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更新日令和4(2022)年2月24日

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柏市教育委員会令和4年第1回定例会会議録

1.日時

令和4年1月27日(木曜日)

  • 開会 午後2時00分
  • 閉会 午後2時43分

2.場所

沼南庁舎501会議室(沼南庁舎5階)

3.出席した教育長及び委員

教育長 河嶌 貞

委員 森 秀夫

委員 深田 恒子

委員 氏田 青津子

4.教育長及び委員並びに傍聴人以外の出席者

生涯学習部

生涯学習部長 宮島 浩二

教育総務課長 新井 賢蔵

生涯学習課長 沖本 雅樹

文化課長 田口 大

図書館長 五津 和則

学校教育部

学校教育部長 須藤 昌英

学校教育部理事 後藤 義明

学校教育課長 松澤 元

学校教育課統括リーダー 木村 利美

学校財務室長 関根 江里子

教職員課長 三浦 邦彦

学校施設課長 浅野 晃

学校保健課長 中村 泰幸

指導課長 並木 孝樹

児童生徒課長兼少年補導センター所長 藤崎 英明

市立柏高等学校長 中村 淳一

教育研究所長 萩原 亜希子

事務局

教育総務課統括リーダー 浦上 義史

教育総務課副主幹 佐藤 香

教育総務課主査 関谷 正行

5.傍聴に関する説明

河嶌教育長

 傍聴の確認を行います。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項の規定により、会議は原則公開となっています。
 本日は、傍聴希望者が1名いらっしゃいますので、柏市教育委員会会議傍聴規則第1条の2第2項の規定に基づき報告いたします。なお、傍聴の方は、受付時に御確認いただいた傍聴要領に従い、傍聴してくださるようお願いいたします。

6.開会宣言

河嶌教育長

 ただいまから、教育委員会令和4年第1回定例会を開会いたします。

7.前回会議録の承認

令和3年第12回定例会会議録について全委員異議なく承認した。

8.教育長報告

報告

生涯学習部長

 教育長報告は、全部で4件ございます。
 まず初めに、アの「市議会令和3年第4回定例会について」を、私と学校教育部長から御報告をさせていただきます。
 市議会令和3年第4回定例会は、令和3年11月29日に開会し、翌12月17日に閉会をいたしました。私からは、市議会定例会における質疑並びに一般質問のうち、生涯学習部に関係する内容について、主な内容を、3点御報告させていただきます。
 1点目、こども図書館についてでございます。
 市長が施政方針で述べている、駅前に「こども広場」「こども図書館」を設置することについて、市長の具体的なビジョンと今後のスケジュールについて示されたいという質問がございました。
 これに対しまして、柏市においても「こども広場」や「こども図書館」のほかに、子育て支援に必要な交流から相談、支援に関する一連の流れをまとめて分かりやすい形で提供することが重要であると考えること、「いつ頃」、「どこに」というところまで、まだ具体的に固めているわけではないが、子育て世代にとって、安心して子育てができる街だということを実感していただけるよう取組を進めたいことを市長から答弁させていただいております。
 2点目は、若者等の支援についてでございます。
 18歳は、児童福祉法の切れ目の年齢であり、18歳以降、しばらくの間は様々な点ではざまの時期となり、支援の不足や孤立化等が問題となっている。柏市における18歳以降の青少年の支援の現状は、どのようになっているのかとの質問がございました。
 これに対しまして、18歳は、将来を見据えて大学進学を決めたり、社会人になったりする時期である一方、ニートや引きこもりの問題も深刻化していること、青少年が困難な状態に陥ることを防ぐためには、普段から家庭のほかにも居心地の良い場所を持ち、何かあった時に支えてくれる人との関係を築いておくことが大切であることから、他市の取組について情報収集を行い、青少年の支援に取り組んでいくことを私から答弁させていただいております。
 3点目は、文化行政についてです。
 コロナの影響による文化芸術団体の活動状況の実態把握を実施し、今後に生かしてはどうかとの質問がございました。
 これに対しまして、コロナにより文化活動を自粛せざるを得ない状況は認識しており、現在、新しい生活様式を受け入れ、各団体は工夫を重ねながら少しずつ活動を再開していること、そのような団体の努力や現状を把握し、ウィズコロナ時代における文化活動の在り方や今後の施策を検討していきたいことを私から答弁させていただいております。

