とか、なかなか先の見えない状態になっております。こういった各社との在庫の状況ですとか、そういったものをメーカー各社、在庫の状況ですとか、生産体制とか、そういったものは定期的に確認をしながら工事を進めているところですが、どうしても業者にとっては先の見えないところでなかなか応札をしにくい状況も今後考えられますので、できるだけ早めに工事の発注をかけて、余裕を持った工期で工事を進めていければと考えております。
河嶌教育長
続いて、オの「第3回柏市いじめ問題対策連絡協議会について」に、御質問がありましたらお願いをします。
氏田委員
いじめ防止の取組の中で、学校の決まりの見直し、校則の見直し等があったかと思うのですが、実際、どのような取組が行われていたのか教えていただければと思います。
児童生徒課長
いわゆる校則の見直しについては、子供の人権であるとか、多様性の尊重を踏まえたものとなるように、絶えず見直しを図ることを呼びかけているところでございます。昨年10月に、千葉県の弁護士会、子どもの権利委員会から、ブラック校則の実態調査が行われまして、本市についても、当弁護士会より中学校における校則の開示請求がございまして、市立各中学校の校則を提出したところでございます。今年度は検討中も含め、ほぼ全ての学校で見直しを図っているところです。変更内容の一例としましては、服装面で女子制服のスラックス導入だったり、ジャンパースカート、腰下スカートの選択制であったり、あるいは靴下、靴、防寒着等の色の自由化、ジャージの色を男女共通にする、登校時のジャージを可としたなどがございました。頭髪面では細かな指定の表現を緩和して、分かりやすい表記にしたり、ヘアゴムの色の指定を廃止したりといったもの。また、持ち物では、指定かばんの廃止やペットボトルの持ち込みの可、膝かけの使用可などがございました。教育委員会としましては、当事者である児童生徒が主体的に校則について考えて議論し、そのことを通して自立の意識が高まったり、学校と保護者、地域が共通の育てたい子供像に向かって協働したりすることを目指しているところでございます。
氏田委員
つい最近、通勤等でもよく見るような内容が、柏市の中でもきちんと行われているのだなというのを説明を受けて思いましたが、やはりこのいじめというのは、子供たちの間で起こることで、やっぱり上からの決まりごとが、子供たちの中にどれだけ浸透というか、自分たちの決まりが自分たちのものとして捉えられているのかという子供の主体性がすごく大切なことだと思いますので、これからも随時見直しも必要かと思いますが、対策等についてよろしくお願いしたいと思います。
森委員
開発中の取組や学校の対応について、この人権教育プログラム、チェンジャーズを来年度投入であるとか、いじめの重大事態への対応についての対応フロー図の配付について、できれば資料ができた暁には参考に渡していただけると、確認できますのでよろしくお願いいたします。
河嶌教育長
以上で、教育長報告を終わります。
生涯学習部長
議案第1号は、教育委員会の会議の招集を行った場合に告示する事項を追加するとともに、会議の招集に係る手続を整理しようとするものでございます。
議案の詳細につきましては、教育総務課長から説明をさせていただきます。
教育総務課長
まず1点目は、告示の記載事項の追加でございます。これまでは、会議を開催する際は、市役所の掲示場に会議の場所と日時のみを告示することとしておりました。しかし、情報公開の観点から、事前にどのような会議が開催されるのかということを周知するため、会議に付議すべき事件を告示の内容に追加することといたしました。
なお、この告示の内容の追加につきましては、既に令和3年11月から試行的に実施をしております。また、それに合わせまして、ホームページでの公表も併せて行っております。
2点目ですが、第6条の2です。教育委員の皆様が欠席される場合の手続の改正でございまして、これまでの規定ですと、届け出なければならないとなっており、文書のやりとりが想定されますので、口頭でも良い旨を明確にする旨の改正を行うことといたしました。施行期日は4月1日でございます。
御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。
なし
全員賛成可決
生涯学習部長
議案第2号は、学校施設課の分掌事務の一部を改めた上で課名を教育施設課に改めるとともに、指導課にICT推進室を設置したいので提案するものでございます。
議案の詳細につきましては、教育総務課長から説明をさせていただきます。
教育総務課長
初めに、第13条の課、室及び担当の改正といたしまして、学校施設課を教育施設課に改めるほか、指導課内にICT推進室を設置し、ICT推進担当を置くものでございます。
学校施設課から教育施設課への改編の理由でございますが、学校施設だけでなく、生涯学習部所管の施設の工事、建設、修繕のうち一定の設計額を超えるものを分掌事務とするためのものでございます。