学校教育部長

 続きまして、学校教育部に関する内容について、3点御報告申し上げます。
 1点目は、GIGAスクールについてでございます。
 オンライン授業は、どのように実施されているのかとの質問に対し、柏市教育委員会でマニュアルを作成し、文書やホームページにて各学校に周知、支援を行っている。また、ビデオ会議のツールを利用することで教室と家庭を簡単につなぐことが可能となっており、今後も、いつでも簡単にオンライン授業の実施が可能となる環境創りに努めていくと答弁しております。
 出前授業等で外部講師が授業を実施する際に、児童生徒に端末を活用させることができるのかとの質問に対しましては、ALTと教室をオンラインでつなぐ遠隔授業を実施するなど、様々な活用が広がりつつある。今後も、子どもたちの資質・能力を十分に育成することができるよう調査・研究を進めていくと答弁しております。
 また、柏市GIGAスクール構想の取組における主な課題について問われまして、4点お答えしております。1点目、「ネットワーク回線の改善」につきましては、接続に関する構成の見直しを行い、状況の改善が見られている。2点目、「効果的な活用事例の提示」に関しましては、教科での活用推進のため、研究校や柏市独自で立ち上げた1人1台端末を活用した授業改善検討委員会で活用事例を作成しており、今年度末に提供する予定である。3点目、「教職員や児童生徒へのICT活用サポートの必要性」に関しましては、研修を実施するとともに、学校に配置しているIT教育支援アドバイザーによる研修会や相談会、授業での児童生徒への活用サポートなど、すぐに活用を支援できる体制を整えている。4点目、「情報モラルの育成」に関しましては、フィルタリング等によって安心・安全な環境を確保しているが、実際に活用しながら指導を繰り返すことで、自ら適切に情報を扱う力が醸成していくと考えると答弁しております。
 端末の持ち帰りに関し、「重さ」の面で児童生徒へ負担がかかってきていると思うが、どのように対応しているかとの質問に対しましては、端末の持ち帰りには適切な配慮が必要であると考えており、教育委員会では、児童生徒の発達段階や学習上の必要性を考慮して判断するよう各学校に周知・指導を行い、学校の実態に合わせて持ち帰りを実施していると答弁しております。
 また、学校外のタブレット活用について、保護者の意見をどう把握しているかとの質問に対しましては、今年度は試行錯誤しながら実施しており、家庭での活用時間や使い方、健康面への影響について、保護者も心配をしていることは認識しており、今後、適切な運用のため、今年度末に児童生徒、教職員、保護者からのアンケートを実施する予定であると答弁しております。
 ICT環境のない家庭への支援、理解をどう進めていくのかとの質問に対しましては、インターネットの接続環境が整わない就学支援の家庭には、Wi-Fiルーターの貸出しを行っており、その他の家庭については、協力をお願いしていると答弁しております。
 2点目、学校給食センター及び柏市学校給食将来構想につきましては、市長からも答弁をしていただいております。
 給食センターの建替え、自校方式給食室の改修、沼南地域の自校方式化、柏市学校給食将来構想の見直し、新たな計画等の策定について、今後どのように進めていくのかとの質問に対しまして、学校給食については、食育の重要性を鑑み自校方式を維持することが望ましいが、学校給食将来構想では学校給食衛生管理基準を満たした施設整備が困難と認識しており、今のところ工夫で対応している状況を踏まえ、今後、学校別の詳細な調査を行い、再検証することを教育委員会に要請した。方針転換には、新たな計画等の策定が必要になるが、今後の調査結果を踏まえ、将来構想の取扱いを協議する。一方、現在の給食センターは老朽化が著しく、建替えが急務であるため、自校方式維持の検討と並行して整備事業を進めていくと市長から答弁しております。
 他市では今の自校方式給食でも新しい学校給食衛生管理基準に対応できているのではないか。子どもたちに感謝の気持ちを育むには自校方式給食が必要ではないかとの質問に対しましては、給食開始が早かった小学校は給食室が狭く、学校給食衛生管理基準を満たしておらず、全国的な課題となっている。今後、自校方式を維持する際は、可能な限り学校給食衛生管理基準に対応するよう施設を拡張し、調理現場の負担を解消していくつもりであると市長から答弁していただいております。
 3点目は、コロナ禍の学校生活及び学校行事についてでございます。
 小学校6年生や中学校3年生の進級・受験等を含め、現在の学校生活の状況はどのようになっているかとの質問に対しまして、学校行事に関しましては、各学校が活動内容や実施時期を工夫しながら行っており、保護者からも安心したとの声がある。また、中学校3年生及び市立柏高等学校3年生の希望者を対象としたワクチン接種を実施した。今後も、各学校において感染防止対策の徹底を図っていくが、全ての子どもたちが安心して学校生活を送ることができるよう、教育委員会としても、引き続き、学校に寄り添った支援をしていくと答弁しております。
 また、新型コロナウイルスワクチンの接種率が高くなったことで、学校での感染予防対策は緩んでいないか。取組状況を確認したいとの質問に対しましては、学校における感染予防対策は、ワクチン接種を考慮しておらず、従来からのウイルスを学校に持ち込まない・広げないことを重点とした対策を継続している。学校では、ワクチン接種は本人の意思や保護者の同意に基づき行うものであり、強制してはならないこと、様々な理由により接種することができない人や望まない人もいることから、接種を受ける、受けないによって差別やいじめなどが起こらないように指導していると答弁しております。

生涯学習部長

 続きまして、市議会令和4年第1回定例会の会期日程について、御報告をさせていただきます。
 日程についてですが、招集日が2月25日金曜日、最終日の議案等採決が3月22日火曜日の会期となっております。その他、日程の詳細は資料のとおりでございます。
 次に、イの「令和4年柏市新成人のつどいについて」及びウの「令和3年柏市新成人のつどい集合形式での開催中止に伴うフォトスポットの設置について」を、生涯学習課長から御報告させていただきます。

生涯学習課長

 まず、令和4年柏市新成人のつどいについて、報告いたします。
 成人式につきましては、令和4年1月9日及び10日の2日間にわたり、柏市民文化会館にて開催しました。御出席いただいた教育委員の皆様には、感謝申し上げます。
 まず、参加者についてですが、男性が1,577名、女性が1,419名であり、全体で2,996名の参加がありました。出席率につきましては68.8パーセントでありまして、一昨年に集合形式で開催したときには65.3パーセントですから、3.5ポイント上昇したことになります。
 次に、式典についてですが、市内各中学校の卒業生25名が実行委員となり、昨年6月から企画を検討したところです。その企画の内容としましては、市立柏高等学校吹奏楽部の演奏や恩師からのビデオレター、また、若者に人気のユーチューバーでありますスカイピースから新成人に向けての応援メッセージを、映像で流しました。また、新企画として、新成人の代表が舞台に登壇し、新成人になった想いを踊りやスピーチなどによる表現する企画も実施したところです。
 次に、新型コロナ対策ですが、マスクの着用の徹底や検温及び手指消毒の実施。また、会場では、一席ずつ間隔を空け、前後は互い違いに着席させるとともに、各部終了時に会場の換気、座席の消毒を実施するなどの対策を行いました。
 また、新型コロナウイルスへの不安から会場に来られなかった方たちのために、新成人専用のページにおいて動画を配信したところです。
 引き続きまして、令和3年柏市新成人のつどい集合形式での開催中止に伴うフォトスポットの設置について、当事業が終了したことについて報告をいたします。
 この事業につきましては、昨年の話になりますが、本来であれば成人式を集合開催する予定であった令和3年の新成人、こちらの方は残念ながら昨年はオンラインでの開催となりましたが、この方たちに対しまして、もう一度家族や友人が集えるきっかけとなるよう、市内5か所に資料のイラストのようなフォトスポットを設置したところです。
 設置をしましたのは、令和4年1月15日及び16日の午前10時から午後5時であり、ららぽーと柏の葉やモラージュ柏、リフレッシュプラザ等、市内5か所にフォトスポットを設置しました。
 利用者数につきましては、1月15日が15組43名、1月16日が22組60名で、2日間の合計につきましては37組103名となっております。なお、このうち、本来の趣旨である令和3年新成人は1組の10名でありました。