また、指導課へのICT推進室の設置は、今後のGIGAスクールの推進に当たり、より業務の専門性・迅速性が求められていることから組織の強化を行うものでございます。
次に、各所属の分掌事務の改正となります。下の別表第1、2の学校教育のところです。
まず、学校施設課を教育施設課に改めることに伴いまして、建設担当につきまして、第8項の施行する施設としまして、従来の学校施設に加え、教育委員会の所管に属する施設のうち設計額が130万を超えるものを対象に広げます。
また、第9項の学校施設の建設に関することを教育委員会の所管に属する施設の建設に関することといたします。対象とする施設を広げるものでございます。
次に、同様に管理担当の改正としまして、第11項の修繕及び第12項の修繕の検査につきまして、教育委員会の所管に属する施設のうち設計額が130万円を超えるものを対象といたします。
次に、新設するICT推進室につきましては、ICT推進担当の分掌事務を新たに第1項から第5項まで定めるものでございます。
最後に、児童生徒課の指導支援担当に、第6項の就学指導に関することを就学相談に関することと改めるものでございます。
以上につきまして、施行期日は同じく4月1日としております。
御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。
氏田委員
就学指導と就学相談という中身なのですけれども、これは、どのように違うのでしょうか。主体は就学指導といった場合には、教育委員会にあって、相談といった場合には、保護者にあるのかなという感じを受けるのですが、主体はどこにあるのですか。
児童生徒課長
基本的に今までも就学相談ということでやってきたのですけれども、記述が指導になっていたので、分かりやすく改めたというところでございます。
全員賛成可決
生涯学習部長
議案第3号は、議案第2号の学校教育部の組織改編に伴い、個別専決事項及び文書記号の設定を行いたいので提案するものでございます。
議案の詳細につきましては、教育総務課長から説明をさせていただきます。
教育総務課長
この議案は、先ほどの教育委員会行政組織規則の改正におきまして、学校施設課から教育施設課への変更とICT推進室の新設に伴い、必要となる2つの規程の訓令を改正するものでございます。
初めに、柏市教育委員会処務規程の改正としましては、第3条の3に、財務・施設・保健担当理事の専決事項として、担当する分掌事務のうち学校施設課を教育施設課に変更するものでございます。名称の変更に伴うものでございます。
また、個別専決事項を定める別表第1第3項の表ですが、課名及び室名につきまして、同様に学校施設課を教育施設課に変更し、さらに、ICT推進室を追加し、部長の専決事項、室長の専決事項を記載するものでございます。
次に、柏市教育委員会公文書管理規程の改正としましては、公文書に付する文書記号を規定する別表第1項の表に、事務局の課名及び室名について、学校施設課を教育施設課に変更するとともに、ICT推進室を追加し、ICT推進室の文書記号を柏教Iと定めるものでございます。
施行期日は同じく4月1日でございます。
御審議のほど、よろしくお願いいたします。
なし
全員賛成可決
生涯学習部長
議案第4号は、柏市行政組織条例の改正に伴い、学校施設の開放事業、これは運動場、体育館、武道場及びプールに関するものでございますが、これに関する事務を補助執行する市長の補助職員を改めたいので提案するものでございます。
議案の詳細につきましては、教育総務課長から説明をさせていただきます。
教育総務課長
議案第4号は、学校施設の開放事業のうち、運動場等のスポーツ利用に係るものを地域づくり推進部のスポーツ課に現在は補助執行していただいておりますが、市長部局の組織改編により地域づくり推進部が廃止となりまして、市民生活部にスポーツ課が移管されることになっております。地域づくり推進部スポーツ課から市民生活部スポーツ課になるものでございます。
これに伴い、スポーツ課が学校施設の開放事業のうちスポーツ利用に係るものを分掌事務とすることから、市長の補助職員としていた者のうち、地域づくり推進部長及び次長を市民生活部長及び次長に改めるものでございます。
なお、平成31年度にスポーツに関する事務を市長部局に移管した際に御説明しましたが、学校開放については、学校教育に支障がない限り開放するということで、学校の管理の部分に関わっているため、概念上は教育委員会に開放するかどうかの権限が残っておりますが、実際の事務自体は、従前のスポーツ課が実施することが効率的であることから、補助執行制度により、市長部局のスポーツ課に事務を行わせております。
次に、柏市教育委員会公印規則の新旧対照表別表第1でございます。
事務で用いる公印につきまして、地域づくり推進部専用印を廃止しまして、市民生活部専用印を作成するものでございます。
別表第2は、作成する公印のひな形を示しております。
公印の種類としましては、教育委員会印、教育長印の2つを作成することとなり、教育委員会印は、学校施設開放運営委員会の委員の委嘱の際に使用します。教育長印は、学校開放の利用団体登録証及び利用許可書に使用いたします。
以上につきまして、施行期日は同じく4月1日としております。
御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。
なし
全員賛成可決
生涯学習部長
議案第5号は、令和4年度における任期付職員の級号給、級というのは格付けでございまして、号給が給与の額になりますが、それの決定の特例を定めたいので提案するものでございます。
議案の詳細につきまして、教育総務課長から御説明をさせていただきます。
教育総務課長
附則第3項の表ですが、「統括リーダー(GIGAスクール・ICT推進担当)」の職に令和3年度に任用した職員を令和4年度も更新することとするものでございます。
それに伴い、その職の令和4年度の給料の格付けを令和3年度と同様同額ですね、柏市職員昇格、昇給等規則によらず、職務内容を踏まえ、現在と同様の6級1号給とすることを定めるものでございます。
施行期日は4月1日でございます。
御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。
なし
全員賛成可決
生涯学習部長
議案第6号は、柏市教育委員会会計年度任用職員の介護休暇、介護時間、子の看護休暇及び短期介護休暇の取得要件を緩和したいので提案するものでございます。
議案の詳細につきましては、教育総務課長から御説明をさせていただきます。
教育総務課長
具体の内容に入る前に、妊娠・出産・育児等と仕事の両立支援のための方策として、12月の定例会におきまして、令和4年1月1日施行に関する休暇の新設と有給化について御審議いただき、御承認賜りました。その流れの一環として、議案第6号でございますが、妊娠・出産・育児等と仕事の両立支援のために一体的に講じる休暇・休業等に関する措置の第2弾となります。
国の非常勤職員につきまして、介護、育児、仕事との両立支援のため、介護及び育児に係る休暇、休業の取得要件を緩和することとなりましたので、国家公務員との権衡を踏まえ、柏市教育委員会の会計年度任用職員についても同様の措置を講じようとするものでございます。
具体の内容ですが、第14条の介護休暇及び第15条の介護時間の取得要件のうち、引き続き在職した期間が1年以上との要件を廃止いたします。
次に、別表第2の表の第2号の看護休暇及び第3号の短期介護休暇の取得要件のうち、6か月以上継続勤務しているものとの要件に、6か月以上の任期が定められているものを加えるものでございます。
これらの改正によりまして、継続的な勤務が見込まれる会計年度任用職員についても、採用当初からこれらの休暇、休業等が取得できることとなるものでございます。
施行期日は同じく4月1日でございます。
御審議のほど、よろしくお願いいたします。
なし
全員賛成可決
学校教育部長
議案第7号は、就学援助費の種類にクラブ活動費を加えるとともに、PTA会費の上限の額の撤廃を行いたいということで提案を申し上げるものでございます。
議案の詳細につきましては、学校教育課長から御説明をさせていただきます。
学校教育課長
改正の内容は3点ございます。
改正の1点目は、表の第8号になります。入学準備金について、令和5年度就学予定者の入学準備金の支給額を国庫補助単価が変更されたことに合わせまして、5万1,060円から5万4,060円に増額するものです。また、小学校6年生の中学校に上がるための入学準備金の支給対象時期を10月から9月に1か月前倒しするものでございます。
2点目は、表の第9号でございます。PTA会費につきまして、これまで小学校は3,450円、中学校は4,260円と設定しておりましたが、この上限額を撤廃いたしまして、実費全額を支給するものでございます。
3点目は、表の第10号でございます。新たな費目といたしまして、クラブ活動等費を追加いたします。表では学期ごとの金額で記載しておりますが、こちらの小学校は年額で4,000円、中学校は年額で7,000円を支給するものでございます。
クラブ活動等費につきましては、クラブ活動、生徒会活動などの特別活動であったり、そのほか児童生徒の教育に関わる費用の支援を目的としております。学用品費と同様に定額で支給することとしております。
施行期日につきましては、いずれも4月1日でございます。
御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。
なし
全員賛成可決
河嶌教育長
次に、議案第8号及び議案第9号は、改正の内容がお互いに関連するものであるため、一括して審議したいと思いますが、よろしいでしょうか。
(全委員 了承)
学校教育部長