学校教育部長

 続きまして、エの「柏市の「いじめ」の状況について(令和3年度2学期)」を、児童生徒課長から御報告申し上げます。

児童生徒課長

 柏市立小中学校の令和3年度2学期のいじめの状況調査の集計結果がまとまりましたので、御報告いたします。
 2学期のいじめの認知件数は、小学校2,906件、中学校374件でございました。小学校42校、中学校21校、全ての学校で認知がありました。認知件数の昨年度同時期との比較は、添付資料のとおりでございます。昨年度は臨時休校など、新型コロナウイルスの影響により大幅にいじめ認知件数が減少しておりました。今年度と令和元年度同時期との比較では、いじめの認知件数は小学校で246件、中学校で224件、小・中学校合わせて470件減少しております。
 学校から報告を受けたいじめのうち、欠席日数が続くことによって重大な事態に至るおそれがあると考えられる件数として、中学校で1件の報告を受けております。その後、現在は、本人が安心して相談・登校できる方向に向けて、学校とスクールソーシャルワーカー、教育委員会が連携をして対応を続けているところでございます。
 いじめの態様については、「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、いやなことを言われる」の割合が小中学校ともに最も多く、次いで「軽くぶつかられたり、遊ぶふりをして叩かれたり、蹴られたりする」となりました。令和元年度同時期と比較し、どの項目も全体的に減少をしております。一方で、「軽くぶつかられたり、遊ぶふりをして叩かれたり、蹴られたりする」の項目については、令和元年度より増加しており、新型コロナウイルス対応による「人との関わり方」がうまくいかなくなっていることも考えられます。新型コロナウイルスとの関連性については今後も検証し、子どもたちが対話による解決ができるよう、各学校へ呼び掛けてまいります。
 「金品」に該当するものとしましては、いずれの項目も小中学校ともに直接「金銭」に関わる報告はなく、文房具等の学用品が中心でございました。
 「パソコンや携帯電話等で、誹謗中傷やいやなことをされる」の項目については、小学校で件数が減少しております。小学校については、「オンラインゲームで悪口を言われる」、中学校については、LINEの仲間外れやネット上の誹謗中傷など、SNS等によるいじめ報告があるため、今後も注視してまいりたいと思います。
 今後も、必要に応じて「いじめ未然防止」、「情報モラルの啓発」等、担当指導主事が要望に応じて各学校を訪問し、学校の取組を積極的に支援してまいります。

学校教育部長

 教育長報告は、以上でございます。

質疑等

河嶌教育長

 まず初めに、アの「市議会令和3年第4回定例会について」に、御質問がありましたらお願いをいたします。

氏田委員

 若者支援について、お伺いしたいと思います。
 18歳前後世代の課題として、ニートやひきこもりの問題も深刻化しているという答弁がありましたが、今現在、どれほどのニートやひきこもりがいるのか、どのように把握しているのでしょうか。
 また、義務教育を終え、高校等に一度は行っても途中で中退した子や、どこにも属してない子どもたちに対する支援というのは、どこでサポート、フォローしているのでしょうか。