議案第8号は、市立小学校及び中学校の職員に係る配偶者同行休業の承認の手続を定めることです。
議案第9号は、市立小学校及び中学校の職員に係る配偶者同行休業について、出勤簿への記載を要することとしたいものでございます。
議案の詳細につきましては、教職員課長から御説明をさせていただきます。
教職員課長
議案第8号について御説明いたします。
千葉県職員については、職員の配偶者が転勤等により、外国に滞在することになった場合に、退職することなく同行することができる配偶者同行休業に関する条例が県において既に制定されておりますので、柏市の教職員について、同休業に係る規定を整えるものでございます。
柏市立小学校及び中学校職員服務規程に第10条の8を新設いたします。
内容としましては、柏市立小中学校の教職員が同休業を取得等をする際に、服務を監督する市教委を経由して、任命権者である県に申請書等を提出することになっています。
第1項は、柏市立小中学校の教職員が配偶者同行休業を新規で承認を受けようとする際の手続を規定してございます。
第2項については、期間の延長についてございます。
第3項については、状況の変更の届けについて、承認を受ける際の規定を設けております。
第4項については、教職員から申請があった際に、校長が副申を添えて提出しなければならないことについてが記載されております。
次に、議案第9号について御説明いたします。
柏市立小学校及び中学校管理規則の第40条の第2項に、同休業について、出勤簿にその旨の記載をすることとするよう記載されております。
議案第8号及び第9号の施行日は、令和4年4月1日となっております。
御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。
河嶌教育長
この休業を現在取得している職員というのは何名いますか。
教職員課長
資料は手元にないのですが、私の確認できるところでは1名はいると思います。
全員賛成可決
河嶌教育長
次に、議案第10号及び議案第11号は、改正の内容がお互いに関連するものであるため、一括して審議したいと思いますが、よろしいでしょうか。
(全委員 了承)
学校教育部長
議案第10号及び11号は、小中学校と同様に高校の教職員についての議案になります。
第10号につきましては、柏市職員配偶者同行休業条例の施行に伴い、配偶者同行休業の承認手続に関し必要な事項を提案するものです。
議案第11号につきましては、同条例の施行に伴い、出勤簿に記載する事項を追加したいので提案するものでございます。
議案の詳細につきましては、教職員課長から御説明をさせていただきます。
教職員課長
議案第10号及び議案第11号については、市立高校の教職員について、先ほどの小中学校と同様に配偶者同行休業についての改正でございます。
高校の教職員については、県の条例ではなく、柏市の条例が適用されます。
今回、柏市配偶者同行休業条例が令和4年4月1日に施行されますので、必要な改正を行います。
内容につきましては、議案第8号及び第9号の小中学校の教職員が同休業を取得する際の手続に関する規定と同様となっております。
施行期日は、令和4年4月1日でございます。
御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。
なし
全員賛成可決
次回定例会予定
教育委員会令和4年第4回定例会
日時:令和4年4月28日木曜日
開会:午後2時00分
場所:沼南庁舎501会議室
河嶌教育長
続いて、来月の行事予定についてお願いします。
生涯学習部長
生涯学習部から、現在沼南庁舎1階にある郷土資料展示室で、3月15日から新しい芹沢銈介企画展を開催しておりますので、御高覧いただければと思います。
そして、以前教育委員の皆様にも御視察いただきました旧手賀教会堂が、桜が咲く時期になってまいりましたので、併せて御覧いただければと思います。PRも含めてよろしくお願いいたします。
学校教育部長
続きまして、学校教育部でございますが、令和4年度の始業式につきましては、2週目の5日火曜日からとなっております。その週の木曜日、金曜日に市立高等学校、中学校の入学式を、11日の月曜日に小学校の入学式ということで予定を組んでおります。卒業式、もう幾つかの学校につきましては、来賓は御遠慮願っておりますが、保護者を1名か2名、各学校により違いますけども、場合によっては在校生の一部を教室の中で式の様子をタブレットで見させるというようなこともやっておりますので、そこはまた順次この年度末の状況を鑑みながら、各学校で考えていくということになっております。
河嶌教育長
そのほかに何かございますでしょうか。
河嶌教育長
それでは以上をもちまして、全ての日程を終了いたします。
閉会とします。
ありがとうございました。
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