生涯学習課長

 ニートやひきこもりの問題が深刻化しているということですが、一般的な話として申し上げたところであります。その詳しい数字については、大変申し訳ないのですが、私どもとしては把握はしてないのですが、あくまでも、これは類推になるものの、15歳から39歳の市内人口、こちらが11万1,497名おりまして、これに全国のひきこもり係数が2.8パーセントございますので、これを乗じたことによると3,200名程度いるのではないかと類推されます。
 次に、義務教育を終えて高校にも属していない人たちへの支援をどこで行っているかについてですが、高齢者や障害者、子どもなど、専門的に支援制度が整えられてきた分野と比較しまして、本市では、直接的な相談窓口や支援の仕組みが充実しておらず、支援の手が行き届きにくい部分であるとは認識をしております。このため、福祉部門で政策を行う部署において、来年度、ニートやひきこもりの数などを含めた調査をするということでありまして、この調査結果に基づきまして重層的支援体制整備事業としまして、従来の高齢、障害、子どもなどの分野別支援とか、体制づくりをベースとしつつも、分野を問わない、あるいは複雑化した課題を抱えた方に対しまして、各専門機関がスクラムを組んで相談から課題解決に向けた必要な一連の支援をすると聞いております。また、生涯学習課としましても、今後、青少年の居場所づくりということで居場所事業を検討していくこととしておりまして、柏の実情に合った青少年の支援に取り組んでまいりたいと考えております。

氏田委員

 ありがとうございました。このところ、コロナ禍ということもあって不登校の子どもたちが増えているということは、これから15歳前後の子どもたちが、一体どのような成長をしていくのだろうかということを考えたとき、この若者支援というのは非常に大切なところであるかなと思いますので、今後、分野を問わず、福祉部門等で横断的にやっていくということでしたので、そこら辺を一人一人の子どもに寄り添った対応をお願いしたいなと思います。

深田委員

 若者支援等のことで、質問ではないのですけれども、ちょっと意見を述べさせていただきたいです。
 18歳以降の支援については、全国的にも大変重要な問題だと思っています。全ての方がというわけではないのですけれども、若年層の妊娠や出産によってのネグレクトやヤングケアラー、また、幼児期の生活環境によって引き起こってしまう発達障害など、こういった負の連鎖を断ち切る意味で早急に取り組む必要があると思っています。柏市では、令和8年をめどに児童相談所の設置が予定されていますけれども、ぜひ、この18歳以上のはざまの問題に早急に取り組んでほしいなと思っています。

森委員

 GIGAスクールについて、実際に、クロームブックを、端末を使って授業を、先生方、行っていただいていると思うのですが、その割合が、小学校が45分、中学校が50分という授業の中で、大体どのぐらいの割合、使われているのかという活用状況が分かりましたら教えていただければと思います。
 あと、それが学校間によって、かなり違う場合があるのか、教科間によってどの程度違うのかということも分かれば、教えていただければと思います。

指導課長

 初めに、クロームブックの活用状況についてお答えします。
 授業での活用は進んできておりますが、教科、単元、学習過程等での活用の状況が異なることから、1単位での比較は困難と思われます。しかしながら、活用頻度については、教職員を対象としたアンケートを2月上旬から下旬にかけて実施していく予定ですので、集計ができましたら情報を共有させていただきます。
 次に、学校間による活用状況についてお答えいたします。
 どの学校も日常的な活用は進んできておりますが、学校間で活用に差が生じてきていると認識しております。そこで、柏市教育委員会では、IT教育支援アドバイザーやGIGAスクールサポーターを週に1日配置したり、GIGAスクール専用ホームページを開設して定期的に情報発信をしたりするなどして支援しております。来年度は、さらなる支援が図れるよう、IT教育支援アドバイザーの増員などを予定しております。引き続き、どの教職員も抵抗なく活用が進められるように支援してまいります。
 最後に、教科での活用状況についてお答えいたします。
 教科での活用については、どの教科でも活用が見られています。特に小学校では、生活科や総合的な学習の時間での調べ学習で、中学校では、国語、社会、数学、理科、英語の主要5教科での活用が多く見られます。

森委員

 ありがとうございました。十分に活用していただいてるようですが、その活用事例を作成するということですので、その事例集も、ちょっと拝見したいなと思いますので、完成しましたら見たいと思いますので、よろしくお願いいたします。

深田委員

 GIGAスクールのことで、ちょっとお聞きしたいことがあります。
 重さについての質問が議会であったようなのですけれども、ちょっと、うちの中3の息子のバッグを量ってみたところ、9キロあったんですね。これは、タブレットを入れての重さだったのですけれども、小学校を卒業して入学したばかりの子どもたちには、これはちょっと負担が大きいのではないかなと思ったのですが、対策等は考えていらっしゃるのかなと。

指導課長

 教育委員会では、端末持ち帰りの際の、そのほかの携行品に関して、児童・生徒の発達段階や学習上の必要性を考慮して判断するよう各学校に周知を行い、各学校の実態に合わせて持ち帰りを実施しているところです。今後も、持ち帰りの際の負担軽減のため、周知の徹底を行ってまいります。

深田委員

 少しでも軽くするには、例えばノートですが、A4が主流になってきているようなのですけれども、それをB5に戻すなど、小さな事ですがそういった取組をしていっていただきたいと思いました。

河嶌教育長

 続いて、イの「令和4年柏市新成人のつどいについて」及びウの「令和3年柏市新成人のつどい集合形式での開催中止に伴うフォトスポットの設置について」に、御質問がありましたらお願いをします。

氏田委員

 質問ではなく、感想です。今回、1年ぶりに新成人のつどいに参加させていただきまして、やはり、こういう式が、正味1時間の式典だったと思いますけれども、実際に人と出会って、あと久しぶりに同級生と出会って、こういうつどいが開かれるのは、とてもいいことだなと思ったのが第一の感想です。その中で、実行委員会が企画した「あなたの想い」というテーマの下に、新成人で、スピーチを述べた人、それから踊り等を披露した人がいましたけれども、やはり同じ同級生で、ああいう活躍している方たち、今、どういうことを想っているのかというのを一番真剣に聞いていたのではないかなと思いましたので、こういう企画は大変いいなと思いました。

河嶌教育長

 次に、エの「柏市の「いじめ」の状況について(令和3年度2学期)」に、御質問がありましたらお願いいたします。

氏田委員

 いじめを認知した件数が増えているのに、解消している件数が少なくなっているのが、ちょっと気になりました。と言いますのは、今年度は、多分、昨年度からですけれど、1学期から緊急事態宣言とか、まん延防止等重点措置が発せられて、このコロナ禍の下、子どもたち、本当に、かなり窮屈な生活を余儀なくされているのではないかなと推察します。先ほどの説明では、これからコロナ禍の関連も検証していきたいということでしたけれども、やはり、何らかの形で、かなり子どもたちが、面と向かって子どもと接することができないとか、あと、常にマスクの生活であったり、それから黙食であったり、かなり窮屈な生活をされていると思いますが、それも教育委員会の方では、どのように分析されているのでしょうか。また、解消に向けては、もしあるとするなら、どのような手立てがあるのか、聞かせていただきたいと思います。

児童生徒課長

 解消している件数が減っているということにつきましては、いじめの解消の定義である、少なくとも3か月ということを各学校に徹底しておりまして、2学期に新たに認知しているいじめは、全て未解消としていることが影響しているかと思われます。そのため、令和2年度末に未解消となったいじめについては、今年度追跡調査を行いまして、解消率については、小学校では99.6パーセント、中学校では100パーセントとなっております。今後も、安易な解消と捉えるのでなくて、追跡調査を行いながら解消に向けた努力を進めてまいりたいと考えております。
 また、コロナ禍による感染予防対策によって、学校生活の中ではソーシャルディスタンスや行事等の集団活動の制限など、人と関わることが難しくなって、ストレスを抱えてしまいやすい状況が続いております。また、子どもたちが人間関係を築いていくトレーニングをする場面というのも少なくなっているということも否めないかと思われます。いじめの態様の中でも、暴力行為が増加しているということも、もしかしたらコロナ禍の影響があるのではと予測はしておりますが、エビデンスがあるわけではございませんので、今後も検証してまいりたいと思います。
 いずれにしましても、いじめの解消に向けて、子どもたちが相談しやすい環境創り、また、安易に謝罪のみで解消としないような継続的な見守り、いじめの被害を受けた子どもたちに寄り添った支援、こういったことを各学校と連携しながら教育委員会としては進めていきたいと考えております。

氏田委員

 ありがとうございました。そうですね、まだ2学期の段階ですから、こういう形なんですよね。分かりました。本当に、教育活動と感染防止対策、この両立、本当に大変かなとは思いますけれども、一人一人の子どもに寄り添った教育活動が学校現場等でできていけば、本当にありがたいなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

森委員

 昨年度もお願いしておるのですが、いじめの状況について、市立高校の報告をしていただければと思います。

児童生徒課長

 これまで、市立柏高等学校のいじめ調査及び報告につきましては、小中学校とは別の時期、また別の方法で実施しておりました。これは、市立高校を管轄するのが教職員課、義務教育のいじめ等を管轄するのが私ども児童生徒課といったところで分かれていたというところで、そうなっております。ですので、今回の2学期分については、市立高校は入れておりませんが、3学期、全てのデータがそろった時点で、次年度、報告を合わせて行いたいと考えております。
 なお、今年度、委員の皆様から、そういった御意見をたくさん頂きましたので、次年度からは、市立柏高校についても小中学校と合わせて年間3回、また、その調査の内容についても小中学校と合わせた形にしまして、報告についても小中学校と同様の集計内容をそろえた報告をしてまいりたいと考えております。

河嶌教育長

 以上で、教育長報告を終わります。

9.議事

議案第1号 柏市学校運営協議会設置運営規則の一部を改正する規則の制定について

説明

学校教育部長

 議案第1号につきましては、地域とともにある学校を掲げておりますコミュニティ・スクールの核となります学校運営協議会の委員の構成を改め、及び会議の書面による議事に関し必要な事項を定めたいので提案するものでございます。
 詳細につきましては、学校教育課長から御説明申し上げます。

学校教育課長

 こちらは、コミュニティ・スクールを設置した学校におきます学校運営協議会の委員の構成を改めること及び会議の書面による議事に関し必要な事項を定め、提案させていただくものでございます。
 改正の1点目でございますが、これまで学校運営協議会を構成する委員を、対象となる学校の教員としておりましたが、教職員とすることにより、事務職員の参画を可能にし、協議会活動の活性化を図りたいと考えております。
 改正の2点目でございます。こちらは、感染症のまん延防止を含めまして、やむを得ない事情により対面による会議を行えない場合の書面会議による議決の規定を追加するものでございます。
 以上、御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。

質疑等

なし

採決結果

全員賛成可決

10.協議

次回教育委員会定例会の開催日程について

次回定例会予定

教育委員会令和4年第2回定例会

日時:令和4年2月24日木曜日

開会:午後2時00分

場所:沼南庁舎501会議室

11.その他

月間行事予定

河嶌教育長

 続いて、来月の行事予定についてお願いします。

生涯学習部長

生涯学習部分につきましては、特に御案内する事項はございませんが、教育総務課長から補足をさせていただきます。

教育総務課長

 事務的に、補足・訂正をさせていただきます。令和4年2月行事予定表の生涯学習部の5日の「託児スペースあり♪癒しのギフトコンサート」が、コロナの理由により託児スペースがなくなりました。続けて、21日月曜日、社会教育委員会議に加えまして、第2回柏市公民館運営審議会(ラコルタ柏集会室1・2・3)にて15時30分から17時まで。この行事が加わりました。

学校教育部長

 続きまして、学校教育部所管分でございますが、2月22日火曜日、いじめ問題対策連絡協議会につきまして、児童生徒課長より御説明申し上げます。

児童生徒課長

 22日、いじめ問題対策連絡協議会、今年度第3回目となります。1回目、2回目と、コロナの影響として書面開催といたしました。今年度、まだ一度も対面で行っておりませんので、22日の第3回については、オンラインと対面のハイブリッドで感染対策を十分に講じた上で実施したいと考えております。

河嶌教育長

 月間行事予定について、何か御質問等ございますでしょうか。
 そのほかに何かございますでしょうか。

12.閉会宣言

河嶌教育長

 それでは以上をもちまして、全ての日程を終了いたします。
 閉会とします。
 ありがとうございました。

お問い合わせ先

所属課室:教育総務部教育総務課

柏市大島田48番地1(沼南庁舎3階)

電話番号:

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